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第81話 救うべきは誰か?1

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)


〔5月19日分の記述〕


 Fさんへ。「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。― 大岡信ことば館」 

 というのが、やっているらしいです。


 偶然、この展示会が、地元でやっていることを知った。

 そう、高校時代、僕らが隣町に映画を見に行った際つかった地元の駅、その北口のすぐそこでやっているという。


 新海誠については、この小説でときどき書いた。

 「秒速5センチメートル」の作者だ。

 プロフィールを見ると、僕らの1つ上らしい。

 

 Z会という通信教育のCMアニメをやっているつながりで、今回の展示会になったらしい。

 「大岡信ことば館」はどうもZ会関係のなにからしいのだ。

 実際にTVで見たことは無いが、「クロスロード」と題されたそのCMは、けっこう話題で、書籍でいろいろ見る。

 それもアニメ関係の雑誌ではなく、アート系の本で見るのだ。


 この小説でも何度か書いた。

 恋愛映画はいろいろ見たが、自分の経験にかすりもしないので、面白くもなんとも感じない。

 しかし、唯一、新海誠の「秒速5センチメートル」だけは、自分の経験に一致するものがあり、見入ってしまうのだ。



 この展示会がやっているのを知ったのは、完全に偶然だ。


 漠然とこんなことを考えた。

 もし、彼らが東京時代と同じ事をしてくるなら?そろそろだろうか?と。

 で、ネット検索で、地元で殴られた人がいる事件がないか調べてたのだ。

 近所で事件を起こし、その犯人に仕立てて追い込むのが、“彼ら”の手口だ。



 幸いそうした事件はまったくなく、無いが故に全然関係ない「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。― 大岡信ことば館」なんて情報にヒットしてしまったのだ。


 別に新海誠のファンではない。

 それに「クロスロード」のファンではない。

 だからどーしても行かなくては行けないわけではないのだが、自宅から自転車でいける距離なので、暇を見てよってみようかなとかも、おもわなくもありません。


 Fさんは、今、どんな風にすごしているのだろう…。

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〔5月20日分の記述〕


 Fさんへ。

 今日は本当は2014年8月23日です。


「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。― 大岡信ことば館」へ行ってきました。

 まあ、想像どうり…な、感じです。できれば「秒速5センチメートル」かもしくは劇中の背景画のポスターが売ってればと思ったんだけど、それはなかった。

 展示は大型パネル中心で、本物は少ない。

(まあ、そもそもデジタル作品なのだから、現物といえば絵コンテとか設定画くらいしかない)


 個人的に見たかったと感じるのは、現物だ。

 たとえば、劇中はどう見ても実写から絵をおこしたと思われるシーンが山のようにある。

 その、もとになった実写が見たい、とか思うのだが、そういうのはほとんど無かった。


 でも、1つだけものすごく印象的なものがあった。

 手紙だ。

 ケースのなかに、手書きの手紙が4枚展示されていた。

 最初は意味がわからなかった。ファンレターでも展示しているのか?と思い、覗き込むと、びっくりした。

 劇中で主人公が彼女からもらった手紙そのものが展示されているのだ。


 最初はレプリカかと思った。

 劇中の映像からつくったレプリカかなと。しかし説明によると違う。


 実際に女性スタッフが手書きした素材をスキャンして、劇中に取り込んでいるというのだ。

 

 うまく説明できないけど、目が釘付けになる。


 あるはずの無いアニメの世界の手紙が、目の前に実物として存在する、この非現実感にくらっと来る。

 こーゆーの見たかったんだよな、と感じました。

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〔5月21日分の記述〕


 Fさんへ。

 今日は本当は2014年8月23日です。

 

 追伸…

 この「新海誠展 ―きみはこの世界の、はんぶん。― 大岡信ことば館」、僕が到着したときは、ひと気が無く閑散としていた。

 しかし帰る頃にはけっこう人がいて、がらがらだった駐車場もいっぱいだった。

 たぶん、僕は30分と滞在してないはずだけど、短時間で急に増えた?


 はじめて訪れる場所では、急に人が増える現象というのを、“彼ら”の攻撃以来しばしば経験しているけど、たぶん、偶然だよな、みんな「新海誠」のファンにちがいない、と信じています。

(静岡県は日本一アニメが放送されない「不毛地帯」とか言われているのを聞いた事がある。したがってこの県でアニメファンをやることは、なんというか、とてもあか抜けない事なのです。それでも「新海誠」のファンが多いということはうれしいことです)

(これは僕の妄想。この地域、ケーブルTVの苦戦地帯みたいだ。NTTのフレッツ光ですら、TVサービスはやっていない。皆、見ないのだろうか?TV。おかげで顧客サービスの悪い1社独占状況です。皆TVも見ずに修行でもしているのだろうか?FさんもTVみないといっていたし…)


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〔5月22日分の記述〕


 Fさんへ。

 今日は本当は2014年8月23日です。

 

 箱根のふもとに「公園」がある。

 裾野から箱根道へぬける農道が、きれいに整備されて、抜け道のようになっている。

 僕が東京に行っていた間に作られた道らしく、知らない道だ。

 この道の近くに公園がある。


 駐車場もあり、懸案だった「箱根サイクリング」の基地候補になるのでは?と思い、今日下見をしにいってきた。

 うまくいけば、ここに車を停めて、自転車を組み立てて、箱根アタックにいけるかもしれない。

 公園からすぐ近くに、旧箱根道が走っていて、そのまま箱根山頂方面まで自転車でいけるのだ。


 行ってみてびっくりするのは、公園と呼ぶにはあまりにもお粗末な状態の場所だったこと。

 しかし管理はされているらしく、最低限の管理はされている。


 しかし、まともな親なら、ここに子供をつれてハイキングには来ないだろうな、という場所だ。

 印象としては企画倒れの公園だけど、一応管理されています的な感じだ。

 将来的に住宅地になることを前提にした計画なのだろうか?


 まあ、ともかく、ここの駐車場は、「使え」ます。

 そのうち、ここを起点に箱根サイクリングに行こうと思います。

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〔5月23日分の記述〕


 Fさんへ。

 今日は本当は2014年8月23日です。

 

 サイクリングに関しては?


 「箱根」の「登山」サイクリングを構想中。

 「鎌倉」方面のコースを熟考中。

 「富士川」から西方面、「清水港」までのコースを計画中といった感じです。


 「富士川」から西方面に関しては?

 実は千本松原の海岸線の堤防道路を、沼津の「原」から西へずっと行ってみた。

 どこまでこの道はつづいているんだろう…、てな感じだ。

 「富士川」までは何度か来ていたが、その先には行ったことがなかったので、この間行ってみたのだ。

 「富士川」を自転車で越える際は、川風がものすごい気持ちよかった。思っていた以上にあの橋長い。

 そうこうしているうちに対岸に着き、再び海岸線をめざすと、飛行場のようなものがある。

 地図をみると、河口の一部が滑空場になっているらしい。

 その日も動力付パラグライダーが何機か飛んでいた。

 滑空場を越えて、海岸線を流して走ると、国道一号かな?自動車道が海岸線を並走しだす。

 その並走しだしてすぐに、唐突に堤防道路は終わるのだ。


 この先はどうなっているのか?

 迂回してしばらく進むとまた海岸線に出るのか?

 または、一般道を走ることになるのか?

 わからない。


 その日は、左指の痺れがあって休止していたサイクリングを再開した日だった。

 慣らし走行の意味合いもあるので、無理をせずそこで引き返した。

 しかし、その先も気になる。

 もう少しいけば清水港や羽衣伝説の場所なんかがある。


 次回は富士川河口の公園に車を停めて、その先に行ってみようと考えています。

 で、道路状況が把握できたら?

 今度は「原」から「清水港」までチャレンジしたいと考えています。


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〔5月24日分の記述〕


 Fさんへ。

 今日は本当は2014年8月23日です。

 

 アメリカのドラマ「スタートレック ヴォイジャー 第172話「道は星雲の彼方へ パート2」」の1シーンより。


 「今日も職務に徹するのかい?」(チャコティ)

 「そうだ、副長」(セブン)


 「…冗談だろ?」(チャコティ)

 「いや」(セブン)


 「どうした?」(チャコティ)

 「別に…、ただ、忙しい」(セブン)


 「そんな言葉でごまかされる仲じゃない」(チャコティ)

 「特別な仲であるような言い方は、好ましくない」(セブン)


 「特別な仲じゃなかったのか?」(チャコティ)

 「もう違う」(セブン)


 「どうしたって言うんだ?」(チャコティ)

 「我々の関係のパラメーターを変える事にした」(セブン)


 「理由をおしえてくれ!」(チャコティ)

 「我々は危険な仕事をしている。いつどちらかが死をむかえるかもしれない。これ以上お互いを想い合うのはさけるべきだ」(セブン)


 「きみはただ…スイッチを切るだけで感情を閉ざせるかもしれないが、俺にはできない」(チャコティ)

 「やってみた方がいい、その方が苦しまなくてすむ。私に…なにか起こったときに」(セブン)



 「なぜ急にそんな事を言い出すんだ?理由があるんだろ?」(チャコティ)

 「提督が言っていたのだ。将来あなたが…、私の為に…、苦しむと。そんなの耐えられない!」(セブン)


 「セブン、どんな関係にも危険はつきものだ、だれにも明日起こることは保障できない。たとえ未来からきた提督でも。確かなのは今の俺たちの気持ちだけだ。この俺が君よりも未来を選ぶと思うのか。だとしたら俺を知らなさ過ぎる…」(チャコティ)

 (見つめあう2人…)

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〔5月25日分の記述〕


 Fさんへ。

 今日は本当は2014年8月24日です。

 

 「金スマ」で、元XJAPANのトシの洗脳問題をやっていた。

 12年、洗脳され、そこから脱出した告白をやっていた。

 暴力のともなう洗脳なんて最悪だと思う。


 …XJAPANについては、高校時代、部活で「紅」を演奏したのを覚えています。

 トロンボーンで演奏する「紅」はけっこう好きでした。




 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、操作された演出の結果だと思う。



 そうした発見を、自分の背負わなければならないものと思い込まされて、全て背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込む。

 そして君の心を容易に操る事が出来る。

 そうやって君を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”だと思う。


 これらはカルトの手法であり、極めて悪質な人心掌握じんしんしょうあく法にだとおもう。

 そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら”の手口だと思う。



 夏祭りのデートがおわってしばらく後、君は入院する、手術をうけるといってしばらく休んだ。

 しかし、その後、君の体に手術の跡など無いことを僕は知る。

 そして後日、君は入院や手術などしたことないと、つじつまの合わないことを言った。


 セミナーにでも参加させられていたのだろうか?


