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第89話 「イタリア」旅行+日々思う事 1

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)


〔5月7日分の記述〕


 今日は本当は2016年2月17日です。


 Fさん来月の予定はどうなってます?

 僕は来月はイタリアに行くし、しまなみ海道にもいく予定です。


 それとは別に、静岡で開かれる「スターウォーズ」展みたいなものがあるらしいので、それにも行ってみようと思う。

(せっかく静岡までいくのだから、前々から行きたかった「安倍川」サイクリングもやってみようか…。そんな事も思います。安倍川を北上して帰ってくるコースどりで、実力に応じて引き返し地点を調節できるのが魅力です。いままで登りは苦手で避けてきたが、いい機会だから挑戦しようか?悩みどころです)


 3月はせっかく長く休めそうなので、今までできなかったことを、ここでやれる限りやる予定です。


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〔5月8日分の記述〕


 今日は本当は2016年2月17日です。


 Fさん今月はどうすごす予定になっています?

 僕は3月に長く休む分、今月やることがたくさんあります。


 今日17日は夜勤で、明けて18日夜勤明けのあと、防火関係の仕事をたぶん午後2時くらいまでやると思う。

 で、その後仮眠をとり、体調を調節して19日20日の連休を利用して引っ越し作業を行います。


 引っ越しに際しての問題点は?


 苦労して再構築した家庭内ネットワークを、またばらして組み立てないといけないことです。


 夜勤明けで、自分でつくったメディアライブラリーが結構、体調管理に役立っているので、早急に復旧させる必要があります。


 Fさんは、TVなんか見ないと言っていたけど、僕はないとダメみたいです。

 そういう意味でも、むかしと同じかな…。



 で、あと今月通常勤務以外の仕事をするならば?

 21日 遅番の後の時間

 22日 夜勤入りなので基本できない。

 23日 夜勤明け、体力に余裕があれば仕事ができる

 24日 休日(通常なら絶対に休むが、3月の長期休暇のため)に仕事ができる

 25日 この日は通常勤務外の仕事に専念できる日。

 この日までに片付けば御の字です。

 もし、間に合わない場合は?

 26日 遅番の後の時間

 27日 休日(通常なら絶対に休むが、3月の長期休暇のため)に仕事ができる

 28日 遅番の後の時間

 この日までに何が何でも間に合わせて…

 29日 夜勤入り

 1日 夜勤明け 

 としたいものです。


 

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〔5月8日分の記述〕


 今日は本当は2016年2月17日です。


 Fさん今月はどうすごしていますか?

 株がめちゃくちゃ下がっています。


 しかし、基礎的な経済条件が変わったわけではない。外的な要因なので、長期で見れば大丈夫なんだと思います、たぶん。

 ここで日銀があわてて政策を引っ込めたら?市場は不安でもっと荒れるはずだから、あれでいいのだと思います。


 むしろこの状況では?

 株取引の手数料を無料化したり(具体的にはニーサを5000万円くらいまで拡大する。たった300万の枠では小さすぎる)

 する政策が必要で、日銀の政策に呼応して政府がこうした政策を打つのが大事だと思う。


 こういう批判を野党はしてほしいものです。

(あのレベルの低い与党批判は、子供のケンカのようで見ていて実に恥ずかしい)



 経済の基礎的な条件は好条件がそろっているのだから、なにかきっかけがあれば、株価も、経済も、上向くと思う。

 オリンピックとかが、案外その契機になるかなー、どうなんだろう。



 デフレは20年続き、すでに「文化」になっている。

 この20年間に構築された文化の破壊を意味するのが「デフレ脱却」の際の避けて通れない道だ。

(具体的には「100円ショップ」というデフレ下で成長した産業の完全消滅を意味する。今の日本人にとって100円ショップが消えてなくなるというのは、想像できない。この「想像できない=デフレマインド」なのだ。)



 未来のためには、変化を受け入れる勇気も必要なんだと思う。


 君が、君であるためにも…。


 負けないでほしい、がんばれ!

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〔5月9日分の記述〕


 Fさん、今日は本当は2016年2月27日です。

 引っ越しが終わりました。


 パソコンが復帰し、ようやく小説が書けるようになりました。

(完全復帰まではまだまだ時間がかかるようで、部屋をかたづけたり、PCのネットワークを再構築したり、いろいろやることがたくさんあります。)


 片付けが終わらないと、漫画が描けたり、サイクリングできたりしないので、落ち着けるまでまだ時間がかかりそうです。


 Fさんの方はどうですか?今、落ち着いた生活ができているのだろうか?


 僕の方は明日、遅番で午前9時に家をでます。

(半年ぶりくらいに自宅から車で仕事場へ向かえます。いままで家を自転車で出て、駐車場へ行き、自動車に乗り換えて仕事へ行っていたのに比べたら?ものすごい楽です。あたりまえだけど)


 コンビニによってから仕事場へ向かいます。


 29日は夜勤です。午後4時ごろコンビニによってから仕事場へ向かいます。


 どこかですれ違っているのだろうか…。

 そんな奇跡を信じて。


 負けないでほしい、がんばれ!

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〔5月10日分の記述〕


 Fさん、今日は本当は2016年3月2日です。

  

 現在引っ越しの荷物を整理しているところです。

 Fさんは、何をしていますか?


 最新の設備の家はすごいです。

 いままで、ブレーカーが落ちないように計算しながら電化製品を使わなければいけなかったが、今回の新築はそんなことはない。

 コーヒーメーカーと電子レンジを暖房器具を消さずに同時に使用しても、ブレーカーが落ちないなんて、なんだか奇跡を見ているようです。


(ちなみに新築は、現金一括ばらいです。借金はない。株さまさまです)


 へーベルハウスが特別なのか、室内の空気の循環が異様にいい。

 空気がよどむ、ということが、ないのだ。

 常に空気が入れ替わる仕組みがあって、疑っていたが、宣伝文句どおりの性能らしい…。びっくりです。


 音に対する対策もかなりいいです。

 外の騒音の類は気にならない。地鳴り系の音は、ほぼないと言っていい。

(もし、今でも外で頑張っている"彼ら"がいるならば?徒労に終わるだろう、すごい性能です)


 ベランダがめちゃくちゃ広く、試し乗りくらいなら自転車にすら乗れます。

 水はけもいいので、今流行りのベランダガーデニングも楽しめそうです。


 8日にはイタリアへ行かないといけないので、それまでには荷物の整理を終えたいところです。

(そう、旅行の荷造りもある忙しいです)


 休みは3月いっぱいあるけど、あると思っていると、時間はあっという間に過ぎてしまう。

 1日1日大切にしないと。


 で、リフレッシュしたのち、4月より仕事復帰の予定です。


 Fさん、いま何をしていますか?

 もう一度君に語り掛ける日々を夢見て。


 譲れない何かがあるならば、それは、守って、貫いて、いいのだと思う。


 いろいろあるだろうし、いろいろ起こるだろう。


 もし、なにか言われたら?

 こう言い返せばいいと思う、Fさん。

「すべての原因は、教祖にあるのよ」と。


 たぶん、意味不明な反論をされるだろう…、その時は、こう言い返せばいいと思う。

「教祖が救ってくれるというのは、幻想に過ぎないわ」と。


「その理由が結果となり、今に至るのよ」と付け加えてもいいと思う。


 自分たちの利害関係こそ、最も守らなければいけないと思っている人たち。

 利用されていることに気が付かない人らもいるからこそ、議論も起こるのだろう…。


 Fさん、誰が被害者かわからない?そう、思うかもしれない。

 …そういう時は、心の声に従っていいと思う。


 僕は、君の心が澄んでいることを知っています。(こういうと「そんなことないよ」と、君は言いそうだけど…)

 心の声に耳をかたむけて、いいと思う。


 もし、話したいことがあれば、いつでも聞きます。

 

 負けないでほしい、がんばれ。 

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〔5月11日分の記述〕


 Fさん、今日は本当は2016年3月5日です。

 天気もいいし、サイクリングしたいところですが、3月8日にイタリア旅行なので、悠長なことやっていると、時間が足りなくなってしまいます。


 実はパスポートについてちょっとしたトラブルがありました。

 ええ?ここにきて?もう日がないよ、と思い、かなり焦りましたが、空港や旅行会社とう電話しまくって、結果、支障なしと判明しました。無事イタリアへは出発できそうです(やれやれ)。


 悠長なことやって、時間ぎりぎりに大慌てする。反省です。



 …そういえば、こんなこともあったっけ。

 昔、自宅に君が来た時。

 まったりと2人ですごして、君が帰った直後、15分後に親が帰宅した。あと少しいたら鉢合わせだった。


 そのことを後日君に伝えると、「そんなことになったらどーすんのよ」とか言ったような気がする。

 でも慌てた様子もなく、怒るようすもなく、笑顔で答えた君がうれしかった。


 まあ、大丈夫じゃない?みたいに僕は言ったと思う。


 君は、大丈夫じゃないわよ、と笑顔で答えたと記憶している。




 たぶん、仮に?

 仮に2人が再会してもたら?同じようなやりとりを、どこかでするのだろうか?


 僕が、「大丈夫だよ、なんとかなるよ」と言ったら?

 君は「大丈夫じゃないわよ」と、言うのだろうか?



 今、改めて、言います。

 Fさん、大丈夫だよ。話したくなったら、いつでも聞きます。待っています。と。



 いつかの奇跡を信じて、負けないでほしい、がんばれ!

