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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

解離性症候群

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛観など、非常にセンシティブな内容を含みます。

ご不快に思われる描写、多々あります。

登場人物全員異常です。

お気をつけてください。

現状。私は彼女と共にベッドの上で肩を並べて座っていた。隣の彼女は黙々とスマホに夢中。静かなもんだ。しかし不意に震え声が聞こえた。

「26歳までに彼氏居なくて、男性経験ない子っておかしいんだって。……メンヘラ発動するから、気をつけろって」

目の前には狂気を孕んだ双眸。渦を巻き、深淵へと誘う双眸。それに反し、言葉だけは非常に淡々と、さも世間話でもするように口を開いた。

「そんなの個人の意見だろ」

そう言うと、その真っ黒な双眸から透き通る雫がぼろぼろと溢れ出した。それは頬を濡らし、顎を伝い、彼女の衣類を湿らせて行く。俯いている為、表情は全く見えない。けれども時折聞こえる嗚咽が全てを物語っていた。

力なく彼女の指の上に乗ったスマホを受け取り、動画のコメント欄を覗く。様々な意見が飛び交ってた。「真っ当な恋愛をしてない」だの。「行き遅れ」だの。人の焦りを気にもかけない無神経な言葉の羅列。

傷ついたのだと思う。昔から人に影響を受けやすくて、染まりやすいから。この小さな世界の話が、大きな世界の話だと感じているのだろう。

「でも……分かっちゃう……。私……多分……そうなっちゃう。今だって……貴方に対して…………あああああ!!」

絶叫と共に頭を抱え、また泣き出した。弱弱しい鳴き声だった。何だかとても見ていられ無くて、思わず胸に抱き込んだ。背を摩ってやる。嗚咽は止まなかった。しゃっくりも酷くなっていた。

「良いか? まずその狭い世界に囚われるな。あと、自分のメンタル抉るような動画を見るな。逃げること覚えろ」

その言葉を受けて、彼女は黙って体を密着させた。柔らかい肉同士が互いの隙間を埋めあって、密着する。そして持っていたスマホを遠くに放り投げた。

私じゃ駄目なんかね? 世の中全員そんなクソみたいな男だとは微塵も思っちゃ居ないけどさ、並の男よりも幸せにしてやるよ?

「うぅ……う……」

私の思いは届かない。


基本的に私の精神は異常だ。気丈に振舞って、自らの狂気に目を背けているけれど、本性は大して変わらない。今だって、友人に良からぬ感情を抱いている。

そんな時にこんな言葉を見つけたのだ。

――26歳までに彼氏居なくて、男性経験ない子っておかしい。メンヘラ発動するぞ。

知らねぇよ。と脳内で必死に反芻させた。お前個人の意見を万人の意見にするなよ。と暴言を吐いた。けれども一番響いたのは最後の言葉。……メンヘラ発動するから。

私の友人は私の異常さを理解した上で大切に接してくれる。けれども、けれども、けれども、これ以上、おかしくなったら? 嫌われちゃう? 嫌われ……ちゃうの?

そう思った瞬間、精神の解離が起きた。今の私が私でなく、制御下に置けない。世界を正しく認識出来ない。

でも……ただ体を抱き締める感触だけが残っていた。あぁ、ずっとこうしていたい。

言いたいこと言ってます。

かなりキツい言葉も並びます。

何でも許せる方向け!!


私は多分一生、干物人間なんだろなぁ……。

とか思いながら、とある動画見てました。

でも干物なりに、『行き遅れ』とか、『恋人いないとか異常』とか言われると、まぁ干物の癖に傷付くんですよ。

本当に干物なのに!! カラカラ潤いなしで、硬いのに!!

まぁ、干物だからその言葉は受け止めるとして。

悪いのは私だ〜!! 誰も悪くない!! (努力しろという話)


でも、トラウマで異性が怖いとかあるじゃ無いですか。

世の中にいっぱい。(男女問わず!!)

そんな方々の事を考えずに、上記の言葉を言い放つのは、無神経だと思います……。

そんな方々の気持ちを汲んで欲しいと思います。


だからそんな言葉に振り回されないで、ちゃんと自分のこと見てくれる人と楽しい恋愛してくださいね。(男女問わず!! 二回目)

幾つになっても、楽しい事は楽しいと思いますし、遅すぎる事なんて無いと思うので!!


私ものんびり執筆楽しみますよノシノシ


追伸

とあるバンドさんの曲、2つほど聴きながら書きました。

精神掻き乱された時に聴くと、すーっと聞いてハイになります。

一つは、媚びない歌詞と、間奏にながれる不安定な言葉と音程が凄く癖になります。

もう一つは巻舌とか、掠れたハイトーンが特徴の方。


まー感情に響く……好き。

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