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第58話 まだ何も終わっていないし、何もはじまっていない3

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)



〔6月18日〕

 Fさんへ。こんな事も思う。

 君が抱える問題は、たぶん、これからも続き、その問題とずっと付き合い続ける事になる。

 問題は、どう、その問題と付き合うかであり、生き方、生きる質の問題になる。

 君の出す答えは、君だけの答えだ。

 “彼ら”は、君に考えない事を強要する。

 負けないで欲しい、君は、きみらしくいていいんです。

 やさしい君も、そうでない君も、君自身なのだから。

(そうそう、これは僕の感想。君は自分の欠点を気にしているが、そんなのちっとも気になる欠点ではありません、自分の個性を受け入れていいんです)


 負けないで欲しい、がんばれ。

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〔6月19日〕

 Fさんへ。昔はミュージッククリップと言った。

 しかし、今はPVプロモーションビデオとか言うみたい。

 

 マイケルジャクソンの「BAD」という曲の中に、「who‘s bad(悪いのは誰だ)」という歌詞がある。

 20年以上まえに作られたPVのなかで、こう使われている。


 スラム街の不良グループ。マイケル1人がまともな高校に行っているが、古くからの友達はいまだにギャングのままだ。仲間はマイケルにいう、「お前はワルなのか?」と。

 怒ったマイケルは「俺はワルだ、みせてやる」と言わんがばかりに、人を襲おうとする。

 しかし、襲う寸前でやめて、仲間に迫るのだ、「ワルいのは誰だ!(who‘s bad)ワルいのは誰だ!(who‘s bad)」と。

 PVのなかで、スラム街の友達は、犯罪という絆で結ばれていると表現されている。

 犯罪を行わないものは、友だちでも仲間でもない、と。

 だから、特に「必要も無い」のに、人を襲ったり、強盗をしたりする…。


 そんな仲間にこう繰り返し問うわけだ、「ワルいのは誰だ!(who‘s bad)」と。

 

 たぶんその答えは人により違うんだと思う。

(ちなみに僕は、悪いのは状況であり、そういう状況をつくるバイアスに問題があると考える)


 先日書いた、人生には正解の無い問題、解法のない方程式に満ちている。

 なのは、考え抜く体験、悩みぬく力を養う事。というのにも何か通じるものがあるな、などと思ったりしました。



 “彼ら”の世界はどうなのかわからない。

 しかし、わるい事をしないと(カルト的行動をしないと)仲間と認めないと、せまる友人や家族にたいして、問いかけてもいいと思う。本当の悪いこととは何なのか?と。考える経験を否定し、なにも考えずカルト信者の末端としてすごす事こそが悪なのではないか?その事を問い続けないことこそが悪なのではないかと。

 現実を受け入れることは確かに重要なことだ。

 だからと言って、世の中に、放射能で汚染された大地を受け入れる事を是とするひとはいない、除染しなければいけない、全て取り除くことが不可能だとしても、それが正しい人間の感覚だ。世の中には受け入れていい現実と、受け入れてはいけない現実がある。それがわかることが、大人になるという事ではないのだろうか?


 他人を侮辱する事を強要する人々に負けないで欲しい。

 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ!

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〔6月20日〕

 Fさんへ。

 今日は実際の日付は6月23日です。

 昨日は遅番で21時ごろ帰宅、今日は6時出になります。

 遅番、早番とつづくのが一番きつい…

 まあ、でもがんばります。

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〔6月21日〕

 Fさんへ、こんな事も思ったりします。

 というか、僕が書かなくても君はやるかもしれない。

 もし、今も戦っているならば?

 そして、弁護士のように、その戦いに欠かせない人材がいると仮定するならば?

 そうした人らをねぎらって、差し入れなんかをするのも、いいかもしれない。

 そういう事が、案外にプラスにはたらくかもしれない。


 何が役に立つかわからないので、思いついたことは一応書こうと思い、書きました。

 君が、今も前を向き続けてくれているならば、僕はうれしいです。

 負けないで欲しい、がんばれ!

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〔6月22日〕

 Fさんへ。

 大体僕の体重は平均75キロだった。

 最近少しずつ減っている。

 前回サウナに行った際は、74.45キロ。今回は73.95キロ。

 わずかずつだけど、減っているので、続けようと思います。

(こう書くと、こないだ1.5キロ減ったという記述と合わないと感じなくもないが、あのあとすぐにリバウンドしているのです、その時は正直、まいったなと思ったけど、また少しずつ減りだしました)


 仮に上手くいかなくても、サウナと油抜きダイエットで、多少の体質改善につながると思う。

 少しでも可能性があるなら、やってみる価値はあると思っています。

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〔6月23日〕

 Fさんへ。

 今、話題になっている「原発再稼動」のニュース。

 政府は関西電力が、2015年までに、安全対策を行うという「計画」が「ある」という事を指して、「安全対策は万全」としている。(つまり3年間は無対策なままで稼動させるということになる)


 普通の感覚なら?

 全然安全じゃないじゃん。となるだろう。

 堤防も3年間旧来のままだし、オフサイトセンターも3年間無防備のまま。その他の対策も同様で、「新しいことは何も無い」まま。新しい安全対策はできました、と堂々と政府が言っているのだ。


 Fさん。こんな事も思う。

 “彼ら”は、自分たちの組織が、ものすごい犯罪組織であるにもかかわらず、堂々とそうでない、と被害者ぶる。今の政府のあからさまな国民をバカにした態度と、非常に良く似てなくも無い。こんな態度を平気でとれるのは?どういうことか?(=どういうバイアスがかかっているのか?)

 

 政府があそこまで電力会社の肩を持つのは?一部の人々が、自分たちの権益を守る互助会組織になっていて、お互いに助け合っている結果だ。その犠牲に、一般国民がなっていたりもする。つまり、互助会そのものは、ちっとも自立しておらず、多くの犠牲の元、成立しているのだ。

 それのどこが悪い、という人はいるだろう。

 このバイアスが続くと何が起こるか?歴史が証明している。

 かつて日本は、軍隊の互助会組織が支配していた。

 結果多くの国民を巻き込んで、勝てもしない戦争に突入したのだ。

 互助会の人々が何をしようと勝手だが、日本国民を巻き込んで戦争に突入し、それが正義だと主張するのは、実に虫のいい主張だったりする。そして、それに気が付かない「素直な」一般国民は、純粋に戦争に貢献しようとする。それが、単に互助会組織の人々の権益を守るためだけの犠牲である事実に、気が付く事もなく…。


 第二次大戦の総括を済ませていない日本人は、この社会構造が問題点である事を、社会の共通認識にすることができていない。が、故に、同じことをまた繰り返そうとしている。

 かつて勝てもしない戦争に「勝てる!」とうそをつき、国民を巻き込んだのと同様に、明らかにおかしい原発の安全対策を、安全対策はできているとウソを堂々とついて、国民を巻き込もうとしている。


 それはそれで日本の問題点。日本人の問題だ。

 

 ところで、“彼ら”はどうなのだろう?

 一部の幹部クラスの互助会的な動きのために、多くの一般構成員や部外者が巻き込まれ、犠牲にされているのと違うのだろうか?



 以前、この小説内で書いたかな…。

 僕は東京脱出の際、ある人から「逃げろ」といわれた。

 そのときのことはよく覚えている。

 こう、言われたのだ。「これはお願いじゃなくて、命令だ。お前逃げろ」と。言われたのだ。

 この人がここまで言うということは、それは本当に意味がある重要事項なのだと思った。いたずらに、脅し文句で、こういう言葉を言う人ではないからだ。


 もしかしたら、君の周りには、このケースとは正反対に、いたずらに「脅し文句」を使う下種げすな連中がたくさんいるかもしれない。そして、これは僕の勘だけど、君はそういう連中が好きではない。

 過去いろいろつらい目にあったかもしれない。

 すきでない連中と同じように振舞わねば生きてゆけない局面も、数多くあっただろう。


 でも、君は、自分らしくいきて良いんです。

 僕は君の本音をある程度知っている。君には自分の想いを貫く資格が十分にある。

 おそれず、こわがらず、安心して。大丈夫だから。


 君が、あきらめず前を向き続ける事を信じています。過去の自分と向き合う事を恐れないでほしい。

 これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。

 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。

 物事のうわべだけで物事を判断する人間に負けないでほしい、がんばれ!

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〔6月24日〕

 Fさんへ。

 これからする話は、非常に微妙なニュアンスの話。

 だから、読んですぐ結論をださずに読んで欲しい。


 もしかしたら?Fさんは、こう思っているかもしれない。

 自分は積極的に参加していたのよ、と。

 

 仮にそうでも、僕はこう君に言うだろう。

 君は以前、手紙の中で、間違っている時はちゃんとしかって欲しい、と書いた。

 だから、遠慮なく言うだろう、間違っている、と。

 それを聞いて、君がどんな結論をだすか。僕は賭けています。


 こんな事も思う。

 教祖は悪質な人ではないかもしれない。


 ただ、その権威と組織を利用して、おいしい思いをしようと群がるクズが、山のようにいるだけだ。

 宗教と言う性質上、クズを追い出せない。

 クズ同士が互助会のような運営で組織を動かし、教祖の権威を悪用している。

 その巨大なバイアスは、教祖といえどもなかなか波紋を立てられない状況なのかもしれない。



 こんな話も聞く。

 心ねのやさしい子も、些細な犯罪で運悪く刑務所で過ごすと?周囲の人間の犯罪自慢の話に影響され、入所以前よりも悪の心に傾いてしまう、と。日本の刑務所は欧米のそれと違い、更生に重きをおいていないとラジオでつい最近聞いた。どちらかと言うと社会的制裁の色合いが強く、閉じ込めて隔離することは積極的だが、出所した後のことは、気にも留めないとか、故に元受刑者の再販率は40%を越えるという。先進国としては恥ずかしい数字をたたき出している。


 仮に。これは仮説なんだけど、仮に、君が、自分は自分から積極的に参加したと感じていたとしても、それは周囲の環境の影響だ。周囲の犯罪自慢を聞かされ続ければ、僕ですらそうなると、君に伝えます。


 もし、この仮説が外れていたら、君に大変失礼なことを書いている事になる。

 だから、なかなか書けなかった。できれば会って君に伝えたかった事です。

 もし僕の勘違いだったらごめん。でも、伝えたほうがいいと思い。書きました。君を心配しているからゆえである事を、君が感じてくれている事を祈ります。


 君が、あきらめず前を向き続ける事を信じています。過去の自分と向き合う事を恐れないでほしい。

 これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。

 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。

 物事のうわべだけで物事を判断する人間に負けないでほしい、がんばれ! 

