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第18話 おわらない話の理由3(未来へと続く話その6)

〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください


(この物語はフィクションです。登場キャラクターは実在の人物・団体等とは一切関係ありません。)

〔月曜日、1日目〕その1

 

 もう一度言いますが僕はまだ生きています。

 17年前の彼女には責任がある、けりをつける。その事に関してはお互い意見の違いは無いと思います。そしてその彼女は今現在も君の1部だ。多くのものを失った、仕事も友人も人間関係も、そしておそらく将来の展望の多くも制限されてる…、そんな僕の僅かなのぞみ、そして鍵をもつのはきみだ。

 …できない?

 なら、1つだけお願いがある。せめてこの監視の目を何とかして欲しい、いや、無理か…、ごめん無理言い過ぎた。そんな事ができるならとっくに…。


 君は僕の誕生日を覚えているだろうか?もう半年きった。次の誕生日まではギリギリ適用年齢なので普通の就職活動を続けます。いままでその内容をここに書かなかったのは彼らに妨害されたくなかったからだ。けど、半年きった。そろそろここに書こうと思う。僕はまだ生きています、生きる証をここに記していこうかと、読んでいてくれる人がいるなら書きがいがある。それにこの先どの程度干渉されるかのいいテストになる。


 第3話を読んでいて思った、当時は君の想いに圧倒されて咀嚼しきれないでいた。あきらかに。以前の僕と真実に気づいた今の僕は別人だ。人生観がまったく違う。

 君の望む世界が実現する事を何よりも願います、それは変わらない、でも1つお願い、これからも続く“僕自身の自由を賭けた戦い”には人生の1部でいいからつきあってほしい。このお願いはわかまま一歩手前ギリギリのラインのお願いだと思う。何も言わずともいてくれるだけで安心する気持ち、君にもわかるはずだ。あんな感じです。伝わっただろうか。


 出来れば助言や警告もほしいし、参考になる手段も何らかの形で知りたい。とりあえず目下の課題は就職活動。本屋に就職したいです。いま、浜松の本屋に履歴書を送っている返事待ちです。

 その他にも名古屋の本屋にWEB応募した、音沙汰なしな感じです。


 漫画も現在講談社四季賞に4本ほど投稿中です。これとは別に現在1本製作中、現在11ページめを手に付けているところです。


 最近気になるのはレンタルDVDで「ローマ」というシリーズです。そのうちいろいろ感想でも書きます。


 君が人生を再建したなら、僕は消え…、とんでもない。生きてます。

 僕の人生の再建を見ていてください、かなりスムーズでないと思うのですが。今もそとで車がうなっている。これは僕の人生の再建をかけた戦いなのです、どうか見守ってください。

 とりあえずはテストです。今弱音を書きました、どうリアクションがかえるのか。


 そうだ、こんな事あった、部活でホールで演奏会をしたとき、片付けをしてると君だけなぜか理由があって残ると言い出した。何のことやらと思っていた。

 のちのち親密になってから聞かされる、先生と会っていたと。

 僕がどれほど嫉妬したかわかってるはず?なのに結構僕のリアクション楽しんでいた…、けど、あの時は実際となりに君がいた訳でそれほど悔しくないし、第一随分鍛えられた、精神面を。何しろ毎日恋敵の指導を部活で受けなきゃいかんのだし、そんな事思い出した。これは初めての経験ではないのです。

 でも、君は親密さをあらわす手段として自分の秘密を打ち明けるという方法をとる。

 あまり、あれはやらない方がいいよと、そう伝えます。 

 なぜなら僕も親密さをあらわす手段として、自分の欠点をさらすという方法をとりがちだ。けど、相手次第で服従の姿勢ととられかねない。だからやめる、というかクセだから気を付けるようにしています。君も気をつけたほうがいい、相手になめられるから。多分。


 泣きはしない、もう泣かないと決めたんだし、第一もう泣き枯れた。

 希望かー、漫画かきながら本屋やってウンチクで周りを閉口させる毎日でしょうか。でも長期目標は人生観が変わる前からある。介護される年までには人当たりのいい性格を手にしたい…。これ僕の長期目標で10年くらい前から言っています。人格を磨かないとこの最終目標には到達しません、日々精進です。


 どんな手段でもいい、どんな話かいたら売れそうかアイディアがあれば欲しいところです。

 今回のことでわかったのは時間をかけて観察をくり返せば、見えないものも見えてくるという能力がどうやらあるっぽいという感覚です。なんとかこの能力を漫画に生かしたい…、ころんでもただでは起きませんよ、それは君が一番良く知っている事か…。

 今書いてるものとは別に、このサイト、じっくり観察してみようと思います。創作意欲のある人というのは間違いなくコアユーザーに近い人たちと思うので。


 さて、修理に出した自転車をとりにいかないといけません。

 自動車で大型店の立体駐車場は慣れてないので気合入れて行かないと。


 で帰ってきた訳だが…

 やはりいるいる。茶色い坊さん風の服着たおじさん。前一度顔見てる…、今日の白い帽子は変装のつもりか威圧のつもりか…、腕組みして歩く。

 あの口をくちゃくちゃしてあるくのも良く見る。

 顔に手をやるのは今、一押しの攻撃暗示らしい、たくさんの人がやる、さきのくちゃくちゃおじいさんも含めて。おいおい、傷心の人間に追い討ち?なんて素晴らしい「伝統と文化」何でしょう!子供たちにぜひ伝授してあげてください、きっと思いやりあふれる子供たちがたくさん出来て日本は楽園になるでしょう。…言い過ぎた?ま、遠慮する必要はないので。ええ?(今まで)どこが(遠慮してたの)?そんな感じのやり取りを先生にたいしての話題で彼女としたような気がする、懐かしいです。


 今日の笑顔のおばあさん…こわかった。あんな笑顔で鼻自信満々にこすってた。

 東京で見た大家さんと類似の人格モデルなら、あの行動は理解できる、スイッチ1つで人格が180度変わるあのこわさ、異常です、あ、間違えました以上です。


 今日ちょこーっと外に出ただけでこんなんです。

 僕の再出発への挑戦は波乱万丈かもしれません、人生って面白い。

 見るだけならただなので見ていてくださいね。


 ちょっと毒吐きすぎたかもしれない、いまだ君からもらった心は健在です。

 人は話せば理解できる…。君から教わった事です。けっして否定はしません、今も僕の人格の、重要な、構成要素の1つです。

 今日お店に立ち寄った時、僕を監視していた人がいたとするなら、たぶん驚いたと思う。笑顔で店員さんと接していたから。あれこそ彼女から譲ってもらった笑顔そのものです。誰にも奪うことの出来ない、僕の、大切な、宝物です。


 後いまさらながらですが、

 低周波対策、せまい路地に囲まれた場所に引っ越すのが一番効果的でした。

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〔月曜日、1日目〕その2 

 

 こんな事思った、もう少しだけ馬鹿に戻ろうかと…

 何も気づいていないつもりでいたほうがなんだか“楽だ”。君もそうなんじゃないだろうか…


 だから、12月あたりの自分に一旦もどります、当時との違いは…、まあ読み続けていただければわかりますね。徐々に徐々に気づかれないように馬鹿になりつつ、君を想う…、想うだけならいいでしょ?今まで通りだし。


 こんな事思い出した。

 あの大告白の日、ぼくは君に連れられてあの渡り廊下の前へいった。

 最初どう会話が始まったかわからないが、こんな始まりだった。

「私にどうして欲しいの?」

 と、君は困った顔で言った。あのかわいいポニーテール姿で。

「付き合って欲しいのさ」

 と、僕はいった。

「それは無理よ、ほかにどうして欲しいの?」

 たしかこんな事言ったように思う。今思うと2人とも子供だなと思うが、当時は真剣勝負だった。

「つきあって」

「ほかにはどうして欲しいの?」

 と延々と繰り返した様な気がする、君の記憶ではどうなってますか?この世でこの間違いを修正できる記憶を持っているのは君だけです。

「わたし、部活やめるかもしれない」

 そう、言ったような気がする。僕はまたか!と思った。

「そう、やめれば」

 とか、言ったのか、あるいは。

「また、そんな事言ってるの?」

 とか言ったのではないだろうか?君の記憶で間違いは修正してほしい。

 で、この辺りから、ああ、これはお別れの儀式なんだ…、もうあえなくなるのか…、と気づき始めた。だから全てぶちまけた訳だ。嫌われてもかまわない、むしろその方が好都合だ。だから、リミッターを解除した。


 このリミッター、解除してみようかななんて思います。恥ずかしがるような事は描かない。ただ、君が傷つく事を恐れず“彼ら”についてこれからも描きます。

 君には3人の部下というか、君が勧誘した人がいるのだろうか?あくまで根拠の薄い勘ですが、このくらいすると組織内である地位が確立する?

 …もしいたら気にする必要は無い、人間は自由であり、自らの意思で3人は入ったのだ、君のせいではない。君は生まれたときから入っていた、君の意思でない、そこが違う。

 だから何も責任を感じる必要は無い、君は大きな意思の中で集団の代弁者を演じたにすぎないのだから。例えて言うなら、極悪人を弁護する国選弁護人だ、本当はやりたくないけどいやいや弁護してる。あれと一緒だ。公人と私人を混同してはいけない。公人としての義務を遂行したまでの事。


 僕は17年前気づいてあげられなかった…、あんなに君がたくさんのヒントを出していたのに…。

 もし、気づけていたらこの事実は存在しない、だから、これは、僕にも責任はあるのだ。君がこの17年してきた事には僕にも責任がある。そして、君にも僕の人生の…。


 これは公人としての義務ではない、私人としての義務だ。2人はお互いに借りがある…。


 自分が一番正しいと思ってるでしょ?そういう所よくないよ、17年前の君は手紙でそう訴えた。

 ならば僕はこういう、君は死に直面した恐怖がないでしょう?全てが無に帰すあの恐怖。僕は大病をし、あの猛撃を経験し、死線を超えたのは何度もある。誇張は無い。


 病気の時は明日いないかもしれない恐怖(だからやりたい事を続けようと思った、死ぬ前に遣り残しはしたくない、それで漫画を続けた)


 警察に逮捕されるかもと考えた恐怖。(実際、傷害罪でつかまったら最短でどのくらいで出てこれるかまで計算した)


 だから言うのではない、一般論でも言う、君は臆病だ。心が折れるときはすぐ折れる…。そういう所よくないです。すぐ付け入られるから。メンタルトレーニングが幼い。そこがかわいいと普段なら言うが今回は言わない。こわい?馬鹿馬鹿しい、電話1本くれればかけつけて軽くひねってやる。



 出来ることならその悩み、分かち合いたかったな。その機会が来る夢くらいは見てもいいよね、そう思った。


 親を恨む?これは僕自身の話だけど、東京で病気で死にかけた。身動きできず部屋でどうにも出来ない状態だった、まじであのまま死体になるかと思った、死ぬ前に君に会いたいな、走馬灯がめぐる。動かない体をなんとか回復させて電話をした、その日のうちに救われた。それ以降、親へのわだかまりは薄れた。


 へたな慰めより、こういう経験談のほうが聞きたいのだろうというのは知っている。当たりでしょ?君の中にいる17年前の君に聞いてみてください。外れてたら…そのときはごめん。

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〔火曜日、2日目〕


 いまもエンジンのうなる音、まったくたいした「伝統と文化」です。

 僕には何がもう遅いのかわからない…、君は、Fさんは、本気でその世界でその子を育てる気ですか?自分の不幸をその子にも背負わせる気ですか?これは君の人生の問題ではない、その子の人生の問題だ。自分の生い立ちを振り返ってほしい。

 沢尻えりかの旦那みたいにはいかないけど、僕もあんな風に守る力があったら違うのだろうか…。

 「もしもピアノが弾けたなら」という古い歌がこだまします。


 君に問いかけます、これを読んで、もしキレてる僕の顔が浮かんだら、それ正解です。

 でもいくら非難しても、僕が君を軽蔑しないことは知ってると思う。だからなのかな…、君も決して僕を軽蔑しなかった。さいごまで…。


 さて、キレるのは終了して冷静に分析。

 行動パターンはたぶんこうでしょう、無駄とも思える努力の積み重ね。だから未だにくる、あきらめない。たぶん、自殺させたいのかな?けどそれはもうない。大切なものを思い出したから。

 そっちがその気なら僕も“無駄とも思える努力の積み重ね”をするまでです。君の事だけでなく、いろいろな事で。根競べでは負けません。


 たぶんイニシエーションの意味で君には何か課題が課される?そう予測します。

 その時は、それが本当に君のやりたい事かよく考えてください。


 こんな事妄想します、沢尻エリカはスペインか…、ヨーロッパまで2人で逃げたらどうなるのだろう。言葉の通じない地でやっていけるだろうか…。いやいや、そこまでせずとも介護士の資格だけで充分だ。

 じゃあ子供は?いじめられないか?…やはりここがウイークポイントになる?そんな事妄想します、妄想です。君の懸念を吹き飛ばすナイスアイディアがあればいいのですが(だいたい超能力でもない限りそれを性格に予測するのは神業になる)、というか駆けつけられればいろいろできるのに(状況がわかればだいぶ違う)…、残念です。

 あ、仮説に基づく妄想です、これを本物の君がどんな顔で読むだろう…、手紙にあった、しかってくれるときはちゃんとしかって欲しいと…。どうなのだろう。

 どうですか?久しぶりに聞く外部からの“正論”は、耳障りだけど懐かしいと感じてくれたら幸いです。


 そちらの世界では、あの男もそのうち自分の人生を見つけるから大丈夫、とか言われているとしたら大間違い、いまだに監視は続いてるし、攻撃もある。たぶん、「死んだ」ではだめなのでこうしたいのだろうか?という事は、あの猛攻撃はマジで僕に自殺させたかったのだろうか…、文字どおり本当に死んだなら何の問題もないし、たぶん僕でなければ、無事ではすまなかった。

 だから、続けないといけない。

 彼らは、ついこの間まで僕を社会的に抹殺するため、傷害事件をおこして、その濡れ衣を着せようとしたばかりでなく、新橋という町レベルで攻撃をするという事を。本当についこないだまで笑いながら、平気でやっていた。


 をねじまげてするのも大概にしてほしい。戦いを仕掛けているのはそもそもそちらで、に暮らしたいのはこちらなのだ。


 人は自分がこの世で言われて一番いやな言葉を使って人を攻撃する。

 人格攻撃をする人は、人格の欠陥を気にしている人だし。

 詰めが甘い!という人は、自分の詰めの甘さを気にしている人だ。

 年金も無いの!?という人は、常に老後の心配をしている人で。


 人を悪魔呼ばわりするひとは、自分が悪魔であることをきにしていて。

 人をキチガイ呼ばわりする人は、自分がキチガイであることを自覚していて、それを言われるのが一番いやなのだ。


 もし、それは濡れ衣だ!というなら。仕事ください。

 その他行動で証明して見せてください。


 言われました

「口の減らん餓鬼やな!」と、あの乗り込んできたおじさんに。ヤクザみたいですね。

 富士宮で女子部の子をぶん殴り、しかも会合場所でその怪我をした醜い写真をポスターにして張り出し、悪いのは殴った幹部なのに、その子が全部悪いと書いてさらしものにする。こんな事平気でするんですね。ぼくは救いたいです。僕の言っていることのどこが間違っているのか、言えるものなら言ってください。彼女がこれをどう見るかわからない、けど見ていて欲しい、そう思った。


 僕があの17年前の夏祭りの日、あの話をちゃんと聞いていたらこんな世界に君をい続けさせなくても済んだ。僕にも責任がある。君はどう思う。あやまりたいです。ごめんと、ああ、そうか、この試練はその罪の罰か…などと感傷めいた事思っても仕方ありません。時間が戻るわけでもない。


 こんな事思った。君から貰った思い出は今も生きています。僕を支えている。では、君はどうなのだろう…、君の中の僕の思い出はどうなっているのだろう?生まれてはじめて本音を聞かせてくれた男、決して自分を軽蔑しない男、どんなに…

 今も君を支えているならそれはそれでうれしい。


 もし今でも思う所があるなら、僕を叩きのめしに来てくれませんか?

 でも、それが出来るくらいの意思の強さがあるなら、もっといろいろできるのか…

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〔火曜日、2日目〕その2

 そもそも疑問がある、なぜに子孫繁栄?なぜそこまでこだわる?なぜ自分の子にしがらみを持たせる?

 他人の家族にどうしてそこまで肩入れするのだろう…、だったら家も何とかして欲しい。部外者ならではの疑問。たぶんそう感じるのでしょう。僕のような境遇になる恐怖?ああ、そうか!!そういうことか!これは見せしめだ!子供を組織に入れないと将来こういう目に遭うぞというあれか!!それが彼女の恐怖でもあるのか…。見せしめね…。愛とか言ってて普段どう思ってるのでしょう。理論が整ってない。そういえば、どこの宗教も無償の慈善事業って必ずやるけど、そちらは金を取ることはあっても逆って無いですよね。たぶん。普通じゃない。


 それでも生きて見せましょう。生き残る事自体がそちらの敗北なら。


 たぶん、君1人なら来たかもしれない…、50%くらいの確立とふみます。けど、子供がいたのでは無理ということか…。そちらの世界では活動しない家庭を“寝た”と表現すると聞きました。可能な限り寝かしてあげてください。それとも一緒にヨーロッパでも…、いや妄想か。


 そう、こんな可能性もある。そちらの世界では気に食わない相手に、死ねとよくいうみたい。

 いじめで黒板にそう書かれた経験はないが、その様な話は良く聞く。

 ひおっとしたら、いじめ件数の少ない地域は“彼ら”も少ないのだろうか…、いじめも組織を代表する文化と皆が認めている?それなら確かに自らの身分を明かしたくないわけだ、掃き溜めの君臨者という称号はかっこよくない。それでイメージをいつも気にしている?組織が掃き溜めで満たされているのを知っているから…。


 君が子供を置いてこちらに来ることは不可能だと考えた。

 そもそも、君は気持ちをなにより大事にする人だ、おそらく、世界でただ一人、もっとも心を通わせられる存在がその子だと考えた。ずっと君が望んでいた存在かもしれない。普通の母親以上に愛情の対象である可能性が高い、それほど間違ってないと思う…、どうなのかな…


 ちなみに僕のこの記述を凶器とかに例える人がいたとしたら、それは普段から自分が凶器を使っているという自覚のある人です。もし、その自覚の無い人がこれを読んだら「ひどい話」以上の感想は持ちません。悪人ほど、善人の行動が悪魔に見えるのは自分が悪魔だからです。


 ぼくは彼女に悪魔が憑いていようと好きだったりします。


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〔火曜日、2日目〕その3


 内村輝○さんはうわさでは随分追い込まれたそうです。うわさです。どんなうわさか調べてみました。

 ま○○○があまりしつこく若手を勧誘するので「そういうのよくないよ」と言ったとかなんとか…

 その後2人が競演した番組、見たことない。そう言えばあの番組なぜか終わってしまった。

 それでも今がんばってる姿はすごいです。


 終止符を打つ鍵は何でしょう。僕があきらめる?そんな馬鹿な…、そんな事したら惨めな敗北者としてずっと何らかの何かを受ける。


 内村さんはファンがたくさんいたのでしょう、無視できない声が、だから復活?できた。いまだ監視はされてるのかもしれない…、けど、彼には支えるものがあり、それが復活のキーワードだった。


 幸か不幸か僕にも復活の鍵はある。世の中にはそれが無くて、惨めな敗北者としてずっとすごす人が多い中僕にはある。君だ。


 君の支持があるかぎり、復活の目は消えない。例え来なくても支持してくれるだけで僕の立場は全然違う。そちらの世界で何よりの価値基準は“イメージ”だ!高尚な哲学でも、鉄の団結力でもない。恐怖に裏支えされたイメージ!、つまり“なんとなく”が一番の価値基準になっていると推測する。それが証拠に聞いてみるといい、理路整然と理論の欠如なく、自らの信念を理論で説明できる人間はほとんどいまい。仏法の問答1つできないと推察する、せいぜい同じ題目を暗示のように繰り返す事しか、宗教的な事知らないのだろう。幕末に発生した「ええじゃないか」と同じだ。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ、損、損、ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか」と繰り返し唱えて踊り、町を練り歩く…、混乱の幕末の不安な空気を吹き飛ばしたくて、自然発生した江戸末期の流行です。すこし狂気じみてるけど。題目の中身などどうでもよく、ただ空気を吹き飛ばしたいだけの浅はかな行為、それが「ええじゃないか」です。

 

 みなイメージで動いている、哲学など無い。あったらとっくに日本を支配してる。


 ここに2つの答えがあるのに気づきましたか?


 1つは、彼らは怖くない、その行動原理は夜光虫と同じ、光に集まるだけ、綿密な計画性などまったくない。あれほどの影響力の全てを綿密に計画して動かせたら何でも出来るが、できない。綿密な行動は出来ないのです、人々の無知と誤解を利用して“ちょっとした事”を大規模にやるのが限界。

 もし本当に能力があったら、政権とって見せてください、出来ないのがいい証拠です。


 もう1つは、イメージの世界では僕と君の関係は絶大な影響力をもつ。だから皆おそれる。

 君がこの力を封じてしまった場合の僕を想像してみてください、一体どうされてしまうのか…、そしてそれが想像できる君が何を思うのかは想像できる、残念なのは君は思った事の全てを行動で表せない事だ。でも、出来る範囲で協力してほしい。想うだけならただでしょ?


 君がこちらにこれない不確定要素…、何された?心配です。

 もし“ちょっとした事”を大規模にやる攻撃に悩まされたなら、僕は対処法を知っている。

 もし個人的に何かされたなら、直に対決して跳ね除ける方法を知っている。


 君は誤解をおそれて人との論戦を避けるところかあった、誤解されるくらいなら黙っていたほうがいい?黙っているから、僕は誤解するし、周囲も君を正しく理解しない。表現されない自分はいないも同じなんです。


 もし、自分を表現できないと言うなら、時間をかけてその努力をしてください、いつか必ず報われるから。それまでの間、僕を想い続けてくれませんか?そうすれば僕の生は保たれ続ける、言ったでしょ?鍵は君だと。



 もし、つらい目にあったなら、題目よりいいメンタルトレーニングを教えてあげましょう…

 過去に遭遇した一番いやな事を想像するのです、そしてそれと今のつらさとどちらがつらいかを想像するのです。あれよりまし、と思い込み、そしてこの「あれよりまし」を心が落ち着くまで繰り返すのです。落ち着いた頃、そのいやな事を思い返して、あれは何だったのだろう、と思えれは成功です。


 以前CMで、こんなのありましたね、失恋した女の子が彼から貰った時計を川へ投げる、バカヤローとさけぶ、3分ほどたち、あーすっきりした、なんだこれだけの事か、と立ち直る…。イメージとしてはあんな感じです。


 そうか…、追い詰められたとき頼るのは君にとって当然に彼らの手法だ!そこか…、ポイントは。違うのかな。まあいい、これからもメンタルトレーニングの方法を書こうと想います。願わくば、本気なら、その方法との決別が必要であると、心の片隅に置いておいてください。


 で、誰でもいいので答えてください。

 もし、僕がそちらに入った場合、彼女が離婚して僕と一緒になるのは、そちらの価値基準ではどうなのか?ありなのか?なしなのか?

 ま、答えるすべも無い事ですが、そんな疑問を随分前から抱いています。もしokなら全て片がつく、彼女はなにも傷つかない。


 ああ書き忘れた、僕は生きています。

 そして、彼女も生きている。


 こんな事想像します、僕は思い違いをしていて、実は今でも君は戦っている…、

 争いは1度や2度の敗北は覚悟の事、前にも言った、もし仮に別居したなら、長期戦では向こうが圧倒的に不利だ。この基本戦略は間違ってないと思う。問題は僕が詳細を知らない事だ、細かいところにこの計画、ほころびがあるのは当たり前のこと、何もこちらはそちらの事情を知らない。超能力があるわけでもなく全て盛り込んだ計画など不可能だ。

 仮に小額請求訴訟がなにかしら無理だったとしたら、違う手段を講じる事を考えればいい、だって世の中には同じように離婚したケースがたくさんある。先輩の例から有効な手段を見つけて自分なりに工夫すればいい。

 以前書いた、リミッターを解除してみると、君が傷つく事も恐れずかくと、怒ると思うけど、これは1度は書かないといけない事だと思った。…子供は失ったら、また作れる。それは事実です。ごめん、こんな事かいて、けど、最低1度は言わないといけないと思った。気を悪くしたなら謝罪します。なんどもこれを書くのはためらった、絶対怒る、嫌われたくない、というかありえない。

 でも、嫌われてでもかまわないから。全部伝えようと決めたわけです、君の知る僕なら、やりそうな(言いそうな)事だと思ってくれたら幸いです。

 あと付け加えます、君だけ先に離婚してこちらに来て、時間をかけて親権裁判を続けるという方法もある。3年位かな決着がつくまで。けど、不可能じゃない。この先何十年の人生がかかっているのです。君の人生。大切にしてください。

(ひょっとしたら仮処分で子供をとられた可能性もある?だとしてもそれは一時的なもの、取り返すのは不可能じゃない、その事を知らなければ“とられた”と感じるかもしれない。仮はあくまで仮処分です)


 僕は大枠しか提示できない、細かいところは君自身お手で手を加えないと。そこは、わかって欲しい。



 もし、思考停止しそうなら、こういう手もある…。

 階段を昇る時、普通は意識しないが、あえて心の中で右足をあげる、左足をあげる、と普段意識せずにしている動きを細かいとこまで意識して体に命じるのです。水道の場合でも、蛇口に手をやる、蛇口を回すためにひねる、出た水に両手をかざす…、と、当たり前の動作を1つ1つめんどくさがらず意識して体に命じると頭が冴えてきて思考停止からぢ脱することがある。特に街中を徒歩で移動しているときが効果的です。どちらの足をどう動かして、どう歩くか、いちいち体に命じて動かすのは結構新感覚です。ボーっとしているより冴えてくる。


 邪悪な人間って思われてるのかなー、どの辺が邪悪なんだろう…、よかったら教えて欲しいものです。たぶん、不可能だと思う、だってそれは言いがかりだから。

 言いがかりとは、根拠なく人にレッテルを貼ることです。

 東京では完全自活してたし、人に後ろ指さされるような悪行もしてない。道でたおれたおじいさんを助け起こした事すらある。酔っ払いのおじいさんを邪険にせず電車の中相手してあげた事すらある。

 小さな男の子が落とした箸をひろって渡した事すらある。

 なぜ?


