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第87話 あの記憶が僕をもとに戻す「道しるべ」になっています

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)


〔2月1日分の記述〕


 Fさんへ。

 最近ちょっとうれしい事。

 だいぶ前に購入した

 「FREETELpriori2」

 という壊れたスマホが直った事。


 買ってすぐ欠陥品だったが、当時何を思ったのか返品しなかった。

 アップデートで直るというネットの記述を信じたのだ。


 しかしアップデートがなかなか公開されず、後悔していたものなのです。


 最近ようやくアップデートが公開された。

 最新のアンドロイド5.0になるらしい。


 本当に直るのか?


 実はもうあきらめて中古ショップに売ろうとか思っていた代物だ。



 アップデート自体も一筋縄ではいかない。

 何度やってもうまくいかないのだ。

 正直もうあきらめていた。


 そう、完全にあきらめていたんです。


 で、だめもとでネットで調べてみた。


 すると?アップデートデータの解凍に必要な、内部ストレージの空き容量が足りないことが判明。


 初期化しないと空き容量が確保できない。


 大手のものならこんなことは通常無いのだが…。格安スマホだけにそういう部分は大手にかなわないらしい。


 そもそもこの「FREETELpriori2」、性能スペック自体はすばらしい。

 しかしネット接続が1時間で不通になる欠陥にイライラしていた。

 アップデートデータですら、落とすのに何回もLANをつなぎなおさないといけなかった。

 ところが今回調べると、実はLANが自動的に切れる機能があったらしい…。節電目的のそれが、断線の原因らしいのだ。

 いままで気がつかなかった。


 欠陥と思っていたそれは、設定の不備が原因のようだった。

(しかし、そもそもなんでそんな機能があるのか不明です。他の躯体にはそんな機能無い)


 知らないというのは恐ろしい…。あやうく欠陥品として売り飛ばすところだった。


 無事アップデートのすんだそれは、見違えるように高性能機に生まれ変わった。

 画面も大きく見やすいし、音もいい。

 反応も早く、ストレスを感じない。


 今、スマホに課している一番の課題は、屋外からの自宅HDレコーダー視聴だ。

 ネット経由で、自宅の僕の部屋にあるハードディスクレコーダーにアクセスし、録画番組をネット経由で、スマホでみるというものだ。

 一昔前のネット環境では、ストレス無く見ることなどできなかったものだ。


 いつでもどこでも、見たい番組が見たい、という夢を実現したいというわけです。



 こんな思い出が蘇ります。

 僕が、東京へ行く際、TVは必需品だ、というと、君は怪訝な顔をして、こう言った。

「私、TVあんまし見ないから…」と。

「でもTVはいるでしょう」と僕が言うと、

 君は首を横に振った。

「TV無くても大丈夫なの?」とか聞いたと思う。

 君はうなずいて、どーしてTVがそんなに大切?という顔で僕を見た。


 そういえば、君は好きな芸能人とかいなかった。

 好きな流行歌もなかった。

 TVをみない人だった。


 それが、当時ものすごい不思議だった。


 君が好きなのは、乗り物に乗って、知らない遠くへ行くことだった。

 今でもそうなのだろうか…。


「そんなことないよ」と、今の君は言うのだろうか?

 それとも、言葉が見つからず、だまって見つめるだけなのだろうか…。


 君は沈黙がきらいだった。

 君が黙ってしまうとき、僕は即座に話題を変えて、話し続けた。

 君はそれがどんなにくだらない話でも、聞いてくれた。

 そんな記憶、確かにあります。


 あきらめずにいれば何とかなる?


 もう駄目だとあきらめていた格安スマホは、アップデートが無事すみ、高性能機へ生まれ変わった。

 屋外からのHDレコーダー視聴は、どーゆーわけか、車内では調子がいい。


 昨日は夜勤明け、ためしにTBS「サンデージャポン」にアクセスしてみた。

 スマホアプリ「TVsideview」はソニー自慢のアプリだ。

 以前ソニーが押していたアプリとは、性能が全然違う。アクセスが早く、エラーがすくない。


 少なくとも自宅LAN環境なら、有線と見間違うほどの画質で、ストレス無くTVが見れる。

(以前ソニーがおしていたアプリでは、途中で頻繁にとまって、入浴中見ているときなどイライラしたものです。しかし最新の「TVsideview」は止まらない。躯体の性能が上がったわけではないので、データの圧縮技術の向上が理由だと思う)


 ざぶーんから自宅にかえる際、「TVsideview」を起動し、ネット経由で自宅のHDレコーダーへアクセス。

 短い時間で、録画番組の一覧表がスマホに映る。

 そのなかからTBS「サンデージャポン」を選択、録画再生を試みる。


 自宅のHDレコーダーがネット経由で録画番組を配信、離れた場所にいる僕のスマホをIPアドレスを認識して、情報を送る。



 1996年頃みたNHKスペシャル「コンピューター地球包囲網」で、インターネットの仕組みを解説していたのを思い出す。

 公開鍵暗号制度だ。

 コンピューター1つ1つに、公開鍵と秘密鍵をもたせて、通信の秘密を保つ仕組みだ。

 あまり詳しくは無いが、この公開鍵がユーザーアドレスであり、秘密鍵がパスワードではないかと、推測しています。


 この仕組みを整えているのは、素数を利用した暗号技術だったと思う、うろ覚えだけど。

 このプログラムを完成させたのは、一個人だった。研究者ではない。

 いい歳したニートの男性で、地下室にこもって好き勝手に生きていた人物だ。

 結婚もせず、お母さんに養ってもらいながら、大学生でないのに、大学にかってに入り込んで、授業をうけていたらしい。

 授業を受けても、在籍してないわけだから、当然単位はもらえず、卒業資格はえられない。


 しかし、この男が、世界中の研究者を出し抜いて公開鍵暗号のプログラムを完成させたと記憶している。


 そして、知り合いの大学教授のとおして、研究誌に論文をのせたらしい。


 すると政府から問い合わせがきたという。政府の情報機関だ。

 絶対に解けない暗号が、敵に渡ったら大変だ、という理屈で、彼の研究をコントロールしたがったらしい。

(実際、現在もこの暗号をやぶる唯一の方法は、スーパーコンピューターを使って、全ての数字を手当たり次第に当てる方法しかない。最近はコンピューターの性能も上がり、桁数が少ない暗号では、破られることもある。パスワードを設定する際、多めの桁数を要求されるのはそのためだ)



 現実の歴史において、この研究成果はアメリカ政府の秘密にはならず、今日みんなが使っているのは周知の事実です。



 なぜ、秘密にならなかったのか?

 それには理由がある。

 政府から問い合わせがあった直後、危機感を感じた開発者は、即座にこのプログラムをネットに公開し、多くの人に拡散させたのだ。

 当時はネットユーザー数も少ないので、あっという間に広がって、もう政府の規制など不可能になってしまったらしい。




 道路では電波の障害が少ないからだろうか?

 簡単にアクセスできる。

「TVsideview」は読み込みエラーもなくTBS「サンデージャポン」を流した。

(実はこれよりも以前に、ステーキハウス「ブロンコビリー」と「ざぶーん」でも試したが、読み込み遅延が多すぎて、見れたものではなかった)


 どういうわけか、道路ではよく見れる。

 時間帯とかもあるのだろうか?今後の検証が必要です。






 開発者の男性は、危機感を感じて、プログラムをネットにばら撒いた。


 状況は違うが、2008年当時、真実に気がついた僕は、この小説をいったん消した。

 しかし、やらなければ殺されるという危機感から、再び載せざる得なかったのを覚えている。


 再アップする際、手が震えて、心臓がバクバクなっていたのを、昨日のことのように覚えています。


「こんな事をしたら、よりいっそう“彼ら”の動きが激化して、今日このあと外出したら殺されるかもしれない…」そう思ったものです。


 しかし意外なことに反応は間逆だった。

 相変わらず周囲の人々はこちらを見つめるのだが、穏やかさを感じるのだ。


 手ごたえを感じたのは事実です。


 こう、言う人もいるだろう。

 こいつはおかしい、と。


 Fさん、そういう人には、こう言い返してほしい。

「この物語はフィクションだって言ってるでしょ?なにをそんなに憤慨しているの?怒る理由がまったくわからない。だって、日本に実際にこんなに稚拙で、どうしようもなくて、破廉恥で、恥知らずで、幼くて、凶暴な組織があるわけないでしょ?そのバカ組織の一員で無い限り、怒りを感じる理由は無いはず」と。


 それでも、おさまらない人がいたら?

