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第27話 旅行から帰って…③(新・未来へと続く話その3)

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)


〔9月24日(金)曜日〕①


 君は入り口ギリギリで立ち止まり、そこで立ち止まり中をのぞいて満足するような、そんな性格をしている。中に入ろうと踏み出すには誰かの手助けか、もしくはよほど切羽詰った自分の意思かの、どちらかが必要だったりする。

 その性格はとても愛らしく、かわいいのだけど、相手に悪意があれば、付け入られてしまう。だから心配です。頑張れるかな、と。


 でも本当に確信した時。君は笑顔で前に進む、それまでの葛藤がうそのように。

 その時見せてくれた笑顔を世界で一番まぶしいものだった。本当に信頼された時、人はどういう笑顔を向けてくれるのか。

 僕はその時きみに教わった。


 

 とにかく待とうと決めました。いろいろあるのかもしれない。

 がんばって!応援しています。


〔9月24日(金)曜日〕②

 トルコ旅行で思ったことは「自転車があればいいのに…」ということだ。

 サイクリングできれば最高!と思える景色がたくさんあった。

 カッパドキアなど、レンタサイクルないものか?とホテルのパンフレットを見つめたものだ。


 最近は折りたたみ自転車も安く売っている。

 あれをスーツケースに入れて持ってくればよかった!などと思ったものです。


 でも、そんな事本当に可能なのだろうか?

 勝手がわからないので、いまいちイメージできない。

 安直にスーツケースに入れると発想したが、旅なれた人は専用ケースとか使うのだろうか?

 そもそも、ツアー旅行で折りたたみ自転車持ってくるような人はめったにいない様に思う。

 つまり、レアケースな訳で、同じような事している人の話を聞く機会もないに等しいと思う。

 安易なイメージをそのまま実行すると、後で痛い目をみる。

 そういう事実確かにあります。


 結局、デメリットは自分に返って来るわけだから、ちゃんと調べないといけない。

 もし、次回そういう機会があるときは、いろいろ事前に調べてみようと思った。


 自転車は好きです。自由にどこでもいける。

 移動距離に限界があるのが厄介だけど、近い場所なら車より早くつく。なにしろ信号待ちも、渋滞も自由にかわせるからだ。運動不足の解消にもなるしね。

 

 勝手がわからず、いまいちイメージできなかった事は他にもあり、飛行機の搭乗手続きなどもいまいちイメージできていなかった。

 予定時刻になり、周りがあわてる。

 僕は5分10分大丈夫だろう、飛び立つまで時間だいぶあるのだから、と思っていたのだが、聞くと。もし、変更などがあったら搭乗ゲートにいないと聞き漏らす。トラブルがあったとき、時間内にそこにいないと対応できなくなる、等いろいろあるらしい。のんびりしていて怒られてしまった。


 勝手がわからないと予測が立たず、いろいろあります。

 周りに教えてくれる人がいない時など、勝手がわからないと不安なものです。


 不安と戦うFさんか…

 そういう姿、よく見たような気がする。

 当時何を不安がっていたのかまったくわからなかった。気がつかなくてごめん。

 単なるシャイなかわいい子ではないと感じてはいたが、真相に気づくのに18年もかかってしまった。


 いろいろ不安要素が今もあるのだろうか?

 判断に迷う時、僕は原点に立ち返る。



 僕の原点は「君との思い出」であり、そこから学んだことは「人は話せば通じ合える、心が通じるという事実は確かにある」という事であり、あの思い出からの反省点は「人の話はよく聞く事、判らないとなあなあにせず、理解できるまで諦めない事」です。

 僕はあの夏祭りの日、君の大事な話を聞き流してしまった。

 あれは今でも悔いています。

 だから、人の話はちゃんと聞こう、判らないと適当な対応をするのは良くないと学びました。

 人の話をよく聞くために、メモと論点整理は今や欠かせないアイテムです。

 昔より多少成長したと思う。君の話をちゃんと受け止められると思います。もしいつか試す気になったら、いつでも来て下さい。



 勝手がわからずイメージできない状況というのは、不安を招きます。

 手は差し伸べられないけど、言葉なら送ることが出来る。

 ギリギリまで追い詰められて、最後まで譲れない“何か”があるとしたら、“それ”は君にとって何なのか、どう影響しているのか?それを“なくす”とどうなってしまうのか。


 納得できるまで、イメージできるまで考えた方が、いい方向に進めるのは確かなことです。

 原点が見出せれば心がフラフラしなくなる。軸足のしっかりした笑顔の君と再会できる日を信じて。

 これからも君が戦っているという前提で書き続けようと思います。ダメな時はちゃんと教えてね。

 運命がどう傾くのか?それも賭けです。



〔9月24日(金)曜日〕③

 小沢一郎という政治家は物凄い特異な人生を歩んでいる。

 早くにその才能を田中角栄に認められ、40代で次期総理候補にまで上り詰めた。けど、竹下登の裏切りにより田中派はのっとられる。

 自分の派閥をのっとられた田中角栄は失意に打ちのめされ、一番弟子の小沢一郎は師匠のあだ討ちとばかりに「反・竹下」を貫く。


 1992年の金丸信失脚も、小沢さんが一枚かんでいるのだろうか?

 金丸さんは竹下派の金庫番だった、ダメージはでかいはず。

 しかも内情を知らなければ情報リークは不可能だ。

(ついで言うと、この年、僕らは一緒だった。)


 2000年の小渕さんが倒れた件も、直前まで、自自公連立を解消するしないで小渕さんと小沢さんがもめていたらしい。小沢さんの自由党が離脱する事で自民党・公明党の2党になってしまい、政権が弱体化する…、その心労で小渕さんは倒れたとうわさされている。

(この年、僕はCGをやっていた。君は何をしていましたか?)


 この他にも、小沢さんは竹下派つぶしのあらゆる工作をしているうわさがある。橋本龍太郎が歯科医師会からの1億円で政界を去る事件…、あれで事実上、竹下派は崩壊したんじゃないだろうか?



 今回の民主党代表選。有識者の誰もが口をそろえてこういう。

「あれは小沢一郎最後の大勝負だった」と。

 僕はこんな風に思った。

 竹下派を事実上つぶした今、もう小沢さんにやりたい事は残ってないだろう、やれるものなら最後に総理に就く気で挑んだ戦いでは?と。古い世代の大物は消えるべき…。そういう印象なのだろう。

 でも本人はそうは思っていない、これからも、今までどおり、体が動かなくなるまで、同じ事をやり続ける…。野望があるとか、あだを討ちたいとか、そういう問題ではない。

 “そういう生き方”なんだと思う。


 賛否はあるけど、いい面は「批判」をちゃんと受けるところだと思う。

 批判にさらされ、変えるべきところは変え、譲るべきところは譲り、でも譲れない部分には頑として首を縦にふらない、“そういう”生き方。

 それと比べると“彼ら”のあの行動…

 “そういう生き方”なのなら信念を貫く意思の強さを示す意味でも、ちゃんと「批判」にさらされるべきだと思う。出来ない時点でおかしいと、思える感覚が大事です。



 僕は筋を通しているだけなのです。皆さんも、筋が通せない男は嫌いでしょ?

 Fさんはどう感じますか?

 冷静に行きましょう…それが単純かつ相応ふさわしい言葉です。

 

 ヘルパーの資格をとろうと計画中です。もし、先んじて就職できないよう手を打つ人がいたら「地獄におちる」と多くの人が感じる事だと思う。どう邪魔されるのか?…されないのか?Fさん!もし、邪魔して何が悪い!いや、むしろして当然だ!という人が周りにいたら、こう言ってやってください。「これ以上邪魔をして、もし本当に(自分が)地獄に堕ちちゃったら、その時は誰が責任取ってくれるの?」と。

 それに“彼ら”に狙われたと思われる人でその後も生き延びている人は意外にたくさんいます。


 僕は今賭けをしています。“彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。君ははたしてどうだろう…?18年前、君は一歩手前まで来ていた。

 先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。今にして思うとそう思う。

 もし告白してくれたら。そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。泣くほど嬉しい僕はそれ(告白された事)を胸にしまわざるえない事でしょう。


 …君に読んで欲しい本があります。

 日蓮の現存する正筆御書に触れる機会を1度模索してみてください。



 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。



 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。

 けれど僕はあえて“その権利を行使”しない。

 その代わりこう言いたい訳だ「もう一度あいたい人がいる」と。

 それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。単に自分たちの贅沢が侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


 「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」


 これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。

 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る状態を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。

 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

 「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。



 全て背負い込むような感覚は危険です!

 “彼ら”はそれを狙っています!!


 君が、全ての罪を背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込み、容易に人の(君の)心を操れる事が可能だからです。そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら(の中の悪質なグループ群)”の手口です。だから注意して!非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法です。


 そうやって“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコです!気を付けて! 





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〔9月25日(土)曜日〕①

 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。

 この事実を否定するのは相当難しいはずだ。どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だと思う。

 けれど僕はあえて“その権利を行使”しない。過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。


 その代わりこう言いたい訳だ。「もう一度あいたい人がいる」と。

 それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。単に自分たちの贅沢が侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」


 …という事実があります、これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。



〔9月25日(土)曜日〕②

 君は君の心を信じて良いのだと思う。


〔9月25日(土)曜日〕③

“それ”が何を意味するのか…


〔9月25日(土)曜日〕④

 時間をかけてじっくりと…


〔9月25日(土)曜日〕⑤

 納得のいく世界。


〔9月25日(土)曜日〕⑥

 そうかもしれない、でも…


〔9月25日(土)曜日〕⑦

 やっぱそう?なら仕方ない。


〔9月25日(土)曜日〕⑧

 落ち着いて。


〔9月25日(土)曜日〕⑨

 ゆっくりと

 深呼吸をして…

 周りをゆっくり見て。


 楽しい?


〔9月25日(土)曜日〕⑩

 たくらみを突破して!


〔9月25日(土)曜日〕⑪

 君から預かった“まごころ”を返したい。


〔9月25日(土)曜日〕⑫

 やっぱり“そうか”…?でも、しかし


〔9月25日(土)曜日〕⑬

 負けないで欲しい。

 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。



 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。


 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。



 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!


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〔9月25日(土)曜日〕番外①

 こんな事も思う。

 もし、竹下登のクーデターが失敗して、そのまま田中派が存続したら?

 もしかしてバブル経済はおきず、今日の経済危機は起きなかったかも知れない…。

 最大派閥「田中派」をのっとった竹下さんは「竹下派(経世会)」を立ち上げて総理になる。

 僕らが小学生くらいの時のことと思う。

 当時TVで竹下新総理誕生を物凄い事だ!と報道していたが、何がどう今までと違うのかさっぱりわからなかったのを覚えている。


 当時まだバブルは起きていなかった。

 そもそものきっかけはアメリカの輸入超過だ。

 アメリカに世界中の商品が輸入され、代金を支払う結果、アメリカの富が国外に垂れ流される状態が続いた。この流れを止めないと将来アメリカが成り立たなくなってしまうと考えた各国首脳は、史上(市場)初となる為替介入を考えた。

 

 理論上は可能だった。為替介入して、アメリカ国内の産業を育ちやすくさせる。アメリカ国内産業が復活すれば、アメリカ政府の税収も安定する。でも。理論上可能なだけで、だれもこれを実際に実施した人間がいない…。


 1985年当時、アメリカの高級ホテルの広間で、秘密裏に集まった各国大臣が、史上初の為替介入の是非を巡って話し合っていた。理論上は上手くいく。冷戦真っ最中の今、その盟主たるアメリカ経済が立ち直ってくれないとNATO(=ソ連に対抗する軍事同盟)の存続も危うくなる。

 でも理屈の上で可能でも実際やったらなにが起こるか予測不能だ。

 そもそもこの話し合い自体が外部の投機家にもれたら、それだけで為替は動いてしまう…だからこそ秘密裏に集まったのだ。

(実は一部有力投機家はこの会合の情報をつかんでいたと言う、それが故実際に協調介入が始まるとコントロールできない事態になったという説も言われている)


 この時、日本が主導権をとったとNHKスペシャルなどでは何度か見た。

 本当かどうか知らない。けど、この時代先進5カ国で唯一の黒字国は日本だけで、経済問題で主導権をとれる立場にいたことは否定できない。

 どの国が最初に介入するかで、もめている中、日本が最初にやると手をあげたらしい。日本が本当にやるなら、と各国もまとまり、こうして世界初の為替操作がきまった。この合意は秘密会議の開かれたホテルの名をとって「プラザ合意」と呼ばれている。

(ちなみに現在のNYプラザホテルは転売され高級マンションとして存在しているそうです、会合の開かれた「金と銀の間」は今はどうなっているのでしょう?けっこうな歴史遺産になると思うのは僕だけでしょうか…)


 為替介入がはじまると、あっという間にコントロールできない状況に陥る。強烈なバイアスが発生し、「円」の価値がどんどんあがる。


 この協調介入が各国になにをもたらしたのかは専門家がやっていることなので割愛するにして、日本で起こった事と言えば、バブル経済だ。

 協調介入の結果、富がだぶつく。だぶついた富は土地へ流れ、狂乱地価へと変化する。



 …もし、あの時、竹下派が政府を担ってなかったら?

 竹下さんがクーデターに失敗し、小沢一郎が総理になっていたら?

 協調介入に小沢政権も同意するのか?否か?

 いや歴史にもしは禁句です。現状が全てです。


 だからと言って諦める必要はないと思う。

 このままなるように身をまかせて日本が沈没するのを見ていていい訳がない。過去から反省して、前に進めばいいのです。


 例えば法人税の緩和とか…。現在のそれはバブル期のそれと変らない気がする。もし、現在の韓国と同基準の法人税が日本でも適用されるなら、企業活動はかなり楽になりらしい。もともとバブル期に稼ぎすぎの企業を自重させるため高くなった法人税が、今もそのままになっている。

 過去から反省するとはこういう事だと思う。


 頭が混乱した時は「原点に返る」のがいいと書いた。

 でももう1つ別のアプローチがある。

 僕の場合は、まったく違う事を考える事だ、今回書いた政治経済の話とか…。

 そのうち、頭の混乱が消えて、冷静さが戻ってくる。


 旅行もいいかもしれない、特に海外旅行は、日ごろかかっている暗示が外れる絶大な効果を持っています。

 


 “時には、まったく関係ない事をしましょう!!”


 そんな事を思った。

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 僕は賭けをしています。“彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?18年前、君は一歩手前まで来ていた。

 先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。

 今にして思うとそう思う。


 僕は賭けをしています。君が僕に告白するかどうかと。そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。告白された事は胸にしまうつもりでいます。


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〔9月26日(日)曜日〕①

 負けないで欲しい。

 応援しています、共に誓うその何かに。

 君に“勇気”が宿りますように…。

 そう、願う事を許してください、お願いします。


 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。


 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。



 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!



〔9月26日(日)曜日〕②

 「それじゃあオレの格好がつかないじゃないかよ」

 と言われたら?

 「これ以上長引くともっと格好がつかないわよ」

 と言ってもいいと思う。


〔9月26日(日)曜日〕③

 諦めないで!


〔9月26日(日)曜日〕④

 そのままでいいの?


〔9月26日(日)曜日〕⑤

 そう、そうでしょ?でも、だから…


〔9月26日(日)曜日〕⑥

 やっぱり、しかし!