 いい事は都合が悪いから流布されないのか…、


 ああ、そうか!僕が道行く監視にかるーく反撃する行為が、そちらから見るとそうみえるのか!たしかに自分本位の性質上自分にも落ち度がなんて発想は消えてしまう、そういうことか…。少し、わかりました。それじゃこないだの路上トラブルも、かなり捻じ曲げて流布されてる訳ですね。善意ある人は疑ってかかりましょう。情報操作です。こわいこわい。

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〔水曜日、3日目〕


 Fさんへ、とりあえず僕はまだいきています。

 会って話したい事があると随分言いました、もう書いちゃいます。少し長くなるかもしれません。


 そもそも最初に会ったときは衝撃的だった。

 紆余曲折を経て君に少しずつ近づくにつれ、ふしぎな人だと思うようになった。

 

 僕は遊ばれているのだと完全に思い込んでいた。

 自分の都合のいいときだけ必要とされる男。そう感じた。


 いつも、君はふしぎな決まりごとを、たくさん僕に押し付けてくる…。

 本当に不思議な存在だった。


 本当に突然だった、突然君は僕を受け入れた、正直意味がわからなかった。なぜ、どうしてそうなったのかがわから無いのだ。


 君の人柄は接するにつれてわかるようになる、何を嫌い、何を好み、どういう感じ方をするのか。

 しかし、何か隠してる…、ずっとそう思ってきた。


 いづれ君は話してくれるだろう、そう思っていた。

 なんて理不尽で勝手な女なんだ、もう知らん!と何度思ったことか…。


 突き放すと帰ってくる君が理解できなかった。

 何度部活やめるって言ったんだ、またかよ。とか思ったものだ。まったく身勝手な女だと。理解できんと何度も思った。


 理解するためには、会うしかなかった。

 神社で会うときは。君は別人だった。一度もすっぽかした事は無い。まるで別人格。理解に苦しんだ。


 いつも不可解な言動が目立つ、なにを訴えているのかがわからない。


 けど、悪意も軽蔑も感じない…、それは心底信頼してくれる目だった。

 実は付き合いながらも、破局を意識していた。いつか終わる、これは偶然に過ぎない。


 たぶん、彼女は次にいい人ができるまでの暇つぶしをしているのだ、誰かできたらあっさり捨てられる。そう考えていたんだ。17年もね。


 けど、2人きりの時君が示す愛情は本物で、今まで見た事も経験した事も無い甘いものだったのも事実だ。そしてその価値に17年も気がつかなかった。


 わかるだろうか?つい最近本当のことに気がついた衝撃が。

 愛らしい、わがままだらけの偏屈女と思っていた人が、本気で自分にほれていたんだと気づいた時の衝撃!あれが、全部自分をかばっての行動や努力だとわかったときの衝撃!君は何も悪くなかった、悪いのは気がつかない僕だった、と知った時の衝撃。


 外からみたら、17年もたって何言ってんのなのだろうが。僕から見たら17年は経っていない。だって気がついたのは6ヶ月前だ!6ヶ月しか経ってないのです。会いたいと思っておかしくないでしょ?


 もし、手紙をだしたら、返事だけでももらえませんか?


 そもそも、君が逃げたと知ってから始まった。

 もともとは僕が気がついたという事実だけでも君に伝われば…、そう願っていた。


 逃げたと聞いて、何されたんだ、どうされたんだ、何とかせねば。とこう思ったのだ。

 もし、逃げるのをやめたのならば、それは君の意思だ。君の意思は尊重しないといけない。敬意をはらわないと。それが僕の生き方でありポリシーだ。そちらの世界にはない概念みたいだけど。


 だから、僕にも敬意を払って欲しかった。これは君のみに言う言葉でない。全ての人にいうセリフだ。

 敬意を払うから、敬意を払って欲しい。そちらの世界にはなじみ無い概念だろうけど、僕はそう考える。僕は常に君に敬意をはらった、それは君自身がよく知っていると思う。もし、僕に悪意があるなら、あんなことや、こんなことも、思い出の中からいくらでも書けるが、実際書いてないと思うけど、どうだろう。


 君の敬意を期待したい想いがあるわけです。もし、僕のはらった敬意を思ってくれるならそれに答えてほしい。手紙を返すぐらいの敬意を期待してもいいでしょ?

 かなり先ですが、暑中見舞いを出します。それまでには考えをまとめておいてください。

 僕が何を期待してるか、わかりますか?

 僕はやっと真実に気がついたという事実を君に伝えたかった。

 だから、君から、確かに聞きましたという答えが最低限、欲しいわけです。


 敬意を全ての人に、期待します。

 

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〔水曜日、3日目〕その2


 Fさんへ、今だ一応、僕は生きております。死んではいません。

 最愛の君が心配です。


 もし、仮に今も君が戦っているとしたら?とにかく長期戦を想定してゆっくりかまえていいのではないでしょうか。もし、別居に成功しなかったら?こういう時、夫から逃れたい女性が駆け込むシェルターと呼ばれる施設があると聞いた事がある…、今ネットで調べると「全国女性シェルターネット」というのがヒットする。家庭内暴力から逃げる女性用とされているが、仮に暴力が無くても相談くらいには乗ってくれそう。わからないが、可能性の1つです。

(グーグルで“女性が駆け込むシェルター”で検索すると出ます。また、検索ボタン横の検索オプションを開くと、詳細検索ができます。ためしに“キーワードを含めない”の部分にDV(=家庭内暴力)と入れて検索しても“女性団体連絡協議会、駆け込みシェルター”というDVに関わらず支援してくれそうな団体にあたります)

 こういう時、心に繰り返し唱える言葉はこうです。

 “ないなら、ないなりに、工夫する!”

 自分にしっくり来るよう、言葉を足したり組み替えたりして唱えると気が楽になります。


 さて、僕の方はと言えば、ハローワークは相変わらず代わり映えのしない求人しかない。借金があるわけでもないし(←そう、ここ褒めてください!僕は一度も借金をしたことが無い!ビンボーでもなんとかやっていけるのです。おかげで自炊はだいぶ出来るようになりました、)、働いた経験が無いわけでもない、こういう時は、僕は自分にこう言い聞かせます。

 “あせって、安易な結論にとびつくな”

 “いては、事をしそんじる”

 …ので、経験者の経験談をネットでさがして読んでいます。

 下手な広告っぽいサイトより、現実味のある実態のイメージがつかめます。

 で、それによるとこの人は登録型就職支援サイトをつかって、まず借金返済のため単純労働で1年ほど働き、それが終わった頃、普通の会社に正社員として入ったそうです。僕は年齢がきてるので、上手くいくかわかりませんが、とりあえずやってみようと思います。

 “やってみなけりゃわかりません、勝手に駄目と思い込むのは犯罪です”と今回はそう唱えてみようと思います。


 そちらの世界では僕のイメージがだいぶ悪いみたいなので、すこしは払拭するような事も書かないといけない?と言う事でしょうか…、おそらく、僕の人柄を書いたほうが、何よりも効果的と判断します。何しろ誤解と無知を利用して、操作されている人がほとんどのはずですから…。


 博打はやりません、まったくやった事が無い。パチンコ屋にも1度も入った事が無い。何が楽しいのかまったくわかりません。

 酒も飲みません、ビール3杯で限界で、社交辞令くらいでしか飲みません。プライベートで酒を飲むなんてありえない。当然、泥酔して人に迷惑かけたこともありません。

 お前何が楽しい?と言われかねませんが、上記の馬鹿騒ぎにくらべたら、創作のほうがずっと楽しいのです、ちなみに創作というとすぐに萌えとかそういうの想像する人いますが、どういう訳か僕はあまりやりません。なぜか?最高の女性を高校時代に現実の世界で体験しているから、わざわざ架空の世界で満たされない思いを昇華させる必要が無いからでしょう。

 ちなみに僕は藤子・F・不二夫ファンで、先生のSF短編を尊敬しています。

 先生のSF短編は大人向け作品として、知る人ぞ知る存在で、「ニューイヤー調査記行」「ひとりぼっちの宇宙戦争」「ミノタウルスの皿」「未来ドロボウ」その他100近くあるのでしょうか?僕も全部は読めてないのです。どれも傑作です。


 それから、誇張なくいいますが、この人はひょっとして僕に好意を持っている、こちらがその気になれば…、なんて事も3度ほどありました。けど、彼女との思い出のケリをつけるという目標を、棚上げにしてまで好意に思う人がいなかったのも事実です。

(ここで、むこうが強気で押す人だったら、どうなっていたのでしょう…、人生は複雑怪奇です。)


 僕は基本的に、駄目人間が好きです。

 人がうっとうしいと邪険に扱う人を、友達とまではいかないけど、助けてあげたり、味方するのは大好きです。なぜなら、僕もそうして欲しいからです。

 そして、失敗したときは、それはそれでしょうがない、それより、次はどうしたら失敗しないかと考えるのが好きです。


 “もって生まれた能力の限界、これは努力ではどうにもならない。けれど、一度したミスをどうリカバーするかは、その人の創意と工夫次第、これはもって生まれた能力の低さとは関係ない。その人の努力しだいだ。”


 これが、仕事をする上での僕が導き出した基本概念です。


 君はこれを読んでいるだろうか、これを読んでどう感じるのか知りたいです。願わくば君の行動に反映される事を切に願います。


(仮説1)

 よくわがままだというキーワードを頻繁にきくが、それは君が玉の輿にのったのが原因という事か?だったら心配する必要は無い、世間では普通にみなそういうリアクションをする。せっかく祝福したのに、なによ、あの祝福の気持ち返して!と、こういう理屈なんでしょうが。だからと言って、その程度の貸しで人生を縛られるのは馬鹿馬鹿しいことです。相手は妬んでいるだけで、関係ありません。妬みですから、ほっとけば自然に消えると推察します。恨みではないのですから…。

 その程度の事で1度しかない人生を縛られるのは、馬鹿馬鹿しいことです。

 あくまで。仮説に基づく仮の話ですが…。


(仮説2)

 これからも一応、君が戦っているという前提に基づいて仮説を書こうと思う。たとえ勘違いでも。仮説ですから、もし、使える仮説があったら拾ってください。

 とにかく、落ち込むのはよくない。まさに彼らの思う壺だ。だから、今まで通り、漫画も描くし、ビデオを借ります。もし、仮に君がそんな状況じゃない様な時に、僕が漫画やビデオの話をしても、それは負けないように生きている証と思ってもらえればうれしいです。心の余裕は何よりも大事です。なくすと、簡単に、人から、操られてしまいます。心の余裕とは、自らそのものでもあるのです。



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〔木曜日、4日目〕


 一応、まだ生きています。そちらはどうですか?


 職探し、一応昨日記述したサイトに登録してみました。まだ反応は無い、そんなものかもしれません。

 大型量販店でさがしてみるとなくはない、けど名古屋とかになる。東京も飽きたし西もどうだろうなどと思ったりします。

 取り合えずいろいろさがしている感じです。あきらめない事が肝心です。そう思った。


 今、思い返すのは君から先生との秘密を告白された日のことです。

 秘密を打ち明けられたうれしさと、悔しさで、どうにかなりそうだった。

 あの時の僕を君はどう見ていたんでしょ。

 あの時の僕は、君が百戦錬磨のつわものに見えた。あまりに、ぼくがその様な振る舞いをするので、

「そんなにたくさんの人と付き合ったわけじゃないよ…」

 と、君はかわいく言った。

 脳細胞が5~6個破壊され、修復に何ヶ月も要した。


 微妙な微妙な関係が続き、ある日突然親密になる。


 そんな時だ、君がこういった。

「もう、先生の事なんとも思ってないよ」

 あれがどれほど嬉しかったか判らないでしょう?良く泣かなかったものだと思う。

 あれは、部室(=音楽準備室)での記憶だと思う。たまたま2人きりになった瞬間を狙って僕が聞いたのだ。

「こないだ先生が来ていたって聞いたけど、その時Fさんはどこにいたの?」

 冷静を装いつつ、鼓動が上がってゆく僕。気がついていただろうか?

 すると、君は言った。

「(その時間)K君と(神社で)一緒だったじゃない」

 動揺して僕はその事に気がつかないでいた、ああそうか!と思わず僕は声を上げる。そして君はこういったんだ。

「もう、先生の事なんとも思ってないよ」



 この思い出は、本当に合えるようになると思る日まで封印しようと思う…。そんな事思いました。


 君はまだ戦っているのだろうか…、一応その前提で仮説を述べます。


(仮説1)

 いろいろ調べてみています。そちらでも、もう色々やっているのでしょうか。転職よりも引越しよりも離婚はエネルギーを使うのは確実で気合入れて生きましょう(行きましょう)。


 ネットで離婚について調べると、すぐ商売にしようというサイトばかりに出くわします。少しでもまともそうと思うものを、時々提示しようと思います。取り合えず少しでも役に立とうと努力しているとこだけでもかってくれたら嬉しいです。

(「」内のタイトルをグーグル検索すればヒットするのは確認済みです)


①とりあえず最初に見つけたサイト> 「離婚問題相談アドバイザー」

“離婚協議書の書き方の相談、財産分与の相談、慰謝料請求の相談、子供の養育費の相談、子供の親権の相談、面接交渉権の無料相談”などが主な内容です。


②次に>「別居の長期化によって、離婚した場合、慰謝料を請求することはできるのでしょうか...」

“yahoo知恵袋”という質問掲示板の書き込み。

 ここに離婚できる別居期間についての言及がのってる。何でも婚姻期間をこえる期間別居しているとみとめられるとか…、でも掲示板の書き込みなので、細かい確認は君自身の手で専門家にしとくと安心です。 

③次に>「離婚したい. 離婚したい人向けの方法を紹介しています。」

 正式なサイト名は“離婚したい”ですが、それだけだとグーグル検索で出ないので上記「」内の言葉で検索すれば出ます。ここはかなり詳しいです。

 特に“離婚給付金一覧”と称して利用できそうな公的援助制度の紹介が充実です。実際には離婚のための給付金ではなく、母子家庭向けの財政援助を紹介しているようですが、窓口で最初から駄目と思わず相談するようにと薦めています。知らないよりは、知っていたほうがいい類の知識ではないでしょうか。


④追加>「養育費算定表に基づいた計算機」

 内容は“家庭裁判所の裁判官が発表した養育費算定表に基づいた計算機です。おおよその、養育費の相場(月額、平均)が表示されます。 養育費算定表に基づき計算機を全面改訂しました。”との事です。役立つでしょうか?サイトに諸条件を入力すると自動的に答えを出してくれるみたいです。


⑤追加>「バツイチママの離婚講座」

 ここは親切で詳しいです。

 親権について面白い事が書いてある。親権とは別に監督権というのがあり、子供の財産の処分はできないが成人するまで一緒に暮らせる権利らしい。(ちなみに離婚届には“監督者”の記入欄がないので、別途“公正証書”に明記したほうがいいとかかれてます)監督権の利点、欠点を専門家に確認しておくと何かの役に立つかもしれません。

 慰謝料計算フォームなんてコーナーもあります。

 

 役に立つか判りませんが、何が役に立つか判らないので一応載せました。


(仮説2)

 サイトを調べているうち思った。男性側から見た復縁指南サイトもかなりある。これが何を意味するか判ってくれるなら嬉しいです。判らなくても動じないでください。要は注意して!と言いたいからこんな言い方をしているのです。急にやさしくされたり何なり、いつもと違う事をしてくる?わからないけど。 男性側から見た復縁マニュアルがあるという事だけでも、頭に入れておいてください。

 君を信じます。そして何よりも君の意思に敬意を払います。この僕の表明ができうるなら矛盾しない状況が起こりうるなら幸せです。


(仮説3)

 これから、僕は注意します。可能な限り、悪い評判が立たないように。路上でかるく反撃するのも控えます。でもクセで間違ってやってしまったら皆さんご容赦ください。なにしろ6ヶ月もやってるから体にクセができていて、ついつい体に出るときがあります。これから6ヶ月かけて元に戻すようにしますので。ご了承いただければ幸いです。これが僕の一方通行でない事を願います。


(仮説4)

 君は今、戦っているのだろうか…、疲れているはず。

 ひと段落おわったなら、横になって深呼吸して、体を暖めたほうがリラックスできるかもしれません。

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 ごめん、僕はまたミスをした様だ。


 少額請求について調べなおしていたら…、もしかしてもう気がついているのだろうか、だとしたら本当にごめん、もし、まだなら、とにかく、僕が間違った事を書いていた事をここに表明します。ごめんなさい。少額請求で生活費の請求はできない。もし、君に迷惑をかけていたならごめん、なんとお詫びをすればいいのか。本当にごめんなさい。


 急いで調べなおした。こんなのがあった。


 あるサイトの内容

 Q:今ある貯金を全て折半して、出ていきたいのですが、間違っていますか?

   婚姻後に蓄えた夫婦の財産でも勝手に持っていったら犯罪になりますか?


 これに対して弁護士がこう答えている。

 A:別居の際に、夫婦の一方が他方名義を含めた夫婦の財産を持ち出す場合、財産分与として認められる範囲での持ち出しは違法ではないとされています。


(これについては「別居のときに預金を勝手に持っていったら?」とグーグル検索すると出ます。判例でそうなっているというから、僕の話より確かだと思うのですが、慎重を期すためにも実行前には専門家にじかに確認した方がいいと思います。)

(でも、これが上手くいけば、財産分与の先払いな形になり、かなり余裕が出ます。楽観は禁物ですが、可能性の1つです)



 それとこんなのもあった。

 夫が生活費の支払いに応じなければ、家庭裁判所に“家事調停”それでだめなら→“家事審判”とすすみそれでも応じなければ、仮処分や強制執行で払わせる方法があると言う。しかし、時間がかかりそうです。

(「離婚とお金の問題-婚姻費用分担」でグーグル検索するとこれについて書かれたHPにあたります)

(※ごめん、明記しなかったけどグーグル検索した時トップででてくるのが、指定したサイトです。)


 もし、本当に迷惑かけていたら、本当に謝りようの無いミスです。

 許してくれるだろうか。

 とにかく、代わりになるかわからないけど、調べたものを載せました。確認していただければ幸いです。せいいっぱいやっても、どこか穴がある。確認は重要です。骨身にしみました。気をつけます。願わくば、許してもらえればと、そう願っています。

 もし、今も戦っているなら、応援しています。本当にすみませんでした。

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 こういう状況は、以前にも無くは無かった…。


 いや、僕の誤解に対して寛大だった君も、僕のミスに対してはそうでもなかったのを思い出す。

 君がどう思ってるか、不安で不安で仕方ないけど、めげずに書きます。それしかないですし。


>「【離婚大作戦】夫婦問題・離婚相談カウンセラー小林美智子のブログ」

(「」内をグーグル検索してください)

 無料で簡単な相談に乗ってくれるようです。


>「別居中の現金や預金の持ち出し」

(「」内をグーグル検索してください)

 重要:やはりここにも夫婦間の財産は半分まで持ち出して大丈夫と記載されています。

ただし預金や現金を持ち出す前に・・別居中でも夫婦には婚姻費用を分担する義務があります                    ・・別居をする前にはまず夫に婚姻費用の請求をしましょう


 とのことです。詳細はHPで確認してみてください、やはりこの手は使えます。

もし通帳を抑えられてるなら、家財を処分してもいいと思います。ただし、財産の半分までしか妻は処分できないとされているので、何をいくらで処分したかちゃんとメモしておく必要があります。

 おこらないで聞いてほしい。重要な事です。人はミスをします、でもリカバーもします。僕もそうです。


 僕が今何を考えているかわかりますか?あの時のことです。君に「写真かえして!」と言われたあの時のことです。夏祭りの日、君の話を聞き流し、そしてしばらくその事に気づかない君は、突然ぼくが何も理解してない事に気づき、まるで裏切り者を見るような悲しい目を僕に向けた。

 信頼を裏切った僕。これはやはりあの時以来の罰なのでしょうか。


 あの最初の破局のあと、君は戻ってきてくれた。今回はどうだろう、これが全部妄想で、君は何も怒ってなくて今でも戦っている…、そうならいいけど、そうじゃない可能性もあるので。君の心が落ち着くまで、許しを待ちます。17年前の僕はリカバーも出来なかった。いまはリカバーできます。


 長期戦では向こうが不利です。(組織内の地位や、人間関係、発言力など、騒動が長期化すればするほど失っていき、どれも回復が簡単にはできない。そして、時間がずるずると長引けば再婚のチャンスを本当に逃してしまい、本当に老後は1人になる。その危険を回避するためには早期解決をするしかない。君はとにかく、“座りごごちの悪い椅子”を演じ続けるのがいい。向こうが根負けするまで。)

 そして、君には財産を半分までなら処分する権利がある。あとは先に述べた公的機関の援助がどの程度受けられるかが鍵かもしれません。

 家庭裁判所に申し立てて処分が下れば、どんなに拒否しようと向こうは払わざるを得ない。なぜなら、払わなければ強制執行といって財産が差し押さえられ、裁判所が君の変わりに生活費を取り立ててくれる。ポイントは、この裁判所の決定が下りるまで、なんとか持ちこたえるだけのお金を手元に作れるかです。そして公的援助の併用。そこが長期間別居を安心してつづけるポイントのようです。


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〔金曜日、5日目〕

 おはようございます、朝です。少し暖かいようです。今年はあの凍てつく様な寒さがほとんどなく不自然な感じがします。Fさんと一緒にいた頃はもっと寒かった冬の記憶があります。


 少し話題を普通のものに戻してみようと思います。なにぶんこれは小説ですので、そういう面もあるべきです。


 朝青龍がモンゴルで記者会見するのをニュースで見ました、あいかわらずふてぶてしく、憎憎しい。

 でも聞いたところによると、あの暴行事件、でっち上げの可能性が高く、本当に殴られてないという可能性もあるみたいです。可能性ですが。ちょっとしたいざこざ程度で?わかりませんが。

 もし、そうなら、あの態度はハメられた、という態度ともとれて、見方が180度変わってきます。

 もっとも、見ず知らずの人間を、ちょっと頭にきた程度で車に連れ込んだ本人にも責任はあるし、場所中に酒飲んでる事自体にも問題はあるのですが。


 なにが、いいたいのか?

 ちょっとした諸条件が変更しただけで、人の見方は随分違ったものに見える。という事です。僕も外から見たら、働きもせず毎日家で何してんだとか、見ようによっては見えるわけで、かといって、人目を気にしてつくろうのも、何か違う気がする…。難しいところです。


 偏見を助長する行為は、最終的に差別や、社会の分断、社会的混乱の原因になり、安全社会の脅威ともなります。偏見につながるストレスの発散は禁止すべきです。なにか、間違っている。


 先にも書いたアメリカのドラマで「ローマ」、この中は紀元前40年代のローマの話で、殺人も奴隷も暴力も日常という世界が容赦なく描写されていて、子供にみせられないドラマです(あくまで歴史物ドラマで暴力趣向のものでありません)。見て思いました、普通の海外ドラマのように大々的に宣伝できない訳だ、と。これを見ていたら「どうして人を殺してはいけないのか?どうして人を差別してはいけないのか?」という疑問に容赦なく答えが見出せます、理屈でなく映像として納得する。なぜか?こう思うからです「こんな時代に住みたくない、現代に生まれてよかった」と。

 こんな時代から2000年もかけて、ようやく今の人権思想にたどり着いた人間は、やっぱすごいと。そんな事容赦なく思いしらされる迫力です。多少の歪みがあってもやはり現代社会はいい社会です。人権思想はやっぱすごい、そう思いました。


 ギスギスした話より、実はこういう話の方が僕は好きだったりします。争いは好きではない。

 その事が上手く君に伝われば…。そんな事思いました。



※〔木曜日、4日目〕ラスト少し加筆しました。


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〔金曜日、5日目〕その2


 こんな事思った。僕は情報収集がへただ。ちゃんとした情報さえそろえば、なかなかの判断力を発揮する傾向にあるけど、情報収集の段階で多少の下手さがあるので、正しい答えまでなかなか到達できない傾向があるようだ。


 これは、人間関係も同じなのだろうか?

 最初知り合ったときは、普通まず互いの情報を交換し、相手がどんな人物か知るものだ。けど、情報収集の段階で失敗すると、互いに正しい人間関係が構築できないような気がする。


 僕は情報収集がへただ。だから、時間をかけてじっくり観察しないと答えにたどり着かない。

 そして、人間関係も同様で、時間をかけて知り合わないと、うまく付き合えなかったりする傾向がある。君とまともに話しを出来るようになるのも1年かかったし。(もしかしたら、君も僕同様、情報収集苦手なのかもしれない、実際のところはどうなのだろう…?当たっていますか?はずれていますか?)


 実際就職活動でこんなにてこずるのもそうだと思う。(言い訳ではない、自己分析)

 言い訳にしないためにも、ここは、こう自分に言い聞かせようと思う。


 “鳥はある日急に思い立って飛べるよう進化したのではない、毎日毎日飛びたいと願い続けたがため飛べるように進化したのだ”と。


 昔どこかで読んだ本に書いてあったと思う。この場合ぴったりくる感じです。

 進化できる気持ちだけでも持ち続けないと。思い込みって実は結構重要です。ポジティブ思考ってやつでしょうか。ま、そんなイメージを伝えたかったなと、そう思いました。

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 あと“あくび”についても書こうかなと思ったんですけど、たぶん書くと、ものすごくまた印象が悪くなるのでしょう。そんな事思った。願わくば心当たりのある人が恥ずかしがってくれる事を、願うばかりです。



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〔土曜日、6日目〕


 僕は今だ生きております。死んでおりません。君は戦っているのだろうか…。心配しております。


 とりあえずこんな話をしようと思った。

 前にも書きました。僕は駄目な人が好きだと。特に努力して欠点を克服している人は尊敬します。

 逆に欠点のない人は苦手です。自分に引け目を感じてしまい近寄りがたい感覚になります。


 具体例をいうならダルビッシュ投手のようなスポーツマンでしょうか?付け入る隙のないほど完璧で…。あのタイプは苦手です。

 ところがこんな話を聞いてからイメージが変わった。


 彼は普段、利き腕とは逆の腕で、変化球の練習をする。


 どういうことか?どうやら、ダルビッシュ投手は思った以上に理論家で、どこをどう動かしたら、どうボールが変化球になるか研究を毎日していて、利き腕でないほうの腕で動きを作り、それを利き腕で行うためには、どこをどう動かせば同じ動きになるか?と毎日やっているそうだ。確かにその方法なら根性とか気持ちに左右されることなく、毎回同じ変化球が投げれる。なぜなら“感覚”ではなく“理屈”で投げているからだ。

 詳しくは判らなかったけど、どうも普通の投手と同じことをやっていては勝つ事ができないので、この様な彼独特の投球スタイルにたどり着いたというのだ。まさに「ないなら、ないなりに、工夫する」の具現化だ!