 こう言い返せばいいと思う。

「そうよね、殺人快楽を肯定する組織の一員なんて、一般常識人には耐えられない屈辱よね」と。

 こう続けてもいいと思う。

「普通の感覚を持つ、一般常識人なら、自分の置かれた状況に耐えられず、脱会を考えるはずよ」と。


 こう続けてもいいかもしれない。

「今までは「知らなかった」って事で、言い訳もたつけど、知ってしまったら?常識人として、どんな言い訳もカルトの一員である事実を覆すには至らないという常識から逃れなれないわ。事実を認識した一般人は、自分をだまし続ける選択肢以外ないのもわかる。でも、その無関心は仏の教えに反する堕落した考えだと思うわ。熱心な仏教徒を自認するなら、その事実に耐えられないはずよ。そしてそんな人物の言葉は、私には響かないわ」と。


 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔2月2日分の記述〕


 Fさんへ。

 “彼ら”との戦いはある鉄則があると、この小説のかなり初期に書いたと思う。

 それは、ルールのルールを破ったものが負けである、というルール。


 少し、忘れかけていた部分がある…。


 今回、改めて思った。

 “彼ら”と戦う際は、ルールのルールを破った者が負けるのである。


 実生活の僕を知る人が、これを聞いてどう思うか?はわからない。

 しかし、正々堂々、正論をぶつけるのが一番だと思う。


 Fさん。またひと悶着あるかもしれないので、身を削る思いです。


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〔2月3日分の記述〕


 Fさんへ。


 ニュースを見ていて思った。

 石破さんが新しい派閥を作ったとか…。次期総裁戦に挑むということらしい。

 石破さんといえば自他共に認める防衛族。

 派閥をつくって、安倍総理についている防衛関係者の人脈を切り崩そうということだろうか?


 …個人的にはこう思う。

 防衛族を石破さんに押し付けて、平和世論を後押しにして封じ込めてしまえば、安倍政権は安泰だな、と。


 安倍政権の経済政策は、長期継続してほしいと、心底思ったりします。



 こんな事も思う。


 経済政策に関してだけ見れば、安倍総理と小泉元総理は同じ路線だ。

 最終的には、このラインで組んで長期政権になってほしいと思ったりもしなくはない。


 そうそう、小泉総理の郵政改革の切り札、郵政3事業の株式が上場されるという話、11月には上場されるとか…。

 昔NTT株が初上場した際には、何百倍になったらしいが、今回はどうなのだろう?


 すこし楽しみです。


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〔2月4日分の記述〕


 Fさんへ。


 浜辺でラジコンがしたいと、前書いたと思う。

 その後「完成品」の本格的なラジコンを買って、ようやく夢を果たせたわけだけど…。


 今、どうなっているかというと?整備不良で完全に故障中です。

 無茶な使い方をした上に、なにも整備しなかったから、まったく動かなくなってしまった。


 …たぶん、修理すれば動く。

 しかし、修理するにはそれなりのスキルがいるようで、簡単にはいかないようです。


 で、思った。


 もう一台、同じものを買ってしまえ!と。


 走らせて遊ぶ分には、新しいほうを使い、古いほうは、修理の練習用にバラせばいいわけだ。

 仮に直せなくても、新しく買ったものも同型なのだから、補充パーツに使えるし、新しく買ったほうの整備の際の、練習台になる。


 で、買ってしまいました…。いやあ、新しく何かを始める際には、いくぶん金がかかるものです。

 これは独身でないとできない。(まあ、自動車道楽ほど金がかかるわけではないので、ほどほどの贅沢の範疇だと思う)


 さすがに2台目は壊したくない。

 そこで、このラジコンについて、いろいろ調べてみた。


 前にも書いたけど、このラジコンは20年ほど前の車種で、当時人気だったものだ。「ホットショット」という。

 この「ホットショット」の完全復刻版が、完成品で売られている。(発売当時は組み立て式だった)


 当時もエポックメイキング的存在だったらしく、高性能ラジコンだったらしい。


 しかし現在の最新車種に比べると、見劣りする部分も幾分あるという。

 

 その最大の欠点は、アンダーステアが出やすいというところだ。

 最新車種ではその欠点は解消されているのだけれど、この復刻版は当時のままの復刻で、この欠点は直されていない。らしい。


 たしかに、浜辺で走らせていたとき、カーブで必要以上に曲がってしまうことが良くあった。

 「こういうものか?」思っていたが、あれはこの車種特有のクセというわけだ。


 新しく買った同型車(以降2号機と表記する)で、あらためてこの特徴を体験してみる。

 浜辺ではなく、コンクリート路面の上で、どのくらいアンダーステアが出るかためしてみた。

 2号機を全速力で走らせた後、アクセルを抜いてハンドルを切ると、くるっと回る。意識してコントロールするとこぎみいい。

 考えてみると、いままでコントロールは二の次で、浜辺で無茶な走りをさんざんさせてきた。

 今度買った2号機は壊さないように慎重に扱って、コントロール力をもっと身につけたい、そうおもった。


 アンダーステアが出やすいということは、ドリフトしやすいという意味でもあり、コントロール力をつけて、全速力でドリフトできるようになれれば面白いだろうな?などとも思ったりします。


 この「ホットショット」最大の欠点は、アンダーカバーが別売りという点だ。

 このカバーがないと、車体下部のメカ部分が、路面の凹凸にモロに接触してダメージを受ける。

 とくにバッテリーはボロボロになってしまう。

 なぜにこんな重要なパーツがオプションなのかは疑問だが、復刻版はこの欠点も当時のままなのだ。


 解決策は、アンダーカバーを自作するか、もしくは当時売られていたカバーの在庫品を探して買うかのどちらかだ。


 幸いネットで当時の在庫を見つけ、買うことが出来た。


 自転車ほどではないが、少しはまりそうです。



 実生活では、これから一悶着あるだろう現状、少しでも息抜きができれば…。と思っています。

 とりあえず、僕は今も生きています。奇跡を信じて。


 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔2月5日分の記述〕


 Fさんへ。


 「マネーフォアード」というスマホアプリがある。


 ずいぶん前、テレビ東京の経済ニュースでやっていたので、その存在は知っていた。

 しかし、当時は株もやってなかったし、貯金も無かったし、クレジットカードもなかったので、

「面白そうだが…自分には関係ないかな…」

 と思っていた。


 あれからずいぶん経ち、

 スマホも持っているし、貯金もかなりある。

 株もやってるし、クレジットカードもある。


 そしてなによりも、こないだTVのCMで、「マネーフォアード」をみたのだ。


「あれ、このソフト、まだやっているんだ。成功したんだ」と思った。

 経済ニュースの新サービス紹介のものは、多くがアイディア倒れにおわる。しかし「マネーフォアード」は生き残ったようだ。


 面白そうだ、やって見よう。と思ったのがつい先日。

 いろいろ四苦八苦したあげく、ようやく設定にうまくいった。


 自分の全財産が一目瞭然というのは、気持ちいいです。

 アマゾンと関連付けてあるから、無駄使いもグラフ化して確認できる。

 

 証券会社とも関連付けてあるから、投資資金がどうなったか?すぐにわかって面白いです。


 このソフトの面白いところは、レシートを撮影してデータ化できる点だ。

 日常のこまごましたレシートも全部データ化できるので、家計簿機能も備えているのだ。


「すげー、情報化社会だ」と昭和の人間としては関心しきりです。


 こんな事も思う。

 健康チェックも一括してスマホでできたら面白いんだけど…と。


 そういえば、こないだ購入した自転車用の心拍計はスマホにデータを転送できる仕様だった。

 こんどこちらのほうも時間があったら設定してみよう…。と、そんな事思います。



 …しかし、いかに情報化社会といえども、どうにもならないことがある。

 ネットでいくら君の名前を検索したところで、君には到達しない。


 ともかく待つと決めたのだから、まとうと思う。


 いつか君が奇跡を起こす、その日まで。

 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔2月6日分の記述〕


 Fさんへ。


 最近引越し作業中です。

 仕事さえしてなければ、間に合うのだが、もうタイムアウトです。間に合わない。

 運びきれません。

 あとは業者任せで、何とかなると祈るばかりです。


 漫画製作に関わるものは、ギリギリまで作業して、自分で持って行こうと思う。


 今日も引越し先の仮住まいのところに行ってきた。荷物運びだ。

 犬をつれた男性がいた。犬の散歩のようだ。

 こちらの様子を伺っている。


 この人、時間をおいて、再びこちらを伺っていた。

 目が合ったので「どうも」と会釈。

 しかし、無視して行ってしまう。


 ここまでは、まあ、ありそうな話なんだけど、続きがある。


 この人、仮住まい先のお隣さんと後にわかる。

 シャイなのか?

 隣の空き家で引越し作業している人間が会釈して、隣人としてそこスルーする?

 社交辞令でも挨拶しないとまずい状況だと思うけど…。


 で、良く見ると、この人の家には、“彼ら”のポスターらしきものが。

 ポスターを貼るほどの気合の入った一家か…。とか思ってしまった。


 一悶着無いことを祈るのみです。

 場所がかわると“彼ら”のリアクションも変わる。

 近所一帯にいる“彼ら”とは小康状態のままだが、引越し先はどうなのだろう…。


 まあ、何事も、やってみないとわかりません。

 みながみな、悪い人ではないと信じるのみです。

 そう、悪いのは「幹部」であり、一般のメンバーは、意外と常識人が多く、正論が通じるのだ。



 Fさん。この小説の初期の頃に、“彼ら”の行う「あてこすり」について書いたと思う。


 先日、ある駐車場で、折りたたみ自転車をしまっていると?

 おばさんが後ろを通り過ぎざま、こう言った。

「なにもかも上手くいくと思ったら大間違いよ」と。


 振り向くと電話しながら話しているようだ。


 まあ、偶然と思う。


 けど、ここはあえて超ポジティブ思考でいこうと思う。

「そうか、“彼ら”にそんな事を言わせてしまうような状況に、今なっているのか」と。

 勘違い?それでもいい。

 こう言う類の勘違いなら、心がポジティブになれる。


 今でも君が戦っていると信じます。

 負けないでほしい、君の方が圧倒的にただしい。“彼ら”は正論に弱い。

 君が自分の正しさを信じるならば、“彼ら”はその正義に屈せざる得ない。

 連中は君が何も言わないことをいいことに、事実を捻じ曲げて宣伝する。

 …つらいことなのはわかっている。

 しかし、君が真実をかたり、主張することは、多くの同じように苦しんでいる若い“彼ら”の救いになる事実も、確かにあります。


 Fさんは、Fさんらしくいて良いんです。昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!