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〔5月12日分の記述〕


 Fさん、今日は本当は2016年3月7日です。

 天気は雨です、Fさん?今日は何をしていますか?


 僕の方は、わりあいに忙しいです。

 明日、いよいよイタリア旅行に出発します。


 不安もいっぱいなんだけど、自然と笑みがこぼれる自分を、鏡の前で発見します。

(新しい家には、自室をでると、おおきな鏡があり、自然とみてしまいます。今まで身だしなみはテキトーだったけど、こう、でかい鏡があると?自然と意識が向かいます。環境って生活に変化をあたえるものらしい…)


 買い物をしたり、病院へ行ったりして、最後に最終的な荷造りをして、明日出発です。


 イタリアにはモバイルWIFIを持っていくつもりです。

 最近は空港でレンタルしていて、これがあれば旅先でもネット接続ができます。

(飛行機の中では使えないけどね)


 うまくいけば、イタリアから、この小説を書くことも、不可能ではありません。

(上手くいけばだけど…、最新機器は往々にしてうまく機能しないことがあると、経験上体験することが多い)



 あいかわらず"彼ら"の影は感じなくはない。

 昨日、成田空港行きの列車を予約し、コンビニでチケットを受け取った際、変な奴がいた。

 当日、自転車でコンビニに行ったんだけど、自転車に戻ると、横でしゃがみこんで、きたならしく食事をしている若い男がいた。

「ああ、この光景は以前も見たな…」と感じた。


 この小説の初期の頃かな…、書店で配達に行くと、いつも同じ場所で車を停め、汚らしく弁当を食うタクシーの運転手がいたと、書いたと思う。

 あれと同じなんだろうか?

 もし、わかってやっているなら、哀れだと思うし、わかってないでやってないなら?間抜けだと思う。

 あれが普通の人なら?ああ、変な人がいる、というだけの事だ。


 場所かかわると、"彼ら"の行動温度差があると何度か書いた。

 はたして?

 今回のイタリア行はどうなのだろう?


 その辺も含めて、イタリアから次回書ければ?うれしい限りです。


 Fさんは、いつも僕の予想を超える行動をする。

 今回の旅行で、どこかで見送ってくれていたら?

 そんな妄想をする自由を許してください。


 いつかの奇跡を信じます。

 Fさん、君は正しい。

 不安に押しつぶされそうになるかもしれない。

 答えがわからなくなることが、たくさんあるかもしれない。


 僕の知るFさんは、心に一本の強い芯が通っていて、自分で決めたことは絶対に曲げない人だった。

 今でも、きっと、そうであるに違いないと、なぜだか、根拠はないが、そう、感じてしまう。


 たぶん、君はきれいになっているだろう。


 きれいすぎて僕は気が付かないかもしれない。


 そんな僕の目を覚まさしてくれる奇跡を信じて。


 とにかく、待とうと思う。


 15日には帰国です。


 話したくなったら、いつでも来てください。

 負けないでほしい、がんばれ!

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〔5月13日分の記述〕


 Fさん、いまどこでどうしていますか?


 僕は今、ローマにいます。

 グーグルマップで自分の位置がローマになっているのを見ると感嘆してしまいます。


 描くことがいっぱいありすぎてまとめきれません。


 Fさんといっしょにきたかったです。


 いま、どこでどうしていますか?

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〔5月14日分の記述〕


 Fさん、いまどこでどうしていますか?

 元気ですか?


 僕は今、日本にいます。

 ようやくイタリアから帰ってきました!


 いや、イタリアはすごいです。予想以上でした。


 インスピレーションに従って、インパクトのある記憶から書くと?


 何を食べても美味しいという事。


 もっと濃い味付けを想像していたんだけど、実際はそうではない。

 みな薄味で、とても繊細な味付けなのだ。


 あえて例えるならば?

 すべての料理が、日本の「お吸い物」の様に、繊細な味付けで仕上がっていて、上品でとてもおいしい。


 これは、スパゲッティや、ピザですら例外ではなく、薄口で、繊細な味付けなのだ。


 この繊細な味付けに、オリーブオイルや粉チーズをかけて、わずかに変化を与えるのが、セオリーのようだ。


 ナポリ風ピザ「マルゲリータ」。

 これもシンプルで繊細な味だった。日本のピザチェーンのようなしつこい味付けではない。

 これが本物の味か!と絶賛したくなってくる。

 辛みをいれたオリーブオイルがテーブルに用意されていて、お好みでかけて食べるらしい。

 これをかけて食べると、ぐっと「大人の味」に変化する。

 1人一枚で、おおきなピザが出てくるのが普通で、「ちょっと多いか?」と思いつつも、日本のピザと違い、味付けもシンプルだから、あれよあれよといううちに全部食べ切ってしまった。


 そう、美味しいから、かなり食べてしまった。

 体重が心配です。


(今、体重計で計ったら?結構オーバーしてしまっている。しばらくは節制しないといけないだろう。

 具体的にはマクドナルド禁止で、スナック禁止、ソフトドリンク禁止といったところだろうか?

 いつも毎日、体重計に乗って、リミットを超えないように管理していたんだけど、今回の旅行では体重計はもっていかなかった。)



 …次は、しまなみ海道へ挑戦する予定が、3月後半のおおきなイベントです。

(しまなみ海道は瀬戸内海を横断する有名なサイクリングコースです)


 しばらくロードバイクに乗っていない。ちょっと心配です。

(しまなみ海道は全体で80キロの距離と聞きます。まあ、たぶん、大丈夫だと思う、しかし、事前に一二度ホームコースでサイクリングして、体を慣らさないといけないと思う。体重を減らす意味も込めて)


 Fさん、いつか行きましょう。

 今回の旅行で、少しイタリアの事情も理解したから、あるていどなら、案内もできます。


 今回の旅行では、イタリア全体の有名観光地をざっくり回っただけです。

 まだまだ見たいけどみてないところはたくさんある。

「青の洞窟」も行かなかったし、「ジェノバ」にもよらなかった。


 行ったのは「ナポリ」「ポンペイ」「ローマ」「バチカン」「フィレンツェ」「ピサ」「ベニス」「ベローナ」「ミラノ」だ。

 これらの場所でも、ざっくり見ただけで、もっともっと見たい場所がまだまだある。



 なにかの奇跡が起こって、2人でいけたら、最高の幸せです。

 いつかの、なにかが、もう一度、出会うその日まで…


 負けないでほしい、がんばれ!

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〔5月15日分の記述〕


 Fさん、イタリア旅行についていろいろ書こうと思います。

 一気に全部書くわけではなく、細かく分けて書こうと思う。

 なぜならば、自分の中でもまだ全部消化しきれてない感じがするからだ。


 そもそもなぜ?イタリアに憧れていたか?というと?

 シルクロードの終着点だからだ。


 何千年にわたってシルクロードの終着点ターミナルとして文化が成熟した地を見てみたかったのだ。

 この小説内でも書いたけど、イタリア半島北部は、重工業が発達できず、一気に劣等国になった歴史を持つ。

 しかし、長年にわたり蓄積された文化は落ちぶれてからも輝きを失わず、今でも輝いている。

 その輝きを見に行きたかった。そう、思ったのだ。


 最初は個人旅行にしようと思った。

 しかし、準備期間が短すぎた。あまり海外経験もないし、ツアーにしておこうと思った。

 ツアーなら?複雑な手続きも一通りやってくれるから、安心できる。


 文化の習熟度という意味では?それは食事や手工業に如実に表れていた。

 すべてが洗練されていてレベルが高い。


 一方でホテルのシャワーは最悪だった。

 しかし、これもこの小説で以前書いた通り、これはキリスト教の影響だ。

 ローマ時代には大変な風呂好きだったイタリアの人々も、キリスト教が入浴を禁じたため、こだわらなくなった。


 初日、イタリアのアリタリア航空のボーイング777で日本を発った。

 発券手続きも、荷物の預け入れもスムーズに済み、手荷物検査も出国審査も通過して、問題なく飛行機に乗れた。


 飛行機に乗ってから気が付く、ペットボトルをもって飛行機に乗っている乗客の姿に。

「ああ、そうか、出国ゲートをくぐった後で買った飲み物は、機内に持ち込み可能なんだ!」と。

 前回のトルコ旅行でも、水分で苦労した。ぜひ帰りの機内では真似をしようと固く誓った。


 機内の飲み物サービスは頻回にきてくれて助かった、が、一つ発見があった。

 飲み物を頼むとき「ウーロン茶」を頼むと、缶ごとくれるということだ。

 普通に頼むより、多くもらえる。せこいけど、12時間エコノミーで過ごす際にはわずかな事が重要だったりする。


 アリタリア航空はイタリアの航空会社だ。

 機内食では「イタリアン?ジャパニーズ?」と聞いてくる。迷わず「イタリアン」を選択。


 ペンネでいいのかな?麺でないパスタの料理。これがうまい。

 機内食としてはかなりいい方ではないのだろうか?


 ボーイング777は最新機種だ、エコノミーとはいえ、かなりいい。

 それでも12時間はきつい。

 なので対策を用意してきた。エアクッションだ。


 介護の仕事をしていて学んだことだけど、「床ずれ」はなめてはいけない。

 悪化すると、取り返しのつかないダメージを体に及ぼす。

 「床ずれ」は座っていてもおこる。

 同じ姿勢でずっと座っていると?皮膚が耐えきれず壊れてくるのだ。

(実際、車いすで、自力で姿勢を変えられないお年寄りは、座ったまま「床ずれ」を作ってしまう人はいる)


 …つまり?

