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第33話 新・未来へと続く話その9

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)


〔11月26日(金)曜日〕①

 こんな事も思う、僕は昔から人から「自己紹介」というのをされたことがない。


 いつの記憶だろう…

 小学生の時の記憶だ。

 子ども会でクリスマスをやるというので、会場に行った。

 すると知り合いが1人もいない状態だ。

 最低でも1人ぐらい入るだろうと予想していたのでガッカリした。

 気を取り直して、適当にくつろいでいると。

 自己紹介もなく近寄ってくる子供たち。

 妙ににやついてて、上から目線だ。

 当時は気がつかなかったが、初対面でそれはどうかと、今でも思う。

 たしか当時相手に名前を聞いたはずだ。

 しかし誰一人まともに答えない…。

 そんな記憶たしかにある。


 なぜ、このニヤニヤした連中を“彼ら”と今感じるかというと。

 後日、英語塾で仲良くしていた友達に、僕が子ども会のクリスマスに行ったのを知っていると話されたからだ。

「なんで知ってるの?」

 と訊くと。

「知り合いからきいた」

 という。

「誰?知り合いって?」

 と訊くと、これが答えない。ごまかされた。そんな記憶がある。

 当時から、人脈が伸びていかなかったな…と急に思った。


 この友人は、以前書いた箱根の温泉に一緒にいった彼だ。

(その件がつよく、彼を“彼ら”と印象づける)

 こちらに帰ってきてから一度あった。

 が、今は会っていない。

 僕は賭けをした。

 彼は休みの日は暇だと言った、古くからの友人はほかにもう1人地元にいるくらいだともいっていた。

 それほど暇で、懐かしい友人が暇をもてあましているのだ、1度くらい声をかけるのが正しい友人関係だよなと。

 …今だ何の連絡もない。やっぱそうなのかな?仮に違うにしても、こんな関係ではもう2度と本音で喋れない。

 今年の正月も腹のさぐりあいみたいで嫌だった。焼肉を食べに行くが、開口一番こういう。

「まだ宮崎アニメ追いかけてるの?」

 強烈な違和感を感じた。

 彼には僕が宮崎アニメのファンというより、藤子不二夫の漫画の熱烈な支持者である姿の方が印象深いはずなのに…。

「まだ漫画描いてるの?」とか。

 そっちが先に口から出る言葉のはずだよな…と思った。仮に彼がこの小説の第1話の内容を知っているなら、話は別だが。

 仮にどちらだとしても、もうそっとしとこうとも考えている、彼を糾弾したところで何も獲るものはない。

 たぶん2度と本音を彼にさらす気になれないからだ。

 何らかの手段で彼はこの記述の内容を知るだろうか?

 だとしたら、こう伝えたい。ウソでもいいから、たまには連絡よこせと。小学校時代の関係を全部ウソとは正直思いたくないからだ。

 これを載せた後、仮に連絡があっても、僕は何食わぬ顔で、「久しぶり、どうしてた?」というはず。僕の性格を正しく理解している人間なら、それがウソでないと理解できるはずだ。君はどう感じますか?



 以前書いたかな…、近所に何かしらのご本尊らしきものを大切にしているらしいおばあさんがいた話。

 彼女は数軒さきに住み、古い木造一戸建ての向いにちいさな社を自費で建て、そこになにかしらのご本尊をまつっていたらしい。

 君は覚えているだろうか?僕の家の周辺の広大な空き地を。あの空き地の地主はそのおばあさんだったらしい。


 今その広大な空き地は分譲され、家がたくさん建っている。

 時々観察しているが、多くがそうである可能性は物凄く高い。


 うちの父は昔から“彼ら”が嫌いらしい。

 どういう経緯か詳しく聞かないが、なんだか、とにかく嫌っている。

 昔、勧誘でもされたのだろうか? どうなのだろう?

 ただ、うちの周辺の異常な多さを考えると、勧誘の輪が広がっていっただろう過去の様子が推測されて…。


 その経緯で僕が子供の頃から敵視されたのなら、子ども会の件といい、いろいろ符合する記憶がたくさんある。

 僕は子供の頃から、他人から自己紹介をうけた経験がない。これはおかしい事なのだろうか?それとも普通の事なのだろうか?

 君はどう感じますか?

(※そしてこういう弱気な事をかくと、翌日騒音が多くなっていたりする。たぶんだけど、もし自分ならそんな心境の時は死にたいはずだ!今こそ攻め時だ!とかアホな事考えているのだろうか?自分でいうのも何だけど、伊達に長年この環境で暮らしてない。その辺のヤワな神経の軟弱と一緒にしないでほしい、そういつも思う、Fさんはどう思う?)


〔11月26日(金)曜日〕②

 もし、君が「その活動」をやめたとしたら?

 なにかポッカリ穴が開いたように感じて、形容できない感覚を感じるかもしれない。

 長年行ってきた“それ”は善悪の是非はともかく、急に生活から消し去るのはなかなか難しいのかもしれない。


 やはり時間がかかるのかな?


 何かで急激に穴埋めしようとすると、たぶん上手くいかない。

 自分で答えをだすしかない。

 そういう事柄かもしれない…。断言はしない、なぜならこの手の問題に絶対の正解は存在しないからだ。



 僕には漫画がある…、しかし君は…

 解決のキーワードは君の中にある。

 ただ、こうも思う。

 以前電車が好きだったのは、やはり自分を知らない世界へ連れて行ってくれるものだったからだろうか?「知らない世界=解放」が心のキーワードなのかな…。どうなのだろう…

(※こんな事も思う。カトリックの神父には完全な守秘義務があり、懺悔室で聞いた事は絶対外に漏らさないらしい。もし、なにか吐き出したいときは…、何が役に立つかわからないので、一応書きました)



 前にも書いたけど、僕の世界は本と映画で出来た薄っぺらいものだ。

 それでも僕自身が風に吹き飛ばされる事無く、がっちりと立っていられるのは君との想い出が、支えとなっているからだ。

 そんな僕に提案できる事には限界がある…

 それでも、いろいろ書いてみようと思う。

 何が役に立つのかわからないので。



 ポッカリ空いた何かがある場合、ある人は仕事に打ち込むことで、乗り越えるのかもしれないし、ある人はボランティア。またある人はスポーツなんてこともあるかもしれない。あ、でもパチンコとかのギャンブルはだめだよ、あれは身を滅ぼす。

 

 もし、ただただ癒されたいと感じるなら、映画「アース」がおすすめ。ただただ綺麗な大自然が延々と描かれたドキュメンタリーの傑作です。「皇帝ペンギン」とか「グランブルー」なんかもいいかも。レンタルDVD屋にあるので、気になったら店員さんに聞いてみてください。もしタイトルがよくわからないなら「自然環境のドキュメンタリーでなにかお勧めのものありますか?」と訊けば店員さんが適当にみつくろってくれます。



 ただ無心になりたい…そう感じるなら資格試験の勉強がおすすめです。わりと忙しくなる。無心になれて、資格もとれて一石二鳥です。でも正規の口座は結構な金額がする。お試しでやるなら、ブックオフなんかにおいてある中古の資格試験本を無心で読むのもいいかもしれない…。へたな座禅より効果あるかも。


 なにか立ち直りたいと感じているなら、「赤毛のアン」を読むのがお勧めです。アン・シャーリーの不幸人生を追体験するのも悪くない。育ての親になるマリラとマシューの老兄弟の愛想ゼロの素朴さに共感できたら楽しめます。


 あとこれは聞きかじり、「アルケミスト」という本が女性の間で話題になっていたのを記憶している。

 本屋時代、何冊も客注品として取り寄せた。こういう売れ方をする本は大概本当にいい本の可能性が高い。聞いた話ではかなり感動するらしい。


 君は気持ちを切り替えるとき、髪型を変えたりしていた…。

 思い切って新しいファッションに挑戦するのもいいかもしれない。

 新境地が開けるかもしれない。

 僕はセンスはないけど、アメカジが好きです。

 

 最近は「カメラ女子」といってカメラ片手にあちこち出向く女性が多いと聞く。

 何かテーマを決めて、撮影しまくるというのも、いいかもしれない。その日の気分で散歩~遠出までいろいろできる。


 もし、今都内にすんでいるなら。美術館・博物館めぐりはおすすめです。

 よく判らなければ、とりあえず上野公園に行けばいい。美術館も博物館もあり、常設展示のほかにも、特別展を毎回開催している。動物園もあったね、あそこ。



 僕は池袋の東武デパートの上のほうにある飲食街にあった「つばめグリル」という店の「ハンブルグステーキ」が好物でした。このお店は銀座に本店のあるまじめなお店で、値段の割りにおいしい料理を出すお気に入りの場所です。こういうお気に入りの場所で食事をし、ドリンクを飲みながら小一時間くらい読書するのが好きでした。あまり頻繁には行かなかったけど、ちょっと贅沢な気分が味わいたい時行っていました。




〔11月26日(金)曜日〕③

 …でも今にして思うと、本屋で働いていた仲間に、その日仕入れた話や、個人的な考えを披露するのが一番楽しかったかもしれない。特に手ごたえある聞き手の話す時は楽しかったし、なかなか興味を示さない相手や、高い壁を築く人を攻略するのも楽しかった。

 最近は人と話してない…

 これほど長い期間人と会話してないのはものすごく久しぶりです。

 でも何故か平気です。真実に気がついたせいかもしれません。


 君は何か人の役に立ちたいと思うのかもしれない、まじめな人だ。

 そうした事がないと空しさを感じるのだろうか?