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〔2月7日分の記述〕


 Fさんへ。


 FRBのイエレン議長が利上げを先送りしたというニュースが流れた。


 この小説内でも書いたけど、これはFRB独特の法的な縛りがあるからだ。

 アメリカの事実上の中央銀行であるFRBは法律により、雇用を回復させる義務がある。

 就業率がある程度回復したら、インフレターゲット政策をやめなければいけないのだ。


 いつかはやらないと、FRBは違法状態を助長しているとみなされてしまう。

 つまり?

 かならずアメリカの利上げは「ある」のだ。


 問題はそのタイミングが「いつ」か?ということで、世界中の関係者や投資家が注目している。


 今回は中国経済の不透明感もあり、先送りされた。

 先送りされて、どうなるか?これも予測が難しい。

 今回は日経平均は「下がった」。僕自身も1万円ほど損している。


 けど、見ていて、内容が「わかる」というのは面白い。

 昔は経済ニュースで、皆が何に一喜一憂しているのかまったくわからなかった。

 今はわかる。だから面白い。


 ともかく僕は今も生きています。こうして、今日も。

 君と同じ世界で、同じ時を今も過ごしているのです。


 その事実は、じつは結構重要で大切なことのようにも思う。


 いつかの奇跡を信じます。


 Fさんは、Fさんらしくいて良いんです。昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔2月8日分の記述〕


 Fさんへ。

 以前書いたように、実家建て替えのための仮住まいへの引越しがようやくおわり、落ち着いたところです。

 引越し作業のため、ネット環境がなくなり、復旧するまで時間がかかりました。



 まあ、3ヶ月後には新築に住める訳で、いいのだけど。


 最初住んだときは静かだなーと思ったけど、時々車が気にならなくは無い。

 どうなのかなー、気のせいかな?とか思わなくも無いけど…。


 早いとこ5.1chステレオも再設置しないといけないかな?



 Fさんが昔来た事があるあの家は、もうすぐ取り壊しです。


 変わるものもある、けど、変わらないものもある。

 そう思います。


 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔2月9日分の記述〕


 Fさんへ。

 現在、仮住まいに住んでいます。

 …ようやく、5.1chステレオを再設置でいました。

 これで、車の地鳴り系の音に対抗できます。


 最初、この仮住まい先で寝たときは、とても静かに感じた。


 しかし、今はそうでもない。


 けっこうその手の音が気になる。


 ヴオオオオっと。



 気のせいかもしれない。


 しかし、対策は重要だ。


 5.1chステレオで波の音をきけば、逆暗示をかけることが出来る。


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〔2月10日分の記述〕


 Fさんへ。


 逆暗示か…。思うところがあります。


 最近人間関係でトラブルになっています。

 正直、ここまで堪えるとは思わなかった。

 無意識のレベルで、結構堪えている。


 この場合、無意識の部分をコントロールする必要がある。


 逆暗示が有効です。


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〔2月11日分の記述〕


 Fさんへ。


 どこでボタンが掛け違ったのかな…。

 とにかくトラぶっています。

 しかし、こちらにも言い分はある、そんな状況です。


 この先、公式の場で自分の考えをあらわすことになるので、あらかじめ考えをまとめておこうと思います。

 その場で、気分にまかせてしゃべると、ただしく伝えられないような…、そんな気がします。


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〔2月12日分の記述〕


 Fさんへ。


 そもそもは、計画作成の仕事で、どう考えても労働法違反の仕事をさせられたことだと思う。

 人で不足で、そうしなければシフトがまわらないのは理解できる。

 だからといって、それを「さも当然」というふうにされるのには、腹が立つ。


 そう、僕にしてはめずらしく腹が立ったのだ。


 Fさん、以前きみとケンカした際は、お互いに絶対にゆずらなかった。覚えているかな…。


 あのクセはいまでもある。つい、あの感じで、不満をぶつけてしまったのだ。


 君だったら違うリアクションをしただろう、しかし、その人はちがった。


 まいったものです。

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〔2月13日分の記述〕


 Fさんへ。

 トラブルになっている人はおそらく“彼ら”ではない。長年の勘から、そう、感じます。

 問題は、もう一人いる“彼ら”では?と思う人の動向?


 2人で組まれてしまうと、太刀打ちできないほどのエネルギーが飛んでくる。


(※もしこの人が本当に“彼ら”ならば?いい仕事した事になる)



 僕としては、長所で短所をカバーするタイプの人間。

 長所を活かして、短所は時間をかけて直してゆく人間です。


 長所が長所に見えなくなれば、普通の人よりも成長の遅さが目立つことになり…。


 こうゆうとき?

 ついつい、遠慮して自分にも非があると前面にだすと、必要以上に不利になる。


 今も、そとで車の音がする。


 自分が正しいと思うならば?それを信じるべきだと思う。


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〔2月14日分の記述〕


 Fさんへ。


 今回の件、客観的に捉えるならば僕にも非はある。

 しかし全面的に悪いわけではなく、双方にある、というのが、妥当だと思う。


 この仕事は好きだが、殉教者になることを強要されるのは、間違いだと思う。


 その点は、だれがなんと言おうと、僕の方が正しいと思う。


 あの程度で殉教者を気取るなと言われるかもしれない。

 しかし24時間働いたこともある。

 一般の感覚からして、この業界の時間感覚がおかしいのは、事実だと思う。


 そのあたりが、論点になるのだろうか…。


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〔2月15日分の記述〕


 Fさんへ。


 人がきいたらいろいろな意見があるのだろう。

 しかし、こうも思う。


 この仕事、利用者さんのクオリティー・オブ・ライフを大事にすることを念頭においている。

 自分のクオリティー・オブ・ライフも大事にできないのに、他人のそれを心配するなんて、出来ないように思う。


 そういう意味でも、この仕事をしている人間は、自分の生活の質を考えて、いいのだと思う。


 人はいろいろいうだろう。


 ヘレンケラーを助けたサリバン先生は結婚もせずに生涯、仕事に尽くした。

 それは、それで、どうなんだ?と思わなくも無い。


 

 Fさん。

 君は周囲の期待に答えようとする、素直ないい子だ。

 環境に問題があった。

 連中は君のその素敵な性格を利用して、次々に君の本来望まない方向へ、流してきた。

 君は悪くない。

 譲れない何かがあるならば、それを大事にして、いいのだと思う。


 迷った時は原典回帰。


 僕にも譲れないものがある。


 それが、答えなのかもしれない。



 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔2月16日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 ついに実家の解体がはじまりました。

 先ほど見てきました。


 もう壊し始めていて、長年住んだ家は思い出の中だけのものになってしまいました。


 内壁が取り払われた状態で、屋内から見ると?

「こんなに狭かったか?」

 と錯覚してしまう。変な感じです。


 昔、Fさんも一度だけ来てくれたあの部屋も、もうすぐなくなる?

 と思うと、なんだか説明のつかない感覚になります。


 君は言った。

「誰か帰ってきたらどーすんのよ」と。


 普段学校では聞かない、くだけた口調のFさんが、印象的でうれしかったのを覚えています。


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〔2月17日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 先日、夜勤明けに、浜松へ行ってきました。


 どこか「遠く」へ行って見たかったのです。


 夜勤明け、「原」のざぶーんで仮眠。食事をして入浴したのち、ガソリンを満タンにして「西」へむかった。


 計画なんかない。もちろん、泊まる所も決めていない。ただただ、西へ行こうと思った。



 昔、Fさんが電車が好きと言った時、最初は電車マニアなのかと思った。

 しかしそれはちがった。

 Fさんは、電車にのって、知らない世界へ行くのが好きだったんだと思う…。自分を縛る何かから開放してくれる見知らぬ場所へといくのを。



 まさかね、あれから何十年もたって、僕がFさんの真似をする日がくるとは…。人生とは不思議です。


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〔2月17日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 ざぶーんで仮眠中に「とりあえず」の目標地点を設定した。

 浜名湖の湖畔にある海水浴場の無料駐車場だ。


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〔2月18日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 夜間走行になった。しかも大雨。高速道路は使わない、国道1号線をただただ西へむかう。

 国道といってもバイパスで繋がっていて、バイパス区間はまるで高速道路みたいだ。皆速度も速い。


 ブレーキをかけると、想像以上にタイヤがすべるのを感じる。

 もしハンドルと切っていたら、スピンしたんじゃないだろうか?というくらい滑ったことがあった。

 車間距離をあけていたから良かったが、すこし怖かったです。



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〔2月19日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 走行時間は3時間強だった。

 浜松につく頃には、疲労困憊で、ともかく寝たかった。なにしろ夜勤明けなのだ。眠くて当然だ。


 (そうそう、僕にはこんな夢があります。

 夜勤明け、奥さんに来るまで迎えに来てもらう?という夢。

 実現度低いのかな…)


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〔2月20日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 浜松市内で、ビジネスホテルに入ろうか迷う。

 2件通過した辺りで、「次みつけたら入ろう」と決意。

 浜松駅ちかくでホテルへ車を入れるが、もう閉まっている?のか駐車場の扉があかない。

 眠気のピークなので、そのまま当初の目的地である、湖畔の無料駐車場へ向う。


 浜名湖は初めて来た。

 しかし、夜間だったこともあり、周りは真っ暗だ。

 ナビの指示だけをたよりに、真っ暗な道をひた走る。

 翌日、明るくなってから同じ道を通ると、とても景色のきれいな場所だったことがわかるのだが、このときはわかならい。真っ暗だからだ。


 目的の駐車場へ到達。


 マジで真っ暗で人家がまったくない。天体観測にはもってこいの場所だ。

 予定に無いが、たしかに車のルーフボックスには天体望遠鏡が積んである。

 出そうと思えば今すぐ出せるが、それよりも体を休めようと思った。


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〔2月21日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 昔、“彼ら”の攻撃が激しかった頃、どんな人気の無いところに行っても、かならず「追跡者」がいたものだが、このときはいなかった。

 ああ、よかった。と思って、車の中でうつらうつらしていると、エンジン音。

 少しびっくりする。

 なにしろこの人気の無い駐車場にもう一台車がいたからだ。

 真っ暗でまったく気がつかなかった。


 自分以外にこんなところに、こんな時間にいる酔狂なやつがいるのか?