〔9月26日(日)曜日〕⑦

 心の何が、どう感じる?考えてみて。


〔9月26日(日)曜日〕⑧

 その想いは何?


 どう感じる?


 目に浮かぶ“それ”は君のなんだろう…


〔9月26日(日)曜日〕⑨

 「試練」とは乗り越えるためにあります。


〔9月26日(日)曜日〕⑩

 「やっとあえた」と言えるその日を信じて。


〔9月26日(日)曜日〕⑪

 君に初めてキスをした日、僕は迷った。

 本当にこのまましていいのか?

 これは本当に彼女の望む事なのか?

 他の男のように、彼女をいいようにする振る舞いと同じじゃないのか?


 ものすごい、ものすごい長い葛藤をしたのを君は気づいただろうか?


 …この先?君の知るとおりの記憶のままです。



 なにが言いたいのか? 

 迷い出したらきりがない…。

 例え「君に嫌われようとかまわない」と僕は前へ一歩踏み出した。

 そんな想い、今、君に伝えます。


 君に勇気が宿りますように…


〔9月26日(日)曜日〕⑫

 ひき逃げ犯の居直りと何もかわらない。

 ひき逃げ犯って最悪だと思うでしょ?

 なのに自分たちの行為は反省しない…


 その間違いに思いがいたるなら、大丈夫です。


 君の心は本来優しい。

 無茶を強要する連中に負けないで!


〔9月26日(日)曜日〕⑬

 こんな記憶がある。(以前書いたかな?)あれはいつの事だったか…

 練馬に住んでいた時の記憶だ。

 その頃、深夜はいつも漫画のネタを練っていた。

 次回作がどうしても書けない…

 そこで深夜コンビニで漫画を読もうと思い立つ。


 コンビニで漫画を読んでいると、顔面殴られて出血している男が急に来る。

 大学生ふう、シャツに血をつけ、物凄い殺気。

 漫画を読む僕の前にきて、書棚からエロ雑誌をとりだし

「フン!フン!」とやってくる。

 意味がわからなかった…。


 その後そいつは少し威圧的な態度をとった後、コンビニの店員さんに水を借りていた。

 その様子は普通の子で、違和感を感じる…。


 今にして思うと、こんなストーリーが思い浮かぶ。


 深夜いつものように車で監視していると、

 今日に限りターゲットが外出。

 いつも外にでないから、彼は楽な仕事と安心していたのに…。

 車内にいた先輩から尾行を命じられる。

 軽く断った、彼はそれが重大な違反と認識していなかった、関わりの薄い学生だったのだろう。

 

 たぶん、あまり熱心でない彼のため、滅多に外出しない人物の監視という楽な仕事が用意されたのだろう。

 なのに今日に限って外出。

 尾行を命じられ、熱心でない彼は断る。

 で、殴られ、いやいやコンビニに。

「お前の所為で殴られたんだ、エロ本読みたきゃこれでもみてろ!」

(実際には漫画を読んでいたわけだが、組織(内の男性グループ独特)のエロ体質から、深夜コンビニで読書=エロ本と発想した?)

 と言いたくてターゲットに接近、まさか本当に言うわけにもいかず

「フン!フン!」とやるに留まる…



 10年以上前だと思うけど…。そう考えると、彼の行動は筋が通る。

 今思うと、あの謎の行動もこうして説明がつく。

 僕の過去にはこんな記憶がたくさんある。

 ずっと、そうだったのだろうか?


“彼ら”は君がなかなか、なびかないから、じゃあ腹いせにこちらもずっと攻撃してやれ…と考えたのだろうか?(そこまでくさってない?)もし事実なら、この18年間、同じ苦難の一端を君と共有していた事になる、それは僕にとっては(奇妙な事に)誇らしくも感じてしまう。繋がっていたのだろうか?どうなのだろう。

 だとしたら、2人の時間は断絶したわけではなく、図らずも“彼ら”を通じてつながっていた事になる。もしそうなら、切なくも、こそばゆい奇妙な想いになるけど…、どうなんだろう。あくまで仮説です。いつか疑問が解ける日を夢見ます。


〔9月26日(日)曜日〕⑭

 僕は賭けをしています。“彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?18年前、君は一歩手前まで来ていた。

 先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。

 今にして思うとそう思う。


 僕は賭けをしています。君が僕に告白するかどうかと。

 そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。告白された事は胸にしまうつもりでいます。


 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。


 そうやって“人”を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。



 何か言われたら、こう言ってください。

「私には命をかけてくれる人がいる、この人は私を邪魔になんか決して思わない人よ」と。


 なにか、そちらの世界なりのいい訳があるのだと思う。 

 …でも、そんなもののために、1度しかない人生を犠牲にされるのは間違っている。

「今度はあなたが人の都合を聞く番よ、さんざん他人の都合を無視してきたんだから、文句は言わせないわよ!」と、言って良いと思う。


 もう一度改めて言います。君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください(周りにもすすめてください)。誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。

 三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


 負けないで、待っています。君に勇気が宿りますように…


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〔9月26日(日)曜日〕番外①


 第2次大戦中、アメリカは一時日本軍に負ける。

 しかし、後にマッカーサー率いるアメリカ軍は押し返し、日本軍に勝つ。

 それは歴史どおりなのだが、


 解せない事はアメリカの反攻作戦の名前が「オレンジ3」という事だ。

 なぜに「3」?と長年おもっていた。

 「2」とか「1」はない。


 結論をえられないまま宙ぶらりんにしていたある日、歴史ドキュメントをみていてこんな言葉を聴く。

 第1次大戦終了後、アメリカは将来の太平洋での戦争に備えるため、オレンジ計画と言うのを発動。情報収集・分析にかかる…と。1918年ころの話だ。

 事実なら、第2次大戦のはじまる30年近く前から、将来にそなえてどう対処するのがベストかマニュアルつくりをしていた事になる。

 つまりマッカーサーは反攻作戦を立てようとした時点で、もう詳細なシュミレーションのすんだ3つ以上のプランが用意されていたのでは?という推測が成り立つ。


 もし本当にそうなら、短期間で完成度の高い反攻作戦が提出できる事になる。

 当時の日本は基本的に大雑把で場当たり的だった、日ごろの準備の差が出たのかもしれない、それでよくあそこまで持ちこたえたのは、現場の軍人が優秀だったのかもしれない。




 今ニュースでやっている尖閣諸島の問題。

 中国は矢継ぎ早につぎからつぎへと「有効打」を繰り出してきた。

 どれも確実に効き目のある手で、行動にぶれもない。

 おそらく、日ごろからこのような事態に備えて、どう行動すべきか準備、研究がなされているのだと思う。ついで言うなら、こう行動したら、日本がどう反応するかも、日ごろから調べているのだろう。


 日本はスパイ天国と以前書いた。スパイそのものは犯罪行為にならない、法律がないからだ。だから、現行法にふれなければスパイは何をしてもいい。

 中国は普段から、日本の内情を調べ上げて、どう行動したら、どう反応するか調べている(もしかしたら“彼ら”のこともかなり調べているかも知れない。国内を混乱させたければ、その情報を自然な形でリークさせるだけで効果絶大だ)


 今回の尖閣諸島の問題は完全に完敗だと思う、日ごろの準備の差がでた。

 おそらくこういう事態のマニュアルもたいしたもの用意されてないのだと思う。たいした「有効打」も打てないまま、完敗してしまった。


 けど、これは上の指揮をとる人間の能力の問題であり、現場クラスでは最後まで一応の筋を通したのだから立派だと思う。

 でもいくら現場が立派でも、指揮官がこうだと、こうなってしまうのでしょう。「菅政権」に責任はない。この手のマニュアルは長い月日かけないと作成できない。やはり責任は長年政権にいた自民党がちゃんとした「緊急事態マニュアル」を作ってないからだと思う。たぶん、ないわけじゃなく、あるのだろうが、あんまし役に立たないマニュアルのような気がする、役に立たない公共事業と同じように…。



 過去から反省しないと、また同じ事を繰り返すのでしょう。

 過去は積み重ね、学ぶための道しるべです。

 無駄な経験などないのです。


 Fさんはどう思いますか?



〔9月26日(日)曜日〕番外②

 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。


 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。


 Fさん!もし、邪魔して何が悪い!いや、むしろして当然だ!という人が周りにいたら、こう言ってやってください。

「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、誰も責任取ってはくれないよ」と。

 試練を乗り越えた君にはこれを言う資格がある。



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〔9月27日(月)曜日〕〔1〕

 え?トルコの話?


〔9月27日(月)曜日〕〔2〕

 グランドバザールの話とかまだ残ってる。


〔9月27日(月)曜日〕〔3〕

 何かって?


〔9月27日(月)曜日〕〔4〕

 イスタンブールの古くからある市場のことだ。


〔9月27日(月)曜日〕〔5〕

 どのくらい古い?

 そりゃあもうめちゃくちゃ古い。

 コンスタンティノーブル陥落の頃からある。


〔9月27日(月)曜日〕〔6〕

 あとガラタ橋とかも話したい。


〔9月27日(月)曜日〕〔7〕

 え?

 それは古くからある橋で、2階建てで昔は1階がレストランだったらしい。


〔9月27日(月)曜日〕〔8〕

 古いもの好きだよ…言わなかったっけ?



 できれば君と回りたかった…、そんな事も思う。

 トルコで彼らの集団威圧は感じない、それを君にも体験してほしい。

 何年ぶりになる?本当に監視されずに街をあるくのは…

 え?できない。

 そうか…


〔9月27日(月)曜日〕〔9〕

 でも、そうでも


〔9月27日(月)曜日〕〔10〕

 それでも、こう。


〔9月27日(月)曜日〕〔11〕

 何が君に大切なのか。


〔9月27日(月)曜日〕〔12〕

 全てを失ったとき、“それ”が君の“何で”あるのか。


〔9月27日(月)曜日〕〔13〕

 心のどの“部分”をどう支えている?


〔9月27日(月)曜日〕〔14〕

 譲れない気持ちは、譲る必要はない。


〔9月27日(月)曜日〕〔15〕

 誰のため?君のため?


〔9月27日(月)曜日〕〔16〕

 世界とはそんなに狭いの?どう?


〔9月27日(月)曜日〕〔17〕

 解き放つ“勇気”


〔9月27日(月)曜日〕〔18〕

 継続する“強さ”


〔9月27日(月)曜日〕〔19〕

 優しさの原点。


〔9月27日(月)曜日〕〔20〕

 本当の心の扉…、その鍵はみつかったかな?


 無くしてなんかない、本当はその手の中にずっとあった。

 ただ、気がつかないように(忘れたと)思い込まされていただけ。

 “それ”を君は捨てる事ができますか?


 三界に家を建てるには、君が必要です…


〔9月27日(月)曜日〕〔21〕

 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!


〔9月27日(月)曜日〕〔22〕

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


〔9月27日(月)曜日〕〔23〕

 もしかして、きっかけを待ってる?かもしれない…でも、そうかな、どうかな。


〔9月27日(月)曜日〕〔24〕

 とにかく待ちます。


〔9月27日(月)曜日〕〔25〕

 今も戦っているのだろうか?

 負けないで!


〔9月27日(月)曜日〕〔26〕

 でも、もし、一旦落ち着いたなら、その時は自由を満喫してほしい。


 心のゆとりを取り戻して!


〔9月27日(月)曜日〕〔27〕

 「それじゃあオレの格好がつかないじゃないかよ」

 ともし言われたら?

 「これ以上長引くともっとあわれに見られるわよ、貴方が今まで散々見下してきた多くの人達から」

 と言うだけの権利と資格を、現在の君は間違いなく持っていると思う。

 なにしろ、試練に耐え切ったのだから。

 これは天が君によこしたご褒美だ、君は受け取る権利をもっている。

 誰も否定できないはずだ。


〔9月27日(月)曜日〕〔28〕

 もう一度、その手に…


 君に勇気が宿りますように。

 

 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。


 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。


 もし、邪魔して何が悪い!いや、むしろして当然だ!という人が周りにいたら?

 こう言ってやってください。

「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、誰も責任取ってはくれないよ」と。


 試練を乗り越えた君にはこれを言う資格がある。


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〔9月27日(月)曜日〕〔番外〕


 トルコ旅行最終日、この日はグランドバザールへ行き、観光後、シーフードを食べ、空港へ。

 そんな段取りだった。

 

 朝、出発までの時間はゆったりあった、朝食をホテルのレストランでとり、あとは部屋でゆっくりする。

 トルコツアーには8日間プランと10日間プランがあり、どちらも内容はほぼ同じだ。

 けど8日間プランはものすごい強行スケジュールらしい…

 僕らは10日プランのほうだ、朝、ゆったりできるのもそのおかげらしい。

 朝食時、同じ旅行会社の8日間プランの日本人もいた。

 きいた話では、僕らが2日間かけてまわるスケジュールを1日でこなすらしい。

 その分安いわけだ。

 どちらがいいのだろう…、強行スケジュールも試してみたいななどと感じた。


 朝、遅い出発。イスタンブール新市街にあるホテルを発つ。

 途中、路面電車などあり、雰囲気を感じる。異国情緒だ。

 今、ガイドブックで確認すると、ちょうどこの景色より西に移動すると、日本食を食べたお店による際、立ち寄ったタクシム広場というのがあるようだ。でも今回はそこへは寄らない。そのまま南下。

 ガタラ橋を通過、旧市街へ。


 ガタラ橋は日本で言えば“日本橋”に相当するような、街の歴史に古くからその名を刻む橋だ。


 君は東京の“日本橋”初めて見たのはいつかな?

 僕は大学生の時だ。

 当時ユースホステル部にいて、山手線一周徹夜行脚という部の恒例行事に参加した時、はじめてみたと思う。たぶん。


 巨大な“首都高”が2本、上空をふさいで、その下にみすぼらしい石の橋がある、というのが最初の印象。

 浮世絵の“日本橋”しかイメージが無かったゆえ、そのあまりのギャップに落胆したのを覚えている。

 でも橋に近ついて見てみると案外立派な石の橋なのに気づく。

 

 けど、まるで首都高に空をふさがれた様子は精彩をかく景色だった。

 当時は無理でも、今なら、首都高の橋の下にスクリーンを張って、あるいはアイフォンなどで使われる拡張現実の技術をつかい擬似的な空をCGで表現する事ができる。

 お祭りの時とかに商店街が企画してくれれば面白いのに…、などとも思う。拡張現実の技術を応用して、首都高が消えて、上空の空の様子をリアルタイムで投影するとか…

「日本橋に空を取り戻そう!」とかキャッチコピーでいいかも、空を取り戻す…、Fさんはどう感じる?

