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歌詞、理想下回ってぴえん  作者: 大場冥加
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終わりかけのケチャップ

とろとろのオムライスに

ケチャップを絞った

でも黄色に朱色が

交わることはなかった

いくら力を込めても

黄色は黄色のまま

空気がプシュ一と

抜ける音だけが響いた


キラキラのオムライスに

滴が落ちてゆく

でも朱色ではなくて

ほぼ透明な液体

いくら絞ろうとしても

外に出ることのない

胸に少しだけ残る

愛の塊に似ている


終わりかけのケチャップのように

喉元までは来ているのに

吐き出せないあなたへの憎愛や想い出

あなたに勢いよく放って

今すぐ立ち去りたいけど

出たとしても命中せず

ポンと飛び散ることでしょう

終わりかけのケチャップのように


ぷるぷるのオムライスに

ケチャップを絞った

鮮やかな朱色へと

姿を変えていった

新品のケチャップには

中身がいっぱいあり

想い出のように

気持ちよくドバドバと出た


開けてすぐのケチャップのように

触れば飛び出す愛ならば

あなたの心音に合わせてずっと歩める

どれだけ足を踏ん張ったって

満ちることのない容器だ

その中にあるものはそう

乾いた空気だけでしょう

空になったケチャップのように


好きかどうかは分からないんだ

別れたら新品のケチャップみたいに

愛がドバドバと溢れるのかな

今のままではケチャップのない

薄味のオムライスみたいな

私のままで進むのでしょう


終わりかけのケチャップのように

喉元までは来ているのに

吐き出せないあなたへの憎愛や想い出

あなたに勢いよく放って

今すぐ立ち去りたいけど

出たとしても命中せず

ポンと飛び散ることでしょう

終わりかけのケチャップのように


心が不気味な音を鳴らしている

終わりかけのケチャップのように

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