5話 自己紹介④
キアさんの言葉によって俺たち六人は先ほどよりも強い緊張感に覆われた。
数秒経って、俺たちの自己紹介が始まった。
「初めまして。柳上院 凪といいます。活動名はレナンです。特技は歌とFPSです。8年前から活動してます。年齢は21です。宜しくお願いします。」
俺は礼儀正しく、HOMEの皆さんに自己紹介をした。
すると、俺の自己紹介を聞いたHOMEの先輩方はサルメ君とキアさんを除いて皆、ポカンとしている。
何かダメな所があっただろうか。暫くの間、謎の静けさに覆われていた。
その静けさを消し去ったのはHOMEの先輩、くるみ君だった。
くるみ「え?ちょっと待ってくれ。サルちゃん!?レナン君連れてきたん!?は!?個人で121万人登録者持ってる大物やんけ。なんでここ来たん!?しかも本名、絶対柳上院の御曹司かなんかやろ。」
サルメ「え?僕も無理だと思ってたよ?でも言ってみたらOKしてくれたし、、めっちゃやりたいって言ってくれたし......。てか、御曹司でしょ?凪ちゃんは。」
くるみ君が純粋な疑問を放つと、その言葉にサルメ君が返す。え?そんな疑問点ありました…?
俺は心の中で唱えながらサルメ君の言葉に答えた。
「えっと…まあ、一応は。跡継ぎが俺しかいないので会社は継げって言われてますよ。ただ、活動の方が大事なので。父さんからも自由にしていいって言われてるんですよ。名字を出さなければ。それに、サルメ君の話を受けたのは個人的にももっと、歌に関することがしたかったってのもあるので......。」
俺の言葉にさらに啞然としたのかくるみ君は固まってしまった。
ただ、その直後に口を開いてどこか遠くを見つめていた。
くるみ「そ、そうなんや、、。わ、わかったわ、、あ、ありがとう。ほな、、次頼むわ、、。」
「はい。初めまして。巫 那留です。活動名は綾です。5年前から活動してます。特技はダンスで、年齢は22です。宜しくお願いします。」
那留君を始めとして俺以外のメンバーの自己紹介は難なく進んでいった。まあ、誰に対しても驚いてはいたが......。
「初めまして。僕は十六夜 和那泰です。活動名はかえです。特技はFPSで、年齢は21です。6年前から活動してます。宜しくお願いします。」
「初めまして。霧雨 瑞風です。年齢は20で、活動名はらぬ。です。特技はFPSとイラストを描くことです。7年前から活動してます。宜しくお願いします。」
「初めまして。蒲生 結城です。活動名はたぎぬいです。元々、歌い手みたいなことしてました。特技は編集で、年齢は23です。宜しくお願いします。」
「初めまして。篁 雅玖です。年齢は22で、特技はゲーム実況。活動名はさなたです。6年前から活動してます。宜しくお願いします。」
俺たち6人の自己紹介が終わると、一度その場にあるソファに皆で分かれて座り、雑談などをして
これからについて話した。副業は基本禁止だが、俺の会社を継ぐということだけは、キアさんと話して特別にOKとしてもらった。これからの活動の準備は本気で頑張らないとだな。




