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ギルドに登録しに行こう

とりあえず城からでた俺はこれからどうするか考えながら歩いていた。城をでたはいいが何をするか具体的に考えていなかったのだ。神なのに計画性はあまりないのである。そうしてふらふらと歩いているといつの間にか町はずれに来ていたようだ。特に見るものもなさそうなので俺は来た道を戻ろうとした。すると目の前に三人の男たちが立っていた。「へへっ。兄ちゃん。悪いことは言わねえ。金を出しな」リーダーっぽい男が俺に脅迫してきた。「お金は持ってません」「嘘だな。その服はかなり上等なものだろ?俺の目はごまかせないぜ」本当にお金は持っていないのだが「それとも痛い目見ないとわからねえのか?」そういっておとこたちは腰からナイフをとりだす。あんなもので切られてもなんともないのだがとりあえずは撃退することにする。召喚魔法を使ってモンスターを呼び出した。「な、なんだと!?お前、召喚士だったのか!くそっ」そういって男は舌打ちするがもう遅い。俺の召喚したモンスターは生物を喰らうことで自己の判断に基づき進化するタイプのいわば新種である。まあ、神様がやってしまうと基本的にやりすぎなものしかできないのでしかたないのだが。そう思いながらも俺はモンスターに命令する。「そいつらを食べろ」そういうと待ってましたと言わんばかりにモンスターは三人の男を捕食した。割とぐろい。自分で召喚しておいてなんだが、これからは人間は食べさせないようにしよう。だって内臓とかぶちまけて食べるんだぜ。衛生的に汚いだろ。そうして俺がぼうっとしているとあっという間に三人の男を食べ終えたモンスターが早速進化を始めた。この時点でDランクのモンスターと同程度のモンスターとなった。ちなみにモンスターの階級にはSSからFまであり、Bで一流の戦士が一人でなんとか倒せるレベルだ。町のごろつきならEが限界だろう。そうして姿の変わったモンスターは男の装備していた武器などを渡してきた。何を伝えたいのか俺は考えた。そして分かった。そうか、この武器を売れば金になるじゃないか。そう思い俺はさっそく武器屋に向かって買い取ってもらった。さすがに全部売っても大した額にはならなかったがそれでも一日の宿代くらいにはなるだろうと思い俺は宿に向かった。宿につくと受付の女の人にお金を渡した。宿は一泊五百ゴールドだった。売ったお金が大体三千ゴールドだったのでしばらくは問題なさそうだ。俺はモンスターに町の外でモンスターを狩ってくるように命じて風呂に入ってねた。

朝だ。俺が起きると町の人たちはもう働いていた。それもそうか、この世界の人たちは朝が早いようだ。俺は眠いからだを起こしながら宿のカウンターで朝ご飯をすまして宿をでた。宿を出ると昨日俺が召喚したモンスターがいた。姿も変わっているのでどうやら進化したようだ。ランクがBに上がっている。恐ろしいほどの成長速度だ。まあ、召喚したのが俺なので何とも言えないが。とりあえず今からお金稼ぎのために冒険者になりにギルドに向かった。ギルドに登録しておくと毎月一定の額を納める代わりに仕事を回してもらえるのだ。なので基本的には町に住む人がギルドに登録している。俺は冒険者ギルドにつくとさっそく受付に向かった。「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用事でしょうか」そういって明るい声で受付嬢さんは聞いてきた。「今回はギルドへの登録と簡単な討伐依頼を受けたいのですが」「分かりました。職業は魔物使いでよろしいですか?」「はい」どうやらこのモンスターを見て俺の職業を魔物使いと思ったようだ。「それでは最初はゴブリンの討伐でどうですか?初心者でもパーティーを組めば簡単に討伐できますよ」「じゃあそれで」「討伐したらこちらのギルドカードに登録されますのでそれを見せてください」「分かりました」そうして一通りの説明を受けた俺はギルドからでてゴブリンの討伐に出かけた。

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