 ついつい「楽な姿勢」をとろうとして、苦痛と戦うことになりがちだが、それは正しくない。

 12時間座り続ける際は、絶えず皮膚と椅子との接する部分を変え続け、かかる圧力を常に分散させ続けることが、実は楽にいられる方法なのだ。


 ついついリクライニングが足りないからきついんだ、と思いがちだが、それは不正解なのだ。


 エアクッションで常に体重を分散させ続けると、意外なほど楽に過ごせる。

 そう思い、エアクッションを持って行ったわけだけど、これが予想以上に効力を発揮した。

 12時間はきついはキツイだったけど、以前トルコへ行った時よりもはるかに楽に過ごせた。


 飛行機は西へ西へと移動。太陽を追いかける形となり、いつまでも日が沈まない。


 ローマ到着の何時間か前、ようやく日が暮れて夜となった。


 夜景の中、ボーイング777はどんどん高度を下げてゆく。

 雲の層を突き抜け地面に近づくと、街の明かりが見えてきた。


 夜景の中、ローマの空港へ到着。

 ローマの空港で入国審査を受けたのち、国内線に乗り換えてナポリへ移動。


 ナポリの空港からバス移動でホテルへ、ようやく落ち着けた次第です。

 ホテル到着は現地時間で午後11時すぎだったと思う。


 翌朝は6時半に起きなければいけない予定。


 とりあえず荷解きをする。

 成田空港で借りたモバイルWIFIのセットアップを開始。

「本当につながるのかな?」と思いつつ、スマホを接続してみる。

 最初は反応がいまいちだったが、しばらくすると普通にネット接続に成功する。

「すごい時代になったもんだ」と感心。


 スマホがネットにつながったところで、試しに「TVの屋外視聴」を試してみる。

「さすがに無理だろう…」

 と思いつつ、アプリを起動。1万キロかなたにある自宅のハードディスクレコーダーを呼び出す。

 すると反応がある。録画リストが最新のものに更新された。

「まじか」

 と思いつつも、再生操作をしてみる。


 結論から言うとイタリアで日本のTVを問題なく見れた。ほとんどエラーもでない。


 以前書いたけど、一週間全チャンネル録画してくれるレコーダーがある。

 こいつにも屋外視聴機能がある。試しにやってみると、こちらも問題なく視聴可能だ。


 イタリアで見る「報道ステーション」もなかなか乙なものです。


 つい錯覚してしまう、ここが日本なのではないかと。

 しかし、部屋の調度品も、家具も、シャワーも明らかに異質で、ここが日本でない事を強烈にアピールしてくる。


「本当にイタリアに来たんだ…」と改めて思いました。


 この日はあまり寝れなかった、しかし、機内で仮眠もしているし、寝不足というわけにもならなかった。

 期待と不安も入り交じり、こうして初日を終えたわけです。


 Fさん、続きはまだあります。

 また、あとで書きます。


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〔5月16日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2016年3月24日です。

 「しまなみ海道サイクリング」と「京都サイクリング」から帰ってきました。

 いや、いい経験でした。いろいろな意味で…。


 これらの事は、あとでまた書くとして、イタリアの続きを書こうと思います。



 初日、ナポリのホテルに泊まり、翌朝、偶然にもツアーの人たちと仲良くなり、出だし好調でイタリア旅行はスタートしました。

 まずはバスにてホテルより移動。ナポリ市内へ向かいます。


 この旅では、モバイルWIFIを借りてきたので、国内にいるときと同じようにスマホが普通に使える。

 …と?いう事は?

 グーグルマップが普通に使えるのだ。

 早速に起動すると?イタリアにおける自分の居場所が簡単に出てくる。


 ホテルの場所もわかるし、自分達の乗ったバスがどこへ向かっているのかも随所にわかる。

 団体旅行において、過去ずっと不満だったのは、自分がどこにいるのかよくわからないことだったが、その問題が解決された形になる。すごい時代になったものです。


 ホテルはナポリの空港の東側。中心街よりも北西の、さびれたところにあった。

 なぜに「さびれた」と表現するかというと?理由がある。

 ホテルを出たとたん、つぶれた大型店舗を何件も見たからだ。

 ガソリンスタンドやサブウェイや大型ショッピングセンターみたいなものの残骸が廃墟になっているのを、次々に見る。

 最初、イタリア全土がこの調子なのかと心配したが、そうでもなかった。

 このホテル周辺が特別さびれていただけの様だった…。


 バスは東へ進み、ナポリ市内へ侵入。

 イメージした通りの街並みが見えてきて、軽く感動する。


 ナポリはイタリア南部を代表する都市だ。


 この小説内でも書いたが、イタリア南部はシルクロードの恩恵を受けられなかった地域だ。

 その代わり、諸外国の領地として発展してゆく。ナポリはフランスの影響をうけて発展した地域だ。


 交易路として発展してない関係で、港は漁師町の趣が強いと思う。

(交易路として発展した町では、野良猫をやたらとみます。イタリア旅行の後行った「しまなみ海道サイクリング」のゴール地点「尾道」も、北前船が大阪や堺に向かう際の寄港地として発展。船荷をネズミから守る猫が野生化して住み着いていた。トルコでも地中海側の町ではやたらと猫を見た。江の島でも猫は多い。しかし、ナポリで猫は見なかった。)



 市内をバスでめぐるうち、特別な事なのか?

 運転手さんがトンネルに入るのをやめて「サンタルチア通り」へバスをむけた。

 あの歌で有名な通りだそうだ。

 言われないと気が付かないが、たしかに下町っぽい趣がある。


 バスは王宮のある広場へ近づき止まった。徒歩で広場へ向かう。

 支配者は長年フランスを初めとした外国の王族だった。その王族の宮殿だ。なんとなくサンピエトロ広場に似てなくもない雰囲気。


 ナポリの漁師町と外国貴族の支配者の雰囲気が作り出した、独特の雰囲気を満喫し、バスはポンペイへと進路を向ける。



 ポンペイは言わずと知れた、ベスピオ火山の噴火で滅んだローマ都市だ。


 実はベスピオ火山との距離だけ見たら?ポンペイもナポリも同じくらいの位置関係だ。

 配置だけみたら?箱根山からみた小田原と三島のような位置関係になる。

 風向き次第ではどちらも噴火の影響を受けかねない。


 風向きが逆だったら?壊滅していたのはポンペイではなくナポリだったかもしれないわけだ。


 バスは高速道路に乗り東へ移動、ポンペイの遺跡を目指す。

 ポンペイの遺跡は公園になっていて、入場料を払いチケットをもらい入る形だ。

 同じ敷地内にある「カメオ」の直売所にまず案内された。この手の団体旅行では、よくあることだ。

 こういう時は、いやな顔をせず、素直に説明を聞くのが一番いい。勉強にもなるし。


 カメオは地元でとれる大きな「貝」を彫刻して作るものらしい。

 なるほど、漁業しか産業のない地域だから、なにか他に売り物を探すとなると、貝の彫刻くらいしかないというのも、なるほどわかる話だなとか、変な関心を抱いたりもした。


 店内を見ると、カメオのほかにも、金属彫刻がいくつかある。

 貝を彫刻する技術があるから、金属も彫刻できるよ?ということだろうか?ブロンズ色のきれいな金属オブジェがたくさん並んでいる。


 古代武具の類もおかれていて、見事な彫刻が施されたローマ剣に、目がいってしまう。

(以前観ていた、アメリカ・イギリス共同制作のドラマ「ローマ」で何度もみた剣だ)

 高いが、買えなくもない値段。100ユーロ+αくらい…。

「無駄使いだし…、荷物検査でひっかかったらやだな」とか思った。


 直売所を出ると雨が降っていた、一応折りたたみ傘は持っていたので問題はないです。

 雨の中、ポンペイの遺跡へと足を向けます。

(全日程を通じても、雨に降られたのはこの日だけでした。ある意味ラッキーです)



 ポンペイはローマ都市だ。


 …ということは?その基本的な都市構成は、以前トルコ旅行でみた「エフェソス」と同じだ。

 ローマ都市は、大概同じ仕様フォーマットで建設されている…。


 イメージした通りのローマの遺跡が、そこには広がっていた。


 保存状態がいい、という点も。エフェソスと同じだ。

 ただ、エフェソスが過疎化し廃墟となり、土に埋もれたのに対して、ポンペイは短期間に噴火で埋もれた都市だ。そこが違う。すたれた町ではない。


 もっとたくさんあると思った。例のあれ。


 被害者の姿を石膏を流して再現したという、例のもの。


 火山灰を掘り起こしているうちに、人が埋もれた後だけ空洞になっていて、石膏を流し込んだら…とかいうやつ。

 「世界ふしぎ発見」で見たときは、あまりの生々しさに絶句したものです。

「あれをみるのはいやだな」


 と、実は内心思っていた。リアルすぎるからだ。


 そう思う人が多くいるのか?それとも違う理由か?


 生々しい例のそれは、見なくて済んだ。


 よくわからない場所にある1体を鉄格子越しにうかがったのと、比較的見るに耐えられる寝た状態の1体のみで、TVで見たようなひどいやつはなかった。よかったです。見たらうなされるかもと思っていただけに…。

 カメラで撮っている人もいたが、僕はできなかった。


 ツアーはその後、公衆浴場跡へと向かう。


 「エフェソス」の遺跡では、公衆浴場は見れなかった。というか、残ってなかったのだろうか? 