 “彼ら”は君のそういう人に尽くす優しさを利用してくる。


 “彼ら”の「例のあの行動」は、多くの人には「(そうとう)つらい」もののはず。

 何しろ意味無く人をおとしめているのだ、倫理観があればそうとうなプレッシャーになる。

 心身クタクタのはずだ。でも心身クタクタになる甲斐あって(“彼ら”の「例のあの行動」が)「つらい」が故、日常の些細な事も幸せに感じられるようになる。それが「あの行動の意味(価値)」の真髄なのだろうか?人間「つらい事」をたくさんさせられると、些細な事も「幸せ」に感じると思う。


 そうした「たくさん辛い事(=彼ら(という現象)の行動)」をするほど、より些細な日常に幸せを感じられるのだろう。

 そうして感覚が麻痺していき「殺人」も「肯定」できるくらいになるのかもしれない。

 そのうち「それ」がないと幸せを感じられなくなり、生きていけなくなるのかもしれない。

 そして最悪な事に、愛する子供にまでそうした下劣な行為を勧められる異常な心理状態(=現象)になるのだ。


 君もそうした「つらい事」たくさんさせられて、日常の幸せを「より」幸せに感じさせるよう洗脳されたのだろうか…

 君はどう思う?上記のようなものは、ワザと不治の病にかかる事で、命の大切さを学ぶのに似ている。


 正常な感覚であれば、おかしいと思うはずだ。

 それにそれらは命に対する冒涜であり、本当にその病で苦しんでいる人らへの侮辱になる。



 「目」は見開いて、前をみなければいけないのだと、強く君に届けます。

 

 「つらい事」をたくさんすると幸せが大事に感じるのは事実。でも、

 「つらい事」とは、本来は「試練」のはず。

 犯罪=試練ではない。暗示にかかると、気がつかなくなるのだと思う。


 “彼ら”の世界も閉鎖的だ、新しい風が入らない構造をしている。

 “彼ら”は新興宗教のように「専用の服を作ったり、特異なオブジェを掲げたり」しない。

 “彼ら”の場合はそれが“ない”かわりに「例のあの行動」があるのだと思う。


 「例のあの行動」を通じてメンバーが一体感を持つのだ。その一体感が自分が騙されているという意識を麻痺させてゆく…

 そうでなければ、悪人でもない人が「殺人」も「肯定」できるくらい一生懸命になれる道理がない。

 普通の人間の理性をここまで麻痺させるとは異常です。

 誰が考えたのが実に巧妙で優れています。効果的に人の人生を、ダメにする。


 どこかの誰かの「快楽」の尖兵になっている事実に気がついてはいけないという強力な暗示に皆がかかっている。


 その事実を認めたくなくなるほどに蝕むまで。

 「外」からの「風」が入らないので、内部の空気はよどみ続けたままだから、そうなるのだと思う。

 

 “彼らという「現象」”に彼らも自分を「見失って」いる。

 そして「見失ったもの」を継承しようとするから、歪みが発生する…。

 身についてもいない“徳”を伝授するという歪み。

 身についていない人から“徳”を学ぶという苦しみ。

 身についていない人から学んだものを、さらに後輩に伝授していったらどうなるのか?

 世代が下るにつれ、何がどうなるのか…

 そういう「現象」君のまわりにもあるのだろうか?


 こんな事を思い出す。

 フジテレビの創業者は、なんのツテもコネもなく、財界に食い込んだ人物だ。

 最初は宴会屋というポジションで人脈を築いたらしい。

 宴席をセッティングして盛り上げ役に徹する人物だ。

 一見太鼓もちのように見えるが、実は大変な役割で、なかなかできるものではない。

 生涯宴会屋という人もいるらしく、地位以上の権力を行使できるらしい。

 

 しかし、フジテレビの創業者はいつまでもそれではいけないと思ったらしく、あたらな活路を見出した。


 それが、組合屋と呼ばれる労働組合運動対策に通じた人物というポジションだ。

 高度経済成長期、労働運動は共産主義に繋がるとしてもっとも警戒されていた。

 日本で共産主義政権を誕生させないためにも、財界・政界が、おおくのエネルギーを費やしてその対策にあたった。

 しかし、労働者の権利は憲法で保障されていて、おいそれと禁止できない。

 多少、あらっぽい人物に、法律ギリギリの対策を講じて欲しいという社会のニーズが生まれた。

 何か問題があったら切り捨てればいい、そういう仕事をすすんで引き受ける者はいないだろうか?


 その役を買って出たのが、フジテレビの創業者だったわけだ。

 かれは組合屋としてメキメキ頭角をあらわし、宴会屋時代よりも多くの人脈を築き、財界への影響力を強化した。


 彼自身は、民主主義者という訳ではない。単に共産主義撲滅運動を利用してのし上がりたいだけだった。

 彼は全ての労働争議は、1つの組織を頂点に動いていると決め付け、そのつもりで対策を講じた。

 だから、自分の会社のフジテレビに労働組合ができた時は烈火のごとく怒り、組合の責任者を呼びつけた。

 別に誰も糸をひいてなく、単に独立した運動としてはじまったフジテレビの労働組合なのだが、彼は誰かが糸を引いているに違いないと決め付けて、責任者を糾弾した。



 …そちらの世界にもこういう人いるのだろうか?

 単にのし上がりたいだけの理由で「その運動」にのめり込む人が。

 それ自体はその人の選択した生き方だ。周りの人にかける迷惑もその人の選択であり、個性でもある。


 でもそうした“個性”をむりやり後継者に引き継がせるのは、何かまちがっている。

 これは、教えが間違っているとか、そういう問題ではない。

 個性をむりやり継承させる事と、教えを正しく伝えることが、同じではないという事実に気がつかない事が問題なのだ。


 そんな物のために、君の気持ちが捻じ曲げられるのは間違っている。

 そんな現実がない事を、祈らざるをえない気持ちです。


 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっているようです、

 手が出せば届くような単純なものではない。

 単純であると吹聴する人間はなにも理解していないのに、した“ふり”をしているだけです。

 Fさん、そんな連中の説教など跳ね除けて!

 君の周りの人に伝えてください。

 「わかろうとしないのは目の前しか見ていないからよ」と。

 「教えが正しいとか間違ってるとか、そういう問題じゃないのよ!」と。

 「それもの凄い犯罪なのよ!わたしそれに気づいたの、もう戻れないわ」と。

 彼らの放つ理想だけでは、世の中は良くならないと、わからないはずないのです。


 これは人としての“質”がどうなのか?という問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。

 “質”が問われているのです。そう伝えてください。


 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。

 君は自分で思っている以上に強い人です。


 とにかく、今は、君は自分の心を大切にしていいと思う。

 自分の心を、自分の色で染め上げるには時間がかかると思います。

 その時間、大切にかみしめて、君が一歩一歩あゆむ姿を想像するのは好きです。


 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 

 「皆」が邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。

 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう?


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


 

「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、

 誰も責任取ってはくれないよ!

 老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。

 もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」


 と言う資格が試練を乗り越えた君には間違いなくある。

 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!


 信心ではなく、「信念」が大切だと、君に送ります…。

 僕の信念は君から貰った物です。

 それは、この世に気持ちが通じ合うという事は確かに存在するという事実。

 そして、それが故、話せばいつか必ず人と人は通じ合えるという想いです。

 18年前、君からもらったこの大切な想いが、今、僕の信念になっている。

 君の中で、信心よりも「信念」が大事に思える日がくるだろうか…

 そんなイメージ君に送りたい。



 1人でもいい、彼女の味方になってください。

 お願いします。



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〔11月26日(金)曜日〕番外

 昨日書いた子供のときクリスマス会の記憶…。

 こんな風に記憶している。

 僕がいることで周囲がざわついてる。

 何でいるの?とこちらをさし大人に聞く見知らぬ子供…

 知り合いゼロなのだから、当然僕ではない誰かの事を言っているのだろうとその時は思った。


 今思うと、あの会は“彼ら”の会だったのだろうか?

「何でいるの」

 と誰か見知らぬ子供に聞かれた。

「クリスマス会だから」

 と答えると

「だから、なんでいるの?」

 と繰り返される。

 当時母親が誘われて、会の準備をしていて、その関係で連れてこられた僕だった。

 母親も僕も、当然「子ども会」の集まりと認識していたが、今思うと違うのかもしれない。

 子ども会の行事には過去なんども参加したが、大概メンツは決まっていた。

 なのにその会に限り、顔見知りがゼロなのだ。


「子ども会のクリスマス会じゃないの?」

 と聞くが、納得しない様子の見しらぬ連中。

 その後、そいつらは大人に何かしらを確認し、何かしらの共通認識を得たようで、騒がなくなった。

 しかし、仲良くする気はゼロらしく。こちらから声をかけても無視だったと思う。


 印象的なのはその会でケーキを切るおじさんの言動だ。

 そのおじさんは、僕の目の前にあるホールケーキに包丁を入れるのだが、

 その危なっかしい手つきが怖くて「ぼく先端恐怖症なんです」と訴えた。

(※これは本当に恐怖症なのではない、単に子供ながらにその言葉を使ってみたかっただけなのだ。)

 普通こういう場で大人は子供にやさしい…、そう思っていた僕はびっくりする事になる。

 そのおじさんは、低い声で、こちらを睨んで言った。

「そういうの臆病っていうんだ」と。

 なんだか違和感があってよく覚えている。たんにあのおじさんの個性が変なのか?違う理由があるのか?ともかく印象的だ。


 その後僕は気持ち悪くなり、会を途中できりあげて帰宅した。

 気のせいかとも最初は感じたが、自宅で熱を測ると本当に高熱があり、まる1日ちかく寝込んでしまった。せっかくの休日をつぶしてしまい、あんな会行くんじゃなかったと思った。


 そのクリスマス会で僕は木製のワッペンをもらった。タモリのイラストのもので、裏はクリップでとめるタイプだ。時に意味は無かったが、自転車のカゴにつけていた。

 かなり時間がたってから、見知らぬ子供に呼び止められる、顔に覚えはないが、どうも話をきいていると、あの時のクリスマス会の参加者のようだ。呼び止められた理由は、僕がそのワッペンを持っているのはけしからん、はずせ、という趣旨だ。


 ここからは仮説。

 もし、あの会が“彼ら”の会だと仮定するなら、その会で配られたものを部外者の僕が持つ事は、彼らの理屈で言えば犯罪以外の何ものでもないという事になると、勝手ながら推測させてもらう。どうだろう…、Fさんはどう思う?

 その後、その見知らぬ連中数人対僕の論戦になり、いつものように完全に論破した記憶がある。

 で、ひと段落してから、僕は疑問をぶつけた。あの会は何だったのか?と。

 自分は2丁目子供会だ、君らはどこの子なの?と。

 しかし、答えない。要領を得ず、困惑した。そうこうしているうち向こうは撤退を選択した。


 見知らぬ人物に初対面でない対応をされるのは子供の頃から頻繁にあった。

 人間関係の構築法を学ぶ時期に、かなりハンデがあったのだろうか?

