第61話 星空の下、神社の帰り道2
〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください
そうか(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)
〔9月20日〕
Fさんへ。
最近人気のメンタリストのDaiGoさん。
自分でタネもしかけも「ある」と公言しているところがとても好感がもてる。
でも、1度もまともに見たことが無い。いそがしくて見てないのだ。
最近バラエティーをお風呂で見るために、環境を整えた関係で、今日、はじめてみました。
たぶんだけど、暗示や観察や誘導をたくみにきみあわせたものなのだろうと思っていたけど、ああ、やっぱりそーなんだ。とおもった。
赤、青、黄色のボールを選ばせて、選んだボールを見ずにあてるパフォーマンス。
ボールをとるゲストに3色のボールを説明する時、黄色の名を口にする時だけ、手をパチンとならす。
「ああ、今、暗示をかけたな」
と思った。
黄色のところで、複数回手をパチンと鳴らしている。
そして、最後のだめだしで、赤、と言う言葉でゲストをイラつかせている。
この暗示によって、ゲストは黄色、青、赤の順にボールをとることになる。
そう、催眠と暗示は「科学」だ。
神通力でも、超能力でもない。
脳の構造を利用した、心理操作にすぎない。
この世にオカルトなど、ないのです。
“彼ら”は天罰を強調し、人々をおどし、脅しが通じない相手には、催眠と暗示のテクニックをつかって心理操作をする。
この世にオカルトなど、存在しません。
しかし、催眠と暗示による「心理操作」は現実に存在します。
その存在を知らないで、無防備でいると、簡単に操られてしまう。
こわくて、おそろしく、感じるかもしれない。
気力が奪われてゆく感覚におちいるかもしれない。
“彼ら”は過去、君に様々な暗示や脅しをかけ、恐怖を心に植えつけたかもしれない。
それでも、僕は君を信じます。君は自分が思っている以上に、強い女の子です。
無駄とも思える努力の積み重ねの先に、意味のある何かがあると、僕は信じます。
実際、過去のそうした努力があったからこそ、僕は真実に気づき、“彼ら”の総攻撃をかわす事に成功した。役に立たない人生は、あきらめない限り存在しないと、僕は信じます。
君が今も戦っているという前提で書きます。
もし、相手の同意が無い状態で、勝手に離婚届を作成した場合?
どうなるのか?
まず、役所の窓口でばれることは、よほどひどい書類でないかぎり100%ない。
受理されます。
問題は、その事実に気が付いた相手が、訴えてくるケースだ。
いろいろあるが、刑事罰では、初犯なら執行猶予ですむらしい。
執行猶予とは刑務所には入らないが、なにか軽微な法律違反でもしたら即、刑が執行される状態。保護観察処分になることだと考えればいい。日常生活には特に問題は無い。
民事ではあいてが精神的苦痛を理由に、損害賠償請求がくる可能性がある。
それにしてもケースバイケースで、分割で支払えない金額ではないと思う。
あいては離婚の無効を訴える事も可能になる。
しかし、そこまでして別れたい、というアピールにはなる。
君は思い詰めるところがある。
君が今も戦っているという前提で書くけど、別れなければ死ぬ位のことは言いかねない。
死ぬのは良くないし、あまりこのことを言うと、相手もなれてしまい効果がなくなる。
まさか、本当に死ぬわけにもいかないし。
だから、その代わり、応じてくれなければ、勝手に離婚届を作って出してやる、と脅せばいい。
別れなければ死ぬ、というよりも、建設的だし、現実的だ。
実際に行えば、相手への心理ダメージもでかいし、手続き上のめんどくさい事もたくさん増える。
これは勧めているわけでは、決してありません。
私文書偽造は一応犯罪だ。罰は軽いが、へたをするととんでもない事になる。前科も付いてしまうし。
しかし、命を脅しの材料に使うよりも、よっぽどいい。
君がそこまで追い詰められてなければいいと思う。
しかし、出口が見えず、つらい日々を送っているならば?
あらゆる可能性を提示するのは、心を軽くするのに意味があるかもしれない、そう、考えました。
“彼ら”は気が付かないうちに、催眠と暗示を駆使して、君の意志を曲げさせようとする。
でも君がしっかりと、前を向き続けさえしていれば、大丈夫です。
小さかった君は耐えた。頑張れば救われると信じようと努力した。
どんなに疑問や悩みを抱えようと、誰も受け入れてくれない、自分が悪いんだと思い込む事でしか、解決できなかった…
そうなのだろうか?
僕は20年前の君の謎の言動の真実を理解したい衝動をずっと持っていた。
あの笑顔の意味を知りたくて努力した。
生まれつきの鈍感さはあいかわらずだけど、努力して得たものは、確かに君の心に繋がったと感じた。
心のなかの“それ”を大事にして、追求するのは、人として正しい行為だと僕は感じる。
もし、君も同じような感覚を抱いてくれるなら嬉しいです。
いつか、どう思うのか聞かせてください。
真実は君の心の中にあります。今でも、消えることなく。
君の名前の最初の1文字は「真実を見て(知り)理解する者」と言う意味がある。
名づけた方の意思に反しようが、真実を見極めてもいいと思う。
なぜなら、その名前の字をこの世に送り出した人々は、名づけた人よりも遥か昔にいた人々で、過去存在した多くの人々の想いがその名の意味を支えている。君の名の1文字は歴史を重ねて作りあがっています。そして、その1字の意味の通り生きていいのだと思う。
君は価値ある人物です。僕に大切なものをくれた。
“彼ら”を責める話は、君を責めているのではないことだけは、認識していてほしい。
君も過去、似た行為をさせられたと思うけど、内心おかしいと感じていたと、信じています。
仮に、そうは思わなかったと君が感じたいたとしても、それは洗脳の結果であり、君のやさしい心が凍結されられていた結果に過ぎない。
なぜここまで強固に主張できるかと言うと?
僕は、君の心の深い部分を一時的ながら感じ取った経験があるからだ。
これは書いてはいけないこと、と思っていたことだけど、再び思い切って書きます。
できれば、君にあって直接いえればいいのだけど。
君は自分の愚かしさを呪う日がくるかもしれない。
そのときは、君の手を握って隣にいたいです。
僕は笑顔の君が見たい。時間をかけて、自分の答えを、出していいんです。
がんばれ!多くの見えない味方は、君を応援しています。
君ががんばれるならば、僕もまた同じです。
これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。
なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。
「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。
さらにごちゃごちゃ言われたら?
こう言えばいい。
「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、
「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。
そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。
昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。
嫌がる君をむりやり動かそうとする世界が、消滅する事を信じます。がんばれ!まけるな!
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〔9月21日〕
Fさんへ。
ごくごく普通の事を書きます。
最近、車のシートにカバーをつけました。
普通のシートではつまらない。
前々から伸縮素材の赤いカバーがつけられないかと、考えていました。
しかし、車用のものは、なかなかない。
そこで、普通のイスにつけるカバーを強引につけてみる事にしました。
伸縮素材だから、つけるだけならば、何とかできる。
しまし、上手くいくかわからないので、とりあえず1つだけ買って、買ったその店の駐車場でつけてみた。思った以上にうまくついたので、その足で、店に引き返し、あと3つ購入、全席に赤いカバーをつけることができた。
このカバー、中古の軽自動車だからこそ似合う感じがする。最新の、インテリアもちゃんとしている車には似合わない。しかし、僕が乗っている内装がダサい時代の車には、とてもよく似合う、と、自負しています。(しかし、ところどころ、サイズがあっていない、強引につけたからだ、クリップか、針や糸をつかって、補正する必要があるかもしれない、しかし、遠くから見たぶんには、気にならないと思う、それに伸縮素材だから、時間と共に伸びが固定すると思う)
シートだけでは物足りないと感じて、ハンドルも赤くしようかとも考えた。
でもそれをやると、女性の車っぽくなってしまいかねない。気をつけないと。
(大学時代、赤いジーンズ地のキャップをかぶっていたら、女性と間違われたことがある。背が低いせいもあるのだろうか?一人でいると、自分について話している人の話が時々耳に入った、大概、いい話ではない、今にして思うと、あれも“彼ら”の「ほのめかし」だったのだろうか?わからないが)
シートを替えただけで、毎日の運転がちょっとだけ楽しくなりました。
伸縮素材は肌触りがいいので、だいすきです。
日々の生活も、ちょっとしたとこで気分転換になるように感じます。
そんなイメージ、君に送りたかった。
今も、君に伝わっている事を信じています。
いつかの未来を信じて。
負けないで欲しい、君は1人ではない。
がんばれ。
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〔9月22日〕
Fさんへ。
今、アメリカでは大統領選が行われている。
この小説内の世界史について書かれた記述内でも説明したけど、まとめて書いたことは無いように思う。アメリカの民主党と共和党の違いだ。
基本的に共和党とは?プロテスタントであり、反カトリック。進歩的で伝統を破壊する。その拠点は北部であり東部である。という印象で、たぶんいいと思う。
民主党は基本的に保守であり、カトリック。故に中絶には反対(聖書が禁止しているから)、進歩よりも現状維持を求める。
アメリカの歴代大統領は共和党から出ている。民主党はわずかだ。
アメリカは共和党(=プロテスタント)が率いてきた国家と見て取れる。
しかし、現在の共和党は明らかに人材不足だ。
現在の共和党の大統領候補はミット・ロムニー。
ハーバードをでた秀才で、実績もある実業家。
ここまではいい、しかし、一点だけ、今までの共和党候補とは違う、とても異色な特色を持つ。
彼はモルモン教徒なのだ。
モルモン教はキリスト教の一派であると、過去書いたことがある。
アメリカで、近代にうまれた新興宗教で、一部地域では絶大な支持がある。
(かつて日本に来ていた外国人タレントである、ケント・デリカットはモルモン教の宣教師で、日本に布教しにきていたのだ。)
モルモン教は一夫多妻、つまり、重婚を奨励していた。
一説には、教祖が奥さんに不倫がばれて、いいわけとして、神の啓示をうけて浮気をした。神は多くの妻をめとれと言っているとかいいだして、それ以来、モルモン教徒はアメリカの法律を無視して、重婚をするようになった。
モルモン教は100年近い歴史がある。
世代を重ねていて、2世、3世もたくさんいる。
中には、生まれた時から親に強制的に入信させられ、モルモン教の世界しか知らずに育つ子供もたくさんいるとか言う。
この21世紀になってからも、こんな事件が報じられた、と以前書いたと思う。
モルモン教徒の一家から、1人の少女が助けられた。彼女の所持品はぬいぐるみが1つだけ。
むりやり中年の男性の妻の1人にさせられて、逃げてきたというのだ。
警察に保護され、関係者はアメリカの法律で処罰された。
なぜにこうした事件がおこっても、モルモン教がありつづけられ、しかも大統領候補までだせるのか?
