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どうやら異世界転移してしまったようだ。

今僕たちのクラスは異世界召喚という小説では割とよくある中のクラス転移というやつを体験していた。

「なあなあこれから俺たちどうなるんだろうな?」そういって俺に聞いてきたのは俺のクラスメイトの一人真田敦司だ。「さあな。まあ今から王様とか王女とかとりあえずお偉いさんのところに連れていかれるのは確実じゃね」「そっか。それでさ、これから俺等帰れるのかな。もとの世界に」「普通は魔王とかそういったの倒せとか言われるんじゃね」「うげっ。俺そうゆう肉体労働好きじゃないんだけど」まあそんなこと俺に言われてもどうしようもない。「まあ、これからどうなるかなんて俺たちにはわからないんだからきにしてもしょうがないんじゃないか」「まあ、そうだな。結局のところこのせかいのこと何も知らないんだからな」そうゆうことだ。そして俺たちがこれからについて話していると前方の集団が止まった。どうやらついたようだ。「よくぞきた。吾輩はレザーク帝国の王。レザーク・ミリオンである。貴様らにはこれから吾輩の兵として存分に働いてもらうぞ」ああ、そうゆう展開ですか。どうやら俺たちが召喚された世界は王様に兵隊としてこき使われたりするいやな法の召喚のようだった。そしてそんな命令に日本でだらだら過ごしてきた学生が従うはずもなくすぐに文句がでてきた。ほとんどのクラスメイトは王様に文句を飛ばして喚き散らしているが数人の生徒は黙って様子をうかがっているようだった。「ええい。黙れ黙れ!」王様が切れた。普段大きな声で怒鳴られることがあまりない人たちはびくっと肩を震わせると黙った。「貴様らは我が帝国に奉仕することこそが最大の義務なのだ!逆らうと皆殺しにするぞ」さすがに殺されると聞いて状況を理解したのか生徒たちは黙った。「それでよいのだ」王様は満足したのか椅子にふんぞり返ってえらそうにしている。「それではこれから貴様らのスキルを鑑定させてもらう。使える人間は兵隊長のもとで一か月ダンジョンにこもってもらう。使えないようなら出て行ってもらう」生徒たちはあからさまに顔色を悪くしていた。それはそうだ。見知らぬ土地に放り出され金もないのでは先ほどまでただの学生だった自分たちが生きていけるとは到底思えないからだ。そうこうしているうちに鑑定は進んでいき俺に順番が回ってきた。俺の鑑定をするのはどうやらレベル十の鑑定能力を持つ老人のようだ。頬がやつれているのはこの国が大変だからだろう。「それでは鑑定を始めます。」そう言って老人は鑑定を始める。そしてしばらくして鑑定が終わると「この物の所有しているスキルの中に強力なスキルはありません」そう老人は言った。ここで説明しておこう。唐突だが私は神だ。最近本当に暇になっていたので気分転換に人間に受肉して時を過ごしていたのだ。そうしていたところいきなりこの召喚魔法に巻き込まれてしまったのだ。本来なら帰れるのだがこれも娯楽。そう思いこの体験を満喫することにしたのだ。今この老人が鑑定で見えなかったのは俺が誤認というオリジナルスキルを発動させたからだ。さすがにただの人間に私が劣るわけもないので俺のステータスは今のところこの国の平均的な若者のステータスとスキルになっているはずだ。頭の回るやつなら普通異世界からきた人間が普通のステータスなら何かあると思うだろうが、ここの王様は間抜けそうなのでうまくだませそうである。俺の推測どうりどうやら王様は俺を追い出すようだ。俺のほかには出ていくものはいないようだ。そして俺はクラス転移一日目にして文無しスタートをしたのだ。出ていく途中に何やら敦司が見ていたがどうせこれから会うこともほとんどなさそうなのでさっさと俺は出て行った。

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