ピクトさんが通る
私はピクトグラム。
略して皆さんは「ピクトさん」と呼ぶ。
今日も今日とて、私は皆さんの案内役を務めます。
正直、私がいないと皆さんちょっと困るんですよ?
だれもが目にして、だれもが私の存在を知っているけれども。
けれども私に感謝してくれるヒトはいません。
別に、してくれなくってもいいけどさ。
だけど、やっぱりちょっと寂しい、、、かな。
だからね、一回ちょっと家出したことがあったの。
そしたら、「世界中からピクトさんがいなくなった!!」
て、ニュースで大騒ぎになっちゃって。
友人からも怒られて、、、。
迷惑かけたってことはわかってるんだけど、
私だってそんな日があったっていいじゃない?
そのことを作者さんに伝えたら、じゃあ私を題材にした小説を書いてみようかって。
正直こそばゆいけどww
でも、描けなくてもいいの。正直、そういう気持ちがうれしかったから。
まあ、私がいつまで使われるかわからないけどさ。
とりあえず、今までどおりがんばっていきます。ってことで。
ピクトさんの取材が終わったーー
ふぅ、こんな感じでいいですか?
はい。ありがとうございました!!
いえいえ、それじゃあ仕事に戻りますんで。
お疲れさまでした!!
そうしてピクトさんは非常口にもどっていった。
たぶんこれからも、ピクトさんは僕らを見つめてくれると思う