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婚活  作者: 紅ほっぺ
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婚活パーティー

花の香りが優しいクリームでお手入れして、

今日はまちにまった婚活パーティー。

ずっとずっと楽しみにしてた今日がきた!


どきどきしてたまらない気持ちを胸いっぱいに吸った空気をゆっくりはいて落ち着かせる。


鴨神みく39歳。

見た目にも気をつかってるし、

料理も掃除も得意。

今日は絶対素敵なひとを見つけるんだ!



―――――――――――




『はい、ありがとうございます。

こちらのプロフィールカードを気になった方と交換してください』





受付で受け取ったカードを手に飲みものを取りに行く。

このパーティは立食なので自分から行動しないといけない。



それから大事な事


私の希望は20代で年収500万以上

妥協は絶対にしたくない。

だって一生の事だから。

私は確かに39歳だけど、他の女に負ける気なんてない。

料理も掃除も絶対に負けないし自分への投資もかなりしてる。。

高いクリームも化粧品も、エステも定期的にいってる。



会場の真ん中を見てみると若い子と、

あれは40代?いろんな年齢の人たちがチラホラと輪ができて会話がはじまっている。

どうやら出遅れたみたい。


それにしても私は思うんだよね。

確かに20代の若い子っていいと思う。

お肌ぴちぴちだし可愛いし。


だけどね、やっぱり婚活の場では駄目だと思う。

料理も掃除も大したことないんだろうし、

未来の花嫁を本気で探しにきてる男からすれば不適合だと思う。

若いだけで大したことない。


それから40代なんて論外。

40にもなって結婚経験ないなんて絶対に癖があるか見た目の悪いやつ、デブとか不潔なやつに決まってる。


そして私の30代。

この場では一番適応してる。

見た目もまだ若い。

そして料理も掃除もできて20代に比べて経験、知性もある。

20代の女が気にしないようなさりげない優しさもだせる最もいい年頃。

それから...








『あのー、良かったら一緒に話しませんか?』


はっとして前を見ると売れ残りのような40代男性。


「あーっ。ごめんなさい。ちょっとあっちの人たちとお話したいので、、」


なんだか失礼ではあるが、

こちらもこのパーティーに5000円も払っているのだ。

脇役には用はない。

40代男性は少し険しい顔になったが、

すぐ笑顔になり会釈をして他の30代後半と思われる女性のもとにいった。



そして私の行くべき場所はあそこ、、

中央のキラキラしたシャンデリアの下でビールを飲んでる20代後半と思われる男性3人。

隣には若い女の子2人がきゃーきゃー言いながら彼等のお世辞に嬉しそうに笑っている。

顔は並。





いざ。







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