(※拡張現実の可能性を提示した「電脳コイル」というアニメがちょっと前ありました。たかがアニメじゃん現実にはありえないよ、と思っていた。ところが今年、東静岡駅に発つ実物大ガンダムの隣りに、拡張現実をつかってザク(ガンダムの敵)を投影するイベントがマジであるそうです。世の中の進歩は何だか凄いです…。今は初歩的でも将来的には、江戸の街とか拡張現実で再現される日がくるまもしれません。)

 Fさんはこういう話あまり好きじゃないか…、わかってる。

 でもちょっと話したかった。


 話はもどって…ガタラ橋の話。

 バスはグランドバザール目指して南下、金角湾にかかるガタラ橋を通過する。

 ガタラ橋は2階建て構造の橋だ。過去、何度か焼け落ちたりして、この橋は何代目かの橋らしい。

 鉄でしっかり作られている。ガイドブックには多くの人が釣りざおをたらしていると紹介されているが、特にそうした記憶はない。

 いつもバスで通過するだけだから印象がうすいのかもしれない…

 本によるとこの橋の周辺を散策するのが結構たのしいとある。

 特にサバサンドは上手いと、けどそうした機会はなかった。

 どうも治安があまりよくないと聞いた。

 大手観光会社としてはなるべくさけたいのかもしれない。


 ガタラ橋の由来は僕の勉強不足もありうまくイメージできない。

 近くに同じ名前のガタラの塔というのが新市街にあり、そちらは14世紀にジェノバ人が作った居住地の防御施設という。

 なにかしら関係あると思うけど、不明です。

 こういう宙ぶらりんな謎はいつか解明できる時があるので、その時までとっておくことにします。


 ここイスタンブールには“高速道路”は存在しない。

 首都は確かにアンカラだが、規模ではあいかわらずイスタンブールはトルコ最大の都市だ。にもかかわらず、高速道路はない。


 そのおかげか、街の景観は損なわれていない。

 日本橋のように、高速の橋脚で空をふさがれるような心配は無用なわけだ。


 あちこちに警察官が立ち、交通整理などしている。

 トルコでは軍が警察の代わりをしているが、一部大都市ではこうして警察官がいると聞いた。


 バスはグランドバザールをめざしさらに南下。トルカプ宮殿の東側を海沿いにまわる。

 海沿いの道からトプカプ宮殿の城壁はすぐ見える。宮殿の構造を支える城壁以外にも、道沿いにはあちこちに城壁の朽ち果てた後があった。すべてコンスタンティノーブル時代のテオドシウスの城壁だ、とガイドが説明する。見入っているのは僕だけのようだ、みなグランドバザールでの買い物について思いをめぐらしている様子。

 バスは海沿いの道を離れ旧市街の中心へむかう。その過程でブルーモスク、アヤ・ソフィアのすぐわきを通過。

 最後の機会なので、バスの中から写真をとった。

 今、その時の写真をみると、ブルーモスクは確かに青く見える。現地では白く感じたけど。日差しが強かったと言うことなのだろうか…。


 そのままバスは西へ向かう、路地を縫う様にすすむ。

 まるで京都の入り組んだ観光地をバスで移動しているようだ。

 そういえば…、いや、ちがうかな。いまうっすらぼんやりと浮かんだ記憶。

 間違いかもしれない記憶。

 18年前、僕が中学の修学旅行で京都に行った思い出を喋った時、君は京都に行った事ないと言ったっけ??

 当日休んだかなんかで。違うかな…(それとも違う場所に行ったんだっけ?ともかく中学・高校ともに修学旅行で京都に行かなかったと言っていた気がする。そうそう、僕が「高校の修学旅行も中学と同じ京都じゃなくてよかったよ」とか話したとき、僕がFさんもそう思わない?とか聞いた時、「私京都行った事ないの…」と聞いたような、聞かないような…、どっちだっけ?)なにぶん今ふとそんな記憶があったような気がしたもので。

 記憶の答え合わせが出来る日を夢見ます。


 そのままバスは西へ移動。地下宮殿(地下貯水池)の地上出入り口わきを通りさらに入り組んだ場所へ入る。

 どうやらグランドバザールは周囲を路地に囲まれた地域にあるらしい。

 バスが通れる限界の道まできて停車。

 そこからは徒歩で路地を移動、グランドバザールをめざす。


 路地はいい感じの雰囲気の路地で、どこへ行ってもアスファルトの日本ではけっして味わえない異国情緒があふれている。

 こういうところは、誰か心の通じ合いの強いひとと、一緒に歩きたいものです。


 君はだいぶ変っただろうか…

 いや、心の本質に変化がないとは確信する。

 なぜだろう、あそこまで気持ちが通じ合った経験は、あれ以来一切ない。故に、なぜかそう感じる。

 心が通じ合うという経験を1度もした事ない人には、どんなに説明しても永久に理解されない感覚です、君はどう思いますか?


 でも外見はかわっただろうな、と思う。

 髪型も大人の女性になっただろうし、ヒールとかも昔と違い履くようになったと思う。

 大学時代のユースホステル部の同級生に卒業後会った事がある。

 なんてことはない集まりの場だけど、彼女はキラキラと宝石をつけていて綺麗にみえた。

 Fさんもこんな風にきれいになるのだろうか?などと思ったものです。 


 一度でいいから、大人になったFさんを見てみたいです。そのくらいのわがままなら、許容範囲と思うのだけれど、どうなのだろう…。




 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。この事実を否定するのは相当難しいはずだ。どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だと思う。けれど僕はあえて“その権利を行使”しない。過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。

 その代わりこう言いたい訳だ。「もう一度あいたい人がいる」と。それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。単に自分たちの贅沢が侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」


 これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。

 あと書くと不利になるかもと控えていたけど、この際リスク承知で書こうと思う。

 ヘルパーの資格をとろうと計画中です、東京で接客の仕事を通じて、お客さんが声にできない要望を汲み取り、理解して、対応するというのがいかに大切かは感じられたし、そういう仕事が楽しいともおもえる。無茶な仕事をこなす要領と充実感もしっているし、つらい事に屈しない根性も自信ある。これらの経験を生かせる仕事がしたいと考えていた。


 もし、先んじて就職できないよう手を打つやつがいたら

 「地獄におちるなそいつ」と多くのみなさんが感じる事だとおもう。

 一瞬でも、もっともだ。と感じてくれる人に伝えます。それが“良心”です。まだあるんです、あなたの心には。



 僕は賭けをしています。

 “彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?18年前、君は一歩手前まで来ていた。先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。今にして思うとそう思う。

 僕は賭けをしています。君が僕に告白するかどうかと。そこが、大きなターニングポイントになる。それは事実です。


 告白された事は胸にしまうつもりでいます。


“彼ら”は君がなかなか、なびかないから、じゃあ腹いせにこちらもずっと攻撃してやれ…と考えたのだろうか?(そこまでくさってない?)もし事実なら、この18年間、同じ苦難の一端を君と共有していた事になる、それは僕にとっては(奇妙な事に)誇らしくも感じてしまう。繋がっていたのだろうか?どうなのだろう。

 だとしたら、2人の時間は断絶したわけではなく、図らずも“彼ら”を通じてつながっていた事になる。もしそうなら、切なくも、こそばゆい奇妙な想いになるけど…、どうなんだろう。あくまで仮説です。いつか疑問が解ける日を夢見ます。


 Fさん!!君は全て背負い込むような感覚を時々もっていたような気がする。

 もしそうなら全てを背負い込んではだめです!“彼ら”はそれを狙っています!!


 君が、全ての罪を背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込み、容易に人の(君の)心を操れる事が可能だからです。そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら”の手口だ!!だから注意して!非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法です。そうやって“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコです!気を付けて! 


 いまはつらいのかもしれない、大変な目にあってるのかもしれない。

 でも繋がりは、今でもあるんだと、そう思えれば乗り越えられると思う。

 きみにとっての“それ”が“何を”いみするのか。


 君は君の心を信じて良いのだと思う。


 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。


 そうやって“人”を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。


 何か言われたら、こう言ってください。

「私には命をかけてくれる人がいる、この人は私を邪魔になんか決して思わない人よ」と。

 なにか、そちらの世界なりのいい訳があるのだと思う。 

 …でも、そんなもののために、1度しかない人生を犠牲にされるのは間違っている。

「今度はあなたが人の都合を聞く番よ、さんざん他人の都合を無視してきたんだから、文句は言わせないわよ!」と、言って良いと思う。


 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっている。

 せまい世界のなかだけで完結しないのは事実のようです。

 君の周りの人に伝えてください。自分たちだけが一方的に正しいと思っているのは恥ずかしくないの!?と。

 理解を示す心の広さはどこへやったの?と。

 これは人としての“質”の問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。質が問われているのです。そう伝えてください。


 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。君は自分で思っている以上に強い人です。


 初めての印象とういうのは忘れないものです。わくわくして、楽しくて、面白い。周りの人に、機会があったら伝えてください。最初の印象って忘れないものだと。違いを楽しんだり、同じと思う事を嬉しく思ったり、何もかも新鮮で彩りに満ちている。



 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。


 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。




 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください(周りにもすすめてください)。

 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコだ!気を付けて!

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〔9月27日(月)曜日〕〔番外②〕

 Fさんに質問です…

 ローテーションってやっぱあるのかな…

 どうもまた様子がちがう。グループによりクセがあるというか。

 

 10月か…、いぜんローテーションが変ったと感じたのはいつだったかな。

 3~4ヶ月でいれかわる?

 

 一緒に戦ってくれるとうれしいです。



〔9月27日(月)曜日〕〔番外③〕

 京都に言った事ない…と君が言ったと仮定する。

 思い出した記憶らしきイメージには続きがある。

「京都には神社とかお寺とかあるでしょ…」

 と言ったよーな、言わなかったような…。

 でも、君は神社なら安心という確固たる自信をいだいていた。

 たぶん、家族に絶対に神社に入ってはいけないと、よほど言われて育ったのだろう。

 それが「神社は安全」という自信に繋がっていたような…

 

 可能性の提示にすぎないものです。

 この推理が合ってなくて、もっと幸な青春であった事を、信じさせてください。

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〔9月28日(火)曜日〕〔1〕

 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。この事実を否定するのは相当難しいはずだ。どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だと思う。Fさんはどう思う? けれど僕はあえて“その権利を行使”していない。過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。


 その代わりこう言いたい。「もう一度あいたい人がいる」と。それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。単に自分たちの贅沢が侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」


 …という事実があります、これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。あと書くと不利になるかもと控えていたけど、この際リスク承知で書こうと思う。

 ヘルパーの資格をとろうと計画中です、東京で接客の仕事を通じて、お客さんが声にできない要望を汲み取り、理解して、対応するというのがいかに大切かは感じられたし、そういう仕事が楽しいともおもえる。無茶な仕事をこなす要領と充実感もしっているし、つらい事に屈しない根性も自信ある。これらの経験を生かせる仕事がしたいと考えていた。

 もし、先んじて就職できないよう手を打つ話を聞いた時に「そんな事したらそいつ地獄におちる」と一瞬でも脳裏に浮かんだならば、それが心に今も存在する善意です、大切にしてください。


 Fさん、僕は賭けをしています。

 “彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?18年前、君は一歩手前まで来ていた。先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。今にして思うとそう思う。僕は賭けをしています。君が僕に告白するかどうかと。そこが、大きなターニングポイントになる。それは事実です。


 告白された事は胸にしまうつもりでいます。


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〔9月28日(火)曜日〕〔2〕

“人を許せる時が、自分を高める時”


 日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で有名な弁護士、菊地幸夫氏の言葉。



 簡単でないが、目指しがいのある目標ですね。


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〔9月28日(火)曜日〕〔3〕


 …前日の続き。

 グランドバザールにむけ路地をあるく。

 石つくりの建物、1階のみ今風の商店だが建物自体は古そうな感じの建物に囲まれた路地。

 路地を囲む建物自体はどれも2~3階建てで低層な建物で歴史のありそうなものばかりだ。

 地面は石だったと思う、アスファルトではないと記憶している。


 しばらく入り組んだ路地をツアー客全員で通過し、アラビア風の門が見えてくる。

 アラジンと魔法のランプに出てきそうな門で、少し小ぶりな印象。入り口部分の高さは4メートル強だろうか。


 …ちなみに言うと、アラジンと魔法のランプはシルクロード交易全盛期を舞台にしている。

 当時イスラム世界は3つの軸が存在した。第1の軸はアフリカ、第2の軸はイラン(イラクも含む)、そして第3の軸がおくれて発展したトルコ(アナトリア地域)だった。

 特に第2の軸となったイラン(イラクも含む)のバクダット(現イラクの首都)には、ローマ人、インド人、トルコ人、中央アジアの遊牧民、中国人、とシルクロードに関わる全ての民族が来ていたという。

 千夜一夜物語アラビアンナイトはそうした時代背景に作られていて、その登場人物もアラビア人とは限らない。


 アラジンと魔法のランプの「アラジン」もオリジナルでは中国出身の少年という設定だ。

 でも、アフリカまで姫を救出しに行っているし、服装もアラビア風、それにランプ自体もアラビア風だから、バクダットまできた中国商人の子供、と考えるのが妥当な設定だと思う。(けれどこの物語にアラビア語の原典がないと先ほど調べたらあった、もしかしたらヨーロッパ人の創作かもしれない、でも中国人の少年がアラビアで活躍する話が不自然に感じない時代背景があったのは事実です)あと。これはうろ覚えで申し訳ないけど、同じ千夜一夜物語アラビアンナイトのアリババ少年はオリジナルではインド人だったような気がする、ネットで裏を取ろうとしたけどのってない。だいぶ前TVで見た記憶です。


 話はもどって、グランドバザールの門、「ヌルオスマニエ門」の中に入る。

 門を少し入ったところでガイドがツアー客全員に門のいわれを説明する、近くに同じ名前のモスクがあり、なんたらかんたら…、と。

 この時、レシーバーをつけてなかったので、説明は良くわからなかった。

 今回の旅ではガイドの説明を聞くためにツアー客全員に「レシーバー」が配られていた。

 ガイドが発信機をもち説明、レシーバーでそれを聞くしくみだ。

 まあ、たぶんモスクとグランドバザールには何かしらの関係があるという事なのだろうとおもった。

 日本にも寺社の門前町があるが、あれと似た感覚だろうか?この門の近くに18世紀に建てられた門と同じ名前のモスクがあるそうです。

 このグランドバザール自体は、コンスタンティノーブル陥落後、メフメット2世が奴隷として売られていた元住民を買い戻して、彼らに開かせたバザールと読んだ気がする。

 歴史は古い。おそらく全盛期には世界最大級の市場だったのだろう。シルクロードからもたらされる物品であふれかえっていたことと思う。正直、今はそこまでの活気はない。それでも、雰囲気満点の様子がワクワク感をそそる。当時いかにすごかったか、という事だろう。とちぶれても魅力的とはすばらしい事です。そういうの好きだったりする。

 門と同じ名前のモスクが18世紀という事は、その頃再建されたものが現状残っている姿なのだろう…、本によるとグランドバザールは何度か焼失しているらしい。

 ヌルオスマニエ門の中に入る。中は屋根つきの商店街だ。

 その様子は“上野アメ横”にきたような雰囲気をもつ。


 …“アメ横”か、僕は初めて東京に来た時、どう都会と接していいのかわからず、とりあえず上野アメ横と新宿を出歩いてみたりした。

 当時君に手紙を書いた。一緒に新宿を散策しないかとか書いたと思う。

 あの手紙は届いていただろうか?

 返事はもらえなかった…、そんな事思い出す。

 SMAPの「がんばりましょう」とか広瀬香美の「ロマンスの神様」とか流行っていた時期だ。

 映画では「シンドラーのリスト」や「トゥルーライズ」「平成狸合戦ぽんぽこ」とか公開されていた時期だ。

 「シンドラーのリスト」と「平成狸合戦ぽんぽこ」は1人で見に行ったが、「トゥルーライズ」は西新宿で友達と見た。

 この頃君は新横浜にいたはずだ、たぶん、どうしていましたか?いつか、話せる範囲でいいから聞かせてくれたらうれしいです。


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〔9月28日(火)曜日〕〔4〕

 実際どうだったのかな…


〔9月28日(火)曜日〕〔5〕

 ねえ


〔9月28日(火)曜日〕〔6〕

 どう?