 もしくは追跡者か…。

 何しろ時間は午前1時近く。首をかしげます。


 おかげで目が覚めてしまって上手く眠れない。


 しかたなくスマホを取り出して、自宅HDレコーダーの録画番組を見る。

 時間帯に次第で、スマホでの屋外視聴は上手くいく。たぶん、回線が混んでない時間帯なら見れるのだろう。

 このときは午前1時、回線もすいていたようだ。


 しかし、寝ないと翌日からだが動かせない。


 意を決して浜松市内へ移動。

 駐車場へ車を止めて、市内散策をしようと思った。

 初めて行く場所では、土地勘が無いからいつも道に迷う。

 明るくなってから観光をしようと思う。

 しかしその前に事前視察をしようと思った。


 積んである折りたたみ自転車を使えば市内散策も面倒ではない。

 散策過程で、ホテルも探せば一石二鳥だ。

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〔2月22日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 浜松市内の駐車場は、なんだかたくさんあり、どこも安い。

 1日停めっぱなしでも500円~700円ほどしかかからない。とても不思議だが、とても非常にありがたいです。


 まずは自転車で市内散策。ザザシティを中心に地理を頭に入れる。

 浜松城のほうまで足を伸ばしてみた。さすがに暗くて城は見えない。


「漫画喫茶で寝れるだろうか」と漠然と思った。

 僕は漫画喫茶は人生で2回しか行ったことがない。

 しかし、ニュースなどで、ここで寝泊りする人がいる話はよく聞く。


 ためしにスマホでネットカフェを検索。

 近くにある店に入ってみた。


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〔2月22日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 人生で3度目の漫画喫茶。


 結論から言うと、泊まれるもんじゃない。入って10分で退店した。

 6時間コースを頼んだんだけど、もったいないとか言っていられるレベルではない。

 とても寝苦しく、拷問に近い。

 むしむしして空調も悪い。


 あんな場所で寝れるとは、とても思えなかった。


「車で寝たほうがまだましだ」と思い、速攻で店をでた。


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〔2月23日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 車を停めた駐車場の近くにビジネスホテルがあった。

 行ってみると泊まれるという。

 現金で支払い、ようやく寝床の確保ができた。


 そう、お金なら、あるのです。


 苦労してようやく今晩の宿を確保し、きれいで清潔なシーツで、ようやく休めました。



 見知らぬ土地で、初めての経験をしたい。

 そう思い来た訳で、そういう意味では、目的は果たせて満足な感じでした。

 苦労したぶん、ただのビジネスホテルが超豪華ホテルに感じられるほどの満足感でした。

(実際ネットカフェとくらべたら、そのくらいの差はある)



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〔2月23日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 翌日は快晴でした。

 天気予報では雨ときいていたので、ロードバイクをもってこなかった。

 ものすごいサイクリング日和なだけに残念です。


 まあ、これもノープランな旅の醍醐味ということで、納得しなければいけません。


 ホテルをチェックアウトして、ロイヤルホストで朝食をたべた。

 グーグルマップ便利です。初めての街でも、目的の場所をすぐ探せる。


 ロイヤルホストで、浜松観光についてググっていると、今、浜松で「エリック・サティーとその時代」とかいう美術展がやっているのを知る。

「行ってみよう、美術館のとなりは浜松城だし、一緒に観光できる」と思った。

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〔2月24日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 「サティー」については詳しくない。あまり目立たない種類のクラッシックの巨匠?という程度の知識しかない。

 僕が興味をもったのは「ロートレック」の方だった。

 当時の売れっ子画家で、興行のポスターをメインで書いていた画家だ。

 この「サティー」展では、ロートレックがかいたポスターが展示され、ピカソがかいた舞台衣装などが展示され、これが見たかったのだ。

 正直サティーの興味は無い。


 ピカソの作品は「さすが」と感じる。

 他のものとはちがう存在感がある。

 と、同時に、舞台衣装の設定画という性質上、気合の抜けた絵もあり、落書き程度の時は、ピカソといえどもふつーの絵をかくのかと、面白かったりもしました。


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〔2月25日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 この後、浜名湖へ移動、湖を車で半周して、食事をして、景色を楽しんだ。

 ものすごく景色のいい道に来たとき、思わず窓をあけて、ジャズを全開でかけてドライブしてしまった。

「なんか休日の観光って気分になってきた!」とテンションがあがってきたからだ。


 天気はすごくよかった、ロードバイクをもってこなかったことだけが、唯一の悔やむところです。


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〔2月26日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月5日です。

 明日は遅番なので、9時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 こんな事も思った。

 

 次回来るときは、ロードバイクをもってこよう、と。

 今回の観光で、浜松周辺の事情が少しわかった。サイクリングの下見に来たとおもえば、十分有意義な旅だった。


 夜勤明け、仮眠の後浜松へ向い、市内の駐車場に停めて、ビジネスホテルを利用し、翌日浜名湖周辺をサイクリングすれば?

 日帰りで、浜名湖サイクリングが楽しめます。


 そして、こうも思う。

 もし連休ならば?もっと行動半径を広げられるな。と。


 瀬戸内海の「しまなみ街道」サイクリングは、自転車乗りの間では有名なコースだ。

 連休ならば、しまなみ街道も行けるだろうか?

 夢は膨らみます。


 いま、ちょっとつらいです。

 しかし、がんばろうと思います。

 Fさんががんばっているのに、負ける訳には行きません。


 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔2月27日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月7日です。

 明日は夜勤なので、4時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。


 最近こんな話をニュースで見た。

 サウジアラビアが何兆円もの資金を市場から引き上げたという。

 バーレーンだったかな…、シーア派の反乱軍鎮圧に戦費がいるからだという。


 これと同時におこったフォルクス・ワーゲンの株価下落。

 大株主だったアラブ資本家には、当然サウジも含まれている。


 膨大に膨れ上がったオイルマネーが市場から消えつつある?傾向?わからない。

 実際の数字が分析できないからなんとも結論がだせないが、本当に世界は常に動いています。面白いです。


 アラブ資本の影響力が薄れれば、それだけ世界同時株安のリスクが消えるかもしれない。

 中国も通過の自由化をしなくて済むかも知れない。


 本当、先のことはわかりません。

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〔2月28日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月7日です。

 明日は夜勤なので、4時ごろ家を出て、コンビニによってから仕事場へ向います。



 続きです。

 あのフォルクスワーゲンですら、悪事が暴かれる?なんて事象が発生する。

 悪いことをすれば、どこかで、ボロがでるのだと、伝えてほしい。

 “彼ら”は変わるのだろうか?

 できることなら、普通の宗教になってほしい。

 先のことは、わからないから。


 今日は2015年10月7日です。

 日本人が理論物理学でノーベル賞をとったと報道されている。


 実は浜松ホトニクの株をずっと持っているのです。

 浜松ホトニクといえば、スーパーカミオカンデの光センサーを作った会社。

 今回のノーベル賞もスーパーカミオカンデあってこそ。

 受賞関連で、この株、上がらないだろうか?とひそかに思っています。じつはこの銘柄が一番焦げ付いていて…。




 昨日君くらいの背丈の人とすれ違った。


 目を合わせないで、行ってしまった。


「まあ、そりゃあそうだよな」と思う。



 Fさんが来たときは、目をあわせてくれるだろうか?

 そんな思いが不意にうかんだ。


 たぶんだけど、もし、Fさんが来るならば?

 最初は目をあわさないのではないだろうか?などとも妄想する。

 君は僕に行動を起こすようにうながす性格をしているからだ。


 …そして、過去の記憶をさぐると、こう思ったりもする。

 いつまでも気がつかない僕にあきれた君は、自分から行動するのだ。


 過去の行動は未来に再現されるのだろうか?