(その代わり、議会と図書館と演劇上や公衆トイレは見れた)


 「ポンペイ」ではそれらは見れなかったが、エフェソスでみれなかった「公衆浴場」をポンペイで見ることができた。


 「エフェソス」と「ポンペイ」双方で見れたのは、街並みや、商店街?だと思う。

(驚いたのは、「ポンペイ」では遺跡の中に「カフェ」があるのだ。おそらく遺跡の1区画であっただろう場所を、1つだけ改修して、現代のカフェにしてしまっている。遺跡を見ているつもりがいきなり普通のカフェがでてきてびっくりした。いくらイタリア人がカフェ好きだからといってもやりすぎではと思ってしまう)


 

 「ポンペイ」には他の遺跡にはない「秘儀荘ひぎそう」と呼ばれる館がある。

 比較的保存状態のよい、当時の豪商の家だという…。

 当時の生活を垣間見るというか、イメージさせられる遺跡だ。



 当時、ポンペイは2万人だか住んでいたらしい。ほとんどの人は脱出しているのだが、街で財産を築いた人だけが、残って被害にあったのだという。

 くろうして築いたものを守りたいというのもわかるが、なんとも考えさせられる話だ。


 ポンペイの遺跡を見終わった後、ふと「ベスピオ火山」を見ると?

 富士山のように雪がかかっていた。

 雨が降っていたので、天候の変化に伴い、いつのまにか雪化粧したらしい。最初見たときははそんなことなかっただけにびっくりです。


 その後昼食を遺跡近くのレストランでいただく。

 イタリアはどこもコース料理だ。


 前菜はなんだったか印象にない。たぶんベーコンと野菜を炒ったようなものだったような気がする。

 メインはボンゴレだった。

 確かにおいしいのだが、量が少ない印象。

「これが普通なのかな?」

 と思っていたけど、あとで聞くところによると? 

 日本人は小食なので、特別配慮してくれているとの事。

 大皿から取り分けてくれる場合は、「タント」と言うともっと持ってくれるという。

 そういえば軽自動車にタントという車があるが、あれは「たっぷり入る」という意味だったのか、と改めて知るに至ったわけです。


 この後、ツアーは「アマルフィ」海岸へ向かいます。


 Fさん、一緒に行ってみたかったです。

 今、どこでどうしていますか? 

 無事安全に暮らしていますか?

 君が君らしくいられるならば、何よりなんだけど…。


 Fさん、今もいろいろ言われるのかもしれない、いろいろあるのかもしれない。


 でも、君は何も間違っていないから、安心して、前を向き続けてほしい。


 君の決意が、すべての決着をつける決めてであることは、揺るがないと思う。


 君の決意が、奇跡を奇跡でなく、実現可能な現実に変える。


 あきらめないで、まけないで、奇跡も実現することは、あると、君が信じることができたら。


 がんばれ!

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〔5月17日分の記述〕


 Fさんへ。

 最近こんな事も感じます。

 若い女性と話すのは、やはり苦手だ、と。


 おばさんの方が、緊張せずはるかに話しやすい…。

 別に年上好きというわけでもないが、意識しないで話せるから楽です。


 こんあなことがありました。


 しまなみ海道サイクリングのゴール地点「尾道」。

「せっかく尾道に来たんだから簡単に観光しよう」

 と、思い、基本中の基本のコースである「古寺めぐりコース」なるものを散策してみた。


 尾道は坂の町だから基本、移動は徒歩だ。

 歩いて回った。


 実際歩いてわかることは?


 千光寺、というお寺が、尾道の中心的観光ポイントらしいということ。

 ロープウエイもあるし、眺望も最高だ。鎖場というめずらしい場所もある。


 この千光寺を見終わって、階段を下っていると、アメカジを着た若い女性とすれ違う。

 軽く会釈すると答えてくれた。


 正直、尾道で1人観光をしている人間は目立つ存在だ。

「1人ですか」と声をかけてもいいし、同じアメカジ好きならそれで会話もできる。


 しかし声をかけなかった。


 イタリアであれだけ社交的にふるまえたのに、どうしても若い女性は苦手だ。


 しまなみ海道を走破した後、食堂のおばさんに話しかけて、結構話が盛り上がった。

 カレー屋さんとも話して、話題が盛り上がった。


 なのに、若い女性だけは苦手だ。別に口説くつもりはないが、話しかけるタイミングがあったにもかかわらずやめたのが、どーにももどかしい。せっかく苦手を克服するチャンスだったのに。


 この若い人とはその後、駅でも会っている。

 アメカジだから目立つ。すぐわかる。

 駅で電車を待っている時だ。


 この時でも軽く会話するくらいならありなような気がするが、「自転車かついでるしな」とか、意味のない言い訳をじぶんにしていた。


 この人とはその後、新幹線のホームでも会う。


 たぶん、向こうも気が付いているよなと思わなくもない。

 


 …結局話しかけなかったんだけど、こんなことも思った。


「こんなに異性を気がいくなんて何年ぶりだろう」と。


 自分の無意識の変化を感じます。



 …で、こうも思う。

 若い女性だと思うから緊張するんだ、おばさんだと思って話しかければ、いつもの調子で話せるかな?と。

 おばさんだったら?煙たがられても切り返せる。あれと同じことをやればいいだけなのだ。




 今日、ベランダに置く「椅子」と「テーブル」を探しに、ホームセンターを何件かまわった。

 椅子はいいのを見つけたが、テーブルはなかなか意中のものがない。

 複数の店を回る際、スマホのナビを使った。

 ナビの指示に従い車を運転していると?


 高校時代の通学路へ来てしまった。

 君と2人並んで、自転車をひきながら歩いた記憶が一気によみがえる。

 あの時の君の声やしぐさが、急に鮮明に頭に再現され、いままでどれほど記憶が薄らいでいたかを痛感する。


 Fさんと親しくなるにも、1年かかった。

 

 もう一度会って話をしたいと今でも思う。

 君が2度目の再会を望まないなら、踏ん切りがつく。


 …君がどう選択するかは君次第だ。

 できればその決意を聞きたい。


 1度は君の事を忘れたのは確かだ。時間とともに、もう一度忘れる日も来るかもしれない…。


 けれど、今がその時ではないのも事実だ。


 イタリアのアマルフィ海岸の話は、この後書きます。

 君と、ぜひ一緒に行ってみたい場所です。


 どんな結果が待ち構えていようと、前を向き続けることが大事だと思います。


 僕も前を向き続けようと思う。

 苦手を克服して、一歩でも二歩でも成長したい。


 奇跡を待つだけのKから成長したいとも思うのです。


 なぜならば、Fさんが前を向き続けているのに、僕が成長しないわけにもいかないからです。


 京都をサイクリングした時、"彼ら"とおぼしき人らがいた。

 僕が行動し始めて2時間くらいたってからだ。大概、遠隔地で"彼ら"が動き出すまで2時間かかる。過去の記憶とも符合しなくもない…?


 事実はわからない。


 しかし、1つだけ確かなことがある。

 "彼ら"の理屈はこうだ。

 "彼ら"は僕がいずれなにか悪いことをする人間に違いないと、勝手に決めつけて行動している節があった。


 だが残念なことに、大切な思い出を持つ人間は、人生を捨て鉢になどしないのだ。

「愛」がなんであるかを知っているからだ。


 その事実は、どんなことが起ころうとも、揺るがない事実だと思う。

 この事実こそが、揺るがない心の芯なのだ。


 それを否定できる人間がいるだろうか?


 Fさん。今どこでどうしていますか?

 あせらず、本来の君を思い出して、行動してほしい。

 

 あの日、言えなかった言葉を念じます。

 君の心に届くことを信じて。


 負けないでほしい、がんばれ!


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〔5月18日分の記述〕


 Fさんへ。

 今日は本当は2016年3月29日です。

 長い休みも終わって4月からまた仕事復帰になります。

 忙しい日々が戻ってくるわけで、特別なひと月のおわりです。

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〔5月19日分の記述〕


 Fさんへ。 

 引っ越し後の部屋の片づけがまだ終わってないので、29日、30日、31日で終わらせないといけない。

 物が多くて、てこづっています。

 東京時代はビンボー生活をしていたので、たいして荷物もなかったけど、今はかなり増えてしまった。

 手取りが増えた分、無駄使いが増えた結果だと思う。反省です。


 ストレス発散に、つい模型を買ってしまう癖がある。


 引っ越しで気が付いたけど、作ってない模型がものすごい増えてしまっていた。


 服も意外に多くなってしまっていて、収納なんかに悩んでいます。


 部屋は広いんだけど、せっかくおしゃれな内装なので、きれいに収納したい。

 

 急には完成形にたどり着かない…。いろいろ試行錯誤しないと。


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〔5月21日分の記述〕


 Fさんへ。 イタリア旅行の話が途中だった。

 ローマに到着後、すぐナポリへ移動。翌朝、ナポリ市内観光をして、ポンペイへ移動。

 ポンペイの遺跡を散策した。遺跡内にカフェがあったこと、ベスピオ火山の雪化粧など書いたと思う。


 1日目が移動日。

 2日目が観光で、ナポリ、ポンペイ。そしてアマルフィ海岸へ向かったわけだ。


 「アマルフィ」というと?

