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リゲイン・ロスト・タレント ―才能を奪われた天才たちの異世界再生バトル譚―  作者: 綜目月 梶才
ギルド資格取得編

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何かわからんけど、とりあえず戦おう!

「クッ。とりあえず深海の全容を推しはかろうなど暖簾に腕押し、わからぬ物は分からぬで放置で良い。無駄に意識を割くのを避けるぞ! 我々はいつも通りの動きでいく、いいな!」


 ザフネの命令に2人は力強く頷き、「おう!」と返事をした。


そしてすぐさま2人は、作戦へと移る。

 まずアンダゴルガがウンコを鷲掴み、そして真上に投げた。


80m地点、勢いが止まり頂点に到着。

 ウンコは体のアドバンテージ、360℃の視界を使いフィールド内を見渡した。


「――いた! ザフネから見て11時の方向、カズヤだ! 目の前の林を抜けた先にいる!」


「よし!ゴルガ!」


 報告を聞いたザフネはアンダゴルガに愛槍、『ビュンビュンヒュルゲ』を渡す。


 ビュンビュンヒュルゲを受け取ったアンダゴルガは槍の穂――刃先――の付近を持ち、水平に構えた。

 それにザフネが体を前に倒しながら飛び上がり、槍の柄の部分に足をかける――


「角度良し。――ッラァ!」


アンダゴルガのフルスイング。

 打ち出されたザフネは隼の如き速度で飛んでゆく。

 ザフネは両腕を顔の前でクロスさせ、襲いかかる枝を塞ぐ。


 そして林を抜けた先に――1人無防備に歩くカズヤを発見。


空中で体勢を変更。


「覚悟!」


ザフネの左膝がカズヤの脇腹に沈み込む――


「カッ……ハッ…………」


 カズヤは不意打ちに反応できず、そのまま地に伏せていった。


 チームザフネの常套手段――不可避の速攻である。



――その後3人は集合。


 フィールド内で最も見晴らしの良い野原に移動をし、アンダゴルガが準備した鎖をカズヤの体に巻き付け拘束。

カズヤ達の作戦通り、待ちの姿勢に入り込んだ。


 その現状にザフネは歯を食いしばり、歯痒さを露わにした。


「10位殿の策通りに進むというのは避けたかったが、仕方がない。3位殿の捜索に無駄な体力を使うわけにはいかん、迎え撃つぞ」


 3人はカズヤを囲い込むように仁王立ち、アクタの登場を待った。




――5分後。

突然周囲で大量の砂埃が舞う。


 まるで何十人もの人間が、走り回っているかのような音と砂煙。


3人は目を凝らし、アクタの姿を探す。

だがいくら探しても影すら見えない。


タイムリミットまで残り24秒。

ザフネとアンダゴルガが苦悶の表情を浮かべる。


「私が左を全て請け負う! ゴルガは右!クソ風情は魔力で探知しろ!」


 3人がそれぞれ己の責務に尽力する、しかし姿どころか魔力の残穢すら見当たらない。



タイムリミットまで残り16秒。


ウンコは襲撃に備え魔法を展開する。

その行動に2人も武器を握る手に力が入る。


――まずい、何が起きるというのだ!

辺りを走っているのは確かだと言うのに、見えぬ!

……まさか、3位殿のスキルは肉体の不可視化!?


ザフネが槍を投げる。

 手の甲を下に向けながら拳を作成、そして槍に向かって人差し指だけを向け、親指を横に広げる。


 そして槍が砂煙の軌道上に到達した瞬間、差し向けた手をクルッと左に半回転させた。


――絶技。


這い回れ、暴君蛇骨(ランダゴスタ)!」


 その瞬間槍は空中で止まり、水平方向に急回転を始めた。


――砂煙の軌道上。もし透明で走っているなら当たるはず。



しかし――


(手応えなし……?)

「クッ!戻れ、ビュンビュンヒュルゲ」


付属魔法で引き寄せられた槍がザフネの手に収まる。


「何かわかったのか」


アンダゴルガが背を向けたまま問いかける。

 その声は顔を見なくても表情が手にとるようにわかるほど、焦燥に駆られていた。


「能力が透明化だと思ったが、違った。この砂塵に3位殿はいない、それか本当に見えぬほど速いのどちらかだ。クソ風情、貴様は魔力探知の範囲を広げろ! 300mから800mに変更だ!」


「簡単に言いやがって!」



タイムリミットまで残り7秒。


ザフネが探すのを諦め、カズヤを見た。


――考えろ!知将殿は何を仕掛けたか!

アホども2人の力は借りられん、私が暴くのだ!

 10位殿は我々が囲んでいる、転移魔法で連れてきたらすぐにわかる!

 そしてそれは他のランカーチームもそうだ、つまり生身で現れているはず!



ザフネが空を見る。

だが晴天が広がっているだけだった。


――上は違う!じゃあ、どうやって3位殿が現れるのだ!

本当に走り回っているだけなのか……?

 いや。それ程までの力を持っているなら、小細工など不要なはず。

やはり何か…‥何かが……!



タイムリミットまで残り1秒。


 その時カズヤが目を開け、ザフネの後方に視界をやった。



(――ッ! 後ろ!)


「30秒だ!来るぞ!」



その言葉に3人は全集中を砂煙に注ぎ込む。

何か異変があればすぐに反応できるように。





――3人の意識が外に向いている中、カズヤはゆっくりと口を小さく開けえずいた。


「ぉぇ……」


 そしてカズヤの口の中から――スライム状になったアクタが現れた。

作品備考

キャラクタープロフィール


ザフネ・ゼネギアス


身長171cm 体重 言わぬ


ザバン264年 8月8日生まれ 18歳


魂の形 人間 肉体の形 人間


好きな物 ビュンビュンヒュルゲ セリウス様 絶技開発


嫌いな物 汚物 弱き物


趣味 修行


魔法

付属魔法


スキル

???


スキル魔法


???


絶技


旋回陣風ラゴミネル・ショット


這い回れ、暴君蛇骨(ランダゴスタ)


???


備考


人の名前覚えるのが苦手

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