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学園虐殺  作者: シリアスの欲望
1/1

第1話 学園虐殺

僕はいつも通り、学校に来ていた。いつも通り、授業をうけて。いつも通り、犯人を探して。



---



僕の名前は『味那十みなと 滝たき』大ノ空中学校おおのぞらちゅうがっこうに通っている中学2年生だ。


僕は容姿がいい。だからよく女子にモテる。


だから僕は告白をした。なぜ僕の方から告白するのかって?

それは…


「どしたの?話って」


彼女が不思議そうに聞いてきた。

そんなことは決まってるだろう。告白をする、たった一つだけの理由。


「君のことが、ずっと好きでした…」

「え…?」


こいつは手強い人間だ。だからあえて僕から言った。こうすることで、相手の注意は完全に僕に向いた。


殺るなら今だ。



---



僕は今まで、何度も何度も彼女を殺そうとしてきた。しかし、ことごとく失敗してきた。彼女は運がいい。

2人きりにしたこともあったっけか。

僕が体育倉庫の鍵を閉めてもらうよう、依頼して。なんてバカな依頼だ。


しかし、それも失敗した。無駄に耳の良い、体育系熱血教室が、無駄に良い耳で鍵が閉まった音に気づいたのだ。



---



「これじゃあ…あの人に顔向けできないな…」


僕が落ち込んでいると、後ろから声が聞こえた。僕が体育倉庫に閉じ込めたあの女、苗木なえぎ 華はなだ。


「なーに落ち込んでんの!」


後ろから気配がすると思ったらこいつか。ここで殺してやっても良いんだぞ?


「なに…」

「そんな暗い顔せずさ、ほら。笑顔笑顔!」

「舐めてんのか…」


つい、思いが口に出てしまった。


「え?本当にどしたの?」

「どうもしていない」

「どうもしてないことないでしょー?ストレス溜めすぎは体に良くないよー?」


ウザい。どこまでもしつこく追ってくる。僕のことなんて分かりもしないくせに。

そう思っても、なぜか彼女のことを嫌いにはなれなかった。


そして一つの結論に辿り着いた。

僕は、苗木さんが好きだ。


そう思うと、僕から殺意は消えていた。

ここまでは良かった。


僕はその気持ちを利用しようと考えた。普段から女子にモテている僕から告白されたら、嬉しさと、恥ずかしさで、いつぱいになるだろう。


僕はその隙を突くことにした。


---



「いきなりどうしたの?好きって…」


殺るなら今だ。相手の感情がぐちゃぐちゃになっている今だけだ。


僕は、ナイフを取り出せなかった。

本当に、この人を殺してしまって良いのか。という気持ちが頭をよぎったのだ。


僕はこの学園全員を殺さないといけない。なぜなら、あの人から僕に課せられた使命だからだ。


あの人からの、最後の命令。

それを破るのか?こんな女1人に?


自然と僕の手は、彼女へ向かっていった。

僕は、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。僕は、女1人と、あの人で、女を捨てたのだ。


どちみち、どちらかを裏切らなければならなかった。これから、どんどんそんなことが起きていく。


探しださなければならないから。この学園から。


       あの人を殺した犯人を。

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