(※そしてこういう弱気な事をかくと、翌日騒音が多くなっていたりする。たぶんだけど、もし自分ならそんな心境の時は死にたいはずだ!今こそ攻め時だ!とかアホな事考えているのだろうか?自分でいうのも何だけど、伊達に長年この環境で暮らしてない。その辺のヤワな神経の軟弱と一緒にしないでほしい、そういつも思う、Fさんはどう思う?)


 もうすぐ勤労感謝の日がやってくる…

 去年の記述を振り返ると、この日急に外が静かになるとある。

 たしかこの後だったか、東京へ行ったら、様相ががらりと変り、あの何万とも感じる攻撃をうけなかった。

 目の前を突っ切って横切る人もいないし、カツカツと同じ音であるく集団もいない。

 なにが当時あったのかは。


 まあさておき…


 肝心なのは、当時の今頃は、物凄かったということだ。

 今はたいした事ない。

 窓から現状をみると、去年と大違いだなとつくづく思う。

 

 これが、僕が自分の正当性を主張し続けた成果なのか?

 または君が何かしらしてくれたおかげなのか?

 運命はまだ繋がっているのか?

 答えはいつかわかるのだろうか?

 いつか君が僕に自分の気持ちをぶつけに来る日を願っています。


 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっているようです、

 手が出せば届くような単純なものではない。

 単純であると吹聴する人間はなにも理解していないのに、した“ふり”をしているだけです。

 Fさん、そんな連中の説教など跳ね除けて!

 君の周りの人に伝えてください。

 「わかろうとしないのは目の前しか見ていないからよ」と。

 「教えが正しいとか間違ってるとか、そういう問題じゃないのよ!」と。

 「それもの凄い犯罪なのよ!わたしそれに気づいたの、もう戻れないわ」と。

 彼らの放つ理想だけでは、世の中は良くならないと、わからないはずないのです。


 これは人としての“質”がどうなのか?という問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。

 “質”が問われているのです。そう伝えてください。


 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。

 君は自分で思っている以上に強い人です。


 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 僕は至らぬ人間ですが、精一杯の背伸びをして伝えます。

 君の事が心配だからです。詳しくは21話参照してください。


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。


 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!



「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコだ!気を付けて!



 彼らは信心すれば病気も治ると勧誘することもあると聞く。

 クリスマス会でケーキを食べた後、急に体調を悪くした僕と関係はないと信じています。

 …でも僕はめったに病気をしない。あれは非常にまれな出来事として記憶に残っている。

 Fさんはどう思う?偶然だったのかな…

 まあ、なんにしても、お互い食べ物には気をつけましょう。

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〔11月27日(土)曜日〕①

 彼らは君に必要以上の“猜疑心さいぎしん”を植えつけた。


 猜疑心そのものは否定しない。人の防衛本能だ。むしろ無いのは問題だ。

 しかし必要以上にもつのもおかしい。僕はそう感じる。

 ある程度の“のんきさ”も重要なのです。


 心を解きほぐして。


〔11月27日(土)曜日〕②

 これも一応書いておきます、何が役に立つのかわからないので。

 仮にものすごく偉い人に呼び出されても、相手の指定した場所に出向いてはいけません。

 交渉の基本ルールでも書いたけど「空間」というのは、ものすごく人の感性を支配する。

 間違っても、相手の優位な場所(=「空間」)に行ってはいけません。高い確率で洗脳されてしまう。


 あと同じような理由で「本部」に仮に呼ばれても、行かない方が絶対にいいです。


 …もし「呼んでも来ないから来たんだ」と自宅に押しかけられたら?

 その強引な様子を動画で記録するのがお勧めです。

 仮に警察を呼んだとしても、証拠がないと水掛論になってしまう。“彼ら”は水掛論大好きだし…。


〔11月27日(土)曜日〕③

 日本の国家予算…、君はこういうのあまり興味ないかもしれないけど、まあ聞いて。

 ヤフーでこんなニュースを見つけた。


(以下転載)

 英エコノミスト「未知の領域に踏み込む日本」

 読売新聞 11月21日(日)3時4分配信


 20日発売の英誌エコノミスト(本紙特約)は「未知の領域に踏み込む日本」と題した日本特集を掲載した。

 少子高齢化が、日本経済の再活性化やデフレ脱却の大きな障害になっており、日本はこの問題に最優先で取り組む必要があると警告した。

 同誌の本格的な日本特集は、「日はまた昇る」と日本経済の再生に明るい見通しを示した2005年以来だ。


 対照的に今回は、若者が新卒で就職できないと一生厳しい状況が続く「一発勝負」の雇用の現状や、企業に残る階層構造など解決すべき課題は山積していると指摘した。その上、日本の「穏やかな衰退」を食い止めるには生産性の向上やの活用など「文化的なが必要」と結論付けた。


(転載おわり)


 …これから日本は「未知」の領域に突入する。

 過去と同じやり方が永久に続く世界は終了したと思っていいと思う。


 こんなニュースを見た。

 日本の農業団体が、韓国の農業団体を招いて、農家の近代化についてレクチャーをうけたというものだ。韓国は早くからTPP(=環太平洋連携協定)に熱心だったので、韓国の農家は早い段階から自力で力をつける必要に迫られていた。そんな背景もあり、農家の会社化等の“近代化”では、韓国農業界の方が日本より進んでいるのだ。それを素直に認めて学ぶ人達が日本の農家にもいて、今回韓国から人を招いて勉強会となったようだ。

 正直に思う、街頭でTPP反対デモするよりは、こういう勉強会のほうが、たぶん役に立つ。


 時代は変り、動いていると感じられると思う。

 古い秩序がいつまでも続くわけではないのです。


 先ほどの英国雑誌の記事の最後にこんな文がある。

「日本の「穏やかな衰退」を食い止めるには生産性の向上やの活用など「文化的なが必要」と結論付けた。」


 彼らの言う革命と、上記の文化的革命が同義で無い事は明確だ。

 そして、彼らの革命では日本は救えない事も、事実だ。

 信心だけで日本が救われる(経済が解決する)という考えはナンセンスだ。


 その考えは時代が移り変ろうとするとき、国家の足かせとなる抵抗勢力になりかねない。

 たぶん自分たちが国家衰退の足かせになるという事実を飲み込めない人達がたくさんいると思う。

 普段から見下していた連中と同義になるとは考えたくも無いし、耐えられない、自分たちは正義だ!と主張するだろう。でも、何を根拠にそういうのか、明確に言える人は皆無だと思う。みな何となく自分は正しいと長年子供の頃から“暗示”をかけられているので、この暗示を否定できないのだ。それが故、歪みが生じ、国をも蝕む。

 

 その子供の頃からかけられた“暗示”とは何か?

 もちろんこれだ。


 “彼ら”の「例のあの行動」は、多くの人には「(そうとう)つらい」もののはず。

 何しろ意味無く人をおとしめているのだ、倫理観があればそうとうなプレッシャーになる。

 心身クタクタのはずだ。でも心身クタクタになる甲斐あって(“彼ら”の「例のあの行動」が)「つらい」が故、日常の些細な事も幸せに感じられるようになる。それが彼らの「行動の意味(価値)」の真髄なのだろうか?人間「つらい事」をたくさんさせられると、些細な事も「幸せ」に感じると思う。


 そうした「たくさん辛い事(=彼ら的行動)」をするほど、より些細な日常に幸せを感じられるのだろう。

 そうして感覚が麻痺していき「殺人」も「肯定」できるくらいになるのかもしれない。

 そのうち「それ」がないと幸せを感じられなくなり、生きていけなくなるのかもしれない。

 そして最悪な事に、愛する子供にまでそうした下劣な行為を勧められる異常な心理状態になるのだ。


 君もそうした「つらい事」たくさんさせられて、日常の幸せを「より」幸せに感じさせるよう洗脳されたのだろうか…

 君はどう思う?上記のようなものは、ワザと不治の病にかかる事で、命の大切さを学ぶのに似ている。


 正常な感覚であれば、おかしいと思うはずだ。

 それにそれらは命に対する冒涜であり、本当にその病で苦しんでいる人らへの侮辱になる。



 「目」は見開いて、前をみなければいけないのだと、強く君に届けます。

 

 「つらい事」をたくさんすると幸せが大事に感じるのは事実。でも、

 「つらい事」とは、本来は「試練」のはず。

 犯罪=試練ではない。暗示にかかると、気がつかなくなるのだと思う。


 “彼ら”の世界も閉鎖的だ、新しい風が入らない構造をしている。

 “彼ら”は新興宗教のように「専用の服を作ったり、特異なオブジェを掲げたり」しない。

 “彼ら”の場合はそれが“ない”かわりに「例のあの行動」があるのだと思う。


 「例のあの行動」を通じてメンバーが一体感を持つのだ。その一体感が自分が騙されているという意識を麻痺させてゆく…

 

 そうでなければ、悪人でもない人が「殺人」も「肯定」できるくらい一生懸命になれる道理がない。

 普通の人間の理性をここまで麻痺させるとは異常です。

 誰が考えたのが実に巧妙で優れています。効果的に人の人生を、ダメにする。

 どこかの誰かの「快楽」の尖兵になっている事実に気がついてはいけないという強力な暗示に皆がかかっている。

 その事実を認めたくなくなるほどに蝕むまで。

 「外」からの「風」が入らないので、内部の空気はよどみ続けたままだから、そうなるのだと思う。


“彼らという「現象」”に彼らも自分を「見失って」いる。

 そして「見失ったもの」を継承しようとするから、歪みが発生する…。

 身についてもいない“徳”を伝授するという歪み。

 身についていない人から“徳”を学ぶという苦しみ。

 身についていない人から学んだものを、さらに後輩に伝授していったらどうなるのか?

 世代が下るにつれ、何がどうなるのか…

 そういう「現象」君のまわりにもあるのだろうか?




 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっているようです、

 手が出せば届くような単純なものではない。

 単純であると吹聴する人間はなにも理解していないのに、した“ふり”をしているだけです。

 Fさん、そんな連中の説教など跳ね除けて!

 君の周りの人に伝えてください。

 「わかろうとしないのは目の前しか見ていないからよ」と。

 「教えが正しいとか間違ってるとか、そういう問題じゃないのよ!」と。

 「それもの凄い犯罪なのよ!わたしそれに気づいたの、もう戻れないわ」と。

 彼らの放つ理想だけでは、世の中は良くならないと、わからないはずないのです。


 これは人としての“質”がどうなのか?という問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。

 “質”が問われているのです。そう伝えてください。


 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。

 君は自分で思っている以上に強い人です。

 君が全てを背負い込む必要はまったくありません。

 君の中にある「ただしい心」に僕は賭けています。


君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 

 「皆」が邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。

 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう?