〔9月28日(火)曜日〕〔7〕

 言いたくない?


〔9月28日(火)曜日〕〔8〕

 なら、それはそれでいいさ。


〔9月28日(火)曜日〕〔9〕

 どうしてか、わかる?


〔9月28日(火)曜日〕〔10〕

 君の嫌がることはしたくないからです


〔9月28日(火)曜日〕〔11〕

 でも必要な時は言うべき事はいう

 なぜなら、そうしなかったが故、18年前こうなった。

 あの時、何か隠している事はきがついていた。

 その事自体は第1話にも書いている。

 あの時、何を隠しているのか聞き出していれば、こうはならなかった。


 言うべき事は、言わねばららない。

 そう学んだ。


 だから、君は怒るだろうが、ギリギリ大丈夫だろう、というラインを推し量りながら書いてきた。

 この辺りまでなら、怒るだろうが許してもらえるだろうというラインを、昔の記憶を頼りにやってきた。

 本当に書いて欲しくない事は書いてないと思う。君の記憶と照合してほしい。


 君と再会し、この小説を消去できる日が、僕の夢です。


〔9月28日(火)曜日〕〔12〕

 笑顔の君を。


〔9月28日(火)曜日〕〔13〕

 大切な想いを。


〔9月28日(火)曜日〕〔14〕

 譲れない何かを。


〔9月28日(火)曜日〕〔15〕

 立ち向かう“勇気を”!


〔9月28日(火)曜日〕〔16〕

 勇気と行動力を君に。


〔9月28日(火)曜日〕〔17〕

 君には正当な理由が存在する。


〔9月28日(火)曜日〕〔18〕

 気兼ねする理由はない。


〔9月28日(火)曜日〕〔19〕

 大丈夫、安心して…


〔9月28日(火)曜日〕〔20〕

 だめ?やっぱ


〔9月28日(火)曜日〕〔21〕

 でも、しかし、


〔9月28日(火)曜日〕〔22〕

 やっぱ、そう…なの?


〔9月28日(火)曜日〕〔23〕

 どうしても、どうかな。


〔9月28日(火)曜日〕〔24〕

 そうか、いやいや、でも。


〔9月28日(火)曜日〕〔25〕

 とにかく待ちます、何かが落ち着くまで…


〔9月28日(火)曜日〕〔26〕

 話の続きを書きましょう。 



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〔9月28日(火)曜日〕〔27〕


 …話をもどして

 ヌルオスマニエ門の中は屋根つきの商店街、内部はアメ横同様複雑に入り組んでいる、いやアメ横以上の規模だ。

 とりあえず門からまっすぐ西に伸びる中央の通りをまっすぐ行ってみる。

 ところどころ、通路の曲がり角に数字がふってある、迷子対策だろう、注意してないと本当に迷いそうだ。

 大通りは基本的に“まとも”な商品を扱う店が多いようだ。

 のちのち体験するのだが、ここでは日本円がつかえる。手持ちのトルコリラも乏しくなってきていたので、心強い。

 添乗員さんが注意していた、ここではスリの被害が多い、身の回りのものに注意するようにと。



 Fさんも迷子になりそうな“状況”でスリのような連中に警戒しながらすごした経験はありますか?

 君の人生がそんな人生でないと、僕に信じさせてください。


 そうであって欲しくないけど、もし仮に心は蝕まれたとしても、時間をかければ解きほぐせます。

 君はつねづね、自分には“いや”な部分があるとほのめかしていた。


 けど、それは周りがそう“誘導”した結果だと思う、人間である以上誰にだって褒められない部分はある。かく言う僕にだってある。

 でも周囲が“それほど”に“きみのいやな部分”を“誘導”しても、君にはあれほどの優しさが残っていた。

 つまり、それほど本来的に君はやさしい子なのだ。


 人としての正しさを知らないという事が罪ではない。

 それを学ぶ気が無いという事が罪なのです。

 だから、それが“ある”というなら問題はないのです。


 Fさん、いろいろ言われると思う。けど、がんばって。負けないで欲しい。

 狭量な人達が押し付けてくる“勝手なイメージ”なんか跳ね除けて!

 自分の心を取り戻すべきです。

 心が狭くなると人の命まで軽くおもえるようになるのよ!と言ってやってください。

 多分君の周りには悪意なく“そういう事”が出来る人がたくさんたくさんいると思う。

 それは悪意があるのではなく、心が内向きになっていて、外に向いていないからだと思う。

 心が外向きになれば、人として持つ“当たり前の感情”が戻ってきます。そう、周りの人に言ってやってください。


 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。

 そうやって“人”を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。


 何か言われたら、こう言ってください。

「私には命をかけてくれる人がいる、この人は私を邪魔になんか決して思わない人よ」と。


 なにか、そちらの世界なりのいい訳があるのだと思う。 

 …でも、そんなもののために、1度しかない人生を犠牲にされるのは間違っている。

「今度はあなたが人の都合を聞く番よ、さんざん他人の都合を無視してきたんだから、文句は言わせないわよ!」と、言って良いと思う。

 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください(周りにもすすめてください)

 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!


「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。




 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。



 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。



 Fさん!もし、邪魔して何が悪い!いや、むしろして当然だ!

 …という人が周りにいたら、こう言ってやってください。


「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、誰も責任取ってはくれないよ」

「老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」



 試練を乗り越えた君にはこれを言う資格がある。





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〔9月29日(水)曜日〕〔1〕

 “彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?

 18年前、君は一歩手前まで来ていた。

 先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。

 今にして思うとそう思う。


 僕は賭けをしています。

 君が僕に告白するかどうかと。

 そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。


 告白された事は胸にしまうつもりでいます。


“人を許せる時が、自分を高める時”

(日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で有名な弁護士、菊地幸夫氏の言葉)



 簡単でないが、目指しがいのある目標ですね。


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〔9月29日(水)曜日〕〔2〕

 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。


 そうやって“人”を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。


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〔9月29日(水)曜日〕〔3〕

 …前日の続き。

 グランドバザール到着後。

 ヌルオスマニエ門の中に入る、屋根つきのバザールが展開されていた。内部はアメ横同様(いやアメ横以上の規模)に複雑に入り組んでいる様子だ。

 ヌルオスマニエ門からまっすぐ西に伸びる中央の通りをまっすぐ行ってみる。

 ところどころ、通路の曲がり角に数字がふってある、迷子対策だろう、注意してないと本当に迷いそうだ。

 大通りは基本的に“まとも”な商品を扱う店が多いようだ。

 スリが多いと注意されていたので、最小限の荷物で、常にバックは前に位置するようにした。


 周囲を警戒するクセはいつの間にか自然に身についた。

 多くの皆さんの無償のレクチャーのたまものだ。

 18年前、君もつねに周囲を注意していた、ようやく、あの時の君の気持ちに追いつきました。

 こんな事も思う。

 夏祭りのデート以前の君は、尾行といってもせいぜい20人くらいだろう。

 そんな感覚だったのでは?

 しかし、想像以上の規模の人数を動員され、そして…。

 そんな気もする。


 夏祭りのあの日、君はどこまでいっても逃げ切れない事を悟ったのだろうか?そう、正面きって立ち向かう以外に方法はない。

 君と違い、僕に「逃げ道」はない。…だからかな。

 わがままかもしれないけど、君と違い逃げ道のない僕に、君の手をかしてほしい。一緒に戦ってくれないだろうか…。そんな希望がある事を伝えておきます、君にも事情がいろいろあるに違いない、いろんな、複雑で、厄介で、簡単ではない。それを承知の上で言うわがままです。奇跡に賭けます。



 …話を戻します。こういう話が出来る普通が一番です。

 Fさんもそう思うでしょ?


 まっすぐ伸びた通りはその後、出口らしき門に到達した。

 外に出るとまだ店が続いている。

 一旦戻る事にした、まずはアーケード内を散策し、時間が余ったら外を散策するのがベストだ、珍しいといってむやみに動き回るのは良くないと感じた。一緒に甥もいたし、一時的にしろその時彼を守る保護者は僕の役割だった。


 アーケード内に引き返し、今度は適当な曲がり角を曲がってみる…

 道幅はいっきに狭くなり、並んでいる商品の値段もぐっと下がる。

 入り組んだ路地はそのうち1人通るのがやっとの路地へと変化してゆく。秋葉原に硬派な電気専門店がひしめく路地のような空間があるが、あれに匹敵する狭さだ。


 アラジンの魔法のランプのようなランプを見る。

 イミテーションの宝石と金メッキで装飾された飾り物だ、本物のランプではない。小ぶりでPCのマウスくらいの大きさ。1200円くらいだから、まあそんなもんかという値段。

 短剣のイニテーションもあった。昔のトルコ人が腰にさしていたようなやつ、抜いてみると当然ながら刃はついてない。京都などでもイニテーションの日本刀など売っているが、あの感覚だろうか?確かに外国人からみると興味をひくみやげ物だ。

 イニテーションの巨大宝石もあった。牛丼の器くらいの大きさの宝石、当然ニセモノなんだけど、ダイヤモンドカットがされていてキラキラと綺麗だ。むかし小学生のころ、見た記憶がある。誰かが外国にいって買ってきて、夏休み明け教師を通じて皆に披露した品に同じものがあった。興味は惹かれるが、シャレで買うにはちょっと高い金額だった。


 ここでは、ニセモノでもいいので、安くて“トルコ”っぽいまがまがしいお土産を買おうと心にきめていた。

 最終的にここでは以前パムッカレでみたダチョウの卵と同じものがあったので、これを買う事にした。値段もパムッカレで聞いた時の値段とそう違わない。もし“本物の”ダチョウの卵なら、それはそれで凄いことだし、ニセモノでも“トルコらしい”安物という目的にかなう品物なので、これがいいと感じた。

 結論から言うと、陶器でできた単なる球状の飾りで、卵でもなんでもなかった。おそらく、本物のダチョウの卵の飾りを模してつくったイニテーションなのだろう。それでも満足しています。偽者である可能性も込みで買ったのだから。オレンジ色で、表面の模様は凹凸で表現され結構凝っている…、よくみると米粒くらいの邪眼ナザーレボンジュウが幾つもついている。トルコでなければ買えないまがまがしいお土産としてはぴったりだ。

 日本円で買った、1200円。手持ちのトルコリラが足りなかったので助かったと思った。


 こういう日本人の多い観光地ならまだしも、基本的に外国では“ドル”がものをいう。これには理由がある。

 実は“石油”はドルでしか買えないからだ。(正確には違うけど)

 以前書いたとおり、現在の世界は石油利権が支配する世界。

 その石油利権グレートゲームの世界ではドルしか通用しない時代が長く続き、今もその影響下にある。故に最終的に多くの勢力が石油を求めてドルを欲しがる(=ドルに両替しないと石油が買えない)状況が今でも続いている。だから“ドル”は世界最強の通貨なのです。


 実は1970年代以前は、アラブ諸国以外の産油国がほとんど無く、アラブの独壇場だった。アメリカ石油会社メジャーはこのアラブと手を組み、アメリカの会社にしか石油を売らない約束を取り付ける…。この時、世界はアメリカの会社を通じてしか石油が買えない状況だった。こうして、ドルの世界通貨の地位は確立していく。

 このシステムに風穴をあけたのが田中角栄だ。

 彼は石油ショックの折、アラブ諸国に乗り込んで行き、どういう交渉をしたのか不明だが、日本に直接石油を売ってくれる約束を取り付けてくる。アメリカの石油支配の構図が崩れた瞬間だった。

 …そうとう怒りを買ったのか、アメリカ発のロッキード事件で田中角栄が失脚するのは有名な話です。


 当時はアメリカ石油支配の象徴として石油専用のドルが使われていた。

 これなら、アメリカ以外の国が溜め込んだドルをつかって石油を買うことも防げたからだ。しかし、この支配体制は石油ショックと共に崩壊し、現行のシステムに移行する。それでも、あいかわらず石油決済はドルが中心で、石油利権をアメリカががっちり握っている様子が伺える。


 プラザ合意後を経てもちっとも赤字が解消しなかったアメリカでは、ルービン財務長官が“魔法”を編み出す。赤字が解消しないなら、それでokなシステムを作ってしまおうと考えた。

 ドルをどんどん強くして、皆がさらにドルを欲しがる構図をつくり、世界中のお金がアメリカに集まるシステムを構築しようと計画した。毎年アメリカ財政は赤字なのだが、その分お金を刷れば(借りれば)いいと。

 具体的には、アメリカで投資するのが最も世界で儲かるよう、制度を改めた。

 もともとのドルの強さに加えて、プラスアルファで特典がついた形だ。

 その成果もあって世界中のお金がアメリカに集まるようになる。

 つまり、世界中の人が以前にもましてドルを欲しがるようになる。


 普通に考えると、お金を刷りすぎると、お金の価値が下がりインフレになる…。でもアメリカは普通でない、何しろ世界通貨ドルなのだから、刷ってもすぐに外国に渡ってしまうので、国内にドルが溜まることはない、つまり、インフレにはならない。

 専門的なことは良くわからないが、大雑把にいうとそういうシステムというか構図を作り出し、赤字でも国が成り立つシステムを作り上げてしまった。


「数字のマジックで赤字なぞ消し飛ばせる」


 という風潮が世界中に蔓延するきっかけとなった出来事です。

 ルービンが財務長官在任中の1995年~1999年くらいの間の出来事で、その後もこの政策は維持され「強いドルはアメリカの国益」と言われた。

(※これは僕が以前「再帰性理論」で説明した「新自由主義」とは明らかにちがう考えです、なぜならルービンは“石油利権をアメリカが独占する”状況を前提としている。僕が以前「再帰性理論」で説明した「新自由主義」はそのような前提は考慮しない、それどころか取り払うべき障壁としてとらえる。そこが違う)

(※1995年~1999年、ちょうどウインドウズ98が出た頃で、ようやく“インターネット”という言葉がでてきた頃だ。まさに大学生を僕がやっていた時期で、「安室奈美恵」や「大黒摩季」「華原朋美」が売れていた時期だ。小室哲哉の音楽はあまり好きではないが、どういう訳だか「華原朋美」の“I'm proud ”が好きだった。たぶん歌詞が気に入ったんだと思う…、君はこの頃どこで何をしていましたか?)