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〔6月25日〕

 これは僕の勘。

 たぶん、君は負けず嫌い。勝つのはともかく、負けるのはなんだかいや。

 と、思う。僕もそういう所あるし。

 昔、2人喧嘩したとき(喧嘩というよりは、無言の対立だったけど)そう感じた。

 外れているかな…、どうなんだろう。


 そんな事を踏まえたうえで、こんな事を書こうと思った。

 今、ニュースで見てると、お台場のビルの屋上に、貸し農園があるという。

 一区画1万5千円で借りられて、水や農具は使いたい放題、指導するプロもいる。

 買い物や仕事帰りに、ぶらっと立ち寄って家庭農園というのが受けているらしい。

 利用者はインタビューでこういう。

「お台場で農園をやってるって言うと、優越感にひたれる」とか。


 農業総合研究所によると、こういうのは、農業の情報発信に貢献するのだという。

 情報発信をするのと、しないのとでは、相手の反応がまったく違うという。

 以前、この小説で、僕も書いた。表現されない自己はいないに等しい。


 でも、アウェイで味方ゼロな状況で、自己表現や情報発信といっても、なかなかできるものではない。

 しかし、なにもしないと、ただおとなしい従順な子と見られてしまう。

 心に秘めた本音があることを、周囲に情報発信し続けることは、間違った事ではない。君が君として生き続けるためにも。


 たぶん、難しいだろう。

 ここで、君の負けず嫌いな性格を利用して、君にはできない!と断言するのは簡単だ。

 でも、それでは“彼ら”と同じになってしまうようで嫌だ。

 たぶんだけど、過去、“彼ら”は君の負けず嫌いな性格を利用して、無理難題をこなすよう、ありとあらゆる手段を講じたと思う。そして、それは今も続いていると思う。

 君の周囲に古くからいる人らは、こう思っているはずだ。

「Tは時々わがままな事を言ってあれるが、時間さえたては、そのうちおちつく。そしていつものTにもどる」と。

 “彼ら”の望むいつもの君とは、おとなしくて従順な君の一部の事をさしている。

 けれど、君には押しとどめている本音がある。その押しとどめたものも、君の一部である事を、周囲に認めさせることは、結果はどうあれ、君の人生にプラスなはずだ。


 君が君らしく生きるためにも。

 たぶん…いろいろあるのだと思う。

 手に負えない状況なのかもしれない。

 それでも、やけにならず、前を向いていてほしい。 


 自分自身に誠実でありつづけさえすれば、いいと思う。

 自分を偽らず、誠実に。


 どんなに理解されなくとも、活路はそこにある。

 そう信じていいと思う。


 自然に、自分でいることが大切です。


 君は全て背負い込むような感覚を時々もっていたような気がする。

 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。


 そうした発見を全て背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込む。

 そして君の心を容易に操る事が出来る。

 そうやって君を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。

 非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法になります。


 だから全てを背負い込んではだめです!


 “彼ら”はそれを狙っています!!

 そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら”の手口だ!!だから注意して!

 

 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ!

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〔6月26日〕

 最近は行ってないけど、ステーキハウスのチェーン店に「ブロンコビリー」というのがある。

 アメリカンテイストの店構えだ。

 ツタヤディスカスでいろいろ調べていたら、この店と同じ名前の映画「ブロンコビリー」と言うのがあった。

 アメリカのサーカスを題材にした映画で、その雰囲気は、お店のイメージと同じではないが、同系のイメージが感じられます。田舎のアメリカ、カウボーイ文化、しかし現代。といったモチーフが共通だ。


 この映画の冒頭、こんなシーンがある。


 危険な演目に、もういや、と女性が言う。

 男がなだめるが、女性のおびえは止まらない。


 言葉の尽きた男はこういう。

「これでも飲め」


 そういって酒を勧めるのだ。


 もしかしたら?そちらの世界にも、こういう事を言う人がいるかもしれない。

 酒ではなにも解決しない。むしろサウナにでも行ったほうがまだましです。


 いろいろつらいかもしれない。

 酒が悪いとは思わない。酒は立派な文化だ。

 しかし、おぼれるような飲み方は、身を滅ぼす、そう、古くから言われている。

 同じ自分をごまかすなら?まだサウナのほうが身の為になります。そんな事を、急に映画を見ていて、伝えたくなりました。これがよけいなおせっかいであり、君がそのような状況でなければ、僕は最高にうれしいです。

 状況がわからないが故の勇み足です。もし間違っていたらごめんね。

 でも、何が役に立つかわからないので、一応書きました。

 忘却の強要は彼らのオハコだ!でも、忘れたと思い込まされているだけで、実はちゃんと心に残っているんだと思う。


 これからもいろいろ書こうと思う。

 君が今も戦っているという前提で書きます。

 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ!

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〔6月27日〕

Fさんへ。

 先日「タイムライン」という映画を見た。

 13世紀のヨーロッパ百年戦争を題材にした映画だ。

 この時代にタイムスリップした歴史学者を救出する話だ。


 百年戦争はフランスの王位継承戦争だ。

 当時のイギリス王エドワード3世はカペー家出身で、同じカペー家出身のフランス王家の血統が絶たれると、自分こそ正当なフランス王位の継承者だ、と宣言し、戦争を仕掛けたのだ。

 これは今の常識とちょっと違う地理的用件も背景にある。

 当時、イギリス王家は、フランスにも領地を持っていた。

 フランスは当時、領邦国家で、地方の領主の力が強く、その上に立つフランス王は、各領主たちの支持がないと王位を保てないような体制だった。

 イギリス王家は、フランス内に領地を持つので、フランス国内においては、他のフランス国内の領主と同じ立場で、王位に干渉できる立場だったのだ。

 ただ、通常ならば大きな戦争にはならない。各領主はおのおの似たような勢力だったので、せいぜい牽制しあう程度の対立でおわる。しかし、イギリスという別国を持っていたイギリス王は、フランス領内の他の領主の中では、抜きん出た力を持っていたので、他の全ての領主を敵に回しても、戦うことができた。

 こうして百年戦争といわれる、いつ終わるとも知れないイギリスvsフランスの戦いがおこったのだ。


 この時代、オスマントルコは創設初期で大躍進を繰り広げていたが、ヨーロッパを脅かすのは14世紀、まだこのころはアナトリアを蹂躙しつくしてない頃だ。


 映画の中では、当時の攻城兵器、投石器が登場していた。

 攻城兵器用の大型投石器は、中国発と思われている。その後シルクロードを通じて、全域に広がった。(一応シルクロードの末端である日本で、どうしてこの兵器が使われなかったのか?個人的にはものすごい疑問の1つだと思っています)

 オスマントルコはたぶん、この頃か?もしくはもう少しあとだったか、大砲を発明している。中国で生まれた火薬と、ヨーロッパで培われた製鉄技術を結合させた大発明だ。トルコ軍はこれを使い、破竹の大躍進をこの後することになるが、このころはまだだ。そしてヨーロッパや中国に大砲が伝わるのも、もっと後になる。

(ちなみに言うと、ナポレオンは大砲部隊の使い方の名手とされた。逆に言えばナポレオンが一番得意とした大砲さえ封じてしまえば、強みがなくなる。ナポレオンは晩年そういう負け方をしています。どこかでナポレオンはオスマントルコの戦術を研究したとか聞いた気がする、間違いかな…。裏は取ってないです。以前も書いたけど、こういう漠然としたものを忘れないでおいて、後々本などを読んでいて知識がつながった瞬間というのは、なんとも楽しかったりもします。僕が歴史がすきなのも、こういう楽しみ方ができるからです)


 で、この「タイムライン」という映画では、当然のごとく大砲は出てこない。

 出てくるのは大型投石器だ。


 この映画、端的に言うと地味だ。派手さはほどほどだし、ヒーローもいなければ、華やかさもいまいち。悪役もいまいち。


 でも歴史考証が丁寧に作ってあって、歴史が好きな人間にはうれしい丁寧さだ。そういう意味では見ていて楽しい。


 

 この映画で一番の悪役は、タイムマシンを偶然作ってしまった、大手企業の社長だ。

 いつも自分の都合優先、自分の意見が絶対で押し通す。人命よりも名声が大事と考える人物だ。

 タイムマシンに主人公たちを乗せる時も、ものすごい自分の勝手な都合を押し付けてくる。

 そして強引に納得させた後、出発直前になって、言うのだ。

 

 装置が作動すると、ものすごい激痛を感じる。

 さっきこれを言わなかったのは、言ったら決心が鈍ると思ったからだ、と。



 なんだか、こんな事、“彼ら”の世界にもあるんじゃないだろうかと、ついつい感じてしまった。

 言葉巧みに、人を悪の道に誘導し、直前になって、これが犯罪であるに気づくようなことを言う(あるいは最後まで言わない)。言わない理由は?「言ったら決心が鈍ると思ったからだ」と。


 こういう人間は嫌だなと、素直に感じられる感性を、もっと大事にしてもいいと思う。

 いつか君と、同じ被害者という立場で、そんな話ができたらいいなと思っています。


 これからもいろいろ書こうと思う。

 君が今も戦っているという前提で書きます。

 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ!