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


 

「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、

 誰も責任取ってはくれないよ!

 老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。

 もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」


 と言う資格が試練を乗り越えた君には間違いなくある。

 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!


 信心ではなく、「信念」を君に送ります…。

 僕の信念は君から貰った物です。

 それは、この世に気持ちが通じ合うという事は確かに存在するという事実。

 そして、それが故、話せばいつか必ず人と人は通じ合えるという想いです。

 18年前、君からもらったこの大切な想いが、今、僕の信念になっている。

 君の中で、信心よりも「信念」が大事に思える日がくるだろうか…

 そんなイメージ君に送りたい。

 

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〔11月28日(日)曜日〕 

 君はかならず、何かしらのケジメをつけに、僕の前に現れる。

 そう、信じています。



 昔、深夜に宮川賢みやかわまさるという人のラジオがやっていた。

 本業は劇団主催者だが、ラジオパーソナリティーとしてのキャリアも長い人らしい。

 その昔、聞いていた深夜放送は、TBSラジオのもので、普段は下品な話題がメインの司会者に、彼ならではの演出で社会問題や、とんがったニュースを紹介するという一風変った番組だった。(TBSラジオはテレビと違って、非常に「攻めの」報道姿勢を持っていて好感があります。)

 この宮川賢みやかわまさるさんは、非常に“特異”なキャラクターの人物で、普通の人が口にしたらひんしゅくを買うような言葉も、嫌味を感じさせずに発せる人物だ。(同義ではないが、似た系等の人物には古田新太ふるたあらたや、パパイヤ鈴木などがあると個人的に思う。)


 この人の最大の口癖はかなりひんしゅくを買う系等の言葉だ。


 しかし、まったく嫌味を感じずにこの人は発せる。


 頻繁にこの人が使う所為もあって、一時期口癖として移ってしまった事がある。


 しかし、僕が使うとかなりひんしゅくを買うなと気づいて、すぐにやめた事がある。


 しかし、その言葉を使っていてわかった事だけど、本意でなくとも、使ってみると、ストレスが消える事実があるなと感じた。

 ある程度信頼関係のある人との会話にしか使えない言葉でもある。

 注意点は暗く言ってはダメで、明るく、愛着と親愛の情をこめて言うところがポイントだ。

 その言葉とは「死んじゃえばいいのに」だ。


 宮川賢みやかわまさるさんを真似て一時期つかったが、やはり上手くできずにやめてしまった言葉だ。




 その後この言葉を使わないでいたのだが…

 ある日、4ヶ月かけて完成させた漫画を出版社に持ち込んだ。

 持込の前日はまったく眠れなかった。一睡もできない、食事も喉を通らない。

 しかし、自分でもこれが満足いくものではない事はわかっていた。

 が、故に、猛烈に苦しくもなる。しかし、いい部分もある作品だから、持ち込みの際、次につなげるヒントくらい得られるかもしれない。と自分を奮い立たせて望んだ。

 途中の地下鉄でも頭のなかがぐちゃぐちゃになる。ああすればよかった、こうすればよかったと、後悔と希望がぐるぐるめぐる。しかし、何かしらのケジメをつけなければ、先にも後にも進む事はできないので、何が何でもプロに完成した漫画を見てもらわないわけにはいかなかった。

 いい評価の時もある、いまいちの時もある、最悪の時もある…。その日は最悪だった。


 過去4ヶ月がすべてパーになった瞬間で、まあありていに言えば死にたくなる。


 しかし、死んだら漫画が描けなくなるので、本末転倒だった。

(この頃は、もし仮に漫画でデビューできたら、本名で発表しようと思っていた、もしかしたら何処かで君が気づくかもしれないというわずかな希望もあった、死んだら、そんなささやかな夢すら否定する事になる。ありえなかった)

 しかし、強烈に襲い掛かってくる自己否定の感情。

 ひきこもりたい気分にもなるが、日々の暮らしのための仕事もあるし、炊事、洗濯、といった雑務もある。

 それに次回作も描かないといけない。

 次回作?

 無茶な話だった、今回の作品の延長線上の作品を書いても無駄なのだ。

 用意してあった次回作の準備もむなしく見える。


 それでも、前に進まないといけない。自分を奮い立たせる。もう一度自分を信じてみようと何度も言い聞かせる。

 その度に襲ってくる強烈な自己嫌悪。君との想い出が支えてはくれるが、長期的に見て、次の作品が描けない事実が重くのしかかる。


 何日も何日もそうした状態がぐじゃぐじゃとつづき、ある日あのフレーズが頭をよぎる。

 


 宮川賢みやかわまさるさんの“例”のフレーズだ。

 ふざけて、おどけて、楽しげに残酷な事を言うあのフレーズ。

 ためしに口にしてみた。なんども口にしてみた、口にするほどに楽になる感覚があったのは事実だ。


 特にポイントは宮川賢みやかわまさるさんはこのフレーズを「本気」で言っていない点だ。

 そのイメージで、ふざけて、おどけて、口にしてみる。すっきりするとまではいかないが、ぐじゃぐじゃの頭の整理がつく感覚はある。


 そして原点回帰して、建て直し、またあたらしい作品を描けるようになるのだ。

(ホントはこんな単純じゃない、もっといろいろあるけど…)

 

 現在はこう自己分析している。

 僕の作品は皆“むずかしい”ものばかりで読者を置いてけぼりにしてしまう。

 この欠点を直そうとあれこれやるが故、最大の長所を殺してしまうのだ。自分の手で。

 何が何でもデビューするという焦りがそうさせたのかもしれない。

 今は、東京をはなれて、当時と少し温度差がある。そんな今、自分を見つめ直して、こう結論つけた。

 「むずかしいと言われるなら、もう誰にもマネできないくらいの“むずかしい”作品に挑戦しよう」と。

 製作過程で学んだニュースのネタなどは、雑学として普通に使えるし、最終的に漫画に使うんだという目的意識があれば、いろんな話題に興味ももてる。それらが最終的にどう役に立つかは不明だが、モチベーションを持ち続けられる生き方である事実は否定できない。

 運がよければ漫画家になれるし、運がなくても、いろいろ雑多な事にくわしくなれる。その知識は旅行の際にも役に立つし、旅行以外にもいろいろ役に立つ場面がくる可能性もなくはない。現にこの小説を書くのに役にたっている。 



 別に「死んじゃえばいいのに」というフレーズを口にしたから、こうした結論に最終的に達した訳ではない。

 しかし、そのフレーズを口にしたことで、ぐちゃぐちゃになった思考回路を立ち直らせる事ができたのも事実だ。


 頭が、混乱した時は、なによりも理性を取り戻すことがなによりも重要なのです。

 君にうまく伝わっただろうか?

 これは、以前この小説でも説明した適応規制の1例です。

 「脳」が混乱した時は、一時的に感情の発露先を設定して、爆発させた方が、早く理性が復帰する事例です。

 もちろん感情の発露先は、本当の諸悪の根源ではないのですが、混乱した脳が、感情の発露先としてふさわしいと認識できるなら、それで充分なのです。さんざん悪態をぶつけて、すっきりしてから、「あれは冷静に考えれば言いがかりだよな」と思えるレベルまで理性が回復するのを待つのです。この一連の流れを自分でコントロールできたら、1人でも心を立て直せます。

(人間関係を考慮するなら、本人に直接悪意をぶつけるのは避けた方がいいです。陰でぶつけましょう。…しかし“彼ら”の文化では、本人に直接悪意をぶつけるのを“是”としている。実に社会的問題行動です。Fさん、これが正しいと感じられる君を取り戻して欲しい)


 心眼が君の心とともにある事を忘れないでください。人はだれでも心眼をもっている、けど普段使わないから意識できないだけだ。

 イメージとは心の支配者です。否定せず、かといって全面的に肯定もせず。上手につきあえるパートナーとして認識しましょう。心の中のイメージはもう1人の君なのです。邪険に扱わないであげてください。


 適応規制のイメージ、うまく伝えられただろうか?心配しています。


 僕も眠れないほどのストレスを感じた事はある。今の君は大丈夫だろうか?

 僕の感じた漫画なんてレベルでない心労が生じている可能性もある。

 もし、眠れなかったら、お風呂に入る事をお勧めします。

 睡眠にもっとも入りやすい状態とは、「体温が」下がる時です。

 風呂で体を芯から暖めて、リラックスした状態で布団に入れば、元から上がっていた体の温度が下がるだけなので、寝入りやすいです。

 仮に眠れない、意識がある。という状態でも。体はリラックスできるので、疲れはある程度とれると思います。


 乗り越えて欲しい。

 君は自分で思っている以上に強い人です。

 頑張れ!

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〔11月29日(月)曜日〕

 君はかならず、何かしらのケジメをつけに、僕の前に現れる。

 そう、信じています。



 こんな事があった。

 今、僕の元にボロボロの「ICレコーダー」がある。

 「ICレコーダー」というものが世に登場したばかりの頃買った初期のモデルだ。

 今でも使っている。

 主な使用用途はラオの録音だ。何時間も録れて、タイマーもついてるし、気に入ったらPCに落とせる。

 昔はカセットテープだったから、便利さでは雲泥の差だ。


 君と一緒にいた時代から、僕はラジオ好きだった…。

 トロンボーンもう1人の彼も、僕の影響でラジオを聴いていた。知っていたかな?

 君にこの手の話をしたっけ?どうだったかな…、君の記憶ではどうなっていますか?


 東京に行ってもラジオ好きはかわらず、ICレコーダーの発売は待望の商品到来だった。

 アイポッドなどまだ無い時代だ。

 今にして思えば、このICレコーダーの音楽再生機能特化モデルがアイポッドだよなーと思う。

 その事実に当時SONYは気がつかず大損した事になる。

 昔は、欧米が発明したものを、日本が洗練させてヒットを飛ばす構図だったが、その逆の状態だ。

 世の中は常に変化して動いているとう事なのだろうか?


 東京である日、腕時計が壊れた。

 なんだかいまいち調子がわるい。

 原因不明だ。

 この時計は高校時代、君と一緒にいた頃からしていたものだ。君も見ているはず。覚えているかな?