それは、モルモン教徒が正式には重婚を禁止したからだ。
しかし、一部の熱心な信者達の間では、いまでも公然の秘密として行われているとされている。
発覚し、警察が介入するのは、氷山の一角だ。
これは個人的な意見です。
モルモン教徒は嫌いです。
とてもカルトのにおいがぷんぷんする。
先日、ロムニー候補は討論番組でこんな事をいって問題になっているという。
「(自分を支持する)47パーセント意外は関係ない」とかいうものだ。
これは全国民を対象にした選挙であり、この発言の真意は何だ!と問題になっているという。
これは僕の偏見だが、いかにもカルトが言いそうなセリフだな。と思ってしまった。
“彼ら”は信者以外は関係ない、という態度を貫く。もちろん、公式には認めないが。
もし、君のまわりに、そんな態度ばかりとる人がいて、君に迷惑をかけていたら?
こう言ってやっていいと思う。
「あなた「カルト」のにおいがぷんぷんするわ、とてもくさいわよ」と。
もし、開き直って、それがどうした的態度を返してきたら?
こう言えばいいと思う。
「重症ね、あわれむ気すらおきないレベルよ。病院さがしたら?」と。
ごちゃごちゃ言われたら?
こう言えばいい。
「言っておくけど、これは笑えない冗談ではないわよ」と。
“彼ら”の多くは「カルト信者」としての完成度自体は「低い」のだから、なにも恥じたり、気にしたりする必要はない。
堂々と、自分を取り戻していいのです。これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。
さらに、なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。
「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。
さらに、さらにごちゃごちゃ言われたら?
こう言えばいい。
「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、
「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。
そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。
昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。
負けるな!がんばれ!
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〔9月23日〕
Fさんへ。
今日、こんなニュースを見た。
反日デモの中、日本車に乗っていた中国人男性が、群集に殴られ、頭から血を流している写真。
秩序を失った群衆は、同胞すら襲ってしまう。
こんな事も思う。
“彼ら”もまた、秩序を失った暴徒同様、自分達の仲間すら攻撃する。
現に、“彼ら”の攻撃におびえるFさんを、僕は見ている。これは憶測でも、推理でも、言いがかりでもなく、確固としたゆるぎない事実だ。“彼ら”は、中国人暴徒と同じように、仲間すら攻撃する。
Fさん、もし君の周りに、自分達の間違いに心底気がついてない人がいたら?
TVで報道される中国人暴徒の報道を見るように勧めて欲しい。
「あれと同じことをしているのよ、気が付かないの?」と言っていいと思う。
そして、こう続ければいいと思う。
「私、間違いに気づいたの」と。
君はなにも間違っていない。秩序を失った暴徒たちの恐怖に耐え続けた。けど、もうこれ以上暴徒の恐怖に従う必要はありません。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔9月24日〕
Fさんへ。
こないだTVでこんなのを見ました。
かつて阪神タイガースで活躍した名選手。
台湾で監督として活躍したが、台湾野球で八百長に加担して有罪になり、全てを失った。
という人の話。
その人が、実は真実はこうだった、と告白する内容の番組だった。
彼は、自分は八百長をやっていない、しかし、家族のために、罪をかぶったのだ、と言った。
彼が言うには、自分が親しくしていた後輩が、実は野球の八百長で警察に捕まり、取調べの際に、彼も仲間の1人だと告白したのが始まりだという。
こういう話はよく聞きます。
犯罪者が、取調官との駆け引きの関係で、自分の立場を優位にしたい思いから、あること無い事話す、という事は。
この八百長事件に巻きこまれたのは、中込という選手です。
彼は台湾で有名な監督だったため、スキャンダルとして報道され、台湾野球界から追放されたそうです。無罪なんだから、裁判で争えばいいのだけど、裁判をしたら何年も日本にかえれないと聞かされ、帰国したい一心で罪を認めたらしい。
彼は日本に帰国してから、名声を全て失い、白い目で見られながら日本でくらしたという。
何年も裁判していたら地獄だったろうが、しなくても地獄が待っていたわけだ。
今は、阪神ファンにささえられ、甲子園球場のちかくで焼肉屋をやっているとか…(TVは演出の都合上、ラストはハッピーエンドという演出をする。特に報道で無い場合は、顕著だ。だから本当に支えられているかは不明だ。しかし、焼肉屋で復活したのは事実のようだ、応援したいものです)
Fさん、「自分の立場」をよくしたいがために、無実の人間の名声を地に落としてまで、保身に走る犯罪者は古今東西どこにでもいるようです。
こんな事も思います。
Fさん、もし君の周りに、君のことを悪く言うやつが、いまだいるとしたら?
こう言ってやってもいいと思う。
「私を悪く言うことで、少しでも自分の立場を優位にしたいという、そのくさった根性がいやなの」と。
君はなにも間違っていない。秩序を失った暴徒たちの恐怖に耐え続けた。けど、もうこれ以上暴徒の恐怖に従う必要はありません。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔9月25日〕
こんな事も思う。
小さい頃の記憶。
なぜか多くの名前も知らない上級生が、初対面であるにもかかわらず、こちらの事を知っているかのような態度で接してきて、なれなれしくしゃべりかけてくる。その言葉はあきらかに威圧的で、年下とはいえ、初対面の時にする態度ではない。そんな経験があるよなー、確かにたくさんあるよな。と記憶している。
君も小さな頃から、初対面の年上の子供から、初対面であるにもかかわらず、威圧的でなれなれしい口の効き方をされた事、なかっただろうか?
僕と君の人との接し方や、距離のとり方は、少し似ていた。
そういう経験がもしかしてあったのだろうか?などとも漠然と思ったりします。
あれも“彼ら”なんだろうか…。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔9月26日〕
Fさんへ。
こんな話を聞いた。
今の中国の反日デモは、青年団系の現政権と(共産党幹部の子弟からなる)太子党の権力闘争が関係しているとか言う話。
現中国は、以前も書いたけど、中国青年団とかいう組織に、小さい頃入ってエリートになった集団が指揮している。共産党の幹部の子弟は、時間と共にこの青年団系の人材に、自分達の権益が脅かされるのを嫌い、抵抗しているという。
今回の反日デモは、太子党側の勢力が、仕掛けたものだ、という話があるらしい。
現政権の、対日外交を、弱腰だと非難すれば、それだけ自分達が優位になれるということらしい。
もし、この観測が仮に正しいならば?
日本政府には選択肢が出てくる。
太子党を日本政府が後押しする姿勢をだせば、反日デモも収まる可能性もなくはない。
しかし、その場合、現中国政権を敵に回すことになる。
現政権を後押しすれば、反日デモを食い止めることは難しいが、現政権に、共通の敵が誰であるか明確な姿勢を打ち出せれば、政府間の関係は改善する。反日デモでうけた損害賠償に応じてくれるかもしれない。
こういう駆け引きを行うためには、情報が鍵を握る。
以前にも書いたけど、日本の情報機関は、壊滅状態にちかい。
ほとんどが、個人レベルでの人間関係に依存しているに等しい。
世代が変われば、そうした人間関係もゼロになってしまい、情報交換も絶えてしまうのが現状だ。
Fさん。こんな事も思う。
“彼ら”の情報収集能力はすさまじい。
にもかかわらず、“彼ら”は日本を支配できないでいる。
それだけ世の中は、複雑であり、多様であり、壮大な流れで動いているという事なのだと思う。
しかし、止まっているわけではない、確かに、動いている。
こういう時、ふと頭によぎる言葉は「自然体」という言葉だ。
別の言い方をすれば「水の心」とかいうやつかもしれない。
あれこれと振り回されず、全てを受け入れて自然体でいる事だ。そうすると、見えてくるものもある。
この場合の全てとは「あせり」や「不安」といった本来自分が封じ込めたいような感情も含む。
全てを受け入れて、冷静になれば、見えてくるものも、あると、僕は信じます。
相手がどんなに大きな存在であろうとも、自然体で受け入れることが大事です。
おそれも、不安も、すべて受け入れれば、見えてくるものもある。
(たぶん、普段の僕を知る人間が読んだら、何言ってんだ、と感じるかもしれない。僕自身、この通りにできていない事もある。しかし、こうありたいと、常に思っています。常にこうありたいと思い続けることは、けっして悪い事ではないと、僕は思います)
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔9月27日〕
Fさんへ。
先日書いたロムニー候補の47%発言の話題。
重大な間違いがありました。
どーも、聞いていると、47%のアメリカ国民は所得税を払っていなくてけしからんと言う趣旨だったらしい。それに気が付いて、急に恥ずかしくなりました。先日書いたものは間違っていた、夜勤続きで寝ぼけていたのでしょうか…。
最近も、同僚との会話で、松山ケンイチの出演作品を間違えていたりして、恥ずかしい思いもしたし、間違いに気が付かず、恥ずかしい思いをすることは多々あります。
この小説内での内容についても、一応、ネットで取れる範囲の裏を取るようにしているけど、時々手を抜いてしまうことがあるようです。いや、反省です。
しかし、間違いがあったならば、素直に認めて反省すべきであるという事は、重要な事です。
間違いを間違いと認めず、すっとぼけ続けると、とんでもない事になる。
“彼ら”は自分達の「まちがい」を絶対に認めない。
故におかしくなってしまったんだと、そう感じます。
反省しない組織は、おかしくなってゆく、この事実を“彼ら”は身をもって証明している。
こんな類の言葉ある。
大きな大儀のまえに、小さな事にこだわるな、といった類の言葉だ。
“彼ら”の理屈からいくと、教えを守り、広めるという大儀の前には、個人の人生など小さなものだ、という理屈になるのだろう。しかし、それは本末転倒というものだ。
君の人生は、小さなものではない。大切な、一度きりしかない君だけのものだ。くだらない大儀の前に、犠牲になっていいものでは、決してない。
もし、君が「そう」感じるならば?