 彼は同じ球種でも変化の具合と速度を“理屈”で使い分けていると。1つの変化球だけでも7種類?(正確には忘れたけど、そんな数)の変化を意識的に使い分けられるそうだ。それは確かに打ちにくそうだ、タイミングに慣れる事が不可能に近い。

 これを知った瞬間、ダルビッシュ投手への反感が一気に好感へ変わった。


 人間の反感なんてこんなもんか、なんて思いました。


 東京でも、ある人としょっちゅうぶつかった。ぶつかっては和解を繰り返した。ぶつかるたび君のあの「一歩もひるまなかった」姿が浮かんだのは言うまでもない。

 とこらがある日、いつものように衝突した時、「あれ、いつもと違う」と感じた。「このまま行くと取り返しがつかない対立になる」と感じた。かといって怯むわけにも行かない。そうほう爆発ギリギリまでにじり寄って寸前で回避した。

 少したってから「あの時はやばいと思ったんです」とその人に打ち明けた。「俺もそう思った」と笑顔で言われたときは不思議な感じがした。今でもものすごい仲がいい訳ではない、けどものすごい信頼している。

 ギリギリのところで回避できた信頼感は、うまく説明できないけど、理屈ではない信頼感です。ま、だからこそ、「お前にげろ」と言われた時は嬉しかったし素直に従い東京脱出に踏み切ったんだけど。巻き込んでしまい、迷惑をかけたかもしれない、いずれお詫びとお礼がしたいけど、当分先の事だと思う。ある程度“波”が落ち着かないと…。


 なにが言いたいのか?君が知らない僕を少し書いてみました。誇らしい経験は正直少ないけど、それでもそれなりにあるので、また機会があったら少し書こうとおもいます。


 もし、今戦っているなら、がんばって。応援します。

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〔土曜日、6日目〕その2

 久びりに高校の卒業アルバムをみて思った、部活の集合写真。皆楽器を演奏する格好で写っているのに、君だけマウスピースに口をつけてない…、それどころかにっこり笑ってる。恥ずかしがって出来なかったと推察します。どうだろう…、あたってるのか、はずれているのか…。なんか撮影後そんな話をした気がするような、そないような…。君の記憶ではどうなってますか?もし手元に高校の卒業アルバムがあったら見てみてください。もし、見てくれたら、同じ日に君と同じ行動をしたと思えて嬉しくなります。


 今、どうゆう状況なのかまったくわかりませんが、とにかく、君が戦っていることを前提に書いてゆきます。もし、資産の半分を処分できる事をふまえて、ある程度の当座のお金にめどがたったなら、はやく生活費に方の手続きに入らねばいけません。願わくば専門家の指導にそうのが懸命ですが。おおまかな流れは、まず、向こうに別居の旨、通知後、生活費についての話し合いなり請求なりをし、話がまとまらなければ、家庭裁判所に持ち込み、審議をへて判断が下りるのをまつ形になると思います。


 ここはスピードが速いほうがいいと思います。それだけ意思が固いことを示せるから。口で言うより行動のほうがわかりやすいし。

 おおまかなイメージはこんな感じで、後は細かい点を君が現状に合わせて修正する必要があると思います。専門家の助言をききながら修正するといいと思います。良く理解せずお任せにすると、全体の流れが把握できなくなるので、あくまで、理解できるまでまってから実行したほうがいいです。トラブルが起きた時、全体を把握してないと、対応できなくなるから。


 もし、本当に争っているなら、ホントはもっと和む話のがいいのかもしれない。なるべくそういう話を用意するよう勤めてみます。


 君は本来的に争いを好む人ではない…。心配です。

 もともと僕があの時、気づいていたらそもそもこうはならなかったわけで…。

 とにかく、出来る限りのことを努力してみます。


 そうそう、これは生活の雑学。長期戦に備えての意味も含めて…

 大型ドラッグストアではお菓子とか食品がスーパーより安く買えるけど、実は理由があって、実は薬の原価率(仕入れねがどれほど売値より安いかの率)がものすごく高くて。薬で高い利益が出るので、客寄せの意味も含めてその他の商品を安く設定できるらしいです。

 だから、ドラッグストアであまりにも安い値段が設定されていても、品物は確かですので安心して買えます!


 時折、こんなネタでもはさみながら、少しでも和むよう努力してみます。


 追伸:ダルビッシュ投手がなぜそんな特殊な投球スタイルになったか思い出した、というか古いメモみてたら載ってた。肩を壊したと書いてある…、多くの人があきらめる中、独自スタイルで切り抜けたという事でしょうか。創意と工夫、やはりそれは大切な行いと思いたいところです。



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〔日曜日、7日目〕


 Fさんへ、今日は日曜日です、どう過ごしていますか?忙しいのかそうでないのか…、どう過ごしているのか気になります。


 休日の思い出といえばやはり、部活の思い出になります。いろいろありますが、印象的なのはどこかのイベントに駆り出された時でしょうか…。覚えていないかもしれない、いろいろ駆り出されたから。

 あまり話は出来なかった、けど、いつも目で追っていて、いつもどこにいるか探していた。けど、演奏時には間違いなく僕の隣に来てくれる…、そんな思い出です。僕がそんな事考えてたなんて知らなかったでしょう?完全なポーカーフェイスだったから。


 今、どう過ごしているのでしょう、必死に法律の本でも読んでいるのか、あるいは家事に忙しいのか、いろいろな可能性がありすぎて特定できないのが悲しいです。でも、一応君が戦っているという前提で書き続けます。間違っていても、愛らしく笑ってくれれば嬉しいです。


 昨日見ていたニュースで、こんなのがあった。旦那さんが直らない病になり、あきらめず夫婦で立ち向かうという話。旦那さんはどんどん記憶野が機能不全になって行き、最近では奥さんの顔も認識しづらくなってゆく…。

 催眠の項で説明したけど、人間の理性は“前頭葉”にあります。この病気は前頭葉は無事なのに、記憶野が上手く動かなくなる病気で、理性がまともなだけに本人にはつらい病気です。もし、身近にアルツハイマーの方がいても、理性が衰えたとは思わないでください、理性の判断基準である“記憶”が喪失しているにすぎない。

 で、書きたかった事は、この奥さんが時々フラダンス教室にかよってリフレッシュしているという部分だ。24時間看護が必要で、別にそれを嫌がっている訳でもないけど、やはり、そういう時間は笑顔のために必要なんだと見ていて思った。そんなイメージ、もしかしたら今の君に必要なら伝えねばと、そう思った。


 話はかわって…、

 骨を埋める覚悟の人間と、かえる場所のある人間では、行動に違いが出る。それを伝えたいです。

 なぜ、そんな事思ったか?

 やはり、朝青龍の報道を見ていて思ったことだ。「彼はうそをついている、じゃあなぜ、誤ったんだ、やってないなら誤らなくていいだろう、うそつきだ!」と非難されていた、結構いい年のおじさんが感情出して…。

 これは、ちょっと前にやっていたドラマ「仁」に答えがある。

 主人公、仁は外科医で、タイムスリップして幕末の江戸で医療をするストーリー。ペニシリンを歴史よりはやく作り出し多くの人を助ける、坂本竜馬も出てきたりする。

 この中で、主人公は坂本竜馬にこういわれる、先生はまるで仏だ、この世に対する執念っちゅうものがない、わしゃ心配だ、いつか身を滅ぼすんじゃないかと。

 つまり、この世で生きようという執念がないと言われたのだ。

 言われて主人公は思う、確かに自分はここに骨を埋める気はない、と。だからこそ、損得抜きの大胆な行動ができるのだ。

 

 朝青龍の行動をみていると同じ印象を受ける、彼はここ(日本)で生きる執念がない、帰る場所があるからだ。だから、簡単に謝罪もしたし、態度も適当なことが多く、大胆な行動も平気だ。

 この概念に気づかない人間(日本人)から見れば、理解不能な暴虐者に見えてしまう可能性もある。


 何が言いたいのか?

 君自身の事です、これは、君の心が最終的にに決める事なので、その判断材料の1つにしてもらえればと、そう思うのですが。

 僕が大胆な行動をとれるのは、そちらの世界に根がないからだと思うのです。

 逆に、そちらの世界に根をもつ人から見れば、僕の行動は理解不能な暴虐に見える可能性があります。

 

 君は生まれてからずっと、その世界しか知らない。それが心のブレーキの1つになっていると推察します。君が1つしかないと思っている世の中は、実はもう1つあります、それは僕が住む世界です。


 もし、心のブレーキを1つはずす事ができれば、行動の制約もずいぶん楽になると思います。

 これが、難しいのは知っている、僕自身心の制約はたくさんあって、はずせないブレーキをたくさん抱えている。けど、はずせば少し楽になるというイメージはもって損はないと思います。


 コツは“はずそうと”無理しても心のブレーキははずせない事。気を付け続ける、というのがポイントです。


 ちょっと違うかもしれないけど、これは僕の体験談。

 僕はどういう訳か、ある条件下では(ほんの数秒だけど)声が出せなくなる。長年ずっと悩んできた。精神的な問題で、その条件下では気道が萎縮してうまく声が出せなくなるのだ。どうしよう、どうしようと散々苦労した。


 6年の試行錯誤のすえ、声を出せるようになる。ちなみに精神面は克服してない。ではどうやって?

 答えは単純で、「呼吸を深くする」というものすごい単純なものでした。

 こうすれば、気道が萎縮しても、そこを通る空気の量が多いので声が出せる。腹式呼吸が理想的解決につながりました。吹奏楽経験者なら誰もが知ってる呼吸法です。もちろん君の知ってる例のやつです。


 心のブレーキ、はずす心がけを何年でもあきらめずにし続ければ、何かしらの答えが出ると、そう伝えたいです。


 腹式呼吸…、懐かしいですね、寝転んで練習したのが印象的です。そんな記憶を共有できてることが、何よりもなんだか幸せです。そんな想いを伝えられる奇跡を信じたい今日この頃です。


 もし、今も戦っているなら負けないください、がんばって。


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〔日曜日、7日目〕その2

 先ほど5時ちょっとに地震がありました、そちらはどうですか?君がどこにいるかで揺れがだいぶ違う。なぜなら、震源から遠ければ遠い程、ゆれる感覚が遅くなるからだ。君は今回の揺れ、どのくらいの速度の揺れとして感じたのだろう…、もしも僕の想像どうりの地域にいるなら、だいたいこのくらいの揺れかな?などと想像するのは好きです。


 もし、今本当に戦っているとしたら…、おそらく君には戸惑う事が次から次に起こりもう大変、という感じになっているのでしょうか。逃げ出したくなる?心配です。


 戸惑いは一気に全部解決はしません。

 こんなとき、アメリカの学校でやられているあるイメージが少し役立つかもしれない。

 ある報道番組でやっていたもの。

 その学校の教師は紙コップを用意し、ある子供に自分が普段気にしているいやな事をマジックで紙コップに1項目1カップづつ書かせた。そして、全部書かせると今度はその紙コップを全部持ってみろと命じる、重ねるのは禁止。当然何十個もあるからあっという間に抱え込むようになり持ち切れなくなる。すると教師が聞く。

「今、どうしたい?」

 生徒はこういう。

「全部なげだしたい」

 身動き1つとれないから紙コップを投げ出したくなるのだ。

 これは“キレる”とはどういう事か理解させるイメージトレーニングの1つだ。全部投げ出すとキレたり、自殺したり、普通でない精神状態になる。


 こういう時はどうすればいいのか?

 1つ1つの紙コップの問題をゆっくり時間をかけて解決するしかない、それが、心をコントロールする事だと。そんな感じのことをその報道番組の中では言っていたと思う。

 1つ、また1つ、と時間をかけて納得すれば紙コップに書かれたストレスのもとは存在価値が消える。

 そうすれば、キレる必要もない。


 これは、戸惑いにも言えることだと思う。戸惑いも一気にたくさん背負い込むから大変。大変は変わらないけど、1つ1つ丁寧に戸惑いの理由を分離させて、対処すれば、意味わかんなくなって投げ出すなんて誘惑をねじ込み断ち切る事が出来る?あくまで理想ですが、そんなイメージ。気持ちを切り替える必要が迫られたときには役に立つのかもしれない。そう思い書きました。これが願わくば少しでも役に立つ事を願います。


 覚えているだろうか?ある日別れ際、僕は遠ざかる君を見えなくなるまで見続けた。君は僕が見ているのにきがついて恥ずかしそうにしながら遠ざかった。後々君は言った。

「ずっと見てたでしょ」

 覚えてないかも、実はこの時自分が何て答えたのか思い出せない。そう言われて僕自身恥ずかしかったからだ。そんな事思い出した、というか、あったような気がする。ずっと見ていたというのは事実だと思う。君が何か後々言ったのも事実だと思う。もし、会う機会があったら、僕の記憶の欠落を埋めてください、それが出来るのはこの世で君だけです。そんな事急に思いました。

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〔月曜日、8日目〕


 君は今日も戦っているのだろうか、心配です。

 僕の方は相変わらず死んでいません、生きています。


 何度か探しているのですが判りません、何がって?2人の思い出の神社とは違う神社(お寺?)、夏祭りの日、2人で腰掛けたあの長い階段のある神社。グーグルでそれらしい所にめぼしをつけて行くのですが、どうも違う。見つけられません。もし、将来、2人の現在の行動が交わる日がきたら、あの場所を教えてください。 

 

 長期戦では…(あまり書くと心象がよくないので省略します、何を省略したかわかりますよね。)君はすわり心地の悪い椅子を演じるのが最善と思います。向こうはおそらく、時間が経てばそのうち何とかなると考えるでしょう。気をしっかり持っていきましょう。

 整理すると、もし、別居しているなら、まずは当座の生活費の確保です。

 これは以前説明した通り、夫婦間の財産は半分まで処分する権利があると、判例でされてますので、それを利用して確保できます。でも浪費しないように(君のことだからそれはないと思うけど。)


 その後、相手へ別居の通知。生活費の請求、話し合い。と進みます。(話し合いは喫茶店がいいです、もしくは電話。向こうのメインステージでは君が不利、できれば1人ではないほうがいい)

 この段階で、女性が駆け込むシェルターを利用するもよし、弁護士に相談するもよし、行政書士に連絡するもよし(弁護士と行政書士は違います、簡単な法律問題なら後者の方が安いですが、より難しい問題は弁護士でないと駄目だったりします)。


 別居が成立した段階で、双方納得して婚姻費用請求書を作成出来ればラッキーです。毎月お金が振り込まれます。

 金額は、相手の収入しだいです。収入が多ければ比例して大きくなる。足りない場合、以前紹介した母子家庭支援補助を公的機関にお願いする方法があります。もし、足りなければ少し働けば何とかなるとおもいます。主婦向けの内職とかけっこうあるし。(請求をした、されていないという争いを避けるためにも、婚姻費用(=生活費)を請求したことを証拠として残すために内容証明郵便で請求し、日付をきちんと記録しておく必要があります)

 

 前にも書きましたが、別居期間が婚姻期間を超えるのが目安かと

 これについては>「離婚問題Q&A「別居期間とと離婚(後編)」」

 (上記「」内をグーグル検索してください)

 によると…

 (婚姻期間) (別居期間)

   34年     30年

   39年     22年

   11年     10年

 これは、妻の方に不正(不倫の実際)があった場合ですら、このくらいの婚姻期間の人が、このくらい別居すれば離婚できるという判例のようです。諸条件によって変わるようですが、目標に出来ます。例え、相手が同意せずとも、ある期間離れて暮らせば離婚は可能です。詳しくはHPで確認してみてください。


 もちろん上記は相手が離婚に応じなかった場合、このくらい別居すれば、相手の同意がなくとも離婚できるという意味であり、相手が離婚に応じてくれれば、その時点で別れられます。根競べです。


 話し合いで決着がつかなければ、あるいは、約束どおり支払ってくれなければ、いよいよ法的手続きに入ります。おそらく、君が僕のことに気づくより以前から何かしらの問題が発生していたと推察します。

(一方的に出て行ったのではなく、理由があると説明しないといけないのです。)

 どんな理由で別居したのかよく整理して、人に聞かれても説明できるようにしておくのがベストです。法的手続きに入ったら必ず聞かれる事柄ですから、この世界では、なんとなくは通用しません。強い君に期待します。(想いのこだわりを一時棚上げにして、実務的なちゃんとした書類の提出が裁判所では通用するはずです、もちろん素直さも重要ですが)


 調停は、裁判所内(相手の住所地の家庭裁判所に申し立てをしなければならない)で行いますが、その性質は話し合いです。調停員という第三者を交えて話ができるのが、通常の話し合いと違う点です。


 通常、申立人と相手方(申し立てられた側)は、別々の待合室を用意してもらい、調停室と呼ばれる部屋に別々に入ります。調停室には、通常男女1名ずつの調停員がおり、双方の話を聞き、相手に伝えます。

 1回目は、申立人から呼ばれるケースが多いようです。申立人側の主張が終われば、申立人は調停室を出て、次に相手方が調停室に入り、相手方の主張の時間となります。


 顔を合わせずに話し合いができるので、双方感情的にならずに交渉を行うことができるのもメリットの一つです。

 また、調停の場合、1回の話し合いで決着がつくことはごくまれです。何回やる、と決まっているわけではありませんが、数回調停をしても双方歩み寄りがない場合には、不調と言って調停が打ち切られることもあります。不成立になっても審判を求めることができます。調停申し立てから調停成立まで数カ月かかることも普通です。(だから、持ちこたえる資金が重要になります)


 調停でも合意できない場合、審判を求めることができます。

 審判になると、裁判所が婚姻費用(=生活費)の額を決め、2週間以内に夫が異議申立をしなければ、その額で決定します。審判で決まった額は判決で決まったものと同じ効果がありますので、この額を夫が支払わない場合、強制執行をすることができます。


※上記以外にもいろいろ書類の名前が登場します、よく理解する前にサインしては駄目です。  

※別居期間がある程度の期間に達すれば、相手が同意せずとも法的に別れられます。これは、向こうが再婚のチャンスをのがすリスクを負っている事を意味します。

※裁判所が婚姻費用(=生活費)の請求をする“調停”と離婚そのものを話し合う“調停”を分離して記述しています。上記記述は生活費の請求にポイントを絞っています。

 離婚そのものの調停も同時に出来るのでしょうか?それとも別々にするものなのか?まだ調べきれていないので明記できませんでした。もし、君に離婚の意思が固いものがあるなら、調停の議題を生活費に加えて離婚そのものも加えられるか(専門家に)確認してみてください。君の意思を尊重します。



 もし、別居まえに資産の持ち出しを実行していた場合、調停の段階で何か言われるかも知らないけど、臆することなく堂々と主張すればいいと思う。こちらでは細かい事がわからないので、その辺は専門家と相談して修正をして君なりに対応してほしいです。

 前にも書いたけど、どこに穴があるかわからない、計画は実行する前に2重3重にチェックしてから実行した方がいいです。



 こんな事思った。

 マグロがワシントン条約で規制されたら食べられなくなる!今そう報道されています…。

 けど、あれも“かけひき”なんだと思います。


 なぜなら、ヨーロッパから輸入できなくなっても、せいぜい20年前の流通量に戻るだけで、日本の食文化を破壊するには至らないのです。高級品に戻るだけです。


 この問題のポイントは、ここでこの規制を許すと、更なる規制が叫ばれて、日本近海のマグロ漁も規制されかねない。だから、現段階で可能な限り食い止める、これが日本政府の戦略と考えます。以前説明した交渉の基本ルールの“切りしろ”の概念です。本来守りたい「日本近海のマグロ漁」を守るために、切ってもかまわない「ヨーロッパからの輸入規制」に猛反対しているわけです。


 そもそも日本人も海洋資源を開発しすぎているのが問題なんですが…。

 こんなニュースもありました。「エンガワ」を確保するため、良く似た食感の別種の魚をみつけた日本企業、その魚はものすごく安いので大量に安く「エンガワ(もどき)」を提供できる。ところが採り過ぎてその魚が激減、仕方なく今度は別の「エンガワ」に良く似た食感の魚を中国に求め発見する…、これを繰り返し、食いつくしては別の魚を探す企業も実際います。安いものをたくさん食べたいはやはり贅沢です。日本人の美徳とは言えません。


 話はそれましたが、駆け引きに“切りしろ”はやはり通常使われる手段なんだと感じます。


 表の方法で攻めると同時に、“それ以外”の方法も考慮にいれていいと推察します。“それ以外”の方法はいろいろ書いた。やれと言っているのではない、ただ、封印する必要はない、と、こう言いたいわけです。ほのめかすだけでも効果はある。そんなイメージ、伝えたかった訳です。

(※でも決心したなら、実際にやるときは躊躇せずやりましょう、出し惜しみは失敗の原因になります。

 正直、この小説を初めてアップする時「本当にやっていいのか?」と思ったりしなくはなかったけど、躊躇していたら2度とチャンスがないかもしれないと思い、やりました。当時はそのくらい身の危険を感じていた、明日ここに戻ってこれるだろうか?と、本気で恐怖したものです。君もあんな経験を今なのか過去なのかしているのだろうか?心配です、でも、やるなら、躊躇してはいけません。)



 あと普通の話題も書きましょう、ギスギスした話題は好きではない。

 イオン系のお店で販売されている養殖うなぎには面白い特徴があるみたい。

 通常、養殖うなぎは病気を防ぐため大量の抗生物質を使う、けどイオンはこれを使わない養殖うなぎを開発した、水質とえさを長年苦労して開発して作ったらしい。全部がそうとは思わないけど自社開発商品の養殖うなぎにそういうのがあると「がっちりマンデー」という番組で見た。

 安心してうなぎが食べたければ、イオンで探してみましょう。生活支援情報です。もし、本当に今戦っているなら、長期戦を見越してこんな話題もありかな?なんて思いました。


 もし、戦っているなら、応援しています。負けないでください。

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〔月曜日、8日目〕その2

 もし、本当に戦っているとしたら?そんな仮定をすると、ついついこんな心配をしてしまいます。空しさに襲われないか?と。そうした心の隙をつくのは向こうの得意とするところで…、なおさら心配です。(特に君は生まれたときからその世界で生きてきたから)

 音楽でも、散歩でも、芸術でも何でもいいので何かあるといいな、あるのかな?などと考えます。あまり慣れてない趣味を始めると逆効果の時もあったりするので心配です。


 それとも、僕同様長年の孤立から1人で楽しむすべをもう体得しているのだろうか…。


 自分だけの場所を探してあちこち歩くのが好きだと言っていたと思う、今はどうなのだろう?電車好きとか言っていたよね、この17年で他にも何か気に入ったものがあればいいのだけれど。


 最近はあまり行ってないけど、お店に入ってドリンクを飲みながら1時間ほど本を読むのが僕は好きです。いつでも読めるように本だけは今でも持ち歩いている。こちらに来てから習慣が変わってあまりできてないけど、ごくたまに今でもお店で本を読みます。理由は良くわかりませんが、家で読むよりなぜか心地いいのです。そんな“他愛ない自分だけの何か”を大切にするイメージ、それを伝えたかったです。上手く伝わったでしょうか?あきらめずにがんばりましょう。君の自由と意思の解放を、そして奇跡を信じます。がんばって。


 一応下記をもう一度ここに明記(転記)します。

※上記以外にもいろいろ書類の名前が登場します、よく理解する前にサインしては駄目です。  

※別居期間がある程度の期間に達すれば、相手が同意せずとも法的に別れられます。これは、向こうが再婚のチャンスをのがすリスクを負っている事を意味します。

※裁判所が婚姻費用(=生活費)の請求をする“調停”と離婚そのものを話し合う“調停”を分離して記述しています。上記記述は生活費の請求にポイントを絞っています。

 離婚そのものの調停も同時に出来るのでしょうか?それとも別々にするものなのか?まだ調べきれていないので明記できませんでした。もし、君に離婚の意思が固いものがあるなら、調停の議題を生活費に加えて離婚そのものも加えられるか(専門家に)確認してみてください。君の意思を尊重します。

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〔月曜日、8日目〕その3

 こんな事書き忘れた。これは…、どう説明しよう。

 一番判りやすい例えはNHKの受信料だろうか。


 あの受信料は払わなくてもいい、強制的なものでなく、断ることもできるのだ。

 これは有名な話です、多分君も聞いた事あると思う。


 今、君が戦っているという仮定で書きます。

 もし、相手方から何かしらの要求(たとえば、持ち出したお金を返せ、とか要求)されても、すぐに応じなくてもいいです。NHKの受信料のように、必ずしも応じなくていい場合も多いからです。

 どんなにちゃんとした書類で請求されても、動じてはいけません。

 専門家に確認をとり、どんな対応が必要か知る必要があります。


 この場合判断基準になるのが、先に示した基本戦略です。どう対応したら、この基本戦略をまもれるか?どうしたらそれが出来るか?を判断基準にして、専門家と対応を相談するのがベストです。


 今日も戦いが続いてるのでしょうか?

 1度や2度でめげてはいけません。脱会の場合と違い、離婚は、ある程度の期間さえ過ぎれば自由になれるのです。あとは向こうがそのリスク(自由な再婚がむずかしくなり、本当にさびしい老後になる)に耐えられるかどうか?です。



 ?

 僕はどういう状況であろうとも、君の味方です。

 Fさん、想像してみてください、君を見下す僕の姿が想像できますか?出来ないと思う。

 僕も君が僕を見下す姿は想像ができない。

 これは、どんなに離れていても変わる事のない共通認識だと思う。


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〔火曜日、9日目〕

 Fさんへ、元気にしていますか?僕は今日も一応生きております、死んではおりません。


 時々あの神社へ行くけれども、こんな疑問をいつも持つ。

「この階段の何段目にいつも座ってたんだっけ?」


 試しに座ってみた。

 いつも特に意識してなかったのでわからない…、


 判らないけど、こう思う。

「このすわり心地には記憶がある。確かに17年前隣には彼女がいた」

 思うと同時に、あの無敵の笑顔を頭に浮かぶ。


 覚えていますか?