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〔6月28日〕

Fさんへ。昨日こんなことがあった。

 仕事で外にいた、利用者さんたちを外に連れ出し、日光浴をしていたのだ。

 するとものすごいブレーキ音。ダンプカーが猛スピードでつっ切っていった先に、ゴミ収集車が停まっていたのだ。まったく前を見ていなかったのだろう、あわや衝突寸前で急ブレーキをかけ、事なきを得た。

 同僚が言う、「今、運転手、こっちを見ていて、前を見ていなかったね」と。


 仕事場周辺でも、そうか?と感じるうるさい車はいないことは無い。

 しかし、前も書いたけど、鉄筋コンクリートの建物内にいるとまったく気にならない、そうか?と感じるときはせいぜい駐車場にいるときくらいだ。

 自宅とは違うから、当然違う地域の“彼ら”の管轄なんだろうけど、どうなのだろう?


 最近はあまりに忙しいので、かまうのもめんどくさいから通報とかしてないけど、時々そうか?と思えるバカな車は、見たりします。Fさん、そちらの状況はどうですか?


 Fさん。

 最近こんなものを見つけた。「騒音対策グッズ サウンドマシーン」というものだ。

 アマゾンなんかで検索すれば、見つかると思う。


 この機械、以前僕が書いた、暗示に対する防御策を、そのまま機械にしたような商品だ。

 スイッチを入れると、自然の風の音が流れるらしい。

 騒音は消えないが、風の音のおかげで、騒音が気にならなくなるという。

 ネットにそんなレビューを書いている人を見た。


 これは僕が扇風機や5.1chステレオを使い、逆暗示をかけて、自分にかかった暗示を「解く」のと、同じ原理だと思う。


 たぶん、君の所には、入れ替わり立ち代り次々と誰かしら人が来て、君の心を説得しようと試みるのではないだろうかと、そんな推測をします。もし、あたっていたらだけど、聞く耳をもってはいけません。

 向こうは、ああ、もうめんどくさい!いう事きくからそれでいいでしょ!と君が根をあげるのを期待しているからです。


 …もし、今もなお「交渉」という戦いの場にあるなら?

“彼ら”の最大の弱点は、自分たちは準カルト的集団であり、本物のカルトではないと「思い込んでいる」点だ。

 だから、公式の立場を大切にする。

 交渉するなら、相手の職場を訪ねるのが、最も効果的と以前書いた。

 この事自体は間違っていないと思う。

(公式の立場が優先される職場では、彼ら的行動はかなり制限され、まともな人間としての対応が要求されるからだ)

(さらに、そうした“公式な場”において、その人物の変った普段の姿を暴露するというのは、相手がもっとも嫌がることでもある)

(証拠などあると、なおさら効果は増す)

(でも、やり方と出すタイミングを間違えると、空振りに終わる事もあるので注意がいると思う)


 仕事を妨害するような事をすると、営業妨害とされてしまうから、そのへんのところを“かわす”やりかたがいい。

 例をいうなら、面会の約束を取り付けに来た、もしいるなら、今会いたい、といった風にだ。


 もしくは、会社関係者に別れたい理由を書いた手紙を複数送り、助力を請う旨伝える方法。上手くいくはずはないが、相手に揺さぶりくらいはかけられると思う。

 どうせ向こうは年中、きみに揺さぶりをかけているのだから、そのくらいやっても大丈夫だと思う。



 過去の離婚ケースを徹底的に調べ上げて、似たケースや、そうでないケースや、いろいろ調べるのは、もしかしたら意味があるかもしれない。

 可能ならば、“彼ら”の離婚のケースに集中して調べられるならなおさらいい。

 うわさレベルだけど“彼ら”の中で離婚は意外と多いと聞く。


 たぶん…いろいろあるのだと思う。

 手に負えない状況なのかもしれない。

 それでも、やけにならず、前を向いていてほしい。 


 自分自身に誠実でありつづけさえすれば、いいと思う。

 自分を偽らず、誠実に。


 どんなに理解されなくとも、活路はそこにある。

 そう信じていいと思う。


 自然に、自分でいることが大切です。なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ!

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〔6月29日〕

Fさんへ。今日は本当は7月3日です。

 今朝、こんな事があった。

 夜勤明け、疲れて爆睡していた。するとケータイが鳴る。

 もうめんどくさいので、無視して寝ていた。

 すると、ずっと鳴っている。

 20コールくらい超えても、まだ鳴っている…



 こういう経験は東京時代もあった。

 それも一度や二度ではない。


 やはりその時も、寝ていて、僕がおきるまで鳴り止まないのだ。

 そして100%間違い電話で、なんとかいう企業名をいう。

 毎回だ。そして違うと告げると、そんな事は承知の上だ、いった声で向こうはそうですか、といい。失礼しましたとは一度も言わない、例外なく。


 こんな事もあった。やはり東京時代。

 けっこうな音量で、ドラマをリピート再生したまま寝てしまった。

 朝方、電話が鳴る、いつまでも鳴り止まない。

 でると、半切れの声で、やはり、間違い電話。

 もしかしたら、上の階に住む大家かもしれないと、後々思うようになる。

 うまく説明できないが、いろいろシンクロする状況がいくつかあって、漠然と「あやしい」と思える要素がたくさんあったからだ。

 ちなみに、この大家さんが、あの総攻撃時、とても“彼ら”らしい行動をしたのは以前書いた。



 こちらに来てから、何度も僕のケータイ番号を聞かれた、ほとんど見ず知らずの人らに。

 時には、道端のおばあさんに、ケータイ貸してくれといわれた事もある。

(その時は、本当に忘れていたので、別の人を呼び止めて、その人におばあさんにケータイ貸してくれるよう交渉したものです)


 で、今朝。いつまでも鳴り止まない電話、もしかしたら会社からの緊急事態家も知れないと思い、でてみた。

 すると、やはり間違い電話。間違いである事をつげても、失礼しましたとも言わない。

 会社にはケータイ番号を告げてある、そのラインから番号がもれたのだろうか?


 たぶん、これからも、東京で過ごした頃と、同じ頻度でこういう電話がくるかもしれない。


 多くの人はだまされてこういう行為をさせられている。

 僕はそう、信じています。

 悪いのは、こういう行為をさせるサディスティックな幹部が、とてもとてもサイコパスな人格の持ち主なだけだ。

 もしかしたら?こういう性格のサイコパスたちが作った互助会、というのがその正体なのだろうか?

 いつの間にか組織は、こういうサイコパスが増えていき、長い歳月をかけて乗っ取られ、教祖と言えども波風が立てられない状況なのかもしれない。


 過去は動かせない、しかし、未来は別だ。

 その組織からは距離をとっていいと思う。

 付き合いを継続すると、また心を蝕まれ、いいように利用されてしまう可能性がある。


 いつか再会できる日を僕は信じています。

 今は、君の都合が悪いだけだ、なにかしらのいろいろな決着がつき、心にひと段落がつけば、結果はどうあれ、君は現れると、そう信じています。


 たとえその答えが、僕の望む答えでないにしても、その答えを聞かない限り、ぼくの時間は前に進まないのです。

 こんな風にも思う。

 君は僕に変わって欲しくないと思っている。

 以前と同じKであって欲しいと。


 基本的に変わってないと思う。

 そしてここが肝心。


 もし、僕が君の知る僕ならば、この小説を書き辞めることを想像できるだろうか?

 たぶんだけど、君の知る僕は、いつまでもあきらめず続けると思う。


 そして、それは現実に書き続ける事で証明することができる。


 なかなか大変だけど、これからも続けます。

 どこかで君に伝わる事を信じて。

 奇跡を信じて、再会を祈ります。

 あきらめないで欲しい!がんばれ!

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〔6月30日〕

Fさんへ。

 これは、外れているかもしれない懸念、といか、どう表現するのが適切かわからない感じの話題です。 最近来た、利用者さんで、今までに無いタイプの方が来た。

 

 具体的に書くと支障があるので書かないけど、フロアーの全職員のみならず、同じフロアーの利用者さんですら眉をしかめる態度の方が入ってきている。今までのなかで一番手間がかかると書いても、語弊(=意味や解説。言葉の使い方が適切でないために誤解を招きやすい言い方。また、そのために起こる弊害)はないと思う。障害が重いならば致し方ないが、この方の場合は、性格に起因するもので…。今までの3倍はエネルギーを使う。


 大概はいままでどんな人が来ても仲良くなれたので、良かったんだけど、なれない。初めてのケースです。


 今から書くことは、事情を知らない人間が見たら、明らかに気分を害すかもしれない。

 でも、なんか、溜め込むのも良くないので、書こうと思いました。


 この人は最初、別のフロアーに入る予定だったが、キャンセルしている。で、そこが埋まってしまい、僕の担当するフロアーになった。


 考えすぎなのは承知している。

 まさかこれに“彼ら”が関わっているなんて、想像が飛躍しすぎている。


 しかし、“彼ら”にその気があれば、実行不可能でないのも、否定しがたい。


 言い出したらきりが無い、突然会社が大手企業に買収されたり。センター長が、ものすごい突然不自然な辞任をしたりと、気にはなるが、単なる偶然と感じている。しかし、“彼ら”にその気があれば、実行不可能でないのも、否定しがたい。



 …こういうときは、原点回帰だ。僕は今までそうしてきたし、そう繰り返しここに書いてもきた。

 君にも何度も伝えてきている事だ。


 自分の原点にかえって考えを整理すると、こうなる。


 そもそも「答えの無い不安」に相手を落とし込んで、自滅させるのが“彼ら”の「人を攻撃する時」の「基本戦略」だ。だから、これに“彼ら”が関わっているかどうかは、正直たいした問題ではない。

 これらに対し、「漠然とした不安」を抱く事自体、“彼ら”が望む結果につながってしまう。“彼ら”が手を出しているならば、術中にはまった事になり、手を下していないならば、“彼ら”は「漁夫の利(=他人同士の争いに乗じて利益を得ること)」を得た結果になってしまう。


 こういう時、どうすれば良いのか?

