初めての出会い系
婚活パーティー失敗から1週間
孝からの連絡はあれから1度もない。
いや、正確に言えばLNEゲーム時に必要なハートを要求するLNEだけ。
孝にとって私はハート充電要員なのだろうか?
ううん。絶対違う。
孝は私にボディータッチをした。
それは私を“女”として意識、見ているということ。
とりあえづ孝はキープする事にした。
そう、次に進まないと。
私には時間がないのだ。
40代になるまでに結婚しないと。
飲食店勤務の私は食器の汚れを洗い流しながら物思いにふけていた。
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『Facebokとかさ、そういうとこで知り合ったらいいじゃないですか。』
お昼休憩時、そうアドバイスしてくれたのは23歳で後輩のまいこちゃん。
「いやー、だけどさ怖くない?」
最近のお昼トークは大体男の話。
Facebok婚活、、興味はある。
だけどネットで知り合い、事件に巻き込まれるケースもある。
現に今朝のニュースも“それ”に巻き込まれた悲痛な物語が取り上げられていた。
『いやいや、私も結構Facebokの人と会って遊んでるけどきちんと選べば大丈夫だよ~』
同期の39歳、晴ちゃん。
最近はまっているらしい赤リップを唇に塗りながら横目で話す。
彼女は3人の中でも1番男ウケがよく本当に女の子らしい。
「う~んだけどなあ。。」
ストローをくるくる回しながら悩む。
だけどやっぱり..かなり不安だ。
『だって私たちもう39歳だよ?早くしないと、、』
『そうですよ先輩。結局は婚活パーティもFacebokで会うも初めましては変わらないんだし、行動しないと何も始まりませんよ。』
「そうだよねぇ、、、気が進まなければ会わなければいいし。。」
『そうそう!LNEもブロックすればいいし!』
晴ちゃんとまいこちゃんに強引に丸めこまれ..いや説得され、
私はFacebok婚活、Facebokで紹介されてる少しは信頼できそうな出会い系サイトに登録する事にした。