 いつものように2人で神社に行くと、社の屋根が修理中でたくさんの人が作業していた。

 僕らは仕方なく、離れた位置にあるベンチ?に腰掛けた。


 あのベンチ、なくなっているようです。


 階段に腰掛けてみる景色はだいぶ変わってしまいました。けど、思い出は変わることなくあるのが嬉しいです。僕も見た目はかわっただろうか?毎日見ているので自分の変化は自覚がむずかしい。


 最近経験した事だけど、何十年ぶりに古い友人に会うと最初とまどう、記憶の中の顔と違うからだ。けれどしゃべり方や物腰、リアクションのタイミングなど見てると、昔の記憶どおりだったりして違和感は短時間で修正される。

 もし、君と会えたならどんな感じになるのだろう?そんな事思いました。


 今も君は戦っているのだろうか?その前提で話をします。間違っていても、君を想っての事ですので笑顔で聞いてください。


 長期戦では君は有利です、君が長年勝てないと思っていた概念がひっくり返る事なので、もしかしたら信じられないと思うかもしれないけど、それは事実です。

 そう、君は(もし戦っているとしたら)長年の価値基準がひっくり返るという生まれて初めての経験をこれからたくさんするでしょう。君はそういうの苦手かもしれない、そういう時は“戻るべき原点”が何か?を常に意識し、原点回帰すれば、荒波の中漂流する危険を回避できます。原点は自分の道しるべでもあるのです。


 イメージとしては吹奏楽で言うところの“指揮棒のリズム”でしょうか?あれを見てタイミングをとっている訳で、ないと、リズムがばらばらになる。そんなイメージです。


 そういえばこんな事があった。

 体育館で全校集会の時、理由は忘れたけど、応援団と吹奏楽部がその場でぶっつけ本番で応援歌をやった。事前の打ち合わせなどないものだたら、応援団と吹奏楽部でリズムが合わない。音楽はこちらが専門だから、正確なリズムキープをしているのはこちらで、向こうは適当な太鼓のリズムで歌ってる。何曲かやった後、ようやく応援団の太鼓がこちらの指揮棒のリズムに合わせれば全体がそろう事に気づいたらしく、最終的にはテンポのずれは修正された。覚えてる?


 テンポが狂っても指揮棒やメトロノームがあれば修正できる。

 自分の揺るぎない原点とはそうした能力を持っているように思います。僕の考えなので、自分なりに付け足したり改良したりして、自分の心にしっくりくるようにしたらいいと思います。


 あと、こんな話を。

 人間の無意識というのは、意識できない分おそろしい…。そんな事思った。

 東京でこちらでは手に入らないようなコートを買った。東京の思い出にとめちゃくちゃ奮発して買ったコートだ。見た目はそれなりだが、基本性能がすごい、北極にも行けそうな位の能力のコート。見た目よりずっしり重く、店員さんいわく「羽毛布団着てるようなものです」だそうだ。特に意識せず、なんだかこれがいいと感じて購入した。


 以前書いた「秒速5センチメートル」という作品。あの山崎まさよしの曲を初めてこの作品の中で聞いたと書いたやつ。いまでも時々見たりする。けど、最近まで気がつかなかった。僕が買ったコート、主人公が後半雪の中着ているものに似てなくはない…、無意識に影響されたのだろうか?だとしたら恐ろしい…、もし、これを利用して人の行動をコントロールしよう等と思われたら、たまったものではない。そう思った。

 実際、悪魔でもないのに悪魔と言ってみたり、死んでもないのに死んだというのは、繰り返し言う事で無意識に働きかけて、心の趣向を動かそうとするものなのかもしれない。無知と誤解のみならず、無意識も使って操る事も不可能ではないわけです。

 コートの趣味くらいならいいけど、もっと重要な判断に影響されないようにしないと。けど、人は常に何かしらの外部からの景況をうけているわけで、これを全否定するのは不可能です。でも、そういう無意識を使った誘導というのが、存在するという事を、知っているのと、知らないのとでは、だいぶ、違うと思うのでここに書きました。


 君が今でも戦っているなら、帰るべき原点があることを忘れないでください。がんばって。

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〔火曜日、9日目〕その2

 きみは戦っているのだろうか?その前提で書きます。


 Fさんへ、今ひょっとして不安に襲われているのだろうか?

 大丈夫です、安心してください、君は強い子です。なにも心配ありません、時間をかけてゆっくり自分を取り戻せばいい。世界にただ1人絶対に裏切らない味方がいる事を忘れないでください。

 モチベーションを保ちつづけましょう!

 

 不安に襲われた時はどうすればいいのか?

 これは僕の場合ですが、過去自分が一番幸せと感じた記憶を思い出していると、不安に打ち勝てる事がよくありました。僕の場合、当然それは君との記憶です。僕がいろいろ覚えているのも、そうして何度も記憶を思い出していたからかもしれません、けど、細かいところはあやふやな点も多い。いつか、ケリをつけるために君は現れると思う。その時、どの程度記憶がずれているかおしえてください。


 向こうは不安を助長させるのは得意中の得意です、でも、君は長期戦なら圧倒的に有利なのだから、あせらず、じっくり構えていればいいのです。あせりは、不安につながります。つまり、あせると向こうの思う壺です。不安に襲われたとき、自らが思う方法でそれを乗り切って欲しい。僕なりにメンタルトレーニングの方法を書いた、これからも書いていこうと思います。あせらず、確実に、行きましょう。僕はいくらでも待てますので。

 モチベーションの維持が大事です。


 いつか君自身がけりをつけに僕の目の前に現れる、そんな姿を夢見ます。

 戦っているなら、がんばってください。


 ぎすぎすした話題とは別に、こんな話、最後に付け足します。

 「明治エステルスーパーカップ」というカップアイスのCM、ラブラブの中学生カップルが出てくるやつ、あれを見ていると神社でのあの永遠とも思える記憶を思い起こします。そんなイメージを伝えたかった。君が少しでも和むことを願います。

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 今でもひびくあの音は、僕というより、周囲への警告なのではと思ったりします。個人の裁量でやってる馬鹿と思いたいところです。

 ありもしない不安感を演出しているのだと思います。


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〔水曜日、10日目〕


 Fさん、元気にしてますか?僕は一応元気にしております、死んでませんし、悪魔にもなってないので安心してください。今も戦っているという仮定に基づいて書きます。もし、外れていても笑って読んでくださいね、あの17年前の無敵の笑顔を脳裏に浮かびます。あの笑顔の本当の意味に気づけたのがつい最近というのが無性に残念です、でも、気づけないより、気づけたほうがいい、人生は波乱万丈です。


 天野屋利兵衛あまのやりへえという人物がいる、忠臣蔵の登場人物で四十七士の武具一式をそろえた人物だ。彼は筋を通す人物として描かれていて、切腹した殿様とは旧知の仲。その殿様が言いがかりで切腹したのに家老が遊びほうけてるとはけしからんと単身京都に乗り込み、遊びほうける家老、大石内蔵助に刀を抜いたと言う。大商人とはいえ身分も考えない大胆な行動。

 結局、大石内蔵助が世間を欺くため遊んでいたと知ると、誤解していた自分を恥じて、協力者となるようになる。見つかったら罪になるにも関わらず、四十七士の武具一式をそろえる約束をし、実行する。


 このエピソード、後の脚色であるとされている。実在の天野屋利兵衛あまのやりへえはこんな事していない。でも、討ち入り事件そのものは史実で、誰かが武器を調達したのは確か。どうやら、本当に協力者となる誰かがいて、その人物の名を伏せる意味で大商人、天野屋利兵衛あまのやりへえの名をだしたのではなどとされる話を聞いたことがある。


 この話を聞いて何を感じたのか?

 人のためになにかするというのは、今も昔も、あるのだろうと。

 僕には47人分の武器をそろえるような事はできないけれど、出来る限りにおいてどうにかしようと思う。…上手く表現できないな、この話を聞いたときはなんだか妙に感動したんだが、どうにも上手く表現できない、きれいにまとめようとしているからだろうか…。


 たぶん、こういう事だろう、誰かに身をつくすというのは、それだけその人物に魅力がなければできない、この物語のなかには殿様の魅力にひきつけられた男たちの男気がたくさん書かれている。その多くは創作だけれど、底辺に流れる史実は本物で、そこには、魅力ある人物につくす、という代え難い価値観が埋まっている。


 魅力ある人物に尽くすという代え難い価値観…、それは、まさに僕が君に思うことと似た価値観だと思う、だからグっときたんだと思う。


 僕にとって君は尽くすに値する人なのです。

 もし、あの時正常に時が流れていたら、漫画などめざさず、ごく当たり前の生活を君としていたと思う。人生波乱万丈です。人生って予測不能でおもしろい…、とりあえず、そう思うことにしています。


 君は今日も戦っているのでしょうか?がんばってください。応援します。君は強い人です、がんばれば誰にも負けません。自分のペースで、自分の信じることを貫いてください。僕はいくらでも待てますので。がんばって。長期戦では君が優位です、最悪でもある程度の期間、別居すれば、相手の同意なく分かれられます。必ず、ターニングポイントはやってくると思う。そう思います。

 争っているなら和む話題も必要です、こういうときは、意味があるようでないような軽い話題が一番に感じる。


 あまり役立たない生活豆知識で最後話題を和ませましょう、暗い話ばかりでは駄目なように思う。特に本当に戦っているなら…。


 日常のささいな疑問…。

 道端にある自動販売機、コインの投入口は横になっています、ところが、駅の券売機、あれは縦になっています。実はあれには意味があるのを知っていますか?

 本来コインの投入口は縦が基本でした。理由はお金を入れやすいから。だから、昔は道端の自動販売機もコインを縦に入れるものばかりでした。

 ところがある日警察が「路上にはみ出ている自動販売機は道路交通法違反だ」と言い出したのです、あわてた自販機メーカーは自販機を薄くして、道路にはみ出ないようにする事にしました。けどどうしても上手くいかない、それはお金を入れる投入機がどうしても薄くできないから。ある日技術者が気づいた。「この機械、横にすれは自販機全体を薄く出来る」

 で、機械を横にしたため、今でも自動販売機のコインは横に入れる方式で、横にする必要のなかった駅の券売機は今でも縦のままなのです。

 今度券売機や自販機を見たとき確認してみてください、確かにその通りになってるから。こんな話題でも和めるでしょうか?はずしたなら謝るけど、いろいろ試行錯誤してみます。



 当時君は多少のうわさには動じない頑強さをもっていた、けど、触れて欲しくない話題については完全に心を閉ざした。そんな君の性格は変わっていないと思います。

 意地悪で君に無理な事させるわけではない、だめなら、それでいいのです。これに関しては君同様、僕も根競べな訳です、あのお互い絶対にひかない頑固さをしめしあわせたあの日々と同じです、なつかしいです。

 当時、僕は、いつ君に捨てられるかとびくびくしながら、君との根競べをしていた。

 君は根競べの最後には何かしら決着を付けに来た、あれは、人から強制されたものだったのだろうか?でも、卒業式の後、会った時は君の意思だったように思う。どちらにせよ、いずれ会えると信じています。止めをさされるのか?受け入れられるのか?人生をかけた大ギャンブルな訳で、普通の賭けとは大違いのスケールです。

 君はあの夏祭りの日に言ったと思う「私も賭けをしているの」記憶違いだろうか?そうでないとしたら、君は賭けに勝った。17年経って僕は気づいたからだ。

 今は僕が賭けをしています。どんな答えにしろ、君の答えが、君から聞けることを(手紙でもいいです)願っています。それまでは、君と根競べだ。17年前と同じシチュエーションなのでしょうか?わからないけど、上手く伝わる事を信じて。

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〔木曜日、11日目〕

 Fさんへ、


 君との根競べ…、なんだか懐かしいです。こんな記憶がある、高校時代、自転車で家から出るときよくこんな事おもった。

 僕が機嫌が悪いとき、君の機嫌がよくなり、君の機嫌が悪いとき、僕の機嫌がよくなり、上手くかみ合わない、このところずっとそうだ。今日はどちらだろう、出たと勝負だ。などと毎朝思った記憶がある。

 あれは2年生の時の、あの長い長い対立から雪解けしたような方向に向かいつつあった期間の記憶だ。


 手紙にこんな事、書いてあったのを思い出した。

「ずうずうしいのもいいかげんにしてって思った。もうがまんできないくらい怒ってたんだよ、それくらいわかってほしかったな」と。

 僕が君が学校で他人のように振舞う事に対して不満を持っている事を隠そうともしない事に対して君はこう言った。


 もしかしたら、今も似た状態なのだろうか?

 君がそうするには理由があって、それはある意味僕のためでもあったりしていた。


 今回も僕は何度も君にいくつかの不満をぶつけた…、と思う。その不満に応じてくれないのにもやはり理由があり、何かを守るための行動なのだろうか…。願わくばその守るべき何かに僕が入っている事を祈るばかりです(これも、ずうずうしいとか言われてしまうのだろうか…)


 今回思ったことは、君の行動には何かしら理由があり、僕は君を信じて踏み込まない事が求められている?そういう事だろうか…。


 昔君はこんな事言った、自分の気持ちを先回りして察してくれるような人が好きと。当時はそりゃ無茶だ!と思ったけど、この17年その無茶が出来るよう努力してきた訳だから、この挑戦拒む訳にはいかない、僕はそれに挑まなければならない。むずかしいけど、君の願いに挑戦してみます。17年の努力の成果が試されている訳で…。


 連絡をくれない事、意味があるのでしょう。

 17年前と同様、僕は守られているのだろうか…、わからない。君にとって簡単な答えも、なかなかの難問です。可能性はいくつかあるけど、あえて書きません。ただ、最低限僕のわがままがあるなら、“会う”という事です。この小説のタイトルでもありますね、打ちのめされるにしろ、受け入れられるにしろ、そのわがままだけは考慮に入れてください。


 君は入ってきて欲しくない部分には入ってきて欲しくない、そういう傾向が確かにあった。難しいですね、だからといって黙る訳にもいかないし…。

 少し君が踏み込んで欲しくない部分はわかってきた。けど、…うん、結論は最後にとっておきましょう。奇跡を信じます。

 これからも根競べが続くのでしょう、当時のように。


 不確定要素が多くて、いや、弱音ははかないと決めた。


 とりあえず、こういうスタンスでいこうと思う。


 君の望む世界が実現する事を僕は何よりも願います、それは不動の考えです。君を何よりも大切に思っているし、守りたいと考えています。


 その前提に立ち、仮説として君が戦っているという状況を想定して書きます。

 気遣いも心がけるし、注意もするけど、言いたい事は(注意して)言う。


 根競べとは、この場合、ヒントの少ないこの状況でいかに君の想いに答えるか?という君の条件に無謀にも挑戦し続ける事をさします。

 

 君ががんばっているなら、僕も頑張らないと、もし、これが全て妄想でも、君を想ってる事だけは伝わればと、そう願います。

 君の大切な戦い、負けないでと、応援してもいいでしょうか。がんばって。


 とりあえず、いくつか試しに(特徴ある箇所を)削除してみます。試行錯誤です。


 もともと握手というのは、私は武器を持ってませんと両手を開き、マントの下が非武装である事を相手にさらして近づく動作が起源というを聞いたことがある、その開いた手を握り合うことで、親愛の意思を互いに確認したとか…。


 敵意がない事、これまでの行為は自衛手段であった事、この2つをなんとか、理解してもらうよう、努力してみます。あれは、自衛手段だったんです、僕ののぞみは彼女と再会し答えを聞くことです。17年の記憶に終止符をうち、どんな結果になろうと次に進む事なのです。そのために書く「もう一度あいたい君へ」なのです。寛大な処置とご理解がいただければと、切に願います。

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〔木曜日、11日目〕その2

 おはようございます、朝です。Fさん、元気にしていますか?僕は生きております、死んでおりません。君も僕同様元気に生きていると確信します。


 長期戦では君が優位です、あせらず、じっくりいきましょう。

 

 こちらは、あいかわらずな感じで、変化はありません


 TVを見ていてこんな事感じた、あるNHKの番組内でありえない話題が展開された、この世に、この日本に、この2010年の現代に、いまだ県境の確定していない場所があると。もめている?そうではない、どうも話を聞いていると、あまりにも辺境すぎて県境をひく理由がないという話なのだ。白馬岳という山の山頂部で境界未定地になっている。

 そんな事ありえるのだろうか?

 そう思い少し調べてみた、するとこの白馬岳だけでなく、全国あちこちに境界未定地は存在するようだ。意外だった、20箇所もある。僕らの良く知る富士山もこの20箇所のうちの2箇所を含んでいる。


 富士山自体はふもとにある浅間大社の境内の1部と古くからされている、山自体が巨大な神社の1部なのだ。長野の人は嫌がるだろうけど、どうしても静岡県人としては浅間大社のある静岡のほうが由来が高いように思うのは気のせいでしょうか?


 こういう類の話題は、雑談レベルではいいけれど、本当にもめだしたら大変なことになる。だからこそ争わない為にあやふやにしている?そんな気がします。


 尖閣諸島問題(中国と領有権でもめています)や竹島(韓国ともめてる、韓国名“独島ドクト”)もあやふやにしたいのは争いたくないからだ。

 人間関係でも、あやふやは大切だ。こんな僕ですらそれはわかる。けど、あやふやにしていいのは「価値が低い」場合のみだと思う。誰も行かない辺境や、人の住めない絶海の孤島だからこそあやふやにしていられる。海洋資源でもめたりするけど、所詮お金で解決できる問題だし。

 あやふやにできないケースとは、やはり、お金に換算できない、とても大切なものが関わったときだと思う。人の人生とか、運命とか。そういう物。


 なんだろう…、うまく伝わっただろうか?“あやふや”は確かに大切だし、意味がある。人が生きていく上で。でもそれだけが全てではない。必要なら、一歩踏み出してあやふやを変える努力も必要なんだと思う。たとえば、先に紹介した“白馬岳”山頂で誰かが遭難したとする。県境がないけど、どちらの県の救助隊が動くの?などとあやふやにしていたら、助かる命も助からない。動けるほうが先に動けばいいのだ。言い合いは助けた後いくらでも出来る。まずは“現状の窮地を脱する”必要があるなら、遠慮とか無用なのだ、と、僕はそう思います。


 東京でこんな事があった、本屋の前、ちょっと映像関係のバイトをした。その日の午後までにビデオテープが数本必要だった。いつもなら備品としてストックしてあるロッカーから出せばいいが、その日は在庫のチェックがあるとかでロッカーに鍵がかかっていて取り出せない。こういう場合、関連会社から借りる事になっているが、前日までにかなりの本数借りていてもう貸してもらえない。こうなると自費で買ってこないといけないけど、ダビングする時間を考慮すると間に合わない。けど、あと何時間後かまでに、ダビングをおえたビデオテープを10本ちかく用意しないと、先方に申し訳ない状況が発生する。

 僕はバイトだ、決断するのは上司である人だった。仕事の鬼で、初めて経験するタイプの人だった。この時期はまだ本屋での経験のない時期で、決断や仕事に対する姿勢が僕の中でまだ出来てない時期だった。上司の人はどうするのか…、心配して待機した、忙しいので他の仕事をとにかくしていた。ひと段落した後、なんとダビング用にテープが用意されていて、急いでダビングするよう指示を受ける。

「どうしたんですかこれ」

 と聞いた、あまりに短期間に用意されたので驚いたのだ。

 すると当時のその上司はこういった。

「あるのに、使えないなんて馬鹿馬鹿しいだろ?だから(鍵のかかった)ロッカーこじ開けたんだ」

 晴天の霹靂だった、ああ、そんな事してもいいんだ!と衝撃をうけた。こういう場合ルール(在庫チェック中はロッカーをあけない)は破ってもいいんだと。もちろん後で怒られる事は避けられない、けど、ビデオテープを持って行く予定の先方に迷惑をかけるというマイナスと、ルールをやぶってロッカーをこじ開けるマイナスの2つを天秤にかけた場合、最悪の状況を回避するためにルールを破るのはありなのだ。その時はじめて経験して結構衝撃だった。それだけ子供だったのかもしれないけど。


 何が言いたいのか?戦う理由があるのならば、戦っていいし、それは何も悪い事ではありません。

 そんなイメージを伝えたかった訳です。


 一応、今君が戦っている前提で書いています。

 なにか伝わるものが、役立つイメージが残れば、そんな事を考えます。

 さて、僕も頑張らないと、色々やる事もある…、ゆっくりやっていくつもりです。あせりは禁物です。そんなことを伝えたかった、そう思います。頑張ってください。

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〔木曜日、11日目〕その3

 とりあえず慎重に書きます。

 心の準備も大切です、読みたくなければ読み飛ばして、後で落ち着いたときや、必要なときに読んでください。


 君と相手の年の差がどのくらいあるかで、諸条件がいろいろ変わってくる。君もいろいろ調べているのだろうか?なら、気づいただろうか?

 最初に言います、長期戦では君が有利です。特に年が離れているほど。5年も別居したら離婚できるかもしれないと最近の判例にありました。不確定要素が多いので確信できませんが、5年より短い判例は今のところ調べても見当たりません(詳しくは専門家に確認してください)。

 5年後、あるいは5年と数年後、別居期間が満たされ、裁判所が関係修復不能と判断したら、相手の意思に関係なく別れられる。

 5年後、相手はいくつなのだろう?

 それに耐えるのが平気なほど君は逃げたいのだろうか?

 いろいろ、不確定要素が多いです。


 もし、相手が調停に出てこなければ?というかこの可能性は非常に高い。調停事態は君の意思で起せるが、相手が出てこなければ裁判にならざる得ない。裁判でも、相手が暴力をふるう、とか、不倫をしていた、とか、何かしら理由がないと離婚は認められないので、裁判費用の浪費になりかねない。

 逃げるという事は何か(上記に該当するものが)あるのだろうか?あれば勝てる。


 調停も不調、裁判でも勝つ決め手がなければ、戦略を基本にもどして“長期別居作戦”になります。

(※ちなみに、裁判で先に消した方法は…、君の心がどう天秤にかけるかです。)

(※関係修復が見込めない重大な理由があると、裁判官が認めたら、裁判で別れられます。それは事実です。心当たりがあるなら検討してみてください)


 ちなみに「離婚調停に相手が出てこない・・・。」

     「別居の期間がどれくらいあれば離婚」

 等をグーグル検索するとMSN質問箱、yahoo知恵袋、などに該当する質問が載っていたりします。



 17年前、僕は君に守られていた。それは事実だ。

 どう?守られてたか?


 僕が君と付き合っているという事実を隠蔽することで、僕の人生に彼らが影響を及ぼす事を防ごうとした?彼らが本気になれば、一生孤独だし、まともな生活はできないし、仕事も出世もだめになる。

 そんな事態から僕を守ろうとした?

 君には申し訳ないけど、その試みは失敗して、結局僕は呪縛から逃れられなかった。どうりで、ろくに知り合ってもないのに無視される訳だと、随分納得した。(原因は何か他にあるのかな?と随分考え、最終的にそういう星の元に生まれたんだと思ったりもしたが、たまにわだかまりなく接してくれる人がいて理解できなかった。どうしてこの人は普通に…、気味悪がって距離をとってしまったが、実はあれが、正しい人間のリアクションなんだなと、今は納得する。対人スキルまで狂わせれている、ある意味僕も洗脳されている訳です)

 今も僕は守られてる?たぶん、君にしかわからない“何か”が答えなのだろう…、僕も自分にしかわからない“何か”を持ってるし、人に何度説明しようとしてもその“何か”は上手く説明できない。けど、確実にあるそれは、たしかな動機の元になっている。そんな感覚、僕は持っている。君はどうなのだろう?同じなのか、違う何かなのか…。


 僕に知られると困るなにかか…、

 たぶんこの部分は君が踏み込んで欲しくない部分なんだと、そう思います。

 だから、君がこれにどう対処するのか答えを出すまで(出るまで)待ちましょう。幸い僕はもてないし、その気もないし、当分大丈夫でしょう。その当分が5年になるのかもっとなのか、ヒントくらいはほしいとこです。わがままですけど。


 困っているのだろうか、それとも別の感情を抱いているのだろうか…。

 何が言いたいのかというと、これからも僕は死ぬまで“そちら側”との根競べをするのだと思う、君が一緒にいてくれたら、この根競べ、大変だけど楽しく過ごせる。


 けど、君にもそれはかなりの負担、無理強いはできない。君の心の選択を支持します。

 心配は、その心の選択に僕のわかっていない不確定要素がどう関わるのか…。心配しています。

 再会を信じて希望をいだかしていただきます。ささやかな望みは、止めをさされるにしろ、受け入れられるにしろ、答えを聞くことです。

 以前も書いた、毎日ちゃんとしたものを書くのは以外に大変、でも、君のためならやれます。

 君ががんばれるなら、僕も頑張れます、がんばって。


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〔木曜日、11日目〕その4


 丁寧には書きます、けど、こうも考えた。

 リミッターをはずすと宣言したじゃないか、必要以上にセーブするのも僕らしくない、第一、自分の意見をいわない僕など、僕らしくないし、そんな僕を彼女はどう思うだろう…。耳障りな事も言っていいのだ、ギリギリまで肉薄して、君が怒るところにも肉薄して。


 君はきれいに見せようとする、自分を。君は猛烈な恥ずかしがりやだ。見せたくない部分を必死にかくそうとする。けど、僕は人のマイナス部分を馬鹿にするような事はない、以前にも書いた。僕は駄目人間が好きなのだ。特に努力する駄目人間は大好きです。君の駄目な部分、もっと見せてください、そう思った。


 以前書いて消した話。

 映画「七人の侍」のなかで、せっかく救助しに駆けつけたのに、あった瞬間、自分の姿を恥じて自殺してしまう女の人が登場する。

 その人はある農民の奥さんで、何年か前“野武士”にさらわれてしまう、野武士とは山賊に成り下がった元武士でたいてい下っ端だったりする。拠点を山中にもち、近隣の農村を襲って、食料や食料以外のものも奪う。その奥さんもそうしてさらわれた。

 何年かして、ようやく野武士の拠点を知った夫(たしか茂吉もきちだったかな)は、無謀にも七人の侍が止めるのもきかずに単身、刀1つで乗り込み、偶然にも奥さんを発見する、やった、奇跡の再会だ!さあ、連れて逃げるんだ茂吉と思っていると、茂吉を見た瞬間奥さんは自害してしまうのだ。なんで?どうして?理解できない!?一緒に逃げればいいじゃないか!そう思った。

 茂吉の奥さんは何年も野武士の拠点にいてぼろぼろになっていた、愛する旦那には自分の美しかった姿だけを覚えていて欲しい、だから、死ぬしかない。そう思っての行動…、茂吉は涙する。

 茂吉がそんな彼女でも生きていて欲しかったし、助けたかったのは事実だ。


 これは物語だ、古風な日本女性の感性が導く悲劇として書かれている。遅すぎた?そういいたいらしいが、僕は泥まみれになってはいつくばってでも生きてやる、そう思う。君がどう思うかわからないけど、そう思う。実際どんな屈辱にも耐えた。これは心あたりのある人は皆知っている事です、いつまでたっても切れない僕を知っている人は何百人、いやもっと?いるかもしれない。覚悟は口だけでなく実証済みです。

 そんな事わたしにはできない、そう思うのだろうか?いや、普通そう思うよな…。


 人は変われるものです、覚えているだろうか?震える僕の手を…

「もっと度胸あると思った」

 あの時君は言った。初めてのキスの日、僕は震えた。君の方にまわした手が震えだし止らない。まずい、かっこ悪いところみせてしまった、嫌われてしまう!と、緊張した、けど、君は笑って受け入れてくれた。あの日、もっと強くなりたいと思った。


 いまも僕は変わろうと思う、君が来るか来ないかわからないけど、養える自分にならなければ、そう思う。どっちになるにせよ、そうしないといけないわけだけど、動機になっています、君を養いたいと。傲慢に思われそうで言いたくなかったけど、ここまできたらもう書いても違和感ないでしょう。


 やはり、遠方のほうが仕事がありそうです。上手くいくかわかりませんが、そんな方向に心が傾いています。販売の仕事がしたい。そう思っています。だめなら、福祉の資格でもとりましょうか、先ほど書いた泥まみれの覚悟があれば、まあ、大丈夫だと思うし、第一無茶なお客にはなれてる、その辺の能力が活かせれば、などとも思ったりします。君を養う覚悟はあるのです。古いけど家もあるし。いざとなったら頼れる親戚もいます。茂吉とはちがうのです。


 君は自由です、茂吉の奥さんみたいな行動はしないでくださいね、誰も幸せになりません。不幸が好き?そんな事も言わないでくださいね、17年もかけて到達したんだから…


 今の君はどういう状態なのだろう、何を思っているのだろう…

 今回のこの記述は、落ち込んだとき、読んで見てください、人は変われるのです。僕はもう手が震えたりしません、そしてこれからも変わってゆくでしょう。以前書きました、介護される年までには、あたりのよいまともな人格を手に入れたいと。歩みは遅いでしょうが、前に進みさえすれば何とかなる。


 今の君がわからないけど、可能性の1つとして聞いてください。

 もし、自分の変化をのぞむなら、僕ほど適したパートナーはいないと思う、他の人はなんだかんだでペースが速い、変化に対しての。けど、僕は亀のごとくゆっくりだ。このペース、他の人にはないペースです。あせらず、変化を望むなら、僕ほど適したパートナーはいない、そう思いました。


 もし、取り越し苦労だったらいいんですけど。戦う君の姿を想像するのは好きです。待ちます、準備ができるまで。どちらかの答えを君が準備できる日まで。

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〔金曜日、12日目〕


 おはようございます、朝です、元気にしていますか?

