残り雅
雨上がりの晴れた道
あなたが遠くで笑いながら手招く
小さな浅い水たまりを突き進み
あなたがまた振り返る
水たまりとあなたの間には
どんどん足跡が生まれてく
キレイだな
大きなあなたの足跡の上に
小さな私の片足をおさめて
感じるように大股で足の形の
小さな島々を渡るように追いかけた
あなたの余韻に あなたの脱け殻に
あなたの残り雅に
私を触れさせることが出来たなら
それだけで幸せだよ
あなたの余韻を あなたの脱け殻を
あなたの残り雅を
私の心にそおっと這わせるように
間接的に感じるのが ちょうどいいの
雨上がり明るい部屋
あなたはセータ一を脱ぎ
ソファ一に置いてトイレに行くと
言って部屋を出ていって
セータ一だけが残った
あなたが溢れているよ
セ一夕一の縫い目の隙間からは
どんどんやさしさが生まれてく
キレイだな
大きなあなたのセー夕一を
そっと小さな私の上半身に入れ
感じるように 大きく長い腕であなたにぎゅっと包まれているように微笑んだ
あなたの余韻に あなたの脱け殻に
あなたの残り雅に
私を触れさせることが出来たなら
それだけで幸せだよ
あなたの余韻を あなたの脱け殻を
あなたの残り雅を
私の心にそおっと這わせるように
間接的に感じるのが ちょうどいいの
雨上がりの喫茶店あなたは
私の髪をぐちゃぐちゃにして
耳もとでボソッと可愛すぎると言い
髪の毛は乱れたまま褒める声も
そのままに心臓の芯の辺りからああ
どんどん幸せが生まれてく
キレイだな
大きなあなたの小さめの声が
小さな私の体内で揺らめく
感じるように 嵐が過ぎ去り
晴れ渡る空の下の静けさのように
ここにいた
あなたの余韻に あなたの脱け殻に
あなたの残り雅に
私を触れさせることが出来たなら
それだけで幸せだよ
あなたの余韻を あなたの脱け殻を
あなたの残り雅を
私の心にそおっと這わせるように
間接的に感じるのが ちょうどいいの
あなたの残り香 あなたの残り我に
あなたの残り雅に
私を触れさせることが出来たなら
それだけで幸せだよ
あなたの残り香 あなたの残り我を
あなたの残り雅を
私の心にそおっと這わせるように
間接的に感じるのが ちょうどいいの
ちょうどいいわ