 昔、織田裕二主演で映画化された「アマルフィ 女神の報酬」という作品で有名だ。

 実は、この映画見ていない。あまり面白くないという評判だからだ。

 見てみようか?などとも思ってしまう。


 アマルフィ海岸へはポンペイからさらに南下する場所にある。

 バスはソレント半島へ向かい半島の海岸沿いを進む。


 途中、まるでアマルフィ海岸のような場所があり、バス内から歓声が上がるのだが、手元のアンドロイドに映るグーグルマップによるとそれがソレントの町であることが認識できる。

 でも確かにきれいなので見入ってしまう。

 その後、バスは半島を横断すべく山越えルートへ侵入する。


 イタリアの田舎風景のかなバスは進み、その独特な情緒は見ているだけで飽きない。

 山道を横断すると、断崖絶壁の道路が海岸沿いにある場所へ侵入。

 このあたりからアマルフィまでなのかな?このあたりをアマルフィ海岸と思っていいらしい。


 古くからある断崖絶壁の道で、片側一車線しかない狭い道が続いている。

 よく映画なんかで、スポーツカーがかっ飛ばしていそうな道路だ。


 説明によると、実際この狭い道路を、スポーツカーでかっ飛ばす人が、まれにいるらしい。


 道幅が狭いため、バスは大型のものが使えない。そのくらい狭いのだ。

(箱根の山道ですらそんな規制はないと思う)

 道は石材でくみ上げられた台座により、海岸線にそって構築されている。

 古いものなのだろうか?

 中世からあるとしたら?そりゃあ拡張工事はできなよなと思う。


 ドライブするには、いいワインディングロード(曲がりくねった道)です。


 バスはその後アマルフィの町へ到着。

 町が見下ろせる見晴らし台へ着く。


 白い壁の家が一面に広がる見事な景色が広がっていた。


 歴史的にはローマ時代からあった港らしい。海洋貿易で発達し、独立したアマルフィ公国として一時代を築いたらしい。

 11世紀が最盛期で、その後異民族の侵入などで衰退したようだ。


 11世紀といえば?セルジュークトルコが勢いを増した時期。ノルマン人の侵入なんかもあったらしい。


 地理的には、海上交通の休憩地点として絶妙な位置にあったから、そのおかげで今日まで衰退せずに街をとどめられたのだろうか?

 しかし街に近代的な港湾施設はみあたらない。見えないところにあるのか?それとも今は純粋に観光なのかは不明だ。

 建物はナポリのようなフランスの影響をうけた様子もなく、白い石灰岩でできた家が目立つ。

 もしかしたら?ナポリもフランスの影響を受ける前は、こういう町だったのかもしれない…。



 時間があれば町まで下りて散策したいところですが、そうもいかないので、見晴らし台からの観光のみです。

 それでも十分その雰囲気を楽しめた。


 その後、バスは海岸を引き返しもう一度アマルフィ海岸をドライブ。

 バスは反対方向へむくので、左右座席の違う人も公平に景色が見れる配慮だ。ありがたいです。


 バスはソレント半島を再び山越えで横切り、ポンペイ周辺で高速道路へのった。

 一路北へ向かい、ローマへ。3時間ほどかかっただろうか?途中2回ほど休憩所へよる。

 休憩地での観光ショップでは、よくマグネットを見る。

 冷蔵庫なんかにはるやつだ。イタリアの名所とかをオブジェにして後ろにマグネットが付いている。

 

 どうやらこれがイタリアの定番のお土産らしく、この先も何度もどこへ行っても見ることになる。


 バスは再び高速道路を北上し、ローマ市内へ。

 ローマは道路が環状線にあるようで、その道路に下りた。


 この日の宿はシェラトンホテル。けっこういいホテルだ。


 ここでだったかな…、印象的なのは炭酸水が美味しいという事。


 日本で飲む炭酸水と、なんか違う。

 まるでアルコールを飲んでいるようで、じつはアルコールでないような、ふしぎな味で、おいしかった。

(帰国してから調べると?日本でも買えるらしい。しかし、ペットボトルのものは気が抜けているとか、アマゾンのレビューに書いてある。瓶のものなら大丈夫らしい。たまの贅沢に時々買おうかとも思う)



 経験は大事です。

 いい経験もあれば、悪い経験もある。


 2人で、いい経験をたくさんできる日がくればうれしい。

 そうすれば、悪い経験も、なんとかなるというか、心の中で落ち着くものになると思う。



 あの日、言えなかった言葉と気持ちを念じます。

 君の心に届けば…と信じて。


 負けないでほしい、がんばれ!

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〔5月22日分の記述〕


 Fさんへ。最近思う事。

 

 長期休暇も30日、31日で終わってしまう…。

 急にこんな事思いました。


 30日、31日のAM11:00に「あの神社」へ行ってみようかな…、と。

 そんなに長くいるつもりはない。ささっと行ってささっと帰る程度だ。


 奇跡が待っているか?それとも"彼ら"が待っているか?


 長期休暇の締めくくりを、このイベントでしめるのもいいかもしれない…。


 そんな事も、思いました。

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〔5月23日分の記述〕


 Fさんへ。「あの神社」へ行ってきました。超がつくほど久しぶりに…。


 一番大きな木だけはまだあったけど、ほかの木はほとんど伐採されていて、だいぶ印象のちがう場所になっていた。

 周辺も大きく開発されていて、当時の面影はない。


 当時「ここ、いいでしょ?」と、秘密の隠れ家にしていたことを君はおしえてくれた。

 あの印象は、もうあの場所にはない。


 しかし、二人で座ったあの木の階段と、あの大きな木だけは、いまでも変わらずあった。

 あの木がしゃべることができるならば?


 君がここに来たことがあるのか聞くことができるのに…。


 そんなことすら思う。


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〔5月24日分の記述〕


 Fさんへ。ローマでシェラトンホテルに泊まったわけだけど、じつはここで指を怪我した。

 バスタブから出ようとしたら?足を滑らせて転んだのだ。


 うまい事受け身ができたので、ひどい事にはならなかったんだけど、反射的に手でつかんだところが悪かった。

 手を怪我してしまったのです。

 (まあ、頭打って血流すよりははるかにいいです)


 景色もまんまりよくなかった、部屋はすごくいいんだけど。

 (まあ、激安ツアーであるわけだし、そんなものかとも思う)


 この日の朝食もヴァイキング形式だった。

 以前旅行したトルコと違い、コーヒーが美味しいのが何よりもうれしい事です。

 (一つ不満なのが、バスの中でコーヒーを飲むのが禁止されていることだ。缶コーヒーがないが故のルールなのだろうが…)


 この日はヴァチカン市国を見る予定だった。


 Fさん?ヴァチカン市国は知ってるよね、教皇のいる教会そのものが1つの国家になっていて、ちゃんと国連にも加盟している正式な独立国だ。


 行政機構は独自だが、その他、経済や治安はイタリアにゆだねている形式をとっている。

 (ヴァチカン内で事件がおきたらどーなるんだろう?とか、思わなくもない。そー言えばそういう題材の映画だがドラマだかがあったような気がするが、思い出せません)

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〔5月25日分の記述〕


 Fさんへ。「あの神社」へ行ってきました。超がつくほど久しぶりに…。 

 今、どこでどうしていますか?

 

 会えなかったけど、それはそれであきらめません。

 何か事情があるんだと、そう考えます。


 こうも思う。

「これで終わりはないよな、「責任者出てこい!」っていう権利がまだこっちにはある」とね。




 ヴァチカン市国はローマの中心近くにあります。

 バスは地下駐車場にまず入り、そこで乗客を降ろす。地下ターミナルにはそのまま直接ヴァチカンに入る地下道が整備されていて、観光客はここから入るらしい。

 (古くからある場所だから、駐車場も地下しか作れなかったのだろう)


 地下道を通過し地上へ。しばらく歩くと徒歩でヴァチカンへ入国。その後簡単な入国検査をうけて、サンピエトロ大聖堂の中へ入る。


 サンピエトロ大聖堂こそが、ヴァチカン市国そのものだ。

 以前トルコ旅行でも書いたけど、キリストの12使徒のうち、エフェソスで大演説をしたのち、ローマにつかまり、処刑されたペテロ。

 そのペテロのお墓の上に建てられたのが、聖ペテロ教会=サンピエトロ教会というわけだ。



 TVで見たような光景を想像していた。


 しかし何かのイベントがあるらしく、広場には多くの座席がセットされ、いつもと違う雰囲気が醸し出されていた。

 大きなモニターなんかも設置されていて、広場の印象は違う。


 サンピエトロ大聖堂内に入る。

 何もかもが巨大で圧倒される。

 順路どうりすすむと、地下へ案内される。

 地下墓所のようだ。しかし、解説が全く分からない。


 バスの中でのガイドの解説の中で「ダンテ」の「神曲」がやたらと出てきた。

 このあたりと関係があるのだろうか?

 (このダンテの「神曲」は、人気漫画「ワンピース」の「インペルタウン編」でも多くモチーフにされている。)

 (解説を聞くと、このダンテの「神曲」は、ある種の「暴露本」であり、当時の教皇や有力者が実名で登場し、罪状を明かして、地獄に落とす描写をしているのだ)

 (この小説にもそのくらいの力があればいいのだけど…。Fさんと違い、僕の場合"彼ら"の偉い人など怖くもないし、世話になったひともいないからだ)



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〔5月26日分の記述〕


 Fさんへ。「あの神社」へ行ってきました。会えなかったのは残念です。

 今はその時期ではないという事なのかな…

 今、どこでどうしていますか?