堂々とこう言えばいいのだ。
「私、まちがいに気づいたの」と。
そう、言い続ければ、そういう空気を作れると思う。
“彼ら”は基本的に「その場の空気」に弱い。長年、理屈ではなく、多数の人間の空気感を優先するよう洗脳されて育っている。君の有利な空気感を作るよう、努力することは、無駄ではないと思います。
繰り返し書きます。
君の言いたいことを、繰り返しくりかえし言い続ければ、「そういう空気」を作ることができる。
あきらめず、いい続けることは、意味のあることと、信じて欲しい。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔9月28日〕
こんな事も感じます。
この小説のエピローグ部に書いているけど、僕は夜勤以外の出勤の時、ほぼコンビニに立ち寄る。
朝の6時から10時の間、駐車場にいれば、かなりの高確率で、僕を見ることができる。
最近は車のシートを赤いカバーで覆ったから、以前よりわかりやすいとも思う。
このコンビニに行っているとき、時折、僕が通りかかると、エンジンをかける人がいる。
通りかかった時、エンジンをかける音を聞かせる、というのは、“彼ら”の手口の1つでもある。
あの総攻撃時、短時間で連続してエンジンをかける音をきかされた経験がる。
そのことは小説内でも書いている。
今は、あの総攻撃時ほどひどいことは無い。
時間もたち、音の暗示も、僕自身の努力もあり、すっかりとれた。
暗示がとれたが故、コンビニでエンジンをかける音をきかされても、偶然と自然に思える感覚になってきている。
でもこないだのは少し違った。
かなりの改造車、通報できるレベルのやつだと思う。
ずーっとアイドリングしている。
ドライバーは乗ったまま、駐車場に停車している。
僕がくると、エンジンを止める。
普通に考えると、中で音楽なり、空調を使うためアイドリングしていたが、エンジンを切るという事は、このあと下車してコンビニにいくのだろうと、そう判断できる。
しかし、この人は違った。
僕が近くにいるからかどうなのか、エンジンを切ってすぐ、エンジンをかけ、そしてすぐ切った。
もし、“彼ら”ならば?
エンジンの始動音を聞かせるためにわざとそうした事にもなる?
“彼ら”は愚かしいまでにしつこいことは、わかっている。
この人も、そうなのだろうか?
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〔9月29日〕
Fさんへ。
池上彰さんの番組で、こんな事をやっていた。
尖閣諸島問題で、日本人はついつい、「言わなくてもわかってくれるだろう」と考えがちだが、外交の世界では通用しない。外交の世界では「言った者勝ち」であり、先に「既成事実」をつくったものの有利になる、という。
これはなにも国際法の常識、というだけではない、と僕は思う。
交渉のうえでの「駆け引き」も、まったく同様だと思う。
Fさんは、以前僕に言った。言わなくても気持ちを察してくれる人が好きだ、と。
僕はそういうFさんが好きです。だから、無理に自分を否定しなくいい。
でも、交渉の世界が「言った者勝ち」なのは事実。
そして、先に既成事実を作ったほうが優位に展開するのも、事実だったりする。
もし、言葉が苦手ならば?既成事実で先手をとるよう、心がけるのは、ありだと思う。
具体的には、住民票を移してしまう、とか。生計が完全に分離した状態を事実として既に成立(=既成事実化)してしまうのは、有効な方法と考えます。
旧姓をを名乗るようにする、それだけでもだいぶ違うと思います。
あせらず、じっくり」、自分のペースで、信念を貫く。
そんなイメージ、君に送ります。
君が、君であるためにも。
負けないで欲しい、がんばれ!
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〔9月30日〕
Fさんへ。
昨日TVでこんな番組を見た。
北朝鮮からの美人脱北者だけを集めたバラエティー番組。
今だからいえるコメントをみんなで言い合うというシュールな番組で、印象的だ。
しかし、脱北者の告白というと、いつも重い空気が流れるのに、この番組は明るい。ちゃんとバラエティーになっている。脱北者同士で、北朝鮮のアナウンサーのモノマネを披露しあうとこなど、笑える番組になっていた。
美人と言うことだけあって、一般の脱北者とは少し境遇が違う。
やはり「喜び組」のようなものに、みなが所属した経験をもっているらしい。
すると、こんな発言が出る。
「出身成分」という言葉だ。
同じ音楽学校出身でも、扱いが違うという。
出身成分が高いと、将軍様の近くで歌う部署にまわされ、そうでないと、もっと一般的なところにまわされるという。出身成分とは、家柄のことだ。
幹部の子弟は優遇、そうでないものには厳しい待遇を、というものらしい。
その番組にでていた美人脱北者の1人は、こんな事を言っていた。
うちは出身成分が低いから、おじいちゃんが「生きてゆくのも楽じゃない」と言っただけで、強制収容所に送られた、と。
“彼ら”も似たところがあるのだろうか?
そちらの世界では、僕と君では出身成分が違う、的な発言あるのかな…。
あの総攻撃時、ゾンビのように化した多くの“彼ら”の多くは、何を考えていたのか。
まあ、これは僕の被害妄想のはず。
なぜならば?
仏教はそうした差別を容認してないからだ。
“彼ら”に自分が「仏教徒」であるという自覚があるならば、できないはずだし。
しかし、世の中には「“なんちゃって”仏教徒」も多い。
カルト信者が特にそうだ。
何を証拠に?と思う人には、こう言えばいいと思う。
「自分達のほうが身分がワンランク上だと、みなが思ってる組織なんて、カルトそのものよ、そうおもってなければ、あんな蛮行平気でできないはずよ、殺人をもいとわない集団犯罪集団に成り下がっている現実を、もっと受け止めるべきだわ」と。
“彼ら”を責める話は、君を責めているのではないことだけは、認識していてほしい。
君も過去、似た行為をさせられたと思うけど、内心おかしいと感じていたと、信じています。
仮に、そうは思わなかったと君が感じたいたとしても、それは洗脳の結果であり、君のやさしい心が凍結されられていた結果に過ぎない。
なぜここまで強固に主張できるかと言うと?
僕は、君の心の深い部分を一時的ながら感じ取った経験があるからだ。
君はかつて僕に言った。
自分の心を、なにも言わなくても察してくれる人が好きなの、と。
これは書いてはいけないこと、と思っていたことだけど、再び思い切って書きます。
できれば、君にあって直接いえればいいのだけど。
君は自分の愚かしさを呪う日がくるかもしれない。
そのときは、君の手を握って隣にいたいです。
僕は笑顔の君が見たい。時間をかけて、自分の答えを、出していいんです。
がんばれ!多くの見えない味方は、君を応援しています。
君ががんばれるならば、僕もまた同じです。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
嫌がる君をむりやり動かそうとする世界が、消滅する事を信じます。がんばれ!まけるな!
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〔10月1日〕
Fさんへ。
昨日、こんな事を言われた、休みの日はどうせ寝てるんでしょ、と。
実に心外だ。
貴重な休みを、ただ寝て過ごすわけが無い。
一般の感覚では、そういうものなのだろうか?
ものを作る、ということをしない人には、理解できないのかもしれない。
書くまでも無いけど、僕は漫画を描く。
それは今でも変わりない。
今現在の僕の“生活上”の課題は、漫画の制作速度を上げることだ。
それも今の仕事をしながら。
正直、漫画の「作画」は一番楽しい。すぐに集中できるし、TVを見ながらでもできるところがいい。
しかし、漫画はなにも作画だけではない。
今一番、スピードが遅いと感じる作業は、場面を作る作業だ。
一番見ごたえのあるシーンにするには、どうすればいいのか?を考えるのが、実は一番時間がかかる。でも手を抜くと、すぐにそれは場面に出てくる。
この辺のスピードアップをしないと…、そんなことを考えていたりする。
僕は不器用です。それは事実。
でもだからと言って、投げ出したり、あきらめたりはしません。
普通の人が見ると、やる気が無い、と映るのかもしれない。
しかし、そんなことは決してなく、自分のペースでやっているだけなのだ。
自分のペースを守って、ペースを作って、前に進むのは、悪い事ではないと、僕は考えます。
いけないのは、立ち止まって、すすむ事をあきらめてしまう事だ。
そんなイメージ、君に伝えたかった。
これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。
なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。
「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。
さらにごちゃごちゃ言われたら?
こう言えばいい。
「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、
「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。
そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。
昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。
負けるな!がんばれ!
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〔10月2日〕
Fさんへ。
今日は夜勤です。
また3時すぎに家をでて、コンビニによってから職場に入ります。
…さて、何事もなければいいのだけど。
…と前回書いて、今、帰宅して続きを書きます。
正直言うと、何事も無いわけにはいかなかった。
今のフロアーは、すでにグループホームの想定をこえた状況になっていて、あきらかに想定以上になっている。本来、グループホームとは、少し手を貸せば自立できる人たちのための施設だ。だから基本的に本人の自立が前提になる。状態の悪化した人は、それ相応の施設に移る事を前提にしている。
しかし、いろいろな事情により、移れないケースも多く、現状、自立とは程遠い状況だ。
自立とは程遠い状況の人ばかりの現状で、自立を前提とした対応をしなければいけないわけで、もう、大変なわけです。なにかなー、なにかいい解決策はないものだろうか?