 …その後ルービンの政策のおかげで、世界中からアメリカにマネーが集まるようになり、それにともない加速度的に金融機関(ウォール街)の役割も大きくなる、大きくなるにつれ、巨大なお金をどう運用するか試行錯誤が繰り広げられ、多くの金融商品が作られた。サブプライムローンもそうした過程でつくられた金融商品の1つだ。


 リーマンショック以降、アメリカにお金が集まる流れが止まる。ドルは儲かるという心理バイアスに急ブレーキがかかる。

 ドルの価値が下がり、ルービン以降の世界金融秩序が崩壊した。

 最近では中国が“元”で石油を買う交渉をアラブ諸国としているようで、ドルの価値は随分さがった。

 それでも、元々ドルは高すぎたのかもしれない。随分力を失ったとはいえ、今だドルは世界通貨であり、石油の多くはドルで決済される。


 ルービンの行った政策は「数字のマジックで赤字なぞ消し飛ばせる」という風潮を呼んだ。(ホリエモン批判も同じ風潮を批判したものだと思う)これが現在、日本で批判される(誤解される)資本原理主義とよばれる概念なのでは?とも思う。でも本物の新自由主義では「制限をもうけない自然秩序の構築」という考えをもち、ルービンの“石油利権をアメリカが独占する”状況を前提とした政策とはまったく違う。この2つは明確に区別しないといけないと思うけど、多くの日本人がごちゃ混ぜに考えているようだ。


 新自由主義は“石油利権をアメリカが独占する”状況を前提とはしない、あらゆる障壁をなくして、市場参加者が平等な機会のもと取引をする概念だ。そこが違う。そのためにも規制緩和が必要なのだが、正直あらゆる規制を緩和するのは空想的すぎて現実味がない、ある程度のルールが必要だと思う。誰もが納得する、障壁を低くする効果のあるルールが。貿易にルールが必要なのはそういう理由があるからだと思う。あの中国ですら、新自由主義の恩恵をうけなければここまで発展はできなかった、完全無視は決め込めない(それが出来るのは世界から孤立した北朝鮮のような国だけです)


 中国がそうした現行の世界秩序に挑戦する形をとるまでして、今回「レア・アース」の輸出差し止め行為に及んだのには、おそらくこう理由があるのだと思う。

 今回の件で、日ごろ仲の悪い「香港」や「台湾」を味方につける事ができる、あるいは「香港」や「台湾」の世論を「中国本土」と同調させる事が出来る。国内分裂を回避する糸口が見出せるならば、世界秩序からの非難や、日本との関係悪化も、飲み込む事のできるリスクなのでは?と判断できる。



 共通の敵を“想像”することで「幻想の団結力」を生み出す手法は“彼ら”のものにも通じる手法だ。


 そうやって心をコントロールしたりします。気をつけて!!



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〔9月29日(水)曜日〕〔4〕

 こんな事も思う。

 高校卒業後、バイクにまたがる同級生に何度か話しかけられている。

 特に仲がいいわけでもなく、顔を知ってる程度なのに、やけに親しげに…

 1度や2度ではない。


 今、バイクで走り回っている子らも、そうした子らなのだろうか?

 あのバイクも組織の経費で買ってもらったのかな…

 大人になったはいいが、お金のない青年…

 もし買ってもらっていたのだとしたら、多少嫌な事もこなすよね。

 そんな事思った。君はどう思いますか?はずれかな…、そこまで酷くない?


 君も何か買ってもらったのだろうか…

 だとしても負い目を感じる必要はゼロです。

「所詮“物”に過ぎないわ、心じゃないもの」

 と、言い放っていいと思う。事実なんだから。


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〔9月29日(水)曜日〕〔5〕

 実際どうなんだろう…


〔9月29日(水)曜日〕〔6〕

 家とか(マンションとか)、車とかにこだわるのは、古い世代のクセです。

 絶対の基準ではない。

 ありえない!とかいわれても。


 「ふーん」

 と軽くいなせばいいのではと思う。


〔9月29日(水)曜日〕〔7〕

 今、大丈夫?


〔9月29日(水)曜日〕〔8〕

 そこは、安全?


〔9月29日(水)曜日〕〔9〕

 うん、ならいいけど。


〔9月29日(水)曜日〕〔10〕

 Fさんを信頼しています。


〔9月29日(水)曜日〕〔11〕

 世界中の人が敵にまわっても、1人だけ味方でい続ける人間がいる事を忘れないでください。


〔9月29日(水)曜日〕〔12〕

 何か言われたらこう言えばいい

「自分の事を自分できめて、何がわるいの?」


〔9月29日(水)曜日〕〔13〕

 でも、心のやすらかさも失わないように…


〔9月29日(水)曜日〕〔14〕

 自分の思いを大事に


〔9月29日(水)曜日〕〔15〕

 気持ちの整理を大切に…


〔9月29日(水)曜日〕〔16〕

 なにが一番捨てられないものか良く考えて…


〔9月29日(水)曜日〕〔17〕

 最近そうした考えの事を“断捨離だんしゃり”というそうです。

 一見すると整理術みたいなんだけど、実は心の整理術もかねていて、自分の心で捨てる事ができないものとは何か?という考えを軸に整理整頓する技術らしいです。倉庫がカラになるほど整理するためには、本当に必要なものは何かを考えねばならず、その際、それが自分の心にとって「物」とはどういう意味をもつものか?と自分自身に問い詰めていくらしいです。興味があったら調べてみてください、いま、主婦や年配者の間で流行っているらしいです。

 …あ、でも君は流行りものには距離を置くタイプだったな。

 今もそうなの?

 どうなのかな…


〔9月29日(水)曜日〕〔18〕

 まあ、変ったかもしれないけど。


〔9月29日(水)曜日〕〔19〕

 変ってない部分もあると思う。


〔9月29日(水)曜日〕〔20〕

 それが君の心を支えていてくれたらうれしい…


〔9月29日(水)曜日〕〔21〕

 譲れない“なにか”はあるのかな


〔9月29日(水)曜日〕〔22〕

 “それ”は今でも“そこ”にあるのかな


〔9月29日(水)曜日〕〔23〕

 “それ”をしるのは君の中の大切な“なにか”のみです。


〔9月29日(水)曜日〕〔24〕

 どう?


〔9月29日(水)曜日〕〔25〕

 えっ


〔9月29日(水)曜日〕〔26〕

 そうか…


〔9月29日(水)曜日〕〔27〕

 でも、でもでも。負けないで欲しい。


〔9月29日(水)曜日〕〔28〕

 とにかく、待っています。そう、決めたから。


〔9月29日(水)曜日〕〔29〕

 お互い、持久戦は得意だし…

 Fさんは全て背負い込むような感覚を時々もっていたような気がする。

 もしそうなら全てを背負い込んではだめです!“彼ら”はそれを狙っています。


 君が、全ての罪を背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込み、容易に君の心を操れる状態にしてしまう事が可能だからです。

 そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら(の中のそうした人ら)”の手口です。だから本当に注意して!油断していると知らぬ間にかかります。

 非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法です。そうやって“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコです!気を付けて! 


 いまはつらいのだろうか…、大変な目にあってるのだろうか…。

 でも繋がりは、今でもあるんだと、そう思えれば乗り越えられると思う。

 きみにとっての“それ”が“何を”いみするのか。


 君は君の心を信じて良いのだと思う。


 冷静に行きましょう…


 それが単純かつ相応ふさわしい言葉です。



 全ての事象は以下の言葉で完結する。


 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。



 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。



 Fさん!もし、邪魔して何が悪い!いや、むしろして当然だ!

 …という人が周りにいたら、こう言ってやってください。


「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、誰も責任取ってはくれないよ」

「老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」



 試練を乗り越えた君にはこれを言う資格がある。



 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。

 この事実を否定するのは相当難しいはずだ。どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だと思う。

 けれど僕はあえて“その権利を行使”しない。過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。


 その代わりこう言いたい訳だ。「もう一度あいたい人がいる」と。

 そして、生活を立て直すけど、「邪魔しないでほしい」と。

(…一瞬でも「それって当然の言い分だよな」と感じていただけたら幸いです)


 それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。

 単に自分たちの贅沢が(快楽が)侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」


 …という事実があります、これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。



 皆さんも、筋が通せない男は嫌いでしょ?僕は筋を通しているだけなのです。

 Fさんはどう感じますか?



 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっている。せまい世界のなかだけで完結しないのは事実のようです。君の周りの人に伝えてください。自分たちだけが一方的に正しいと思っているのは恥ずかしくないの!?と。理解を示す心の広さはどこへやったの?と。


 これは人としての“質”の問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。質が問われているのです。そう伝えてください。


 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。君は自分で思っている以上に強い人です。


 初めての印象とういうのは忘れないものです。わくわくして、楽しくて、面白い。周りの人に、機会があったら伝えてください。最初の印象って忘れないものだと。違いを楽しんだり、同じと思う事を嬉しく思ったり、何もかも新鮮で彩りに満ちている。



 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください(周りにもすすめてください)。


 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


 何か言われたら、こう言ってください。

「私には命をかけてくれる人がいる、この人は私を邪魔になんか決して思わない人よ」と。

「今度はあなたが人の都合を聞く番よ、さんざん他人の都合を無視してきたんだから、文句は言わせないわよ!」と。





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〔9月30日(木)曜日〕〔〔1〕

 Fさん、いろいろ言われると思う。けど、がんばって。負けないで欲しい。

 狭量な人達が押し付けてくる“勝手なイメージ”なんか跳ね除けて!

 自分の心を取り戻すべきです。

 「心が狭くなると人の命まで軽くおもえるようになるのよ!」と言ってやってください。



 多分君の周りには悪意なく“そういう事”が出来る人がたくさんたくさんいると思う。

 それは悪意があるのではなく、心が内向きになっていて、外に向いていないからだと思う。

 心が外向きになれば、人として持つ“当たり前の感情”が戻ってきます。そう、周りの人に言ってやってください。


 これは人としての“質”の問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。

 質が問われているのです。そう伝えてください。


 これからも君が戦っているという前提で書き続けます。負けないで!応援しています。

 君は自分で思っている以上に強い人です。

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〔9月30日(木)曜日〕〔2〕

 …とにかく普通の話を続けます、普通が一番です。

 そうでしょ?Fさん。


 グランドバザール内、アーケードの下、路地の商店は結構おもしろかった。

 古いさびれた道具やに古民具なのだろうか?古そうな錠まいをみつける。

 鉄でできていてずっしり重い…、イニテーションではなく本物のようだ。

 古い蝶番ちょうつがいや、用途不明の道具などもおいてある。


 鉄でできた古い先ごめ式の拳銃のようなものまである。本物だろうか?

 買わなかったけど、試しに値切り交渉をしてみた、最終的に半値以下になってしまいびっくりする。


 昔読んだ本にこんなのがあった。

 火薬自体は“中国”で偶然発明された。

 しかし、銃を作ることは出来なかった。

 そのうち経緯は不明だが“火薬”の製法はイスラムに渡り、戦いに使用されるうちヨーロッパにも伝わったとか。

 結局“火薬”と“銃”が日本に伝わるのはヨーロッパ経由で種子島に伝わるわけだから、中国で生まれた火薬が巡り巡って地球を逆周りに1週して日本に入ってきた事になる、面白く感じるのは僕が変なのかな…。せっかくお隣の中国で生まれたのに、すぐ日本にはこないでぐるりと地球は逆周り2万キロもまわって火薬は日本にやってきた…。Fさんはどう思う?


 宮崎アニメに「もののけ姫」と言うのがある。室町時代から戦国時代くらいの日本を舞台にしているのだけど、歴史の良くわかってない部分を空想で描いたファンタジーという位置づけで描かれている。武士は脇役でほんのちょっとしか出ない。「安部氏」と言う名が一瞬出るような出ないような、そんな演出がされていたと思う。

 この中に当時中国で使われていた“鉄砲”のようなものが登場している。火を吐く杖のようなものだ。あれは実物のデザインを参考にアニメ用にデザインされたものらしい。

 実物の当時中国にあった「火筒」は火薬に点火すると暴発してしまい鉄の筒が砕け散ってしまったらしい。とても銃として使えるものではない。火薬の爆発に耐えられる鉄を作る技術は相当難しかったのだろう…

 「もののけ姫」の公開された1997年、公開当時は何だか知らないが異常な人気ぶりで、劇場は連日満員だったと記憶している。

 …同じ年には(1997年には)、フジテレビの社屋が「お台場」に移ったなんて事もあった。

 当時、何もないお台場への移転は画期的とか、ありえないとかいう風潮だったと思う。

 この年は「ペルー日本大使館人質事件」がおきた年で、この件について大学の講義中発言した記憶がある。

 山一證券が破綻し「社員は悪くないんです…」と当時社長が涙の会見をした時期だ。(ちなみに言うとこの社長は悪くない、就任したての新社長で、破綻の責任を負うべき人物は別にいる)

 「踊る大捜査線」が放送されたのもこの年だ。僕は最初このドラマ見てなくて、のちのち再放送で見ることになる。(ちょうど橋本内閣が官僚相手に改革が一歩も進まなかった時期に当たる、このドラマは舞台こそ「警察」だけど、「官僚の壁」という当時の社会問題を反映した内容になっていた)

 

 この時期はまだ「紅の豚」を見かえす事ができなかった。

 謎の思い出の秘密が理解できず苦しんでいた時期だ。


 君はこの時期、どこで、どうしていたのだろうか?

 まだ新横浜にいたのかな?


 バブル景気は1992年から1993年にかけて崩壊した。

 だから1997年というと、もうかなり冷え込んだ時期だ。銀行が不良債権を大量に抱え込み、貸し渋りとか起きていた時期だ。

 当然国の税収も落ち込むが、バブル景気がある事を前提にここ何年も法律や制度を構築したせいで、国として制度が機能不全を起こす。

 あるべき姿に改革することが必要だった。


 しかし霞ヶ関の猛反発に加えて、旧体制の既得権者を支持母体にする勢力の猛反発いあう。

 当時、橋本龍太郎総理が財政構造改革をかかげるが、名ばかりで一向に前進しない。

 銀行の不良債権処理策も、激しい抵抗にあい、まったく上手くいかない状態になる。

 当時こう言われた。

 「不良債権を処理したら日本がつぶれる」とか。「放っておいてもつぶれる」とは誰も言わなかった(言えなかった)。

 多くの既得権者はこう考えていた。

 「またバブル景気がくればどうにかなる、改革の必要はない、耐え忍べばいいのだ」と。


 作家の村上龍さんは、この時期の事を「失われた10年」と名づけました。

 いまやこの言葉は定着し、普通に政治家などが口にする言葉になった…


 一向にすすまない財政再建…

 このままでは本当に日本はどうにかなってしまう…


 その後就任した森総理も一向に有効打が打てずに、ただ無意味に時間が経過するのみでした。


 この間にも日本の借金は膨らみ続けます。この時期早く手を打っていれば、もっと借金の額は少なくて済んだばずです。


 結論をじりじりと後延ばしにすると、負債は膨らむばかりなのです。早く手をうたないと。

 なぜ当時の人が、早く手を打たなかったのか?