 調べるとヴァチカンの地下墓所では、聖ペテロと思しき男性の骨が発見され、それが祭られているとか…。

 あと最近亡くなられた先代教皇も祭られているらしい…。

(世界ふしぎ発見で見たときは、一般公開されてない地下墳墓がまだいくつかあるみたいなことをやっていたような気がする…)



 地下から上がると?

 いきなりサンピエトロ大聖堂の中へ出る。

 急な階段だったから、あれはたぶん、近代になって作られた階段ではなく、昔からある地下墳墓への階段だったのだろうと思う。

 いきなり目の前に中央祭壇が現れ、大きな空間が広がる。


 中はまるで美術館のようで、あちこちに巨大な彫刻がおかれている。

 あれは全部ミケランジェロなんだろうか?ともかく圧巻です。

 教会というより、美術館のよう。ヴァチカン美術館と揶揄される話があるが、まさにその通りです。


 あとで、ツアーで仲良くなった人にこういわれた。

「中で道に迷わなかった?」と。


 その通りで、大広間は回廊のようになっていて、どこが出口か全くわからない。ともかく巨大で広い。

 途中、聖堂に入る前、トイレに行ったためツアーの人とははぐれていた。

 集合場所は、出口をでて噴水のところとなっているので、時間までにそこへ行けばいいのだが、出口がわからない。少し焦る。

 歩きながら写真を撮り、出口を探すと、ようやく発見。

「ここが出口だな」

 と、安心し、回廊内へ引き返す。出口さえわかれば安心して観光できる。


 ともかく巨大な像があちこちにあり、すべての完成度が高い。


 以前、静岡の県立美術館で、ダンテの「地獄の門」を見たときは、あまりの完成度の高さに唖然としてしまったが、あれと同クラスの彫刻が無数にある感じなのだ。もうパニックになるくらいの驚嘆をうける。あれは「すごい」としか言えない。


(以降つづきます)

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〔5月27日分の記述〕


 Fさんへ。


 たまにはいつもと違う話題を…。


 昔、うちの姉が結婚式を挙げるとき、費用で悩んでいた。

 たまたま僕は、同時「じゃらん」という雑誌を読んでいて、そこに海外で挙式を上げる具体的なプランがいくつものっていた。

 

 しかも安くできるとあって、うちの姉は海外挙式に踏み切った。


 浮いたお金でPCをくれたことを覚えている。


 その時、親族など列席者もなく、2人だけでやったそうだ。


 それを聞いて「へー」と思った。


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〔5月28日分の記述〕


 今日たまたまTVでみた「白雪姫殺人事件」って面白かったです。

(この小説内で、僕が小説「赤毛のアン」を全巻よんだことは書いたと思う。そういう事もあり、不覚にも久しぶりにジーンときました)



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〔5月29日分の記述〕


 Fさんへ。今日はどうしていますか?

 僕は今日、ベランダ用の花を買いました。

 広いベランダに、白い椅子とテーブルを設置したので、今度は花を飾ろうと試行錯誤中です。

 一気に増やすのではなく、少しづつ行こうと思う。


 今回買ったやつは、4月から7月ごろまで咲く花らしい。

 月に一回飼料を入れればいいとか書いてあった。


 これを石でできた風の白いプランターに入れてあります。

 白いテーブルに白い椅子。白いプランターに白い花です。

 しばらく白で行こうと思う。


 読書をしたり、コーヒーを飲んだりするにはいい空間になりつつあります。


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〔5月30日分の記述〕


 Fさんへ。今日はどうしていますか?

 Fさんは猛烈な恥ずかしがり屋だ、たぶん自分のあまりきれいじゃない部分など、話したがらないだろう…。

 でもそれはお互いさまな気もします。


 完璧でないFさんなど、とっくに気が付いているから安心してください。



 イタリア旅行の続きです。

 1日目「ナポリ」「ポンペイ」「アマルフィ海岸」とみてローマへ移動。

 2日目はローマ泊の後、まず「バチカン」へ来たわけだが。


 バチカンのサンピエトロ大聖堂内部の見事さと荘厳さに圧倒されたのち、出口をでて集合場所へ。

 その後バスにのり、移動。

(今、グーグルマップで確認すると?サンピエトロ大聖堂の裏手に、裏庭的な何かがいろいろあるのが確認できる。そこには行かなかった、というか気が付かなかった。

 次回もし行く機会があるなら?ぜひ行ってみたいものです)


 バスは「ハドリアヌス霊廟」と呼ばれるものの前に停車。ここから下車して徒歩移動となる。

 ハドリアヌス帝は、日本では映画「テルマエ・ロマエ」に登場したローマ皇帝として有名だ。

 キリスト教はまだ迫害の対象の時代で、教会に力はない時代。

 ローマ五賢帝時代の皇帝で、ローマの基礎となる様々なものを作った。

 有名なところでは?「ハドリアヌスの城壁」。

 イギリスに作られは城壁で、北の蛮族の侵入を阻止した。この時代、ローマの勢力はイギリスにまで達していた訳だ。

(その後、イギリスはローマ人の支配と戦うアーサー王の伝説の時代へと入っていく形をとる。ヨーロッパ大陸がローマの文化で一体感を持つのに対して、イギリス人にそれがないのは、この辺の歴史的背景がある)



「ハドリアヌス霊廟」は「サンピエトロ教会」の東に位置し、ローマの中心部。ティベレ川沿いにある。

 ハドリアヌス帝自身が、自らの霊廟として建設を開始して、死後完成。

 その後、要塞としての機能が強化され、その後「サンタンジェロ城」と呼ばれるようにもなったとか。


 バスはこの霊廟が川向うに見える位置に停車。下車後徒歩移動した。

 先にも書いたが、この旅では「グーグルマップ」が使えるようにしてきたので、自分の場所がわかってとてもうれしいです。


 徒歩移動でローマ市街地を移動。

 下町というか、生活感のある街を移動。

 石畳の道に、バルコニーのある石造りの住宅。中世の街並みの雰囲気がまだまだ残っています。

 そうした雰囲気に調和するように、近代的な集合住宅が建てられ、あちこちにある。おしゃれです。


 ツアー一行は案内されるまま進み、ナヴォーナ広場へつく。1世紀に作られた競技場のあとに作られた広場だ。

 広場が競技トラックのようなだ円の形をしているのはその名残らしい。

(そういえば、イスタンブールにも似たような場所があった。競技場といえば、馬車レースを想像するが、なんだか小さい印象。)


 中央にはジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作の巨大な彫刻噴水がある。

 ベルニーニ?どっかで聞いた名前だな…と思った。


 あまりこの人物について詳しくない。以前「世界ふしぎ発見」の特集で見たくらいだ。

 一度、この人について、詳しく勉強したいところです。

 ともかく、ローマにいて、この人の名前はやたらと何度も聞きます。



 Fさんへ。今日はどうしていますか?

 Fさんは猛烈な恥ずかしがり屋だ、たぶん自分のあまりきれいじゃない部分など、話したがらないだろう…。

 でもそれはお互いさまな気もします。


 完璧でないFさんなど、とっくに気が付いているから安心してください。


 続きはまた書きます。

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〔5月31日分の記述〕


 Fさんへ。

 ナヴォーナ広場にはでかい噴水彫刻がある。


 Fさん、知ってるかな…。ちょっと前、食玩ブームのころ、海洋堂という会社がたくさん「ビネット」と呼ばれるオブジェを出していたことを。

 あまりの完成度の高さから、「これが食玩?」と言われていた。


 (しかし、すごかったのも初期のころくらいで、次第に出来が悪くなっていった。初期のころ出ていた「赤毛のアン」シリーズが秀逸と個人的には思う)


 こう書くとどうかとも思うが、こう思ってしまったからしょうがない。

 そのナボーナ広場の噴水彫刻をみて、こう思った。

「海洋堂のやつを巨大にしたような、みごとな彫刻だ」と。


 360度どこ角度から見ても完成度の高い彫刻が楽しめる作りで、裏の様子が若干ちらと見える演出とか好印象です。


 これを作ったベルニーニは、彫刻家にとどまらず、空間演出家としての側面が見られる。

 サンピエトロ大聖堂の中央祭壇(ペテロの墓とされるものの上に作られた祭壇)やスペイン広場の噴水なんかもそうらしい。


 彫刻は四面に一体づつ、計四体あり、4つの大陸を流れる大河、ガンジスアジア、ナイルアフリカ、ラプラタ川(南アメリカ)、ドナウヨーロッパを擬人化した彫刻と説明された。

 たぶんだけど、この時代はローマ教皇領だったんじゃないかな?

 とすると?

 この彫刻の意味は、カトリックによる世界布教を意図しているのではないだろうか?