 …重くのしかかる、さまざまなこと。

 わからない、君に何が起こり、どうなったのか、それがものすごく、はがゆいです。


 それでも笑顔でいてくれた君に、僕はなんて言えばいいのだろうか?

 僕といて楽しかったのかな…、それとも僕のことを思って笑顔でいてくれたのかな…。


 今でも想いはそこにめぐります。

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〔5月26日分の記述〕


 これは実験的記述。


“彼ら”に質問です。

 まさか、彼女を拉致なんてしてないですよね。


 時々短編を読みます。

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〔5月27日分の記述〕


 以前この小説でも書いたけど、人類発祥の地はアフリカで、それも大地溝帯とか呼ばれるちいきであったと書いた。

 この地域に住んでいたサルが、環境変化のため食糧難になり、食べ物を探しに森を出たため、歩行機能を獲得し、手が自由になったことから道具を作れるようになり、結果として脳が発達した?と。


 こないだTVでこんな話を見ました。

 人間の持つ攻撃性の由来についてだ。


 実は「人類の祖先」と「ボノボ(類人猿)」は同じ地域に住んでいて、似たような存在だった。

 河を挟んで対岸に暮らしていたらしい。

 泳ぎが苦手で、交流はほとんど無い?のだろうか。


 環境変化がきて、人類の祖先が住んでいた側は、飢餓が起こり、争いが起きた。

 結果人類には、その頃の記憶が本能として刻まれているという。

 障害物のない広いひらけた丘に上ると、人は皆「うあーいい景色!」と喜び、安心感をえて、疲れが癒されるのは、この頃の記憶の名残だというのだ。開けた丘の上なら、外敵の侵入にすぐ気がつき、身を守れるから、ゆっくり休めるというのだ。

 睡魔に襲われると、体がびくんと動くのも、寝たら危険がくる、という本能の警告だという。

 人類と同系統の進化系譜にあるチンパンジーも、同じような本能を持っているという。


 しかしボノボはこの本能がなく、豊かな森にい続けたため、仲間で食べ物を分け合うのだという。




 ここまではノンフィクション。

 ここからはフィクションの話。



 僕がスタートレックファンであることは、たびたびこの小説内でも書きました。

 スタートレックに出てくる「ヴァルカン人」という宇宙人は面白い進化の歴史を持つ。

(「ヴァルカン人」は劇中で一番有名な異星人で、主人公の親友ミスタースポックはヴァルカン人と地球人のハーフという設定だ)

 ヴァルカン人は何よりも理論を重んじる。感情的なものは完全に否定して、機械のように思考する。

 劇中でも地球人の会話に割り込み、「それは非論理的です」と自説を展開する。


 60年代当初の演出意図としては、悪魔のように冷酷だが、実はやさしい異星人というイメージだったのだと思う。

 容姿も西欧世界で一般的な悪魔のイメージである、とんがり耳と高い鼻、つりあがった眉毛といった感じだ。


 ヴァルカン人は非暴力主義だ。

 格闘シーンになってもスポックは暴力を使わない。そのかわり相手の頚動脈を地球人の何倍もある握力で握って、貧血にして気絶させる。理論的に、もっとも効率よく、平和的に相手を倒すのだ。


 60年代当時の演出としては、ハーフであるスポックはこの機械のようなヴァルカン人と地球人の性質を併せ持つため、常に葛藤とジレンマに悩む、というものだった。


 しかし時代も進んで90年代になると、ハーフでない純粋なヴァルカン人も登場し、その背景も深く掘り下げられてゆく。

 90年代、こんなシーンがある。地球人が、機械のようなヴァルカン人に感情があることに驚くシーンがある。

 この時、ヴァルカン人であるトゥポルは「(地球人は)皆誤解している」と諭すのだ。


 実はヴァルカン人本来はものすごい凶暴な種族で、残虐の限りを尽くす暴力的で好戦的な、おそろしい種族だったのだ。

 重力の強い星で進化したため、身体機能もすさまじく、そして本来的に頭もよく、科学技術もすすんでいて、さらにテレパシーで相手の心を読んだりできるので、他の星の種族を圧倒してしまう。


 しかしこれではいけない、いずれ種族間で戦いつくして自滅してしまう、とといたヴァルカン人がでてきて、理論により凶暴性をコントロールするようヴァルカン人に考えを広げてゆく。何万年も前の話らしい。

 一部同調できなかった一派は、ヴァルカン星を脱出し、ロミュラスという星に移住する。凶暴性と高い科学技術を持つものの、環境の変化からかテレパシー能力は失ってしまうこの種族は、その後、劇中の悪役として何度も登場することになる。



 フィクションの話はここでおわり。

 ここからは僕の妄想の話。


 “彼ら”は人間は本能がこうなのだから、仕方が無い、的な理屈を展開し、暴力や欲望を肯定するだろう。

 しかし、その行動は非常に「安易」だと思う。


 悩んだり、葛藤した末の結論ではない。

 インスタント食品のように、簡単に飛びついた結論に過ぎない。

 

 そうでない!という人がいたなら?

 その人が「仏法」なるものを、実際に読んだことがあるかどうか、聞いてみるといいと思う。

 たぶんだけど、まちがいなく、実際に見た人はいない。

 誰かの書いた本に書いてあった、「解説」を読んだ程度の安易でインスタントなものだと思う。



 こんな話を聞いた。

 これは現実の歴史の話。


 カンボジアのポルポト派は、国の知識階級を皆殺しにした。

 生き残った非知識階級の人たちも、国から密告が奨励され、次々と密告された人が処刑された。

 故にカンボジア人は、お互いを信頼しないことが、生き残る手段だと学び、そうした文化が創られたと。


 “彼ら”は知識階級である「お坊さん」を否定した。故に「インスタントで「浅い」教え」の是非を「問う相手」がいない。

 そして教祖の教えに疑問を挟まないほうが、生きるうえで都合がよいという文化が成立してしまっている。

 そう思います。



 こうも思う。

 仏教の知識階級は「お坊さん」です。

 「教え」に疑問を持つならば、素人に問うよりも、プロに問うほうが、より深い追求ができると思います。

 お坊さんが正しい答えを出すとは限らない、どこぞのカルト教祖のように金目当てな場合もあるかもしれない。

 しかし、素人と問答するよりは、本格的で奥の深いものが得られると思います。


 信じるのではなく、追求するのが、迷いをとくただしい姿勢ではと思います。


 今日、介護の研修が最終日でした。

 そこでこんな言葉を聴きました。

「介護に正解はない」と。


 テキストと信じて進むのではなく、実践を通して、追求し続けることが、この言葉の意味なのでは?と感じました。


「間違いに気づいたの」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。

 がんばれ!

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〔5月28日分の記述〕


 今週のニュースで、盲導犬が何者かに刺される、という事件があった。

 盲導犬は、説明するまでもなく、目の不自由な人のための介助犬だ。


 基本的に人に吼えないよう、訓練されているため、雑踏で何者かに刺されても、耐えて、吼えなかったという。


 信じられないようなやつがいる。


 そう、感じるのは、普通の感覚だ。



 被害者の立場で見ると?

 “彼ら”の集団威圧は、こういう事をする卑劣な犯罪者と同じに見える。



 Fさん。もし、身近に「(盲導犬を刺すような卑劣なやつと)一緒にするな!」とかいう人がいたら?

 こう諭してあげてほしいです。


 「洗脳が解けない限り、そう感じてしまうのね」と。


 負けないでほしい。Fさんは正しい。

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〔5月29日分の記述〕

 Fさんへ。

 今日、郵便局などに行く用があり、久しぶりに「徒歩」移動を近所の商店街でしました。

 むこーの方からくるおじさんが、手を頭にやり動かしてからこちらに来る。

 “彼ら”にしては距離が遠い。

 そのおじさん、こちらに近づいてくる。

 もし、このおじさんが“彼ら”ならば?

 1度めは失敗したから、二度目、近づいたらもう一度手を顔にやる?と仮説をたてた。

 だから同じタイミングで、こっちも頭をかこうと考えた。

 もし、思い込みだったら、すれ違いざまには、僕だけが頭をかくことになる。


 結果はどーなったか?というと。

 すれ違いざま、僕とおじさんは、まったく同じタイミングで手をうごかし、顔にやった。


 偶然かな?

 Fさん、どー思う?


 被害者の立場で見ると?

 “彼ら”の集団威圧は、こういう事をする卑劣な犯罪者と同じに見える。



 Fさん。もし、身近に「(盲導犬を刺すような卑劣なやつと)一緒にするな!」とかいう人がいたら?

 こう諭してあげてほしいです。


 「洗脳が解けない限り、そう感じてしまうのね」と。


 負けないでほしい。Fさんは正しい。

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〔5月30日分の記述〕

 Fさんへ。

 最近こんな話をTVでみた。

 なぜ?人間は、黒板に爪をたてて「キーー」っと音を立てるのを不快に感じるのか?という問い。

 なんと世界中どこに国の、どの人種にやっても不快と感じるらしい。

 人類に共通した感覚だというのだ。


 TVのなかでは、こんな見解を示していた。

 サルの母親が子供に危険を知らせるときの叫び声、「キーキー」と騒ぐのだが、周波数が同じだというのだ。

 番組内の見解では、この音を聞くと、この場から逃げなくてはという、猛烈な不快感がおこるよう、本能に記憶されている結果だという。


 分析では、高い音よりも、低い低周波の音が、不快感の元だとされていた。



 “彼ら”は車や、トラック、バイクの音をつかって、24時間低周波をターゲットに聞かせるということをする。


 もし、24時間、どこへ逃げても危険を知らせる音を聞かされ続けたら?

