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ストック? 書き溜め? そんなものはない!

 こんにちは。

 最近、ホットケーキを分厚く焼けるようになってきました、桃野まことです(^ ^)


 早速ですが、ここで質問です。


 長編を投稿する時、ストック作っていますか?

 まとまった量ができるまで、書き溜め、していますか?





 私はと言うと、小説を投稿し始めて、早いもので一ヶ月が経過しました。


 現代恋愛の短編を二本を投稿済み、そして、オムニバス形式の異世界恋愛短編集と、異世界恋愛ファンタジーの長編を書いている途中です。


 特に今、力を入れて投稿しているのがこの異世界恋愛ファンタジーの長編で、


『白竜と金色〜呪われた氷の辺境伯と無自覚令嬢の政略結婚。もしや私、溺愛されてます?〜(旧題:その金色を、ずっとずっと探してた。) 』

https://ncode.syosetu.com/n1389lc/


というタイトルのお話です。


 呪われたヒーローと、妖精を探し続けるヒロインの、両片思いすれ違いラブストーリーで、序盤は比較的ほのぼの進むのですが、謎に包まれた過去が判明していき、シリアスな展開に変わっていくストーリーで、現在佳境を迎えております。


 なろうに投稿を始めてから今日まで、私はこの長編の毎日投稿を続けています。

 カクヨムにて2週間程は先に投稿を始めていたので、初日だけ一気に溜まっていた13話分(一話毎の平均文字数が3,000文字なので、約4万字)を連続投稿し、翌日からは一話ずつ投稿してきました。


 



 はい、察しの良い方はもうお気付きかもしれません。

 ここで、このエッセイのタイトルに戻る訳ですが、私は初日以降、ほぼストック0で、この一ヶ月走り続けています。


 よく聞きますよね?

「第一章までは書き溜めてから投稿しろ」とか「できれば10万字、最低でも5万字はストックができてから投稿しろ」のような偉大なる先人達のお言葉を。


 それは、毎日投稿が止まってしまうリスクを減らしたり、作品の矛盾を減らしたり、リアルタイムの読者の反応から心を守ったり、じっくり考える時間の余裕を作るための、本当に切実なアドバイスですよね。


 わかっているんです。

 わかっているんですけど、恐ろしいことに、私はそれを完全に無視してしまいました。


 今自分で書きながら、「初日に何てことしたんだ」と叫びたい気持ちでいっぱいです。

 最初から一話ずつ投稿していれば、二週間分は常にストックがある状態だったはずです。

 4万字て……。


 やってしまったことは仕方ない。


 でも、私がそうしたのには理由があります。

 

 投稿を始めたのは一ヶ月前から。

 でも、小説を考え始めたのは、実は一年以上前からでした。


 その時考えていたお話は、今投稿しているお話とは全く別のものでした。

 設定をめちゃめちゃ作り込んで、地図も作って、家の間取りやキャラクター図案も作り、建国神話まで考えて、プロットも作って、詳細を考えて考えて考えて……。

 どれだけ時間があっても、どこかに考えきれていない穴があるのでは、矛盾が生まれているのでは、と不安が拭えず、本当に手に負えない状態になっていました( ;∀;)


 私は凄く凝り性で、変なところが頑固で生真面目な性格です。

 一度自分に約束を作ると、それを崩すのが凄く苦手で、「ストック10万字分貯めてからじゃないと投稿を始められない」「矛盾がないように書き溜めてからじゃないと作品の質が低くなる」という言葉に、凄く縛られていました。


 設定に小さな穴があるかや、どこかに矛盾があるかなんて、お話が面白いかどうか、キャラクターが魅力的かどうかに比べれば、後からどうにでもなる問題だって、今ならわかります。


 でも、書き初めの私には「最初からどこから見ても完璧な状態で世に出すべきだ」という気持ちが強くて、全く先に進めなくなっていました。


 天才でもないただのド素人なのに、理想が高すぎましたね。

 うん、今ならわかっていますよ。本当に。


 10万字ストックを貯められれば、どんなにいいだろうと毎日思います。

 毎日、PVやポイントを気にせず投稿できる方が、メンタルに良いというのもわかります。


 でも私には、面白いのか、面白くないのか、リアルタイムでのその評価が必要でした。

 ストックを貯めようと思って一人で書き続けていると、何度も読み返して何度も直しを入れてしまうんですよね。

 時間があると、考えすぎて止まってしまう。


 今書いている文章は、これで面白いのか?