 …こいつが誤作動をおこす。しばらく放っておいたら電池がきれた。

 棄てるのも忍びない、それなりに高価だし、想い出もある。

 そこで、そのまま放置して、そのかわりICレコーダーを時計代わりにした。

 昔、ケータイを持っていた時期もあったが、その頃には使わないようになっていたので、時計がわるになる身近なものはそれしかなかったからだ。

 それにどの道屋外で録音したラジオ番組をきくのにいつも持ち歩いていたから、特段不便を感じなかった。


 そんな訳で、長年持ち歩いた。

 おかげで必要以上にボロボロだ。

 今はちゃんとした時計を買ったので、あまり持ち出したりはしていない。壊れたら困るし。結構高い品物だ。


 ある日、本屋時代の事だけど、どうしてICレコーダーを持ち歩いているのか?という話題になった。

 店頭で、ちょっとした仕事の隙が出来た時のことだ。

 何気ない雑談だった。

 僕は少し冗談めかしてこう言った。

「これ持ってれば、いつ誰にからまれても録音できるでしょ?いざと言う時有利になれる」

 ほんの冗談だ。しかし、いざと言う時たしかにそういう使い方が出来るのも事実だ。


 この話は“彼ら”の攻撃が始まる何ヶ月も前に、お店での雑談でした話だ。

 しかし、彼らの監視行為そのものは、僕が新橋のお店に移動してから3年間ずっとあったと確信している。

 なので、この話も当然、“彼ら”につつぬけだった?可能性がある。



 …彼らの攻撃がはじまり、露骨な行為が目立つと感じるようになったある日。

 おじいさんがさけんだ。

 電車のなかでだ。喋っている事はまともだが、行動があっていない。

 ものすごい言いがかりなのだが、仮にその状況を録音していたと仮定した場合。その録音を聞けば僕が悪い事になるよう喋っている。

 当時は気がつかなかったが、今にして思うと、それならば、あのセリフと行動がちぐはぐなおじいさんの意図が理解できる。

 考えすぎかな…


 オチを言ってしまえば、僕はキレることなく「ああ、そうですかすみません」といい。

 しかし、明らかにそのおじいさんがおかしいので、小声で「まいったな…」と聞こえるようにつぶやき。

 2度と言いがかりを付けられないようにした。


 具体的には、電車内で座っている時、寝入ると頭がフラフラする。

 ごくたまに迷惑なレベルでやってしまい、しまったと感じる。

 そこで、足の位置を動かすことで、支点の位置をコントロールして、頭がゆれる方向を他人に迷惑かけない方向にする技を編み出した。

 これを使えば、おじいさんの方向にまちがっても、頭がいかない。

(そもそも最初から、そんな事はなく、おじいさんの言いがかりなのだが)


 誰がどうみても言いがかりが出来ない角度で、僕がうつらうつらしだすと、おじいさんはすぐに消えた。

 正直に思う。あんな事で僕がキレると本気で思っていたのだろうか?


 …たぶん、そちらの世界の発想では、こうすれば大概の人間はキレると発想するのでしょう。

 3年観察した人物はそんな人でした。ありえない人格の持ち主で、どうやったらこうなれるのかが不思議だった。

 過去にだれにも注意されなかったのだろうか?と。

 でもこの彼を3年観察した経験が、今活きていると思う。彼らの行動パターンや、思考パターンがある程度推測できるのも、この人物のおかげです。



 

 ここから思う推測はこうです。


 彼らは記録にとられるのを、何よりも嫌う。


 何かの役に立つだろうか?わからないけど。一応伝えます。

 負けないで欲しい、共に戦えるなら、僕も戦い続けられます。

 君がいてくれたほうが、実は僕に有利になる。

 彼らは僕は本当に殺せなくなるからだ。

 理由はわかるだろうか?

 君は間違いなく“彼ら”に所属していた。それを証明するのは容易だ。

 

 君がいない状態で僕が死ねば、名の無き一市民でおわるが、

 君が一緒にいてくれた場合は組織に濃厚な疑いがかかる。


 組織はすでに“濃厚な”疑いのかかった事件をいくつかかかえていて、これ以上増やしたくない。


 そんな推測もなりたつ。

 

 まあ、君のためなら死ねると覚悟した身だ。無意味に散るよりは有意義な散り方のほうがいいかもしれないが…


 そんな事もあるかもしれない。

 その組織はまちがいなく“暴力装置”です。とても悪質な。


 “彼らという「現象」”に彼らも自分を「見失って」いる。

 そして「見失ったもの」を継承しようとするから、歪みが発生する…。

 身についてもいない“徳”を伝授するという歪み。

 身についていない人から“徳”を学ぶという苦しみ。

 身についていない人から学んだものを、さらに後輩に伝授していったらどうなるのか?

 世代が下るにつれ、何がどうなるのか…

 そういう「現象」君のまわりにもあるのだろうか?


 “彼ら”の「例のあの行動」は、多くの人には「(そうとう)つらい」もののはず。

 何しろ意味無く人をおとしめているのだ、倫理観があればそうとうなプレッシャーになる。

 心身クタクタのはずだ。でも心身クタクタになる甲斐あって(“彼ら”の「例のあの行動」が)「つらい」が故、日常の些細な事も幸せに感じられるようになる。それが彼らの「行動の意味(価値)」の真髄なのだろうか?人間「つらい事」をたくさんさせられると、些細な事も「幸せ」に感じると思う。


 そうした「たくさん辛い事(=彼ら的行動)」をするほど、より些細な日常に幸せを感じられるのだろう。

 そうして感覚が麻痺していき「殺人」も「肯定」できるくらいになるのかもしれない。

 そのうち「それ」がないと幸せを感じられなくなり、生きていけなくなるのかもしれない。

 そして最悪な事に、愛する子供にまでそうした下劣な行為を勧められる異常な心理状態になるのだ。


 君もそうした「つらい事」たくさんさせられて、日常の幸せを「より」幸せに感じさせるよう洗脳されたのだろうか…

 君はどう思う?上記のようなものは、ワザと不治の病にかかる事で、命の大切さを学ぶのに似ている。


 正常な感覚であれば、おかしいと思うはずだ。

 それにそれらは命に対する冒涜であり、本当にその病で苦しんでいる人らへの侮辱になる。



 「目」は見開いて、前をみなければいけないのだと、強く君に届けます。

 

 「つらい事」をたくさんすると幸せが大事に感じるのは事実。でも、

 「つらい事」とは、本来は「試練」のはず。

 犯罪=試練ではない。暗示にかかると、気がつかなくなるのだと思う。


 “彼ら”の世界も閉鎖的だ、新しい風が入らない構造をしている。

 “彼ら”は新興宗教のように「専用の服を作ったり、特異なオブジェを掲げたり」しない。

 “彼ら”の場合はそれが“ない”かわりに「例のあの行動」があるのだと思う。


 「例のあの行動」を通じてメンバーが一体感を持つのだ。その一体感が自分が騙されているという意識を麻痺させてゆく…

 

 そうでなければ、悪人でもない人が「殺人」も「肯定」できるくらい一生懸命になれる道理がない。

 普通の人間の理性をここまで麻痺させるとは異常です。

 誰が考えたのが実に巧妙で優れています。効果的に人の人生を、ダメにする。

 どこかの誰かの「快楽」の尖兵になっている事実に気がついてはいけないという強力な暗示に皆がかかっている。

 その事実を認めたくなくなるほどに蝕むまで。

 「外」からの「風」が入らないので、内部の空気はよどみ続けたままだから、そうなるのだと思う。

 「例のあの行動」は「暴力装置」そのものであると、気がつかないはずがないのに…、暗示にかかるとこんな簡単な事も見失ってしまうのです。


 

 君は全て背負い込むような感覚を時々もっていたような気がする。僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。

 そうした発見を全て背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込む。

 そして君の心を容易に操る事が出来る。

 そうやって君を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。

 非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法になります。だから全てを背負い込んではだめです!“彼ら”はそれを狙っています!!そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら”の手口だ!!だから注意して!


 “彼ら”は君がなかなか、なびかないから。

 じゃあ腹いせにこちらもずっと攻撃してやれ…と考えたのだろうか?

(そこまでくさってない?)

 もし事実なら、この18年間、同じ苦難の一端を君と共有していた事になる。

 それは僕にとっては(奇妙な事に)誇らしくも感じてしまう。

 繋がっていたのだろうか?どうなのだろう。

 だとしたら、2人の時間は断絶したわけではなく。

 図らずも“彼ら”を通じてつながっていた事になる。

 もしそうなら、切なくも、こそばゆい奇妙な想いになるけど…、どうなんだろう。

 あくまで仮説です。いつか疑問が解ける日を夢見ます


 油断していると、本当にこの暗示にかかります。

 相手は親切心につけこんで、あたかも君が自分で決断したかのように“錯覚”させるプロです。

 親切心を利用されないようにしないと、永久にいいように利用されてしまいます。

 気をつけて!そうやって“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコだ!


 いまはつらいのかもしれない、大変な目にあってるのかもしれない。

 でも繋がりは、今でもあるんだと、そう思えれば乗り越えられると思う。

 きみにとっての“それ”が“何を”いみするのか。


 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 僕は至らぬ人間ですが、精一杯の背伸びをして伝えます。

 君の事が心配だからです。詳しくは21話参照してください。


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。


 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!



「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコだ!気を付けて!

 君は君の心を信じて良いのだと思う。

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〔11月30日(火)曜日〕

 今、あえて第4話あたり読み返すと。

 ちょっとテンぱってる感じがすごいでている。

(書いてるときは、そんな意識はしてなかった)

 演出ではだせない味で、ある意味おもしろい。

 話数が進むたび、冷静さが戻ってきている感じがする。

 他人が読んでも同じ感想をもつのだろうか?

 Fさんはどう思う?


 時間をかけて、君が自分の心を解きほぐすのを、期待します。

 彩りは、取り戻せるものなのです。

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〔12月1日(水)曜日〕

 fさんへ、今日も元気でしたか?