 そりゃあ、変にもなるよなと、思うところです。



 波の音は、胎児の聞く音だというのは有名なところだ。

 “彼ら”の音を聞かないようにするため、5.1chステレオで波の音を聴くのが習慣になってしまったんだけど、Fさん。もし今でも時々“彼ら”が音を使って君に何かしてきたならば?5.1chステレオの波の音は最高の防壁になると思う。聞こえなくなることは無いけど、暗示にかかるほどの威圧は回避できます。

(5.1chステレオが高いと思うならば?サブウーハーのついた2.1chステレオでも効果はあると思います)


 これをかけたまま寝ると、快眠できます。

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〔5月31日分の記述〕

 Fさんへ。

 今日は雨なので、ロードバイクのメンテナンスをしようと思って、自転車屋に持ち込みました。

 すごいサービスのいい店で、ちゃんとした整備を安い料金でやってくれた。

 小さな自転車屋だったら、はずれたチェーンかけなおすだけで500円とか請求する事を考えると、本当に格安でした。

 整備完了後聞くと、あちこちのねじがみな緩んでいたという。

 全部閉め直してくれて、ハンドルの曲がったところも直してくれた。

(以前、この小説内で書いたけど、下田の弓ヶ浜の駐車場で転倒させた際、曲げてしまった箇所だ)


 ブレーキの不具合や変速機の調整も全部やってもらって1080円、お得感があるのは、僕の気のせいなのだろうか?


 今日は雨なので、整備の出来具合を確認することはできない。

 次回のサイクリング時にためそうと思います。少し楽しみです。


 


 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。

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〔6月1日分の記述〕


 

 Fさんへ。

 今日は本当は9月2日です。

 株がすごい上がりました。


 理由は明白で、安倍内閣の新しい布陣が決定したからです。

 もし仮に、次期総理がアベノミクス戦略をひっくり返しそうな人物だったら?ならない。

 次期総裁候補に石破さんがなりそうだったら?こうはならなかった。


 市場は、この次期内閣ならば?当面、アベノミクスが続くと評価したのでしょう。

 このまま本格的に景気回復局面になったら?楽しみが増えます。


 …怖いのは戦争のリスク。

 ウクライナ問題が本当に戦渦になったら、株価は急降下するでしょう。


 まあ、危ない橋は渡らず、こつこつ投資するのがいいのだろうと、なんとなく思っています。

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〔6月2日分の記述〕


 Fさんへ。

 昔こんな問題があった。

 西日本のタクシー会社が関東に進出し、関東のタクシー会社がつぶれてしまう!とかいう問題。

 会社がつぶれると、従業員が路頭に迷って大変だ!規制しろ!とかいう話。


 でも結局は従業員は路頭に迷わなかった。


 景気回復局面になれば、自然淘汰でつぶれる企業があるのは当たり前で、避けられない事実。

 しかし、従業員はライバル他社に転職すれば、職を失うことは無い。

 前述のタクシー会社の件も、そうだった。



 この20年のデフレの時代は、景気回復局面に入ると、淘汰される企業側が、政府に働きかけて、それが起こらないようにしてきた20年なような気がする。しかし20年たち、JR北海道や全日空ですらブラック企業化するくらい世の中は疲弊した。もう限界なわけで、企業の淘汰がおきようとも、ニューカルチャーを受け入れるしかないわけです。


 いまでもアベノミクスに批判的な人というのは、何も知らない人か、もしくは企業の淘汰を阻止したいと考える人らなのだと思う。


 景気回復は、経営者には不利なことだけれども、従業員にとっては幸福なことなのです。

 人で不足は、裏を返せば「賃金の上昇」と「雇用環境の改善」につながるからです。

 人経費で会社がもたない?大丈夫、景気回復局面では、優良な企業が成長するから転職先がある。

 雇用のミスマッチの問題が発生するだろうが、それは職探しの人が必死でないだけだと思う。


 インフレターゲット政策は正しいのです。



 よくこんな報道を耳にします。

 「外国でもアベノミクスは期待はずれだといわれている」とかいうやつ。

 その報道の趣旨としては、外国も言っているアベノミクスは失敗だ、だからこんな政策やめてしまえ、とかいう感じのものだった。


 だがこの報道は、内容が180度ひっくり返されて報道されている。


 外国が批判しているのは、金融緩和が不十分だ、もっとやれ、というものだ。

 この小説内でも書いたけど、日銀は金融緩和を出し惜しみしている。

 来るべき消費税増税による景気悪化にそなえて、余力をのこしているのだ。

 外国からの批判は、この余力を残しているのがけしからん、というものだと思う。

 大方、外国の投資筋が、日本への投資のリターンが少ない不満から、こういう批判がおきているものと推察します。


 「外国でもアベノミクスは期待はずれだといわれている」というのは、もっと「やれ」という趣旨のものだと思う。

 それを日本のマスコミは180度ひっくり返して、中止しろといわれている的なニュアンスにしてしまっている…。


 なにが正しくて、どうあるべきか?

 それを考えることは、正しくて当たり前なんだと思う。


 答えは、人に与えられるものではなく、考えて、自らが追求するものだと思う。


 Fさん、負けないでほしい、前を向き続けることに、意味はあります。

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〔6月3日分の記述〕


 …Fさん、この違和感どう思う?

 自転車で「由比」のあたりを走っていた。

 由比町といえば、桜海老で有名なところだ。

 「由比本陣公園」があり、旧東海道の風情がいまものこる江戸の街道街だ。

 ここを東に走っていた。帰路の途中だ。

 時速30キロで走っていた。

 この速度でロードバイクで巡航できるならば、まずまずといったところだろう。


 後ろから、ヴアン、バ、バ、バ、とうるさいエンジン音。

 バイク少年がエンジンを空ふかししながら後方から近づいて追い抜いていった。



 ここで、この小説の過去の記述を振り返る。


 エンジンを小刻みに刻むのは、カーブなどで、遠心力を打ち消すために用いるものだ。

 これをまっすぐな道で、おこなう理由はまったくなく。

 かっこつけたいという子供じみた理由意外で、実行する以外、空ぶかしをする理由が思いつかない。

 で、実際かっこいいなら問題ないのだが、走行技術のつたなさを周囲に宣伝しているという事実に、気がつきもしないかっこ悪さに本人が気づいていないという滑稽な状況に、なにを思えばいいのやら、という感じだ。


 1人ならまだいい。


 このあと2人同じような空ぶかしをするバカがきて、どーゆーわけか、僕の後方に張り付いている。

 まー、2人の心境は手に取るようにわかる。

 こっちが困った様子をしめしたら、その困った様子そのものを見て楽しもうという事だろう。

 

 無視していると渋滞が発生。痺れをきらした2人は行ってしまった。


 その後しばらく走っていると、大声が聞こえる。

 コンビニかな、ちらと見ただけだけど、バイクをとめて休憩している連中が、僕が通過すると同じタイミングで大声を上げたみたいだ。



 高校時代の記憶がよみがえる。

 この小説の初期に書いたけど、高校時代、試験の日、体調不良に見舞われ、保健室で試験をうけた。

 その後回復せず、保健室からそのまま下校。心配した学校側がタクシーを用意してくれた。

 校門のところで1人タクシーをまっていると、面識のない同級生がこちらをみてなにやらニヤニヤと話している。

 僕が向こうを知らないのだから、向こうが僕を知るはずが無い、気のせいだろうと思った。


 その後、タクシーが来て、乗り込んで帰宅。

 するとその様子を見た、先ほどの面識のない同級生がこっちをみて騒ぎ出す。大声をだしている。

 しかししらない人らだ、偶然そう見えるだけだろうと思っていると、今度はタクシーの運転手さんが、その連中をミラー越しに見て、「(あの子達)知り合い?」と聞いてきた。


 どう答えたか覚えてないが、第三者から見たら、その面識の無い連中は、あきらかに僕の行動に興味をもって反応していた?というふうに見えるらしかった。



 由比町は初めてロードバイクで訪れた場所だ。

 この小説内でも書いたが、初めての場所では、管轄がちがうせいか?接近してくる“彼ら”の反応が違う。温度差があるのだ。

 由比で、まともな走行技術の知識を持っていないことを、わざわざ宣伝して走っていた、あのバカ3人は、“彼ら”なのだろうか?



 以前も書いたけど、最近の新手の“彼ら”は、以前ほどの勢いはまったく感じない。

 過去最弱の新手ばかりだ。

 しかし、“彼ら”の連絡網に僕の話題が上らないようにすることは、まだできない?という推論も成立するけど、どうなのだろう…。“彼ら”は口コミ社会だ、完全に封じることは無理なのだろうが、しかし良識を期待したい。


 あれだけされて、まだ良識を期待するのは、人がよすぎるかな…。

 しかし、無意識の自分が、そうしろとささやくのだから、仕方がありません。

 平和が一番です。


 たぶん、ふつーの人なら、こんな事かくと、なにか裏があるみたいなことを言うと思う。

 でも、たぶん、Fさんなら?

 ああ、この人はこういうばかけた事を本気で言う人だったわ、あいかわらずだなー、と思ってくれるだろうか?


 


 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。

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〔6月4日分の記述〕


 Fさんへ。

 たった今、たった今、由比の自転車での走行ルートがわかりました!

 由比漁港へ向かえば、サッタ峠を回避できると、今、知りました。



 何のことか?というと?


 今日のサイクリング。富士川を越えた先、堤防道路が切れた先、どーなっているのか?

 今日、行ってきました。


 富士川の公園敷地内に車を停め、そこで自転車を組み立てて出発。

 空模様はどんよりしていて、湿気もすごい。すがすがしいという感じではなかった。


 途中までは順調だった。

 堤防道路が切れたら迂回して、また堤防道路へを繰り返し、順調に清水港へむかっていた。

 しかし、「由比」のあたりで、どーにもこーにも海沿いへ出られなくなる。

 やむなく迂回路をさがしていると、山道になる。


 サッタ峠だ。

 ここは知らなかったんだけど、難所で有名な場所らしい。

 予備知識ゼロで挑んだが最後、あんなにきついとは思わなかった。

 たぶん半分くらいまできて、下りに入ったあたりでこう思った。

 

 ここでこの道を下ったら?

