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「凄い便利だね。俺も寝ないで良い身体が欲しかった……」

「まぁ、蒼真の場合は、転生前がアレだったからね……」

 確かにニートだよ。毎日、時間を持て余していたよ。それでも、寝なくても良い身体は羨ましい……。

「そんなことより、今日で空間魔法について、終わらせうからね!」

「はーい!」

 なんだかんだ言って、アナトは優しい……。このまま、次々と魔法をねだったら、目的地に着かなくても良かったりして……。俺は、一瞬、本気で考えた。でも、空間魔法以外思いつかない……。

「じゃあ、早く朝の支度をしてきてよ」

「うん……」

 寝起きなため、まだ身体がちゃんと動かない。まじで、寝なくても良い身体、羨ましい。俺は、大きな欠伸をしながら、顔を洗いに行った。途中、イシュタムと出会う。

「おはよ」

「おはよう~」

 欠伸をしながら挨拶をした。イシュタムも、寝なくて良いのかな?

「あのさ。イシュタムも寝なくて良いの?」

「うん~」

 マジか……。羨ましすぎるぞ。

「でも~、寝るの大好き~」

 はい? でもまぁ、分かるわ……。

「寝るの、気持ちいいよな」

「うん~」

 やっぱ、女神でも気持ち良いことは好き。

「でも~、なんで~そんなこと聞くの~」

「うーん……。羨ましいなって思って……。でも、寝るのも気持ち良いよな?」

「うん~」

 うん。まぁ、寝るのも楽しいってことで、いいのかな?

「あ、そうだ。今日は休みだって……」

「本当~?」

「うん」

 心なしか、イシュタムが嬉しそうだ。女神も休みは嬉しいのか……。

「じゃあ~、必殺技の~練習してくるね~」

「お、おう」

 必殺技か……。まぁ、頑張れよ……。

「じゃあ~、またね~」

「必殺技の練習、頑張れよ!」

 お互いに手を振って分かれた。その後。俺はさっさと顔を洗って、アナトの元に戻る。

「おまたせー」

「じゃあ、まぁ、朝食までに、勉強しようか」

「おう!」

 俺は勉強モードに切り替わる。まぁ、さっさとあの、異次元に物を置けるようなりたい。Pレは、勉強をする。時間も忘れて……。実際、アーサーが呼びに来るまで、朝食のことは、すっかり抜け落ちていた。

「いやー、すっかり朝食のこと、忘れていたよ……」

「そうじゃないかなと思っていました」

 アーサーが呼びに来たので、アナトはご機嫌。これは、午後も良い感じで勉強が出来るぞ! 二人仲良く朝食を食べる。

「お昼は、持って行きましょうか?」

「いいの?」

 俺はアーサーを見つめながら訪ねた。

「えぇ」

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