 この像が作られたのは1648-51年とウイキペディアにある。

 プロテスタントによる宗教改革に対抗して、教皇直属のイエズス会が、アジア布教とか、アジア以外にも世界中に布教した時期だと思う。


 ウィキペディアを読むと、面白いことが書いてある。


 ベルニーニはその空間演出家としての才能を生かして、この噴水である大胆なイベントをやったらしい。


 噴水の排水溝をとめて、わざと水をあふれさせて、ナヴォーナ広場を水で満たして、ノアの箱舟の時代のような光景を楽しむ「イベント」なのかな?やったらしい。


 これを読んで急に納得した。


 正直、観光当日はこう、思った。

「たしかに見事で、見ごたえのある彫刻なんだけど、こんなに時間を割いて見る理由はなんだろう…」と。

 ローマにはほかにも見ごたえのあるものがまだまだあるのに…。


 でも、このウィキペディアの記述を見て腑に落ちた。


「ああ、これは当時のローマのメインスポットのシンボルだったんだな」と。


 今風に言えば、この彫刻は「渋谷109」のようなものか、と感じた。


 今でこそ、普通な感じの広場だが、たぶん昔はもっと人でごった返していたんだろう…、そう思った。



 こんなことも妄想する。


 この旅で見ることのできなかった「ハドリアヌス霊廟」をFさんと2人で散策した後、ナヴォーナ広場や、この後行く「パンテオン」。

 そして「トレビの泉」や「スペイン広場」「三位一体教会」なんかを、案内してあるけるなー、などと。


 夢かな、どうかな、わからない。


 最近、こう、思います。

 Fさんとは、いろいろな意味で、なんだか相性が本当によかった。

 

 Fさんは、どう、思いますか。


(まだ、続きます)

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〔6月1日分の記述〕


 Fさんへ。


 この小説は、あらゆる可能性を考慮して書いている…。

 その事は、過去何度も書いていることです。


 その、あらゆる可能性の1つとして、こんな仮説も出てこなくもない。


 もし、Fさんが戦っているならば?


 こんな可能性もなくはないと感じる。


 この可能性は、実はかなり初期のころから感じていた可能性。


 しかし、あえて書いてこなかった可能性の1つだ。


 もし、Fさんが戦っているならば?


 こうも思う。


 たぶんだけどね、違うかもしれないけど、実際はわからないけど、一般的に考えると。


 たぶん、男性が怖い、という可能性。あるよな、と。



 Fさんが、僕を怖がる?

 あまり想像できないけど、なくはない話。

 

 僕と知り合っていた当時ですら、男に荒い扱いばかりされてきたような印象を受けたのも事実。

 あれから、20年以上。どうなのかな…、


 

 実際は違うかもしれない。

 しかし、可能性はなくはない。


 もし違っていたらごめんね。その時は、心配してくれているんだ、とでも思ってもらえたらうれしい。


 ともかく、可能性として?もし、Fさんが、ある種「男性恐怖症」にかかっていたとするならば?


 僕は、君に、こう伝える。


「僕は君を押し倒したことなど一度もない、他の連中と一緒にしないでくれ」と。


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〔6月2日分の記述〕


 Fさんへ。

 こんなことも思う。


 もし、交渉中なら?


 そして、相手が頑強なら?


 あまり使いたくない手段がある。


 やりたくはないし、実行はつらいが、行えば、どんな頑強な人の心でも打ち砕ける方法だ。



 …これは可能性の問題。


 君にこれができるかどうかは、わからない。


 しかし、もしどうしても相手が頑強で、どうしようもなくて、泣きたくなるほどつらくなったならば?

 試す価値はある。



 一度、仲直りするのだ。

 相手が心のガードを下す方法で。


 そして、相手の心が緩んだところで、決戦を挑むのだ。



 心は守りに入ると、どこまでも頑強になれる。


 でも、緩んだり、固くなったりを、繰り返してゆくと、崩れやすい。



 あまりこういう事は書きたくない。

 では?なぜ書くかというと?


 もし、こう書いて、君がこれを実行したら相手がどう思うか。

 それだけでも、相手をゆさぶれる?


 わからないけど、何が役に立つかわからないので、一応書きました。


 お芝居のヘタな君に、この芝居はできないかもしれない。


 君は気持ちを大切にする人だ。難しいだろう…。


 しかし、君が僕の考える可能性を超える可能性もある。




 …そして、こうも思う。


 できないにしろ、最終手段が存在するという知識は、追い詰められたとき、どれだけ心を支えるか。


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〔6月3日分の記述〕


 Fさんへ。

 こんな妄想も抱きます…。


 僕は寝ている時に夢をめったに見ない。


 でも、こういう夢を観れたらいいのに、と思うことがある。


 Fさんが、なぜか夢の中に出てきて、こう言う。


「時々会いにきていたのに、Kくん全然きがつかないんだもん」と。


「話しかけてくれればよかったのに」と僕が答えると?


 君ははにかんだ笑顔で、何かをしゃべるのだ。


 でも何ていうのかがわからない。


「気が付かないんだもん」と言うのか?

「私はすぐにわかったよ」と言うのか?


 …それとも、何かをしゃべりかけて、のみこんで。

「…なんでもない」と言うのか。



 Fさん。もし、本物の君だったら何ていうのかな?


 今度会ったとき、教えてほしい。


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〔6月4日分の記述〕


 Fさんへ。

 出来の悪い妄想シリーズ。


 映画「秒速5センチメートル」を久しぶりに見て思う。

 ラストシーン、2人がすれ違うシーンを見たとき、なぜ追いかけない、と以前は思った。


 今はこう思う。

「仮に、本当にすれ違っていたとしても、確信がもてないよな」と。


 こないだもサントムーンで、君と同じ背格好の人を見て、そう感じた。


 後姿、似てるけど。確信が持てない。



 映画の主人公を馬鹿にできない自分がいたりします。


 

 こういう時、迷ったときは、原点回帰です。

 この勝負、ルールのルールを破ったものが負ける。

 ルールのルールとは社会をつかさどる全体のルール。

 

 変えることのできないルール。


 倫理観かもしれない。


 こんなことも思う。


 イタリアから帰国した際、駅からタクシーを使った。

 でかいスーツケースがあったから、徒歩では帰りたくなかったのだ。


 駅前でタクシーを拾った。


 いつもなら?自宅より少し離れたところで下りっているのだが、この日はスーツケースがあったので、自宅前までタクシーで行った。


 それまで普通だったタクシーの運転者さんが、自宅前に止まると、まあ、ばつの悪そうな顔。


 ナンバーを見れば、そうだな、このナンバーのタクシーは自宅前で何度も見た「うるさい騒音タクシー」のうちの一台だよなーと思う。


 今でこそないが、"彼ら"の攻撃激しかったころは、それこそ様々なタクシー会社のタクシーを何十台と自宅にいながら鑑賞で来た。


 "彼ら"はルールのルールを破らなければ、何をしてもいいと思っている。


 しかし、バレたとき背負う十字架の重みを、考えさせると、どうなるのか?




 その重みを背負う覚悟がない人間に、自分の罪を教えてやればいい。


 Fさん。


 君の気持はたぶん、説明しがたいものなんだと思う。

 個人では抱えきれないものかもしれない。


 それでも、君に生きてほしい。


 これは、僕のわがままです。

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〔6月5日分の記述〕


 Fさんへ。

 最近はこんなことを計画しています。



 「仁科峠」


 …に行きたいです。

 グーグルマップで検索してみてください。


 「天城峠」の西にあることが分かります。


 この「仁科峠」から「天城峠」へ行くためには?

 車で大きく回り道をする以外に方法はない、しかしある唯一の方法を使えば、直接行くことができる。


 山道を徒歩移動するのだ。


 この「仁科峠」から「天城峠」ルートは、ブナの原生林が生い茂る幻想的なハイキングコースになっているらしい。

 手つかずの自然がみられるらしい。


 しかもいいところがある。


 ほぼ平地なのだ。アップダウンはあるが、基本平地。


 このコース、山用の自転車でも、いけるコースらしい。



 前回、山へ自転車で挑んだ「箱根」コースは正直物足りなかった…。

 今回見つけたこの「仁科峠」コースは果たしてどうだろう?


 少し期待しています。


 期待しているんだけど、せっかくの休日が連続で雨で、やきもきしている次第です。

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〔6月6日分の記述〕


 Fさんへ。


 「スフォルツァ家」というのがあるらしい。


 ミラノを支配した貴族だ。



 イタリア旅行に行く前に読んでしまおうと思って、結局読めなかった本を、今、読んでいます。

 ミラノはおしゃれな街だ。

 世界初のアーケードがあり、ミラノ座があり、大聖堂がある。


 遺跡の町ではなく、今も生きている街、そんな印象です。


 北イタリアの主要都市で、ローマ共和政の早い段階で、ケルト人の町を征服して作られた町らしい。

 

 その後、民族大移動で、ゴート族に滅ばされてるが、200年ほどかけて自然に再建されたみたい。たぶん、立地が良かったんだろう…、人が自然に集まる要素があるんだと思う。


 その後しばらくはミラノ大司教というカトリックの支配下だったらしい。

(そういえばミラノには大聖堂がある、関係あるのだろうか?)