 いつかの奇跡を信じて、とにかくまとうと思う。

 “彼ら”はともかく強敵だ。

 慎重な行動をとらないといけない、そう、なんとなく思います。



 いま、ちょっとつらいです。

 しかし、がんばろうと思います。

 Fさんががんばっているのに、負ける訳には行きません。


 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔3月1日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月11日です。

 夜勤なので、午後4時ごろコンビニによってから仕事場へ向います。


 現在、午前4時52分。

 TVでテレビ東京「マネーの羅針盤」を見る。

 郵政3社の新規株についてやっていた。


 そろそろ応募締め切りという、まだ申し込みをしていない。

 できるときに申し込みをしておこう…、と思い。PCで証券会社へアクセス。早速に申し込んだ。

 新規上場株は、購入する権利が抽選で決まる。当選しないと買えないらしい。


「マネーの羅針盤」では、ゆうちょ銀行のパフォーマンスがじつは悪いことを報じていた。

 なぜならば、その大半を「国債」に投資しているからだ。

 一般的な地方銀行の半分しか利益が上がらないという。


 この辺りは、麻生政権時代の名残だと思う。

 小泉改革で、郵政の自由化が決まったのに、麻生政権時代に、ゆうちょ銀行が国債を買わなければいけないようにしてしまったからだ。

 日本の借金が「ゆうちょ」に支えられている図式が明確に読み取れる事例の1つだと思う。


 収益率が一般の銀行の半分?

 ということは?

 これ以上国債を引き受けたら?もっと収益率が下がる可能性を秘めていることになる…。


 ゆうちょといえども、借金引き受けには限界があることを示しているのだと思う。



 (それでも新規上場時は株価は跳ね上がると予想します。たぶん、実際の価値よりも高くなると思う。期待感が価格をあげるからだ。僕個人的には長期保有よりも、中・短期保有がいいように思う。実際のパフォーマンスは悪いのだから、いずれ値崩れすると思うからだ)


「マネーの羅針盤」では面白いことを言っていた。

 今回の新規上場には、親会社の「日本郵政」も含まれる。これは意外なことだ、と。

 小泉改革の時の当初の計画では、株式公開するのは「ゆうちょ」と「かんぽ」だけだった。

 しかし、今回は当初の計画になかった親会社の「日本郵政」も株式公開する。なぜだろう?と。


 番組ではこんな予想をしていた。

 親会社の「日本郵政」が株主の批判にさらされれば、おのずと国債偏重の投資姿勢が正される?と。


 安倍総理はもともと小泉元総理の官房長官。

 安倍政権内に、当時の理想をひきつぐ誰かがいて、画策した可能性?見たいな事をにおわせていた。


 世の中、良くなってほしいと思う人が、あきらめないでいてくれるならば、応援したいところです。



 いろいろな意見が世の中にはあるのだと思う。


 Fさん、今君はどこでどうしているのだろうか…。

 いつか、運命がふたたび重なるなにかが、おこるだろうか?


 待ちます。そう決めたのだから。

 


 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!


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〔3月2日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月11日です。

 夜勤なので、午後4時ごろコンビニによってから仕事場へ向います。


 Panasonic ブルーレイレコーダー DIGA DMR-BRX2000



 というのを買いました。


 これ、すごくいいです。

 5チャンネル同時録画です。


 これでわずらわしい録画予約から解放されます。


 見たいときに見たい番組がすぐに見れる。

 まるでタイムマシンのように、過去一週間分の時間をさかのぼって全チャンネル見れるからだ。


 番組表をみて、感覚的に番組をチョイスできます。

 これで、期待して録画予約したのに、おもしろくなかったことにがっかりするストレスから解放されます。


 このレコーダーで、「今」の番組を見て、次にPCに録りためたビデオを見て、を繰り返すと?

 いい感じに頭のこんがらがったものが、ほぐれます。


 最近は仕事場へ行くとすぐにまたストレスがたまるのだけど、なんとか自宅にかえって、頭をほぐすことが出来ます。


 次の夜勤明けは連休だと記憶している。

 久しぶりにサイクリングをしようと思っています。

 天気、晴れるといいなと、思います。



 …時々、こんな事を妄想する。

 コンビニで仮に再会を果たしたとする。

 仕事前に再会したならば?

 連絡先を交換したのち、仕事おわりに、あの神社で待ち合わせするのが、いいよな、などと。


 つもりつもった話をするなら?あの場所がいいように思う。


 こんな事をかくと、君はこう思うのだろうか?

「あいかわらずロマンチストね」と。


 根っこは昔とたいしてかわっていない。

 君の場合はどうなのだろう…。いつかの再会を信じます。


 昔、君は言った。


「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」と。


 とんでもない、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔3月3日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月14日です。

 明日は、早番なので、6時45分から7時ごろコンビニによってから仕事場へいくつもりです。


 最近、こんな妄想をします。

 このあいだすれ違った人の、あの目は、なんだか見覚えがあるような…。

 気のせいなのか、違うのか?なにやらモヤモヤします。


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〔3月4日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月14日です。

 明日は、早番なので、6時45分から7時ごろコンビニによってから仕事場へいくつもりです。


 こないだの夜勤は久しぶりに24時間勤務をしてしまいました。

 ためこんでいた仕事があり、タイミング的にこの瞬間に片付けないとまずかったのです。


 24時間働いたあとは、動けなくなる?というか、家にかえってから爆睡してしまった。



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〔3月5日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月14日です。

 明日は、早番なので、6時45分から7時ごろコンビニによってから仕事場へいくつもりです。


 13日14日は連休でした。

 この日は最近買った全録モデルのHDレコーダーを使いこなすことに費やした感がある。

 TVをみながらリラックスし、睡眠を繰り返す?という感じだ。


 全録モデルの使い方、いろいろ試行錯誤したすえ、こう考えるようになった。


 日曜日までさかのぼって、一番みたい番組だけをまずみる。

 大概はニュースやドキュメンタリーだ。


 そして現在時刻まできたら、また日曜日にさかのぼって、2番目に見たいものだけを見る。

 この場合、バラエティー番組だ。


 バラエティーも「くだらない」といってみないでいると、知らぬ間に世間の常識に置いてけぼりを食らってしまうことがある。

 僕はスポーツは見ない。だからスポーツ関係はもうあきらめている。

 しかしバラエティーは大好きだ、このジャンルで、置いてけぼりはくらいたくない。


 しかし「社会勉強」の感覚でバラエティーをみるのは、間違いだと思う。

 見たい、と思うときに、見たほうが、一番面白いのだ。


 昔は時間が無限にあった、今は限られているので、こういう機械があるととても助かります。



 なにが言いたいのか?というと?

 TVを見る、という行為は、僕にとっての「ルーティーン」なのだ、という事。

 今話題の言葉「ルーティーン」。

 毎回、同じクセを繰り返すことで、どんな状況でもいつもと同じ集中力を発揮できるようにする、というやつ。

 五郎丸選手のルーティーンは今、TVで話題沸騰になっている。



 こんな事も思う。


 仮に?

 

 仮に再会を果たしたとしたら?


 僕は君に、いろいろ聞くかもしれない。

 

 しかし、君は沈黙してしまうかもしれない。


 だから、こんな事を妄想したりします。


 沈黙を回避する方法があるとしたら?その方法は手紙かもしれない…。と。


 以前君はなぞめいた手紙をくれた。あれを読解するのに17年かかったわけだけど。



 仮に?


 仮に再会したら?


 たぶんだけど、僕と別れてから今現在までの君のすごした時間について、聞くかも知れない。

 皆まで答えてはくれないだろう、そう思うけど、最低限確認しないといけない事実は、いくつかある。

 既婚か独身か、子供は?ご両親は?とか。

 今回の騒動で、誰にどれだけ迷惑をかけたのか、とか。


 たぶん、そうした質問は、答えるだけで滅入るだろう事は、容易に想像できる。



 昔、君は手紙を手渡しでくれた。

 君は郵送で手紙をだしたりしない。いつも手渡しだ。


 今回も、もし答えるだけで滅入るような事柄だけど、大人なら確認せざる得ない類のものは、手紙に書いてくれれば、それだけ再会した際の君の心の負担が減るように思う。


 そんな妄想を、あの目をみた瞬間おもった。


 単に似ている人なのかもしれない。


 もしかしたら、単なる早合点なのかもしれない。


 でも、後悔はもう2度としたくない。

 あの時、僕は君の想いに気がつけなかった。


 だから、可能性があるならば、書こうとおもった。


 もし、てんで外れたことをかいているならば?たぶんいろいろな人に笑われるのだろう。

 しかし、そんなことはかまわない。

 重要なのはFさんに伝えることなのだから。

 どこかで、君に伝わる軌跡を信じます。


 昔、君は言った。


 私の理想の人は、何も言わなくても私の気持ちをわかってくれる人なの、と。

 

 正確にこう言ったかは自信がないが、たしか、こういう趣旨の話をした。

 聞いた当時は、無茶言うな、と思ったが。いまは君の気持ちが痛いほど理解できる…。


 そんな君が、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!