 たぶん「だって周りの皆が大丈夫って顔してるから、まずいとは思ったけど、まあ大丈夫なのだろうと思ったんだ」

 という理屈で放置したのかもしれません…結果、現在の途方もない借金地獄に日本は陥ったわけです。


 決断は、安易にすべきではない…じっくり考えないと失敗する。しかし、物事には決断を遅らすといけない事もあるというのは事実のようです。


 多くの大人がもう「借金あって何が悪い」と開き直ってますが、そういう訳にはいきません。

 今、日本の財政の半分以上は毎年借金です。

 年金を払わない人が出来てたように、将来国債が信用できないから買わないという人や団体が出てきて、増えたらどうなるか…

 あっという間に財政破綻で国が立ち行かなくなる状況です。

 多くの大人はこう言うでしょう。

「そんな事になるはずがない」

 でも、ルービン財務長官が作りあげたアメリカの“魔法”のような財政再建策もリーマンショックで吹っ飛んでしまいました。

 ありえないことは、おこるものなのです。


 こういう現象を2007年「ブラックスワン」という本のなかで説明した数学者がいて、当時世界的ベストセラーになりました。

 著者のナシーム・タブレは本の中でこう言います。

「今まであなたが見た白鳥がすべて白かったとしても、それはあす黒い白鳥が出現しない事を保障しないのだ」と。


 リーマンショックの遠因には、長年石油利権で蓄財してきたアラブの資本力が無視できない規模まで膨れ上がった事や、日本の一般家庭に蓄財されていた資金が一斉に“市場”に参加したせいだとか言われています。これらは、以前なら無視してもいいようなものでした。無視していけないレベルになった事に気がつかず、無視し続けたがゆえ、読みを誤り、リーマンショックの遠因になりました。

 世界の移り変わりに目を向けていなかったのがいけなかったという事でしょうか?世界は常に変化し、動いているのです。これが「今まであなたが見た白鳥がすべて白かったとしても、それはあす黒い白鳥が出現しない事を保障しないのだ」の意味ではないかと、個人的には思います。


 現行の日本の財政制度も上手く回らなくなる日がこない保障はないわけです。

 なら、上手く回らなくなる可能性をさげるしか方法はなく、そのためには財政再建しかありません。


 2001年に登場した小泉内閣は、10年近くなにも進まなかった財政構造改革と不良債権問題を一気に片付けました。

 特に“不可能”といわれた不良債権処理を成し遂げた(小泉政権に参加した)竹中平蔵さんは国民栄誉賞ものだと思うのですが、そうとう既得権者を泣かせたのか、国家レベルで“干される”といういじめに会っています。実にひどい事です。(小泉総理が唐突にやめたのもいろいろあったのでしょうか…?)


 郵政民営化は、赤字体質から脱出する最初の1歩でした。

 小泉総理は退陣後も、郵政民営化が進むよう法律を整備してやめました。

 しかし、麻生総理の時代に完全にストップがかけられ、また改革は止まってしまいます。


「これでは失われた10年どころか、失われた20年になってしまう」

 と最近ささやかれていますが、こういう事情があるからです。


 決断は1度しなかったからと言って、もう2度と出来ない訳ではありません。

 上記の歴史がそれを物語っています。

 邪魔されたら、またやればいいのです。

 でないと、つぶされてしまう。

 諦めたらまけです。

 何度でもリトライしないといけない。

 そう、思います。



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〔9月30日(木)曜日〕〔3〕

 ごめん、むずかしい事かいたかな…


〔9月30日(木)曜日〕〔4〕

 どう、思う?


〔9月30日(木)曜日〕〔5〕

 やっぱよくわかんない?


〔9月30日(木)曜日〕〔6〕

 ようは、決断時というのは「一生に一度じゃない」という事です


〔9月30日(木)曜日〕〔7〕

 特にお互い、まだ30代半ば、


〔9月30日(木)曜日〕〔8〕

 まだまだ充分大丈夫です


〔9月30日(木)曜日〕〔9〕

 経験のおかげで人よりタフになれたと、思えばいいし


〔9月30日(木)曜日〕〔10〕

 君の抱えている問題は大変なのかもしれない


〔9月30日(木)曜日〕〔11〕

 答えは、君のなかにあります。


〔9月30日(木)曜日〕〔12〕

 ゆっくりと


〔9月30日(木)曜日〕〔13〕

 じっくりと


〔9月30日(木)曜日〕〔14〕

 だめ…?


〔9月30日(木)曜日〕〔15〕

 やっぱ…、そうかの


〔9月30日(木)曜日〕〔16〕

 でも


〔9月30日(木)曜日〕〔17〕

 そう、


〔9月30日(木)曜日〕〔18〕

 なら仕方ない


〔9月30日(木)曜日〕〔19〕

 でも本当に“それで”いいの?


〔9月30日(木)曜日〕〔20〕

 本当に心底“納得”してる?


〔9月30日(木)曜日〕〔21〕

 君の心の“それ”は何を求めてるの?


〔9月30日(木)曜日〕〔22〕

 とにかく、あきらめが一番よくない


〔9月30日(木)曜日〕〔23〕

 負けないで、応援しています。


〔9月30日(木)曜日〕〔24〕

 いつか、君の、その“何か”にめぐり合いの恩恵がある事を…


〔9月30日(木)曜日〕〔25〕

 そう、そうか、いや、でも、しかし…、どうなのホントのとこ。


〔9月30日(木)曜日〕〔26〕

 君を信頼しています、いつか答えの聞ける日を信じて…


〔9月30日(木)曜日〕〔27〕

 とにかく待とう、そう決めました。


 いまはやはりつらいのだろうか?、大変な目にあってるのだろうか…

 でも繋がりは、今でもあるんだと、そう思えれば乗り越えられると思う。

 きみにとっての“それ”が“何を”いみするのか。


 君は君の心を信じて良いのだと思う。


 僕はこう思う。

“彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?18年前、君は一歩手前まで来ていた。

 先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。

 今にして思うとそう思う。


 僕は賭けをしています、君が僕に告白するかどうかと。

 そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。

 告白された事は胸にしまうつもりでいます。


“人を許せる時が、自分を高める時”


(日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で有名な弁護士、菊地幸夫氏の言葉)

 なんて言葉をラジオでききました。

 簡単でないが、目指しがいのある目標です。

 こうも思う。

 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっている。

 せまい世界のなかだけで完結しないのは事実のようです。

 君の周りの人に伝えてる“必要性”を感じた時には、伝えてください。


「自分たちだけが一方的に正しいと思っているのは恥ずかしくないの!?」と。

「理解を示す心の広さはどこへやったの?」と。


 これは人としての“質”の問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。

 質が問われているのです。そう伝えてください。



〔9月30日(木)曜日〕〔28〕

 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利があると思う、Fさんはどう感じる?

 この事実を否定するのは相当難しいはずだと思う。どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だし。

 けれど僕はあえて“その権利を行使”していない。過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。


 その代わりこう言いたい訳だ。「もう一度あいたい人がいる」と。

 そして、生活を立て直すけど、「邪魔しないでほしい」と。

(…一瞬でも「それって当然の言い分だよな」と感じていただけたら幸いです)


 それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。

 単に自分たちの贅沢が(快楽が)侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」

 これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。


 いろんな目に遭う前は、彼らの組織が正直ここまでひどいと思ってなかった。

 もっとまともな組織とで思っていた…

 もう1度言います、もっとまともな組織と本当にで思っていた…

 信頼を裏切られた気分です。

 こう聞いてヘラヘラ笑う人、いるのでしょう。

 多くの“まともな人”を隠れ蓑にして、“そうした(ヘラヘラ笑う)事が大好きな”人が隠れている。

 もう、恥ずかしい!と“そうした”仲間の行動を見ている人、結構いると、そう思います。

 人間って言うほどバカではなく“普通”ですから。

 普通の人なら、恥ずかしく感じるはず(道理)です。


 なんで誰かの恥の尻拭いを何で自分がしなきゃいけないんだ!そう感じた人(感じる人)少なくないと感じます。

 多くの人の良識の存在を信じて。


 中には偏狭な人達もいるでしょう、でも理解者もいるはずです、皆が皆敵ではない。

 中には器の大きな人もいて、君に「好きにしなさい」というタイミングを推し量って様子見をしているかもしれない…


 

〔9月30日(木)曜日〕〔29〕 

 Fさんは全て背負い込むような感覚を時々もっていたような気がする。

 もしそうなら全てを背負い込んではだめです。“彼ら”はそれを狙っています。


 君が全ての罪を背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込み、容易に君の心を操る事が可能だからです。

 そうやって心から“情熱”を失わせるのが“彼ら(のなかの君に無理な事いう人ら)”の得意な手口です。だから注意して!

 非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法です。そうやって“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコです!気を付けて! 


 たぶん、君の所には、入れ替わり立ち代り次々と誰かしら人が来て、君の心を説得しようと試みていると思う。

 もし、あたっていたらだけど、聞く耳をもってはいけません。

 向こうは、ああ、もうめんどくさい!いう事きくからそれでいいでしょ!と君が根をあげるのを期待しているからです。


 何か言われたら、こう言ってください。

「私には命をかけてくれる人がいる、この人は私を邪魔になんか決して思わない人よ」と。

 一度きりしかない君の人生です。


 そちらの世界なりのいい訳があるのだと思う。 

 …でも、そんなもののために、1度しかない人生を犠牲にされるのは間違っている。

「今度はあなたが人の都合を聞く番よ、さんざん他人の都合を無視してきたんだから、文句は言わせないわよ!」と、言って良いと思う。




 下記の要件が全てを要約していると思う。


 誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。



 君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった、

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。



 Fさん!もし、邪魔して何が悪い!いや、むしろして当然だ!

 …という人が周りにいたら、こう言ってやってください。


「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、誰も責任取ってはくれないよ」

「老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」



 試練を乗り越えた君にはこれを言う資格がある。


 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください(周りにもすすめてください)

 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。


 


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〔10月01日(金)曜日〕〔1〕

 “彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?

 18年前、君は一歩手前まで来ていた。先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。今にして思うとそう思う。


 僕は賭けをしています。君が僕に告白するかどうかと。

 そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。


 告白された事は胸にしまうつもりでいます。


“人を許せる時が、自分を高める時”

(日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で有名な弁護士、菊地幸夫氏の言葉)



 簡単でないが、目指しがいのある目標ですね。


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〔10月01日(金)曜日〕〔2〕

 2~3日前、歯医者に行ってきた。下記はその時勢いで書いたものです。


 虫歯はいまだ痛くない、でもヘルパーの受講が始まる前に一度直そうと思った。

 この痛くない虫歯を見て、歯医者さんも不思議がっていた。

「普通ここまでくると、普通はものすごい痛いはずなんですけど」

 

 麻酔をする。書いている今(当時)でもまだ効いている。

 3時間は物を食べられない。

 治療中、映画「アメリ」のBGMが聞こえてくる…

 自然、「アメリ」の映画のシーンが頭に浮かぶ。あれは意外といい映画だった。

 実はあの映画の監督、どーしょうもない映画ばかり撮るC級映画監督で、配給会社もそっぽをむくような下品な映画ばかりつくっていて、下品好き以外には受けない監督だった…という話をラジオで聞いた事がある。

 でも「アメリ」は、そんな監督の人物像を感じさせないいい映画だった。

 もしかしたら監督が恋をした時の作品なのかな?

 などといらぬ思いにふけったものです。



 そうこうしていくうちに、今度は「ダッタン人の踊り」が聞こえてきた。

 どうやらこの選曲だと、有線のインストゥルメンタルに合わしてあるように思う。


 部活でさんざん演奏した曲、聴いていると自然と当時の思いでがよみがえる、いつもFさんが隣りで演奏していた、あの光景です。

 このあとミュートつかうんだったかな?と、曲を聴きながらうろ覚えの記憶が浮かんでは消える。ここはチューバだ、トロンボーンは待ちだった、チューバが終わると、そのパートを僕らが引き継ぐ…、違ったかな…、などと。


 治療が終わる。

 でも麻酔は効いている。

 まるで自分の一部でないような感覚が口元にある。

 まったく感覚がない。

 でも無くなったわけではなく、そこにある。


 君の心もそうなんだと思う。

 多くの人に“麻酔”のような効果のある言葉をあびせられ、良心が麻酔にかかっている状態が長く続いたのだと思う。でも、良心そのものは、無くなったわけではなく、“そこ”にある。(麻酔のせいで)感じられなくなっているだけで。


 でも時折、麻酔が解けるときがある。


 そんな時、君は自分をどう扱ったらいいのかわからなくなり、混乱したのだろうか?


 本来の心を取り戻して欲しい。

 なに簡単なことです、普通に暮らしさえすれば、自然に元に戻る。

 なぜならば優しい心はなくした訳ではなく、ずっと持ち続けていたのだから。

 ただ麻痺させられていただけだと思う。

 君は本来的にやさしい子です。僕が保障します。


 


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〔10月01日(金)曜日〕〔3〕

 

 …昨日かいたグランドバザールの続き。


 個人的にはグランドバザールのすぐ近くにある「エジプシャンバザール」にも行ってみたかった。

 こちらはスパイスなど生活に関わるものが中心に売られているという。

 グランドバザールが観光的だとしたら、「エジプシャンバザール」は生活に密着した市らしい。

 その名の由来は、昔エジプトから来た商品を扱っていたからとか…

 シルクロードから来た物品とエジプトから来た物品がこの2つのバザールを通じて交易されていたのだろうか?

 そんな想像もしたくなるくらい。2つのバザールは目と鼻の先にある。時間があれば行きたかった。




 グランドバザールで怪しげなお店など散策する。


 お店の人はこちらが日本人と気づくと、日本語で話しかけてくる。かなり慣れた感じだ。

 中にはグランドバザールにかけて「バザールでござーる」というかなり古い日本語のギャグを言う人もいた。

 たぶん、本人もこれが古いギャグだと承知しているようだ。そんな雰囲気だしてくる。

(この「バザールでござーる」は1991年のCM用に作られた言葉らしい。この時期僕らは高校生だ、君は当時のこのCM覚えているかな?あ、でも君はTVあまり見ない子だった…、TVもあまり見てない、流行歌も知らない、好きな芸能人がいるわけでもなく、映画も見ないし、本も読まない…、ちゃんと高校生らしい生活を楽しんでいたのか心配になってしまう…。当時から“活動”ばかりやらされていたのだろうか…、心配です)


 バザールの人達はどうやって日本人と韓国人、中国人を見分けているのだろう?

 バザールに限らず、その他トルコで訪れる観光地の商人は、的確にこちらが日本人と見抜く。アジア人は日本人以外にもたくさんいるのに…。

 と、ずっと思っていたが、ここグランド・バザールでのやり取りを見ていてピンとくる。どうも「言葉」で判断しているようだ。


 こちらが喋っている言葉をきいて対応しているらしい。

 中国人や韓国人の時は、片言の中国語や韓国語を使っている様子だ。

 なかには悪意をもっている様子で、日本語を使いからかう男もいた。

 添乗員さんの忠告が頭をかすめる…

「ここは本当にスリが多いので注意してください」



 昔の“超”がつくほどの鈍感な僕なら気づきもしなかっただろう…

 彼らの手法を体験するうちに、相手を観察するようになった。

 そうでなければ、「言葉」で判断している事に気がつかなかったと思う。

 たぶん、君は驚くだろう…

 なにしろ、18年前、あれほどいろいろあったのにまったく気がつかなかった僕が、こんな事書いているのだから。昔は無条件に人を信頼していた。


 第1話にも書いたけど、ある日神社に2人で行った時。

 ベビーカーに赤ちゃんをのせたママさん2人連れがいて、僕らの近くにいすわり移動しないという事があった。いつまでも居座る。普通なら高校生カップルの1メートル圏内に、親子ずれが2組とはいえ入ってきて長居するのは異常だ。

 今なら、その様子が不自然に感じるのだけど、当時の僕はまったく気がつかず、それどころか和む光景だなと眺めていた。

 君は突然立ち上がり提案する。

「一旦ここを離れましょう」

 一度わかれてその辺を一周してもどってきて、もう一度神社であいましょう、とこう提案した。

 まったくその意図が理解できなかったが、僕はそれに従った。

 なんだろう?家になにかとりに帰るのかな?とか、まったくあてのはずれた事を考えていた。

 一旦わかれて、その辺を自転車でまわり、再び神社に行くと、ママさん2人づれはいなくなっていた。

 ほぼ2人同じタイミングで神社に戻ったように記憶しているけど、どうだったかな…、君の記憶ではどうなってますか?