 帰りはここを上ることになる。無理だ、体力がもたない。

 そう判断し、やむなく引き返しました。

 ナビの画面には、もう清水港が映っている。

 目的地につけなかった喪失感は計り知れないです…。


 あんまりくやしいので、帰宅後、PCで「由比」のサッタ峠迂回ルートを検索してみた。


 すると、由比漁港へ抜ければ、国一沿いの道へ抜けることができて、そのまま清水港へいけることが判明。

 

 下調べが足りなかったことを痛感します。

 まあ、でも、こうした苦労も、また、サイクリングの楽しみの1つといえば、またそのとうりです。


 次回こそ、清水港へ到着してみたいと思っています。


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〔6月5日分の記述〕


 Fさんへ。

 盲導犬が刺された事件…


 これは僕の経験からの推測。


 “彼ら”の総攻撃を受けた際、身障者の方々を、日常見かける以上の数、見た。


 どこへ行ってもいるので、“彼ら”の意図としては?まるで身障者に監視されているような恐怖感をターゲットにあたえる?といったものだったのだろうと、推測します。


 でも盲導犬はみてない。


 だから、今ニュースになっている事件は、“彼ら”がらみではないような…。

 そんな気がします。

 たぶんね。

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〔6月6日分の記述〕


 Fさんへ。頚椎椎間板ヘルニア、だいぶよくなりました。

 キーボードも普通に打てるようになった。


 まだ若干、指先に違和感があるけど…。

 あと数回病院へ行けば、完治するだろうか…?


 まあ、そんなわけで、ひさしぶりに「スポーツクラブ」へ行ってきました。

 夜勤明け、「ざぶーん」で4時間ほど仮眠したのち、温泉とサウナに入り、原で買い物をした後、移動。スポーツクラブへ行きました。


 久しぶりに行くと、内装が改装されていた。

 すっかりきれいになっていたのだ。

 下駄箱もきれいです。


 気に入ったのはマッサージチェアーが無料で使えること。

 新設されたリラックスルームに4台かな?あった。

 いい感じの照明が薄明かりを演出していて、リラックスできます。

 ここで無料でつかえるならば?もう「ざぶーん」で200円もつかってマッサージチェアーを使う必要もありません。

(このスポーツクラブに仮眠場所があれば完璧なんだけど…)


 久しぶりにマシンを使ったトレーニング。

 地味な運動なんだけど、ピンポイントにくるらしく、すべて終えると結構、運動したなーという感じになる。

 メニューをすべてこなしたんだから帰ればいいのに(夜勤明け4時間しか寝てない)、なぜだが運動し足りない感がある。

 ウォーキングマシン?というのか?ランニングマシンといえばいいのか?あのローラーの上で走る機械で早歩きを1時間ほどしてみた。走ると体重がモロに足首にくるので、あとあときついのです。


 ウォーキングマシンにTVがついている。

 池上彰さんの番組がやっていたので、みながら早歩きをする。


 「イスラム国」についてやっていた。

 いままで、なんでサウジアラビアのお金持ちは、このイスラム国に献金などしているのだろう?と思っていたが、この番組では詳しく解説していた。

 もともとサウジのお金持ちは、シリアの反政府勢力に献金していて、そこに加勢したイスラム国の連中がその献金を利用して拡大したみたいだ。拡大した後、反政府勢力にも宣戦布告?みたいな感じみたいだ。


 運のいいことに、イラク政府軍が腰抜けだったことも幸いしたらしい…。

 逃げ出したイラク軍の持つ、アメリカ製最新兵器をそのまま手にしたと解説されていた。


 カルト集団がお金と力をてにすると、ああなってしまうのか…と思うところです。

 イスラム国の目的は、イスラム教圏を1つの国家にすることを目的にしているらしい。

 そのためには何をしても許されると解釈しているという。


 子供にもその思想を教育し、10代前半の子供が戦いたくて仕方が無いみたいなことを言う。


 いやだなそれ、と思えるならば?まだ正常な感覚が残っている証拠だと思う、Fさん。


 “彼ら”の究極的な目的は、似たようなものだ。

 自分たちの主教の理論が支配する幸せな国をつくるためなら?何をしてもかまわないというやつだ。


 Fさん、もし、そんなことは無い、イスラム国と自分たち組織は違う、という人がいたら?

 こう言ってあげてください。

「それはあなたがまだ洗脳からとけてないから、そう感じてしまうのよ。」と。



 

 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。

 …たぶん、青い服が似合うと思います。

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〔6月7日分の記述〕


 Fさんへ。

 最近思うこと…。


 青い服が似合うよ、などと言ったら?

 Fさんって、絶対、青い服着てこないよなー、などと思ったりする。


 なんとなく、そう、思います。

 どうなのかな?実際のところ…。


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〔6月8日分の記述〕


 Fさんへ。

 こないだの夜勤明け、電気屋でマッサージ器をみました。

 手軽なタイプが手元に1つあるといいなと感じたのです。


 なぜならば?その前日の夜勤中に、急に肩が張ってきて、肩こりがきつくなった。

 その場は職員もつかっていい湿布をつかって、やりすごしたけど、肩の張りがきつくなると、集中力もおちる。


 これはなにも仕事中ばかりでなく、プライベートで趣味に興じる際も同様だ。


 カンタンな肩たたき器がほしかった。


 売り場でみると、どれもこれもピンとこない。

 基本的にデザインがださいからだ。


 しかし、1つだけ、オレンジ色で、これは見栄えがいい、と感じる商品があった。


 試してみる。たたき動作専用で、もむ機能はない。

(頚椎椎間板ヘルニアを患っている身としては、もむ動作は、症状悪化に繋がりそうで、正直こわい。たたく動作オンリ


ーならば、それもないから安心して使える)

 値段も手持ちのお金だけで買えるものだった。

 わりかし気に入ったので買おうと思ったら?どうも在庫がないみたい。

 商品名だけ覚えて、あとでアマゾンで探してみようと思った。



 昔は肩がこったらひたすら我慢していた。


 しかし、ひたすら我慢する必要など、ないと、この歳になると思います。


 “彼ら”は我慢は美徳と説くだろう…。

 そして君の我慢強さを利用して、無理難題を課そうと虎視眈々と企ててきたし、これからもそうだろう。

 そして、君自身にも、同じように他人に無理を強いるよう、強制してきたことと思う。


 嫌なことは、嫌という権利は、Fさんには生まれた時からすでに備わっている。


 そう、思います。

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〔6月9日分の記述〕


 Fさんへ。最近思うこと…

 信号待ちをしていると、向こうで待っている男の人が、おもいっきりあくびをする光景を、小さい頃からよく見ていた。あまりに気持ちよさそうにみえるので、よく真似をしていた話は書いたと思う。

 しかし、あのあくびは他人に不快感をあたえるものであると、“彼ら”の攻撃がはじまってから気がついた。


 総攻撃時、あのあくびは頻繁に見た。

 あくびだけでなく、不快な表情をみごとな顔芸でみせてくる“彼ら”がたくさんいた。

 

 今にして思うと、あくび顔が不快な表情の基本形で、上級者になるとアレンジを加えてくるのかもしれない。


 そうとはしらず子供の頃からみせられていて気がつかなかったわけだ。


 最近、信号まちをしていると、あくびをしている男に会わない。


 沈静化したと思いたいが、ときどき“彼ら”っぽい人に遭遇するのも事実だ。


 こないだも頭をかく人や、白いマスクと白いヘッドフォンという定番スタイルの女性も見た。


 こんな推測も成り立つ。

 指揮する人は、停止命令は出していない…。


 というか、こういう“彼ら”もいるだろう。一度そういう事になったら、中止することは一生無いと。

 でも不思議と、気持ちにあせりはない。

 Fさんとの大切な思い出の価値に気がつけたという事実は、そんな事些細なことに感じてしまうほど、重大で大きなことだからだ。


 仮に未来に再会を果たしたとしても?

 ふたたび心を通わせられるようになるには、数ヶ月の時間を必要とするだろう。もっとかかるかもしれない。

 でも、それが普通だと思う。


 そんな事、ふと思いました。


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〔6月10日分の記述〕


 Fさんへ。

 先日書いたサッタ峠迂回ルート、このあいだ行ってきました。


 前回同様に車を富士川河口の公園に停めて、自転車を組み立てた。

 時間は午後3時半を過ぎていたように思う。


 前回はこのまま海岸線へでた。

 しかしそのときの経験から、今回は主要道路を使うことにした。

 理由はよくわからないが、ここから先の海岸線の道は、どーもスピードがのらないのだ。

 しかし、主要道路のほうは、なんだか路面状況がすこぶる良く、スピードがでる。

 前回の経験からそれがわかっているので、今回は由比漁港までは主要道路でいこうと思った。


 このあたりは非常に路地が入り組んでいる。

 ナビがなければ行動不能に陥るレベルだ。


 そうこうしているうちに主要道路へでる。

 このあたりの地理には不案内だ、たぶんだけど県道396号線だとおもうけど、この道をひたすら西へ向かい、由比漁港をめざす。この道、やたらと走りやすい。スイスイ進みます。


 由比に入り漁港への看板をさがしながら走る。自動車用にできているナビのデータではこのへんカバーできないらしい。機械にたよらず自力で肉眼でさがす。


 ようやく漁港への看板をみつけ、由比漁港へ。

 そのまま西にむかうと、線路と平行してはしる道へ、歩行者と自転車のみが通れる道らしく、国道への合流はできませんの看板がある。そのまますすむと国道と平行してはしる生活道路へでる。

