Counterfeit world
世界は回線の中にあった。
人が想像し思いそして組み上げる、それだけで世界は作り上げていった。
二次元に入りたい、そんな夢のようなシステムができたのが30年ほど前だった。
システムの名前が「「Two dimensions system」」という、通称「「TDS」」だった。
その発明に世界は釘つけになり瞬く間に「TDS」の開発は進められていった。
それから15年が過ぎ、今ではネットの世界が現実世界の様になってきていた。
そして30年が過ぎ現代では・・・・
4050年~現代~
ネット回線の中が生活の場となっている現代では、ほとんどの人がリアルの生活をネットの中で過ごしていた。
「TDS」をさらに構築し新たなシステムにして全世界に発売と同時に世界に行き渡った一つのシステム
それが「「 self virtualit system」」だった。
これにより人々のネットの中の生活はより一層リアリティーのあるものになった。
そして、現実世界で暮らす人々の数は減っていき。
代わりにネットの中で暮らす人々の数が多くなっていった。
ネットの中と言っても空腹概念や眠いといった概念があった。
だがそれらはすべてシステムのメニュー画面から取り除くことはできていた。
これにより眠くならない、お腹も減らない、という不眠不休でゲームに没頭でき現実世界に戻った時に
は過労死、または餓死しているといった深刻な状況がいくつもあった。
だがこの「SVS」を取り締まってる会社「 Two dimensions gate 」はこの事に全くの無関心を通していた。
これによりついに国として無視できなくなった各国の政府はこのシステムを一時の機能停止状態にするかリミッターを設けることを「TDG」に厳重忠告を促した。
「TDG」は忠告に対して無視を決めつけていた。
逆にこの国の決定に不満を持ったのはこの「SVS」にドップリとハマっている国民のほうだった。
一時停止なんてされてたまるかといった気迫や不満が国に向けて放たれてしまったのだ。
国中の通信機器等の国に監視下のあるものは機能を停止し、デモや機動隊までもが出る始末にまでなっていた。
そんな国が不安定になっている時についに「TDG」は重い腰を上げた。
だが、「TDS」が全各国に向けて放った言葉は国のお偉いさんや国民とは違った回答だった。
「「私が、TDS社代表の夜空 霧だ。まず皆さんに言っておかなければならないことがある。
私は人間が嫌いだ、人が嫌いだ。新しいものがあればそっちに群がり、そしてそれが大きく巨大になるにつれてその物事を否定し壊しまた新しいものを作る。
それの繰り返しだ。別の国が巨大な武器を持てばまた別の国がそれより巨大な武器を作る。
そうして得られたものはなんだ?富か?名誉か?そんなくだらない物に人はなぜ生涯を費やす?
分からない私には人間の不合理というものがほとほと嫌になった。
ここからが私の質問だ、じゃどうすればいい?どうすれば私が私を好きでいられる?
答えはみんなで見つけてくれたまえ」」
この数秒後に「SVS」の回線は切れネットの中にいた人達はネットの中に閉じ込められてしまたt。
そうその時には始まっていたサーバー戦争が・・・