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〔3月6日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月14日です。

 明日は、早番なので、6時45分から7時ごろコンビニによってから仕事場へいくつもりです。

 

 昨日は久しぶりにサイクリングしました。

 引越しなどいろいろあり、なかなか走れなかった。

 タイムが落ちていて、平均速度も若干おちていた。

 しばらく走らないと、簡単に体力が落ちるようで…、気をつけないといけません。


 仮住まい先からスタートし、修善寺まで行きました。

 トータルで往復50キロ。タイムは2時間半くらい。


 やっぱサイクリング楽しいです。

 無心で走って、自然の一部になるような感覚が好きです。

 もしかしたら、ある種、座禅に近いのかもしれない。そんな感覚もあります。


 今回は修善寺の赤い大きな橋よりもさらに南、大きな高架橋の工事をしているところまでいって帰ってきました。



 途中、折りたたみ自転車の怪しい人らに多く出会う。

 マスクにサングラスなんて怪しい格好の人もいた。

 

 時々思う。

 僕は折りたたみ自転車と、ロードバイクと、MTBを、目的に応じて使い分けている。


 以前ロードしか持っていない頃は、サイクリングをしているときもいないときも、やたらとロードバイクの人に出会った。


 しかし、今はそうでもない。


 MTBに乗り始めると?こんどはMTBの人に頻繁に会うようになる。



 最近折りたたみに乗る機会も多い。

 こないだ浜松に行った際も折りたたみ自転車に乗っていた。


 たぶんなんだけど、こんな事も思う。

 同じ持ち物の人と出会うという違和感の演出。


 僕が自転車で出かける際には、たぶん、「自転車」というキーワードしか伝達されない?

 だから本来ならロードバイクでこなければいけないところを、間違えて折りたたみでくる“彼ら”がいるのではないだろうか?と。



 こんな事をおもったのも、サイクリングの帰り道。

 ロードバイクに乗って信号待ちをしている際の出来事。


 赤信号でとまっているダンプカーかな?大きなトラックが、まるでこれからレースでもするのか?と思うほどの空ぶかしを何度も何度もするのだ。

 ブオンブオンブオンと、繰り返し威圧的に空ぶかしを繰り返す。

 レーサー気取りのごとく、だ。


 スポーツ車なら理解できる。


 しかし、ダンプでそれをやるバカははじめてみた。


 あれも“彼ら”なのだろうか…。


 Fさん、どう思う?


 昔、君は言った。


 私の理想の人は、何も言わなくても私の気持ちをわかってくれる人なの、と。

 

 正確にこう言ったかは自信がないが、たしか、こういう趣旨の話をした。

 聞いた当時は、無茶言うな、と思ったが。いまは君の気持ちが痛いほど理解できる…。


 そんな君が、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ!


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〔3月7日分の記述〕


 Fさんへ。


 今日は本当は2015年10月17日です。

 夜勤なので、ここ4時ごろコンビニによってから仕事場へ向います。


 明日は、少し残業してから、原へ移動して、海岸で仮眠してから、ラジコンでもして、それからざぶーんによって仕事場へ行こうと思います。

 最近、養成テープという引越し作業につかうテープを使うと、ラジコンへの砂の侵入をある程度ブロックできるとこを本で読んだ。

 早速にこれを実行。明日、試してみたいと考えています。

 余裕があれば、久しぶりにトロンボーンも吹こうかな…。


「憎しみは憎しみによっては消えず、ただ愛によって消える」


 …って言葉を聴きました。TVで。

 サンフランシスコ講和条約の時、スリランカ(セイロン)の大蔵大臣だったジャヤワルダナ氏が日本をかばって言ったそうです。


 いまでもいろいろ言われるだろう。

 もし、いろいろ言われたら?


 この言葉を返していいと思う。


 もし、反応が悪かったら?


 こう付け加えていいかもしれない。

「これはブッタの言葉よ」と。


 しかしブッタを敬う事をしないカルト信者は、反応しないかもしれない。

 そういう場合は?

「そこが、ニセ仏教徒の証拠なのよ」と。


 そうは言えない?


 なら、こう付け加えればいいと思う。

「教祖様も愛を唱えていたから、たぶん、同じ事を言うのではないのかしら」と。



 昔、君は言った。


 私の理想の人は、何も言わなくても私の気持ちをわかってくれる人なの、と。

 

 正確にこう言ったかは自信がないが、たしか、こういう趣旨の話をした。

 聞いた当時は、無茶言うな、と思ったが。いまは君の気持ちが痛いほど理解できる…。


 そんな君が、今でも大好きです。


 負けないでほしい、君が奇跡をおこすその日を、信じて待っています。

 がんばれ! 

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〔3月8日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 昨日職場にやめた人が来た。


 どーなんだろ?どう思っているのだろう?


 歳は1つしか違わない。


 お互いに独身で、結婚暦が無い。


 しかしこの人、ストレスがたまると性格がきつくなることは、以前仕事を一緒にしていて知っている。

 顔もわるくないのに、この歳で独身なのは、おそらくそのあたりに理由があるのだろう。


 口説く気はさらさらない。


 しかし、同世代で未婚な貴重な人なのも、事実だったりする。


 などと思った次の瞬間、こう思う。

「なに考えてんだ?ありえない」

 と。


 昨日、海辺で夕日を見ながら、そんな事を思った。


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〔3月9日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 TVで久しぶりに竹中平蔵さんをみた。

 東京の都市力をあげる話をしていた。


 他の人なら「なにやってんだ」と思ってしまうが、この人がいうなら、そうなのか?と思ってしまう。


 僕にしては珍しく(存命している現代人の中で)心から尊敬している人なんだと思う。


 しかし、この人の話、難しくてついていけないところが多い。

 そこが、悩みです。


 せめて、竹中平蔵さんの発言が、苦もなく理解できる知識が構築できたらうれしい?


 そんな事も思う、今日この頃です。


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〔3月10日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 昨日は夜勤明け、ざぶーんへ移動し、入場後すぐに食事をして仮眠した。

 最近仕事のコツをつかんで、仕事が速くなった。その気になれば定時に上がれます。

 そう、時間さえかければ、出来ないことも出来るようになる。それがKという人物なのです。


 定時にあがってざぶーんへ。仮眠をして目を覚ますと午後3時。11時ごろから寝たから4時間ほど寝たことになる。


 1時間ほど温泉とサウナを楽しんでから退場。


 この日はラジコンがしたかった。

 海岸へいこうと思ったが、「ラジコンでドリフトをしたい」という欲求に勝てず、場所を移動。

 牛臥公園近くの海岸へ移動した。


 ここは“彼ら”の大きな建物がある。周囲は“彼ら”だらけなのだろうか?

 周辺のお店にも、それっぽい名前の店があったりする…。


 まあ、知ったことではありません。気にしだしたらなにもできない。

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〔3月11日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 …続きです。

 牛臥公園ちかくの海岸へ到着。


 偶然にもちょうど夕日がきれいな時間帯で、何人ものひとが、海辺で日の入りをみていた。カップルもいれば、家族もいる。1人のひともいた。


 この近くに野球場があるのを知っている。そこでラジコンをやろうとおもった。

 が、その目論見はもろくも崩れる。

 この日が「日曜日」であることを、僕は忘れていた。

 球場は「使用中」だった。走らせるだけならどこでも出来るが、ドリフトまでできる場所となると限られてくる。あきらめるしかなかった。



 そのかわり、きれいな夕日がみれた。

 これはうれしい誤算だ。計算でみれるものではない。

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〔3月12日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 …続きです。

 車をおりて、海岸を散策。

 周囲の人も海岸をみて夕日を楽しんでいる。


 まったく知らないもの同士、同じものをきれいと思う、妙な感覚だ。


 海には漁船が数席、等間隔に浮かんでいて、灯りがともされていて、海辺のイルミネーションのような演出にみえた。幻想的というか、絵になる偶然の産物です。


 海岸の端まで来ると、急に以前本で読んだ記事を思い出した。

 伊豆のジオスポットを特集した本の中に、この先に洞穴があることが紹介されていた。


「そんなものあるのか?まったく気がつかなかった」と記事を見たとき思った。


 記事を思い出し、行って見る事にした。立ち入り禁止区域ぎりぎりまで歩いていく。

 もうほとんど波打ち際ぎりぎりまで行くと?それはあった。


 写真では迫力あったが、実際にはもっとこじんまりした洞穴だが、たしかにそこにあった。

 感動するほどすごくは無いが、記念写真にはもってこいの場所に見えた。

 家族でこの洞穴をバックに一枚取れば、いい構図の絵がとれる。そんな印象の場所です。


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〔3月13日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 …続きです。


 太陽が海に沈んだ頃、車に帰り着いた。ナビを操作し、帰宅する。

 この近くに「すしの助」という高級回転すし店がある。しかし手持ちがすくなかった。

 この店にはせめて1万円もって入らないと、心細くて満足に食えない。


 それに最近お金つかいすぎなので、ここは節約モードで退散を選択。


 サントムーンにより寿司を買うことで、代償行為とした。


 …代償行為?この言葉をかいていて、妙なことを思ってしまう。


「代償行為で結婚して幸せになれるかな」と。


 最近の僕の無意識は、時として変なキーワードを脳内に放り込んでくる。


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〔3月14日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 …続きです。


 現在実家建て替え中につき、駐車場の無い仮住まいに住んでいる。

 よって別にある駐車場に車を停めている。


 ここ数日の変化だ。いつもと違う行動をする僕を、“彼ら”は見ているのだろうか?

「まあ、どうでもいいことだ。肝心なのはFさんに再会することであり、それ以外はささいなことにすぎない」

 そうおもった。

 いや、過去そうなんども思うことにしてきた。

 Fさんの存在がなければ、おそらく僕は気が変になっていたことだろう。


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〔3月15日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 …続きです。


 駐車場につくと、しばらく横になることが多い。

 いつもならここから歩いて仮住まい先へ帰るのだが、じつにめんどくさいのだ。

 この日は車載している折り畳みで帰ろうかな…、などと考えながら横になっていた。


 すると、なぜか?