 誰もいなくなった神社を見て君は緊張感を解き、満面の笑みをみせた。

 当時の僕は、わけがわからなかったが、特に追求しなかった。

 大好きな君がいるのだ、細かい事などどうでもよかった。



 …そんな“超”鈍感な僕しか知らない君が、僕が気がついたと知って何を思ったのだろう…


 心の整理がついて、再会する機会に恵まれたなら、いつか、話せる範囲でいいから、すこしだけ聞かせてください。

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〔10月01日(金)曜日〕〔4〕 

 だめ?かな…、どうなのかな。


〔10月01日(金)曜日〕〔5〕

 わからないけど…


〔10月01日(金)曜日〕〔6〕

 Fさん…


〔10月01日(金)曜日〕〔7〕

 どう?


〔10月01日(金)曜日〕〔8〕

 ん?


〔10月01日(金)曜日〕〔9〕

 そう?


〔10月01日(金)曜日〕〔10〕

 そう…なんだ、そうか…


〔10月01日(金)曜日〕〔11〕

 じゃあ…、でもさ


〔10月01日(金)曜日〕〔12〕

 え?そう。


〔10月01日(金)曜日〕〔13〕

 でも、ねえ。


〔10月01日(金)曜日〕〔14〕

 そこは、こう。ほら


〔10月01日(金)曜日〕〔15〕

 そうじゃなくて


〔10月01日(金)曜日〕〔16〕

 “そこ”がどうなのか、聞きたいだけなんだ。


〔10月01日(金)曜日〕〔17〕

 だめ?


〔10月01日(金)曜日〕〔18〕

 なら、仕方が無い。


〔10月01日(金)曜日〕〔19〕

 でも“それ”は君にとって“どう”作用するものなのか。


〔10月01日(金)曜日〕〔20〕

 代え難い“心のそれ”が何なのか…


〔10月01日(金)曜日〕〔21〕

 “心”が“どう”感じているのか…


〔10月01日(金)曜日〕〔22〕

 “それ”が“今でも”支えになっているのか…


〔10月01日(金)曜日〕〔23〕

 “ない”と“どう”なるのか。


 僕にできる事は今、1つしかない。


 …とにかく、信頼するFさんに賭けようと思う。

 賭けます、奇跡を信じて。

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〔10月01日(金)曜日〕〔24〕

 話を戻しましょう!普通が一番です!


 そんなちょっとしたスリルっぽい雰囲気を味わったところで集合時間となった。

 集合場所は最初に入った門の近く。

 ここにはガイドさんお勧めのトルコ石屋がある。

 もし、君ときていたなら、僕ははいろうとしたと思うが、今回は入らなかった。

 冷やかしで入るには店舗が小さすぎる。

 グランドバザールはどこも露店より多少大きめみたいな店ばかりだった。



 この後、門をでてバスに向い徒歩で移動。

 バスまで再び路地を巡るのだが、途中で面白い光景をみた。

 路地の一角にちょっと広めの場所がある。

 石畳で舗装され、車がびっしり駐車してある。駐車場のようだ。

 しかし、駐車してある車のせいで、通行できない車が立ち往生していた。

 するとどこからとも無く、制服を着た男たちが無線機片手にぞろぞろやってくる。

 なにやら打ち合わせが路上で始まり、遅れてきた男がキーを仲間に渡す。

 すると男たちは各々駐車してある車に乗り込み、あれよあれよと車をたくみに運転してスペースを作りあげる、立ち往生していた車のために通路を確保したのだ。車はを通過していった。


 その後は、再び元の状態に駐車しなおす。短時間に連携プレーでとどこうりなく簡潔に終わった。

 気がつけば、最初とおなじ何事も無かったような駐車場にもどり、男たちもいない。


 あれは周辺店舗の人の専用の駐車場なのだろうか?

 商店街の警備員に鍵をわたしてあるとか…。

 日本ではまずない光景だなと、不思議な感銘をうけた。


 そういえばこんな話を聞いた事がある。

 日本に来た外国人観光客が。日本の立体駐車場をみて感銘を受けると言う。

 日本人にしてみれば、何てことない光景だけど、外国人はハイテクの国日本というイメージを立体駐車場をみて思うらしい。

 僕が見て感銘をうけた光景も、地元の人にしてみればきっと「何でこんなものに感銘をうけるの?」という光景なのだろうか。

 外国人のほうが本国人の気がつかない価値を見出す事は、確かにあるのだと思う。

 そちらの世界にはこの“概念”あるのだろうか?

 外部の批判を許さないと、本来あって気がつかない価値すら見落とす結果になると、気づいているのだろうか…。


 そのまま移動しバスに再乗車。

 この後の段取りは昼食を食べた後、空港に向い、いよいよ帰国となる。

 ああ、この旅もいよいよ…と理解はしているものの、感覚はいつまでもこの国に残るような感覚に囚われていた。

 旅とは不思議なものです。



「グランドバザール」のことは、地元では(トルコ語では)「カパル・チャルシュ」という呼ばれ方をているらしい。

(※関係ないけど「オーストリア」も地元の発音では「エースターライヒ」と呼ぶらしい、知った瞬間かるいカルチャーショックをうける)

 言われてみれば、確かに英語。トルコ語ではない。

 今の今まで英語である事になにも“疑問”を感じなかった…、恥ずかしいかぎりです。

 「英語主観」のみで物事を見ることに“疑問”すら感じなかった事になる。

 こういうのを“一方的”な見かたと呼ぶのでしょう。

 気がつかないでいると、偏った見かたに何も疑問を感じなくなってしまう…。

 恐ろしい限りです。


 人とは、日ごろ使っている言葉に何の疑問も持たない。


 でもたまにその「言葉」はどういう経緯で、なぜ使われているのか。

 時々立ち止まって考えるくらいの余裕は、人生において持つ価値のある行為だと考えます。

 Fさんはどう思いますか?


 そんな意味もあり、いつもの言葉をここににつなげようと思う、君はどう感じるかな…。

 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、冷静な判断が出来る事を心から願っています。


 世の中は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”をもっている。

 せまい世界のなかだけで完結しないのは事実のようです。

 君の周りの人に伝えてください。

 自分たちだけが一方的に正しいと思っているのは「恥ずかしくないの!?」と。

 理解を示す心の広さは「どこへやったの?」と。


 これは人としての“質”の問題です。


 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。

 人としての質が問われているのです。そう伝えてください。



 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。

 君は自分で思っている以上に強い人です。

 自分を責める必要はありません。僕が保障します。

 責めるのと、悔いるのは、別次元の問題です。

 悔いてもない人に囲まれて、“悔いていない”ふりをし続けるのは相当つらいと思います。

 脱出がベストです。


 人としての正しさを知らないという事が罪なのではない。

 それを学ぶ気が無いという事が罪なのです。


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〔10月01日(金)曜日〕〔25〕

 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。

 この事実を否定するのは相当難しいはずだ。

 どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だと思う。

 Fさんはどう思う? けれど僕はあえて“その権利を行使”していない。

 過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。


 その代わりこう言いたい「もう一度あいたい人がいる」と。

 それでもそれが「贅沢だ!」と言う人がいるならば、何を持って贅沢ではないのか定義を明確にしてほしいものだ。単に自分たちの贅沢が侵害されている事に怒っているだけという事実に気づかずに反論できるのだろうか?


「別に人生を全部返せって言う、無理な(実行不可能な)相談をしているわけではない」


 …という事実があります、これはささやかな奇跡を期待しているだけの事なのです。

 あと書くと不利になるかもと控えていたけど、この際リスク承知で書こうと思う。

 ヘルパーの資格をとろうと計画中です、東京で接客の仕事を通じて、お客さんが声にできない要望を汲み取り、理解して、対応するというのがいかに大切かは感じられたし、そういう仕事が楽しいともおもえる。無茶な仕事をこなす要領と充実感もしっているし、つらい事に屈しない根性も自信ある。これらの経験を生かせる仕事がしたいと考えていた。


 もし、先んじて就職できないよう手を打つ話を聞いた時に。

「そんな事したらそいつ地獄におちる」

 と一瞬でも脳裏に浮かんだならば、それが心に今も存在する善意です、大切にしてください。


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〔10月01日(金)曜日〕〔26〕

 “彼ら”は君がなかなか、なびかないから、

 じゃあ腹いせにこちらもずっと攻撃してやれ…と考えたのだろうか?

(そこまでくさってない?)

 もし事実なら、この18年間、同じ苦難の一端を君と共有していた事になる。

 それは僕にとっては(奇妙な事に)誇らしくも感じてしまう。

 繋がっていたのだろうか?どうなのだろう…

 

 だとしたら、2人の時間は断絶したわけではなく、図らずも“彼ら”を通じてつながっていた事になる。

 もしそうなら、切なくも、こそばゆい奇妙な想いになるけど…、どうなんだろう。

 あくまで仮説です。いつか疑問が解ける日を夢見ます。


 Fさんは全て背負い込むような感覚を時々もっていたような気がする。

 もしそうなら全てを背負い込んではだめです!“彼ら”はそれを狙っています!!


 君が、全ての罪を背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込み、容易に人の(君の)心を操る事が可能だからです。

 そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら”の手口だ!!だから注意して!

 非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法です。


 そうやって“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコです!気を付けて! 


 いまはつらいのかもしれない、大変な目にあってるのかもしれない。

 でも繋がりは、今でもあるんだと、そう思えれば乗り越えられると思う。

 きみにとっての“それ”が“何を”いみするのか。


 君は君の心を信じて良いのだと思う。




 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。


 そうやって“人”を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。



 何か言われたら、こう言ってください。

「私には命をかけてくれる人がいる、この人は私を邪魔になんか決して思わない人よ」と。


 そちらの世界なりのいい訳があるのだと思う。 

 …でも、そんなもののために、1度しかない人生を犠牲にされるのは間違っている。

「今度はあなたが人の都合を聞く番よ、さんざん他人の都合を無視してきたんだから、文句は言わせないわよ!」

 と、言ってもまったく問題はどこにもないと思う。


 君の“ポテンシャル”に賭けます。




「誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…」

 そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。



「君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった」

 それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。



 Fさん!もし、邪魔して何が悪い!いや、むしろして当然だ!

 …という人が周りにいたら、こう言ってやってください。


「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、

 誰も責任取ってはくれないよ」


「老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。

 もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」


“試練を乗り越えた君”にはこれを言うがある。


 君は必要な人間です。価値ある、すばらしい女性です。僕が保障します。

 三界に家を建てるには、実は君が必要なんです。

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」

 と言う権利を君は十二分に持っていると思う。

 遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!


 …一度わかれてその辺を一周してもどってきて、もう一度神社であう。

 18年前のあれと同じだと考えられないだろうか?

 一旦別れて、物凄い迂回したのち、もう一度再会する。

 そう考えるとあの時と同じになるけど。 

 だめ?


 そんなイメージ君に届く事を…



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〔10月02日(土)曜日〕〔1〕

 トルコ独特の風景の1つとして、店頭につまれた色とりどりのスパイスの山がある。

 アンカラ郊外でそんな店に触れる機会があった。ナツメヤシとか売っていて、買おうかどうかそうとう迷った。

 日本でも店頭に「みそ」を山盛りにして置いてる店があるが、あんなイメージだ。


 食品を日持ちさせるためにスパイスは必需品だったと聞く。

「エジプシャンバザール」などでもスパイスは目玉商品らしい…


 シルクロードでは「スパイス」は必ず売れる鉄板てっぱん商品だった。

 シルクロード交易は、初期と後期で扱う品物が変ってくる。

 以前にも書いたけど。例えば初期、中国の陶器がもてはやされたが、ヨーロッパで同様の陶器が作れるようになると、売れ筋ではあるが勢いは落ち込む。シルクロード交易にも、トレンドはあるわけだ。

 もっとも今のようにめまぐるしく変化はせず、何百年単位の変化だろうけど。

 スパイスは最後まで、シルクロードの主力商品で必ず売れる鉄板てっぱん商品だった。


 食品保存にスパイスは必需品なのに、どうしてもヨーロッパで作る事ができない。

 でもシルクロードはアラブ人に支配されていて、いつも高値で買わねばならず不満が渦巻いていた。

 「レアアース」で中国人に頭が上がらない日本人の不満にも似ている。日本では「レアアース」をはじめとした希少金属の代価品開発が進んでいるが、今まで以上に注目される事になるでしょう。

 同じように昔のヨーロッパ人も何か工夫して解決したい、そんな動機もあり、未知の海へ乗り出し大航海時代になる。

 もし簡単に手に入るならば莫大な費用と時間と人命をかけてまで、未知の海に繰り出さない。


 こんな話をきくと、いつもこう思う。


 そんなに流通に不透明な部分が多かったら、とても先物取引が発展する余地はないな、と。



 Fさん。「青田買い」という言葉を知ってるだろうか?

 あの言葉は、世界初の先物取引が日本で生まれた事を証明する言葉なのです。


 日本ではスパイスではなく「米」が主力商品だった。

 江戸時代、武士は「米」で給料をもらうし、百姓も「米」で税金を払う。

 つまり最終的に「米」を現金化しないと暮らしていけないわけで、その点において「大名」も「ただの武士」も同じだった。

 「大名」から「ただの武士」まで全国の武士の需要を満たすため、当時日本には世界最大級の米取引所があった。

 場所は大阪。理由は当時の海運の中心地だったからだと思う。

 ちょうど日本の中心位置で、全国の米を運び込むのに都合がよかったからかもしれない。

(※豊臣秀吉が、共和制で言う事を聞かない「さかい」を没落させるために、大阪を整備したとか以前読んだこともある)


 取引が日常化してゆくうち、こんなことがおこる。

 いい米を確保したい問屋が、まだ収穫されていないお米まで、取引の対象にするようになった。

 毎年いいお米をつくる田んぼだから、来年もいい米に違いない、だから、収穫前にすでに買う権利を買う。

 そして、その「買う権利」そのものが「金融商品」として取引されるようになり、一般化してゆく。

 中には、まだ田植えが終わったばかりの田んぼの「稲を買う権利」も「金融商品」として取引されるようになる。稲が植えたばかりでまだ青い田んぼの権利を買うから「青田買い」だ!