 この事柄について文字数を使いすぎてる?

 設定をあれだけ考えたけど、この説明いる?

 これで本当に矛盾は無い?


 自問自答していると、どんどんドツボに嵌ってしまうタイプ。

 それが、私だったんです(^^;)





 一行書いては、消して言葉を並び替えて、また消してを繰り返して、一年も足踏みしながらうじうじしていた私に、家族が言いました。


「とりあえず、投稿してみなよ」と。


「面白いって思われなかったとしても、毎日投稿できなかったとしても、何も問題ないんだから。とりあえず、やってみなよ」と。



 何だか、気持ちが軽くなって、突然「確かにね」と頭がクリアになった私は、一年考えていた話をボツにしました。

 全ボツです。

 何の設定も、今の長編に引き継いでいません。


 我ながら潔いなと思います。

 今の自分の力量では、上手く文章に出来ない程、世界が入り組み過ぎていたのを完全に自覚しています。


 新しいお話は、一応プロットだけは、最終話まで何となく書きました。

 でも、それもフワッフワのスッカスカの状態で、とても目指していた10万字になりそうには見えませんでした。

 不安ではありましたが、詰め始めると止まってしまうのがわかっていたので、あえてそのまま出発しました。


 そのお話も、書いているうちにキャラクターが動き出し、一年前は夢のまた夢のように思っていた10万字もとうに超え、今は15万字も超えました。

 ふわふわしていた穴だらけのプロットはすでに全てが綺麗に埋まり、最後が見えてきた今、この旅が終わってしまうのが凄く寂しい気持ちすらあります。


 しかも嬉しいことに、私の拙い文章にも関わらず、読みにきてくださる方がいて、ブクマ登録やポイント評価、リアクションを頂くこともあり、毎日画面を見て狂喜乱舞して家族に報告しています。

 PVが増えていても、減っていても(もちろん増えている方が嬉しいですが)その時の自分に対してすぐに反応が返ってくるのが、私には合っているようでした。


 書いてすぐに投稿しているので、説明不足な部分があり加筆することも多々あります。


 時系列がわかりにくいとご指摘を頂いて、三話分をまるまる並べ替えたこともあります。


 話自体が大きく変わったわけではないですが、そこまで大規模な改稿は、本当に無様だと、信じられないと一年前の私なら言うはずです。

 完成したものを出せ、と。


 でも、それで書かずに止まってしまうより、拙くても書いて世に出したほうが何倍も良いと、今の私は感じています。


 そのせいで、すでに読んで下さっている方にご迷惑をおかけしているのは、本当に申し訳なく思っていますよ(^^;)本当にすみません。


 でも結果として、思い切ってストック0で投稿を初めてみて、本当にやって良かったと思っています。

 投稿して、自分の頭の中で考えたキャラクターが生き生きとして、お話が形になっていくのが、毎日本当に楽しいです。

 慎重派の自分が、ストックなしの方がやる気が出るタイプだなんて思ってもいませんでした。

 

 私は結婚して小さな子どももいて、仕事もしているので、毎日執筆できる時間は3時間程しかありません。

 土日に集中して時間を作ることもできません。

 正直、本当はストック欲しいです。


 それでもこの一ヶ月、毎日投稿を続けられているのは、読んで下さっている方が、数字として見えているから。 なので毎日、私に時間を使って読んで下さっている方のために、どうにかして続きを届けたい、という気持ちで頑張っています。


 本当は掲載途中の他の作品も続きを書きたいのですが、一時期3作品を同時進行で書いていたら手が止まり始めたので、無茶だと判断してそれは早急にやめました。

 

 今は長編に集中して、完結まで毎日投稿を何とか続けたいです。


 自分の首を自分で締めていくという、恐ろしいスタイルの書き手もいるということが、おわかり頂けたでしょうか?


 もし、私と同じように、「ストックがなければ」「完璧に仕上がってからでなければ」と手が止まり、苦しんでいる書き手の方がいたら、私は胸を張ってストック0での投稿をお勧めします。


 家族が背中を押してくれたように、「とりあえずやってみなよ」と言うと思います。


 果たして、私の小説は完結まで無事にリアル毎日投稿できるのか。

 どれどれ、そんな無茶をやっている小説はこれか、と興味を持って頂けた方は、ぜひ読んでみて下さると嬉しいです(^ ^)


 


 おわり。


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