 僕が車を停める前までは、だれもいなかったのに、急に人が集まってくる。

 どんどん人が増える。

 子供とその親らしき人らが、どんどん集まってくる。


 さっきまでいなかったのに。


「バスでも待ってるのか?」

 と思うが、そうでもない。


 なかには車で乗り付けた人もいるのだが、停め方がおかしい。駐車場の枠に停めていない。枠に対して斜めに停めている。あれでは他の利用者に迷惑だ。


 …というか、ものすごい人数。

 これほどの数では、あきらかに駐車場の利用が困難になる、地権者の許可無くこれだけあつまってはまずいレベルの人の多さ。


「花火でもやるのか?」

 と思ってみていても、そうした様子もない。

 なんだったのだろうか?


 “彼ら”が子供をだしに使うのは、いつものことだ。

 さまざまな理由をつけて、子供の人生にまで介入してくる。


 どうなのだろう?

 Fさんも、よくポケベルで呼び出されていた。


 こんな事も思い出す。


 2人で神社にいると、突然ポケベルがなり、君は行かなくてはならなくなった。

 しぶしぶ別れたのを覚えている。

 自宅に帰り、君の不可解な行為について考えていると、電話が鳴る。君からだった。

 突然別れた事を気にして、かけたとか言っていたように思う。

「ちょうどFさんのことを考えていたとこだよ」

 と僕が言うと。

「私も」

 と君が答えた。


 とてもうれしかったことを、記憶しています。


 いつかの奇跡を信じて、ともかくまとうと思う。

 負けないでほしい、がんばれ!


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〔3月16日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 今日は部屋の片付けをしようと思った。

 そこで隣の部屋にブルートゥーススピーカーをおいて、TVの音を飛ばそうと思った。


 実行するためには、5.1chホームシアターにブルートゥースレシーバーをつなぐ必要がある。

 つまり、5.1chを使えなくなるのだ。


 使えなくなってしばらくして気がつく。


 いつまでも外にトラックがいて、アイドリングしている事実に。


「何をしているんだろう?」


 と思い、見ていると。道に迷った?のか?ドライバーがおりていて、なにやらしている。


 とてもせまい道をふさいでいて、歩行者に危険だ。

 横を小さな女の子がすりぬけた。

 いつまでもそこに迷惑駐車しているから、通らざる得なかったからだ。


 こう思う。


 仮に?


 仮に本当に道に迷ったとしても?

 ああいう迷惑なとめ方をするドライバーはマナーがわるい。

 というか危険だ。

 急な坂道で、停車したら小さな女の子ですらすりぬけるようにしないと横を通れない狭い道。

 ここれ停めて道を探すのは、マナー違反を通り越して危険だ。

 しかも2台でやっている。


 普通の感覚で考えるなら?


 仮に道を間違えても、もっと広くて安全な場所を探してから停めて道を探すものではないだろうか?


 “彼ら”は平気で小さな子供ですら犠牲にする。


 まさかね、と思うが、あのグラサンのおっさんが単にマナーの悪い危険なドライバーであるだけでいてほしいものです。


 Fさん。どう思う?

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〔3月17日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 なんだろう…、どう思うのだろう?

 結論から書くと?

 昨日、自転車で職場まで行って、帰りも自転車でした。

 それもロードバイクでは「ない」。折りたたみ自転車「ルイガノ・POP」でだ。


 まあ、理由は車の鍵をわすれたという理由で。

 仮暮らし先には駐車場が無い。

 少し離れたところに駐車場がある。


 駐車場まで折りたたみ自転車でいくのだが、車のところまで来て、鍵を忘れたこと気づく。


 あわててとりに戻るが、運悪く家の者は全員外出。施錠されている。

 カギがなければ中に入れない。鍵を忘れたのに?

 というむちゃくちゃな状況。


 どこか開いてないかと窓を探るが、全部しまっている。


 時間が無い。仕事がある。


 タクシーを呼ぼうか迷った。しかし、急に呼んですぐ来るか保証も無い。

(こういう時、アメリカで大流行の「ウーバー」でもあれば簡単に車が呼べるのだが、ないものは仕方が無い)


 自信はある、今ある唯一の交通手段である折りたたみ自転車「ルイガノ・POP」は、速い。

 本気で走れば十分いける。


 もたもたしている時間は無かったので、自分の足を信じてかっとばすことにした。


 本気で走るとぐんぐん加速できる。

 ママチャリよりははるかに速い。


 勾配のある道でも、7段変速は折りたたみにしては多いほうだ。無理なく漕げる。


 汗はかく。しかしぐいぐい進める。


 カーブはさすがに無理なバランス取りができない。ロードバイクとはちがうのだ。タイヤが小さい分。取り回しに癖がある。


 こぐ回転数を(=ケイデンス)を一定にするよう心がける。サイクリングで学んだ知恵だ。


 けっこう順調に進む。


 いつのまにかバイパスまできていた。あともう少しだ。時計の針は9時20分をさしていた。9時過ぎに発ったから、速いほうだ。

 結果として30分で職場までついた。


 こう思う。

 普段サイクリングをしてなかったら?こうはできないだろうと。

 体力とサイクリング技術がないと、こうはできない?


 頭の中で、ある有名な格言が、リフレインします。

「継続は力なり」

 と。



 こんな事も思う。

 もしFさんが組織と離れているならば?

 きっと空しさに耐えているのではないだろうか?と。

 けど、継続は力なりだと僕も思う。いままでの苦労はなにかしらの力になっていると思う。

 きっと新天地で何かしらの力になるはずだ。

 僕は、そう、信じます。


 無意識と理性のバランスがとれないと、自分の意思がなんなのかわからなくなると思う。


 そういう時は、自分の原典にかえればいい。


 何が、大切なのか?と。


 今までの自分の歩みを振り返って、何を自分が大切に思ってきたか。譲れないなにかとはなんだったのか。


 取り戻せなくても、思い出すことは、前に進むために大切だと思う。


 僕には夢があります。

 Fさんと、もう一度友達になれたらいいのにと。


 その先のことは運命に任せます。


 君が望むように生きることを、僕は望みます。


 君が君らしくあるために、運命が動くその日を信じています。


 負けないでほしい、がんばれ!

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〔3月18日分の記述〕


 Fさんへ。

 つれづれなるままに、思いついたことを書いてみようと思います。


 たまには全然関係ない話題も書こうかと思います。


 理論物理学の世界では、こういう疑問があるらしい。

「なぜ?時間は一定方向にしかすすまないのか?」

 という疑問。


 なぜなら?どう理屈をこねても、時間が逆にすすまない理論を構築できないからだという。


 説明できないということは?

 観測されるまで否定できないのが、理論物理のルール。


 あらゆる可能性を考慮しないといけないらしい。


 最新の物理学では、こんな仮説があるらしい。


 ビックバンの時、時間は正時間と反時間の2種類存在した。

 正時間と反時間は互いに影響しあい、打ち消しあった。

 だが、正時間のほうがわずかに多かったため生き残り、この世の時間は正時間のみになった?とかいうやつ。


 本当かなーと思う。



 これとは別の話で、「エントロピーの理論」というやつがある。

 これは物事はほっておくとだんだん「乱雑」になるという理論だ。

 いったいこの理論、なんの役にたつんだ?と思っていました。

 どうやらこの理論は、正時間の証明に役立つものという事らしい。

 時間とともに物事は乱雑になってゆく、乱雑から整理されていくことは無い。

 したがって反時間なるものはありえない?とかいうことらしい。仮にあっても正時間と同様にエントロピーの法則に従うはずだ?的なことらしい。


 なるほど、くだらないとおもっていたものでも、よくよく勉強してゆくと、意味があるということなんだなと、思ったりもします。



 時間はもどらない。


 しかし、人間の認識を広げることは、できる。


 新しい発見や認識は、みずから望めば、やってくるものと、僕は信じます。

 Fさん、負けないでほしい、がんばれ!

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〔3月19日分の記述〕


 Fさんへ。


 「山」へ行って来ました。

 まえまえから計画していた「山サイクリング」の「実行」をしてきたわけです。


 いままでほとんど舗装道路しか走ってなかったマウンテンバイク(MTB)の、本格「山」デビューです。


 場所は「金冠山」に設定しました。

 以前この周辺の「ダルマ山レストハウス」まで車でいけることは、確認してある。


 まずは「MTB」を車に「車載」して、ダルマ山レストハウスをめざす。


 当日は日曜だったため、渋滞が予想された。

 早朝移動が理想だが、夜勤明けの次の日の休日だったため、なかなか体が始動しない。

 出発は9時過ぎとなった。


 スマホに録画してあった「めちゃイケ」と「池上彰のそうだったのか」を転送してゆく。

 車内で楽しむことができる。移動中の時間の有効活用だ。 


 車は比較的スムーズにすすむ。あまり渋滞にひっかからない。

 「めちゃイケ」はこないだのおさわがせ芸能人の学力テスト特番の、未放送特集をやっていた。

 ネットで話題の歴史をラップと踊りで教えてくれるとかいう2人組みを見る。

 「ああ、流行りそう」とおもいつつ油断して聞いていると、笑わされていた。意外に面白い。


 これからはネットの時代だな…、と痛感する。


 最近TVで「ワンパンマン」というアニメをみた。

 意外にこれが面白い。

 しかしこんなタイトルの漫画、聞いたことが無い。

 どうやら「ネット漫画」らしいということを最近知る。


 インターネット漫画は以前から大手出版社でもよくやっていたが、ながらく「漫画家の2軍」扱いだった。


 しかしこうして「2軍」からいきなり「TVアニメ化」されたりする時代になった。

 漫画をいまでも描いている僕としては、ちょっとした意識改革です。

 通常の手段で「漫画投稿」をすると?

