束の間の平穏
第二話です!
相変わらずお粗末な文ですが、よろしくお願いします。
シャーロットとシスターは、暫く無言で抱きしめあっていた。
沈黙を破ったのはシャーロットだった。
「…ねぇ、シスター。」
「なあに?」
「お腹すいた」
「……へ?」
「お腹すいたから早くケーキ完成させよ」
シスターが一瞬固まった。
その後、すぐに笑い出した。
一通り笑い終わって、シスターは笑顔でシャーロットの頭を撫でた。
「……本当に貴方はマイペースね。何か重大なことかと思って身構えちゃったじゃん!」
シャーロットはいつものテンションで言った。
「5歳の子供が喋ることに本当に重大なことなんてないわよ。」
「それもそうね。よし、ささっと完成させようか!…あの、ケーキ生地とは思えない黒い塊の味をなんとか食べられるようにする為に。」
シスターはケーキ生地だったものを横目で見ていった。
「自分が料理下手なの気づいてたんだ。」
「貴方も言うようになったわね、シャーロット…」
「そうかしら〜?」
シャーロットはいたずらっぽく笑った。
シスターもそれを見て、微笑んだ。
冬なのに、この空間は暖かかった。
黒焦げになったケーキ生地に、生クリームと苺をのっけて二人でケーキを作った。
気乗りはしないが、せっかく頑張って作ってくれたシスターに悪いので食べてみると
「…あれ?結構美味しい…というか、中身焦げてないじゃん。」
シャーロットが驚いた様子でそう呟く。
シスターも半信半疑で断面を見てみると…
「あれ、ほんとだ…」
ケーキ生地、まさかの周りが焦げまくってるだけで中身は無事だったのだ。
「なんだぁ〜、成功してるじゃん!」
と元気を取り戻すシスター。
「焦げてる部分もサクサクしてて普通に美味しい…」
シャーロットは気に入った様子でケーキを頬張る。
「ありがとう、シスター」
シャーロットはぎこちなくも幸せそうな笑顔でお礼を言った。
「どういたしまして」
シスターも嬉しそうな笑みを浮かべていた。
ケーキをお腹いっぱい食べた後、シスターはシャーロットに「少し目を瞑っててくれる?」と言って何かを取りに行った。
シャーロットは不思議そうにしながらも、シスターに従った。
シスターが戻ってくる足音がして「よし、もう大丈夫だよ〜」という声が聞こえて、目を開けた。
目を開けると、シャーロットの目の前にはプレゼント箱が置いてあった。
「これなあに?シスター」と聞くシャーロット。
シスターは「開ければ分かるわよ〜♡」
と愛想よく言った。
シャーロットは恐る恐る、箱の蓋を開けた。
中から出てきたのは、愛くるしい表情をしたクマのぬいぐるみだった。
「わぁ……!!」
シャーロットは目を輝かせた。
「お誕生日、おめでとう。シャーロット」
「ありがとう、シスター」
ぬいぐるみを抱っこしてみると、不思議と胸が温かくなった。
ぬいぐるみを抱きしめて、嬉しそうにするシャーロットを見るシスターの眼差しは今までで一番優しかった。
ありがとうございました!!