 時間とともに地元の実力者が力をつけ、支配者から独立する力をつけていったみたいだ。

(さすがシルクロードの終着点の1つ。商売で力をつける人物が自然発生するわけだ)


 「フランチェスコ・フィレルフォ」という人物がいる。

 たぶん、当時のミラノの貴族だ。

 この人物が当時、コンスタンチノーブルに留学する機会があり、ヨーロッパで失われていた書物を持ち帰り、翻訳して広めたらしい。


 そして、この人がミラノを支配した「スフォルツァ家」の家庭教師をして、教えを広めるきっかけを作ったらしい。



 「ピサ、フィレンツエ」が神秘主義に傾倒したルネッサンスであったのに対して、「ミラノ」のルネッサンスは、この「スフォルツァ家」の影響で「科学的」に発展したらしい。




 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」も実はミラノで活躍している…。


 最近のアニメ「イタリア版ルパン三世」で登場したラスボス、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」のクローンが登場するが、このアニメ内では、孤高の狂科学者として書かれている。


 しかし、実際の「レオナルド・ダ・ヴィンチ」はもっと違ったようだ。

 彼は「ミラノ」で、「ダ・ヴィンチ・アカデミー」という有志サークルを作っていたらしい。

 当時の最先端の文化人、学者、研究者と常に交流し、最先端の知識を吸収していたらしい。

(アニメ「イタリア版ルパン三世」は正直、後半が面白くなかった。その原因は、おそらく、この「ダ・ヴィンチ」の人物像の掘り下げが足りないことだと思う、一般的な天才のイメージにとどまっていて肩透かしをくらうのだ。

 もし、本当に現代にダ・ヴィンチが復活するなら?世界中の研究者とある種ネットワークを構築しようとするのが正しい人物像なような気がする。決してアニメのように世界を作り変えるなんてことはしないと感じた。この差異が、後半あの作品を残念にした原因と、個人的に思う)


 

 「ダ・ヴィンチ」はこの後、フランスへ行き、絵画に専念する。

 フランスに「ダ・ヴィンチ」絵画が多いのはそのためらしい。


 絵画の専門家は、「ダ・ヴィンチ」が科学に専念していなければ、もっと多くの名作絵画がうまれたのに、と言うらしいが。

 僕の読んだ本には、こう書かれていた。

 実はその逆で、絵画に専念してなければ、もっと科学の分野で貢献していたかもしれない…と。



 「ミラノ」はそうか、「ダ・ヴィンチ」の街なのか、と今更ながらに感じた。

 実は「最後の晩餐」もミラノにあるようだ。


 ミラノは「大聖堂」を中心に、町中散策をした程度で、まだ見てないものがたくさんある。

 もし、一緒に行ける機会があれば、その時はいけなかった場所に一緒に行きたいです…。


 そんな夢、みてもいいかな…?


 2人で、いい経験をたくさんできる日がくればうれしい。

 そうすれば、悪い経験も、なんとかなるというか、心の中で落ち着くものになると思う。




 負けないでほしい、がんばれ!

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〔6月7日分の記述〕


 Fさんへ。

 イタリアで増えた体重も、ようやくいつもの体重まで戻ってきました。

 運動は、しまなみ海道サイクリング以外、たいしてしてないから、節制だけで回復したことになる。

 …しかし、ここからが減らないんだな、これが。


 なかなか難しいものです。


 今日は本当は仁科峠へ行きたかった。


 しかし、休日なのに19時から職場へいく必要がありやめました。


 行っていけないことはないと思うけど、渋滞を考慮すると?

 19時に戻ってくるのはギリギリかもしれないと判断。


 ここは見たかったけど見れなかった映画を観よう!と判断。


 久しぶりに「TUTAYA」へ行き、映画を借りることにしました。



 引っ越し以来、はじめてまともに、自宅のシアター音響をフル稼働させる。


 たまに見るくらいだから、いいか。と思い、窓全開にして、新鮮な空気を部屋に入れ、映画をみた。昼間の平日だし、いつもやるわけじゃないし、近所でうるさいグラインダーいつもかけてる人に比べたら、はるかにまともだよなと、思い込むことにした。



 観た映画は「インター・ステラー」。前々から見たかったのだ。


 映画のタイプからいうと、映画「コンタクト」や映画「惑星ソラリス」に通じるものがあると感じた。


 設定の骨子は「いかなるものも過去へタイムトラベルすることはできない、重力以外は」だ。


 そして「円滑なコミュニケーションには90%の正直と10%のうそが必要」というテーマ。



 ラストシーン、若さをたもったまま地球に帰還した主人公は、老齢で衰弱死寸前の娘に会う。

 約束通り帰ってきてくれたのね。と喜ぶ娘。

 抱き合い、再会する2人。


 そして娘は10%の嘘をつく。

 父を必要としている女性がいる。ここで父を引き留めてはいけない。だから言うのだ。


「父親が娘の死を看取るなんて間違っているわ、私にはたくさんの子供たちがいるから…」と。


 父親もそれが本心でないとわかっているが、娘の気持ちをさっして旅立つのだ。


 このテーマはいいも悪いも含めて、全編にわたって描かれている。


 人類のため、と90%の真実を言うが、のこり10%では皆、とても利己的な嘘をついている。


 そこが、なんだか、いままでの映画とちがうな、なんか、こう、琴線に触れるものがある、というか。そういう感想をもった。



 僕は君の気持ちに気が付かなかった。

 僕の前では、ほとんど「素」の自分をさらす君を、僕は疑わなかった。

 僕を救うために隠し事をしていたと、なぜ、気が付けなかったのか…。



 いまでも、君は自分の本心を押し殺しているのだろうか?


 その方がいいと、自分に強く言い聞かせているのだろうか?



 時々、こう、思います。

 いままで「コンビニで再会できる」と書いてきたが、サントムーンの方がいいのだろうか?

 あそこは大概のものがそろっているので、よく行きます。

 2棟あるけど、いつもエディオンのあるほうの駐車場に車を停めている。


 模型のコーナーは大概いつもよります。

 買うものはないけど、つい習慣で行ってしまうのです。

 あとは、本屋。それと食品コーナーかな。


 今乗ってる車は、白いルーフボックスが乗っているから、あのでかい駐車場でも、すぐに判別がつく。



 昔みたいに、週に一回、そこに集まって、2人で話ができたらいいなと、思わなくもない。


 そんなことも思う、最近です。


 あせらず、君が、きみらしくいてくれることが何よりです。


 Fさんは何も間違っていません。自信をもって。


 負けないでほしい、がんばれ!

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〔6月8日分の記述〕


 Fさんへ。


 …イタリアの話、続きです。

 1日目、飛行機でナポリに到着。

 2日目、ナポリ、ポンペイ、アマルフィ観光後、ローマへ移動。

 3日目、ローマ泊後、バチカン観光、そしていよいよローマ観光、ナヴォーナ広場を見た、となるわけだ。


 こう思う。

 ローマはものすごい歴史を積み重ねている。

 それゆえ、破壊と創造を繰り返されていて、もともとのオリジナリティーを維持し続けたまま、今日まであり続ける建造物は、非常に「まれ」である、と。

(大概に物は、朽ち果て、埋もれて、遺跡として「出土」するか、改築・改造され、今日まで残る)


 「パンテオン」はそうした中で、ハドリアヌス帝が建築した古代の時代から、オリジナルのまま今日まで残っている、非常に珍しい建物だ。


 ローマ人は、オリジナルに対して、畏怖というか、敬意を特別もつらしく、この「パンテオン」を、ローマの聖地のように思う?のだろうか。


 有名な「ラファエロ」もまた、この「パンテオン」を特別な場所、と考えたらしく、死後ここに埋葬してほしいと願い、実現している。



 古代ローマには、コンクリートの技術がすでにあった。

 この「パンテオン」はコンクリートで作られている。


 面白いことに、このコンクリートの技術は、その後失われ、近代に入るまで復活しなかった。

 中世の教会の建物は石材ブロックを積み上げるものばかりで、コンクリートがない。

 たぶんだけど、カトリックがローマ帝国を滅ぼした際、その優れた技術も一緒に失われたのではないだろうか?

(古代ローマには、コンクリートの他にも、自動で巨大な扉を開ける仕掛けとか、初歩的な蒸気機関である「スチームボール」なんてものも、あったとか聞いた気がする)



 調べると、どーもこの建物があまりに当時斬新すぎて、こわすのがもったいないと感じられたみたいだ。

 その後、カトリック支配の時代になると、キリスト教の聖堂になり、今日まで残っているみたいだ。


 実際にパンテオンに行ってみた感想は?

「こじんまりとしている、小さい」

 という印象。


 まあ、それは仕方がない事。

 なにしろバチカンのあの巨大で荘厳な空間を見たばかりなのだ、致し方ない。


 しかし、ここは、想像力を働かせてみる。


 バチカンなどない時代。

 ドーム状の円形の建物など、当時存在しない時代。


 幾何学的な模様が施されたモダンな内装で、円形の空間。

 当時誰も想像すらしたことのない、ドームの天井に、初めて見る円形の天窓。


 そして、このモダンな空間が中世でなく、古代の建築物であるという事実。


 今でもモダンと感じるこの建物があった時代、日本人が何をしていたかと言うと?

 答えは「弥生時代」。


 当時の日本人は、銅でできた鏡を見ただけで魔法だと思うような状況だ。

 コンクリートのこんなモダンな建物をみたら、神の存在を感じてしまうかもしれない。


「そう、考えると?たしかにこのパンテオンは、ローマ人のほこりだな」


 とか、思わなくもない。


 いやあ、ローマすごいです。こんなものが普通に町中にある。

 さすがはシルクロードの終着点。

 最高の文化が凝縮した時代をもつ都市です。


 このあと、僕ら観光ツアー一行は、徒歩移動をつづけ、あの有名な「トレビの泉」へ向かいます。


(以降続きます)


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 もし君が僕の前に姿を現すとしたら?きっと、僕のまったく予想もしないような方法で現れるように思う。


とにかく、待とうと決めたのだ。君を待とうと思う。奇跡を信じて。


 サントムーンで出会えるような気がする今日この頃です。



(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)


〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

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