 僕は過去、その回答を、この小説内に書いている。


 その答えは「適応規制てきおうきせい」だ。

 真実のほどはともかくとして、とりあえず全ての事象を“彼ら”の所為にしてみる。というものだ。

(適応規制自体は、広義でいろんな意味があるようだ。)


 そう定義する事で、無意識の自我が混乱する事を、コントロールすることができる。

 そもそも“彼ら”に僕は膨大な「貸し」を持っている、このくらいの言いがかりくらい、“彼ら”は甘んじてうけなければいけない義務がある。


 こう自己暗示することにより、事実はどうあれ、無意識の自我が混乱することを、自分のコントロール下におくことができる。まずはともかく精神の安定が肝心です。精神さえ安定していれば、冷静な判断ができるから、仮にこれが言いがかりならば、後で修正することもできる。(混乱していてはそういう判断もできない心理状況になり、まさに“彼ら”の思う壺だ)


 

 Fさん、この微妙なニュアンス伝わっただろうか?

 “彼ら”は君の心を混乱させ、心の安定を崩そうと、常に攻撃をしてきた事と想像します。

 なにがあろうと、冷静でい続けることが、“彼ら”に対する勝利であると僕は考えます。

 君が、君でいるためにも、あせらず、着実に、ゆっくりで良いから、あきらめず、前を向き続ける気持ちを失わないよう、心の手綱を落とさないよう、しっかりと握っていて欲しい。ゆずれない“なにか”があるならば、それはきっとかならず価値のあるものであると、僕は信じます。


 負けないで欲しい、がんばれ!

 君は自分で思っている以上に強い女の子です。

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〔7月1日〕

Fさんへ。

 これは前回の記述の続きのような話。


 前回書いた利用者さんのこと。

 以前、夜勤中に「○○子は宗教やってる、あんたは?」と言ったことをこの方は言っていた。

 

 正直、あれは空耳であって欲しいと思い、無視していた。いや、空耳だと思い込もうとしていた。

 でも昨日、別の職員にも同じ質問をしていた。


 この人自体は信仰心はないのかもしれない、しかし家族に宗教をやっている人がいるらしい。

(若い頃、男性にひどい目にあわされたらしい。それゆえ、体を触られる事を強烈に拒否する。どうもそのあたりに、心の問題の原因があるらしい。とにかく男性恐怖症の方なのだ)

(関係ないかもしれないが、“彼ら”は障害を持った方の障害そのものを、ターゲットへの攻撃材料に使うという発想を、確かにする。あの総攻撃時もその種の攻撃は、たしかにあった)

 


 まあ、宗教といってもいろいろあるから断言はできないけど。

(こういう事書くと、昔の記憶を思い出す。前も書いたと思うけど、小学生の時、僕の事を“彼ら”と思い込んでいる同級生が、家に来たとき、神棚をみつけて「やっとしっぽをつかんだぞ」と言わんがばかりに、翌日学校で言いふらしていた記憶だ。その様子を見ていた本物の“彼ら”の同級生は、僕とそいつのやりとりを、どう見ていたのだろう?と。まあ、そんなわけで、これだけで、「やっぱり、そうか?!」と思うのは、問題があると思う)


 “彼ら”はどこまでもしつこいのは事実。警戒には値する。



 こんな事も思う。

 今、ダイエットをやっていることは書いたと思う。

 正直、きついです。食べたいものも食べられないし、そもそも脂肪の少ないメニューとなると、かなり限定されてくる。でも確かに効果はある。何度かリバウンドしてるけど、平均体重はたしかに減った。わずかだけど。

 昨日こうしたダイエットの話をしていたら、こんな事を言われた。

「3ヶ月もつづけると、体質がかわりますよ」と。

 そんなものだろうか?まあ、ともかくこれからもきついけど続けようと思う。



 Fさん、僕はこの小説内で、何度も書いた。

 一度その世界から離れたほうがいい、と。

 ダイエットと例えられたら怒るかもしれない、しかし、一番身近な事とたとえたほうが、言葉に力がこもると思うので、怒られる事を承知で書きます。

 たぶん、“彼ら”の世界からはなれて、何ヶ月かは相当につらいと思う。

 しかし、「その」何ヶ月かを、乗り切りさえすれば、気持ちが切り替わるというか、“彼ら”でない世界に慣れるといか、そういう世界が、やってくると思う。

 カルトから脱会した人の多くが、また戻ってしまうという話はよく聞く。

 そして、さびしがりやな君が、時間に押しつぶされやしないかと、心配してしまう。

 負けないで欲しい、君なら、やり遂げられると信じています。

 

 再会を信じています。がんばれ!

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〔7月2日〕

Fさんへ。以前書いたことの中に、“彼ら”の犬の話、あったと思う。

 今はまったく吼えられない、しかし、あの総攻撃時はたしかにひどかった。

 どういう方法で?と思ったものだけど、急に思いついた。1つだけ、任意に犬の吼え声を出させる方法がある!と。それも実に簡単な方法で。

 犬の首輪をいつもより1つないし2つ、きつく閉めればいいのだ。そうすれば、違和感で犬は吼える。

 辞めさせたければ、首輪の穴を元に戻せばいい。


 うちも昔一度だけ犬を飼った事がある…、あの時、子犬だったころ初めて首輪をつけたら、ものすごく違和感を感じたらしくものすごく吼えたのを、思い出した。


 うん…、同じ方法かどうかは不明だけど、確かに、犬の鳴き声をコントロールする簡単な方法は、実際するな、と思いました。


 「考えすぎよ」

 と、君からしかられるいつかの日を夢見ます。

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〔7月3日〕

Fさんへ。

 本物の差別を経験した事のない人らは、どうしてもとんちんかんな事を言うと思う。


 昔、こんなドキュメンタリーを見たことがある。


 世界中の女性団体が、女性差別に対する国際シンポジュームを開いた。

 日本からも女性団体が参加し、自らの活動を報告する…。


 しかし、どうにも浮いているのだ。


 世界中では、人間扱いされていない女性たちの、魂の叫びが轟く。


 しかし、貧困国にくらべ、比較的人間あつかいがされている日本の女性団体の言う主張は、日常生活レベルの愚痴の延長線上で、外国の団体のそれと、あきらかにかみ合っていない。



 Fさんに伝えます。

 君の周りに、とんちんかんな事を主張する人がいたら?

 こういって欲しい。


「差別とは、人を人扱いしない事を指すのよ。日常の愚痴と差別問題を一緒にするのは、それだけあなたが、差別されてない証拠よ」と。

(日本の女性団体は差別に対して活動することができないわけではない、実際、離婚やその他、法律関係の部分では、いまだに女性は差別され、当然の人権が侵害されている。女性団体は、人権に対する認識や哲学を外国の団体と共有できなかったが故、かみ合わなかったのだ。僕の人権に対する考えは、この小説内でも書いている。資本主義は、人権思想がなくては成立できない。より良い消費者が育たなければ、市場が形成されず、経済活動ができないからだ。現在の豊かさは、人権思想の元、成立している。人権思想の否定は、中世の世界と同じレベルまで、豊かさの基準を落とす事を意味する。それを受け入れられる人が、一体どれほどいるだろうか?中世のレベルの豊かさとは、現在言われているスローライフなんてものではない、もっともっとずっと貧しい。)


 

 “彼ら”は君に、人を差別するよう何度も強制したと思う。

 いくらやっても、慣れなかったのと違うだろうか?

 本当の君の、あの笑顔が失われていない事を、とにかく祈ります。

 僕はその行為は間違っていると、過去はともかく、この先はやらないで欲しいと、そう君に伝えます。


 愚痴と差別の区別ができない連中に負けないで欲しい、がんばれ!

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〔7月4日〕

Fさんへ。最近ヒッグス粒子が発見された、とニュースになっている。

 正直、この分野、よくわからない。素粒子といえば6種類+光子と電子かなー、という漠然とした知識しか持ってなかった。

 どうも素粒子は17種類もあり、ヒッグス粒子は、発見が難しく、唯一見つけられなかった粒子らしい。


 ふつーの報道を見ていると、ああ、なんか見つかったのね、くらいにしかわからない。

 あのホーキング博士が発見できなかった方に100ドル賭けていて、負けた。なんて報道もあった。

(ホーキング博士が、自分の研究分野であるブラックホールが実在しない方に100ドル賭けていたのは、以前書いた、どうも、この人はこういう自虐的な賭けが好きなひとらしい。個人的に、こういう自虐的な賭けをする人は好感をもちます)


 今、NHKを見ていて、ヒッグス粒子について、こう報道されていた。

「全ての素粒子に「重さ」を与える素粒子」と。

 なるほどなんだか、わかりやすい説明だ。

 これなら?光子が質量ゼロの理由も説明できる。

 素粒子にヒッグス粒子がまとわりつき、動きを鈍らせるから、重さが生じるというのだ。

 空間はすべてヒッグス粒子で満ちているから、検出が難しく、仮説のまま20年近くきてしまったとか説明されていた。


 こう説明されると、いかに重要な発見か理解できる。

 電子を間接的にコントロールする技術のおかげで、人類は電気を使える。

 もし、ヒッグス粒子を間接的な手段で良いから、干渉する技術ができたら?可能性は果てしない。


 こういう話をして、興味をもたない“彼ら”がいたら?

 こう言えばいいと思う。

「宇宙の真理に興味ないの?ああ、自分の利益になる「宇宙の真理」にしか興味がないのね、それって仏教徒ではなくてカルト信者そのものね。欲にしか興味が無いと。よくどうどうと言えるわね。え?言ってない?だって行動で示してるじゃない」と。



 形ばかりの真理を振りかざすサイコパスなど蹴散らして欲しい。

 君は、君の心に素直でいていいんです。


 負けないで欲しい。長く“彼ら”から離れると、不安を感じるかもしれないが、君は間違ってなんか無いんだから。がんばれ!