 左に高速道路、右に国道一号にはさまれ、生活道路を走った。走りながらサッタ峠が見える。みながら思わず声にだしてしまう「迂回路あるんじゃん」と。


 なんだかしらないけど、ものすごいワクワクしてくる。このままいけば清水港までいけそうなのだ。

 生活道路はその後、堤防道路へ繋がっていて、ふたたび海沿いにでる。この海沿いの道は走りやすい、すいすい進む。


 清水の市街地に入るとすこし感動する、ついに来た、という感じだ。


 実は市街地まで入った後の計画はあいまいだった。ここまでこれないと思っていたからだ。

 これないと思っていたとこまでこれたのは、なんだか感無量です。

 清水の駅前まできて、引き返すことにした。無計画に走ることは、限られた体力の浪費になる。帰り道もあるからだ。

 駅前で、信号待ち中にロードバイクをいれて市街地の写真をとった。ネオンが光っていて(今はネオンでなくLEDか…)きれいに撮れました。いい記念です。


 帰路は夜間走行になった。

 市街地から堤防道路への侵入にてこずって、すこし行ったり来たりしたけど、無事帰れました。


 この歳になっても、まだまだワクワクすることがあるものだ、となんだか、感動します。

 次回は市街地での計画を練ってから、再び来ようと思います。


 

 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。


 …たぶん、青い服が似合うと思います。

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〔6月11日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月18日午後1時です。

 夜勤なのでこのあと午後3時にコンビニによってから仕事へむかいます。

 19日朝は、残業?予定であがるのが遅くなります。終わり次第「ざぶーん」で昼ねして「スポーツクラブ」でマッサージと運動でもしてから帰宅して安眠して、翌日サイクリングに行こうと思う。

 鎌倉方面に行くか?清水港のつづきにチャレンジするか?まだ迷っています。 


 

 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。


 …たぶん、青い服が似合うと思います。

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〔6月12日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月18日です。

 この小説内でも以前書いたけど、アメリカの出口戦略が進むにつれ、日米の通貨量差がつきます。

 ようやく、1ドル107円まできました。


 日銀が本気で金融緩和をしなくてもここまでいけるという事実がすごいです。

(日銀が本気で金融緩和をしたら?きっともっとすごいことになるのでしょう)


 僕自身の投資も多少は改善されました。

(しかし投入金額がすくないので、たいしたことはない。あそび程度です。全財産投入する度胸は僕にはありません。(こういう事書くと?あの時の君の「もっと度胸あるかと思った」という言葉が頭の中をリフレインします…))



 インフレターゲット政策は、正しいと思いたいところです。

(僕の理解の範囲では?このインフレターゲット論はメカニズムが正確に解明されていない?と認識しています。

 ただ、過去のデータから?2%のインフレ率が一番経済の回復力が高い、というデータが実証されていて、実際にヨーロッパでこれを行ったところ、本当にそうなったのがブームのきっかけ?と個人的には理解しています。

 その後、この現象の研究がすすみ、完璧でないにしろ、多少メカニズムも理解が進んでいる?のだろうか?

 実際、リーマンショックの時は、手を打たねば第二次「世界恐慌」になるところだったけど、この新理論に従って日本以外の各国が共同歩調をとって(具体的には通貨量を増やして)対応したため、事なきを得たという実績も事実ある)


 この状況を異常事態といっている人たちは、古い価値観オールドカルチャーで考えているだけなのではないだろうか?

 そう感じます。



 

 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。


 …たぶん、青い服が似合うと思います。

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〔6月13日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月22日午後1時です。

 今日は夜勤なのでこのあと午後3時にコンビニによってから仕事へ向かいます。



 湘南、行ってきました。

 20日の日、あんまり天気のよくない休日。久しぶりの長距離移動でした。

 2度目の湘南なので、道は前よりはよくわかっています。

 箱根の道をぐんぐん登り、あっという間に芦ノ湖。

 そのままくだりに入り箱根湯元へ。

 この近辺でだれか事故ったらしく軽い渋滞が発生。しばし車載のビデオで時間つぶしが続きました。


 今回は普段部屋で使っているネットワークHDDをそのまま車に持ち込んだ。

 見たいけど見てないビデオがたくさんあるからだ。

 具体的には、このあいだケーブルTVでやっていた権力者たちの世界大戦とか言うシリーズをみてなかった。

 ルーズベルト、パットン、ヒトラー、ムッソリーニ、ド・ゴール、チャーチルといった第二次大戦の各国の首脳が、若い頃第一次大戦で同じ戦場にいた様子は、なんだか面白いです。


 箱根をすぎて、小田原に入ったあたりでいったん休憩。

 その後、移動再開なわけだけど、2時間近くドキュメンタリーをみていると、いくら好きでも滅入ってくる。

 そこで映画に変える事にした。

(こういう気分で動画を変えたいからこそ、車に3テラもあるハードディスクを積んでいるわけです)


 久しぶりに「フォレスト・ガンプ」をかけてみた。和みたい気分だった。

 映画でフォレストが大学に入ってアメフトをやりはじめたあたりで、江ノ島近くに来たと記憶している。


 そのまま北へ北上。

 新林公園という地元の公園を目指す。

 無料の駐車場目当てです。

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〔6月14日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月22日午後1時です。

 今日は夜勤なのでこのあと午後3時にコンビニによってから仕事へ向かいます。



 …新林公園についたのは午後2時半だった。

 公園の注意書きをみると、公園駐車場は午後4時半に閉鎖されるとある。

 これでは、ここから今からサイクリングにいったら、時間的に間に合わない。そう思った。


 公園内でトイレを借りる。

 どうもこの公園は、江戸時代の名主クラスなのかな?大きな農家の家屋が残っていて、史跡として見学ができるみたい。

 この史跡を中心に森林公園が整備されているようだ。

 公園のあちこちに、あれをするな、これをするな、の注意書きが目立つ。

 過去に多くのトラブルがあった証拠だろう…。

 スケートボード禁止の看板のすぐそばで、ヒップホップをかけながらスケボーをやる中学生が数人いた。

 見ると、階段をスケボーでクリアしようと練習しているようだ。

 ようやく短い距離まっすぐ乗れるようになったばかりの僕とは、雲泥の差です。


 この後、スケボーをもった少年にたくさん遭遇する。

 どうも湘南ではスケボーをやるという行為は日常的なもののように思う。

 

 駐車場をあきらめ、第二プランへ移行。稲村ガ崎の駐車場をめざす。

 南下して海岸線をめざすと、鎌倉のいい感じの住宅街に入る。頭上にはモノレールがはしり、不思議な光景です。

 路面電車の道路もはじめて自動車ではしった。モノレールといい、路面電車といい、鎌倉の人はかわった乗り物がすきなのだろうか?(その乗り物の中にはスケボーやサーフボードもいれていいのだろうか?)


 稲村ガ崎へ通じる海岸線にでる。江ノ電が平行して走る場所だ。なんだか渋滞している。

 このあたりから、ナビがへんな誘導をしだして、目的の駐車場にいけなかった。住宅街へ入ってしまう。

 なんとか元の道路へもどり、もういいやと思い一番近くの有料駐車場へ入った。

 多少割高な感じもするとこだったが、格別高いわけでもない、まあいいかと思った。

 ロケーションは抜群で、江ノ島が良く見える。

 帰宅時にはきれいな夕日がみれた。江ノ島と富士山と箱根と伊豆半島が夕日に照らし出されてシルエットがきれいな夕日だ。

 あとあと本でしったのだが、このポイントでみる夕日は、湘南でも名所の1つらしい。偶然とはいえいいものをみれたという感じです。

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〔6月15日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月22日午後1時です。

 今日は夜勤なのでこのあと午後3時にコンビニによってから仕事へ向かいます。



 …この稲村ガ崎の駐車場を基地にして、サイクリングを始めることにした。時間は午後3時。いそがないといけない。


 自転車を組み立てていると、カップルがきて、海を見ながらいちゃつき始める。

 ほかにもいくらでも、海を見れる場所はあるのに、わざわざここで?とも思う。


(“彼ら”の攻撃スタイルに、「他人のパーソナルスペースを犯す」というものがある。パーソナルスペースとは人が安心できる空間のことだ。

 いい例はエレベーターのなかとか、満員電車のなかだ。あの中にはいると、人は緊張する。他人との距離がちかずぎるからだ。

 人間は無意識に他人と空間をとるよう、本能の刻まれている。

 他人が自分のパーソナルスペースに入り込んで、みだれた様子をしめすと、信頼どあいににもよるが、不快に感じるものだ。まして見知らぬ他人ならば…)


 自転車を組み立てていると、暇そうなおじさんが話しかけてきた。

 “彼ら”なのかどうか不明だが、昔おなじような事が「ざぶーん」で自転車を組み立てていたときあったなーと思ってしまう。


(“彼ら”の攻撃激しかったときも、大社のお祭りの時、境内にはいると、威圧を感じなくなったのを覚えている。多くの人が集中する場所ではさすがの“彼ら”の威圧も薄まるという経験がある。

 湘南はめったにこない場所ではあるが、多くの人が集中する場所でもある。たまーに白いマスクをしている人も見たが、さすがにあの開放的な場所で、白いマスク白いヘッドフォンは奇異に見えるのかいなかった)

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〔6月16日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月22日午後1時です。

 今日は夜勤なのでこのあと午後3時にコンビニによってから仕事へ向かいます。



 …今回のサイクリングのコンセプトは、前回来たとき見逃した、海岸線のサイクルロードを発見することだ。

 調べたところ、サイクリストには2つの道の選択があるらしい。

 海の見える道は、スピードは出ないが、景色を楽しめる。

 平行して走る一般道はスピードは出るが、景色が楽しめない。


 前回は景色の楽しめない道オンリーだった。今回は景色の見れる道を行く予定だったのです。


 江ノ島が見えてきた。

 このまままっすぐ行けば、一般道。今回はそこへは入らず海岸を目指す。


 海岸にくると、一種独特な光景が広がる。

 皆が思い思いに海岸を楽しんでいるのだ。

 こんな光景、そうそうお目にかかれないが、ここでは当たり前のことらしい…。別に海に入るわけでもないのに、多くの人が海岸を楽しんでいる。


 普通の感覚では、1人海岸に座り込んで景色をみていたら?