 笑顔の君でいてくれたら嬉しいです。

 なんか今忙しいです。

 こちらにかまいきれない。


 戦って欲しい。自分をとりもどしてほしい。

 優しさを、取り戻して欲しい、そう、思います。


 今日、自転車に乗っていると、例によりマスクの人が…

 文庫を出そうとしたら、ハンドル操作を誤ってしまい、マスクのおばさんのカバンにぶつかってしまった…、あれは事故です。完璧な、でもああいう噂は物凄いスピードで広がるのかなーと思う。まるでワザとぶつかってから、文庫を見せたような形になってしまった…

 あれは事故です。

 そんな事、伝えたい。

 

 平和が一番です。

 のほほんと間抜けな1日を過すのが一番平和です。


 最近こんなニュースを見た。

 東京都がエロ漫画を規制する条文を採択したとかいう話。

 正直言う、僕は大賛成。

 漫画を描く立場としても、とてもありがたい。


 僕がこう思うのには理由がある。

 最近のエロ漫画は酷すぎるからだ、プロのものはまだしも同人誌は最悪なものもある。

 あれでは、漫画家の実力が落ちてしまう。(そもそも下品だ)


 モンキーパンチ原作のルパン3世の漫画がある。

 モンキーパンチの漫画はエロい。

 でも冷静に分析すると、ほとんど女の裸が出てこない。

 演出と雰囲気でかもしだしているにすぎない。

 ああいうのが、あるべき漫画の姿だと個人的にはいつも思う。

 アダルトビデオをまんま漫画にしたようなものは、画力の凄さはさすがとおもうけど、そこまでやる必要はないように感じる。


 そもそもこういう問題はアメリカで起こった。

 性犯罪者の動向を調査して何がトリガーになっているのか調べ上げたのだ。

 結果トリガーとなるような媒体は総じて規制されることになった。

 それだけの事だ。難しく考える必要はない。


 フランスでこの手の問題が浮上した時、じゃあドラゴンボール1巻のエロ描写はアウトなのか?というのが上がった。しかし、あれは犯罪のトリガーになるには弱すぎるという判断で大丈夫という事になったと記憶している、間違いかな…。


 日本にはトリガーになりかねないヤバイものが多すぎる、あれは、全部規制していいと、個人的に思う。制限された条件下で表現するのも、知恵をつかうのでいいものです。


 この小説にしてもそうで、“彼ら”の名を出さず書く工夫は毎回苦労します。でも、隠したまま表現した方が直で表現するよりも伝わる事もあり、面白いと感じます。Fさんはどう思いますか?


 10年東京で、友達してくれていたあいつは、ある日急にエロ漫画規制法案に反対しようと呼びかけてきた。僕は上記理由で、規制には賛成だ。漫画を書く身としての信念でもある。漫画はアダルトビデオと同じになってはいけない、つよくそう思う。

 だから、そいつの呼びかけに賛同しなかった。

 すると、僕の行動が理解できないとばかりに、猛烈に非難してくる。

 もし賛同しないならもう友達じゃないてき勢いだ。

 なにかおかしいと感じた、誰かの強力なバイアス下にあるのだろうか?

 そんな事を感じたので、一度会って話そうと持ちかけた。

 …ありえない事に、やなこったと言ってくる。

 そんなやつでないはずなんだが。


 結局音信不通になってしまう、あんな事で過去のつながりを全部白紙にしてしまえるのだろうか?

 エロ漫画の規制反対ていどのどーでもいいもので、10年以上の関係が?ありえない。そう感じた。


 後日、明らかにこいつは彼らだと思う仕事場の仲間が、上記出来事を又聞きして、ある人にこう何か言ったらしい、察するに、たぶん2度とこの10年来の友人と仲直りできない、と。かなり確信めいて言ったっぽい感じなのだ。


 どこまでが、思い込みで、どこまでが、係わり合いがあるのか…

 スイッチ1つでそうなってしまうのだろうか?

 

 18年前、君は1度僕から離れた。たぶん、いろいろあったのだろう。

 でも、もう一度かえってきてくれた。

 当時はそのすごさが解らなかったが、今は、ものすごくうれしいと感じる。

 1度離れて帰ってきてくれた人は君くらいだ。

 あれは、感謝しています。君にこれが正しく伝わる事を切望します。

 

 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 僕は至らぬ人間ですが、精一杯の背伸びをして伝えます。

 君の事が心配だからです。詳しくは21話参照してください。


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。


 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!


「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコだ!気を付けて!


皆が邪念に負けた、けど天は見放さなかった…、正す機会を与えてくれた。

 後はその機会を人間がどう生かせるかどうかという事ではないでしょうか?

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。


 君がいつか落ち着く日を。


(※そういえば、こんな事があった、この10年友達してくれていた彼は、何年か前、彼女の妹が襲われたという話を聞かされた。オートロックのはずなのに、侵入してきた男に襲われたと言うのだ。で、急に自分の彼女が心配になって、どうしたもんかと電話してきた事があった。僕は「防犯ブザー」を彼女に渡せとアドバイスした。そういうのもたせても持ち歩かないんだ!と彼は言った、妹が襲われたわりにのんきな姉だな?と思った(不可解な話の中には、何か欠けた情報が存在している)。そこで、防犯ブザー自体は高価でないから、複数購入して、会う度に持っているか確認し、持ってなければその都度渡す事をすすめた、それを繰り返せば、向こうも持ち歩く気になるのでは?と思ったからだ。

 君は大丈夫かな…今更おそいかもしれないけど。ごめん、こんなに遅くなってしまって。本当にごめん。遅くないです、まだ、ぜんぜん。人生はまだまだずっとつづく、その間、自分の心を君が押しつぶさずに生きられる事を、僕は何よりも祈っています。)

(※上記防犯ブザーの件は、今でも状況次第では役に立つ記述かもしれない、何が役に立つかわからないので。心配しています。頑張れ!負けないで!君は思っている以上に強い人です)

 

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〔12月2日(木)曜日〕

 今深夜です。去年の今頃は、遠くでかすかに聞こえるエンジンの爆音が、プウウウウンとずっと鳴っていたけど、今はゼロだ。

 やっぱあれはそうだったのかな?などと今は思う。

(まあ、またやってきても、あの類の音はドイツ製の扇風機サーキュレーターの作動音で消せるので、もう大丈夫だけど、今日久しぶりに止めたら静だったので、ちょっと書いてみました。高校時代、夜中よく“金縛かなしばり”にかかった。後に知るけど、金縛りの原因は睡眠時の騒音ストレスにあるという。事実金縛りから脱出したあと、ラジオを聞いて再び寝入るともう金縛りにかからなかった。高校時代のこの経験…、昔からいたのだろうか?深夜に迷惑な事をする連中が)

 中には、もうそろそろ辞め時だと考える良識派の方々が、いると信じたいところです。

 人間って言うほど馬鹿でないと僕は信じています。


 ヘルパーの本にこんなこと書いてある。

 日常の生活動作ができなくなると、社会の世話になる事への罪悪感が生じる。

 その事実を認識した時、恐怖心や孤立感や、深い悲しみに陥ってしまい、人生を豊かにすごく事ができなくなってしまう。そうした事態を回避するのも重要な仕事だとされている。


 こう思った。

 “彼ら”の「例のあの行動」はヘルパーのやってることの「ま逆」

 「そうした事態」を「回避」せず煽り立てるのだ。

 威圧行為により、個人個人がもつ「そうした負の感情」を「煽り立て」、「制御不能なレベルにまで膨らませる」事に「組織を上げて」総力をあげる。


 …それが故、最初から心に負の要素をもってそうな人間をターゲットにするのかもしれない。ターゲットがその後犯した犯罪は、“彼ら”に原因がある。


 君がどんな目にあったのか心配でならない。

 君はいつも不安定だった。

 今もそうなのだろうか…


 秋葉原の連続刺殺事件の場合も“彼ら”が関わっているのだろうか?そう考えると納得のいく事件だ。

 あの事件の裁判で、被害者の家族が、被告の犯行動機の説明ではなにも納得できない…と言っていたとニュースで聞いた。そりゃあそうだと思う、おそらく犯人本人ですら真の原因に気づいていない、説明不可能だもの。


 “彼ら”は遺族の事件の真相を知りたいという想いまで踏みにじる。

 そんな教えが仏法のどこに書いてあるのか僕はしらない。


 …言いづらい事もいわなければいけないと僕は学んだ。だから言う。

 そこは君のいるべき場所とは程遠い世界だ。やさしさを殺す世界です。

 少なくとも、君向きの世界じゃない、さぞ辛かったと思う。もう、我慢していたものを全部吐き出してもいいんです。


 僕が君の支えになる。

 不足があるかもしれないけど。

 君をそういう境遇にしてしまった人らが許せない以上、僕にはどうしてもそうせざる得ない気持ちになる。その想い、君に伝わる事で、何かが、変る事を期待していいですか?君に正しく伝わる奇跡に賭けます。


 こうも思う…

 もし僕の両親が彼らの勧誘に応じていて、子供の頃から“そちら側”にいたら、やはり僕も同じあやまちをしたと思う。人間弱い生き物だ、1度でもやってしまえば、もう逃げられない。死ぬまで集団の意思に逆らえなくなる。


 いまは辛いのだろうか?いろいろあって大変なのだろうか?


 1つだけ確かな事実がある。


 君を救うのは君の意思だという事。

 前を向き続け、答えを出す事が肝心という事実。

 猛烈な自己否定の繰り返しにも、かならず答えは見えてくる。

 心のを騙さず、あるべき答えに君がたどり着ければうれしい。


「答えにたどりつくだけじゃだめなのよ」


 と思うのだろうか?人生は複雑だ。

 答えだけでは確かにだめで、何か裏打ちされた“なにか”が必要なのかもしれない…

 乗り切るパワーが必要なのかもしれない。


 僕は最近こんな事を思った。それは下記の事だ。


 「(これは無理、これはダメではなく)今は自分にできる事をしよう、そして何が今できて、何が今できないのかを考えよう。」


 そういう“思いついた自分の気持ち”を心の中で唱える事で、しばらくヘルパー講座に出ようと思っていたりします。目的は、資格を取ることでもあるが、今の自分を知る事でもある。

 やけくそになって前進するのではなく、しっかりと足元を確認しながら進みたいからだ。



 Fさん、もし何か自分が崩れそうになった時は、何かしらの“思いついた自分の気持ち”を繰り返し唱えると自己暗示になります。


 …くりかえし唱えるって何かに似てる?