 こんな事、書くと昔、朝、声をかけても困ったようにうつむくきみの姿を思い出します。嫌われてるのかな?といつもこわくなり、そんな馬鹿なと言い聞かせ、午後部活の時の笑顔を見ると安心する…、そんな日々がなつかしいです。そして、今なら君が何を考えてそうしていたのか見当がつくようになったのが、うれしくも悲しくも思ったりします。


 一見、君は不安定に見えた、と言うか事実不安定だったのだろう…、特に印象的なのが、2年生の時の記憶だ。

 授業中、教師に指されて立ち上がった君は質問に答えるのだが、その日その日によってまるで別人のように見えた。ものすごく恥ずかしそうに答える時もあれば、普通の日もあった。気分屋なのかなと思った。(実際その傾向はあるのだと思う、僕自身も実は気分屋な部分がある)


 今も不安定な君なのだろうか…、心配です。

 会って話しさえすれば、君の不安を取り除けるのに…、そんな事漠然と思います、17年もかけてそう思えるところまできたのだから、せめてチャンスをください、そんなわがままは駄目なのでしょうか…。


 君はトロンボーンの上級者なのに、一度も僕に指導をしなかった。普通はするのに、他人に対して一歩踏み出すのが苦手なのはわかる。

 どうしても話しかけられるまで待ってしまうというのも理解できる、事実ぼくもそうだから。けど、僕に遠慮は無用です。何を遠慮する必要があります?仮に君が汗臭くとも僕に気兼ねする必要はないのです。恥ずかしがる理由がない。たぶん、ものすごく恥ずかしがるのはわかってるけど。判ると思う。

 見せたくない君を見せてください、少々の事では動じませんよ、仮に動じても0,2秒で回復してみせる。その辺の動じなさはすでに実証済みと思うけど、どうだろう…、どんな風に伝え聞いているのか…。

 少々の事じゃ切れないですし、人のネガティブな感情を、どう整理すればいいのかは、経験豊富ですから、微力ながら支えるし、へこたれませんよ。


 もう遅い?まだまだ遅くないです。そういうのは(遅いというのは)もぅっと年寄りが言うセリフです、というか、最近の年寄りの方がこういう事いわず若いこと言ったり、行動したりします。僕ら若い者が遅いとか言ってはいけません。


 もし、こちらに来たら、好きなだけ自由にのんびりすればいい。支えが欲しそうなときは、支えるし、放って置いて欲しい時は、そうするし、判ると思う。僕はそれが出来ることを。

 根競べもするけど、あの神社の無限とも思える時間のように、君の意思を尊重します。あの笑顔が見たい僕は基本それが出来るのです。

 それと同時に、手紙にあった「しかるときはちゃんとしかって欲しい」という言葉を胸に刻み行動します。それが出来るようになるための17年だったんだし。

 普通に、当たり前の、そんな関係。どこにも無理のない自然な距離、そんなイメージ、君の望む距離を探りたいです(それは今も同じで探っている真っ最中ですね)。


 今回はどうなのだろう、近づきすぎたのか?適切な距離なのか?それとも…。



 鳥は鳴くことが出来るから人の同情をかう事ができるが、魚は鳴くことが出来ないので、人の同情をかう事が出来ない。

 元ネタを知るとなーんだと言われかねないけど、言葉自体は良く出来てる。

 なるほど確かにその通りで、海の生物でも鳴く事のできる「クジラ」「イルカ」「トド」「オットセイ」「ラッコ」などの哺乳類系はかわいそうと思われても、魚はそれほどでもない。

 別に自然保護が言いたい訳ではない。

 声を出さないと、魚と同じように、無機質に扱われてしまう…、そんな事実は人間社会に確かに存在する。


 そんな悪い事ばかりじゃないんだよ、いい所もたくさんあるんだよ。とそう言うのかもしれない、それなら、こちらもそういういい所はそれなりにある訳で。そういう意味では同じと思う。


 これは、最後の機会でもあるのは心に刻んで欲しい。

 もし、僕があきらめたら、もう、2度とチャンスはやってこない、判っていると思うけど一応書きます。


 今、君は戦っているのだろうか…。身を案じてしまいます。

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「本当の私を知ったら、嫌いになっちゃうよ」

 君は言った。初めて2人で映画をみた帰り道で。

 普段の僕なら、なにそれと問い詰めたかもしれないが、あの時は先生の事を聞かされて動揺していた。


 本当の自分…、君は僕がそれに近づこうとすると逃げた。君にそのつもりが無くとも、僕の視点ではそう映る。立ち向かう勇気をあげたい。君に今、必要な“何か”はそれに近いイメージの何かなのではと、そんな事漠然と思った。本物の笑顔に必要不可欠なそれを、君に届けたい。そう思う。


 本当の君が知りたいです。

 本当の君を見せてください。

 それが、どんなに見せたくない姿でも、知りたいんです。受け止めたい、そう心が訴えています。


 これも、元ネタがわかると、なーんだと言われてしまいそうなんですが、言葉自体は良く出来ている言葉がある。(割と有名かもしれない、気がつく人は何からの出典かわかるかもいれない。)

 人には3つの顔がある。

 1つ目は表向き(公式)の顔、普通に人と接するとき見せる姿。

 2つ目は本当の(内面の)顔、心が描き出す他人には見せられない本当の姿。

 そして…、

 3つ目は自分でも気がつかないもうひとつの姿。自覚できない優しさや、強さ、存在感など、いわゆる他者から見た姿、と言うやつ。


 僕はこう考える。この3つがそろって初めてその人が完成する、どれか1つでも欠けたらその人は一生救いを求め続ける事になる。そう感じます。


 君は強くて優しい、思いやりのある人です。僕からはそう見える。それは事実で、君がどう思おうと否定できない君の要素だと思います。

 本当の君を受け入れたいです。君の姿を僕の中で見せてください。

 そう感じた。どう思っているのだろう…

 ずうずうしい、と、怒っているのか?それとも。


 君の望みのうちのいくつかが、こうしたイメージに含まれているなら幸いです。こんな僕でも君にしてあげることがあるという事になる。はずれていたら、笑ってください、君を思ってのことです。


 君が全てをさらしにくるのか?それともその逆を選択するのか?賭けですね。

 君の気持ちが僕の気持ちを受け入れてくれている事を、切に、願います。


 あの笑顔、仮に無くしていたとしても、僕は決して動じませんよ。もっとすごい何かがあっても、大丈夫です。そんなにやわじゃないから。


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〔土曜日、13日目〕

  Fさんへ、最近よく眠れてればいいけど…

 最近僕は枕元にラジカセを置いて、FMを聞こえるか聞こえないかぐらいに絞った状態にして寝るのが好きです。


 昔、僕は君に肉迫(=身をもって敵地などに迫ること)した事があった、君はギリギリのところで留まった。そんな繰り返しをずっとやっていたような気がする。楽しくも緊張感ある、楽しい思い出。

 最大の肉迫は、やはりあの大告白の日だろう…、君は必死にこっちにくるな、近寄るといけない、とやっていたのに、その防波堤を僕は全力でもって突破してしまった。懐かしいです。


 あの思い出が、今の僕を作っています、人は話せば通じ合える。君に教わった信念です。

 僕の、大事な大事な宝物です。


 

 当時はその“隠された”ルールに気がついてなく、もし、気がついていたら…、例え真実に気づかずとも違ったのではと…、そんな事考えてしまいます。


 自分の中の“何か”にそうやすやす触れて欲しくない。

 けど、それに触れてほしい思いはある…。

 触れて、問題点を改善するヒントを示して欲しい…、

 けど、がさつで乱暴なアドバイスはごめんこうむる。


 そして、こう思う。その程度の“心への肉迫(=身をもって敵地などに迫ること)”で自分の意思が変えられると本気で思っているのか?説得する気があるなら、もっと本気で肉迫して来い!


 そんな事思った。


 何の話か?それは、父の友人でなにか社長をやってるとかいう人が、僕を(漫画から手を引くよう)説得した時の感想だ、ええ?その程度のもので僕を説得できると本気で思ってるの?もっと心に肉迫しろよ、そんな事思った。


 軽い気持ちで説得されると腹が立つ…、そんな経験、君もした事ないだろうか…。僕はある、実際腹は立つ、もちろん、表には出さないし、その程度のストレスは飲み込めるし、かわせる。けど、その程度で“落ちる”と思われてるのは悲しいなと、そんな事おもった。君はどう感じる?同意してくれるのか、それとも…。


 あるドラマのなかで、こんなやり取りがあった。

 広報部長が言った。「なぜ、助けてくれるんです?」

 すると上司の補佐官はこんなたとえ話で、その理由を説明した。


 ある所に男がいた。

 その男は山道を行く途中、大きな竪穴たてあなに落ちてしまう。

 よじ登ろうにも足をくじいてしまって出来ない。


 そこに1人の村人が通りかかった、男は大声で叫んだ「助けてくれ」と。

 通りかかった医者は言った。

 「見たところ命に別状はないな」

 そして、足の怪我の処方箋を書いて落として、

 「この薬をのみなさい、そうすれば足はなおるから」

 と立ち去ってしまった。


 男は絶望した、そんな事必要じゃない、必要なのは助けだ。


 しばらくすると別の村人が通りかかった。

 男は今度こそ助かると思って、大声で叫んだ。

 通りかかった神父は、穴の中の男を見ていった。

 「主に祈りなさい、そうすれば道は開けます」

 男の叫びを聞いてか聞かずか、神父は男のために祈りをささげ、先の医者同様たちさった。


 男は絶望する、どいつもこいつも、どうして助けてくれないんだ。


 この男は助かる、最後の1人によって、そして、最後の男は意外な方法をとるのだ。


 しばらくして、今度は男の親友が通りかかった。

 「おーい、助けてくれ!」男は懸命に叫んだ、今度こそ、今度こそ助かると思った、何しろ気の通じた親友なのだ。

 ところが、この親友。あろうことか、男の存在に気づくと、意を決してこの穴めがけてジャンプした。親友は男同様に穴に落ちたのだ。


 「お前が落ちてどうするんだ」

 と、男は言った。

 すると親友は笑った。

 「俺も一度落ちてるのさ、その時どうやって脱出したか教えてやるよ」


 補佐官はアルコール依存で以前、広報部長に助けられていた。だから、一度落ちたからこそ、職務を超えた気持ちで彼を支えた。


 そんな話です、以前書いたかな…。



 肉迫する…、とはこういう事ではないかと、そんなイメージを伝えたかった。

 外から、あれこれ、言う人はたくさんいるけど、本当に、心の内側まで肉迫して助けてくれる人は、そうはいない。肉親ですらできない。同じ思い、何か通じるきっかけを持った者でないと、(わずらわしく感じるほど肉迫した助言は)受け入れられない。そんな気持ち、わかるだろうか?


 (わずらわしく感じるほど肉迫した助言は)結局誰もしてくれないので、自分で解決するしかない、もしくは、(解決できないので)心に封印するかの、どちらかになる。


 そんな“何か”の解決、僕(君)も探してる?


 穴に落ちた親友は、脱出方法を男に提示するだろう、男はその脱出方法を拒絶するかもしれない、でも親友は本心で助けたいと思っている、なぜなら、穴に落ちてきたからだ、他の2人のように傍観者ではない、一緒に穴に落ちるというのは、それだけ本気なのだ。


 もし、君が穴に落ちているなら、僕も落ちると思う。脱出は、出来るか?出来ないか?やってみないと判らないけど…、この17年の経験が落ちても脱出できる自信につながっています。


 君の触れて欲しくない“何か”…、それについての事。


 これは最後のチャンスです。

 永久に棚上げするのは、君らしいくない(本当の君はもっと強い。)

 自分を取り戻す最後の機会であるというのは事実です。


 ほら、少しずつ心が開きかけている…、


 そんな事いうと、それをかわいく拒否(否定)する君の姿が目に浮かびます。今の君も同じリアクションをするのだろうか?これを読んで微笑んでくれたら嬉しいです。でも想いは真剣です。上手く伝わればいいけど。


 あの大告白の日、君の作る防波堤を全速力で突破した僕、今はもっと高い防波堤に挑んでいる訳ですね。

 あの日、僕は人は話せば通じ合えるという信念を得た。今度はこれを、君に分けてあげたい。そう思った。この僕の想いが君の心の琴線に触れる事を切に願います。


 今も君は戦っているのだろうか…、そう仮定して書きます、がんばって。また書きます。

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〔土曜日、13日目〕その2


 こんな事を思った。僕は長年、誰か支えになってくれる人が欲しいと、ずっとそう思っていた。あの大告白の日も僕は君にそんな事を言ったような気がする。

 けど、そうだな、上手く説明できるかな…、微妙な感覚だから…。


 心に迫り、心から真剣に応援する…。


 それは、正しい“それ”に近い概念なんじゃないかと、そう、漠然と感じた。

 理解するという言葉とは、似てるけど、何か、こう、微妙に、ちょっと違う。そんな“ちょっと違う何か”を欲する気持ち…、そんな気持ち、わかるだろうか?これが、そうなのか、どうなのか?合っているのか、違っているのか…。


 図星とはちょっと違う、少しずれた図星、そんなアドバイス僕は(もらうのが)好きです。

 少し正解とずれているから、自分なりに工夫する余地が残っている。

 いきなり、正解をたたきつけられると、まるで命令されているようで、何か、こう、しっくりこない…。かといって、あまりに的外れなアドバイスは、役に立たない。

 そんな感覚、僕はあります。君はどう思うのだろう?私も!と感じてくれるのか、それとも…。


 “心との適切な距離”のとり方は、こう、なんというか、こういう、少し自分だけの工夫の余地が残されていて、自由度の残されたアドバイス。そして、それは、可能な限り図星に近いが、完全な正解ではない。自由に解釈する余地の残された答え。それが、僕が(君が)欲する答えのような気がする。どう思う?あたっているのか、はずれているのか…。


 君は今日も戦っているのだろうか?一応その前提で書きます。

 もし、戦っていてくれるなら、それは嬉しいです。なぜなら、まさに、その行為そのものが、僕の心に君が肉迫する行動そのものの様に感じられるからです。その筈です。なぜ?その筈などと言うのか?あくまで仮説だからです。まあ、こういう宙ぶらりんな感覚は慣れています。漫画と比較するとどうかと思うけど(君のほうが何千倍も大切だけど、ここは、説明する上で漫画をだすのが一番わかりやすいで…)、雑誌に投稿しても、答えがわかるのは2~3ヵ月後。書いているときも完成まで3ヶ月なんて事もある、その間ずっと気持ち的に宙ぶらりんで、本当に(答えが=プロの作品として認められるのかどうか、と)合っているのかわからないまま作業をするというのには、慣れているのです。


 最終的な答えを聞けると信じています。打ちのめされるのか?受け入れられるのか?それとも、封印されるのか?はたまた、君は心をさらけ出す決意をしてくれるのか…。その答えを知るのは今の(あるいは未来の)君です。

 人生に残されたラストチャンスに君が何を持って答えるのか?それを知る機会が僕に与えられているのか?答えは君の心のどこかにあるのです、今も。


 何にしても、君は必ずケリをつけに直接、僕に会いにくる。そう信じたいます、どの様な選択に君がたどり着いたとしても。


 心の準備が必要なんだろうなというのは、何となく感じます。


 今日も戦っていてください、そんな君の姿を想像するのは好きです。

 これからも、その前提で時々アドバイスめいた事、書きますね。でも、少しでも役立てばとそう思います。君が、君自身の中にある触れて欲しくない“それ”と、君の心にある誰にも譲れない“何か”の2つが、君のなかでどう戦い、どう影響しあい、どう落ち着くのか。時おり手をだしつつも見守る…?それがいい距離のとり方でいいのでしょうか?答えを知りたいと無性に思います。


 もし、戦っているなら、頑張ってください!君は強い子です、そう簡単に負ける人ではありません。また書きますね。

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〔日曜日、14日目〕 


 こんな事を思った、なんとか彼女と連絡をとりたい。けど、何か事情があるはず…。待てばいいのだ。しかし、どうにかならないものか。何もせず指をくわえて待つと言うのも情けない。どう、うったえよう…。彼女の負担にならない範囲で、僕の気持ちをぶつけるには…。

 こんな事よく思います。

 何か方法はないか?何か方法は無いか?と、常に考えてしまう…。

 僕と連絡をとうという行動自体が、触れて欲しくない微妙な“それ”に触れる事なのだろうか…。いろいろ考えが巡ります。


 で、こう思った。せめて、連絡をつける“準備”だけでもしてくれないだろうか?

 例えば、具体的には。手紙の下書きを始めてみる、とか。

 あるいは、電話の連絡先を確認してみる、あるいは探す。といった行為をして準備だけはしておくとか。

 “準備”だけなら“無害”でしょ?

 なにか、思うところがあったら取り掛かって欲しい…。言うだけなら無害だと思った。


 君の中のその微妙な“何か”はどう変化したのだろうか?なぜ変化という言葉をつかうのか?僕自身も心の中に、触れて欲しくない微妙な“それ”を持つ。似て非なるそれ。そして常にゆらめいていて形は変化している。インスピレーションと影響しあっているといえば、言えなくもないが、両者は同一のものではない…。つねに、ゆらめいている。波打つ液体か、常に形を変える炎のように…。

 それはきっと誰の心の中にもあるのだと思う。ただ、僕と君は、その何かが心に占める比率が、他の人よりも少し、多いように感じた。どう思うだろうか、当たっているのか、はずれているのか…。


 こういう感覚を“クオリア”というらしい。解説はあるのだけど、しません。したら、何か、こう違う気がする。

 多分、こういう問題は世界中で議論されているけど、結局その答えをだすのは自分自身であり、人からはアドバイスこそあれ、他人の出した答えに便乗するのは間違っているように感じる。

 間違っているだろうか?君は今まで、自分にしっくりくる答えに遭遇した事があるのだろうか?


 こんな事をおもった。

 「ルノアール」「モネ」「ドガ」「セザンヌ」といった画家の名前を聞いたことあるだろうか?みな印象派の画家たちだ。彼らはものすごい苦労している。

 写真が普及する以前のヨーロッパでは、本物そっくりに描く画家がいい画家とされていた。ところが、写真が一般に普及しだすと、画家は要らなくなる、というか、写真機カメラという機械にはできない“何か”を表現したいと画家たちは思うようになった。

 ぼくは、西洋美術史はかじった程度しか知らない。けど「ルノアール」「モネ」「ドガ」「セザンヌ」ら印象派の絵がそれまでのものと根本的に違う事くらい、見ると判る。


 彼らは“光”そのものを表現しようとした。

 人体に反射する光、木々に反射する光。「ルノアール」は主に肖像画にそれを求めた。写真機には出せないその表現は斬新で人気をよんだ。「モネ」は風景画にそれをもとめた。晩年の傑作“睡蓮”は水面にうかぶさまざまな光の一瞬を絵にしたもので、写真には表現できないものだ。「ドカ」は踊り子の絵で有名だ。躍動感ある動きの一瞬をとらえた絵が多く、臨場感で写真にまさる。

 「セザンヌ」は変わり者だ。近代絵画の父と呼ばれ、たくさんの作品を描くのだか、他の画家と交流する事もなく田舎に自宅にひきこもり、ただただひたすら描き続けた。その臨場感は一度見ると、一見同と言う事の無い絵と思うけど、あれなんだろうと、脳が理解できるまでついつい見入ってしまう、そんな印象を個人的には持ちます。


 こういう写真(カメラ=機械)には表現できない一瞬のゆらめき、このイメージが、心のなかでゆらめく“それ”を理解するのに何かしら役に立たないだろうか、と、そんな事感じました。上手く伝わるだろうか…。


 絵に限らず、音楽でもいいし、写真家のとった写真(=これは、光の加減やアングルなどが絵画のように考慮されてとられていて、人の意思が介在した単なる写真とは違う種類のアートです)など、その具体的につかめない“何か”を表現しようとした人たちはいっぱいいます。みなそれぞれ悩み、自分だけの答えにたどり着く。同じ作風の作品がないのがその証拠ではないかと。もちろん、答えにたどり着く過程で人の真似をするのはかまわないのですが、真似るときは、その人がどういう心の軌跡をへて、そこにたどり着いたかを理解する意味での真似でないと意味が無いように思う。これが難しい事は知っている。東京でさんざん言われた「もっとプロの作品をまねなさい、プロのネーム(コマの展開や絵の表現、配置、話の演出など)を真似ると勉強になる」と言われ、挑んだけど、もっのすごく難しい。脱出できない迷路に入りかねないので、考えすぎもいかんなと思うけど。確かに勉強になるし、いつのまにかいろいろわかるようになる。答えは遠いけど、やりがいがあります。


 ああ、難しく考えないでください。心のなかでゆらめく“それ”に立ち向かって欲しい、皆他にも立ちむかっている人はたくさんいるのだからと、こう、言いたいのです。

 

 僕が求めるのは、君に、君の悩む、触れて欲しくないそれをもっと見せて欲しいということです。もしかしたら理解できるかもしれない。できなくとも、一緒に立ち向えられるかもしれない。そして、もし君がのぞむならいつでもパートナーとして共に立ち向うのに…、いや、君の心は今開きかけている、それが重要なのかもしれない。

 その開きかけた何かが、僕の心の進路とどこかで交わっていればそれでいいわけだ。お互いに微妙に進路修正を繰り返せばいつか心の進路は交わる?そんなイメージあっているでしょうか?その答えはどこかにあるはずです。見過ごしているだけで。


 君は戦っているのだろうか?その前提で書きます。心を支えられているだろうか?心配です。君は強い人です、そして今心が解放されつつある、解放された暁には幸せがあるはずです、待ってればやってきたりはしません、前進あるのみです。君はそれが出来るだけの心の強さを本来持っているのです。だから、大丈夫です。

 君の望むべき世界が実現する事を祈ります、その実現に支えが必要ならいつでも使ってください。今は遠くから応援しているだけですが、待っています。また、書きますね。がんばって。

  

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〔月曜日、15日目〕


 ちょっと書き直します、読み返すと論点が絞りきれてなかったから。


 もう役目を果たしたと思われる、第2話、第3話を消してみます。

 第2話、第3話は消しますが、意味はあったと思う。普通でないことをするためには、躊躇していられない。そんな想い出書いた。いつ死ぬかわからない状態だったし、でも、今は役目を終えたのかもしれない、一応消してみます。いつまでも恥ずかしいおもいをさせておけない、2人の大切な思い出です。


 会える確立は5%以下でしょうか…。それでも。その僅かな確立にかけています。会えないけど、手紙はもらえると思う確立は7%くらいでしょうか…。障害を高めに設定したほうが油断しなくてすむ。


 この5%を50%以上にする方法が、あるいは80%以上にする方法が実際あります。

 きみの行動によって、それは決まるのです。

 長期戦戦略をとるのか?(根競べです)

 短期集中決戦をとるのか?(これは一度けした方法ですね)

 あるいは、双方同時平行でおこない中期決戦を挑むのか?(要工夫ですね)

 君の行動しだいです。


 極端な話、話し合いなどぶったぎっていきなりこちらに来る手段もある。

 僕と君は不貞罪にとわれるかもしれないけど、金で片がつくなら、それもありと思う。

 それを、君が全部把握しているのか?という疑問が浮かぶのです。


 取り合えず、選択肢を列挙してみました。


 この日の記述書き直しました、妙に決断をせまる内容だったので、削除しました。

 たぶん、僕自身がいま、決断を迫られていて、それで、あんな内容になったものと思います。

 時間か経つと、間違いに気づく。少し、はずかしいです。

 何を僕が今悩んでいるか?下の記述でわかります。


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〔火曜日、16日目〕

 Fさんへ、なんかこういう時はまったく違う事を考えて、頭を切り替えてみようと思う。たぶん君はこういう話好きではないと思う、けど、前にも書いたけど、僕の現在の人物像を知る上で少しは参考になるのではと、こう思い書きます。


 現在、郵便局の民営化が止まっています。それどころか、逆行する動きが亀井大臣らが推し進めている。なぜ、それがいけないことなのか?駄目なことなのに、なぜ、そうしようとする人たちがいるのか?あまり解説されてないのが実に悲しいです。

 政府が借金するとき、誰から借りるか知っていますか?

 貸してくれる相手がいなければ、借金というのはできないものなのです。

 そして、以前書きました。日本政府のする借金は基本的に国内の最低20万人はいると言われた余剰労働力を養うために使われています。つまり、“返すあてのない借り入れ”であり、貸す側にしてみれば、赤字確実で、儲けゼロどころかマイナス確実の貸し出しなのです。

 一体、このマイナス確実の債権に誰がお金を貸すのか?