 変な人扱いなのだが、ここではごくごく当たり前の光景なのだ。

 その光景が何キロも続いている…、すごい場所です。


 写真をとっていると、女の人が気にかけてくれて前をふさがないようにしてくれる。

 あれきっかけで、お礼を言えば、そのままナンパすらできてしまう…。そんな場所です。すごい場所です。


 全然関係ない者同士なんだけど、海の光景を楽しみにきた、という共通間が、一種独特な一体感を海岸全体に伝えています。

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〔6月17日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月22日午後1時です。

 今日は夜勤なのでこのあと午後3時にコンビニによってから仕事へ向かいます。



 …そのまま海岸線の道を西へ走った。

 歩行者やマラソンランナーがたくさんいて、全速力は出せない。

 舗装されているものの、ところどころ砂が侵入していて、タイヤをとられます。

 自転車の人もちらほらいたけど、ロードバイクではなくクロスバイクだった。ロードのタイヤでは砂地に足をとられやすいということだろう。


 でも景色がよくて、そんな事もわすれて没頭して走ってしまいます。

 あっという間に茅ヶ崎まできてしまい、「ええ?もうこんなところ?全速だしてないのに?」という感じだ。


 この頃になると夕日がきれいに見えていた。しばし見とれます。


 時間も時間なので、復路につくことにした。

 本来ならもっと走りたいけど、今回は到着時間が遅れてしまったので、急ぎます。


 復路は海岸線の道は使わず、並行して走る景色のわるい一般道を走ります。景色は悪いが、スピードはでる。

 実はこの日、ナビのバッテリーの準備に不備があり、使えなかった。

 しかし、湘南周辺の道路事情は、前回一度来ているので、ある程度頭に入っている。記憶を頼りに走ります。


 あっという間に江ノ島へ到着。そのまま稲村ガ崎の駐車場へ帰った。

 帰り着くと、先に書いた夕日の絶景が待っていてくれた。いい感じの休日です。


 駐車場代はトータルで1000円だった。まあ、そんなものか?という感じです。


 ここで大きくミスをしています。

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〔6月18日分の記述〕


 Fさんへ。今日は本当は2014年9月22日午後1時です。

 今日は夜勤なのでこのあと午後3時にコンビニによってから仕事へ向かいます。



 …ガソリンの補給をすればいいのにしていない。最近ガソリンが高いのでケチったのがいけなかった。

 箱根の上りで、予想以上にガソリンを使い、箱根頂上あたりで、燃料メーターがマイナスになる。(警告灯はまだついていない)

 大丈夫といえば大丈夫。警告灯がまだついていないのだから。警告灯がついてから20キロは走れる車だと聞いている。だから余裕はあるのだ。

 しかし場所が箱根だ。ここで止まったらしゃれにならない。緊張して箱根を走っていると、本当に立ち往生している車と遭遇。無人のようだ、ボンネットを開けたままドライバーはどこへ行ったのだろう?

 下手をすると同じ目にあう、余計に緊張します。


 燃料メーターがマイナスをさしてからは箱根のくだりだった。

 エンジンをふかさず慣性ですすめる。

 五本松を通過してようやくガソリンスタンドを発見、あわてて給油する。


 今回の教訓は、長距離移動の際は、ガソリンをけちらず行こうだな、と深く思いました。


 まあ、何のかんので、僕は今日も生きています。

 一応無事です。


 

 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。


 …たぶん、青い服が似合うと思います。

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〔6月19日分の記述〕


 Fさんへ。何が役に立つかわからないので書こうと思います。


 以前TVで元「X-JAPAN」のヨシキがカルト団体から逃げ出そうとするけど、何度もつかまる話を見た。

 結局、どうやって逃げることに成功したか?というと?

 無理やり団体にやらされていた、スナックでの営業中、体調不良で倒れて病院へ担ぎ込まれる。

 営業先でたまたま顔見知りだった会社社長が、病院まで連れてきてくれた。


 社長が「奥さんにも連絡したから」と伝えると、恐怖のあまりパニックになる。「なんてことしてくれたんだ」と社長にくってかかる。

 不振におもった社長が事情を聞くと、ヨシキは奥さんがカルト信者で、自分を連れ戻しに仲間を引き連れて現れると説明した。


 その後どうなったか?というと?

 その社長の機転で、ばれないように病院を脱出して、その後、社長の知り合いの警察関係者の自宅にかくまってもらい、ようやく脱出に成功したという。


 この話を思い出していて、ふいに、こんな事をおもった。


 「…そういえば、僕の姉の旦那は、警察関係者だったな。皇室警備をやるくらいだから、その辺のおまわりさんよりは上のクラスだと思うけど、どうなんだろう。公安の関係の仕事をしているとか聞いた気がする」と。


 

 …なにが言いたいかというと?

 まあ、それは会ってから話すのが一番ということで。

 

 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。


 …たぶん、青い服が似合うと思います。

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〔6月19日分の記述〕


 Fさんへ。


 ムッソリーニは戦争中のイタリアの独裁者です。


 ムッソリーニは当時、槍で戦うエチオピアに、戦車で圧勝して、「偉大な勝利だ!」と言ったと言う。

 でも弱いものいじめいがいの何者でもないと思う…。

 やむなく戦ったとしても、通常後味の悪くなるものを、そういう感情をまったく感じることなく高揚感に浸れるのは、おかしいと思う。

 しかし、これは歴史の事実であり、第二次大戦前、イタリア国民はムッソリーニの言葉に酔いしれた。


 ムッソリーニの創出した「ファシズム」とは?


 フランス革命以後に登場した、あらゆる政治体制、民主主義、社会主義、近代王政などを愛国心の名でないがしろにし、愛国心、忠誠心こそがなによりも優先せられると説くものだと、個人的には思う。

 愛国心、忠誠心のためならば?一時的に民主主義や道義心、正義感を否定してもかまわないという感覚だ。


 Fさん、こんな事も思います。


 今、職場で、僕よりも仕事のできない人がいる。

 となりのフロアーにいたのだが、今回僕のいるフロアーに異動になった。

 こう評価されている、仕事ができないのは、教えてもらえなかったからだ、と。

 

 僕もこの仕事を始めたばかりの頃は、そう、言われた。人事とは思えない。


 しかし、実際仕事をしてみて、想像以上に動けない様子に唖然としているのも事実です。


 ここでこうも考える。欠点ばかり指摘しても、この人の向上にはなにも繋がらない。

 僕よりも年上だ、たぶん、いままでこうして生きてきたのだろう、と思う。

 立ち尽くしてなにもできない様子をしめせば、誰かが見るに見かねてフォローしてくれる?


(でも、以前この小説内でも書いたけど、人は相手を非難するとき、まず自分が言われて一番嫌な言葉をあいてに投げかける、と書いた。今回の場合これが該当されると思う、立場が逆なだけで)



 迷ったときは原点回帰がぼくのセオリーだ。


 僕の経験則は何度も書いた。

「表現されない自分はいないに等しい」

断片コンテンツをつなぎ合わせて文脈コンテクストを読み解く」



 とこかくこのできない人は、完全に感情をロックしていて、ロボットのように反応する。

 だから「表現されない自分はいないに等しい」旨をやわらかく、言い続けたほうが、苛立ちをぶつけようか葛藤に悩むよりよっぽど建設的だ。




 …ここからは僕の妄想。

 “彼ら”は心や体に問題を抱えた信者を利用して、ターゲットを攻撃するという信じられないくらい卑劣な行為を平気で思いつき、なおかつ実行できる究極のカルトだ。

 (“彼ら”の総攻撃時、実際に身障者を大量に使っていた旨は、以前何度も書いたと思う)

 これは本当に妄想なのだが、このできない人は、年上だが後輩にあたる。

 そして、立て続けに似たようなコミュニケーションに問題のある人が入職した。

 幸いというか、なんというか、このコミュニケーションに問題のある2人は、いままで僕のフロアーとは別のところで働いていて、接触はなかった。

 しかし、もれ伝わってくる評判は良くないものばかりで、僕とはレベルの違うできなさ具合といった感じだった。


 これほど会話術に問題のある人はそうそういない。それが同じくらい会話術に問題を抱えている人が、立て続けに2人も来るのは確率論的におかしいと、感じなくも無い。

 面倒を見てもらう利用者さんですら、不安を感じるレベルで、その人に介助された後、僕をみると「やっぱりあんたがいいよ」と言わせてしまう感じなのだ。




 “彼ら”は心や体に問題を抱えた信者を利用して、ターゲットを攻撃するという信じられないくらい卑劣な行為を平気で思いつき、なおかつ実行できる究極のカルトだ。

 (“彼ら”の総攻撃時、実際に身障者を大量に使っていた旨は、以前何度も書いたと思う)

 これは本当に妄想なのだが、“彼ら”がわざわざ僕の職場に選んでこうした人を選んで入れてきた可能性は、ゼロではないという妄想がうかびあがるのだ。根拠はない。

 

 そういう視点で見ると?

 長年の洗脳でロボットのようにされてしまったのだろうかと、思わなくも無くはない。



 まあ、妄想です。

 前述したけど「断片コンテンツをつなぎ合わせて文脈コンテクストを読み解く」のが僕の思う大切な経験則だ。

 断片コンテンツが不足している現在の情報量で、結論にいたる文脈コンテクストは導き出せない。




 今日は「ブオン」という嫌な音をよく聞きます。

(今日だけでなく、なんとなく感じる変化だ。こないだも車で路地を走っていた。十字路で先に侵入するとジャガーという外車がいた。結構でかいエンジン積んでるやつです。ミラーがあるのだから当然こちらに気がついて動くかと思いきや、道のど真ん中をふさいで動かない。路地で同じ幅の道なのだから優先順位はこの場合、先に曲がったほうにある。当然優先権は僕にあるのだが、このジャガー譲らない。それどころかこっちをにらんでくる。しょうがないから強引にジャガーの右脇に車を進めると、そのドライバーはこちらをにらんだまますごい嫌そうに道を空けた。

 そもそもあんな車、近所にいたっけ?という感じだ。

 以前僕の車にのりこんできたおじさんがいた話も書いたと思う。あの人はここに住んでいると言い張ったが、あのあと近所で一度も見たことないし、そのおじさんの車も見た記憶が無いし、そのおじさんが自宅と主張するアパートの駐車場にその車がある様子は過去現在をとわずない)


 “彼ら”の動きに変化を感じたときは?何かがあったときかな?