 そう、それもそのはず。元々は自己暗示のテクニックの応用を知らず知らず皆やらされていたのです。

 神の力でも宇宙の真理でもない。人間に本来ある「脳」の機能なのです。


 自分が主体となってかけた暗示と、他者が主体となった暗示では効果がまるで違う。

 他者が主体の自己暗示では、自分の意思を削ぐことに繋がる。

 組織が「毎日」唱えろ!と言うのは、「唱えれば唱える」人数が多いほど「意思無き兵士の軍団」が築けるからです。

 間違ってかけてしまった自己暗示を今度は逆のよい方向にかければ、いずれ解けると信じます。

 自己暗示を説く方法は、自己暗示しかありません。


 

 “彼らという「現象」”に彼らも自分を「見失って」いる。

 そして「見失ったもの」を継承しようとするから、歪みが発生する…。

 身についてもいない“徳”を伝授するという歪み。

 身についていない人から“徳”を学ぶという苦しみ。

 身についていない人から学んだものを、さらに後輩に伝授していったらどうなるのか?

 世代が下るにつれ、何がどうなるのか…

 そういう「現象」君のまわりにもあるのだろうか?


“彼ら”の「例のあの行動」は、多くの人には「(そうとう)つらい」もののはず。

 何しろ意味無く人をおとしめているのだ、倫理観があればそうとうなプレッシャーになる。

 心身クタクタのはずだ。でも心身クタクタになる甲斐あって(“彼ら”の「例のあの行動」が)「つらい」が故、日常の些細な事も幸せに感じられるようになる。それが彼らの「行動の意味(価値)」の真髄なのだろうか?人間「つらい事」をたくさんさせられると、些細な事も「幸せ」に感じると思う。


 そうした「辛い事(彼ら的行動)」を多くするほど、より些細な日常に幸せを感じられるのだろう。

 そうして感覚が麻痺していき「殺人」も「肯定」できるくらいになるのかもしれない。

 そのうち「それ」がないと幸せを感じられなくなり、生きていけなくなるのかもしれない。

 そして最悪な事に、愛する子供にまでそうした下劣な行為を勧められる異常な心理状態になるのだ。


 君もそうした「つらい事」たくさんさせられて、日常の幸せを「より」幸せに感じさせるよう洗脳されたのだろうか…君はどう思う?上記のようなものは、ワザと不治の病にかかる事で、命の大切さを学ぶのに似ている。正常な感覚であれば、おかしいと思うはずだ。

 それにそれらは命に対する冒涜であり、本当にその病で苦しんでいる人らへの侮辱になる。


 「目」は見開いて、前をみなければいけないのだと、強く君に届けます。

 

 「つらい事」をたくさんすると幸せが大事に感じるのは事実。でも、

 「つらい事」とは、本来は「試練」のはず。

 犯罪=試練ではない。暗示にかかると、気がつかなくなるのだと思う。


 …これらが、何かしらの君のインスピレーションのヒントに繋がれば幸いです。

 とにかく、何が役に立つのかわからないので、思いつくかぎりの事をこれからも書き続けます。

 

  

 君はかならず、何かしらのケジメをつけに、僕の前に現れる。

 そう、信じています。


 インチキで「奇跡」や「たたり」を起こす事で、人を惑わす集団に負けないで!

 何か脅されたら、こういってあげてください。

「心が弱いから集団心理に惑わされるのよ、強がって見せても、怖くないわ」と。



 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっているようです、手が出せば届くような単純なものではない。単純であると吹聴する人間はなにも理解していないのに、した“ふり”をしているだけです。Fさん、そんな連中の説教など跳ね除けて!君の周りの人に伝えてください。


「わかろうとしないのは目の前しか見ていないからよ」と。

「教えが正しいとか間違ってるとか、そういう問題じゃないのよ!」と。

「それもの凄い犯罪なのよ!わたしそれに気づいたの、もう戻れないわ」と。

「いつか恩返しに来ます、でも今じゃない。」

「家族の中にも、間違いはある。」

「もう人殺しの仲間はいやなの、そういう気持ち家族なら理解して。」

「何でも「世の中そういうものだ」で納得しないで!」

「家族の中で騙しあいは、家族らしくないし。」


「世の中そういうものだ」という人、多いと思う。そう言われたら、こう言い返せば言い。

「そう思い込む事が、そもそも全ての間違いのもとよ」


 彼らの放つ理想だけでは、世の中は良くならないと、わからないはずないのです。いや、本当は多くの人が間違いに気がついている。ただ「人の気持ちが理解できる人」は口をつぐみ、人の気持ちが理解できない人がいいように振舞っているだけです。それが社会のあり方を破壊していると多くの人は気づいているが、何もいえない社会は不健全です。これは人としての“質”がどうなのか?という問題です。教えが正しいか、間違っているとか、そういう問題ではない。“質”が問われているのです。そう伝えてください。君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 

 「皆」が邪念に負けた、けど天は見放さなかった…そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう?


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。三界に家を建てるには、君が必要です。


「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、誰も責任取ってはくれないよ!老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」


 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。

 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。

 君は自分で思っている以上に強い人です。

 負けないで!

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〔12月3日(金)曜日〕

 

 君はかならず、何かしらのケジメをつけに、僕の前に現れる。

 そう、信じています。


 Fさん、今元気にしていますか?

 以下の文面は、君の心が“彼ら”こちら側にあるという仮定にもとづいて書かれています。

 君を苦しめる“何かしら”を責める意味であり、君を非難する意図はありません。


 こんな記憶がある。

 東京で総攻撃を受けた頃、見た記憶。

 2つ~3つ年上の1人の女性が高校生か中学生くらいの年下の男の子を引き連れている様子。

 この女性の攻撃的態度…。


 こちらに帰郷してから見た記憶。

 窓の下、1人の中学生か高校生くらいの男子が年下の子供数人と声をあげて遊ぶ様子。


 そしてこれは僕が小学生の時の記憶。

 近所にぼくより2つ~3つくらい年上の小学生女子の上級生が1人いて、いつも年下数人の男子を引き連れている。

 知り合いではない。

 しかし、いつも敵意むきだしで攻めてくる。

 自己紹介もしてこない。

 彼女につれられた男子どもは積極的にからんではこない、いつも遠巻きにやりとりをみてる。

 その女はやたら僕につっかかって敵意丸出しでいつもくる。


 どこに住んでいるかはしらないが、近所を歩いていると頻繁にあった。

 でも僕が5年になると見なくなる。


 そんな記憶がある。


 これは推測。

 “彼ら”の子供たちはある程度の年齢に達すると、年下の子供の面倒を見るようになるのだろうか?

 1人で年下数人を束ねて…、“彼ら”的行動を教えるのだろうか?


 そういえば、僕の小学生以来の友達も、年上の男の車に乗り、皆で何処かにいく話を何度もした。どうして自分がその輪に入れないのかいつも不思議だった。


 君にも「おにいちゃん」がいると言っていた。

 そういう事だったのだろうか?

 ならポケベルもうなずける。

 君が今も「君を苦しめる何者かと」戦っていると信じます。

(※ここまで来ると、もう、僕もカミングアウトしよう…、この記憶は幼稚園くらいの記憶だ。その日公園で遊んでいると、見たこと無い年上の女の人4~5人がいた。当時は大きく見えたが、たぶん、小学校高学年か中学生か…、もっと下かもしれない。ともかく、3歳くらいの僕からみたら、デカイ連中だった。公園であそぶ年でない見たこと無いやつがいる。それが記憶に残っている。こいつらは僕をからかいだす、今ならやり返せるが3歳当時は不可能だった。1回しかあって無いのが不幸中の幸いだが、今でも覚えている。繰り返す、カミングアウトしよう、…けっこう恥ずかしいね、これ書くの…、性的いたずらもされた。連中が“彼ら”かわからない。でも、急に不安になる。僕ですらこうなら、君は大丈夫だろうかと)


 こんな記憶もある。

 東京での本屋時代。1人の店員がいた。彼は結構古参だ。

 でも変っている。ものすごく愛想がいいのだが、けっして心を開かない。そして他の人はしない事だが、いつも着替えて帰宅する。

 ある日、店内で意味不明の事をしていた。この人にしてはめずらしい。

「なんです?それ」

 と興味本位にきいてみた。店頭で、手を無意味に振っていたからだ。

「ん、ああ、ダンスだよダンス。無意識に時々動いちゃうんだ」

 と、言うではないか。

 この人は過去を語らない謎の人物でもあった。

「ダンスなんかしてたんですか?」

 ときくと。

「ああ、うん」

 となんとなく歯切れがわるい。話していくと、こんな事をいう。

「時々外でもやっちゃうんだ、タクシー止めちゃったこともある」

 と。

 後々、仲良くしていた店長にこの話をする。

 この人は僕より彼と長いはずなのだが

「えーそれ初耳」

 と驚く。

(※これは“彼ら”のやる、顔や頭に手をやる行為への対抗措置的動作なのかもしれない。彼らのあの行為は「行動心理学」とかいう分野でいう「アンカリング効果」をねらったものだと、ネットでうわさされている。多くの人はそんな「あんかりんぐ?何だそりゃ」という感じなんだと思う。誰が最初に考えたのかしらないけど、非常に高度な集団洗脳技術の一種です。最初にこの技術を組織にもたらした人物がその道のプロなんでしょうか?シロウトが独学で作るにしては洗練されている。そして重要な事に、これほど洗練しているものを独学で作れるほどの“独創性”が組織の多くの人には感じられない。やはり、初期のころ外部から入ってきた技術と推察します。共産圏のマインドコントロール法にも似てるし、旧日本軍の植民地の現地人統制技術かもしれない。わかりませんが…)


 また、これは別の日の記憶だが、このダンスをする彼はこんな事いった。

「僕、上司に嫌われているんだよ、こんど辞めることにしたから」

 と、ものすごく唐突だった。

 次の仕事は?と聞くとまだ決まってないという。理由は話してくれなかった。

 いつも温和でニコニコしていたので、嫌われてるだなんて意外だった。

 そして、ある日唐突に辞めた。


 それから何日かすぎたある日、彼そっくりな人物をみる。向こうはこちらに気づいてるはずだが完全無視。

 あれ、よく似た別人か?と思った。(実際そうかもしれない)

 たびたびこのそっくりさんは見た。お店にも来ていたが、当人らしい行動をしない。

 他の人にも聞いてみる。

「あれ○○さんじゃない?」

 確かに似ているという。でもきたなら声かけてもいいはず、似てるだけかなーとその場で話し合った。

 一応お客さんだし、間違いではまずいので、声はかけられなかった。


 数ヶ月すぎて、その彼から店に電話がくる。

 何でも保険の関係で、前職の書類がいるとかで。

 その彼が電話口でこういう。

「いやあ、嫌われたのかとおもっていたよ」と。

 違和感を感じた。別れぎわそう感じるような事は1つもなかったからだ。


 この人物も同じように攻撃されていたのだろうか?



