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リゲイン・ロスト・タレント ―才能を奪われた天才たちの異世界再生バトル譚―  作者: 綜目月 梶才
ギルド資格取得編

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答え合わせ

――『四肢類々(ししるいるい)』、それがアクタの能力(スキル)

体を自由に変形させる事が可能な技だ。

 パンを食べた時の異常な口の大きさ、そして男に変わった体の謎。

 それについてアクタに聞いた時、このスキルによる物だと答えた。



 俺はこのスキルを聞いた時、無限に策を練られると確信した。

 そしてそれを元に、人数不利でランカーチームに勝つ方法を考えた。


 確かにアクタは強い。だがランカー相手に、真正面から3対1をして勝てるわけがない……。


だがもし不意打ちなら……?

もし無防備な状態を作り上げれたら……?


そうしてできたのが、この策だ。


――――


 バトルが始まった瞬間、アクタは体をスライム状に変化、それを俺が飲み込む。


そしてその後わざと捕まるんだ。

俺を捕まえた敵は当然その後アクタを探す。


だが決して見つからない、当然胃の中だからな。


 その後アクタ探しが難航した敵が、解決策を考えるため集まるのを待つ。

 当然拘束されている俺が救出されたら困るから、俺の元に集まるはずだ。


その瞬間俺は口を少し開ける。

 そして……アクタが髪の毛のように細く変化させた体を、20〜30本回りに伸ばす。


そしてその体で、ランダムに地面を叩きまくる。

するとどうだ、敵3人の意識は砂煙に取られる。


 長く続けば続くほど意識はそっちにひっぱられるが、長すぎてもダメだ。

程よくが大事。


 で、良い感じに神経が外に向けられたら、アクタを口から解放。

無防備な後頭部にアクタが殴りかかる!


――――


気づいた頃には奴らはお陀仏ってわけだ。



だがこの作戦には穴がある。

砂煙の違和感に気づかれた時点で、終わりという事だ。

できて1〜2試合。


俺はその弱点を埋める為、ある()()()を作った。


時間だ。


5分。そして30秒。

この二つのデコイは大変機能してくれた。


 5分という時間が砂煙が起こるまでの間不安を煽り、そして意味のある行為と錯覚させる。

それにより意識がそれの攻略に向くようにした。


そして30秒のタイムリミット。

これが大変有能!


 時間が迫るという事実に、砂煙が始まった途端全神経が外に向くんだ。

30秒以内に暴かなくては……と。


 プレッシャーの中頭が正常に回るはずがない。つまり、デコイに気づける奴はいない。


 だがたまに、違和感に気づいて俺の方を向く奴が現れる。

そういう奴には外に視線を向ければ良いだけ……


 時間切れという事実と、鳴り響く音に敵は咄嗟に外を向く。


そこを、殴れば完璧だ――



 カズヤの口から出てきたアクタはすぐに体を元に戻す。

 そして右腕を三つ作り上げ、無防備な3人の後頭部目掛けて飛び込んだ。



「――!! 後ろだ!」


直撃の直前、ウンコが飛び跳ね叫ぶ。

その言葉に2人は反応。


 アンダゴルガはすぐさま両手を後ろに回し、後頭部をガード。

 ザフネは振り返りながら後ろに飛び、アナタに向かって槍を突き刺した。


結果――


「ドーン!」


 アクタは体を変形させる事で槍を避け、ザフネの顔面を殴り抜いた。

 殴られたザフネとアンダゴルガは地面を跳ねながら飛んでゆく。


「やったか!」

カズヤが歓声を上げる。


「ダメだカズヤん。槍女はやったけど、ウンコとトカゲには塞がれた。」


飛び跳ねたウンコが地面に着地。

展開していた炎魔法六つを2人に向かって放った。


「『幻体術』」


その魔法をカズヤは幻の手で薙ぎ払う。


「あっ! やばいゴルガ、カズヤが起きてる! 一旦逃げるぞ!」


「……ッ!あぁ」

 アンダゴルガは後頭部を摩りながら起き上がり、林へ逃げてゆくウンコを追いかけた。


「カズヤん! 追う!?」


「いや、待て。確実に勝つ為に、次も不意打ちでいくぞ。とりあえずこの鎖壊して」


アクタはカズヤに駆け寄り、鎖を握り壊した。


「ごめん、カズヤん。バレちゃった」


 アクタは両手を擦り合わせ、カズヤに寄りかかる。


「いや、仕方ない。忘れてた俺が悪い。――ウンコは、目があるけどあれはただ作ってるだけで、実際は体全身で見えるんだったな」


 カズヤは砂埃を払いながら立ち上がり、気絶するザフネに近づいた。


「さて次の不意打ちの為に、こいつを起こしましょう。アクタ、椅子と鎖作って」


「あい」


アクタは『四肢類々』を使い、椅子を形成。

 カズヤはザフネを抱き上げそこに座らせ、鎖でグルグル巻きにした。


「さぁ、5連勝していきましょー」

カズヤが悪魔のような笑みを浮かべる。


「ましょー」

その横でアクタは笑顔で拳を空に突き上げた。

作品備考


キャラクタープロフィール


アンダゴルガ


身長234cm 体重 167kg


ザバン262年 11月29日生まれ 20歳


魂の形 リザードマン 肉体の形 リザードマン


好きな物 筋肉! 肉! 酒!


嫌いな物 頭使う事 雑魚な奴


魔法、スキル、スキル魔法、絶技


まだ一つもない


備考 痛いのが苦手 カズヤに天狗の鼻折られてから、心が一度折れて大人しめになった。


作品備考2


もし敵が集まってもカズヤが気絶したままだったら、胃の中からアクタが押して起こします。

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