福祉機器の開発現場は、こういう最前線をもっと取材して欲しいものです。
高いばかりで役に立たない機械ばかり作ってないで、もっと役に立つものを作って欲しいものです。
…こういう時、こんな事を思う。
福祉大国で名高い海外の国では、こういう時、どうしているのだろう?と。
でも、現場の人が海外留学した、とか。海外からアドバイザーが来た、なんて話、ニュースで聞いたことが無い。僕が聞いたこと無いだけで、やってるのだろうか?とにもかくにも、福祉先進国で、どう対応しているのか?ぜひ聞きたいところです。
なにが言いたいのか?というと。
Fさん。
こんな事を思いました。
たぶん、君も、そちらの世界で、いろいろな理不尽やおかしい事に直面した事と思う。
解決策が見出せず、八方塞になることも多いだろう。
そういう時、答えは「外」にあると思う。
他の宗教ではどうしているのか?他のコミュニティーではどうしているのか?
興味をもつだけでも、意味があると思いました。
僕はとりあえず、現状を続けます。いろいろ学ばないといけない事も多いし、仕事をしながら漫画をかく暮らしをまた、完全に構築できていない。それに案外にこの仕事が好きだったりもする。
君が何に「希望を」見出すのか?それはわからない。
でも、君が自分だけの確かな「何か」に「たどり着くことを」僕は祈っています。
いつか君の笑顔が見れる日を信じて。
負けないで欲しい、がんばれ!
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〔10月3日〕
Fさんへ。
こんな事を思いました。
ニュースを見ていて(Fさんは、また?ニュースの話?とか思うのだろうか、まあ、あまり興味がないときは聞き流す…、というか、読み飛ばしてください。興味のあるところだけ流し読みしてくれればいいです。本来、この小説は、そういう読み方をすることを前提に書いています。)こんな事を思った。
リーマンショック(=アメリカで起こった世界同時株安の引き金になった事件)以降、世界中で株価が下がったけど、最近、回復してきているという。日本以外の先進国は。
日本だけ、回復しないという。
僕は以前書いた、この世は“バイアス”が支配している、と。
特に株価はそうだと思う。
他の先進国は株価が戻ったのに、日本だけ戻らない。
どういうバイアスが発生しているのか?
理由は大きく2つに大別できると思う。
まず日本市場の参加者は、7割が外国人投資家だ。3割しかいない国内投資家の力だけでは、株価はもとにもどらない、という事だ。解決策は、国内の投資家を育成するしかない。(しかし育成には時間もかかる、すぐには不可能だ。当面、外国人投資家に頼らざるを得ない)
2つ目の理由は、外国人投資家が、日本政府を不安がっている、という事だ。
何一つ決められない政府に、不安感をもつという。
だから海外投資家はリスクヘッジ(=投資のリスクの分散)の意味で、投資先を他のアジア諸国に分散さしているという。たしかにそれならば、いつまでたっても外国人投資家が、日本市場に帰ってこない理由が説明できる。TVのインタビューでも、海外の投資指南をしている人が、日本への投資を控えるように顧客に促している、と言った話をしていた。
…で、この状況をうれいているのが、日本国内の大手金融機関だ。
でも、うれいているだけで、政府に直接圧力はかけていない。
思うに、現状は厳しいが、まだ耐えられる、といったところなんだろう。
今までの政府との良好な関係を破壊してまで、政府に圧力をかけるほど、苦しくは無い、といった感じなんだと思う。
でもこのまま現状がつづけば、遅かれ早かれ、耐えられなくなる。
20年ないし100年以内に、金融機関が政府と対立する日もくるだろう。
特に金融機関は、製造業と違い、海外へ逃げるのも難しいし。
前にも書いたと思う。
良好な民主主義とは、政府と資本家が、牽制しあう関係になっていないといけないと。
一緒に馴れ合っていては、いつまでたっても何も決められない状況が続く。
(例えば、今期の新商品で、スマホから電源が入れられるエアコンというのがあるという。しかし、経済産業省から待ったがかかり、メーカーはあわててその機能だけプログラムから削除したらしい。理由は家電はリモコン以外から操作してはいけないという法律があるからだ。ステレオなんかは既に規制対象外になっているが、エアコンは外れてなかったらしい。これから交渉して、規制緩和をうながすという。
似たケースに、今期トヨタが発表した無人運転車がある。これも法律の規制がきつくて、実用化の妨げになっているという。トヨタでは2015年の実用化をめざしてこれから政府との交渉をするとか…。
このように、資本と行政は状況に合わせて牽制しあう関係が望ましい姿だ。ここで政府や行政側が、民間資本の要請を蹴り続ければ、産業育成がすすまず、外国企業に先をこされる結果になる。それは政府や行政の望む結果でもなく、ある程度柔軟に、民間の要請を受け入れる土台がひつようなのだ。
しかし政府と民間はそもそも「支配する側、される側」の関係にある。良好な発展のためには、支配される側がする側に強烈に圧力をかける(=牽制する)関係にないといけない。政府とけんかしたくないといって、無人運転技術を封印したりしたら?アメリカのグーグルが開発している無人自動車に先をこされる結果になる)
“彼ら”は「馴れ合い」こそすばらしいと、そう「うそめく」。
しかし、それでは、世の中は救われないし、日本は壊滅する。
“彼ら”の主張は、心地いいが、この世の救済ではなく、他者の利益を搾取することしか考えていない、とても自分本位の理念だ。
そんなもののために、君が犠牲になるのは、耐えられない。
“彼ら”的行動とは、「熱気」にあてられて思わず興奮する集団恍惚状態が作り出すものだと思う。
これが、お祭りとかスポーツならまだいいが、
犯罪行為に集団恍惚するのは、間違っている。
…でも、恍惚状態にあると、理性的判断が出来なくなり、皆、別人に変ってしまい、犯罪も肯定する人間にさせられてしまう。
こういう状態を一般に「トランス状態」と呼び、暗示を「ものすごく」受け入れやすい状態、と理解しないといけません。
一度暗示に「かかる」と、なかなかとれない。
君のまわりを見回してほしい、事実、普段はいたって「普通」なのに、“彼ら”の悪意に関しては「正常な思考」が出来ない人、多いと思う。
それは、暗示にかかっているからだと思う。
もちろんこれは推測を書いているに過ぎない。
その世界がそこまで「本当に」酷かったら、そうとう病んでいる事になる。
「病んだ人間を救う」のが本来の仏教であり、「病んだ人間を大量生産する」事はカルトの思考です。
そこは、どう屁理屈をこねても、覆せない、当たり前の真実だと、「普通」の感覚の人間なら思うところです。
…Fさん、戦ってほしい。
君を責めたりはしない、そういう環境に問題があるだけだ。
“彼ら”を責める話は、君を責めているのではないことだけは、認識していてほしい。
君も過去、似た行為をさせられたと思うけど、内心おかしいと感じていたと、信じています。
仮に、そうは思わなかったと君が感じたいたとしても、それは洗脳の結果であり、君のやさしい心が凍結されられていた結果に過ぎない。
なぜここまで強固に主張できるかと言うと?
僕は、君の心の深い部分を一時的ながら感じ取った経験があるからだ。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
嫌がる君をむりやり動かそうとする世界が、消滅する事を信じます。がんばれ!まけるな!
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〔10月4日〕
Fさんへ。
だいぶ涼しくなりました。
今日は久しぶりに部屋の窓を開けてみた。
天気もいいし、気温も暑くないし。
しかし、もう10月だというのに、穏やかな気候。まるで夏の終わりみたい。
本来なら、もっと寒く、いまごろ紅葉が楽しめるはずなのに…。
(そういえば、君が「黄色い葉っぱ」がほしいなんて言って、学校の中庭の木の紅葉をさして言ったのも、このくらいの季節の頃だと思う。もう忘れちゃったかな…、あの木まだあるんだろうか?)
まあ、そんなわけで、久しぶりにエアコンを切って窓を開けたわけです。
外で大型車が止まり、エンジンを再始動させた。
また宅配便の車が、止まって作業でもしているんだろう…
そう思い、なにげなく外を見ると?
クレーンのついたトラックだった。荷台は空、仕事をしているわけではない。
たまたま通りかかって、たまたまここに停車し、なぜかエンジンを止め、とめたと思ったら急にまたかけて行ってしまったらしい。
大型車のエンジンの始動音はでかいから、いやだな、と思うけど。
Fさんはどう思う?
まだいるのだろうか?
しかし、今思うと、総攻撃時は確かにひどかった。ヘッドフォンをしていても、外の車の騒音が聞こえるほどだ(その辺のことは、どこかに書いてあると思う)。おかげで耳栓には詳しくなったものです。
2分おきに車は来るし、一般者ですらボーーっという重低音で走る。あれはやはりローギアを使って走っていたんだと思う。
こんな事も思う。あれは唐突に静かになることがある。
もしかしたら?周辺の“彼ら”のお宅には、いつまでには終わるといった期間の通知でもあるのだろうか?わかんないけど。どうなんだろ?
こうも思う。
人間、無期限に、エンドレスに責め立てられるのに弱い。
でもいつまでに終わるというのが、わかっていると、そうでもない。
君が、今も戦っているという前提で書きます。
相手に、終わった、と思わせず、エンドレスに攻め続けることは、戦術として正解だと思う。
無理の無い範囲で、やり続けられれば、理想的だ。
もし、離婚を前提に交渉中なら?
毎回、離婚届を相手に渡すべきだ。
離婚届自体は、役所に行けばもらえるものだ。
何度も渡すには大量の離婚届がいるかもしれない…。
でも、大量にもらえないという話はきいたことがない。
もらえなくとも、行政書士などに相談して、大量に入手する方法を模索すればいいし、最悪でも、毎日役所の窓口に行き、一枚づつもらうという方法もある。
繰り返す事は重要です。
君自身の声をどこかに表明するのも、一つの手です。
でも君は僕と違い、言葉にするのが苦手な感じの人だ。
君は行動で自分の意思を伝える。
だから、やるなら、何度でも「行動」するのが、いいのかもしれない。
これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。
なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。
「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。
さらにごちゃごちゃ言われたら?
こう言えばいい。
「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、
「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。
そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。
昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。
負けるな!がんばれ!
