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十一

 美少女っぽく可愛く言ってみたが、更にアナトに引かれた……。どうしろって言うんだよ!

「なんか、中身を知っているとね……」

「じゃあ、アナトの前でだけなら、元の俺のままでもいいじゃん」

「まぁ、そうなんだけどね」

 そう答えながら、俺をジッと見るアナト。

「でも、やっぱりその見かけで中身がアレだなんて、おかしすぎるわ」

「あれだ。ギャップ萌えだと思えばいいだろ」

「そうね。そういうことにしておく」

 他愛もない話をアナトとしていると、ミミが目を覚ました。状況を理解できないというよなキョトンとした顔が可愛い。

「ミーナおねえちゃん? ミミねちゃったの?」

「うん」

 返事をすると、なんだか凄く残念そうな顔をしている。

「きょうは、おねえちゃんとたっくさんあそぼうとおもってたのに……」

 うっ……可愛い……。このまま抱きしめて頬ずりしたいぐらい可愛い……。あれ? なんでだか、アナトがヘンタイを見るような目で俺を見てる……。もしかして俺、なんかモロバレな態度とかしてたか?

「ミーナおねえちゃん?」

「なに?」

「ごめんね……。ミミ、ねちゃって……」

「大丈夫。ミミが謝ること無いよ」

「……」

 めちゃくちゃ可愛い上目遣いで俺を見るミミ。やっぱり抱きしめて以下略。そして、やっぱりヘンタイをみるような目で見られる俺……。

 それにしても、ミミが寝てたのって、アナトの魔法? なんだろうか? 昨日も、部屋が固有結界? みたいな感じになってたし……。やっぱ魔法使いとかなのか? でも、俺の死に直接関係あるし、死ぬ人間のところに現れるみたいだから死に神みたいなものか? 俺は、アナトの顔を見た。不思議そうな顔で、俺を見つめ返すアナト。

「なによ」

 視線に耐えきれなくなったのか、アナトが何事か? と尋ねてくる。

「あー明日、聞く」

「そう」

 家族が居るところでは難しいよな。明日、アナトと二人っきりになったところで聞くのが、無難だな。そういや、家族っていつ帰ってくるんだろう?

「ミミ、お父さんたちはいつ帰ってくる?」

 そう聞いたとたん、ミミは窓に向かって走り出した。必死に、窓の外を見ようと飛び跳ねている。見かねて、ミミの側に近づき小さい身体を抱き上げた。驚く顔を向けるミミ。なんだ? なんでそんなに驚くんだ? 姉妹なら、普通じゃないのか?

「ミーナおねえちゃん、だいじょうぶなの?」

「何が?」

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