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〔7月5日〕

Fさんへ。

 いやあ昨日は疲れました…。

 こないだ書いた利用者さんの方は、あまり荒れなかった。昼間、娘さんとあった所為かもしれない。

 でももう何人か目の離せない人が複数いて、大概が3人同時に面倒見なければいけない状況が、繰り返される。そして、認知のせいで、大概待つことができない人らばかりだ。1人、処方がかわって、いつもよりも危険度の増した人がいて、実に大変だった。

 おかげで深夜の記録はまったく書けず、朝方残業で書くことに。終わったのは午後の2時。

 いやあ大変でした。21時間労働。眠気もここまでくると、逆に寝れない。


 疲れたので、大型入浴施設によった。

 サウナはやめておいた。中で倒れかねないくらい体がつかれている。


 途中サントムーンにより、駐車場で仮眠。

 あとは、帰宅してからも仮眠を数時間繰り返して、なんとか体調を回復って感じです。

 この業界、この先、お年寄りは増加傾向。一応の成長産業なわけで、給料上がらないかなーと思ってしまいます。国もそう思うのか?どうか不明だけど、業界の給与水準を上げようとバイアスをわずかながらかけているようで、わずかに上がったみたい。ぜひ、これからも上げていって欲しいところです。



 眠気が行ったりきたりする中、こんな事を思ったりもした。

 なぜだか急に、「2010」という映画の事を思い出す。

 これは「2001年宇宙の旅」の10年後を書いた話。同名の小説の映画化されたもの。

 ラストシーン。木星が太陽へと生まれ変わろうと大爆発する。木星周辺にいる宇宙船は2隻。爆発前に脱出するためには、どちらかの船を使い捨てブースターにして、脱出速度を出さないと、地球へ帰れない。

 乗員は何百人といる。これだけの人数を運べるのは、ロシア側の船だけで、数人しか乗れないアメリカのディスカバリー号が、必然として、使い捨てブースターにされる。

 そんな話だったような気がする。細かい設定は違うかもしれないが、おおよそこんな感じだ。


 ディスカバリー号が数人しか乗れないのは、スーパーコンピューター「HALハル」が乗っているためだ。おかげで全自動で動けるため、最小のクルーと空気と食料で、航行できる。そんな設定だったように思う。


 スーパーコンピューター「HALハル」は人格がある。

 果たしていう事を聞くだろうか?そこでハルにうそをつくことにした。

 ディスカバリー号は最大噴射で、燃料を使い果たすが、そのまま航行すれば、新規に建設される宇宙ステーションにたどり着く。だから大丈夫だ。と。

 ハルは賢いので、なぜディスカバリー号が無人なのか、疑問をぶつける。

 もしかして、自分は助からないのですね?と聞いてくる。


 この話、前も書いた気がする…。


 オチはその時も書いただろうか?ハルは、自分が犠牲になることを納得し、受け入れるのだ。


 このオチはすごく好きで、いまでも思い出す。

  

 眠気が襲う中、急にこの話を思い出していた。

 と、同時に、こんな記憶も思い出す。

 あれは、大学卒業後、デジタルハリウッドという専門校に通い、CGを勉強していた時だ。

 夜間だったか、ソファーに横たわり寝ていた。君のことを思い出していた。当時、自分が振られた理由がわかっていない僕は、自分が君の期待を裏切ったからだと思っていた。彼女が何を期待していたのかはまったくわからないが、ともかく自分が期待を裏切ったのは違いない。


 Fさんが期待していたのは、おそらく僕が真実に気が付く事だった。

 しかし、当時の僕は、自分が成長していない所為だと思い込み、あがいていたわけだ。

 普通に就職すればいいものを、内定企業を蹴ってまで、独自の道を選んでいた。


 でも、いろいろあったけど、自分で選んだ事。後悔はしていない。

 でも、正しい答えにたどり着きたいとは、今でも思っています。


 たとえそれがどんな答えでも、たどり着けないよりは、よっぽどいい。


 いつかの再会できる日を夢見ます。

 どんな答えであろうと、後悔はありません。


 君にこの言葉が届く事を信じて。

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〔7月6日〕

Fさんへ。

 こういう事かくと、人から間違いなくバカにされそうだけど、それでも君に伝えなきゃいけないことでわ?と思うので、書こうと思う…。


 君がどこかでこれを読んでいるという前提で書きます。


 仮に?

 本当に再会できたならば?

 たぶん、僕はこんな提案を、君にするかもしれない。

 これから、曜日を決めて、週に1回か2回、会わない?と。


 君は自分の心を理解して欲しい、と思うと同時に、安易に心に入ってきて欲しくないという警戒心も持っていたと思う。たぶんだけど、このくらいの距離感が、君の望む再会では?と感じる。

 その先どうなるかは、わからない。


 距離感がつまるかどうかは、運命のみぞ知るところだ。


 人が読んだらバカにしそうだけど、そのリスクを犯してでも、伝える意味があると感じた、僕はそんな風に考えていると。


 上手く、君に伝わる事を、祈るのみです。

 奇跡を信じて、再会を祈ります。

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〔7月7日〕

Fさんへ。

 大津のいじめ事件のニュース。

 なんだかやな報道を聞きました。


 いじめた側の生徒の中に、地域の有力者の親族がいるとか…。

 なにかしらのバイアスが発生したのだろうか?

 見ている限りの学校側の強硬な姿勢は、なんだか不自然に感じる。


 なかった可能性が高いと思った、ではなく、なかった。と断言しているし、生徒にまで、ウソの情報が流れている、とか、学校側は正しいとか、校内放送で、校長が言っているとか。見ている限り、そこまで言い切るほど、いじめと自殺に因果関係はないという証拠は無いように見える。



 たぶんだけど、僕がこの小説を書き出したころは、僕の事をウソツキ呼ばわりする強力なバイアスが発生したものと推察します。その様子は、もしかしたら?今回の大津のいじめ事件の、学校や教育委員会の不自然な対応に、似ているのかもしれない。


 この事件“彼ら”が絡んでいるとしたら?

 いやだなと思うけど、実際のところどうなのだろう…

 そこまで腐った組織で無いと、思いたいところです。


 いつか、同じ被害者という目線で、そんな話ができる日を信じています。

 くだらない連中の互助会組織に成り下がっているのが、現在の“彼ら”の実態だ。

 そんなくだらいものに、君が振舞わされるのは、間違っています。

 君は、君らしく生きて良いんです。

 負けないで欲しい。がんばれ!

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〔7月8日〕

Fさんへ。

 君はチャットとかやるだろうか?

 僕はやらない。一度だけやったことがあるが、いまいち楽しいとは思わなかったからだ。

 たぶん、会議なんかは、ああいう形式のほうがいいと思う。しかし、会話にはむかないのでは、といまでも思っている。

(まあ、これは個人の好みの問題なので、一概には言えないけど。あくまで、個人的な感想だ。)


 アノニマス、世界的なハッカー集団とかいっている。

 アノニマスの中には、原発推進派もいれば、反対派もいて、主義主張はばらばら。

 でも情報の自由という言葉の元、行動するという。


 アノニマスは活動する時、まずチャットルームを立ち上げるという。

 日本で活動するときはOPJPだったかな、オペレーションジャパンとかいう意味らしい。なにぶんラジオで聞きかじっただけの話なので正確さはあまり無いです。

 とにかく、そんな名前のチャットルームだかを作るらしい。

 するとその表題をみて、世界中のアノニマスがチャットルームを見るとか、見ないとか…。


 で、こんな話を聞いた。

 最初そのチャットルームを立ち上げた人は、合法的な活動を目指していた。

 しかし、次第にチャットルームが非合法な活動をする連中に乗っ取られてしまったとか…。

 アノニマスにも、いろいろな派閥というか、集まりがあるらしく。なかには過激な集団もいるらしい。


 今回アノニマスが日本で抗議しているのは、今回日本で成立した法律が、世界一厳しいかららしい。

 知らずにダウンロードしても、それが著作権を侵害していたら、犯罪になるという法律は、日本だけらしい。(個人的にはべつにそれでも良いんじゃないか?と思う。けど罰するなら、個人よりもサーバーを管理している企業側に罰金を課したほうが、取締りの効果は上がると思うけど)



 こんな事も思った。

 “彼ら”自体も、多くの人は「合法的な」活動をしたいと思ってる。

 しかし、いつのまにか「非合法な」活動をしたくてしたくてたまらない連中に、組織が乗っ取られてしまっている…。そんな風に思わなくも無い。その果て、某カルト教団を攻撃し、その団体はサリンを作るまでにいたってしまった。地下鉄サリン事件に“彼ら”は責任がある。しかし前回書いた大津のいじけ事件の学校や教育委員会のように、どこまでもばっくれるのだろう。

 そんな人間を大量生産し、それに飽き足らず、子供にまでその悪質さを受け継がせようとするのは、カルト以外の何者でもないと思うのは、いいがかりなのだろうか。


 今日、福島県双葉町の井戸川町長が、参議院の予算委員会でこう発言している。

「本当に腹が立ちます、私はこの情報隠しに、納得できません」と。


 これは、原発事故直後、アメリカから放射能の実測データが提供されていた。

 国が住民に公表していれば、無用な被爆が防げた。

 このデータは一年以上たってから公表され、腹が立つ、というわけだ。



 Fさんに伝えます。

 腹が立つときは、腹が立つと、堂々と伝えて良いんです。

 君は「そう」いう発言をすることすら禁止されて育ったのとちがうだろうか?

 なんだか心配になってしまいます。


「大丈夫、安心して」

 と君から聞ける事を、期待さして下さい。

 …もし、なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ!