 出版社の選考に「2から3ヶ月」かかる。

 インターネットの方が、もっと早いと聞く。

 ちょっと興味がわきます。


 そうこう思ううちに修善寺に到着。

 狩野川の公園ちかくで川沿いからはなれて、「山」へ向う。

 この山道、意外に走るのに面白い道だ。カーブの連続があり、加重移動が楽しめる。

 減速してカーブに侵入して、加速して抜けると、いかにも「車を操作しているな」という感覚になる。テールスライドさせるほどの加速は危険なのでやらないが、それでも面白いです。


 カーブの連続が終わると、比較的緩やかなのぼり道に侵入する。

 この道、「走り屋」さんの多い道だ。

 旧型スカイラインやカウンタック。スーパーセブンといった、雑誌でしか見たこと無いような車と遭遇する。

 ワインディングロードをながして楽しんでいるのだろうか…。

 車道楽に金は使いたくないなとおもいつつ、オープン2シーターにいまだあこがれを持つ自分を再認識します。


(余談だが、こういう「車」にのっている人らは、“彼ら”と違い、意外に「カラぶかし」をしない。きっと必要以上にエンジンを痛めたくないのだろう…とかってに思ったりもします)


 ダルマ山レストハウスに到着。

 時間は11時半近くだったように思う。食事は出発前にすましたので、そのままサイクリングの準備に入る。


 いつもサイクリングの準備をする際は、周囲は釣り客ばかりだった。いつもロードバイクで川沿いや海岸線を走っているからだ。

 しかし今回は「山」だ。趣が違う。今回は周囲は「ハイカー」ばかり。高齢者と家族連ればかりだ。


 マウンテンバイク(MTB)をクルマからおろして、いざ「金冠山」へ。


 山道入り口は地図でおおよその見当しかついてなかったが、行って見るとすぐにわかった。

 いきなりの「階段」。

「ここを登るのか」と一瞬たじろぐが、今日は山頂までいくと決意したのだから、怯んで入られない。自転車を担いで「登山」スタート。


 長い階段をなんとか自転車かついで登りきると、開けた場所に到着。

 この時点で相当な体力を消費する。


 若干、平なので走行してみる。初めての山道。路面が容赦なくでこぼこで面白いです。


 しかしすぐに降りて押すことに。木の根が露出した場所にさしかかり、進めない。上り坂なので、押すことにした。

 しばらくすると、大きな岩だらけの場所に。

 決意して押して登る。

「帰りの下り、こんな場所下れるかな?」と不安はよぎるが、まあ、何事も「やってみないとわからない」。


 途中ハイカーと何人かすれ違う。

 リアクションが面白い。

 あきらかに「こんな場所自転車でくるのか?」という顔をする人もいれば、「すごいね、がんばってるね」と笑顔で声をかけてくれる人もいる。人それぞれです。


 ネットで調べると、この近辺をMTBで走っている人もいるらしいから、僕だけでないはずだが、やはり自転車ひっさげて登山している人間は珍しいという事だろう。


 開けた場所につく、山頂までの登り行程で唯一の「下り」。

 自転車にまたがり、人生で初めて山道の「下り」に挑戦。


 すると、これが、面白い。

 意外なほど面白い。


 人工的に作られた道でないので、容赦なくでこぼこだ。

 たぶん、歩きでは、ここまで凹凸を感じられない。

 いくらここがゆるいハイキングコースとはいえ、道を外れたら谷にまっさかさまなわけで、スリリングです。


 山用のブロックタイヤは、地面をがっちりとつかんで放さない。

 斜めな道でも滑り落ちずにはしれます。

 これが以前のスリックタイヤだったらこうはいかないと思う。

 「すべりおちないか?」と最初は慎重にこいでいたが、安定感ばっちりです。


 短い下りを終えると、いよいよ山頂までの階段になる。

 正直「わざわざ自転車かついで山頂にいく必要ないよな」と思わなくも無い。

 しかし「今後はともかく、一度は自転車と山頂にいって記念写真をとりたい」という衝動に勝てない。登ることにした。

 それに山頂にいったら?走りやすい別ルートが「発見」できるかもしれない、という淡い期待もあった。


 体が慣れてきたからか?

 登山道入り口では、あんなに悪戦苦闘した山道の階段も、少し楽に登れるようになっていた。

 しかし、それでも息があがる。

 やっぱ鉄製のMTBは「重い」。普通の自転車よりは軽いが、それでも登山の友としては「重い」です。


 山頂に到着。遠くから見えていたアンテナ塔が目の前に見える。

 この日は快晴で、富士山をふくめて駿河湾が一望できる。非常に景色がいい。

 

 しばし休憩。

 自転車を地面に倒して、横になってしまった。

 普通に登るよりも何倍も体力を使ったからだ。


 しかし、達成感は、ある。楽しいです。


 しばらくして回復。写真を撮る。


 その後ルート散策。

 地図ではわからなかったが、登ってきた道とは別に2本の下りルートがある。

 1つは緩やかだが、草が生い茂っている。自転車で下るのは危険そうだ。足元が見えない。


 もう一つは開けていい道なのだが、斜度が半端なく急だ。

 初心者が自転車で下るにはあまりに危険すぎる。


 なので登ってきたルートを引き返すことにした。


 山頂からの階段部分は手押しで下った。

 後輪さえブレーキかければ、なんなく押して下れる。

 前輪が通れる道なら、ごり押しで自転車を降ろせるから楽です。

 鉄製のフレームは重いが頑丈。手荒に扱っても安定しています。


 開けた場所に到着。先ほどあった登りルート唯一の下りと対面。今度は上りだ。

 自転車にまたがりこの登りに挑戦。

 あっさりするほど、簡単に登りきれた。

 ここからは下りなのだが、これが、実に、本当に「楽しい」。


 でこぼこ道を自転車で「下る」のが、こんなに楽しいとは知りませんでした。

 車体は鉄製の頑丈なフレームなので、悪路でも安定した走行ができます。地面に振り回されるということはない。


 ここ金冠山は初心者のハイキングコース。道が開けているので、人がいないのが簡単に確認できる。

 人がいなければ、スピードも安心して出せる。

 けっこうなスピードで下ると、これがたのしい。


 こぶを乗り越えようと思った。

 ブレーキをかけずにこぶに突っ込む。


 すると見えなかったのだが、こぶの向こう側、死角の部分が削れていて、ジャンプ台のようになっていた。

 そのままノーブレーキでジャンプ。

 びっくりするまもなく次のこぶへ、ジャンプ。

 1つだけわかる、ここで減速したら逆に危険だ。また次もジャンプ。


 ようやく安定した地面で減速。停車して振り返る。(この間数十秒の出来事)

 こぶ3つが全部ジャンプ台のようになっている。登りの時には確かに見たが、下りの際、気がつかなかった。

 高さにして50センチくらいある3連続ジャンプ台だ。


 「楽しい」

 素直にそう思った。

 着地の際、ダンパーのおかげで衝撃はほとんどなかった。

 そのおかげでバランスをくずさなかったし、手に衝撃を受けずに済んだ。ロードバイクは些細な路面の凹凸すらダイレクトに手に衝撃がくるが、それとは間逆なわけだ。

 「このダンパー役に立つのか?」

 と購入当時思っていたが、撤回します。すこく効いている。役に立っている。


 たぶん最初から意図してはできない。偶然の3連続ジャンプだったけど、なんか新しい世界が開けたくらいのインパクトがありました。


 その後も下りを楽しんだ。

 登りの際は「ここ下れるかな」と思っていた悪路も、あっという間に通過。のぼりで50分近く費やしたものを、ものの10分くらいで下ってしまった。

 しかし、苦労して登った分、ものすごい達成感があり、スリリングで楽しかったです。


 こないだ、冒険をしようと浜松へ無計画旅をしたが、あれよりも楽しかった。そう感じます。


 Fさんに伝えます。

 知らない世界って、まだまだあるみたいです。


 君が前を向き続けてくれることを信じます。

 負けないでほしい、がんばれ!

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 朝の6時から10時の仕事の日、僕はかならずコンビニによる。

 時々、僕を見に来てください。そう、君に伝えます。

 たいがい不機嫌そうな顔をしていると思うけど、別に本当に機嫌が悪いわけではありません…たぶん。


(最近は就業後も頻繁によります。時間はまちまちだけど、だいたい16時すぎから21時過ぎ位の間です。仮に再会するなら?就業後のこの時間帯に会った方が、ゆっくり話ができる…)


 東○の工場の西側すぐのとこにあるコンビニだ。

 あの夏祭りの日、2人で別れたあのT字路のすぐそこにある、当時はなかったコンビニ。

 「一週間」も「朝6時から10時」まで、そのコンビニの駐車場にいると、ほぼまちがいなく一度は僕を見るだろう。

(仮にすれ違って、僕が君に気づかなくても、気にせず声をかけてほしい)


 もし君が僕の前に姿を現すとしたら?きっと、僕のまったく予想もしないような方法で現れるように思う。とにかく、待とうと決めたのだ。君を待とうと思う。奇跡を信じて。



(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

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