想い出プカプカ
想い出の中へ落ちていけたら
良かったのに想い出の上澄みで
プカプカと浮いたまんまだよ
想い出の中へすべり込めたら
楽だったな想い出の沈澱に
なれた方が幸せだったね
ずっと愛されたいと思っていた
それなのに心はいつも雨
果実を食むように孤独を抱いて寝た
笑ってよこんな私を
ずっとあなたのことが好きなのに
瞳という名の空は翳り
愛しさ持ったまま
空虚を見上げてた
抱き締めてこんな私を
見下し浮かぶ月の夜 涙ポツリ
幸せの渦に巻き込まれたら
良かったのに幸せの取り巻きに
なることも出来ないでいるよ
幸せの渦にダイブ出来たら
楽だったな幸せの底砂に
居座っていたら今頃には
もっと輝きたいと思っていた
気持ちとは裏腹に俯く
綻び舐めてみた
忙しない味がした
途轍なき無情のカタチ
もっと自分のことを好きになり
悲哀の連なりを投げ捨てて
快楽撫でるように
陽射し握るように
たぎらせてみたいこの身を
明日は明日 夜は夜 荒ぶりゆく
ずっと愛されたいと思っていた
始まりはいつだって淡くて
桟橋行くように光を目指してた
照らしてよダメな私を
浅瀬に足を浸してるだけの今宵
ずっとあなたのことが好きなのに
終わりという名の闇が包み
轟きゆくままに実像のそばにいた
さらさらと揺れる私は
中立の森に腰据え空を見てる
ずっと愛されたいと思っていた
それなのに心はいつも雨
果実を食むように孤独を抱いて寝た
笑ってよこんな私を
ずっとあなたのことが好きなのに
瞳という名の空は翳り
愛しさ持ったまま空虚を見上げてた
抱き締めてこんな私を
見下し浮かぶ月の夜 涙ポツリ
のたうち回る心臓に 愛がポツリ