 Fさんが自分を取り戻すために行動を起こした結果なのかな?と妄想するのは結構、好きです。




 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。


 …たぶん、青い服が似合うと思います。


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〔6月20日分の記述〕


 Fさんへ。


 これは僕の妄想です。単純に本当に妄想です。


 仮にある日、仕事場へ向かう前コンビニによった際、本当に君がいて再会したら?

 どう行動すべきか?妄想の中ではこんな妄想をしています。


 もし、そのままいったん別れて、仕事終わりにもう一度会うというのができないほど危険な状況ならば?

 こういう方法もある。


 コンビニで再会した際、そのような状況であることを聞いた僕は、その場でケータイを取り出し、職場へかける。

 本日一名、見学者を連れて行っていいですか?と電話するためだ。

 細かいことは説明せず簡潔に言う。

 たぶん、断られることは無い。


 OKをもらったらそのまま一緒に職場へ向かい、僕が仕事上がりになるまで、フロアーで利用者さんと遊んでいればいいのだ。

 利用者さんは新しい話し相手は大歓迎だし、職員としても、話し相手がいてくれるのは助かる。



 まあ、そんな事を、ふと思ったわけです。

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〔6月21日分の記述〕


 地球の年齢は46億歳。


 こんなことは誰でも知っている。


 高校時代、あいつは“彼ら”だったのかな…。知り合い程度の同級生がこんな事を言っていた。

 お釈迦様が復活する時期と、地球が膨張した太陽に飲み込まれる時期は同じなんだぜ、とか。

 当時はへーと思った。子供だったからだ。


 しかし、今は、はっきりこう言える。

 偶然だ、根拠もなく非科学的だ。と。



 地球の年齢を測定した人物は、さほど有能ではない科学者だったという。

 たまたま大学の教授に命じられ、隕石の「鉛」の量を測ったのが、彼の運命を変えたという。


 彼は2年以上かけて隕石の「鉛」を測定した。

 これが思いのほか手こずったという。

 どーゆーわけか?研究室のあちこちに「鉛」が微量ながら存在し、それがノイズとなって毎回測定結果を狂わすからだ。


 彼は世界ではじめて「クリーンルーム」を研究室につくった。

 ほこりを極限までなくした閉鎖実験室だ。

 ここまでして、ようやく隕石の中の「鉛」の量の測定に成功したという。


 ウランは崩壊して鉛に変化する。何億年もかけて。

 だから太陽系ができた頃の隕石を調べれば、地球も含めた太陽系の惑星の年齢を調べることができるという理屈だ。


 パターソンはこの方法を使えば、さまざまな岩石の年齢を調べられると思い、研究に着手する。

 「鉛」の有用性を宣伝したい石油業界は彼に研究援助をした。

 しかしパターソンはこの後、石油業界にとって、とても都合の悪い真実を発見する。

 



 現在のガソリンは「無鉛むえんガソリン」といって、鉛が含まれていないガソリンだ。

 このガソリンの開発のおかげで、1920年代には世界中の人体が鉛中毒になっていた悪夢を終わらせることに成功した。


 鉛は人体に入ると、ミネラルと似た構造のため、ミネラルと間違えた人体が取り込み蓄える。

 しかしミネラルのような効果は無く、さらに記憶障害などを発生させた。

 1920年代はありとあらゆる石油製品に鉛が使われていた、石油製品を加工しやするするからだ。

 ペンキにゴムに電球に、あらゆるものに使われていた。

(近年、中国製のおもちゃの塗料に鉛が含まれている事が発覚し、ヨーロッパを中心に激震が走ったことがあった、このころヨーロッパは中国製品に依存していたためパニックになったのだ。急遽扱いが中止され、中国輸出業にダメージをあたえた。

 この前後だっただろうか?ギリシャ危機にはじまるユーロ危機がおこり、ヨーロッパ全体が不況になった。最大顧客の不況は中国経済を失速させ、タイミング悪く中国政府自身がおこなったインフレ対策が失速をさらに加速させてしまった)


 パターソンは20年かけて、「鉛」を追放することに成功した。

 彼は変人扱いされながらも、自説を曲げなかった。


 今日、子供や大人の鉛汚染度は、鉛入りガソリンを使っていなかった時代の水準まで戻ったという。

 今日続く人体の「水銀汚染」や「放射性物質汚染」等々の社会問題を世に広めたきっかけとなった出来事だ。



 パターソンは20年戦った。

 その好敵手?はロバート・キーホーという科学者だった。

 彼は「鉛」は人体に無害であると主張し、パターソンと同じデータをつかって、20年間「鉛」を使う石油業界を擁護しつづけた。


 今でも「報道ステーション」など見ていると、アベノミクスを批判する解説者がいる。

 見ていていつも思う。それだけわかっていて、どーして消費税増税を批判しない?と。

 擁護したいものがあるからこそ、結論がまがってしまうのだろう、そう、感じます。



 Fさん、君のまわりにも、ロバート・キーホーのような人、いるだろうか?

 害があることを無視できる、科学者の風上にもおけない人物が。


 害があることを無視して結論を捻じ曲げて、まちがった情報を人々に広める科学者の風上にもおけない人物。

 おかしいことに目をつぶって、まちがった情報を信者に説くカルト幹部。


 いやだな、と感じられるならば、Fさん。大丈夫です。




 君はいまどこでどうしているのだろう。

 再会を夢見ます。

 意外に近くにいてくれたりするだけで、幸せです。


 …たぶん、青い服が似合うと思います。

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〔6月22日分の記述〕


 今日は本当は2014年9月30日です。

 10月1日は夜勤なので、午後3時にコンビニによってから仕事へ向かうつもりです。



 最近思ったことです。



 椅子を軽く蹴るか…。


 それはいままでなかったなー、偶然かなー?とか思った。

 しかし、この職場でほぼ100%“彼ら”と思うおじさんは、あきらかにイラついていた。

 職場にとけこみはじめた僕を見て、あきらかにイライラしている。

 で?僕の座る椅子を軽く蹴ったのかなー?とか思う。

 周囲には軽くぶつかった程度にしか見えないし、わざと軽くぶつけるなんてなかなかできる事ではない…。


 高校時代、こんな記憶がある。


 あきらかに周囲の空気がおかしい、そう感じた日々のことだ。

 教室には仲間は1人も無く、しかたなく席にすわってボーっとしていた。休み時間だ。ボーっとして次の授業をまっていた。

 当時も小説は休み時間よく読んでいたが、その日はなんか空気がピリピリしていて、本を読むような空気でなかったのを覚えている。

 斜め後ろの生徒が2人でコソコソなにかしゃべっている。

 僕のことを言っている?という被害妄想をわきにおいやり、ボーっとしていた。

 するとその生徒はいきなり机を「バン」とたたいた。


 叩いた後、その生徒は驚くのだ。最初はなにを驚いているのかわからなかった。


 どーやら、僕がビクッとしなかったことを驚いているらしかった。



 威圧的な空気の中では、ちょっとしたことでも体が無意識に反応して「びくっ」とくる。

 こんなことは、とても小さな頃から、僕の中では日常茶飯事だった。

 小学校低学年の時点で、あまりに毎日のことなので、体が慣れてしまい、いちいち体がビクッと反応することはなくなった。

(僕が周囲の空気に「鈍感」でいられる理由は、案外こんなとこにあるのかもしれない)



 “彼ら”の男子は高校生にもなると、いろんな方法でこちらをビクッとさせようといろんな手段を習うらしく、いろいろ試してくる。

 当時は意味がわからなかったが、今は、そういうことなのか?と漠然となんとなく思います。



 椅子を軽く蹴る?


 わざとやることは相当難しい…。しかし高校とか中学時代からこの手のことばかり鍛錬を積んできた「筋金入り」ならば?



 “彼ら”の攻撃が激しかった頃、“彼ら”の名が書いてある文庫を手に持ち歩いていると、それまでこちらを見ていた周囲の全員が、急に目をそらすようになった話は以前書いた。

 あまりに素直なそのリアクションは、おのずと答えが何かを明確に物語っていた。

 しかし数日後、殺気立った人らが周囲に殺到し、文庫をみても睨み返してくる「筋金入り」が何百人とやってきた。

 このクラスの「筋金入り」はものすごい巧妙な威圧を行う。

 ささいな「イライラ」する動作を何百人で連続して行うのだ。

 印象的なのは、腕時計のガラスを撫で回す動作だ。見ているとなんだかイライラする。貧乏ゆすりにイライラするのと同じような感覚を与えるのだ。

 電車の中での出来事だった。あれも「そう」であるならば?巧妙きわまりない。

 「筋金入り」クラスは、それわざとやるの難しいだろ?というような威圧行為を、意図して行えるプロフェッショナルだったりする。


 

 この職場にいる100%“彼ら”と思うおじさんは、僕が東京で3年観察したあの人に、動作も思考パターンもそっくりだ。

 それゆえに動作予測が非常に容易だ。3年観察したあの人ならこうするだろうな、ということをそのままこのおじさんもするからだ。


 そして3年観察したあの人は、わざとそれやるの難しいだろう?といった種類の威圧を、意図して行えるプロでもあった。



 椅子を軽く蹴るかぁ…。


 目の前を猛スピードで何人も横切るとか、いやなビニールのカサカサ音をどこに行っても聞かされるとか、金属がぶつかる音をなんだかやたらとあちこちで聞かされるとか。

 …今はもうないが、総攻撃時は秒単位でいれかわりたちかわりいろんな人がこうしたことをやってきたものです。


 でも椅子を軽く蹴るは、なかったなー、と思う。

 偶然かなー。


(この椅子を軽く蹴った人は、このあと出勤簿を元のところに戻さないで、帰宅した。その後に出勤簿を使うであろう僕が困ることを想定した行為だろうか?