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〔7月9日〕

Fさんへ。

 今日は本当は休日です。

 しかしフロアーで今後の方針を話し合う会議があり、休日出勤をした。

 実質2時間半かかるが1時間しか勤務にされないのはいまいち納得いかないけど、世間的にはどうなんだろう…。

 そんな感じで午前中はつぶれ、午後は懸案だった免許の更新に行った。

 ずっと東京だったので、こちらで更新するのは初めてだ。こちらの警察署にいくのも初めて。

 でもなんだかスムーズに終わった。むしろ東京の時よりも早い。すごい手際の良い対応だった。すこし驚いています。誰かにすごかったとほめたいのだけど、そういう窓口ないのだろうか?ぜひ国に伝えたいところです。


 そのまま帰路につくのだけど、慣れない道の所為で、車線を間違えた。

 でもせっかく間違えたのだから、普段あまり行かない模型店にでも行こうと思い、行ってみた。


 端的にいうと、そこで同級生に会ったのだ。

 お店の人で、向こうは僕を覚えているらしい。

 バスケ部の女の人だ。Fさんはわかるだろうか?正直、まったく覚えていない。

 …たしかに当時、君と僕のことが周囲に知れると、ある程度有名になったような気がする。それで向こうは覚えていたのだろうか?もしそうなら、この人は当然Fさんの事も覚えているはず。

 話をしていると、その人は僕が吹奏楽部であることも覚えている。そして当時の吹奏楽部の女子で知り合いの名前を出した。その名前、なんとなく聞き覚えがあるけど、具体的に思い出せない。「その人楽器は何だったんですか」と聞くけど、その人は楽器には詳しくないらしくわからなかった。

 思わず君のことを聞こうかと思った。


 しかし、今までの流れから行くと、その行為はまずい。


 僕は一度、君のお父さんに連絡をとり、君と連絡を取れるよう段取りをつけている。

 その後連絡をとったのは本当に君だったのだろうか?と今でも思う。

 あせらず、もっと確実に本物かニセモノか見極めればよかったと、少し後悔している。


 しかし、あれが仮に本物の君だったとしても、会話のリズムがいつもとまったく違った。

 あの状況では、仮に本物でも、僕の望む会話はしてくれなかっただろうと、そう判断しています。



 これは非常にバカっぽい発言です。

 もし、再会を果たす日が来るならば?ぜひ、当時僕に話した、君が自分がよりかわいく見える髪形にしてきて欲しい。理由は2つある。あの髪型は目立つから鈍感な僕でも気づくかもしれない。もうひとつの理由は、やはりかわいい君が見たいといのもある。今は外見が違うから無理?それならそれでいい。あくまで僕のバカな願望なのだから。


 僕は今、賭けをしています。

 答えはわかりません、とにかく待とうと思う。

 いつか答えにたどり着ける未来を信じて。


 君が今も戦っているという前提で書きます。

 負けないで欲しい。がんばれ!

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〔7月9日〕

Fさんへ。

 僕の人生は疑問に思ったことは、答えが出るまで考えたり調べたりして、自分なりに納得のできる答えにいたろうという、そういう人生を送ってきたと、自分なりに思っている。


 君のことを考えつづけたのも、あの心が通じたと感じた、あの感覚が本物だったのかどうか、答えを求めていたからかもしれない。あれが錯覚なら?愛情とは何なのだと延々と考えていたわけだ。


 漫画を描き続けるのも、たぶんだけど、自分が面白いと感じる感覚と、人が面白いと感じる感覚のズレについて、自分なりの結論にたどり着きたいたいと思う。故に大衆向け、少年向けという一般ジャンルにこだわってきたんだと思う。


 そんな僕が最近、疑問に思うことはこんな事だ。


 仕事を通じて感じることは、40代~50代の人は、確かに尊敬すべき人らだ。

 人生経験も豊富だし、頼れる。

 知識も豊富で、日常生活上の知恵には、いつも圧倒される。

 常識人である。


 なのに、こんなに尊敬すべき人たちが、いとも簡単に世論操作に誘導される事だ。


 なぜ?あんなに日常生活では頼りになる人たちが、子供のごとく簡単に国の情報操作に操られ、疑問すら抱かないのか?実にくやしいを通り越して、その現象の発生理由に興味を抱くようになってきた。


 パスカルはパンセの中に、こんな事を言っているらしい。

 人間にはおのずと限界がある。と。

 万能な人間はいない?ということだろうか?



 これは未完成な僕の持論。

 もし、人生に迷ったら、こう自分に言い聞かせても、いいと思う。

 万能な人間など、この世にはいない。それが証拠に、あんなに尊敬すべき大人も、簡単に巨大な渦に操られてしまう、だまされているという事実すら気づけぬままに。だから、万能であろうと無理しなくても、人は生きられるのだ、と。


 君は完璧にこなそうと努力する人かもしれない。

 理想が高いのはわるくない、むしろその高潔さは好きです。

 何度もここで書いた。僕は、君の一本芯の通った折れない何かを持っている。

 しかし、人には限界がおのずとやってくる。

 むりして万能であり続ける必要は無いと思う。

(しかし、人のさがはむずかしい、介護などしてると感じます。とおの昔に限界を迎えたお年寄りのなかには、それを認めず、万能であろうとし続ける人もいる。)


 あきらめてはいけない。

 しかし、同時に、無理して万能であろうとし続けなくてもいと思う。


 この2つを同時に同価値で、感じられる心境こそ、困難を乗り越えるなにかなのかもしれない。

 

 なにが言いたいのか?

 何を結論の無い話を続けているんだ、と思うだろうか。


 ようは、こういうことです。

 考える事「そのもの」を、やめてはいけないのです。


 “彼ら”は君に思考停止を強要してくる。

 そのほうが操りやすいからだ。

 でも、考えて良いんです。思いは発して、相手にぶつけていいんです。

 君がきみであり続けるためにも。


 負けないで欲しい。

 いつかの再会を信じて。

 君の心に勇気が宿り続ける事を願います。

 がんばれ!

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〔7月10日〕

Fさんへ。ふいに思い出した、そういえばあったな、と。

 よく年配の方が、「俺はここにいるみんなの秘密を知っているんだぞ」とか「みんながどこに住んでいるとか全部知ってるんだぞ」とか、口にするのを、複数回、過去に聞いた記憶がある。

 脅し文句で使う人もあれば、そうでない使い方をする人もいた。

 

 “彼ら”はよく、共通の言い回しやフレーズをつかう。

 でもこのフレーズは、あまりにも、丸出しなので、まさか違うだろうと、いままで書かなかったが、どうなのだろう…。


 こういう事も、総攻撃からだいぶ経ち、落ち着いてきたから書ける事かもしれない。


 いまでも不自然と感じることはなくはない。

 時々起こる。

 僕の車と同年式の車を頻繁にみるのもその1つだ。

 ほんとうによく見る。逆に最新型のやつをみないのが不思議だ。

 普通なら?最新型のほうを見る機会のほうが多いはずだし、今までもそうだったから。


 パトカーを見る回数も減った。以前は出かければ絶対見たのに、ないなーと思う。

 家の近くで突然スピーカーのスイッチを入れる廃品回収もいないなと思う。

 妙な切り替えしをする車もいない。あ、でもこないだバックでずっと走るへんな車は見た。


 今でも時々起こるへんなニュース。

 見ず知らずの通行人が傷つけられるニュースだ。

 断言するけど、あれはかなりの確率で、“彼ら”が原因だ。

 なぜなら?主義主張の異なる信者の団結を維持するためには、カルト的集団犯罪行為は、必要不可欠だからだ。たぶん、今日もどこかで誰かが攻撃されている。大概の場合は事件にならない、皆耐えているからだ。事件になるのは、ほんの氷山の一角だと思う。


 悪い噂が、本人の耳に入るという事は、その耳に入る以上の悪口が飛び交っているという事。

 事件になるものだけでなく、表面下では、その何百倍もの被害者が、今日も“彼ら”と戦っていると推察します。


 ともかく、その組織はヤバイ。

 距離をとり、冷静さを得られるよう、何ヶ月も、必要なら何年でも、組織と縁のない生活をすべきだ。

 

 僕は今、賭けをしています。

 答えはわかりません、とにかく待とうと思う。

 いつか答えにたどり着ける未来を信じて。


 君が今も戦っているという前提で書きます。

 負けないで欲しい。がんばれ!

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〔7月11日〕

Fさんへ。

 こんな事も思いました。こないだ書いた歴史の話。

 なぜ?日本には「大型投石器カタパルト」がシルクロードから入ってこなかったか?という疑問。

 同じようにシルクロードから入ってこなかったものに、「イス」と「火薬」がある。


 「大型投石器カタパルト」、「イス」「火薬」。3つとも中国発祥のものだ。

 けどその存在が日本に伝わったのは、西欧諸国経由だ。中国発祥のものが、シルクロードを経由してヨーロッパに伝わり、そこから日本に伝わった事になる。中国は隣の国なのに、ずいぶん遠回りしてつたわったものだ。


 本とかで読んだものではない。

 これは独善と偏見に基づく僕の推論。


 日本に中国の文化を伝えたのは、主に仏教徒だ。

 その際、シルクロードから伝わり、中国で根付いた文化も、お坊さん経由で、日本に伝わっている。

 当時の日本は仏教に付随する形で、中国の高度な文化を学んでいった。

 日本の料理が劇的に進化したのは、禅の精進料理の複雑な調理手法が伝わって以降だというし、建築技術もまずはお寺を建てる技術が入り、それ以降一般の建物に技術が普及したようだ。


 しかし、武器や戦術といった、戦争に直接かかわる中国の文化は、結局日本に根付いていない。

 日本刀などは代表例だ。中国の刀は諸刃だが、日本のものは片刃。まったく似てない。日本の武器は、中国の影響を受けず、独自の進化をしている…


 つまり、中国から日本に文化を伝えたのが、お坊さんであったが故、戦争関係の文化が入ってこなかった?と極論する事も、できる?かな?などと勝手ながらおもったのだ。

 それならば、「イス」が入ってこなかったのもわかる。お坊さんはイスに座らない。


 これはあくまで、僕の個人的な自説に過ぎない。

 でももしそうなら?仏教を信奉する人間が、戦いを奨励するのは、なんだか筋かおかしいと感じたりもしなくはない。

 仏の教えを捻じ曲げて、戦いに興じるカルト信者に屈しないで欲しい。 


 “彼ら”は君に思考停止を強要してくる。

 そのほうが操りやすいからだ。

 でも、考えて良いんです。思いは発して、相手にぶつけていいんです。

 君がきみであり続けるためにも。


 負けないで欲しい。

 いつかの再会を信じて。

 君の心に勇気が宿り続ける事を願います。

 がんばれ!