 誰かが貸すからこそ、国も借金ができるわけで…、


 誰がこの赤字確実の借金に対して気前良く金を貸すのか?


 そう、郵便局です。

 国が借金を返しきれないのは、現在プライマリーバランスが0でない(いくら返しても利子で借金が膨らむ状況)なので、現行の状況で、郵便局が貸し出しを全て回収するのは絶望的です。


 なのになぜ郵便局はつぶれない?


 それは、それだけ郵便貯金の規模が巨大だからです。


 巨大だから、いくらでもたかれる。


 何かに似てませんか?


 そう、年金問題と同じなのです。


 年金基金も巨大だったので、テキトーに仕事してもOKだったし、たかっても問題なかった。けど、年配者が増えて、支払額が増大した瞬間、破綻の危機に見舞われました。年々年金額が減少するのはご存知のとおりです。


 このままでは、郵便貯金にもいずれ同じ問題が発生します。なにせ、回収見込みゼロの政府の借金を、ろくに吟味せずばかばか貸しまくっているからです。まさに、地方が郵便局を食いつぶしている現状で、どこかでなんとかしないと、本当に郵便局が破綻するのです。

 破綻した瞬間、国は借金できなくなります。

 国家予算の半分を借金で毎年まかなっているので、郵便局が破綻した瞬間立ち行かなくなります。

 その場合、外国にお金を借りる事になりますが、こんなリスキーな債権、誰も欲しがらないので日本国債の値段が暴落するのは確実で、そうなると、国が破産します。ギリシャどころの話ではありません。


 まあ、郵便局のあずかる貯金の規模は半端でないので、もしかしたら、僕が生きているうちは持ちこたえるかもしれません、その後のことは知りませんが。


 問題は、郵便貯金を利用しているのは年配者が多い点で、この人たちが何らかの事情で貯金を移動させたら、めぐりめぐって国が破綻するわけです。


 この事態を防ぐのが、郵政民営化でした。


 民営化すれば、利益をださねばいけないという市場原理がはたらくので、無茶な国の借金に応じる事がなくなる…、というのが狙いでした。

 

 借金が出来なくなれば、国は必然的に、財政規模を縮小せざる得なくなる…。


 これが小泉郵政改革の目的です。

 どれほどの人が正確に理解しているか実にあやしいです。


 今また、亀井大臣を中心?に、郵政民営化をとめる動きが出ています。おそらく、亀井さんの世代の方たちは、自分たちが死んだ後の世界など、どーなってもかまわないと思っているのでしょう。消費税を上げれば問題は解決と言う話もありますが、せめて郵政改革と引き換えくらいにしてくれないと、「お金発見!」と利権に群がる人たちが浪費するのは目に見えていて恐ろしいです。

 しかも、今、郵貯の限度額を1000万から3000万に上げようという動きまである。ある意味、国民からの強制徴収であり、いつか誰かがババをひく詐欺もどきのシステムです。願わくば、それが僕が生きているうちは起きない事を願うばかりです。


 現在の鳩山政権はどう考えているのでしょう…、詳しくは知りません。今それを知りたくて本を注文したばかりです。著者は上記の内容を説明した人物で、なにかまたおもしろい事を教えてくれると期待しています。


 人の真似じゃんなにをえらそーに!と言われかねませんが、僕自身も4冊ぐらい読んでようやく自分なりに咀嚼そしゃくできたわけで、本の内容を丸写しした訳ではありません。丸写しでは論争とかできないし。


「さらば財務省」「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」「官僚との死闘七〇〇日」「霞ヶ関の逆襲」「資本主義2.0」「ハイエク 知識社会の自由主義」「お国の経済」等、いろいろ読んで自分なりに頭でまとめたものです。

 ポイントをしぼって、いい本を読むとおもしろいです。

 上記の場合、必ずまずエポックメイキング(ある分野に新しい時代を開くほどであるさま。画期的。)な本がでて、それに付随する本がいくつか後発ででるといった感じです。この場合は「さらば財務省」「日本がアルゼンチンタンゴを踊る日」の2冊でしょうか。



 こんなのでも、僕の人物像を知る手がかりになっているでしょうか?

 少し最近の心境を書きます。

 遠方の仕事に応募する事を決断し損ねている感じです、上手く就職できるかはまだわからないけど、おそらく、ここで上手く就職できたら、もう人生の進路修正はできない。岐路なわけです。そりゃ悩みます。君に決断をせかすような事を書いたのも、ある意味自分の心境の反映かもしれません。


 で、落ち着こう。こういう時は、と思い漫画に少し専念して気分を切り替えようと思った(が、これがいけなかった)。

 かなり根本的な創作上のミスにきづく。というか、今まで気がつかなかった事に愕然とした。キャラクターはいつも雰囲気でかいていたが、それがいけなくて、今までが雑すぎていて、もっとその人物をちゃんと作ればいいのだとネットでキャラ作りについて調べていて気づく。何で今まで気がつかなかったのか…、

 そういえば東京ではダイアルアップ回線を使っていた。ネットが嫌いだからそれでかまわないと思っていたからだ。こちらに来て常時接続を初めて体験して、いろいろ調べるようになって、はじめてキャラクターつくりの詳しい解説に遭遇する。自力ではたどり着けなかった情報、知ってしまえば何だと感じてしまうそれ、もっと早く知っていたらという無念感。そして、これを知った上でで上手くいかなかったら?という恐怖。

 少し弱気になった。事実です。


 日本は世界一漫画のレベルが高い。だから、日本でプロになると言うのは、世界レベルの実力が要求される訳だ。本当、高い壁です。それだけやりがいもあるけど。


 上手く描けた時と、逆の時でこれだけ心理的に性格に影響が出ます。

 こういう性格が変わる点は君ももっていたように感じた。その原因はまったく違うものなのだろうけど。


 仮にプロになれなくても、漫画は役に立ちます。人に見せるとたいていの人は驚くし、興味をひく。どんなに敵対心をもってる人も黙らせることが出来る。だって、どこも馬鹿に出来る部分がないから。むしろ、ふだん「漫画かいてやがる」と馬鹿にした人を間違いなくぐうの音もでなくさせられる。

 逆に興味をもってくれた人にはコミュニケーションツールとしても使える。

 そのくらいのレベルのものは描けるのです。雑にテキトーな事やってるシロウトではないのです。書く意味はゼロではありません。人とのつながりを強制的にでも持つ事ができるツールであり、あわよくば入選してお金になるかもしれないものです。自分の世界に閉じこもっているわけではありません。


 君に読ませたい作品がある、君のために書いたような作品。主人公の女の子は誰かを思って身を引くストーリーを作った。すると、編集の人にこう言われた。

「最後この女の子が自分を変えるような展開でないと、読者はこの女の子嫌ってしまう。」どうも、そういうものらしい。


 エンターテイメントと現実をごちゃ混ぜにするつもりは無い。

 ただ、「現実!」と思って、受け入れてしまうと、先に記述したような郵便貯金の食いつぶしが起こる。あれもたしかに「現実」。

 この現実、放置するのをよしとするか、逆に思うかは個人次第。

 僕はどちらをとるか、君の答え次第です。希望としては、後者(放置はよくない)だけど、最終的には君の判断を尊重します。僕は君の望む世界が実現する事を望みます、なぜなら、君という存在は、僕の人格の重要な構成要素の一部だからです。その判断を尊重しないわけにはいかないでしょ?

 現在の君を知りたいです。見てくれなんてどうでも良く、君の心に触れたいと、そう思います。君が戦っている事を祈ります。もし、戦っているなら、負けないでください、いつまでも、応援します。がんばって。



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〔水曜日、17日目〕 


 Fさんへ、君は今戦っているのだろうか?一応その前提で書きます。

 僕は死んでませんし、悪魔にもなっていません、多少発言内容に雑なところがあり、それが原因で誤解される事はありますが、話せば解ける誤解ばかりです。ウソつきでもありません。それは、君がよくしる事かもしれませんね。


 顔をみるというのはやはりいいみたいです。あの乗り込んできたおじさんを見てから、「なんだこんなやつか」という認識ができたみたいです。あんなに気になったのに、そうでもない感じです。

 話して通じない人にはそれ相応の対応こそ通じるという事でしょうか?もし、君の周りに、話しても通じない人がいてら、やはり、それそうおうの行動でないと駄目なのでしょう。ここまでは僕の意見です。あとは君の“創意と工夫”に期待します。


 司馬遼太郎さんという人をしっていますか?じつは名前自体は良く聞くのですが、まだ1冊もこの人の本を読んでいない。ただ、すごい本をたくさん書いたというのは良く聞く。基本、歴史小説の大御所で、TVドラマにもなった有名作品をたくさん書いています。

 でもただの作家ではなく、日本の戦後の歴史観を作り上げた人物と言われている?(あくまで僕の認識ですが)

 「街道をゆく」というシリーズがその歴史観を作る一端となっているみたいです。その歴史観は“司馬史観”と呼ばれています。

 “司馬史観”の特徴は脱・軍国主義らしいです、いきすぎた平和思想の原因とされ、しばしば批判されますが、平和憲法の意義を支える重要な力になっているのも、無視できない部分です。


 “一極集中付和雷同”という言葉を司馬遼太郎は残しているそうです。付和雷同とは一定の主義・主張がなく、安易に他の説に賛成すること。で、日本人はすぐに一極集中して一定の主義・主張がなく、安易に他の説に賛成する、という意味で残したようです。

 おそらく、そういう日本人の一番悪い面が…、何を僕が言いたいか想像つくと思う。


 けど、この日本人の欠点は長所にもつながっています。この欠点は、必要以上に完璧なものを求めるという傾向を導き出す。そのため、日本人は商品に対して、必要以上の高品質を要求する。この傾向は江戸時代からある。足袋の金具を金で飾ったり、一見すると無地の着物が、近くで見るとものすごい凝った模様が目立たないように施されている、といったように、完璧をこえた品質を要求する。この傾向は長所となり、日本製品の高品質化につながっています。高品質な商品は国際競争力を生み、世界に通じる商品を世に出すことにつながりました。


 欠点と長所はつながっているのです。この通り、日本人の欠点はそのまま長所になっている。欠点を否定すればすべて解決というのは愚かしい考えなのです。



 このイメージから、何か君の創意と工夫に役立つものがあればいいけどと、そんな事おもいました。


 あと、こんな事思いました。

「皆、そうしてるでしょ!」

 と、言われたら、君ならどう答えますか?

 僕なら。

「じゃあ、皆坊主にしたらあなたもするのですか?」と答えます。


「ああする、皆がそうするなら」と、言い返されたら。

「じゃあ丸坊主第1号になってみませんか」と、言い返す。

 おそらく、ここで相手は話し自体が馬鹿馬鹿しいと感じて、話の価値の否定に入る。ここで、僕ならこう言う。

「第1号になるのは馬鹿馬鹿しいと思ってるから、そういうリアクションするんですよね、でも、あなた、ついさっき、皆がするなら、自分も坊主にすると言いましたよね、馬鹿馬鹿しいと感じる事でも皆がするならやるって事ですよね、つまり、あなたは皆がしている事を馬鹿馬鹿しい事だと認識してもやると認めた事になります。最初にあなたが主張した「皆がそうしてるでしょ!」という主張は、必ずしも私の幸せを願っての言葉にはならない事を意味します」


 と、こう展開できる。

 これは、相手の言葉尻をとって強引に相手の主張の欠点を指摘する方法だ。

 通常、この展開になると、話について来れなくなる人が大半で、話の価値全体の否定に入る。

 ここで、なぜ、否定に入るのか、その目的は何か?と展開してゆくと、あいてを追い詰めていける。

 コツは、ビビらず、当たり前に正しい事を言い続ける事。

 繰り返すうち、相手はミスを連発していく、そのミスをついていくとドンドン劣勢になる。


 そのうち、単純なバカとか狂ってるとか、単純な悪口しか言えないところまで追い詰める事も出来る。

 

 基本出たとこ勝負なので、こんな簡単にいかないのが常だけど、口論のイメージは、相手の論理の欠点をつく事です。正しい事を言ってるようで、実は正しくない点を強引について、矛盾を指摘し続ける。こうすると、相手の“攻め”のリズムをくずせます。


 口論にはパターンがあり、それぞれ人によりちがいます。みな自分が一番やりやすいパターンで攻めてくる。だから、常に、その論理の欠点を指摘して、相手の攻めのリズムを崩し続ければ、口論で負ける事はありません。コツは、正しい事を言い続けるです。正しい事をいいつづけるかぎり、勝ちはともかく負けはない。あとは、向こうのイージーミスでもまてばいい。


 これは僕の経験から学んだ口論のコツです。あくまで、僕の創意と工夫の範疇のものです。


 もし、今、本当に戦っているなら、君自信の創意と工夫が求められるはず。願わくば、上記が君の創意と工夫の参考になる事を、切に願います。拾える部分があったら使ってあげてください。本当に戦っているなら、頑張って、応援しています。


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〔木曜日、18日目〕


 Fさんへ、今日も君は戦ったのだろうか?一応その前提で書きます。


 少し、また違う事を書こうと思う。頭を整理するうえではちょうどいい。

 交渉の基本ルールを覚えているだろうか、やはり、あれは、通常使われる手段なのだなと、今日ニュースを見ていて思った。


 郵便貯金の限度額が1000万円から2000万円になるらしい、最初は3000万円と言っていたのに、郵貯の限度額が上がると、1兆何億という金額で、民間金融機関から、貯金が郵貯へ移動すると試算されている。民間金融機関は主に、企業に投資するが、郵貯は以前書いたとおり、国債に投資する。

 つまり、貯金が移動するというのは、企業に行くお金が減ることを意味し、ますますの景気低迷につながる。これを民業圧迫と呼んで、批判されている。(郵貯も企業に金を貸せばいいじゃないか?と思うが、政府に影響力が郵貯を支配していてできない。これを解消する意味での郵政民営化だったわけです。)


 何が言いたいのか?

 最初3000万円と言っていたのは、おそらく、最初から3000万のつもりは無かったのです。もともと上限を2000万にしたかったけど、反対されて減額されるのは目に見えているので、多めに3000万と主張したのでしょう。

 …判りますよね?交渉の基本ルールです。切りしろとして1000万上積みした金額を指定していたわけです。やはり、このルールは通用する概念のようです。


 普天間基地移設問題も似た点があります。

 キャンプ・シュワブ陸上案も“切りしろ”と見る事が出来るからです。

 もともとは、移設先はグアムがいい!キャンプ・シュワブ海上案ではだめだ!というのが、この問題の論点でした。

 ここに、海上案よりももっと地元住民を苦しめる陸上案が登場し、現実化が進むとどうなるか?みなこう考える。

「だったら、最初の海上案のがまだましだ!」

 グアム移設案など吹っ飛んでしまったわけです。

 最初からそれが狙いで、陸上案にしたいわけではないわけです。陸上案はまさに“切りしろ”なのです。


 交渉の基本ルールと“切りしろ”の概念は、「さらば財務省」の中に出てくる官僚のごり押しテクニックで、これと、僕自身の日常の経験則から、確かにこれは使えるものだと思ったルールです。

 君は今、戦っているのだろうか?その戦いには創意と工夫が不可欠です、僕の提供する何かが、君なりの“創意と工夫”の構築の参考になればうれしいです。


 あと、こんな事思った。以前書いた、僕の運転する車に乗り込んできたおじさんの事、クラクションを鳴らして、周囲に異常事態を知らせた。これが本当にいやらしい、鳴らそうとするたびに嫌がる。さしずめ、僕にとっての“クラクション”が“キャンプ・シュワブ陸上案”なのです。わかりますか?クラクションを鳴らされるくらいなら、もう止めて車から出たくなるのです。


 人間は常に損得を考えている、僕をどこかに連れ込んで締めるという快感(利益)がおじさんの目的だった。ところが、クラクションを鳴らす事で、当初の目的が達せ無いだけでなく、現状維持が不利益になると察して撤退を選択した。当初の目的(「僕をどこかに連れ込んで締める」)を、「傷がでかくなる前に撤退」という目的に変更する事に成功したわけだ。切りしろは、この様に、相手の目的を変更させる事も出来る。

 何かの参考にしてください。


 これらは僕自身の創意と工夫です。これらの中から、君自身の創意と工夫に必要と思える部分があったら、ピックアップして組み込んでやってください。何かが、君の役に立てばうれしいです。


 こんな事おもった、君がたたかっている相手に、ここで直接話しかけるのは、君が望む事なのか、逆効果なのか…、たぶん後者なんでしょう、どうなのかな、違うのかな。何か言ったほうがいいのかななんて思ったりします。

 身の程知らず?そんな事、君の幸せに比べたら取るに足りない概念ではないかと。そんな事思いました。


 君が頑張れるなら、僕もがんばれます。頑張って、また、書きます。

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〔金曜日、18日目〕

 Fさんへ、今日も君は戦っているのだろうか、その前提で書きます。


 冷静にいろいろ考えるときは、まったく違う事を考えると、なぜか考えがまとまる事があります。

 今までも、関係ない話題をかいて、自分なりの意見と君の問題に対する考えを述べてきた。今回もそんな感じで書こうと思った。


 法的根拠という言葉を君は知っているだろうか?

 これは、今日見ていたニュースの、あの冤罪事件、菅谷さんの事件を見ていて思った。(しくも)17年前、間違って逮捕された菅谷さんが、つい最近DNA鑑定で無罪とわかり騒動になっている、例の事件です。

 菅谷さんは再三言っています、当時、自分を取り調べた刑事、検事は出てきて直接謝ってくれと。


 この場合、刑事も検事も大概こう言う、あれは職務を遂行しただけだ、謝罪する義務はない。(大同小異似た事を言う)


 確かに、法律のどこを見ても、誤認逮捕で不利益をこうむった人の救済はあっても、謝罪は書かれていない。


 法律のどこにも謝罪しなければいけないと書かれていないから、謝らなくてもいいという理論が成り立つのだ。


 …でも、上記の理屈に欠点がある事に気がついただろうか?


 確かに、誤認逮捕した刑事や検事は被害者に謝れとは法律のどこにも書かれていない。

 けれど、誤認逮捕した刑事や検事は被害者に謝る必要は無いとも書かれていない。


 この場合、謝る必要が無いという“法的根拠(どの法律が根拠になっているか?)”というのを、問いただし主張する事も可能だ。また、自分(菅谷さん)が謝罪を求めてはいけないという“法的根拠”を問いただす方法もある。どこの、どの法律によってそうなのか?と、問いただす事も可能だ。


 あくまで僕の考えで、本当にこのような主張が通用するのかはわからない。

 ただ、“法的根拠”という言葉を知って欲しかった。

 “法的根拠”は重要です。


 日常生活でも、そうだな…。例えばこんな事例がある。

 おじいさんがなくなって遺族が遺産について相談するとき。通常、遺産管財人というのを誰かが受け持ち、遺産を受けとる権利のある人物全てに、分ける事のできる財産の状況を通知しなければいけないと、法律に書かれている。

 ところが、中にはずるい管財人もいて、意図的に渡したくない人に通知しなかったりする事がある。

 法律を知らなければ、「ああ、遺産の件?ばあさんがなくなった時にみんなで分けると決まったんだ」とか言われて納得させられる事もある。でも、そうした合意は権利者全員で決めなければいけないので、後から決定を知らされた時点で違法性が感じられるわけだ。


 この場合、どの法律によって自分が話し合いに参加できなかったのか?と糾弾することも出来る。

 “法的”根拠もなく、相手の無知と誤解をりようして丸め込むというのは、通常よく使われる手段です。


 車同士の接触事故でも、必ず第3者を呼べとよく言われていますが、これが理由です。

 何もしらないと、示談と称して何の法的根拠もない法外な損害賠償を請求される事もある。一度同意してしまうと法的根拠がなくとも有効になってしまうので、自分の権利が明確でない時は、こうした同意の類はしては駄目なのです。


 法的根拠…、これがあれば、相手が暴挙にでても、それが法的に合法なのか?と常に考える事ができます。とくに、脅しを得意とする人の行動を注意しましょう。

 無理やり家に上がりこんできたら、「住居不法侵入罪」という犯罪になります。

 暴力を振るわれたら「暴行罪」、さらにそれで怪我(あざでもいい)でもしたら「傷害罪」になる。暴行罪と傷害罪は別の犯罪で、怪我が無くとも、暴力をふるわれただけで「暴行罪」は成立します。

 ちなみに、暴力は先に手を出したもうが負けなのです。

 だから、殴り合いでは、必ず相手に先に殴らせましょう。そうすれば、正当防衛ということで、いくら反撃しても大丈夫です。(もちらん常識の範囲でですが)それがら、相手が先に殴った事を証明できるように、喧嘩は人が多いところがベストです。以前書きましたね、話し合いは人目のある喫茶店がいいと、こういう理由があるからです。


 以前書いた「軟禁」や「監禁」も犯罪です。特に、軟禁は精神的自由が奪われた状態とされていて、解釈の自由度が高いです。これは、過去逃げられるのに何年も逃げなかった被害者がいて、その人を救済する意味でこの様な解釈がされるようになったと聞いた気がします。


 法的根拠…、この概念はあると無いでは随分違う、無知だと操られる。丸め込まれる。そんな事思いました。


 これは東京で1度あった事。連日なんだかの電話がかかってくる、なにかに当選しました、おめでとうございます。つきましては渋谷まで来ていただければ…。そう、判ると思うけどキャッチセールスだ。

 先にオチをいうけど、僕は出かけていって契約しないばかりか、相手をマジ泣きさせたことがある。

 あんまり、毎日電話が来るので1度ギャフンと言わしたかったというのが本音だ。

 実際電話の指示どおり行くと、渋谷電力館となりのビルと指定された。

 まず最初に向こうが強調するのはこのビルが自社ビルであるという事をやたらと言ってくる。どうやら、ビルが持てるほどまともな会社ですよと言いたいらしい。でもそんなもの登記簿見てみなければ本当かわからないし、第一借金まみれで作ったのかもしれない、というか、そんな事いう時点であやしい。

 で、まあ会員になると家電が安く買えたり、旅行が安く行けたりと言う、パンフレットを見ると全部サンヨー製品。サンヨーには悪いけど安く仕入れて高く売る気かとつい思ってしまった。

 で、実際にいくらかかるか言う前に向こうはこう言ってくる。

 繰り返し言うけど僕は契約せずにこの女の人を泣かせて帰ってきた。


「このサービスいいと思いますよね。」

「ええ」

「このサービス気に入りましたか?」

「まあわるくないかと…、で、いくらかかるんです?」

 と僕が言った時点で、もう一度この人は最初から説明をしなおすのだ。雑談を交えて同じ繰り返しという印象を与えないように。で、ここが向こうのテクニック、会話が僕が「はい」という返事に終始するよう誘導した雑談を展開するのだ。一通りおわったら、またさっきの質問。

「このサービスいいと思いますよね。」

「はい」

 会話の流れで勢いで「はい」と言う様仕向けているのだ。何も知らなければ引っかかる。

「このサービス気に入りましたか?」

「はい」

 僕はこの時点で知っていた、日本の法律は意思主義だ。ここでこのまま、契約しますねと質問されて、なにも考えずに「はい」といったら、その時点で法的には成立する。しかも、こちらは、向こうのビルに出向いているので、クーリングオフも出来ない。(たまたまだけど、これらは本当に事前に知っていた) 案の定予想通りのセリフが出てくる。

「じゃこのサービス契約しますね?」

 僕はこう言った

「いいえ」

 向こうの顔が一気にかわるが、また復帰する。

 再び頭から説明しなおし、再び同じ問答に。「契約しますね?」の段取りにきて、再び僕が「いいえ」と言うから、どうやら向こうは僕がわかっていることに気づいたらしい。


 今度は僕をしかりだすのだ、そんな(契約する)度胸も無いの!そんなんじゃ何も出来ないわよ!と。

 だから、僕は費用対効果について説明してやった。この費用でこれだけの効果があるなら満足するといった趣旨の事だ。例えば高級車は高性能だ、けど、なぜ皆乗らないのか?それは高いからだ、費用対効果の観点からみたら、もっと安い車で充分満足できる。それが証拠に路上では高級車より大衆車のが多いじゃないかと。いいものなら契約という概念は欠陥がある、と主張しつづけ、相手を逆に丸め込んだ。

 で、本当なら契約者にしか言わない料金について聞き出し、「サービスは悪くないけど、この金額では高いので止めます」とはっきり言った。向こうはこういった「じゃいくらなら契約するの?」この人もすごい根性だと思う、値引きしてでも契約とりたいのだ。「800円」と言ったら、ようやく向こうの心が折れた。大学3年くらいの頃の話です。


 この女の人には悪いけど、そもそも連日電話してくるほうも悪いのだから…(自己防衛です、この1回きりもうやxてないし…。そもそも争いごとは嫌いです。平和が一番です。重ねて言います、自衛手段です。そこは、はっきり主張します。この部分を曲解して難癖つける人の出現を予測します、いたら、読みどおりで少し愉快ですが。)

 

 これらはもちろん、僕自身の創意と工夫の範疇にはいる物事です。君にこういうのが出来るかといえば、出来ないような気がする。でも、こういう具体例のほうが参考になるでしょ?たぶん。


 これら僕の考えが何かの役に立つことがあればものすごく嬉しいです。拾える箇所や使える箇所はあるでしょうか?君の“創意と工夫”に期待します。


僕はかつて君の強い姿を素直に見習おうとあこがれた。君は強い人です、自分で思っている以上に。君の奮戦する姿を想像するのは好きです。頑張ってください、応援しています。

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〔土曜日、19日目〕


 Fさんへ、君は今戦っているのだろうか…

 もし、本当に戦っているなら、こんな話をするとしらけてしまうかもしれない、けど、結構悩んでいるのも事実で、何の話か?以前、就職を一時棚上げにして少し漫画をかこうとしたら、上手くいかず悩んでいると書いたけど。かなり今回は重症。(ごめんね、君が僕の愚痴を聞くのがきらいというのは知ってるけど)たまにはこういう平和な話題もいいでしょ?