 しかし、残業が思いのほか長引き、僕が出勤簿を使う前に、職場で一番偉い人が使うことになり、なんでこんなところになるの?○○さん(が出しっぱなし)?と言っていたりした。

 ささいな困ることを、小さくたくさんやるのは“彼ら”の特徴といえば特徴だが、この人、意外にぬけたとこがあるのも僕以外の周囲も認識するところなので、本当に忘れただけかもしれない)


 椅子を軽く蹴るかぁ…。

 偶然かなー。



 …こんな事を思い出します。

 君はある日こんな事を言った。

「どうせ私が毎日遊び歩いていると思っているんでしょ!」と。泣きそうな顔で。

 でも、僕とトロンボーンのもう一人の男子の表情をみて、君は正気に戻って、表情を戻した。

 たぶん、僕とトロンボーンのもう一人の男子は2人して、え?そんな事一言も言ってない、というか、この場に関係ない話題だよ困ったな、といった顔をしていたと思う。


 “彼ら”はささいな威圧を日常的にターゲットに行うことで、心を不安定にし、心を奪い、心を操る。


 僕は必要以上に周囲の空気が読めなくなった。読めないほうが心理的威圧に優位だがらかもしれない。

 “彼ら”の攻撃に長年さらされた結果かもしれない。


 Fさんが当時、必要以上に自分を責めていたのは、もしかしたら?理由があったのかもしれない。


 もし、今でも苦しんでいるならば?僕は君にこう伝えます。

 Fさん、君は価値ある人です。僕は君から生きるうえでとても大切なものをもらった。

 いつか、君に感謝の言葉をつたえたい。君が望むとき、望む形で。


 君は君らしく生きていいんです。あきらめず、前を向き続けてほしい。

 負けないでほしい、がんばれ!

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〔6月23日分の記述〕


 今日は本当は2014年9月30日です。

 10月1日は夜勤なので、午後3時にコンビニによってから仕事へ向かうつもりです。



 Fさんへ。

 車の屋根につけるボックス、「ルーフボックス」。

 ついにつけることにしました。

 ずいぶん悩んだけど、やっぱつける事にしました。

 10月中には車の屋根につくと思います。



 「ルーフキャリア」がないと「ルーフボックス」は取り付けられない。

 両方あわせるとかなりの出費です。安い買い物ではない。

 だからずいぶんなやんだけど、思い切って見ました。


 「ルーフキャリアがあれば?

 車の屋根に「自転車」を積むことも可能だ。

 カタログ通りなら2台つめます。


 泥だらけになるマウンテンバイクを屋根に積むという事も可能だ。

 カヤックの類も積むことができなくは無い。

 可能性は広がります。


 車高はカタログ通りなら、2,2メートル以下のはずです。

 大概の車高制限はクリアーできるものと思います。


 どうかなー、無駄使いかなー。


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〔6月24日分の記述〕


 今日は本当は2014年9月30日です。

 10月1日は夜勤なので、午後3時にコンビニによってから仕事へ向かうつもりです。


 最近オルゴールにこっています。

 ヤフオクでたまたま「天空の城ラピュタ」のオルゴールを買ったのがきっかけです。

 ジブリのオルゴールは大概、オブジェ込みだが、このオルゴールはケースにメカが入っただけのシンプルなやつです。

 ゼンマイをまわすと、シリンダーがまわって弦をはじく様子が見れます。

 

 1つくらいオルゴールもっててもいいいかな?と思い買ったものだが、意外に気に入ってしまい、つづけて「ナウシカ」と「千と千尋」のものも探して買ってしまった。

 「ナウシカ」と「千と千尋」のものは、ゲームセンターの景品だったものらしく、ケースがちゃちなものだが、音はしっかりしています。


 オルゴール音源もネットにたくさんあるけど、やっぱり「生」の音の魅力は、なかなか捨てがたいものだと思います。

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〔6月25日分の記述〕


 今日は本当は2014年9月30日です。

 10月1日は夜勤なので、午後3時にコンビニによってから仕事へ向かうつもりです。


 今日は河口湖へサイクリングに行きました。

 今日は絶不調。体が動かない。

 前日の夜勤明け、いつもと違うスケジュールですごしたのが原因だろうか?などと考えたりもします。

 いつもなら?

 夜勤明け、「ざぶーん」で仮眠してから入浴しサウナに入って帰宅というコース。

 けどこの日は、仮眠をせずに入浴・サウナをこなして、車で「原」の海岸へ移動。

 そこで車内で仮眠。午後5時ちかくにおきて、海岸でトロンボーンを演奏し帰宅した。


 いつもと違う行動が、不調の原因だろうか?

 まったく体が動かない。時速25キロ前後ではしるのがやっとです。体が動かないから加速がきつい。

 特に「河口湖」と「西湖」の間にある「峠」では息がきれて大変だった。

 前はもう少し楽に登れたはずなのに…。


 こう体が動かないのでは、とても精進湖、本栖湖までは無理と判断。

 河口湖、西湖をまわっただけで切り上げにしました。

 走行距離29キロ、走行時間1時間半、いつもの半分くらいしか走っていない。


 あんまり悔しいので、この日はドライブメインにしようと思い、いつもとは違う道で帰宅してみました。


 具体的には河口湖から富士宮方面にぬけて、国道1号へ入るルートです。

 はじめて朝霧高原をみた。

 かつての火山活動の影響か、木がまったくない草原だ。

 海にむかってずっと下りになっている。


 仮に富士山一周をするなら?このルートを走るだろう。

 ずっと下りとは聞いていたが、実際に見たのは初めてだ。


 この道を下っていると、河口湖と西湖の間にある峠で出会ったサイクリスト2人に遭遇した。あそこからここまでロードバイクで走ってきたのか…、と感心してしまう。

 峠ではあっさりと抜かれてしまったのを覚えている。僕がゼーゼーいってるときも、息を乱さず上っていた姿が印象的だ。

 あそこまでのスポーツマンにはなれないだろうが、できる範囲でがんばりたいものです。


 ロードバイクにのって走るときの、非日常感は、とても大好きです。



 こんな事を思い出す。

 Fさんに「好き」といっても反応しない、というか、疑って見られる?という印象がある。

 しかし、「かわいい」といったらとてもかわいらしい照れ笑いをする…。

 そして「Fさんはあこがれの人だから」と言うと、信じられないといった顔をして僕をみたような、そんな印象がある。

 まあ、僕の一方的な印象なので、実際Fさんがどう思ったのかはわからない。


 いつか、会ったとき、どうおもったのか、教えてほしい。


 奇跡を信じて。

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〔6月26日分の記述〕


 今日、10月1日は夜勤なので、午後3時にコンビニによってから仕事へ向かうつもりです。


 こんな事も思います…。


 僕の英会話スキルは、せいぜい買い物ができる程度のものだ。

 トルコ旅行の際は、忘れていたはずの英単語や構文が、自然と口からでる事実に驚いたものです。

 環境の変化って、人に大きな影響を与えるんだなーと思います。


 何が役にたつかわからないが、今、お気に入りの映画を、通勤中、英語字幕の英語音声でいつも聞いている。

 内容はわかっているので、何をしゃべっているのかは把握している。

 ヒアリングが少しでも向上すれば、何かの役に立つかも?と思うからだ。


 日本の英語教育が間違っていることは、僕らが学生時代から言われている。


 しかし、あれから20年ちかく立つが、いまだに改革されることも無く、役に立たない英語教育が、学校で教えられている。



 最近こんな事を思ったりします。

 この小説でも何度か書いたけど、日本の経済学は、東京大学のマルクス経済「学閥」に牛耳られている。


 世界でも日本でしか通用しないカビのはえた学問である「マルクス経済学」をやらないと、日本では経済学者は生きていけない。

 経済の専門家が、「アベノミクス」を「批判」するのも、「マルクス経済学」に反する改革を批判しないと、「学閥」としての「正当性」が維持できないからだ。

 「学閥」の持つ「権益」を守るためには、間違っていることは百も承知で、マルクス経済学をおしすすめないといけないのだろう。



 日本の英語教育がいまだに間違っているのも?案外?似たような理由かもしれない。


 日本の英語教育界を牛耳っているであろう、なにかしらの「派閥」が、自分たちのもつ権益を「守る」ために?あきらかに間違っている英語教育を改革しないで放置し続けているのではないだろうか?

 海外では中学・高校で6年も英語を習って、しゃべれないのはおかしいと言われるらしい。

 通常なら「返す言葉も無い」と思うはずだが、思わないところが日本人の不幸かもしれない。


 間違っていることは百も承知だが、皆の利益を守るために、推し進めなければいけない?

 鉛が人体に無害と言いつづけたロバート・キーホーのように…。



 この理不尽を理解している人たちは、自分の子供にちゃんとした正しい英語教育をおこない、知らない一般国民のみが、まちがった教育をされ、被害をこうむっている。


 いやだな、それ、と思えるならば?

 Fさん、Fさんは大丈夫だと、そう、僕は思います。



 君は君らしく生きていいんです。あきらめず、前を向き続けてほしい。

 負けないでほしい、がんばれ!



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 朝の6時から10時の仕事の日、僕はかならずコンビニによる。

 時々、僕を見に来てください。そう、君に伝えます。

 たいがい不機嫌そうな顔をしていると思うけど、別に本当に機嫌が悪いわけではありません…たぶん。


(最近は就業後も頻繁によります。時間はまちまちだけど、だいたい16時すぎから21時過ぎ位の間です。仮に再会するなら?就業後のこの時間帯に会った方が、ゆっくり話ができる…)


 東○の工場の西側すぐのとこにあるコンビニだ。

 あの夏祭りの日、2人で別れたあのT字路のすぐそこにある、当時はなかったコンビニ。

 「一週間」も「朝6時から10時」まで、そのコンビニの駐車場にいると、ほぼまちがいなく一度は僕を見るだろう。

(仮にすれ違って、僕が君に気づかなくても、気にせず声をかけてほしい)


 もし君が僕の前に姿を現すとしたら?きっと、僕のまったく予想もしないような方法で現れるように思う。とにかく、待とうと決めたのだ。君を待とうと思う。奇跡を信じて。


(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

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