双竜死す!
俺が転移で双竜のいる場所に向かうとそこには一人の冒険者がいた。どうやら双竜のことを知らなかったようだ。気絶して倒れているので俺はその女の人を担いで双竜に死滅魔法をかけた。そして双竜は体中から血を噴出して死んだ。我ながらえぐい殺し方だと思うが一人みられると面倒なのでとっとと終わらせることにしたのだ。そして双竜をモンスターに食わせるとモンスターのランクがさらに上がっていっきにSランクになった。それに伴いモンスターがネームドモンスターとなって名前を付けられるようになった。俺はモンスターにシンという名前を付けた。新種なのでシンだ。われながら安易だと思うが呼びやすいのが一番だろう。
そしてシンと一緒に双竜を倒して俺は担いでいる少女をどうするか考えた。とりあえず俺は少女をギルドに連れて行って引き取ってもらうことにした。そして知ったのだが少女はAランクの冒険者だったようだ。おおかた調子に乗って返り討ちに会ったってところだろう。そう思い俺は少女を預けて宿に帰った。シンがSランクになったことでいよいよ扱いに困ってきたのでそのうちダンジョンでもつくってそこで育てようと俺は思った。正直召喚して数日でここまで強くなるとは思わなかったのでこれならシンを素材にして道具でも作ろうかと思ったがシンの顔が青ざめていたのでやめた。まあ、仮にも数日ともにいたのだからそんなことはしないが。たぶん。そして俺はその夜双竜がなぜ出てきたかを調べるために自分に阻害系魔法をかけて双竜の出所を探った。そして分かったのはどうやらこの国の宝物子から誰かが召喚陣を盗み出しそれを使ったようだ。まあ、使い方をよくわかっていなかったようで呼び出した双竜にくわれたのはなんとも間抜けな話だが。そして俺は召喚人を宝物庫に転移して再び宿に帰って寝た。