 一応、君が戦っている前提で書きます。今日も戦っていたのだろうか?もしかしたら折れそうな心を踏ん張って支えているのかもしれない、心配です。たしかに、そんな状態なら、あまり刺激的なことや、僕自身のささいな悩みなど、どうでもよく感じるのかもしれない。心配です。


 今日TVで、マッチこと近藤雅彦さんの特集をやってた、冷静に考えると新曲アピールの番組だったけど、なぜだか見せ付けられて最後まで目が離せなかった。番組内でマッチが人気者になっても、周囲のちやほやに惑わされず、おごり高ぶる事がなかったのは、家に帰るとお母さんがいつもと変わらずいてくれたからだとか、そんな事言っていたと思う(人によってイメージ違うかな?とにかく僕はそう思った)。

 自分と重ねあわせるのは、なにか恐れ多い感じもするけど。僕も、同じ思いがする。どんなに悲惨な状況でも自殺せず冷静にいられたのは、君との思い出があったからだ。当時、君の僕にたいしてしてくれた事の真実の重さが、なんだか僕の中の世界を変えてしまった。決意したんだ、どんな事があっても、あの時のことを詫びたい。もう一度あって、ごめん、ようやく気がついた、本当にごめんと直接言うんだと。そして、この目で確かめたかった、君が今幸せなのかどうかを。気がついた当時は再会など簡単と思っていた。まさか、これほどの抵抗に会うとは普通思わないし。

 マッチの番組は最後こうしめくくられていた、遺骨は盗む事はできても、(お母さんの)記憶を盗むことはできない。

 どんなに嫌がらせをしても、どんなに妨害しても、どんなに障害をもうけても、僕から君の記憶を奪うことはできない。それは事実です。君の心の中の想い出はどうなのだろう、君の中にいる僕はちゃんと君を支えていられているだろうか?そいつは僕自身の分身であり、2人の大切な思い出の1部です。願わくば、君の役に立っている事を願うばかりです。


 覚えていないと思う。1度だけ僕は自作の漫画を部室に持ち込んだ。けど、とても君の興味をひくような物ではなかったように記憶している。もともと男子部員にみせるつもりで持ち込んだものだ。あの時はくやしかった、Fさんが楽しめるような作品が書きたいと、心底自分の能力の無さがいやだった。

 あれからだいぶ経ち、プロにこそなれなかったけど、君に読んで欲しい作品は何本か描けた。ぜひ、今度こそ、読んでほしい。ささやかな夢です。


 なんだか書いていたら、当初あったストレスも消えて、だいぶ楽になりました。やはり、君という存在は僕にとって大切な存在なのです、今も。欠かすことのできない、大切な1部なのです。そんな事思った。頭もすっきりしてきたので、もう少しだけ創作に取り掛かるつもりです。ごめんね、自分の事ばかり書いて。


 3月後半です、高校3年のこの頃、燃え尽きていた。どうしてふられたのかとせない答えを探していた時期だ。この時の僕を君はどう思っていたのだろう、相当つらかったんだけど。けど、この後時間が経ち、再び君は僕の前に姿を現した。あの当時は燃え尽きていたから、それが何を意味するのかわからなかった。痛恨のミスだった。その事も会ったら謝りたいです。君には謝りたい事がたくさんある。好意に気づけなかった事や、君の努力に気づけなかった事や、君の気持ちに気がつかなかった事などいろいろだ。


 君が戦っている前提で書きます。負けないで。君は強いです。僕が負かす事のできなかったただ1人のひとが君です。僕らは、人と違う発想をする傾向にあると感じた。君もそういう部分あると思う。君の創意と工夫に期待します。

 …今日は何が言いたかったんだろう。君がいかに大切かと、かわいかったかと、久しぶりに書きたかったのかな?そんな事思いました。かわいい君の笑顔は無敵です。誰もがいちころです。だから君は無敵です。誰にも負けはしない。そんな事思った、また書きますね。がんばって、応援しています。


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〔日曜日、20日目〕


 Fさんへ、今も君は戦っているのだろうか…、心配してしまいます。一応、君が戦っている前提で書きます。激戦なんだろうか…

 少し、今日の出来事を書きます。投稿した漫画の原稿が帰ってきた。通常、落選した場合こうなる。残念です。まだまだ創意と工夫が足りないようで、頑張ります。不屈の闘志こそ…(ごめん、2日つづけて平和ボケした話で、でも平和は一番です)。


 最近古いブランドの復活がはやっているのを知っているだろうか?

 例えば「鉄骨飲料」。

 僕らが高校かもうちょっと後位までなら割とどこでも見かけたけど、今は無い。売れないから止めたらしいが、最近復活した。

 ビジネスの世界では、この先どうしたらいいかわからない時、あるいは、このままではすたれてしまう…、そういう時こうした“シンボル”となるものを利用するらしい。


 古くは大阪の通天閣、どこまで計算づくかは知らないけど、確かに通天閣というシンボルが出来たおかげで町が再生したのは事実。東京タワーもそうで、ああしたシンボルができると町が活性化するらしい。


 問題は、そのシンボルが、本当に、愛されるシンボルかどうかが成否の分かれ目になるようだ。東京タワー、通天閣、大阪城、名古屋城、いろいろあるけれども、中には何も愛されないシンボルもある。具体例をいっても意味ないから言わないけど。俗に言う“公共事業”の産物だ。愛される象徴シンボルにはドラマが必要だ。その点、フジテレビの2代目社長はよく判っていたと思う。特徴的な社屋と、そのお披露目にあわせてフランスから自由の女神像を借り受けて展示した。アメリカのそれの原型になった小型の自由の女神で、華やかさと国際感覚を刺激するいい演出だったと思う。特に自由というキーワードが当時の社風にぴったりだった。

 今、地方で何か公共事業で建物作っている人も、完成後の演出が平凡だと失敗するわけだ。


 平凡だとアピールに失敗する?

 これは、僕自身偉そうにいえる事ではない…。冒頭記述したとおり、平凡以上のアピール(演出)に失敗しているから、落選するわけだ。

 けど、こうも思う、落選したからといってくよくよする必要は無い、創意と工夫の可能性が残されているなら挑戦すべきだ。と、こう思う。


 こんな話がある、茨城空港が最近開港した。例によって、公共事業で地元を潤す以外、目的のあまり無い空港だ。案の定、ほとんどの航空会社が乗り入れを渋る。国内線も僅かしかなく、使い勝手が悪い。おまけに首都圏へのアクセスも悪く状況は最悪。一体誰がこんな計画を作ったのか…。

 でも、意外な事実がある。この利点の薄いと思われた茨城空港に、韓国の航空会社が定期便を乗り入れている。別に日本から韓国への観光客を目当てにしてるわけではない。ある事情で韓国人が茨城に行きたがる事情があるのだ。

 茨城は都心から離れている関係で、人が来ない。来ないから、いろいろ安い。ゴルフ場もその1つで、茨城でゴルフすると案外安くすむらしい。しかもゴルフ場だけはたくさんある。

 今、韓国は好景気だ。通貨安で輸出が絶好調。円高で苦しむ日本を尻目に快調に儲けている。だから、お金に余裕のある人が結構いる。しかもたまたまゴルフブーム。これらが天の助けとなって、茨城にチャンスとなっている。


 駄目だから…とあきらめていると、本来あるはずの活路も見えなくなる…。そんな事おもった。


 何が言いたいのか?アピールを最初からあきらめてはいけない。逆に、もし上手くいけば予想以上の成功の可能性もある。

 もし、困難な状況に追い込まれても、やけにならず。アピールを続けると、思わぬ活路が出てくるかもしれない。そんな事おもった。僕自身、17年前、君に必死にアピールした。受け入れられた時は本当に嬉しかった。たぶん僕があきらめが悪いのはこの原体験があるからかもしれない。


 もし、自分が正しいと思うなら、遠慮なくアピールしていいと思います。

 自分の生き方がかかっているんだから、遠慮したりする必要はありません。このチャンスを物に出来るかどうかは、その時の創意と工夫次第です。下手に妥協して後でもんもんとするよりは、極限までやり尽くしたほうが、後々の人生の糧になるように思う。

 ただ空虚に年をとればいいというものでもない。

 これらは、僕の考える“創意と工夫”です。欠点も多いですが…。

 こういう時はアピールの上手い人のアピールを参考にするのが近道なんだと思います。これが本当に難しいのは嫌と言うほど骨身にしみて知っていますが、欠落は、黙っていても誰かが埋めてくれるわけではないので、自分で埋めないと前へいけません。それだけは経験則から学んだ事実です。


 これらが、君の必要とする相違と工夫に貢献できるかわからないけど、役にもし立つなら嬉しいです。


 Fさん、君は気づいていないかもしれないけど、君の怒ったときの表情、時々りんとした神々しい表情をするときがある。憧れました。君はそういう意味でも他にない強さを持つ。君は強い、思っている以上に。再会を信じて、また書きます。頑張って。

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〔月曜日、21日目〕


 Fさんへもうすぐ3月も終わってしまいます。4月のあの日、僕は君に会った。君は音楽室の前で楽器をもってたたずんでいた。はじめて見た時電気の走る思いだった。何もかもが完璧に見えた。懐かしいです。


 これは一度も話してないと思う。中学のとき好きな子がいた。その子も漫画を描く、その関係で多少話しを出来る間柄だったけど、向こうにはそもそもその気がなく、2度ほど手紙もだしたが、体よくふられたわけだ。

 そんな記憶をひきずっていた時、君に会った。電気の走る思いだった。その、以前好きだった子にすらあんな衝撃はうけなかった、当時の子供な僕にはその感情が理解できなかった。

 だから、しばらくこれは何なのだ?そんな簡単に人間って気持ちが変わっていいものなのか?と半年くらい延々と悩んでいた。当時のノートに殴り書きでいろいろ気持ちを書いた記憶がある。

 最終的には、ああそうだ、好きなんだよ、そうさ、認める、彼女が好きだ!と、今では当たり前に言える考えを頭でまとめるのに半年費やした。

 そんな事思い出した。


 そこから映画に誘うのにさらに半年かかったんだけど…。

 こんな些細な事ですら、当時の僕には世界の終わりじゃないかと大騒ぎするくらい重大事項だった。自分が傷つくのが怖くてズルズル時間をかけていたのかもしれない…、当時は子供だった。傷つく事を恐れてはいけない、そういう経験になったのは事実だ。


 傷つく事を恐れてはいけない、と言うのと、あわてると失敗する、というのは相反するが両方正しいように思う。


 出会って1年近く時間をかけて、1年たってもまだ好きだった。これはどうやら本当に自分は好きらしいと確信する。軽率に声をかけると、自分の感情も確定できてない段階で声をかけるのは失礼に感じた。

 もちろん、そんなおくてでは恋なんて出来ないのは事実だけど、とにかく当時の僕は、自分が本当にFさんが好きなのかどうなのかじっくり考える時間が欲しかった。


 これは、その後2人で神社で会うようになってから感じた事だけど、君もじっくり時間をかけて決断する人だと思った。そういうテンポというか、心のリズムは好きだった。安心して心を開ける人だと思った。


 君は今戦っているのだろうか?心配しています、本来戦い向きの性格をしていないから。けど、芯の強さは誰にも負けない人のように感じた。心の根っこのような部分を大切にする人のように感じた。どうだろう?当たっているのか、外れているのか…。


 ポケベルを無視するようになったあの時、あの夏祭りの日からしばらくの間のあの時。君が僕が何も気づいてないと気づくまでの間。君はものすごく僕に心を開いてくれていた。今にして思うとそう思う。その事自体はうれしくも思うけど、同時にものすごい懺悔ざんげしたい気分になる。もう、2度と、君の心を踏みにじるような真似はしたくない。それを伝えたいです。直接きみの心に、そんな事感じています。


 今日TVを見ていてこんな事思った、明石屋さんまがゲストとトークする番組、たまたまつけたらやっていた。そこであの卓球選手で奇抜なユニフォームで試合にのぞむ四元奈生美よつもとなおみ選手が出ていた。

 最初のころユニフォームのあれが駄目だ、これが駄目だとさんざん大会関係者からいわれたそうだ。僕がTVをつけた時は、ちょうど白い髪飾りについて文句を言われた事を話していた。その髪飾りが白いから、相手選手からボールが見えにくくなるからはずせ、と言われたらしい。

 一見聞くともっともに聞こえるけど、実はそうでもないらしい。なにしろ髪飾りよりも面積の多い白いユニフォームはどこの選手も着ていてOKだからだ。ようは言いがかりなのだ。奇抜な格好が気に食わないから、難癖をつけているに過ぎない。大会のルールに違反しているわけではないし、本人は卓球のもつ地味なイメージを改善したいという強い目標がある。わがままでやっているわけではないのだ。

 これを聞いた明石屋さんまは、マイケルジョーダンの話をした。

 マイケルジョーダンもバスケの試合では白いバスケットシューズ(通常“バッシュ”と略される)しか認められてない中、1人毎回カラフルなバッシュを履いてきて、そのたびに罰金を払っていたそうだ。けど、おかげで今ではカラフルなバッシュは当たり前になり、バスケットの華やかさの演出に一役かっている…、そんな話だった、だから、そういう行為はまちがってないと…。

 世の中がここまで変わるとは誰にも予想できないわけで、その、予想できない何かんい挑戦すると言うのは、やはり、並大抵のことではない。けど、間違ってもいない。


 本当に信じる“心の根っこ”があるなら、周りの雑音にまどわされず、信念をつらぬいていいと思う。君の人生がかかっているのだから、遠慮する理由はないと思う。あせらず、自分の気持ち(心)が固まったら(確信がもてたら)、君は誰にも負けない強さを見せていいんだと思う。


 明石屋さんまに褒められた四元よつもと選手は「やってよかったんだ」と喜んでいた。相当いろいろあったみたいだけど、そう言われると苦労が報われた気がするといった趣旨の発言をしていたように覚えている。


 世の中には変えなきゃいけない常識は事実あるのです。


 例えば、「生たまご」。常温で店頭に並んでいます。外国では要冷蔵あつかいです。ある意味、非常識な販売方法を日本はしているわけです。

 なぜ変えられないのか?

 それは生卵が安いからです。原価率の低い卵の利益では設備投資にお金をかけられないのが理由です。それと、いままで目立った弊害が無かったのも理由でしょうか?

 けれど、数日で腐る生たまごを常温で扱うのはやはり衛生面で問題があります。時間をかけてでも設備を整えて変えるべきものです。いつ、事故がおこるかわからないのですから。

 実は業界団体もわかっているけど、上記理由でできない、国の支援が欲しいといったのをニュースで見ました。やはり、こういうのは改善すべきものなんだと思います。変えるべき常識は実は日常のあちこちにあり、無知と誤解が改善をさまたげているのです。


 何が書きたかったのだろう…、

 もし、君が今本当に戦っているなら、やはり激戦なんだと感じる。けど、君はなにも間違っていないのだから、堂々と戦えばいいと思う。君は本当は自分で思っている以上に強い。君の本気はマジで怖いです。体験した僕が保障します。

 たぶん、君は不安にさらされてるはず。けど、変えなきゃいけない“何か想い”があるなら、遠慮は無用だと思う。上手く伝わっただろうか…。応援しています。戦う君の姿を想うのは好きです。また、書きますね。頑張って。


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〔火曜日、22日目〕

 Fさんへ、今日も一応君が戦っているものという前提で書きます。やはり、激戦なんでしょうか?心配です。僕は死んでませんし、悪魔にもなってません、ちゃんと生きています安心してください。


 最近高校時代のジャージをみつけた。これをみると確かに高校時代の記憶はよみがえるが、君の記憶は出てこない…、そういえば部活は大概、制服でやっていたから、君のジャージ姿というのはあまり記憶に出てこない。そんな事思い出した。

 ちなみにジャージの語源はジャ-ジー牛と関係があったような…、と思い、調べると確かに少し関係があった。イギリスのジャージー島というところの漁師の作業着が原型で、この島原産の乳牛がジャージー牛というらしい。ちなみに、この「ジャージー」という言葉には由来が明確でない点がある。ローマの軍人カエサルがこの地域に来たとき自分の名を島につけた、カエサルの英語読みのシーザーがなまってジャージーになった説と、ノルマン語で「草」を意味するGersと「島」を意味するeyが重なってできたという説がある…そうだ。

 おそらく後者が正しくて、前者のカエサル説はカッコイイ伝説として後つけされたもののような気がする。根拠なく独断で言うけど、その方がしっくり来る。


 なぜこんな話を?もう少し続けさせてほしい。


 似たように、“はく”を付ける為に伝説を付け足すというのは歴史においてかなり頻繁に行われているらしい。

 例えば初代横綱“明石志賀之助あかししがのすけ”は架空の人物という説がある。初代だけでなく、2代目、3代目もみな架空らしいという話を、NHKの「知る楽」という番組の中でやっていた。

 4代目、谷風梶之助たにかぜかじのすけという人が実在が確認されている最古の横綱らしい。実は、この谷風たにかぜが“横綱”というブランドに箔を付けたくて、偉大な3人の先代の名を連ねて、自分はこんなすごい人物と同列なんだよ、と見栄をきったのが始まりみたいな事言っていた。なんだかそれは、ものすごく、納得する説だ。


 こういう風に、はくを付ける為に張ったりをかます事は、歴史上さまざま展開されている。けど悪い事とは思わない、伝説はあったほうが華やかでいい。豊臣秀吉は“日輪の子”のほうがカッコイイし、独眼竜正宗は万海上人まんかいじょうにんの生まれ変わりのほうがおもしろく感じる。けど、演出にすぎないという事は皆が承知しておくべき事柄だ。


 なにが言いたいのか?

 たいした事を言いたいわけではない、ただ、こう思った。

 実態と演出はちゃんと区別すべきだ、と。


 例えば、ツイッターの光と影というのを今日、ニュースで見た。

 ご存知ツイッターは短文オンリーの簡易ブログだ。やった事はないけど…、ただやたら最近ニュースで見る。たくさんのフォロアー(=“つぶやき”をみている人)を抱えている人に、企業サイドがサンプル品を送って宣伝に利用する動きが活発になっているらしい。

 何が問題なのか?アメリカでおこった問題がその実情をよく説明している。

 あるアメリカ人が全米のウォルマートをまわって、その様子をおもしろくネットで紹介する個人サイトをやっていたけど、実はウォルマートがお金を払ってやらせていたと言うのが発覚、問題化した。

 何がいけないのか?“口コミ”と思っていたそれは、実は単なる“宣伝”にすぎなかった、という点が問題なのだ。アメリカ人は、今も昔も、この様なだまし討ちが大嫌いな国民性を持つ、問題は大きくとりあげられ、この様な行為は犯罪とされ罰金刑も用意されたという。

 日本人はだまされなれている国民性なので、アメリカとは温度差があるけど、やはり、どこかでルールが必要という思いはあるらしく、今、民間ベースで倫理面が話し合われているみたい。例えば、何かネットで人に勧める時は、必ずもらったなら“もらった”と。招待されたなら“招待された”と明記しなければいけない…、といった倫理面でのルールだ。そうでないと、簡単に無知と誤解で利用されてしまう。


 何が言いたいのか?

 もし、本当に君が戦っているとしたら、君の心を揺さぶるあらゆる手を講じてくる事が予想されます。でも、信念というか、なんというか、自分の心の“大切な何か”があるなら、そうした揺さぶりの中の“実態と演出”を区別できるように思う。難しいのはわかる、けど、何が大切かよく考えるのに、こうした概念はもしかしたら役に立つのではないかと、そう思った。


 これらは、僕の考える創意と工夫です、押し付けはしないけど、なにかピンと来る様な事態が発生したら、思い返して読み返すのもありかな…、などと思ったわけです。演出と実態、逆にこれを利用して、みずからのイメージする主張を相手に展開するという方法もありますね。全ては君の“創意と工夫”にかかっています。


 今日はまた寒さが戻ってきた感じです。春はいつ来るのでしょうか?油断して薄着していると風邪をひきかねない、そんな事思いました。君の住む所はどうなのだろう、同じように寒さが戻ってきたような地域なのだろうか…。


 もし、全て妄想でも、他の人はともかく、君は楽しんで読んでくれると確信する。

 頑張ってください、君が戦っている前提で応援します。負けないで、君は強い子です。君が弱音を吐いている所ほどんど見た事がない。かっこよく感じました。君のあの姿を見習って今までやってきたのだから。また、書きますね。がんばって。

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〔水曜日、23日目〕

 Fさんへ、君が戦っているという前提で書きます。

 もうすぐ4月、初めて会った時の事で、これは書いただろうか…、書いてない様な気がする。どうだったかな。最初トロンボーンの3年の先輩に「もう一人1年生がいるから」と紹介するため僕を君のところにつれて歩いた、途中先輩は君の名前をつげた。

 実は、中学の時まったく同姓同名の別人がいた、正直悪口しか思い出せないような女子で、常に僕を敵視する女だった。でも、同じ学校に進学したとは聞いてないし、まして楽器をやるなんて聞いてない、でも同じなまえだし…。

 などと思っていたら、君を紹介された。一瞬で電気がはしった。あまりのかわいさに衝撃をうけた、ついさっきまで悩んでいた事などどっか飛んでいってしまう。しばらく目が離せなかった。気がついただろうか?


 楽器自体はいまでも好きですが最近は演奏してません、Fさんは今でも何かやってますか?

 僕が最後に楽器を触ったのは、大学3年の冬、サークルでスキーに行ったときだ。1泊した宿にピアノがあり、その時点で2年ぶりくらいの楽器だった。おもわずかけよりふたを開けた。楽譜はない、でもメリーポピンズの「チムチムチェリー」なら冒頭の部分だけ記憶していた、手が動くかどうかどうしても試してみたくなり弾いた。案外どうしてちゃんと演奏できる。昔なんども練習したおかげだった。


 何度も練習すると、小脳と呼ばれる部分にその運動パターンが記憶され、特に意識せずとも体を動かせるというのを聞いたことがある。「考える前に体が動く」というのは、脳のこの機能のおかげらしい。


 で、思うのだけど。この小脳の機能、会話がかみ合わない人の行動の説明にもつながらないだろうか?と感じた。(僕の考えだが)小脳に記憶されている(口の動かし方の)運動パターンをつかって反射的に会話している人っているのでは?と思う。こういう勢いの会話の時は、こういう勢いの口の動かし方で…、みたいな感じで、会話の内容は特に意識せず、勢いと反射神経だけでしゃべっている。そんな人いないだろうか?なんだか話が本気で合わない。ワザとテクニックでそうする人もいるけど、中には本当に本気でかみ合わない人がいる、そんな体験をした事がある。

 具体例で行くと、本屋で働いていた頃。お客さんから本の取り寄せを依頼される。調べてみるとその本は“直販”扱いといって、お客さんが直接出版社に注文する方法でしか流通していない本とわかる。この扱いの本も取り寄せられなくはないが、送料が発生してしまい利益がマイナスになるから通常取り寄せない。

 この場合その旨をお客さんにつたえて納得してもらわなくてはならない。でも、せっかくだからサービスにと出版社の連絡先や在庫状況をしらべて教えてあげようと思い、出版社に連絡をいれる。

 するとその様子をみていた、例の3年僕をいびった上役の彼が、何を勘違いしたのか、直販の本を注文しようとしていると思い込み、怒り出すのだ。

「ああ、勘違いをしてるな」と思い、説明するのだが、まったく通じない。自分の思いこみが間違ってるとは微塵もおもわないらしい。上記のように反射神経だけでしゃべっているのが判る。

 

 これとは別件、僕より年上のバイトで、ちょっと頼りない感じの人が、上記とは別の人で店長から仕事が遅いと叱られる、その後少したちその人は僕にこんな事を言った。

「こちらの事、(どれだけいそがしいか)わかって(店長は)言っているんですよね?」

 僕はこう言った。

「そんなわけないでしょ、わかってないからあんな事いうんだよ、どれだけ忙しいかちゃんと説明しないと、店全体の段取りがおかしくなる」

 事実、店長は頻繁に支店間を移動するので、どのくらい忙しいかとか細かいとこまで全体を把握できなかったりする。店長なんだから全部わかってるは思い込みに過ぎない。ちゃんとこちらから欠けた情報を上司に報告しなければ、全体のバランスがおかしくなり、めぐり巡って自分に帰ってくる…。そんな話をした記憶がある。


 こんな話以前も書いた。C型肝炎患者救済の法律を作りたくて民主党から立候補した女性、小沢幹事長に直談判をして、法律成立までこぎつけた事があった。通常1年生議員が党の最大実力者に口を聞くことすらおこがましいというのが常識なのに、彼女はやってのけ、事実法律を作る事に成功した。


 何が言いたいのか?

 言うべき事を言わないと、めぐり巡って自分に返って来る。相手がこちらの考えを察してくれるまでまっていたら、一向に前にすすまない。察する気のない人に理解を求めても答えは返ってこない、主張し続けないと。自分が正しいなら。


 君は今戦っているのだろうか?この僕の経験則は何か役に立つだろうか?

 僕はこうも思う、信念にしたがって行動するのが一番しっくり来る。どんな結果になろうと納得できるからだ。僕が本屋を止めなかったのも。漫画を描き続けるんだ!という信念を守りたかったからだ、だから、結果はどうあれ後悔はない。


 人の運命は複雑怪奇、色々絡み合い、正しいのがどれか難しいときもある。でも、どの結果になろうとも自分は精一杯やったとかんじられるなら、それが生きてるという事のように思う。なにも面白おかしく浪費を繰る広げるだけが人生じゃないし、虚無に何年もとらわれてるのかいい人生とも限らない、でも、どの結果になろうとも後悔したくない。だから自分のなかに大切な“何か”があるなら守り通した方が人生はおもしろい。そう思った。


 もし、僕に君がいたら、僕は人生の舵を大きく切ることになると思う。今までは1人だから、どこで討ち死にしても自己責任だったけど、守る人がいたらそうもいってられないな…。そんな事おもいました。その場合でも、守るものがあれば、大切な“何か”があるなら、どんな事も受け入れられる。

 そのためには恐れず、言うべき事はいう、言えなくても、なにか方法がないか模索する試みをあきらめない。それが大切なことだと思った。あきらめてしまうと、抜け殻になってしまう…、守るべきものも守れなくなる。


 これは、あくまで僕の考えであり、僕の創意と工夫の範疇の物事です。君の強さと弱さのなかに、何かピンとくる部分があったら使ってやってください。

 君の“創意と工夫”に期待します。


 いつかきみの創意と工夫の“結果”を賞賛する日が来る事を信じます。もし、本当に戦っているとしたら、負けないで。君は強い子です、大丈夫です、負けやしません。その笑顔は無敵です。頑張って、応援しています。また書きますね。再会を信じて…。

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〔木曜日、24日目〕


 Fさんへ、こんな事思った、キスをする事ができるなら、回を重ねるたびに君はきれいになってゆく。正直、寄り添って一緒にいるだけで幸せだった。それ以上はたまで構わない。愛情の感じられる笑顔にまさる幸せはない様に思う。そんな事を思った。


 これは仮説、もし仮に離婚に上手く成功したとしたら、今度は別の相手を紹介されると推測する。そちらの世界では当然の反応だ。

 仮説だけど、もしそうなってもくじけないでほしい。思う壺だから。


 将来の設計について図が描けない…、そんな思いをもつと仮定します。仮説に基づいていますが、僕の現在の選択しはこんな感じです。


 まずは一つめの選択肢、第一希望の仕事である“店頭販売”の職種でフリーター歓迎の求人がいくつかある。これら求人に応募するという選択肢。

 問題点はみな遠方の勤務地だから引越しを前提にしている事。そして、そちらの世界の有形無形の干渉がどの程度就職に影響するか読みづらい点。


 もう一つの選択肢は、福祉関係の資格をとって就職するという選択肢もある。これなら近郊の職場も選べるし、国家資格だからそちらの世界からの有形無形の干渉も多少かわせる?

