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さて、校門で貰った小さな桜色の紙を見る。
星城高校は全寮制だ。だから、来た人からクジを引いてその番号が寮の部屋割りを決めるんだって。
私の番号は3939。サク(39)ラ咲く(39)と読めば季節感あるよね。
『ない…………』
隼寮のホールで上から下まで、目を皿のようにして名前…じゃなかった番号を探すこと三回。一向に見つからない。
溜め息を吐き、係の先生に問いたd……聞こうと思って踵を返すと、後ろからクスクスと笑い声が。
ムッとしながらも後ろを向く。
そこには、
予想以上のThe 王子様が手を口に当てて笑っていました。
あれ、作文?
失礼な方ですね。いつまで私を笑っているつもりですか?
「あぁ、ゴメンね。
先程からずっと紙と表示を見ていて、身長のせいか可愛らしくて」
五月蝿いな。どうせ身長は156ですよ。小さいんです、どうせ。というか、何で私の思ったことが分かったのさ?
「声に出ているよ」
ハッと口を押さえると彼はそれが可笑しかったのか、また笑い出す。
彼はぱっとみ、175はゆうにありそうだ。ムゥと膨れると彼はまだ笑っている。もう少し早くいってほしかった。口から思ったことを漏らすとか恥ずかしい……。
「3939番の子だよね」
『どうして知って…』
「伯母さん…理事長の提案でね。僕は君とルームメイトになるんだ。これからよろしくね?」
イケメンスマイルで手を差し出してきた彼。私はよく分からないまま、彼と握手をした。
回りの女子からの目が痛いけど、何となく、学園生活が楽しみになった。




