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短めです

これは、夢?


目の前には、黒いモヤが人の形をして、俺に向かって歩いてくる。

誰だ?

逃げなきゃ!


そう思い、足を動かすが、ピクリとも動かない。

否、

足が無い。

意識はある。

痛みも無い。


瞬間、

気づく。


俺が、先程目にしたモヤ人間になっている事に。

あそこに見えるのは、俺?


俺が立っていた位置には、俺そっくりの怪物・・が立っていた。

怪物にもモヤがあった。


段々とモヤが晴れていく。


ピカッ!!!

突如、目の前が眩しくなる。

俺は、目を閉じた。



俺が目を開けると、俺そっくりの怪物は、モンスターになっていた。

石のような全身。

重そうな腕。

そして、一部の機械。


そして、目の前には、いつもの画面。


『《俺は、お前だ。》』


『《プレイヤーになる前、魔物化した俺だ。》』

画面と声が一致する。



『俺は、お前に警告に来た。』

『あのシステムの正体はD*`|}{|`&%**』



《許可されない情報です。》


姿は魔物になっても、俺は俺だ。

わざわざ教えに来てくれる事からも、あれが俺である事が理解できる。


じゃあ、今の俺は、誰だ?

あの魔物が俺なら、俺は誰だ?

俺は、シァン。

Fランク冒険者。


ズキッ

頭が痛む。


ーー戦争ーー

ーー石像ーー

ーー 神 ーー

ーー武術ーー

ーー魔法ーー

ーー悪魔ーー


これは、記憶?


だが、シァンの記憶では無い。

俺が乗り移った、『海原神』の記憶?


否。


誰かの、記憶。

きっとこれは、システムのデータ。


否。

正確にはプレイヤーの記憶。


彼らは、戦ったんだ。

あの化け物みたいな『神』の石像に。




・・・・・・・・・・・・・・



『気を付けろ。奴らは魔神軍。我ら雷神兵には荷が重い。』


『勝利をその手に!!我ら、雷神の使徒は、絶対に負けぬ!!』



「そうか、俺は負けたのか。」



魔神を倒せずに。


《《《ERROR ERROR ERROR 許可されていない情報です。ロックします。》》》


瞬間、

記憶にモヤがかかる。


「はっ!?」


目が覚めると、そこは道場だった。


「大丈夫か?」


師範が心配そうに俺を見ている。


あれ?

何か夢を見ていた気がする。

とても大事な夢を。


何かあった事は覚えているのに、記憶が無い。



ーーーあれは一体なんだったんだ?ーーー





ーーー4日目、開始ーーー


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