どこかにかならず突破口があると信じて。
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〔10月5日〕
これは僕の被害妄想。
ついつい、不可解な事件がおこると、“彼ら”が絡んでいる?とかんぐってしまう。
例えば、今日のニュース。
母親が自分の子供をさしたとかいうニュース。
犯人の母親は、子供達を守るためにやった、と供述しているとか。
もちろん根拠の無い妄想なんだけど。
仮にこの犯人が、“彼ら”の攻撃の被害者だとしたら?
ニュースを見ていると、事情の前後は不明だが、近所の騒音(子供の遊ぶ時の音)で警察沙汰になっているとか、数年前まで精神科に通っていたなど、長年“彼ら”の攻撃をうけていた雰囲気が漂う。
それに、動機である、子供達を守るため、というキーワードがものすごく印象的だ。
“彼ら”の攻撃の長年の被害者であるならば?
たぶん、警察に捕まった今、思いのたけをぶちまけている事と思う。
そして、こういわれる。意味不明の供述をしている、と。
のちのニュースで、こんな報道あるかもしれない。
なにが言いたいのか?
この戦いは、ルールのルールを破ったほうの「負け」になるのだ。
先に書いた犯人が、“彼ら”の被害者かどうかは不明だ。
しかし、仮にそうなら?彼女はルールを破ってしまった事になる。
この戦いにはルールがある。
破ると負けなのです。
Fさんへ。逆に言えば、ルールのルールを破りさえしなければ、負けは無いのです。
“彼ら”は社会のルールを破らせようと、様々な罠をめぐらしてくる。姑息なまでに巧妙に。
でも君ならば、過去はともかく、今の君ならば、そうした罠を潜り抜けられると信じています。
負けないでほしい。がんばれ!あきらめないで!
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〔10月6日〕
今日は10月6日、早いものです。
Fさん、今日、こんなことがありました。
利用者さんをつれて外へ散歩中、図らずも“彼ら”の話題になってしまう。
理由は、以前書いた、かつて“彼ら”だった利用者さんの今後を話していたら?そんな方向へ話が行ってしまったのだ。とりあえず連中は嫌いであることは話した。で、後は勝手に話を展開する2人を苦々しく見ていた。そんな様子の僕を見て1人が言う、よっぽどひどい目にあったんだね、と。
内心、こう思う。よっぽど何てもんじゃない。
正直、その名を口にするだけで反吐が出るし、耳にしただけで脳がくさる気分だ。
しかし、そんなことは言わない。言ったところで意味が無いからだ。
ここから書くのは、ある意味実験です。
どうバイアスがかかるかわからないが、こう思う。
やったほうがすっきりするから、書いてしまおう、と。
今日話していた2人、1人は100%「そう」だ。
しかし、熱心度では、さめた部類の人と思う。
総攻撃時ならば?“彼ら”の名が載っている文庫をかざせば、目をそらすタイプと推察する。
文庫をかざしても睨み返す筋金入りではない、そう、勝手に思い込んでいます。
もう一人はわからない、50%、どっちとも取れる。
完全否定はできない。なぜなら、友人から聞いたという“彼ら”の集まりの話。
僕の記憶が確かならば、「勧誘する相手」でもない限り、“彼ら”は絶対に正体を明かさないし、内部情報を話さない。そんな話を知っている時点で、と、ついつい考えてしまう。仮に「そう」でないにしても、身近に「そう」である人がいる可能性が高く、こちらの話したことが筒抜けになる可能性は否定できない。
こういうときは、ともかく状況を全て受け入れ、なにが大切か?を考えるべきだと、僕は常々考える。
僕にとっての最優先事項は、Fさんと再会することであり、それ以外のことはたいした意味をもたない。
だから、ここで僕が感情を吐露したところで、最優先事項達成に、何の意味も持たない以上、感情的になる理由はないのだ。ここで2人に、思いのたけをぶつけたところで、Fさんと再会できる訳でもないからだ。だから、最低限、“彼ら”が嫌いである意をつたえて、あとは黙って聞いていた。むしろ聞いていてどの程度“彼ら”の可能性があるか考えていたほうが、よっぽど目的達成の布石になる。
(まあ、僕の被害妄想も入っているのだけど。しかし、東京で10年来の友人が「そう」であると気づいて以来、もう誰が「そう」でも驚かなくなってしまった自分がいます)
Fさん、僕は「可能性に」かけています。
君が、子供の頃とは「違う」という可能性に。
意味は通じるだろうか?
僕の知る君は、「変わろうとするFさん」と「変われないFさん」が常にせめぎあっているような、そんな印象がある。今の君が、どう成長し、どう結論を出し、どう行動するのか?
僕は「可能性を信じています」。
君は昔、僕にこういった。
僕が自分を変える気が無い、といった趣旨の発言をすると、「えーっ」といって僕を非難した。
そんなFさんだからこそ、僕は未来の可能性を信じたい。
負けないで欲しい、がんばれ!
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〔10月7日〕
そういえばFさん。僕は脳内物質の話を、ここに書いたことが1度も無かったように思う。
脳内科学物質は、一時期世間ではやったものだ。
秋篠宮の奥さんも、TVのインタビューでその話題に触れたほど、当時一部ではやっていたと認識しています。
人間は、幸せを感じると、セロトニンという物質を、脳内で作りだす。
逆に、不幸を感じると、セロトニンが脳内で不足し、それがストレスとして、脳や体に影響を及ぼす、というものだ。
僕の認識が正しいかは不明だが、この概念はアメリカで流行ったものが入ってきたと認識しています。
あまり賛成できないが、アメリカでは、脳内でセロトニンが欠乏している場合、薬で補おう、という概念が浸透し、そうした産業ができている。しかし、人工で作り出したセロトニンは、だんだん効かなくなるという問題があり、社会的な問題になっていたとか…。
つまりストレスで押しつぶされそうな場合とは?
脳内のセロトニンが不足している事を意味している。
意識して、セロトニンを脳内で作る努力を心がけると、それだけストレスに対する耐久力が身につくというわけだ。
たとえ、それがばかばかしい、と感じるような事であっても、実際に自分の脳内のセロトニン精製に役に立つならば、意味があるのだ。僕の場合は、それが漫画に当たる、実際描いていると、たしかにセロトニンの補充につながる。
なんか調子わるいなー、と感じたときは、自分のセロトニン不足を疑うといい。
時々、僕が、自分の趣味を大切にしたほうがいい、と書いたのは、そんな理由です。
普通の感覚でいくと?
こんな話、胡散臭い、そう、感じるはずだ。
でも、こうもいえる。
同じくらい胡散臭い話である「催眠と暗示」は、確かに実在した。
“彼ら”はそれを巧みに使い、人を操る。
案外、“彼ら”が継続的に人を威圧し続けるのは、ターゲットのセロトニン不足を誘発させるのを目的にしているのかもしれない。セロトニンを補充できなくなった人間は、正常な判断ができなくなり、心が不安定になる。君もそういう状態にさせられた事、ないだろうか?
(案外に、僕が“彼ら”の攻撃を長年回避できたのも、あの総攻撃をしのげたのも、こうした考えをしっていたからかもしれない)
もし、今も君が戦っているならば?
相手のセロトニンが不足してしまうまで追い詰めていいと思う。
おそらく“彼ら”は、習性として、仲間同士あつまる。仲間といると、セロトニンが補充できる性質が、脳にあるから、知らずにそれを利用しているのだろう。
いくら君が攻め立てても、すぐに相手が復活するのも、その辺に理由があるのかもしれない。
仮にこの仮説が正しいならば?
時に責める相手を変更するのも、ありだと思う。
仲間どおしのつながりが、上手く成り立たなくなるようにかき乱す事に成功したら?
相手は、仲間といる事で安心感を回復させることができなくなる。
(もし君が相手の性格に由来する弱点や、人間関係を把握しているならば?もし相手が精神的に依存している人物を攻めることができたら?いろいろな可能性が展開できる)
簡単ではない。
しかし、長い戦いならば、頭に入れていて損の無い話だと、そう思いました。
何がきっかけになるかわからないので、書きました。
何かが、君の役に立つヒントへつながるきっかけになればうれしいです。
君が君であるために、自分の心に無理をさせないように、続けて欲しい。
負けないで欲しい、がんばれ!
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〔10月8日〕
Fさん、今日TVで、千葉すず選手の話をやっていた。
僕は、正直言ってスポーツには疎い、千葉すず選手の名前も、なんとなくしか覚えていない。
今日見た番組では、千葉すず選手が無謀にも水泳連盟と戦った件が放送されていた。
番組のまとめで、記者がこんな事を言う。
千葉すず以前と、千葉すず以後では、連盟も変わった、と。
千葉すず選手が連盟と戦ったあとでは、選手は自由に水着を選べるようになったし、選考基準も明確になったという。戦った当の本人は、世間中からバッシングを食らったが、彼女の戦いは、確かに後輩たちの役に立っている。
これは、仮説に基づいた記述です。
もし、今も君が戦っているならば?
それは、おそらく君の後輩達の運命をも左右するものになると、そう思ったりします。
少なくとも、多少は影響が出ると思う。
君のことをとやかく言う人がいたら?こう言い返せばいいと思う。
「これは何も私1人の問題じゃない、後輩の女の子達のための戦いでもあるの」と。
小さな子供、特に女の子を持つ人には、それなりに響く言葉と推察します。
これは、人の心が勝るか?カルトの洗脳が勝るか?そういう問題だと思う。
負けないで欲しい、君は1人で戦っているわけではない事を忘れないで欲しい。
がんばれ!
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〔10月9日〕
Fさんへ。
またTVで隣人トラブルの事件がやっている…。
リタイヤした元警察官が隣人宅で自殺したとか何とか…。
こんな話を思い出す。
これは帰郷してから聞いた話なんだけど。
うちの隣は、以前は空き地だった。
君は1度だけ僕の家に来た事があるけど、たぶん覚えてないとおもうけど、当時も空き地だったと思う。
ここに定年退職して、老後の余生を送ろうと、家を建てて引っ越してきたTさんという老夫婦がいたらしい。正直面識はほとんど無い、僕が東京で暮らしていた頃引っ越してきた人らだからだ。
僕が東京にいる間に来たTさんは、さんざんご近所トラブルに悩まされていたらしい。
生活騒音がうるさいと、近隣に苦情をいっていたらしいし、その他いろいろあったらしい。
うちにすら、雨だれの音がうるさいと苦情をいっていたらしい。
そして、ついに引っ越してしまったらしいのだ。
もしこのTさんが“彼ら”の被害者だとしたら?