 これは別の人物。

 同じように古参の本屋の店員。

 僕に仕事を教えてくれた人だ。

 ある日こんな事を言った。

「電車の中で、突然見知らぬ叔母さんにどなられたんだ、「あんたのせいよ」って」

 と当惑していた。

「何したんですか?」

 と聞くと

「なにもしてないんだ、座って寝てたら突然叫ばれたんだ」と。


 …後々僕が東京でうけた彼らの攻撃に似てなくも無い。


 この人はまじめでいい人だ。

 なのに、この後、この人の悪い評判を聞く。サボってばかりいるという噂だ。

 ありえないよな、何かの誤解だな、と当時は思った。


 この人も後日店を辞めている。


 

 僕が3年観察したある人物は2代目だ。

 代替わりを契機に、店の人間を全部“彼ら”にする気なのでは?などと考えてしまう。

 3年観察した結果思うのだが、彼はそういう事本気で考えて、本気で実行する、ありえない人格の保有者だ。

(※この人は、僕が機転を利かせると「勝手な判断をするな」という、で許可を求めると「自分で判断もできないのか」となる。言ってる事があべこべなのだ。店の売り上げの事なんか意識してなのではないか?といつも思った。そもそも売り上げ責任の問われない立場にいた。かつて一度店長をやった時期もあったらしいが、全部部下に任せて、自分は一番楽しい「仕入れ」しかやらない。そして「仕入れ」しかやらないという点は、その当時も同じだった。売り上げ実績がないから、店のマイナスなど知った事かで文句言えるのだ、マイナスがでても自分の責任で無いから。この人は過去ガス会社に入社したらしいが、短期間でねを上げて実家にもどったと聞いたことがある、で、今家業をついて無茶振りをしているのだ。店の段取りを無視して、僕への圧力を優先させる、他の売り上げの責任を持つ店長と違い、こどもだったと思う。)



 君はいろいろされたと思う。

 おとなしい君の性格だ。逆らえないと推察します。

 まじめな性格が災いして、いいように操られたと感じもする。

 どうなのだろう…、実際のところは。

「本当の私を知ったら嫌いになっちゃうよ」

 と君は初めてのデートの時言った。すでにあの時点でいろいろさせられたのだろうか?

 一体、誰が君を苦しめていたのか…


 前を向く努力をやめない「Fさん」の姿を想像するのは好きです。

 諦めないで、どこかに、なにか解決策があるはずです。

 難しく考えるとかえってダメです。

 自分の譲れない“なにか”を軸に、“捨て去れないおもい”を考え比較し。

 “何が”自分にとって“消し去れない大事なもの”かを考えれば。すでに立っている自分の位置が見えてくる。

 これから選択するのではない、選択はとっくに終わっている。ただ、何を自分が選んだのか正しく理解していないだけだ。

 日常生活で、違和感を感じる理由はこのあたりにあると思う。

 自分の心のありようをちゃんと見極めないと、一生違和感の正体をつかめぬまま終わってしまいかねない。

 それでもかまわないという人もいるだろう。

 それはその人の生き方の選択の1つだ。


 けど、それと、君が思いを捻じ曲げられる事や。

 損な役回りを押し付けられる事は、次元の違う問題です。


 君に勇気が宿る事を、祈ります。負けないで!応援しています。


 

 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 僕は至らぬ人間ですが、精一杯の背伸びをして伝えます。

 君の事が心配だからです。詳しくは21話参照してください。


 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。

 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。


 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

 君を苦しめる誰かと戦っている前提で書きます。勝てます、君なら。

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〔12月4日(土)曜日〕

 Fさん、こんにちわ。


 今日はどんな感じに過したのだろう…

 1人でいられる場所を探していたりしたのだろうか…


 こんな妄想もする。

 車で箱根の方の道に行くと、一直線の開けた田舎道がある。

 あそこなら、追跡者の有無は一目瞭然。

 1人になるならうってつけだ。

 2人で会うにもうってつけだなと…

 なにバカな事言ってると思っている?

 でも僕らしいでしょ。



〔12月4日(土)曜日〕2

 こんな事を思った。

 東京にいた頃は「あえて」ダイアルアップにしていた。

 漫画を描くのに最低必要な情報収集さえできればいい訳で、「ネット」は邪魔な存在だった。

 この選択は今にして思うと正解のようだ。


 今ブロードバンド回線にしていると、ついついネットを見てしまう。

 あまりよくない傾向だ。時間を無駄にしてしまう。

 幸い、無線LAN非内臓ユニットを現在使用している。USBにさすタイプだ。

 こいつを抜いてしまえばネットに繋がらない。

 ユニット自体は離れて、取りに行くのが面倒な場所においておけば、無駄ネット接続を防げる。


 僕は大量の情報に振り回されるタイプだ。

 だから、情報はポイントをおさえて見るようにしないと訳わからなくなる事がある。

 君は僕よりその辺上手く対応できる人だった…


 でも、今回の件、君も過去経験もしないような大量の情報の洪水に襲われているだろう…


 もし、仮にこの仮定があたっていたとしたら?

 ともかく、ポイントを絞った情報酬集に徹して、過度の精神的負担を回避すべきだと思う。


 今、どういう状況かわかならい。

 そこは“大丈夫”な場所ですか?


〔12月4日(土)曜日〕3

 なら、いいのだけど。


〔12月4日(土)曜日〕4

 いつか、僕を安心させてください。


〔12月4日(土)曜日〕5

 ケジメのつく日を祈っています。


〔12月4日(土)曜日〕6

 人間心がぐらついている時、同じ考えを行ったりきたりするそうです。

 そうこうしているうちに、もういいや、めんどくさいとなって、不本意な決断をしてしまうとききます。

 そういう意味で、負けないで欲しい。


 いろいろ言われると思う。けど、がんばって。負けないで欲しい。

 狭量な人達が押し付けてくる“勝手なイメージ”なんか跳ね除けて!

 自分の心を取り戻すべきです。

 心が狭くなると人の命まで軽くおもえるようになるのよ!と言ってやってください。



 いまはつらいのかもしれない、大変な目にあってるのかもしれない。

 いろいろあると思う。けど、がんばって。負けないで欲しい。

 多分君の周りには悪意なく“そういう事”が出来る人がたくさんたくさんいると思う。

 それは悪意があるのではなく、心が内向きになっていて、外に向いていないからだと思う。

 心が外向きになれば、人として持つ“当たり前の感情”が戻ってきます。

 そう、周りの人に言ってやってください。


 繋がりは、今でもあるんだと、そう思えれば乗り越えられると思う。

 きみにとっての“それ”が“何を”いみするのか。


 君は君の心を信じて良いのだと思う。


“彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?18年前、君は一歩手前まで来ていた。先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。今にして思うとそう思う。


 僕は賭けをしています。

 君が僕に告白するかどうかと。

 そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。


 告白された事は胸にしまうつもりでいます。


“人を許せる時が、自分を高める時”

(日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で有名な弁護士、菊地幸夫氏の言葉)



 簡単でないが、目指しがいのある目標ですね。


 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。

 この事実を否定するのは相当難しいはずだ。どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だと思う。

 けれど僕はあえて“その権利を行使”しない。過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。


 その代わりこう言いたい訳だ。「もう一度あいたい人がいる」と。

 そして、生活を立て直すけど、「邪魔しないでほしい」と。

(…一瞬でも「それって当然の言い分だよな」と感じていただけたら幸いです)


 それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。

 単に自分たちの贅沢が(快楽が)侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」


 …という事実があります、これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。

 

 君はかならず、何かしらのケジメをつけに、僕の前に現れる。

 そう、信じています。


 世界は広大で広く、想像を絶するダイナミックな時間がからみあって作られている。

 「視野が狭くて何が悪い」とか言う人が増え続けていくと、それが世界の不和の原因になってゆく。

 北朝鮮のあの攻撃も、外から見たら、視野の狭さが見て取れるが、きっと内部の人間は「それに」気がつかない、いや、感じ取れないのだと思う。あの中国ですらこう言う「北朝鮮の特殊な事情も考慮しないと…」と。特殊な事情とは国家カルト集団で支配された国という事情だ。その事は、重く重大な事実です。Fさんはどう思う?


〔12月4日(土)曜日〕7

 だめなの?やっぱり。


〔12月4日(土)曜日〕8

 そうか…


〔12月4日(土)曜日〕9

 自分で頑張ったとおもならそれでいい。


〔12月4日(土)曜日〕10

 君がよりよい選択を…


〔12月4日(土)曜日〕11

 それが本当に。


〔12月4日(土)曜日〕12

 ん…


〔12月4日(土)曜日〕13

 もっと、そう


〔12月4日(土)曜日〕14

 そんな意味も込めて…


〔12月4日(土)曜日〕15

 わかるかな…

 上手く伝わればいいけど。


〔12月4日(土)曜日〕16

 ううん、そうじゃない。


〔12月4日(土)曜日〕17

 そうじゃなくて…


〔12月4日(土)曜日〕18

 こう思うわけさ。

 少なくとも生きる屍のような君だけはみたくない。


 君が今も戦っている前提で書きます。

 もし、違うにしても、君の事を思って言っているのだと見てくれたらうれしいです。

 理解できない現象の前には、何か必ず賭けた情報が存在する。

 それが言えるものなのか、そうでないのか…


 

 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 

 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。

 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう?


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。

 「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


 

 「老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。

 もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」


 と言う資格が試練を乗り越えた君には間違いなくある。

 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!



 人は正しく生き直せると信じます。

 繰り返します。


 人は正しく生き直せるんです…


 時間をかけてもいい、自分をとりもどして。


 昔の君は幼くて弱かった…

 だから、“それは”仕方が無かったんです。


 今は、君に生きる喜びを感じて欲しい…。そう願っています。

 もし今回の件で、君の人権が少しでも改善されたなら、無駄な人生でもなかった。

 そんな想い。伝えてもいいですか?


(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)


〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

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