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闇の中に
明かりがある
真っ直ぐにのびる光
暗闇の中で生きている俺には眩しすぎて
直視することはできなかった。
1度は振り払った一つの光
振り払ったはずなのに、どうしても手を伸ばしてしまう。
暗闇の中で生きている俺が触れていいものではないのに・・・
暗闇の中で生きることを決めたのに
覚悟を決めてここで生きてきたはずなのに
たった一つの光が俺の心を揺るがす。
真っ暗な世界
善人なんてこの世には存在しない
裏の世界で生きてきた俺に優しくする奴なんかいない。
数え切れないほどの人間を傷つけてきた。
数え切れないほどの人間の残酷さを味わってきた。
信用できる人間なんていない。
誰もが自分が一番大切で
自分を守るために誰かを傷つける。
平気で誰かを傷つける。
もう誰も信じないと決めたのに
たった一つの光を信じたい、守りたい
こう思うのは何故