Tさんは“彼ら”とは何の関係もないうちにすら苦情を言っていた形になる。
…そんな事を思いながら、先のニュースの事件を見ていると、案外に、この事件の当事者同士は、“彼ら”と何の関係もない家で、周囲の“彼ら”がほくそ笑んでいるのかも、などと思ってしまう。まあ、もちろん、僕のかってな被害妄想なんだけど(ただしTさんが隣人トラブルに悩んで引っ越したのは事実だ)
こないだ、こんなことがあった。
以前、この小説内で、車に赤いシートカバーをつけた、と書いたと思う。
銀の車体に赤いシートは、そうそうない組み合わせだ。走っていても、同じ組み合わせの色をした車にはそうそうあわない。しかし、こないだコンビニに行った際、隣にとまった車が、車種もカバーも違えど、同じ色の組み合わせだった。銀の車体に、赤いシートカバーだ。偶然なんだと思うけど。
でも、こんな記憶がよぎる。自分と同じものを持った人を、多数見て、監視されていると思い込まされる“彼ら”の被害者らしき人らがネットに書き込んだ記述を。(僕自身、まったく同じ自転車を近所の家でみた。その家にはマウンテンバイクにのるような人間は住んでない。どういうわけかその自転車はさびだらけで乗車不能なレベルのものだった。まるで、どこかの家に放置されていたものが、急にひっぱりだされて、そこにおかれたようなおき方だった。僕は同型である自分の自転車をもって、その家の前でそのさびだらけの同型車を凝視した。普通ならとがめられそうだが、同じ自転車だったので、と言い訳すれば大丈夫だと思った。突っ込まれたら、手入れをしないと自分の自転車もこうなるのかと思って見入ってしまいました、と言えば澄む事だ。そして、その日以来、その家にその自転車は置かれなくなった、実に、奇妙な事です)
最近、少し外の音がうるさくなった感じもする。
でも大規模なものではない、しかし、感じなくも無い。
“彼ら”はどこまでもしつこい。普通に考えたら「恥さらしな事」も平気で継続します。
こんな話がある。
ニュースをみていたら気づくと思う。
震災復興のために、大規模予算がつけられたが、各省庁がその巨大予算の獲得争いをしていて、復興とは関係ない予算までたくさん要求され、しかも、ちゃんと通ってしまっている。一例でいえば22億8千万円がシーシェパード対策として復興予算から振り分けられている。ぜんぜん復興と関係ない。こういう関係ない予算請求が「億」単位で使われている。
本来は被災者の生活支援とインフラ復旧などに使われなきゃいけないのに、各省庁の縄張り争いに使われている現状だ。実に恥ずかしい状況だが、当事者は恥じかしげもなく縄張り争いを行う。
“彼ら”もまったく同じだ、どんなに言っても「恥さらしな事を」平気で行う。
僕は以前書いた、この世は「バイアス」が支配している。
このような恥さらしな行動が発生する「バイアス」に問題がある。
しかし、過去、人間は、知恵をめぐらし、良くないバイアスが発生しない環境を造ろうと努力してきた。だからこそ、現在の法治国家があり、平和思想がある。たしかに世の中は「そういうもの」と割り切ってしまうのはわるくない、しかし、そういうバイアスがおこらない社会を目指すのは「人の性」であり、否定できない事実だ。それが証拠に人間は歴史と共に文明化してきた。もし、人がより良い社会を目指すという性を持っていないというなら?いまだ人間は原始時代と大差ない生活をしているだろう。
人と動物の違いは、自分達でバイアスの発生する環境を作り変える知恵をもっている事だと思う。
何が言いたいのか?
“彼ら”は唯一無二の絶対真理にむかって突っ走っていると考えているらしいが、それはまったく持って間違っていて、そのまま突っ走ったところで、世の中はよくならない。他人を不幸を喜ぶバカを楽しませるだけの事に過ぎない。
人の心をもてあそぶ事に「しか」興味を示さない最低人間に負けないで欲しい。
どうのこうの言って、結局そういう事にしか快楽を見出せない連中は、実際多い。
Fさん、もし身近にそんな人がいたら?
「そんな連中と同類に思われて悔しくないの?」
と相手を諭すのも、ありだと、そう思う。
こんな事も思う、“彼ら”は不器用なまでに誠実な人々によって支えられている。
だから、君が不器用なまでに、誠実でいつづければ、“彼ら”は手出ししづらい。
ただ、いままでは、その誠実さを組織のために尽くしたが、今回は自分自身のまごころに尽くせばいいのだ。
君が誠実でい続ける限り、君は負ける事はない。
負けないで欲しい、がんばれ!
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〔10月10日〕
Fさんへ。再会がかなうなら?
僕はたぶんこういうだろう。
ごめんと。
たぶん君はおもうだろう、あやまらないで、と。
でも、これは、たぶんだけど、僕らの〝共通点〟なんだと思う。
お互いに、自分が幸せになってはいけないと思い込んでいる。
相手が悪いのではない、自分が悪いのだ、そう、感じるのだ、お互いに。
だから、互いに謝り合うのだと、そんなかんじかします。
君はどう感じますか?
たぶんだけど、もし、もう一度会う時が来たら?
僕も謝るし、君も僕に謝るような気がする…
漠然としたかんです。
そして、お互いが納得するまで謝りあって、落ち着くところにおちつくのだと、そう、感じます。
Fさん、君は知っていると思う。
僕は相当な頑固ものです。そうそう自分の信念をまげない。
そして、その僕がこういうのです。
「Fさんは、何もわるくない」と。
その事実は永遠不滅であり、覆せない事実です。
会ったら、僕は、その事実を、君が納得するまで言い続けると思う。
そして、たぶん、おなじくらい頑固な君もまた、自分が悪いと言い続けるだろう。
でも、そんな言い合いなら、こそばゆく、たのしい気もする。
僕は自分の意見をまげない、そして、おなじくらい君もまた頑固だ、そして、そのことは、お互いに承知している。
意見が合うことが重要なのではない、信頼しあえることが重要なんだと思う。
僕は君を信頼しています、過去も、今も、未来も。
君もそうであると、信じています。
負けないで欲しい、がんばれ!
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〔10月11日〕
Fさんへ。
こんな事も思う。
最近TVを見ていると、ビートたけしが、しつこいくらい、自分の映画のタイトルを連呼している。
TVなどあまりみない君は知らないのかもしれないが、最近、しつこいくらい、言っているのだ。
おかげで、アウトレイジ・ビヨンドというその映画のタイトルを覚えてしまった。
正直、ビートたけしの映画はあまり好きでない、しかし、見てみたくなってしまうから、繰り返し聞く、というのはおそろしいものだ。
なにが言いたいのか?
もし、君が今も戦っているならば?
繰り返し、繰り返し、短い単語を相手に聴かせるのは、有効なんだと思う。
ただ、繰り返すよりも、感情をこめて繰り返すと、より効果的だと思う。
わかりにくいかな…。
感情をこめて、短いフレーズを、繰り返し繰り返し相手に聴かせるのは、有効な方法である。
と、こう伝えたかったのです。
無理のない範囲で、繰り返し行うことは、意味があると考えます。
なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。
「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。
さらにごちゃごちゃ言われたら?
こう言えばいい。
「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、
「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。
そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。
昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。
負けるな!がんばれ!
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〔10月12日〕
Fさんへ。
こんな事、今日感じました。
この小説内のどこかにも書いたけど。あれはこちらに帰郷してしばらくした寒い日のこと。
まだ自転車をメインの交通手段にしていた時期で、寒い中、信号待ちをしていた。
とつぜんおばあさんが「大社」はどこですか、と聞いてきた。
その物腰に悪意は一切感じない。
当時、僕はこんな感想を書いたと思う。
渦中の男が、どんな人物か、善意の第三者を装って、話しかけて確認したかったのだろう、と。
もし、真実に気づく以前の僕なら?ちがった反応をしたかもしれないが、あの雷に打たれるがごとく、衝撃的な経験をしていらい、常に“彼ら”の存在は意識している。よほどの事情がない限り、基本的にそっけなくするのが、今のスタンスだ。どこに罠があるかわからないからだ。
最低限の相手をして、あとは可能な限り適用に話をあわせて、むこうが会話を切り上げるよう誘導する…、見知らぬ人との世間話は可能な限り控える、それが今の僕のスタンスだ。
今日じつは同じようなことがあった。
ドラッグストアで、除菌スプレーの類をみていると、年配の男性が話しかけてくる。
今日はワークシャツをきていた。これを着ているとたまに店員と間違われる(間違える方もどうかと思うが)が、話のようすから、そういう勘違いはしていないようだ。
でもいきなり挨拶ぬきで話しかけるやり方は“彼ら”のやり方に似ている…
昔、東京のさくらやで、プラモデルをみていると、メモを片手に商品に詳しくないから教えて欲しい、と言われたことがある。メモをみると全部英語で、どうやら外国人から買ってくるよう頼まれたようだった。あの時は、「すみません、こういうのお詳しいんですか?」と切り出された。いきなり挨拶抜きで聞いてきたりはしなかった。たぶん、普通は、そう、なのだろう。
まあ、考え過ぎかもしれないが、挨拶抜きで、いきなりものを聞く人に遭遇すると、いつも身構えます。(まあ、ある意味当たり前のことかもしれませんが…)
今日話しかけてきた人、どうだったのだろう?
