揃った3人、弾む話!
久しぶりに揃うた3人……
ファミレスに入った3人、案内されテーブルに座る。全員が食事を済ませたとの事で、ドリンクバ―とポテトを頼んだ。
「何だか懐かしいな!」
「本当にそうだな……高松の親父さんの葬式以来か……」
「そうだな……あの後、なかなか会う機会が無かったからな……」
「介っちが時間作らなかったんだろ?」
「色々あってな……悪い……」
「高松が素直に謝ると、気持ち悪いな!」
「石谷、そりゃないだろう?」
「石谷は厳しいな……俺は素直に謝った介っちにびっくりだよ!」
「おい、お前も充分酷いぞ!」
「亮も俺も、お前が心配だったんだ……」
「……何か思い詰めた表情してたからな……」
「……確かに色々考えてたよ……答えは出なかったけどな……今も答えは出て無いしな……」
「でも、挑戦するんだろ?」
「そうなのか?……俺は聞いてねぇぞ、介っち!」
「言ってねぇからな……挑戦はする。ダメだったら、思いっきり笑ってくれ!」
「「それは任せろ!」」
「おい、そんな事はしねぇとか言わねぇのかよ?」
「言わねぇよ、気を使われたくねぇだろう?」
「高松を笑えるなんて、滅多にねぇしな!」
「お前等は~……何だか安心したよ、しっかり挑戦出来そうだ!」
「それより……知ってるか、亮?……こいつ、若い女の子とデートしてたらしいぜ!」
「何だと?……俺には会わねぇくせに、若い娘とデートだぁ?」
「相変わらず馬鹿だなぁ……どう考えたって、若い娘の方がいいだろう?」
「確かにな!…亮みたいなむさい奴よりいいな!」
「石谷~、どっちの味方なんだよ~……」
「俺は楽しければ、どっちでもいいぞ!」
「相変わらずだな~……」
「所で高松……かなり若い娘らしいけど、彼女なのか?」
「……見てねぇからな……かなり若いなんてもんじゃねぇぞ、16歳だ……彼女かどうかは分かるだろ?」
「歳の差27歳か~……かなり若い嫁さんだな!」
「後2年しねぇと結婚出来ねぇな!」
「おい、本気で怒るぞ!」
「「はっはっはっはっは!」」
「すまんすまん……つい言いたくなってよ!」
「昔はよく、こんな事言ってたな!」
「確かにな……」
「で、何でそんな若い娘と出掛けてたんだ?」
「何があったんだ?」
「……挑戦するきっかけを与えてくれたんだ……感謝しても感謝し足りねぇ……ある意味恩人だ!」
「そうか~……一度、お礼を言いたいな!」
「今度、ジムに連れて来いよ!」
「う~ん、難しいな~……池本さんと徳井さんを本気で怖がってたからな~……」
「お?…世界チャンピオンの2人か……戦う男達だからな、確かに見た目は怖いよな!」
「あの2人、特に池本は怖いよな……あいつは話すと楽しいんだが、戦い方がそのまま顔に出てるからな~……」
「酷い言われ様だな!」
「俺は実際に会ってるけど、そこまで怖くはねぇぞ!」
「高松も強面だからな!」
「ふざけるなよ、石谷だって変わらねぇだろ?」
「みっともねぇから辞めろよ……」
「うるせぇな、お前が1番悪人面じゃねぇか?」
「石谷の言う通りだ……亮、お前は悪人面だ!」
「なんだよそれ!……ふざけんなよ!」
「所でよ……石谷の用事は何だ?」
「俺も気になってたんだ!」
「インターハイのボクシングを見に来たんだよ……いい選手が居るがもしれねぇだろう?」
「確かにな……石谷も立派なトレーナーだな!」
「言われなくても、立派なトレーナーだ!」
「介っちがさ、迷惑トレーナーって言ってたんだぜ!」
「お前も納得してただろ?」
「……確かに迷惑かもな……かなり厳しい練習を、平然とさせるからな……」
「何言ってんだよ、そうしないと試合で辛い思いすんだろ?」
「それを見越しての指導……立派なトレーナーだな!」
「……お前達には敵わねぇな!」
「それくらい分かるさ……結果、4人の世界チャンピオンだからな!」
「スゲェの一言だよ!」
「しかし、高松だってスゲェだろ?」
「確かに介っちはスゲェよな!」
「何でだよ……大した事ねぇだろ?」
「何言ってんだよ……ドイツでプロになったじゃないか!」
「更には、レギュラー獲得にチャンピオンズリーグ出場……そして優勝だからな!」
「少なくとも、大学卒業から30頃までは世界最高峰のリーグに居たんだから!」
「流石に認めざるを得ないな!」
「……色々な偶然が重なっただけだ……俺は実力は伴って無かった……そんな感じだ……」
「はっはっは、大丈夫か?高松?……そんな偶然で上に行ける訳無いだろ?」
「まして世界だ……分からないお前じゃないだろう?」
「…………お前達と話してると、今選んだ道が間違いで無いとはっきり言えそうだ……」
「当たり前だ……間違って無い!」
「もう一度挑戦する……間違い無く正解だ!」
「……ありがとう……やる気が出て来るよ……」
「そうか……なら、俺のやる気も起こさせてくれ!」
「「何すんだ?」」
「俺は、お前達の家を作りたい!」
「……俺は今のままが好きなんだよ……マンション住まいは快適なんだ……高松は家建ててもいいんじゃないか?……若い彼女と一緒に暮らせば!」
「無い無い無い……1人だと一軒家は広過ぎる……池本さんとかは建てないのか?」
「確かにあり得るな……あいつもそろそろ結婚するだろうし……亮、お願いすると思う!」
「石谷の教え子か……気合い入れて作らせて貰うぜ!」
「よろしく頼むよ……無理くりでも作らせるからさ!」
「無理強いは良くないな……しっかり説得しろよ、石谷!」
「あいつは4団体統一チャンピオンだからな……家位持って貰わないとな!」
「そう言われれば、確かにそうだな……亮、ついでに他の世界チャンピオンの家も引き受けちまえよ!」
「おう、俺は大丈夫だぜ!」
何とも楽しい時間を過ごしている3人。この後も話は弾み、時間が経つのも忘れ、3人はかなり遅くまで話していた。
「うお!……もう2時だ……」
「マジか……寝る時間が殆どねぇな……」
「調子に乗り過ぎたな……」
反省する3人の姿がそこにはあった。
話は尽きないみたいですね。




