波乱の始まり。
お久しぶりです!よろしくお願いします
シャーロットの誕生日から1週間が経過した。
いつもどおり平穏で、いつも通りシスターと暮らしていた。
だが、ある日突然そのいつもが崩れる予兆が来た。
王都からの手紙が来たのだ。
魔導適性検査の案内。
この国では国民に義務化されている検査。
もちろんシャーロットも受けなきゃいけない。
「あら、シャーロット。魔導適性検査の案内来たわよ〜」と呑気なシスター。
シャーロットはそれを聞いた途端、体に悪寒が走った。
(…なんかすごぉい嫌な予感する…)
「…そうですか…」
「あら、どうしたのシャーロット?反応薄いわねぇ…。…ちょっと待って、貴方顔真っ白よ!?どうしたの!?」
「いや、なんでもないです。悪寒がしただけです…」
「ただの悪寒でなる顔色じゃないわよアンタ…。
風邪でも引いたのかしら…?」
「いやほんとに大丈夫です…寝たら治りますよ…」
部屋に入って心を落ち着かせようと必死なシャーロット。
「ちょっと待って、おでこ触らせて。熱あるかもじゃない。」
「いやいや、ないでしょ…」
シスターはシャーロットのおでこを触ってみた。
「あー……。絶対熱あるわ…」
「えー、嘘でしょ」
「嘘じゃないわよ、現実受け入れなさい…。
にしても、さっきまで元気だったのになんで急に…?」
「…さぁ?」
(何故に熱あるんだ??心因性の??)
頭の中がいろんなことで大渋滞中のシャーロット。
「まあ、とりあえず貴方は休みなさい。シャーロット、」
「はぁい……」
「もう〜、適性検査早くつれていっちゃおうと思ったのに…」
シャーロットの肩がビクンと跳ね上がった。
(やめて。その話しないでくれ…)
もうそのことは聞きたくないから、シャーロットはさっさと部屋に戻ってベッドに潜り込んだ。
暖かい布団にくるまって、暫く休んでいたら少しは落ち着いた。
でも、問題が解決したわけではない。
(どうしような…なんかすんごい嫌な予感がするんだよ。)
シャーロットのこの嫌な感じがしたことは、大体当たる。
シスターと買い物に出たらとても嫌な予感がして早く帰ろうと急かした日、家に着いた途端大雨が降ったり。
シャーロットがなんか嫌な予感するって言った後に
シスターが肺炎で高熱を出したり。
なぜだか、すごく当たる。
だ
から、多分この嫌な予感も当たる。
しかも今回の嫌な予感はいつもより酷い。
(この嫌な予感だけは当たってほしくない…魔導適正検査で何か起こるとしたら、魔力の異常値が出るとかだろ…?)
(異常値なんて出したら、絶対に面倒臭いことになる。)
この国では異常値を出した人間は王宮に引き取られ、将来的に宮廷魔導士官になるよう教育される。
そんなことになったら、平穏どころかお偉いさんにペコペコしながら激務をする未来以外選択肢はない…
それだけは、絶対に避けたい。
(激務とか嫌すぎるんですが。誰が望むかそんなこと…)
(でも検査をやらないという選択肢はできないし)
熱に浮かされてそこまで働かない頭で、なんとか避ける方法を考え続けるシャーロット。
でもそんな方法ないわけで……
なんでよりによって魔導適性検査が義務化されてる国に産まれてきたのだろうと、自身の運の悪さ(自分を憐れんで、勝手に転生させてミスしまくってるポンコツ神)を恨むのであった。
ありがとうございました