そっけない対応してしまったけど、いやな気分とかなってたら、いやだな、とか思わなくもない。
ここに書いて伝わるか不明だが、一応、挨拶抜きでいきなり来る場合は、基本的に“彼ら”であるという前提で対応するので、そのつもりでいてほしい、と伝えたい。こっちはいつ殺されるかと思っているわけで、このくらいの失礼は当然のうちと考えています。
偶然というのは重なるもので、今日は結構、徒歩移動をした。
その際、人の乗ったバイクが停車しているのを見た。僕の進路上で止まっている。
過去によく見た光景だ。
まさか、僕が真横に来たら、発進しないよな。
と思っていたら、なんと予測通りの行動をした。本当に僕が真横に来たら、発進したのだ。
どうなのだろう?どこまでが、そう、であり、どこまでが、そうでないのか…。
(もし、いまでもたくさんいて、しかし、多少なりとも同情的ならば?彼女の現状を教えて欲しいものだ、いつものほのめかしを使ってでもいいから、そんな事も妄想する)
君が今も戦っているという前提で書きます。
無理をしない範囲で、毎日相手を責め続けるのは、ありだと思う。
僕は可能な限り、毎日を普通に過ごします。
それがたぶん、君の助けになるとおもうから。
なぜならば?もし僕が「反“彼ら”団体」と手を組んで、活動でもしだしたら?関係ない多くのメンバーをも敵に回すことになる。しかし、僕が今と同じ普通の生活を続けるならば?どういうバイアスがかかるかというと?
こんな取るに足りない無害な人間を、なにを一生懸命いたぶってるんだ。ということになり、相手に刺し違えてでも倒すといった衝動を起こしにくくさせるバイアスが生まれる。仮に、相手が僕を刺し違えてでも倒すと言うならば?周囲はこうみるからだ、あんな取るにたりない人間、刺し違えるほどの価値はない、そんなにあんたは落ちぶれたのか?ということになる。
人はどういうかなんてかんけーない。
この世はバイアスが支配している。僕はその事実にのっとって行動するだけです。
それに「素」の自分のままで居続けるほうが、長期戦では有利だ。
そう言う意味でも、僕は、これからも、“彼ら”を警戒しつつも、ふつーに生活してゆきます。君を信じて。
繰り返し書きます。
無理をしない範囲で、毎日相手を責め続けるのは、ありだと思う。人の心をもてあそぶ事に「しか」興味を示さない最低人間に負けないで欲しい。
どうのこうの言って、結局そういう事にしか快楽を見出せない連中は、実際多い。
そんな連中と同類に思われて悔しくないの?と相手を諭すのも、ありだと、そう思う。
君はなにも間違っていない。秩序を失った暴徒たちの恐怖に耐え続けた。けど、もうこれ以上暴徒の恐怖に従う必要はありません。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔10月13日〕
Fさんへ。
最近ヘッドフォンを新調しました。
ブルートゥースを使った無線タイプのものだ。
ワイヤレスヘッドフォンは東京時代から使っていた。
オーディオテクニカというメーカーの赤外線を利用したタイプで、現在の視点で見るとかなり原始的なやつだ。それでも値段の割に音が良く、愛用していた。
東京時代、家ではいつもつけていたので、外部の音にほとんど気がつかなかった…。
以前書いたと思う、室内にねずみが侵入した話。
このねずみが奇妙なことに、茶色い毛をしたすごい綺麗なカラダをしていた。まるで誰かのペットのように綺麗なやつだ。こいつは何回か侵入していたらしく、気がつく以前に、綺麗な茶髪が室内にあり、不審におもった記憶がある。
どうやらヘッドフォンを年中していたせいで、侵入に気がつかなかったらしい。
誰かの嫌がらせなんだろうか?
“彼ら”か?と思うのは、上の階に、その後とても“彼ら”らしい行動をする大家さんが住んでいたことと、何度か不審人物にピンポンダッシュされていることと、高校時代、実家でも似たようにねずみが侵入する騒ぎがあったからだ。
実際のところは不明だ。“彼ら”がここまで救いようのない人々の集合体とは思いたくないが、完全否定できないところが、悲しいところです。卑怯な手段を講じるのは“彼ら”にとっては念仏をあげるに等しい行為だとしたら?いまごろ開祖ブッタも墓のしたで泣いていることでしょう。
この長年愛用していたオーディオテクニカのワイヤレスヘッドフォンは、帰郷してからイマイチ使いづらい。部屋のレイアウトや生活スタイルの変化からなのか?はたまた、環境の変化が原因か?同じように使っていても、東京時代ほど便利に感じないのだ。思うに、赤外線で通信するために障害物に弱く、東京では問題なかった欠点が、こちらにきてから顕著に出るようになったということだろう。
そこでブルートゥース仕様のの最新型に変えることにしました。
ブルートゥースという規格の歴史は案外に古い。
僕の記憶が確かならば、僕が大学に入ったばかりの頃、北欧で提唱されたものと、そう、記憶している。もともとのコンセプトは、家電どうしをブルートゥースでつないで、ネットワーク化させる、といったものだったと思う。しかし現在は、wiiリモコンに使われたり、駐車違反の切符を切る機械に使われたり、以前の赤外線に変わるものとして認知されていると思う。赤外線よりも障害物につよく、大きなデータが遅れるのがミソだ。
新調したヘッドフォンは、ソニーのブルートゥース仕様のワイヤレスヘッドフォンだ。
ヘッドフォンだけは、安物ではなく、ちゃんとしたメーカーのものがいい。
こういうものは、性能差はメーカー別で明確にでるからだ。
だからソニーにしたわけだけど、予想以上にいいです。
外部の音も入ってきづらくなってるし、つけていても着けていないがごとくの、つけ心地です。
そして、音もいい。
5,1chステレオにつないでいる所為かもしれないが、音もものすごくいい。ほとんど聞こえる範囲すべての音を耳に伝えてくれる。
Fさん、覚えているかな?
君は以前言った。イヤホンをつけていると、耳が痛くなる、と。
多分だけど、この「SONY ワイヤレスステレオヘッドセット BT63EX ホワイト DR-BT63EX/W」はFさんがつけても耳が痛くならないと思う。イヤーピースも個人差にあわせて複数サイズが同梱されていて、自分の耳にあわせて変えられる。
今回買ってみてしばらく使っているけど、いつもなら左耳が痛くなるのに、これは一向にそういう兆しがありません。すごいです。
いつか、君が近くにいて、「ねえ、ためしにつけてみなよ」なんてたわいない会話ができる日が来ることを、切に、祈っています。ささやかな幸せのある未来を信じます。
これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。
なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。
「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。
さらにごちゃごちゃ言われたら?
こう言えばいい。
「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、
「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。
そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。
昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。
負けるな!がんばれ!
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〔10月14日〕
Fさんへ。
国際ニュースをみていて、こんなことを思った。
パキスタンで女性の人権についてネットで発言してきた14歳の女の子が、タリバンに撃たれたという。
女の子は10歳の時から、タリバン批判をしていたらしく、ヨーロッパを中心に知名度があがって、賞をもらったりしていた。
パキスタンのタリバン(タリバンはアルカイダとは別組織。主にパキスタンのトライバルエリア内の宗教学校出身者がつくった軍事組織)は、実に情けないことをする。
いくら頭にきたとはいえ、14歳の女の子を名指しで襲撃したという。
いい大人が情けないとは、全く思わないらしく、犯行声明までだしている。
女の子は頭を打たれ、意識不明。
現在イギリスに搬送され、治療を受けているとか…。
Fさん、こんなことも思います。
“彼ら”は17歳の女の子をよってたかって平気で攻撃する。
(嘘だとは言わせない、なにしろ僕は目撃しているのだから。たしかにFさんは、怯えていた。)
いい大人が実に情けないとは、思わないのだろうか?
パキスタンのタリバンと同じようになさけなく、救いようのない大人が、たくさんいて、身勝手な大人の理屈を押し付けているのだろうか?
これが、言いがかりであると、そう信じたいです。
そこまで救われない組織では、かわいそうすぎる。
Fさん、もう我慢しなくていい。
君は1人ではない。
おかしいと感じるならば、言っていいんです。僕が保証します。
無理をしない範囲で、毎日相手を責め続けるのは、ありだと思う。人の心をもてあそぶ事に「しか」興味を示さない最低人間に負けないで欲しい。
どうのこうの言って、結局そういう事にしか快楽を見出せない連中は、実際多い。
そんな連中と同類に思われて悔しくないの?と相手を諭すのも、ありだと、そう思う。
君はなにも間違っていない。秩序を失った暴徒たちの恐怖に耐え続けた。けど、もうこれ以上暴徒の恐怖に従う必要はありません。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔10月15日〕
尼崎連続変死、変だ。そう、思う。
あれって、行き過ぎた勧誘の結果なんじゃないだろうか?つい勘ぐってしまう。
主犯の女は、たくさん仲間がいたという。
こんな想像ができる。
若い信者が入信した。
主犯はこの若い信者に財務を強要する。
主犯は、何が何でも、組織で出世したかった。
たくさん財務の実績をあげれば、組織で出世できる。
だから、かなり強引な方法で、信者に財務させた。
若い信者がお金がないと、その親族にしゃぶりつく…
こう、考えると、つじつまが合うんだけどなー。
ここに1つ仮説ができる。
ニュースを見ていると、主犯は、かならずその一家の1人を支配下においている。
そこを足がかりに、若い信者の肉親に取り入り、脅すのだろう。
若い信者の肉親は、子供を人質にされて、抵抗できない?
ニュースを見ていると、若い女性が、主犯の息子と結婚しているような報道をしている。
とてもカルトな匂いがプンプンする。
Fさん、こう思う。
“彼ら”も身内の人質をだしに、君を支配しようとするのだろうか?