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〔7月12日〕

Fさんへ。

 最近サウナに行っている話は以前書いた。

 

 今までは水風呂にどうしても入れなくて、あまりサウナに長い事入れなかったけど、前回行った時、意を決してサウナのあと水風呂に行ってみた。

 するとこれがすごくいい。

 熱した体を水で急速に冷やして、冷え切ったところで、もう一度サウナに入って暖める。厚くなったらまた水風呂で冷やす、を繰り返すと、短時間でぽかぽかしてきます。

 

 いつの間にか、水風呂に長く入れるようになっていたりして、驚きです。


 新陳代謝が促進されるようで、筋肉痛の類は、短時間で解消されます。

 前に書いたかな…、僕が新陳代謝について知ったのは、小学生の時だ。

 藤子F不二雄の短編まんがに、新陳代謝の仕組みを利用して、亡き娘に会おうとする科学者の話が出てくる。人間の体は一週間もすると全ての細胞が新品に入れ替わる。

 一週間もすると、物理的には別人になっているのに、同じ個性を維持できるのはRNAが働いているからだ、と説明されていた。 


 人は生まれ変われる。

 言葉遊びかもしれないけど、現実に人間は毎日生まれ変わっている。

 その事を意識しても、悪い事ではないように、そんな事を思いました。

(そういえば、サウナに入っていると、常連とおぼしきおじさんが、友人らしい人と、サウナ内でこんな会話をしていた。「今日はやけに込んでいるな」とか。たしかにその日、人は多かった。“彼ら”ではないと思いたいです)


 君が今も戦っているという前提で書きます。

 負けないで欲しい、君は自分で思っている以上に強い女の子です。

 

 君はおそらく人生にささやかな幸せを望んでいる。

 純朴すぎて、人にはなかなか伝わらないかもしれない。

 でも、それが君だと伝えることは、誤解したまますごすよりもずっといいと、そう思います。

 君は、きみらしさを取り戻していいんです。


 がんばれ、まけるな!

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〔7月12日〕

Fさんへ。

 最近、“原発”聴取会、に電力会社の社員がでていて問題視されているニュースを見た。

 電力会社側からみれば、この聴取会の意見を元に、今後の国の方針が決まるのだから、必死だ。

 でも、その必死な姿は、一般国民から見れば、腐敗した姿そのものに見える。


 Fさんに伝えます。

 もし、今でも“彼ら”的活動を一生懸命している人がいたら?

 こう言ってあげてください。

 あなたの姿は、一般の人から見たら、腐敗した姿そのものに見えると。


 互助会の中にいると、その腐敗した姿ですら、美化して見えるのだと思う。

 でもそれは互助会の中だけで通じるものであり、けっして美しくは無い。

 そんなことは無い!という“彼ら”がいたら?

 今、報道されている、“原発”聴取会にどうどうとでている電力会社社員の姿を、指摘すればいい。

「あれと同じに見えるのよ」と言えばいいのだ。


 “彼ら”的行動とは、「熱気ねっき」にあてられて思わず興奮する集団恍惚しゅうだんこうこつ状態が作り出すものだと思う。

 これが、お祭りとかスポーツならまだいいが、犯罪行為に集団恍惚しゅうだんこうこつするのは、間違っている。

 …でも、恍惚こうこつ状態にあると、理性的判断が出来なくなり、皆、別人に変ってしまい、犯罪も肯定する人間にさせられてしまう。

 こういう状態を一般に「トランス状態」と呼び、暗示を「ものすごく」受け入れやすい状態、と理解しないといけません。

 一度暗示に「かかる」と、なかなかとれない。

 君のまわりを見回してほしい、事実、普段はいたって「普通」なのに、“彼ら”の悪意に関しては「正常な思考」が出来ない人、多いと思う。

 それは、暗示にかかっているからだと思う。

 

 もちろんこれは推測を書いているに過ぎない。

 その世界がそこまで「本当に」酷かったら、そうとう病んでいる事になる。

 「病んだ人間を救う」のが本来の仏教であり、「病んだ人間を大量生産する」事はカルトの思考です。

 そこは、どう屁理屈をこねても、覆せない、当たり前の真実だと、「普通」の感覚の人間なら思うところです。

 …Fさん、戦ってほしい。

 君を責めたりはしない、そういう環境に問題があるだけだ。


 これからもいろいろ書こうと思う。君が今も戦っているという前提で書きます。

 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ! 

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〔7月13日〕

Fさんへ。昨日、コンビニでかるくぶつけられてしまいました、車を。

 ぶつかった瞬間、怒りよりも、めんどくさい、と思ってしまった。

 以前の経験上、警察呼ぶと、時間がめちゃくちゃかかり、非常にめんどくさい。

 側面に軽くだから、たぶん、たいした事ない。

 そのあたりは経験上知っている。


 以前、同じコンビ二だけど、僕がぶつけた話は書いたと思う。

 その時も、実際、たいした被害で無いのに、あいては相当に怒り狂い、大変だった。

 しかし、実際見ると、相手のバンパーには傷らしい傷はないのだ。

(それでもその人はバンパーの交換をしていて、こっちの保険で支払っている。まあ、新車だから、その気持ちはわからんでもない。しかし、経験上、この程度の接触では、傷もつかないことは知っている。だから、あせらなかった。(ちなみに言うと、その同乗者の男は、その後半年近く接骨院に通って請求してきている、が、今回僕が被害をうけたのも、同じような接触事故だったけど、そんなに衝撃は感じなかった。些細な事をオーバーにいう男、嫌だなーと思う))

 

 ぶつかってきたのは緑系の色の旧型ミニ。マフラーを改造しているタイプで、意外に特徴がある。

 固体を特定するのは容易におもうけど。こいつ、逃げた。嫌なやつは、いるものです。


 …でも、あの“彼ら”の総攻撃を受けた後では、この程度の事ではたいして動じなくなっている。

 自分でもいかんなーと思うが。表現して当たり前の感情が、出なくなっているのでは?と時々懸念しています。度胸が付いた、と言えば聞こえはいいが、被害を受けたときは、もう少し怒りを出さなといかんなーと感じます。


 その後も、われながらびっくりすんだけど、ふつーにコンビニで立ち読みをし、ふつーに買い物をしてしまった(まあ、予測したとおり、接触箇所がたいして傷ついてないからなのかもしれない。些細な事で大騒ぎしたくは無い。)



 で、こんな事を心配してしまう。

 僕よりも長期間、より激しく“彼ら”の攻撃にさらされた君は、大丈夫だろうか?と。

 通常表現しなければいけないような、感情まで、封じられるくらい、“彼ら”に洗脳されてやしないかと、心配になってしまう。君は非常に我慢強い、故に、嫌といえない性格を利用されかねない。とても心配です。悪質な連中は、いつも獲物を探している。嫌といえない人間を。そして、“彼ら”はそうした連中の互助会に乗っ取られてしまっている可能性が高い。全て、互助会の助け合いの理論が優先される。正義は無い。悪質な連中の互助会の理論が、どんな無理難題を課すのか、考えるのも恐ろしい。


 僕はまだ、自分が大丈夫か?と疑う理性をうしなっていない。

 しかし、激しい洗脳にさらされると、それを疑うという「事」すら、思いつけないようにされてしまうのではないかと、心配になってしまうのです。カルトは恐ろしい。


 人は自分で生きる方法を模索できる。あきらめてはいけない。

 頑張って!負けないでほしい。


 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

(これは、本当に読んでもいいけど、そうではなく、心を閉ざさないで!心を広く持ってという意味合いの方が強い意味で書いています。

 Fさん心を閉ざさないで!)


 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。

 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう?


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。


 持久戦では君が優位だ、相手にそれを感覚として激しく実感させる必要がある。

 これは、この記述が君のインスピレーションに働きかけ、より現実に即した効果的な行動に繋がればと願い、書いています。 

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」


「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、誰も責任取ってはくれないよ!老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 なにかごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」

 と。

 負けるな!がんばれ!

 君の勇気を信じています。

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〔7月14日〕TVでこんな話を聞いた。

 78万年前、地球の磁気が逆転したのだそうだ。

 つまり、78万年前はコンパスはN極が南を指していたのだ。


 以前、この小説内でも書いたと思うけど、地球の磁気というのは、地球内の物質が、自転の影響で対流しているから発生する。対流する事で、地球内部の物質はこすれあい、大量の静電気が発生する。その静電気が磁気を生み、磁界を発生させる。

 今回みたやつでは、この対流が、定期的に逆転しているというのだ。

 最後に逆転したのが、78万年前だという。


 絶対にかわらないと思うようなことも、何万年単位でみると、いとも簡単に覆る。

 人間の常識など、なんだかちっぽけなものに、感じなくも無い。


 Fさんに伝えます。

 覆えせないと思えるものも、実は状況しだいでは覆る事もあるのです。

 あきらめてはいけないのかもしれない。


 そんな事、ふと思いました。


 君はこんな事を言う僕を、相変わらずね、と思うだろうか?

 あの時と、そう変わっていない僕が、今もここにいます。


 とにかく待つと決めたのだから、待ちます。

 今はなにかしら理由があるのだと、そう感じます。

 奇跡を信て。


 君が今も戦っているという前提で書きます。

 勇気を君に。負けるな!

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〔7月14日〕古代ギリシャ世界では、オリンピックの際、スパルタ人のパンクラチオンへの参加が禁止されていたそうだ。このパンクラチオンとは古代ギリシャ世界の格闘技で、僕がその存在を初めて知ったのは高校時代、マスターキートンという漫画を読んだ時だ。たしか…、第一巻に乗っていたと思う。


 スパルタ人がなぜ?参加を禁止されていたかと言うと?

 スパルタ人は7歳の時から、パンクラチオンで相手を殺す訓練を受けているからだ。

 身体的問題のある子供は、早い自転で遺棄されるらしい。たいていは、餓死してしまうとか。

(現在のこるスパルタ式、こうした純粋培養された殺人戦士を作る、教育方法に由来する。現在の意味は、厳しい教育という意味だけど、本来の意味は人間の兵器化訓練を意味している)


 兵器として育ったスパルタ人は、オリンピックでも相手を殺しかねないから、参加できなかったわけだ。


 ああ、そんな昔から、兵器化された人間は、危険扱いされていたのか、と思ってしまう。


 “彼ら”は子供たちに、純粋な「手ごま」になるよう教育する。

 それはおかしい事で、ありえないことなのだと、たぶん、大昔の人ですら、思うのだろう。


 やはり、“彼ら”の現状は普通ではない。

 とにかく、その世界から、離れて距離をとるのは、重要な事です。


 揺れる心に打ち勝って欲しい。

 君に勇気を。負けるな!がんばれ!