 現在実家に住んでいる、できることなら引越しはさけたい。なぜなら貯金の問題だ。引っ越したら貯金は難しい。でもここから通える仕事なら、貯金は出来る。


 色々悩みます、相談したいです、君の希望が聞けたら…、ま、妄想的希望です。自分で決めないとね。(決断できないのを)人の(君の)せいには出来ない。


 就職活動をしていて思った。会社側がもとめる“何か”が何かをちゃんと調べ上げて、そうして調べ上げた項目に対して、自分が今まで仕事上で培ってきたものがどう役に立つのか?それをアピールするのが肝心なんだなと。会社の全てを調べ上げて分析して評価するのは間違っている…。そんな事思った。

 これはなにも就活に限ったことではなく、コミュニケーション全般に言えるように感じた。


 人と話すときも、その人を理解して、自分のもつ“なにか”で何ができるかを考え、(いや、考えというより感じる?)アピールした方がコミュニケーションとしては正しい?そんな事感じた。ただ、就職活動とちがい、人と人のコミュニケーションの場合、双方がこのルールを守らないと、(気持ちが)すれ違う?


 僕が今君にできる事は、ともかくこれを書いて、君を和ませるくらいだ。あと君の知らない事(知らないと想定する事)を提示して、君の“創意と工夫”に貢献する事だ。

 行動力はあっても、アイディアがなく前に進めないという経験は僕もたくさんしている。アドバイスを求めてもぴったしと感じるものはなかなかなく、いつも苦労しています。もしかしたら君もそうかも…、なら、役に立つかわからないけど、アイディアのネタになりそうな事を提示しよう。提示するだけでなく、現在の僕がどんな人物か教えてあげよう、なぜなら、人物像のつかめない人物のアドバイスってなかなか受け入れがたい部分があるなーと、僕自身そう思うからだ。

 だから、雑談で僕自身の事を語るのは大切なことと感じた。どうだろう、外れているのか逆なのか…。君の感想を聞きたいです。


 ま、そんな感じで今いろいろ悩むわけです。福祉でもいいかな、どう思う?

(そうだ、ある程度経験をつんだら福祉の漫画描くのもありかな?どうだろう…)


 今日TVをみていて思った。中居正広が“政治”に初挑戦!ザ・大年表3時間スペシャル

は気合の入っていて見ごたえあった。けど、こう思った。せっかく前半で小泉改革とか現在の日本の問題点が説明されていて、バラエティーなのになんだ世の中のために真剣に頭を働かせたくなる衝動を引き出す内容になってた。けど、後半世界の独裁者特集をやることで、前半わいた衝動は薄まるような演出だなと感じた。もっと問題意識前面に出していいように思った。

 

 これは仮説です。もし君が本当に戦っているなら君の“まわり”は君が“衝動的”になっていると判断するだろう、だから、上記番組のように後半オブラートに包むように不満を緩和させ、衝動をおさえようという試みをすると推定します。

 こう考えてほしい…、君の現状はそうした試みのはてに実現した現状であると。また受け入れると結局同じところに引き戻されるだけだと。現状に不満があるなら、抜け出す意思が本当に存在すのなら、今までと違う事をしないと前へすすめない。


 決断は1人でしないといけない、これは僕自身にも言える事です。どちらが先か…。そんな事思いました。

 何が言いたいのか?僕はこう考える“衝動”と“想い”はちがう。けど、外から見ると同じに見える。だから、その想いは衝動に過ぎないと何度も説得されるはずだ。けど、心の中の“衝動”と“想い”は別物…、だから、まどわされず自分の想いを大切にしないといけない、まどわされると、自分の“大切な想い”と単なる衝動の区別がつかなくなってしまう、そうなると思う壺。また振りだしにもどされ、何も解決していない状態に戻される。気をつけないといけない。コミュニケーションの隙を突いてこういう圧力に気がつかず屈することもなくなないな…。そんな事おもった。君の想いはどうなってますか?


 僕は相変わらず君が好きです。

 君の顔はシルエットがきれいだから、髪型は束ねたり、アップにしたほうが似合う、髪をおろすとせっかくきれいなシルエットが変わってしまって…などと思ったりします。あくまで僕の趣味ですが。服は何着ても似合うと感じた。ピアスとか似合いそうだけど、今どうしてるのだろう…。

 戦う君の姿を想像するのは好きです。応援しています。負けないでください。

 あの神社で待っています、君の帰りを。あの時と同じように。あの時と同じように君はすっぽかさずにやってくる。そう信じたいです。君がどんな結論にたどりつこうと、必ず僕の前に現れてけりをつけると信じます。受け入れられるのか?うちのめされるのか?君次第です。待ちます、整理がつくまで。



 これは、僕の妄想。こんな事思った。旅行というのは何か目的がないとなかなかできない。世の中にはこんな人もいる、変わった地名の場所を全部制覇するために旅行にいく。とか、あるいは何か大会やお祭りにあわせて旅行を計画するとか。単純に名所で日の出を見たくて旅行するとか、なにか強引に目的を設定していくと、自ら課したルールにどこまで忠実にそえるか?という楽しみが旅行にプラスされ、ただの旅行もちょっとしたアトラクションになる。

 他にも現地でかならず思い出を作るなんてルールもおもしろい、キャンプもいい。スキーもいい。離島観光もいいかなと思う、特に北海道の利尻島あたり行ってみたい。でもこーゆーのは、好きな人と2人でないとおもしろくない。もし、相手がいたら、僕の趣味に旅行が加わるのに…。そんな事おもった。


 真実に気づく前と後で、決定的に変わった部分が僕にはある。

 気づく前は、ため息を当たり前のようにする人間だったし、むしろため息をつくと落ち着くので好きだくらいに思っていた。人から「ため息をつくたびに“幸せ”が逃げてゆくよ」といわれてもまったく同意できなかった。

 ところが、君との想い出の真実に気づいてからは、ため息をつかなくなった。それどころか、嫌いになってしまった。今では「ため息をつくたびに“幸せ”が逃げてゆくよ」という言葉に何の抵抗もなく同意できる。確実に変わった何かがある、そう思った。


 戦っているなら、頑張ってください、ひるんではいけません、僕がささえるかぎり、大丈夫です。応援しています。また書きますね。


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〔金曜日、25日目〕


 Fさんへ、今も君は戦っているのだろうか…、その前提で書きます。


 こんな事思った、今までやってきた事の意義や意味は、自らをしばる。


 「プライベートライアン」という映画の事を思い出した、トム・ハンクス演じるところの主人公、レンジャー大隊C中隊隊長のミラー大尉は戦場では、なぞの人物とされている。どうなぞなのか?人物像がつかめない人物とされているのだ。

 彼の性格をかたるいいシーンがある。部下数名とライアン一等兵を連れ戻すべく旅立ったミラー大尉は、あともう少しでライアンと会えるという所で、敵のレーダー基地を見つける。普通に考えたら、ライアンを連れ戻すのが任務なんだから、危険はさけて迂回するべきだ。ところがミラー大尉は基地にいる機関銃部隊の制圧にこだわる。彼はすっかり戦争人間になってしまっていたのだ。感覚が麻痺していて、目の前の敵を無視できなくなってる。なぜか?理由がある。

 彼は随分長い期間戦場にいたおかげで、いやな任務も、逃げたしたい恐怖も、戦争に勝つためだと言い聞かせて乗り越えてきた。部下をうしなっても、戦争に勝つためだと言い聞かせてきた。だから、ここで目の前の敵(レーダー基地を守備している機関銃部隊)を無視するという行為は、いままでの努力を否定するような行為にほかならず、戦略的に見て無視できない攻撃目標はつぶさずにいられないのだ。そんな命令は受けてないのに。ただ、ライアン一等兵を探して連れ戻せとしか命じられてないのに。あきらかに間違った判断なのだが、彼はそれがわからない。


 物語はこの後、渋る部下を説得して攻撃にうつる。制圧には成功するが、ミラー大尉は部下を1人失った。隊員たちの間に亀裂が生じる。そりゃそうだと思う、明らかに間違った判断に基づいて仲間が死んだのだから。戦場離脱を申し出るもの、命令違反者は殺すといきまく部下もいる、小隊は崩壊寸前だった。

 部下たちは以前から賭けをしていた、ミラー大尉は戦前なにをしていた人物か当てるという賭けだ。ミラーはついに、この場において自分の過去について話す。自分は教師だったと、国語の教師だった。


 あまりの意外さに亀裂が生じていた事もわすれて隊員たちはおどろく。国語の教師といえば、文系インテリの典型。なのに今のミラー大尉はどんな戦場でも動じない戦歴の勇者、体育会系の猛者たちをあごでこき使う鬼大尉だ。

 ミラー自身が言う、おそらく自分は人相が変わってしまったんだろう、以前は自分が国語の教師といったら皆が納得した…。


 隊員達は思う、彼もまた戦争の被害者だと、人格を破壊されたのだ。狂っているのは世の中だ、と。無害な国語教師が完璧な軍人に作り変えさられてしまっていた悲劇。けれど…。


 僕が言いたいのはここからです。


 彼は(ミラー大尉は)それでもまだ自我をちゃんと残していた。それは、このライアン一等兵を連れ帰るという任務について語るところに現れている。

 もともと当時、アメリカ軍にはこんなルールがあった、同じ家の兄弟が複数戦死した場合で、まだ1人死なずに残っている場合、せめて1人だけでも母親のもとに返すというルール。政治宣伝むけのルールのように感じるけど、ルールはルール。実行しないと。ミラー大尉は参謀本部じきじきの命をうけてそののこった兄弟の最後の1人ライアン一等兵を探す任務についた。

 彼はこの任務をばかばかしいといった、ライアンなど、どうでもいいとまで言い切る。けど、もし、この任務に成功したら、ようやく故郷に帰って胸をはって話す戦場での出来事が出来る。そうミラー大尉は言う。

 彼は、活路を見出したわけだ、故郷への。

 もし、無事故郷に帰れたとしても、今の彼は心がボロボロで休まらない。けれど、この任務に成功したら、無事故郷に帰ったのち心の(魂の)安らぎ(平和)が保障される…。そう感じたと、僕は思った。


 映画ごときで比較するのはいけない事かもしれないけど、他にいい表現方法が思いつかない、君に伝えたいイメージがある。

 君の戦いの意義には“自由になる”や“再会する”以外にも“心の安らぎ”をもふくまれている。もし、今、本当に君が戦っているとしたら、その戦いそのものは後の魂の安らぎを保障するものになると思う。後々、自分の人生を振り返っても、その戦いは君の中で一生誇れる“何か”になるかもしれない、自分を取り戻した戦いなのだ。僕はそんな君がいとおしくてたまらなくなる。君はどう感じるだろう。違う事思うのか、どうなのか…君がどう感じたか聞きたいです。


 僕自身、君との思い出の真実に気づけた事実は一生誇れる“なにか”になっています。上手く説明できないけど、ようやく欠けた何かに気がついたというか、あるべき姿が何かわかったというか。以前の僕とは価値観がまったく違う。実力以上の能力を発揮し、あの猛攻をかわす事ができた。そして、今までの人生が肯定できるようになった。ため息をつかなくなったのもその為だと思う。


 また映画の話をしてしまった。初めて君を映画に誘った日、ぼくはとめどなくずっと話つづけた。何をしゃべったのか正直思い出せないけど、えんえんしゃべりつづけた。君は後日こう言った。

 あんなに沈黙なくすごせた人は初めてだと。普通はどこかで沈黙がきて気まずくなるのに、それがまったく無かったと、嬉しかったと。そんな事話した。今でも、たぶん、同じ事が出来ると思う、君が飽きないようえんえんとしゃべり続けられる。それが証拠に今も毎回いろいろ書けてるのだし。


 君の手を握ったとき、僕が体温が高いせいか、すこし冷たく感じた。けど、すぐに同じ温度になりなんだかうれしかった…、というかドキドキしたのを覚えている。また手をつないで歩ける日を夢見ます。

 昨日は、君がいたら僕の趣味に旅行が加わるのにと書いた。

 その続きだけど、美術館めぐりや博物館めぐりもできるななどと思いました。ああいうのは1人で行っても面白くない。それに演奏会やコンサートもいいななどと思う。それともただぶらぶら色んな所を2人で散策するというのもいいなと感じた。まあ、妄想なのですが、夢くらい見てもいいでしょ?



 これは、もっと早く書けばよかったのだろうか…、以前、論点整理の方法について書いたと思う、役に立っていたらうれしいけど、もし、さらに論定整理について知りたいと感じたら以下の本を読んでみてください。僕も、もともとこの本を読んだ。

 ちくま文庫、「あなたの話はなぜ「通じない」のか」(著:山田ズーニー)

 ふざけた著者名だけど、ベネッセコーポレーションで長年、小論文指導をしていた人で、実務経験に基づいた解説は重厚です。読むと論理的思考法がなんとなくイメージできるかもしれない。君の必要とする“創意と工夫”の何かの役に立てば幸いです。


 今も戦っているのだろか?つらいのだろうか?世界でたった1人絶対に君の味方でい続ける人間が、この世に生きている事を忘れないでください。僕は死んでないし、生きています。悪魔でもないし、うそつきでもありません。多少おっちょこちょいで、誤解されやすい言動もしますが、基本的に無害な人間です。君の想い出の中にいる人物と基本的に変わっていません。多少の成長もあると思いますが、それは君自身の目で確認してみてください。いつか、君がそれを出来る日を信じます。

 僕はここで待っています。すべの決着がつく日を信じて。君が持てる全てを創意と工夫に注ぎ込み、難局を打開できる事を信じます。なぜなら、君は、僕が、打ち負かす事のできなかった唯一の人です。だから負けるはずがありません。自分をしんじて。応援しています。また、書きますね。



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〔土曜日、26日目〕


 Fさんへ、昨日、今日と風がものすごかった、まるで台風でも来たような勢いの風だった。そちらはどうでしたか?君は今どこに住んでいるのだろう…、戦っているのだろうか…、一応その前提で書きます。


 つい今しがたも(削除)声をかけにいった。深夜1時です。…これ以上は書きません。

 敵意はありません。仕方が無い事なのでしょう、そちらの理論としては、けど重ね重ね主張します。僕が望むのは彼女との再会であり、それ以上望んでいません。僕の行為は自衛手段でしかなく、何も無ければ、なにも起きないのです。その点は双方共通認識と思います。僕は、何もなければ何もしません。望みは再会のみです。この共通認識にたどり着くのに半年かかりました。努力は報われる。そう信じます。


 君に伝えます、今日もニュースをみているとこんな事を言っていた。

 じつは、制度上の特例で60歳から年金をもらえるお年寄りもいる、でも知らなかったという人がたくさんいて受け取り損ねているらしい。

 また、こんなのもある。実は結婚期間はたとえ払っていなくても払っているとみなす事ができて、この期間をたすと受給資格がえられる…。でも、それを知らなくて受給資格がないと思っている人が“万”単位で存在するらしい。


 なぜ、こんな事がおこるのか?国もどの人が貰い損ねているのか把握してないからだそうだ。知らないと損をする。そういう事らしい。やはり、自分の当然の権利を守るためには我を出さないといけないんだと感じた。この件に関しては年配者の人も同意してもらえるはずだ、なぜなら“当然もらえる年金を貰おうとしたら、ワガママだ!”なんてへ理屈、通じないという事になるのだから。


 こんな話も聞いた事がある、これは別件。

 ある夫婦にはアレルギーの子供がいた、シックハウス症候群らしい。八方てをつくしてもその子にあった住まいがみつからない、そこで夫婦はある大胆な行動に出る。内装が出来てない段階のマンションを買ったのだ。通常ではありえない、普通は完成させてから販売する。無理に頼み込み、未完成で買取り、シックハウスが起きないよう内装を仕上げた。その際も、どんな内装材がいいのか自分たちの手で1から調べ上げ、自らの手で内装工事をした。誰も助けてくれないとわかったら、やらなきゃいけないと感じたら、躊躇してはいけないのだ。この場合も“ただアレルギーのおきない家が欲しいと思っただけなのに、それをワガママだ!なんていわせない!”という理論が成り立つ。


 何が言いたいのか?

 

 君が得られたはずの人生を取り戻す戦いなんです、これは。あきらめてはいけません、何もしないとどうにもならない、創意と工夫に情報収集、これが戦う上で大事なんだと思います。君の人生です、あきらめないで。僕はまだ生きています、ここにいます。君はここに来て自由になる最大のチャンスを手にした、このチャンスはそうそう全ての人に巡ってくる種類のチャンスではない。このチャンスを物に出来るかどうかは君の心の強さと、意思の固さと、想いの強さと、確固たる行動にかかっているのです。難しいのは知っている、けど、この強烈なイメージが君の心に何か“光”を生むことを願います。その輝きは本来君が持つものであり、誰にも奪うことの出来ない大切な“何か”なのです。 

 


 全てを乗り越えた先。困難を乗り越えた先にある“何か”は2人の関係を厚く重みのあるものにするでしょう。その重厚な“何か”はお金では買えないし、文章でも簡単には表現できない、けど、心の欠けた何かを補い、さらに満たしあふれる事でしょう。光が満ちると表現したほうが適切でしょうか。


 もし、君が一緒にいたら旅行が趣味に加わるのにと昨日書いた、まだ続きがある。もし海外に行くなら、(これは100%僕の趣味だけど)まず1箇所目はカナダ東部にあるプリンスエドワード島に行ってみたい。赤毛のアンの舞台になった島で、作者モンゴメリーの育ったところだ。物語自体は架空の物だけど、この島は、いい感じに18世紀後半の田舎の風情を残していて、景色を楽しみながら田舎料理を堪能するだけでも十二分に価値があるように思う。とくに、この地域はメイプルシロップとりんごで有名らしい。アンの家もりんご農家という設定になってた、そんな関係でこの地域自家製のデザートがきっと魅力的だと思う。

 他にどうしても1度は行って見たい場所はアメリカのフロリダにあるNASA。一般見学コースなるものがあるらしい、そこには計画中止になったアポロ18号用の本物の探査船や本物のサターンロケットが置いてあるらしい。ビルほどもある世界最大のロケット「サターンⅤ」はたぶん圧巻なんてもんじゃないくらい鳥肌が立つと思う。死ぬまでに1度は見てみたい…、けど、1人ではおもしろくない。だれか気持ちの通じる人がいないと楽しくない。そんな事思った。


 海外は実現度が低いけど、国内なら今流行の「大人の社会科見学」なるものに君を誘いたい。普段一般人が立ち入り禁止の区画を見学さしてくれるツアーだ。単純な製造工場だけでなく、瀬戸大橋や首都高、空港などの立ち入り禁止区画に案内される企画が最近はたくさんあり、1年前から予約しないと参加できないツアーもあるみたい。けど、こういうのも、やはり、だれか気の通じた人が一緒にいないとさびしいだけです。そう思います。

 でも2人でその辺散策するだけでもぜんぜん楽しいんだけどね。かるく車で遠のりして、その先で散策だけでも楽しそうだ。もちろん生活の苦労はあると思う、けど、常識の範囲内のものと思います。

 

 本来ぼくはこういう話が好きです、何度も書きますが。でも君が頑張れるなら、僕も頑張れる。君が僕を変えた。



 君の戦う姿を想像します、自分を見失ってはいけません、大丈夫です。Fさんは強い人です。今回は僕の創意と工夫よりも、その先の“何か”について書いた。その先のイメージ、大切な“希望”を持ちましょう。僕も希望を持っています、だから君にも持って欲しい。君が希望を抱き続けられるのなら、僕も希望を抱き続けられます。頑張ってください、応援しています。その先の希望を信じて。

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〔日曜日、27日目〕


 Fさんへ、今日も君は戦っているのだろうか?その前提で書きます。

 君が希望を持ち続ける限り、ぼくも希望を持ち続けられます。頑張って、負けないでください。君は強い子です。


 以前書いた、福祉の仕事がそうでない仕事か悩んでいると。頭をすっきりさせる意味で漫画を描こうとしたらど壷にはまったと…。ようやく立て直したと思う。ポイントは今までと同じ事をやっても意味ないという事。今回はいままでと違うネーム、違うキャラクターに挑戦してみた。あたらしい挑戦の前に不安と期待がある感じです。今回はじめて萌えキャラに挑戦した。いままであれだけ嫌っていたのに…。

 常識の範囲内の萌えキャラにすべきか、もっとファンに媚びたほうがいいのか試行錯誤がつづいてよちよち歩きな感じではかどらない…。

 絵は取り合えず今うれてるゲームランキングで上位のものの絵を参考にしてみた、案外に描ける、やはりそれなりに自分は絵が描けるのだなと改めて思った。問題は演出(=読者とのコミュニケーション力)なのだなと改めて思う。

 漫画なんてコミュニケーションと間逆な代物で、人との会話力が試されるという結論にたどり着くとは本当に思わなかったけど、事実だ。この壁を乗り越えないと先には進めない。

 一応オチをつける事は出来るようになった。以前はアイディアを形にするのにすら四苦八苦して、オチまで手が回らなかった点を考えると確かに進歩はしている。おもしろいか否かは別にして、毎回必ず“形”にはできるのだから。

 進歩はしてるのだ。これすら出来なくてあきらめる才能ある人はごまんといる。思いついた事をまとめるというのは大変なのだ、中にはそうでない人もいるけど…、けど、そういう人は生まれつきそうなのであって、いちいち気にしていられない。

 その代わり僕は黙っていてもアイディアだけはドンドン出る能力を持っている。ネタが枯れるという心配だけはしなくていいのだ。事実毎回これ書けてる訳だし。

 君と僕の似た部分に表現が苦手という部分があると思う、僕にとって漫画を描くというのは表現力の訓練でもあるわけです。それは現実のコミュニケーションにも役立つ。実に意外な現象をもたらす、不思議なものです。


 演奏でも基本ぼくの演奏は自分が気持ちよくなるための演奏だった。人になにか伝えたいとかまでは考えてなかった。今はそれが間違いとわかる…。亀のごとく進化だけど、前に進み続ける事は大切と思う。事実君にたどり着けたし。さらに前進をあきらめずに努力すれば再会できるのだろうか…、そんな事思ったりします。

 何にしても、これは自分の考えをまとめ伝えるというコミュニケーション力の鍛錬になっていると思う。時々意味判らないと感じる事あるだろうか?日々訓練です。


 好きな言葉があります、もう一度はじめから知り合わねばならない。

 他にもあります、一度やぶれた紙は、二度ともとには戻らないが、やぶれたそれを重ね合わせると、それはそれで味わいがある。


 君も昔と違う、僕も昔と違う。はじめから知り合いなおす必要がある。でも同じ知り合いなおすにしても、かなり気が合う事は間違いないと思う。


 君は天秤にかけるだろう、いろんなものと僕を。

 君がその天秤をどう図るかはわからない。君にとって僕がどの程度の価値なのか…。

 いまも外では騒々しさを感じる…、一生このままだろう。

 君が僕を救いに来るのか?見捨てるのか?見捨てる君というのは想像できないけど…。結論を1人でだして終わらせるのだけは無しで。おそらく僕は、君が声をかけない限り、死ぬまでこれを書き続ける…?そりゃスタイルや濃さは変化するだろうが、おそらく死ぬまで書くだろう。そう思った。新しく恋をする?何があるかわ確かにわからない。けど、君の無事だけは確認したい。どんな事があろうと…、君も覚悟が決まったなら、会って無事を伝えるくらい問題ないでしょ?納得したいんです、君が本当に幸せなのかどうか。


 生きているなら、無事を知らせてください。

 僕が君を見捨てたら、君の心がどうなるのか、君自身の声で聞きたい。

 戦っているなら、無事を祈ります。いつまでも君が君でい続ける事を信じます。

 ああ、そうか…こんな可能性もある?いつまでも想い出の人でいて欲しい。だとしたらそう伝えて欲しい。覚悟があるなら出来ると思う。中途半端な君は嫌いです、必ず君はケリをつけに僕の前に現れる…、そう信じます。いまは事情があって出来ないのでしょう。君の心に期待します。


 一時的に敵にまわしても、少なくとも肉親は時間をかければ和解できるでしょう…、親のために一生をささげるか、周囲に気遣って一生を費やすか…、それとも…、全て君の自由です。君の望むべき世界が実現する事を祈ります。

 もし、激戦の最中にいるなら、君の創意と工夫に期待します。


 今も外では遠方で音がする、気のせい?では定期的に来る暴走族並の低周波を出す車は?深夜0時と3時にポスターを貼るくらい気合入った家に来る。たぶんこの車が夜中中走り回っているのでは?などと思う。まあ、妄想です。

 近所の家が僕とまったく同型の自転車を玄関先に目立つよう展示している、この家にあんなの乗る人いるだろうか?以前、僕と同じ名前の犬を飼っていた家だ。今度訪問しようと思っている。同型なので、どちらかが盗難された際、一方が気まずくなるから先んじて同型を持っている事をお知らせしようと思うわけだ。当然の行動だと思うけどどうだろう。


 これらは、以前にも書いたけど。僕自身の自由をかけた戦いでもある。君が帰ってきたら大分自由になれる。その理由は以前書いた(消したけど、今の君には刺激的過ぎる?)。

 このままやられっぱなしじゃ悲しすぎる…。忘れた頃に何度も何度もやってくる?多分君も同じ目にあっているんじゃないだろうか?君が頑張れるなら、僕も頑張れる。


 受け入れられるのか、打ちのめされるのか?答えを知るのは未来の君だけです。

 



〔メンテナンス中でもあきらめずに何度も“更新”を押せば意外とつながります。〕この物語はフィクションです、それはそれはこわい都市伝説風恋愛ストーリーです。けっして現実ではありません。だから訂正も修正も削除も受け付けません。フィクションです。真に受けないでください。とくに年配の方。この物語は実在の人物・団体等とは一切関係ありません。リアリティーを追求した描写が売りなだけです。フィクションです。特に既婚女性を意識して書きました、細かい描写も注意してお読みください。著作権法上の権利者である私が原文のままのコピーに関してのみ許可します。1文でも付け足したコピーは違法です。ご注意を お金に興味はありません、心の充足が大事です。同じ物語を彼女側から書いたものも構想中ですが、女性心理がわからず苦戦しています。アクセスができなくなる前にぜひ感想をおよせください


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