 そして中には「米」を買う気などなく、「権利」の転売で差益を得ようとする商人もいたと予想される。複雑に入り乱れ、皆で価格を上下させる事になる。

(※詳しい人ならリスクヘッジの説明がない、と言うかもしれないが、ややこしいので割愛します)


 こうした取引は、現在世界で行われている「先物取引」とまったく同じものです。


 残念な事に、このシステムは明治維新後なくなってしまいました。

 明治政府が「年貢」という「米」経済システムをやめてしまったのが理由です。

 江戸300年間に培われた取引のノウハウもすべて失われたわけで、すこしもったいない気もします。

 もし、その300年の取引のノウハウを研究していれば、世界最初の金融工学も日本でうまれたかも…などとちょっと飛躍した可能性だけど、思いをはせる事もできます。


 この大阪にあった「堂島米会所」閉鎖と入れ替わるように、世界史に登場したのがアメリカのシカゴ取引所です。大阪「堂島米会所」閉鎖が1860年代なら、アメリカのシカゴ取引所設立が1840年代ごろです。

 シカゴもまた大坂と同じように海運の中心地で、アメリカ中の穀物が集まってきて取引する場所です。

 このアメリカのシカゴ取引所は、その後も(約200年間)発展をつづけ、現在は世界最古の近代取引所の街としてそのをとどろかせるようになりました。


 

 専門家でないので、詳しくはわかりませんが、大雑把に説明すると。かつての大阪同様に「青田買い(←この場合は米でなく小麦とかの穀物だけど)」の「権利」が「金融商品」として一般的に取引されるようになり、それが現在の「先物取引市場」へと発展したものとおもいます。

 この200年の取引のノウハウを“おもしろい!”と感じて研究する人達がいました。

 シカゴ取引所の近くにたまたまあった“シカゴ大学”の研究者です。

 彼らは、学問としてシカゴ取引を研究し、従来の経済学では説明できない現象などはなぜおこるのか?という疑問を解くため日夜研究をつづけたのです。他の経済学と区別する意味で「シカゴ学派」とよばれるそうです。


 近代に入りある学生が何気なく、保険のセールスマンにセールストークに刺激されてある論文を作成する。

 それは、いままでシカゴ学派が唱えたものは抽象的で、具体的にどうしてそうなるのか「数学的に説明できない」。そこで彼はこれを数学的に説明する事を思いついたのです。

 平均株価と1銘柄の価格変動を比較してどうのこうのと、むずかしい事はわすれたけど。

 それは世界で始めて「シカゴ学派」の説明を数字で説明した論文になった…というのが僕の理解です。

 株価を予測する重要な要素として「平均株価」が重視されるきっかけとなった?と僕個人は理解してます。

(※ちょうどこれと同時期くらいに、アメリカである退役軍人が暇つぶしに、趣味で野球のデータを統計を体系化して自費出版、じわりじわりと人気が出て、いまや常識となる。それは今では当たり前になった「強打者は3番4番」という常識を作り出し、「セイバーメトリクス」という名で一般化しています。数学的技術を馬鹿にする人は、この今や野球で常識のセイバーメトリクスをも否定する事になる…、と言うのは飛躍のしすぎでしょうか?でも、このセイバーメトリクスがでる以前の野球界では強打者は1番とされていたそうです、しかし、3番4番にした方が結果的に勝てることが知られると、爆発的にこの考え方は普及していきました、金融工学が飛躍的に向上する時期と野球のセイバーメトリクスが普及する時期が重なって見えるようでおもしろいです)


 その後コンピューターの発展によってそれまで膨大で不可能だった、大量の株価の比較が可能になり、さらに発展をとげてゆく…。


 最終的にはフィッシャー・ブラック とマイロン・ショールズの2人が「ブラック-ショールズ(Black-Scholes)方程式」の構築に成功。(←現在では欠陥が1部指摘されているが、それでもその価値は落ちていない)この式により「金融商品」がさらに進化した「金融派生商品」の将来の株価を予想することが可能になる。

(※この式がノーベル賞を取ったのは1997年。僕が大学生の時だ。君は…この時どうしていたのだろう。あの最後の電話での会話から1~2年しか経ってない、あの時はごめん。たぶん、君はものすごい期待して電話をくれたんだと思う、なのに僕は何もしてあげられなかった。今は違う、それだけは断言する)


 現在この式は世界中の人が利用されていて、第一級のトレーダーなら自分でさらに改造したシステムを構築している。

 PC内に微妙に異なる式で取引する架空のトレーダーを設定して、実際の市場にあわせて架空の取引をPC内で繰り広げ、総合結果をユーザーに通告する。精度の高いシステムは門外不出のものだし、一応一般向け用のそうしたソフトも売ってはいるが、ソフト1本1億とか信じられない値段がついている。



 こうしたシステムを利用した「トレーダー」や「会社」が、世界中に何百万といて、1日に何百兆円という金額をやり取りしている。

 こないだ日本政府が為替介入につかった2兆円も、わずか2週間で押し返され、元の円高にもどった…世界は、広大で、複雑で、人間の想像の域を遥かに超える“巨大さ”というか、圧倒的な神にも迫る規模の大きさをもっている、そんなイメージがあります。


 シルクロード交易には物理的な障害があった、だから「スパイス」の先物取引は発展しなかった。

 しかし、いまやその壁が取り除かれ、取引はすでにもっと「進んだ」ステージにとっくの昔に進化していた。その事実を見ようとしない人が多すぎて、しかも理解もしようとせずに「資本原理主義だ」と単純に批判するのだから始末がわるかったりする。

 ニュースで「尖閣諸島また行くぞ!」と中国の漁船関係者が言っているを見ました。

 本人は本気で「何も悪いと」思ってないから厄介です。

 あれとさほど変らないと思う。

 

 そうした“厄介な”人多いと思うけど!負けないで欲しい。

 君が戦い続けられるなら、僕も戦い続けられます。


 せまい世界のなかだけで完結しないという事だけは、間違いようのない事実です。けっして単純ではない。単純であると吹聴する人間はなにも理解していないのに、した“ふり”をしているだけだ。そんな連中の説教など跳ね除けて!

 君の周りの人に伝えてください。自分たちだけが一方的に正しいと思っているのは恥ずかしくないの!?と。

 理解を示す心の広さはどこへやったの?と。真実に目を向ける勇気はどこへいったの!?と。

 彼らの放つ理想だけでは、世の中は良くならないと、わからないはずないのです。

 わかろうとしないのは、個人個人の“質”の問題です。目の前しか見ていない。

 そうした自分都合の連中に負けないで!



 これは人としての“質”がどうなのか?という問題です。

 教えが正しいとか、間違っているとか、そういう問題ではない。“質”が問われているのです。そう伝えてください。


 君が戦っているという前提で書きます。負けないで!応援しています。君は自分で思っている以上に強い人です。





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〔10月02日(土)曜日〕〔2〕

 こないだ報道されたニュース。

 ドライブレコーダーが撮影した車上あらしの犯行の一部始終。

 停車後、わずか数秒で目的のカバンを盗む…

 自転車でやってきて、ドアを開けシートの後ろにかくしたカバンへ一直線に手を伸ばし、数秒でにげた。

 被害者はごみ収集者のドライバーで、ごみ集積所に収集車を止めて、ごみを回収するため降り、無人になった運転席をねらった数秒間の犯行だった。

 日ごろからこのごみ収集車のドライバーの動向を観察してなければ、カバンがシートの後ろに隠してあるだなんてわからない。

 まるで“彼ら”のようだ。

 彼らも個人攻撃の材料収集に熱心で、時に置き引きや窃盗もやるときく。


 普通はバレない…、でもドライブレコーダーにばっちし映っていた。

 顔も全身も服装も自転車も完璧に映っている。


 世の中には“彼ら”のような事をする人がいるという事でしょうか?

 僕も置きっぱなしにしたものを紛失した事はある…。


 しかし、この犯人は“彼ら”と違いまぬけで、ばっちし映っています。

 “彼ら”はここまで間抜けでない…、非常に残念です。



 人としての正しさを知らないという事が罪ではない。

 それを学ぶ気が無いという事が罪なのです。


 Fさんはどう感じる?


 もし仮に、誰か自分を責める人がいたら、こう言って上げてください。

 「責めるのと、悔いるのは、別次元の問題よ」と。

 悔いてもない人に囲まれて、“悔いていない”ふりをし続けるのは相当つらいと思います。

 脱出がベストです…


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〔10月02日(土)曜日〕〔3〕

 どうなのかな…


〔10月02日(土)曜日〕〔4〕

 元気?


〔10月02日(土)曜日〕〔5〕

 大丈夫?


〔10月02日(土)曜日〕〔6〕

 そこは本当に安全なの?


〔10月02日(土)曜日〕〔7〕

 いざとなったらいつ来てもいい…


〔10月02日(土)曜日〕〔8〕

 迷惑かけたくない?

 

〔10月02日(土)曜日〕〔9〕

 遠慮は美徳でない時があるのも確かなことです。


〔10月02日(土)曜日〕〔10〕

 違う?そうでない?やっぱそう


〔10月02日(土)曜日〕〔11〕

 うん


〔10月02日(土)曜日〕〔12〕

 そう、そうね。


〔10月02日(土)曜日〕〔13〕

 わからないけど、…Fさんが言うなら


〔10月02日(土)曜日〕〔14〕

 君が決める事であるのは、間違いない。


〔10月02日(土)曜日〕〔15〕

 何のかんの言ってFさんは、“自分で”決める。

 そうでしょ?

 そうだといいんだけど


〔10月02日(土)曜日〕〔16〕

 なにか、いろいろあるんだろうか


〔10月02日(土)曜日〕〔17〕

 でも頑張って!

 僕は気がついたし。

 生きています。


〔10月02日(土)曜日〕〔18〕

 え?そうなの! そうか…そうなのか


〔10月02日(土)曜日〕〔19〕

 それは“大切”なの?


〔10月02日(土)曜日〕〔20〕

 “どう”たいせつなの?


〔10月02日(土)曜日〕〔21〕

 何が大切な“切り離せない”ものなの?


〔10月02日(土)曜日〕〔22〕

 “それ”が“どう”なのか


〔10月02日(土)曜日〕〔23〕

 君のプライド


〔10月02日(土)曜日〕〔24〕

 君の心


〔10月02日(土)曜日〕〔25〕

 君の思いで


〔10月02日(土)曜日〕〔26〕

 君の想い…


〔10月02日(土)曜日〕〔27〕

 支えはなに?


〔10月02日(土)曜日〕〔28〕

 優しさとひきかえに…


〔10月02日(土)曜日〕〔29〕

 君のポテンシャルに賭けます。


〔10月02日(土)曜日〕〔30〕

“人を許せる時が、自分を高める時”

(日本テレビ系『行列のできる法律相談所』で有名な弁護士、菊地幸夫氏の言葉)

 簡単でないが、目指しがいのある目標ですね。


〔10月02日(土)曜日〕〔31〕

 “彼ら”は決して正体を明かさない…(告白しない)、どんなに親しくなろうとも、絶対に。

 君ははたしてどうだろう…?

 18年前、君は一歩手前まで来ていた。

 先輩の正体を明かすという行為は、あとちょっと踏み込めば自分の正体も明かしかねない行為だ。

 今にして思うとそう思う。


 僕は賭けをしています。

 君が僕に告白するかどうかと。

 そこが、大きなターニングポイントになる。

 それは事実です。


 告白された事は胸にしまうつもりでいます。


〔10月02日(土)曜日〕〔32〕

 僕には“彼ら”に「人生を返せ!」と主張する権利がある。

 この事実を否定するのは相当難しいはずだ。どんな屁理屈をひねり出すのか一苦労だと思う。

 けれど僕はあえて“その権利を行使”しない。過去の文面を読んで欲しい、一度だって要求してない。


 その代わりこう言いたい訳だ。「もう一度あいたい人がいる」と。

 君はどう思う?


〔10月02日(土)曜日〕〔33〕

 “彼ら”は君がなかなか、なびかないから、じゃあ腹いせにこちらもずっと攻撃してやれ…と考えたのだろうか?(そこまでくさってない?)

 もし事実なら、この18年間、同じ苦難の一端を君と共有していた事になる、それは僕にとっては(奇妙な事に)誇らしくも感じてしまう。繋がっていたのだろうか?どうなのだろう。

 だとしたら、2人の時間は断絶したわけではなく、図らずも“彼ら”を通じてつながっていた事になる。もしそうなら、切なくも、こそばゆい奇妙な想いになるけど…、どうなんだろう。あくまで仮説です。いつか疑問が解ける日を夢見ます。


 Fさん!!君は全て背負い込むような感覚を時々もっていたような気がする。

 もしそうなら全てを背負い込んではだめです!“彼ら”はそれを狙っています!!


 君が、全ての罪を背負い込む心理状態になれば“彼ら”はそこにつけ込み、容易に君の心を操る事が可能だからです。そうやって君の心から“情熱”を失わせるのが“彼ら”の手口だ!!だから注意して!

 非常に悪質な人心掌握じんしんしょうあく法です。

 そうやって“情熱”を失わせるのが、彼らのオハコです!気を付けて! 


 いまはつらいのかもしれない、大変な目にあってるのかもしれない。

 でも繋がりは、今でもあるんだと、そう思えれば乗り越えられると思う。

 きみにとっての“それ”が“何を”いみするのか。


 君は君の心を信じて良いのだと思う。


〔10月02日(土)曜日〕〔34〕

 いやなの?


〔10月02日(土)曜日〕〔35〕

 君の嫌がることはしたくない。


〔10月02日(土)曜日〕〔36〕

 でも耳障りな事でも、言う必要があるなら…

 そう僕は学んだ。


〔10月02日(土)曜日〕〔37〕

 僕と別れた後“彼ら”は君に“まちがった”発見をたくさんさせたと思う。

 君は自分でそれを発見したと思い込んでいるけど、それは間違いです。


 そうやって“人”を“従順”にさせるのが“彼らの(中の「そうした人達」の)常套手段”です。


〔10月02日(土)曜日〕〔38〕

 できない?


〔10月02日(土)曜日〕〔39〕

 そんな事はない、君は強い子です。

 なにしろ、僕が憧れるFさんなんですから。


 君を信じています。


〔10月02日(土)曜日〕〔40〕

 何か言われたら、こう言ってください。

「私には命をかけてくれる人がいる、この人は私を邪魔になんか決して思わない人よ」と。


〔10月02日(土)曜日〕〔41〕

 いろいろ言われると思う。けど、がんばって。負けないで欲しい。

 狭量な人達が押し付けてくる“勝手なイメージ”なんか跳ね除けて!

 自分の心を取り戻すべきです。

 「心が狭くなると人の命まで軽くおもえるようになるのよ!」

 と言ってやってください。



 多分君の周りには悪意なく“そういう事”が出来る人がたくさんたくさんいると思う。

 それは悪意があるのではなく、心が内向きになっていて、外に向いていないからだと思う。

 心が外向きになれば、人として持つ“当たり前の感情”が戻ってきます。

 そう、周りの人に言ってやってください。


〔10月02日(土)曜日〕〔42〕

 なにか、そちらの世界なりのいい訳があるのだと思う。 

 …でも、そんなもののために、1度しかない人生を犠牲にされるのは間違っている。

「今度はあなたが人の都合を聞く番よ、さんざん他人の都合を無視してきたんだから、

 文句は言わせないわよ!」

 と、言って良いと思う。


 君に読んで欲しい本がある、日蓮の現存する正筆御書、一度見てください。

(周りにもすすめてください)



   「誰かが邪念に負けた、けど天は見放さなかった…」

    そういう事で全て矛盾しなくなると思うのですがどうなのでしょう。



   「君は試練に耐えた、だから…天からご褒美をもらう機会をもらった」

    それで何もおかしな事はないと思うけどどうなのだろう。



   「これ以上邪魔をして、もし本当に(あなたが)地獄に堕ちちゃったとしても、

   誰も責任取ってはくれないよ」



   「老後を誰とすごしたいかについては、私に決める権利がある。

   もうその頃この世にいない人に、とやかく言われたくないわ」



 試練を乗り越えた君にはこれを言う資格がある。

 それは保障できます。 



 君が「埋没費用サンクコストの呪い」にかからず、

 冷静な判断が出来る事を心から期待します。


 三界に家を建てるには、君が必要です。遊ぶ金ほしさの連中に負けないで!

「間違いに気づいたの、だから関係ないわ」と言う権利を君は十二分に持っていると思う。

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(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)



〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください

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