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〔7月15日〕Fさんへ。

 今日は本当は20日です。なかなか追いつかないけどがんばります。

 もうすぐ僕の誕生日だったりします、すると数日で、あの夏の日と同じ日になります。


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〔7月16日〕たまには、本当に普通の事を書こうと思う。

 最近、ビデオにあえて予約は入れたくないが、機会があるなら見てしまうドラマがある。

 一週間分録画できる機械があるから、予約は要らないのだけど、ほっとくと消えてしまうので、保存しないといけないのだけど、あえて保存はしない。消えてしまったらそれはそれでいいか、と思えるのだが、まだ消えてないなら、見ようかな、と思ってしまうドラマがいくつかある。

 フジテレビの息もできない夏、というドラマ。暗くていやなのだが、ついつい見てしまう。

 …最初から見ているわけではないが、たぶん、このドラマ。僕が以前この小説内でかいた、女性の法律上の差別と同じネタを基にして書かれているのだと思う。


 離婚した女性は、ある一定期間、再婚相手との子供をつくれない。

 なぜなら、民法で、離婚後もある一定期間の間に生まれた子供は、離婚前の男の子供とする。と規定されているからだ。(そもそもこの法律は、長男が家督を相続する家長制度の維持が目的だった。昔は、離婚する女性と言うのは、家長制度を崩壊させる異分子という目で見る風潮もあり、ある意味制裁的意味合いも含まれている。)

 このドラマ。子供を以前の男から守るため、戸籍を作らなかったがためおこる悲劇をベースにしているようだ。主人公はある日、自分に戸籍が無い事をしる。当然パスポートも作れないし、保険証も無い。正社員にもなれないと、ある日突然知る。そんなドラマだ。息がつまりそうな話なのだが、ついつい見てしまう。そもそも、この問題は以前からあり、現実にこの問題で苦しんでいる人は少なくない。民主党は女性票が欲しければ、この法律を撤廃すべきなのだ。

 

 この法律がいつまでも放置され、野放しのままなのは、声を上げる人が少ないからだ。

 一応の救済策はある。しかし、この法律自体は、今も生きているらしい。たぶん。


 声を上げないと、放置され続けるというのは、あるのだと思う。

 

 Fさんに伝えます。

 おかしいと感じることは、言わないと放置される。

 “彼ら”は自分に都合の悪い出来事を、うやむやにする天才集団だ。

 声を上げない人間ばかり、集めようとするのも、その天才ぶりの一端だと思う。

 その人をバカにした態度は明らかにおかしいと思う。


 Fさん、もし理由があるなら、君は闘っていいんです。誰に遠慮する必要もありません。

 君が君らしくい続けるためにも。


 なにかごちゃごちゃ言われたら?こういえばいい。

「あなた、結婚のために何桁?財務したの?」と。


 さらにごちゃごちゃ言われたら?

 こう言えばいい。


「世の中には題目と財務だけでは乗り切れない事が、いくらでもあるのよ、いい加減大人になりなさい」とか、

「「ありがとう、別れてくれて」って言える日を信じているわ」と。

 そう繰り返し言い続ければ、そういう空気を作れると思う。

 昼真っから何時間も座り込んで一心不乱に祈ったり、夜な夜な意味のない集まりに出かけて行ったり、そんなことで幸せなんか手に入るわけないです。


 負けるな!がんばれ!

 勇気を君に。

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〔7月17日〕今日の正しい日付は21日です。

 今日は病院へ定期健診に行ってから仕事になります。

 たぶん、コンビニにはよれないと思う。

 早いもので、もう21日になってしまいました。この調子だと、あっという間にクリスマスが来てしまいそうです。いつかの未来を信じて、がんばろうと思います。

 どこかで、君ががんばっているならば、僕もがんばらねばいけないからです。

 再会を信じて。奇跡に賭けます。君に勇気が宿る事を、祈っています。がんばれ!

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〔7月18日〕Fさんへ。

 今日は疲れて家に帰ってきました。

 するとTVで面白いものをやっていた。

 たまたまつけると、NHKでけっこう突っ込んだ内容の原発事故のドキュメントをやっている。

 見ていると、東京電力や国に都合の悪い内容も、けっこう平気でバンバン流している。


 こうも思う。

 NHK側にも、東電や国の側についている人たちがいるはずだけど、それとは別に、こういう良識派も確かにいる。でなければ、こんな内容の放送はできない。


 国や東京電力サイドは、確かに世論操作や情報統制をしかけている。

 多くのマスコミがそれを垂れ流す現状は、嫌気の指すものだが、しかしこうも思う。

 この国は、そういう勢力に支配されているわけではない、あくまで、そういう勢力のバイアスが強力なだけで、支配ではない。

 つまり、一般国民と国の関係は、まだ支配ー被支配の関係ではなく、影響する側ー影響される側の関係なのだ。影響される側がしっかりしてさえいれば、この国はまだ、正しい選択ができるのだと思う。

(今回放送した番組をつくったスタッフに制裁なんかあったら、最悪です。イギリスのBBCなんかでは、そういう事態をさけるために、経営サイドは製作サイドに一切口出しできないようになっていると聞きます。NHKはどうなのだろう。)

(そして、名目上は日本もおなじようなシステムをとっている、そして製作サイドの暴走を防ぐため、放送倫理委員会みたいな、自主組織があったりするらしい)



 Fさん、こんな事も思う。

 おそらく、“彼ら”は自分たちが間違っていないかどうか、検証する仕組みを作っていない。

 もしくは、あっても機能していない、と推察します。

 

 でなければ、あんな暴走を組織がするのは、実におかしい事です。


 今日のNHKスペシャルでも、原発のSR弁が、原発の格納容器内の圧力があがったら、うごけない設計で、設計ミスである事を当時だれも気が付かず、動くはずも無い弁をあけようと何時間も徒労していた事をやっていた。しかし東電サイドの報告書では、そんな説明はなく、全部津波のせいにしているとか。


 おかしい事は、おかしいと、言えることは、重要に思います。

 言えないと、とんでもない悲劇につながってしまう。


 「あなたが人々に与えた「衝撃」は尋常じゃないものだわ、そろそろ皆に謝罪してもいいんじゃない?」と言う権利が、確かにFさんには、あるように思う。


 教えがどうとか、そういう問題じゃない。

 人間の“質”の問題です。たぶん、質より量を優先させた結果、こんな酷い現状になったんでしょう。

 だから“数の暴力”も肯定できるんだと思う。“数の暴力=人間の質より数を優先”は矛盾なくイコールで結べる。


 でも屈する必要はありません。


 なぜなら君の心は誰のものでもなく、君のものだからです。

 数の力で他人から心を奪えると本気で思っている連中に負けないで欲しい。


 時々、僕を見に来てください。そう、君に伝えます。無駄とも思える努力の積み重ねの先に、意味のある何かがあると、僕は信じます。

 実際、過去のそうした努力があったからこそ、僕は真実に気づき、“彼ら”の総攻撃をかわす事に成功した。役に立たない人生は、あきらめない限り存在しないと、僕は信じます。


 君の人生には、すべて意味がある。そう、信じて、心に刻んで欲しい。

 そう、つよくつよく、君に伝えます。

 君の心が彩りを取り戻す日を信じて。


 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 僕は至らぬ人間ですが、精一杯の背伸びをして伝えます。

 いつか再会できる未来を信じて。

 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。


 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

 奇跡を信じて、君の心に運命を賭けます。

 がんばれ!まけるな!

 勇気を君に。

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〔7月19日〕Fさんへ。

 今日は本当は23日です。僕の記憶が正しければ?

 明日で、あの夏の日から21年になるのかな?東京脱出からもう4年もたつのだろうか?

 どっかで数字まちがえたかな…。僕はよく細かい数字を間違える。

 間違えていたらはずかしいけど、まあ、それはそれでたいした問題ではない。

 かなりの長い期間、会えていないという事実の前には、本当にたいした間違いではない。


 でも一応、後で数字を確認してみようと思う、小説内の時間軸を再確認すればすぐわかる事だ。

 しかし今は暇が無い。まもなく夜勤なので支度をしないといけないです。


 今日はこのまま夜勤で、たぶん、明日は昼ごろ仕事から解放されると思う。

 そのあと、隣町の原にある「ざぶーん」という大型入浴施設でサウナに入るつもりです。

 そのあと少なくとも午後3時か4時にサントムーンにいくと思う。買いたいものがあるから。

 あ、でも床屋にもいかないと。


 Fさんは、今、何をしていますか?

 君が君らしくい続けられていられるなら、何よりうれしいです。

 いつか、あの、例えようもない、まぶしい笑顔をもう一度見れる日がくるだろうか?


 君に勇気が宿る事を、遠くから祈っています。

 Fさんは、けっしてあきらめない。僕は信じています。

 がんばれ!

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〔7月20日〕Fさんへ。

 最近の僕の課題は、いかに仕事の時の気持ちと、プライベートの時の気持ちをうまくスイッチできるか?にある。

 いろいろ試した。ゲームではだめだ。終わった後むなしいだけで、単なる現実逃避にしかならない。

 その他いろいろやったけど、やっぱり、どうやら、面白い話を気が済むまで見る、というのが、一番気持ちの切り替えに有効らしい。「そうだよな、おもしろいってこういうことだよな」と感じられた瞬間、気持ちがどきどきしてくる。


 こういうどきどきは、ゲームでは得られない。

 わくわくする土台が、どこにあるのか?人それぞれだと思うけど、自分のそういう部分をちゃんと把握する、あるいは把握するよう心がけることは、重要なように感じる。


 Fさんが、わくわくする瞬間は、どんな時ですか?


 君は心を許すことが不器用な人だ。

 とても心配しています。


 こんな事も思う。

 相手は、君のそうした心の隙間を突こうとしてくる。


 なにか問いかけられたら?こう言い返せばいいと思う。

「必要なことは弁護士に話して、弁護士を通して用件に答えるのが、あるべき姿だから」と。


 負けないで欲しい、勇気を失わないで!がんばれ!!

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(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

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