だとしたら?辛いかもしれないが、突っぱねたほうがいい。
へたに弱気な姿勢を示すと、どんどんエスカレートしかねない。
「戦う覚悟」の問題です。
“彼ら”をおそろしく感じるかもしれないが、しかし弱点だらけだ。
今回の事件、仮に“彼ら”ならば?弱点を露呈している。
1人、勇気をもって警察に駆け込めば、あっという間に主犯の女は逮捕された。
今回の事件、仮に“彼ら”ならば?「“彼ら”は勇気ある行動に弱い。」ということになる。
必要以上に怖がる必要はないのです。
脅されたら?法律の専門家と連絡をとり、毅然とした対応をすればいいのです。
前、この小説にも書いたと思う。
突然、僕の車に乗り込んできたおじさん。
勝手に乗り込み「出せ!」と凄み、「免許書出せ!」とすごんだ。
どこか人気のないところにいって、免許書を奪い、逃げる自由を奪う算段だなと、すぐに理解した。
古い古い手口だ。
だから、その場に停車したまま、クラクションを押しっぱなしにした。
周囲の住民がでてくる。
しばらく車内で対決がつづく。
僕は一歩もひかなかった。
あの夏に日、2人で長い階段に座っていると、親子連れが来た。
僕が君に「場所を変えよう」というと、君は毅然とした態度でこう言った。
「どくのは向こうよ!」と。
僕はあの日以来、自分が完全に正しいと思える時は、あの日の君の毅然とした態度を見習っている。
僕が、ひるまず睨んでいると、おじさんは動揺した。
逃げるタイミングがないんだな?と感じた僕は、おじさんが出られるようドアをあけてやった。
一瞬躊躇したが、おじさんは逃げた。
これでいいんだと思う。
毅然とした対応さえすれば、“彼ら”のエスカレートは防げます。
負けないでほしい。がんばれ!
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〔10月16日〕
Fさんは、あまり漫画などを読まないかな?
「ブラックジャックによろしく」という漫画、知っているだろうか?
僕が大学時代くらいに連載していた漫画だ。
医療問題をまじめに取り上げていて、いい漫画だと思う。
最近、どーいうわけか、この漫画の全巻が無料配信されている。
(もう10年近くたつから十分儲けたという判断だろうか?個人的には、あのレベルのものを無料で配っていいものか?と心配になる。どうも最近出版されたパロディー本の販売促進が目的みたいなんだけど、それにしても全巻無料はすごい)
久しぶりに読みたくなってダウンロードしてみた。
以前書いたように、タブレットで電子書籍を読めるようにはしてあるからだ。
癌と向き合うエピソードは印象的だ。
人は死を受け入れられない、というエピソードを真剣に書いている。
久々に読み終えて、こう、感じた。
このエピソード、大事な視点が抜け落ちている、と。
迫り来る死の恐怖と対面するのは、がん患者だけの受難のように描かれている。
エピソードないで医者は言う「自分はガンでなくなりたくない」と。
でも終末期はガンであろうとなかろうと、必ず来る。
その視点が完全に抜け落ちているな、と感じた。
ガンでなければ、終末期が来ない、ゆっくり寿命でなくなれるなんてのは間違いだ。
この仕事をしていると、特にそう思う。
今の仕事をしていて思うのは、人は必ず死ぬ、ということと。
綺麗な死など存在しないということ。
そして死期に至るまでの期間を終末期というが(この期間の医療は終末医療といって、一般の医療と区別される)この期間の本人の恐怖はものすごいものと思う。たぶん、想像を絶するものだ。間近で見ている僕ですらそう感じるのだから、話を聞いているだけでは、本当に想像すらできないと思う。
こう思う。
1度きりしかない人生、後悔のないようにしないと、と。
いい意味でも、悪い意味でも。
最近、こんなことがあった。
施設内で利用者さん参加の運動会の企画がすすんでいる。
運動会といっても、その雰囲気を体感してもらい、楽しんでもらうという感じの、ささやかなものだ。
そこで借り物競争とかの説明で、利用者さんに競技を説明するさい、女装してほしいとの話が来る。
最初は仕事ならしょうがない、と思っていたが、話をいろいろ聞いていると、どうも様子がおかしい。
男性職員が皆やるわけではなく、僕だけであり、なぜか僕がすすんで引き受けたという話になっている。なにかおかしい。この違和感は、以前にも感じたものと同種のものだ。知らないところで条件が変わっている。
いろいろ調べてみた。確認すると、この企画を中心ですすめてるのは、僕が“彼ら”であるともっとも警戒している人物であること。この人が好意でその役を振ることはまずないと感じた。
ほんとに引き受けていいの?という空気を出している人が、何人かいる点。
そして過去の記憶に似たものがある。
その時も、その場限りの座興のつもりが、記録をとられていて、知らないところで流布されていたことがあった。その時の人物は、以前書いた、家で昔孔雀をかっていた家にすんでいたやつだ。
最初は、すこしでも施設のためになるなら貢献しようとと思った。
けど、思い直した。なにか違う、この強烈な違和感は、なにかがおかしいとつげている。
この話を最初に持ちかけてきた人に、断りたい旨を言った時のリアクションも印象的だ。詳しくは書かないが、なんか、そうか、と思った。
だから断ろうと思う。
なにか言われるだろうけど、かまわない。
そんなことがあったよと、君に、急に伝えたくなりました。
君が今も頑張っていることを信じています。
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〔10月17日〕
Fさんへ。
このところ大型車なのかな、音が結構うるさい。
最近、地響きを感じる「地鳴り」みたいなエンジン音を繰り返し聞いた影響か、うるさく感じます。
意識して音の暗示を定期的に自分で「解除」しないと、すぐに再暗示されてしまう、気をつけないといけない。暗示とは脳内に太い回路が形成されている状態で、この回路が衰えるまで続く。しかし、一度太くなった回路は衰えても、何かの機会にするに元に戻る。(自転車に10年以上乗ってなくて、うまく乗れなくても、しばらくするとコツを思い出すのも、脳のこの機能が関わっている。一度かけられた暗示も、解けたといっても、何かのきっかけで復活してしまいます)
Fさん、もし、君が戦っているならば?
君に植えつけられた暗示は、相当強力なもののはずで、解けてもなにかのきっかけで復活してしまうものです。意識して遠ざけていないと、すぐに“彼ら”の術中にはまる。気を付けないと。
昨日、風邪をひきました。無理して風邪のまま夜勤してけっこう大変でした。
寒気がしたので、夜勤中、自前のパーカーを着ていた。
一晩仕事をして、熱は下がった。
以前の知識のない僕ならば?このパーカーをそのままにするだろう。
しかし、それなりに知識のある今ではそんなことはしない。
たぶん、このパーカーをまた着たら風邪をひく。洗わないといけない。
風邪の原因菌は以外と衣服等にのこる。毎日の着替えは基本だ。
暗示も似たところがある。
油断して以前とおなじ習慣や行動をしていると、すぐに再暗示されてしまう。
毎日着替えて衛生面をたもつのと同じ感覚で、暗示に対しても迎え撃たないといけない。
そう感じます。
ついさっき、窓を開けた。それなりに音をだしてTVをみているから、窓を開けたらすぐに外から分かると思う。偶然か?気のせいか?外からパン!パン!と乾いた音が響く。誰かがテニスボールで壁打ちか、もしくはキャッチボールでもしているのだろう。以前書いたように、暗示がかかっている状態でこの破裂音をきかされると、不愉快さが増加される。それは経験上知っている。
対応する方法もわかっているので、回避は可能だ。なに、こないだ書いたワイヤレスヘッドフォンを使えばいいだけのことです。意外とこのヘッドフォン、破裂音や地鳴り音がきこえない。さすがは天下のソニー製品です。唯一の弱点はバッテリー。充電しながらの使用ができないので、一度バッテリーが切れると、2,5時間再充電が終わるまで使えない。
そこで同じものをもう1つ買ってしまいました。今日、アマゾンで届くはず。(この配送業者も変です。時間指定を無視してやってくる。)
なにかごちゃごちゃ言う奴がいたら?
Fさん、こう言ってあげてください。
「組織の名誉を傷つけた大元の責任は、あなたがたにあるのよ、責任転嫁を堂々としていて、恥のうわぬりじゃない」と。
無理をしない範囲で、毎日相手を責め続けるのは、ありだと思う。人の心をもてあそぶ事に「しか」興味を示さない最低人間に負けないで欲しい。
どうのこうの言って、結局そういう事にしか快楽を見出せない連中は、実際多い。
そんな連中と同類に思われて悔しくないの?と相手を諭すのも、ありだと、そう思う。
君はなにも間違っていない。秩序を失った暴徒たちの恐怖に耐え続けた。けど、もうこれ以上暴徒の恐怖に従う必要はありません。
Fさん。僕は君に会いたい。今すぐ会いたいです。
未来の事はわからない。しかし、“ある”と信じ続けることは、悪い事ではないように感じます。
君が希望を見失わないようにいてくれたら、何よりうれしいです。
いつかの未来を信じて。
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〔10月18日〕
Fさんへ。
どうも最近1台のバイクが、文字どうりこのあたりを徘徊しているみたいです。
黒いタンクのネイキッドバイクで、黒いヘルメットをかぶったやつが乗ってるやつ。
今まで見た記憶がないから、もし“彼ら”ならば、また新手なのだろう。
暇な学生にでもやらしているものと、推察します。
やってる本人の気持ちなんて…、いやいや、こういう場合、そういう事は考えるだけ損なのでやめときます。カルトの気持ちなんて、考えるだけで吐き気もしてくるし。
たぶん、あれが、ブンブン音を立てて走りまわることで、初期暗示になるのだろうと思う。
“彼ら”どこまでもしつこい。
たぶん、僕が自殺するか犯罪でもおこすまで、あきらめないのだろう。
…?
ここで?
僕が弱気な事を書くと、たぶん君は心配するのだろう。
たぶん“彼ら”は、僕が自殺するか犯罪をおこすかでもするまで、ずっとつづけるだろう。
だからといって、ここで泣き言を書いたところで意味はない。
迷ったときは、僕は原点にかえる。
あの日、“彼ら”の存在に気づいた日に。
君の現状はわからない、しかし、もし、Fさんならば、僕が真実に気づいたという事実を、軽視できないと感じます。仮に僕の望む答えでないにしろ、君の口から答えを聞きたい。そうでないと、僕の止まった時計は先に進めないからだ。
そのくらいのわがままなら、言ってもいいと思うけど、どうかな…。
だめならだめと、君から聞きたいです。
いつかの未来を信じて。
(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)
〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください




