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『そちらの方は確か……ええと、その髪型に軍服……確かヴィッテ子爵です。最近薄毛でお悩みだとか……。どこかの隊の副隊長でいらしたかと』
『この色の制服は第二騎士団だな。徽章からして王都警備隊だろう』
「久方ぶりですな、クラヴィス殿。昨年の演習以来でしょうか」
「その節はどうも」
「……あの、ク……フェリクス様のご同僚の方なのでしょうか?」
「クラヴィス殿、そちらの方は?」
「私の婚約者、アウローラ・エル・ラ=ポルタ嬢です」
「ああ、ポルタ家の方ですか。なるほどそれなら騎士団にご興味がお有りですかな?」
「はい! ……といいますか、お仕事中のフェリクス様のお話を聞けたらいいなと思いましたの」
「おや、それですと私では力不足ですなあ。私は第二騎士団員ですので、あまりお仕事ではご一緒しないのですよ」
「まあ……それは残念です」
『フェリクス様、そちらの方は確か、宰相閣下の弟君です。第一王妃さまのご一族の方ですからお気をつけて! お若いころはかなりの浮名を流されたとか……』
『分かった』
「やあ。君を夜会で見ることがあろうとはね」
「……ご無沙汰しております、シュタールベルク侯」
「そちらは? 噂の婚約者かね?」
「そうです。アウローラ・エル・ラ=ポルタ嬢です」
「お初にお目にかかります、アウローラでございます、シュタールベルク侯」
「ふうん……お似合いとは言いがたいが愛らしい娘さんではないかね。なかなかの体付きだ」
「自慢の婚約者です。差し上げませんよ」
『そちらの方は、ええと……そのお髭と御髪、多分ツァイス伯爵です。財務省の方……だったと思うんですが』
『よく覚えているな』
「ほう、クラヴィス家の方がいらっしゃるとはお珍しいことですな。しかもお身内以外をパートナーになさっているとは」
「丁重な招待状をルーミス様直々に頂きましたの」
「おやおや、若様もやんちゃをなさる。お父上がよくお許しになったものだ」
「我が家でしたらひと組だけの招待など許しませんが。均衡というものを考えるべきかと」
「……まあ、粋とは言い難いかもしれませんな」
*
(このペースじゃ駄目かも……)
夜会がはじまってまだ一時間も経たないというのに、アウローラはすでに気が遠くなりかけていた。
こちらに向かってくる人が誰なのか、クラヴィス侯爵夫人の『参加者リスト』の内容を必死で思い出し、フェリクスに囁く。挨拶を受け、フェリクスが一言返事をしたところで、アウローラがつなぐ。その言葉を受けてフェリクスが少しだけ歓談する。
この流れで何とかフェリクスと参加者の会話を成立させているのだが、アウローラ自身もさほど社交的な性格ではない。一言二言のつなぐ言葉を考えたり、名前を思い出そうとすればするほど、魂がすり減っていくような心地になる。
(まだ、女性陣には絡まれてないし、ユール・イル・レ=ルーミスからの接触もないのに、こんなに疲れていたらまずいわ。どこかで一旦区切って休憩しないと、わたしが持たない! あああ、針と糸が欲しい! 警備的に針なんて持ち込めないのはわかっているけど! せめて! せめてドレスの刺繍を観察させて……!)
「……平気か?」
「ダメです……」
今にも頭を掻きむしりそうなアウローラに、フェリクスが眉間にしわを寄せる。傍目にはどうみても不機嫌そうな表情だが、心配している顔なのだろうと推測して、アウローラは首を横に振った。
「……ちょっと疲れてしまいました」
「そうだな、私も気疲れしてきた。貴女にほとんど押し付けたというのに、すまないな」
「まあ、こういう時にお助けできれば、と思ってはいましたから、それは、なんとかしますけど」
(意外と自覚はあるのね……)
アウローラは深く息を吸うと額を抑えた。疲労と僅かな頭痛、人いきれに少しばかりの息苦しさを覚えたのだ。ふらりと足元が揺れて、腰をぐっと支えられる。傍から見れば親密なしぐさなのだろう、周囲がざわめくが、アウローラはその安定感に息を漏らした。
「あ、ごめんなさい……」
「いや」
「あらあ、お加減が麗しくないのかしら?」
大丈夫かしら? と届いた声に振り返り、アウローラはげんなりする己の表情を必死に戒めた。
三十をいくらか過ぎたかという風情の、滴るような色気を身につけた豪奢な見目の女性が、そこそこに整った顔立ちの男性を連れて、そこに立っていた。彼女のドレスは豊かな胸元を深く見せ、真紅の地に大輪のバラの刺繍という、人の群れの中でも群を抜いた華やかなもの。一歩進むごとに大きく翻る裾の刺繍はシャンデリアのプリズムで虹のごとくにきらめいて、さらなる光を散らしている。華美すぎるのではと思われるほどに豪勢なものだが、まとう本人の顔立ちが派手なのと、豊かで艷やかな黒い巻き毛が相まって、非常によく似合っている。
(うわあ、美人! すっごい刺繍! 派手だけどこれはこれですごく似合ってるわ。……目は笑ってないけど。でも素晴らしい技術だわこの刺繍、どこのものかしら?)
「アウローラ嬢?」
「あっ、ごめんなさい、久しぶりの夜会で、ちょっと疲れてしまっただけですの。お気遣いありがとうございます、キルステン侯夫人」
フェリクスの声に我に返り、アウローラはやんわりと微笑んで見せる。それからそっと隣の青年を伺い見上げ、いかにも『大丈夫よ』と囁くように、首を傾けて見せながら、小さく呟く。
『この方はキルステン侯爵の奥方です。お後ろの方が、侯爵だと思います。彼女は新王家派のファッションリーダーだとか……ルナ・マーレさまのライバル的な方ですわね』
『姉上の……』
刹那、渋い顔をしたフェリクスに、夫人の背後から声が掛かる。
「おや、珍しい顔ぶれではないか」
「……ご無沙汰しております、キルステン侯」
「王城の夜会以来ですかな? クラヴィス家の者を呼んでいるとはまた酔狂な。ルーミスの若様のイタズラですかな」
夜会の開始から再三言われ続けている言葉に、フェリクスとアウローラは同時に首肯した。奥方が扇の陰で小さな笑い声を立てる。
「フフ、お噂では、ユール様がクラヴィス家の婚約者を見てみたいと仰ったからとか」
(ええー……そんな噂になってるの……。いや、噂じゃあなくて事実だけれど)
扇の陰からちらりちらり、舐めるような目線がアウローラに向けられる。大した娘でもなさそうだ、と言わんばかりの視線は品定めをされているのだと瞬時に分からせるほどで、アウローラは心の奥で諦めのため息をついた。
そういえば、ユール・イル・レ=ルーミスは女好きのする美貌なのだった。きっと、それは既婚者であろうが変わらないのだろう。古王家派の女性陣の中で、同じような立ち位置のフェリクスがあれほど注目されているのだ、新王家派のご令嬢やご夫人の中で彼が良くも悪くも注目の的なのであろうことは、想像に難くない。そんな彼が見てみたいと言った娘などと噂になっているのならば、女性たちの目がアウローラに注がれるのは当然だった。それに、美しさというものは派閥によって異なるものではない。新王家派の娘達にも、フェリクスに憧れを抱くものは少なくないだろう。
ユールを慕う者、フェリクスを想う者、そのどちらからも睨まれているのだ。ここまで誰にも絡まれていないのはただ、ルーミス家に呼ばれる立場の娘達の育ちが良く、上位者を差し置いて自ら声を掛けてはこないというだけだ。
「奥方様にはお初にお目に掛かります。彼女が私の婚約者のアウローラ・エル・ラ=ポルタ嬢です」
彼女の目線からアウローラを少しばかり隠すように、フェリクスが彼女の名を告げる。
「はじめまして、アウローラともうしま」
言葉を受けて、典雅な礼を取ろうとしたアウローラの言葉尻は、『待ってました』と言わんばかりに嬉々とした夫人の声に、見事にかき消された。
「ええ、ええ、見ていてよ、入ってきた時から、ぜひお声を掛けたかったの! なんてドレスでしょう! 驚きましたわ、白だなんて!」
(ああ、ついにこの手のタイプのご夫人が来たわ! しかも、ものすごく想像通りの切り込み方……)
彼女の台詞は、相手を貶める言葉を使わず口調のみで相手をけなすと言う、言質を取られないことを目的とする貴族らしいテクニックである。しかし内容は、『こんなドレスを着て行ったら、きっとこんなことを言われるだろう』というアウローラの事前シミュレーションから何一つ逸脱していない、ひねりも何もないストレートなものだ。
「しかも糸が黒だなんて……斬新ですわあ、わたくしにはとても思いつかなくてよ」
そう言って、ホホホ、と扇の陰で口元だけが笑うのだ。
婚姻とデビュタント、それから国事の際は白いドレスと決まっているが、夜会などの『盛り場』には白はタブー、というのが近年のファッションのセオリーである。そして黒は『喪の色』と呼ばれ、未亡人以外の女性は葬儀くらいでしか身に着けない色だ。夜会のドレスといえば華やかな単色であることが望ましいとされる昨今の風潮では、アウローラの『白地に黒刺繍』は異色中の異色。こういった言葉を掛けられることは当然想定内で、むしろ入場からキルステン夫人が声を掛けるまで、誰もがヒソヒソとしか話題にしなかった方が不自然だった。おそらくは、『今日の夜会にはファッションといえばのキルステン夫人がいるのだから、彼女が声を掛けるまで口出しすまい』という、暗黙の了解があるのだろう。
だからといって、絵に描いたような予想通りの仕草には、冗談でしょうとつぶやきたくなる。このご夫人は着飾ることには熱心で、優れた美的センスを発揮するようだが、思考の方は存外単純であるらしい。
アウローラはげんなりするのを通り越し、それならば乗ってやろう、と自分も扇を開いて、口元を隠し微笑んだ。
「キルステン侯夫人、さすがのお眼鏡ですわ。ラエトゥス公夫人とファッション界の話題を二分すると言われる方は伊達ではないのですね。このドレス、ラエトゥス公夫人とエマ・プリュイ女史による、メゾン・バラデュールの最新作なのです」
「最新作?」
「はい!」
貴族夫人は基本的に気位が高いので、自尊心をくすぐるおだてに弱い人が大概である。キルステン侯爵夫人も、『ラエトゥス公夫人』『エマ・プリュイ女史』『メゾン・バラデュール』『最新作』と彼女が興味を示すだろう単語で畳み掛ければ、簡単に身を乗り出してきた。
「ま、まあ、本当に?」
「はい。ラエトゥス公夫人が、弟の婚約者のために、と掛け合って下さって。プリュイ女史がこの夜のために、一から作ってくださいましたの。たった二週間しかありませんでしたのに!」
日頃からタッグを組んでいるプリュイ女史とルナ・マーレの仲の良さは貴族の中でも別格であると、アウローラにはよくわかっていた。彼女はその腕を王族に認められる程の女性であるとはいえ、身分は平民であり、本来は公爵夫人と親しくするような立場ではない。
しかし、彼女がまだ駆け出しのお針子であった頃、ハイセンスな感性をもった少女であったクラヴィス侯爵令嬢がメゾン・バラデュールの店先に落ちていたデザイン画を拾い、そのセンスに感銘を受けて持ち主を探し出して以来、戦友に抱くような、友情に近いものを育んできたのだそうである。
キルステン侯爵夫人もおそらく、彼女のドレスは何度も着ているだろう。彼女にデサインを依頼したことだって、何度もあるに違いない。けれどそこにあるのは『顧客』と『仕立屋』の関係である。平民でありながら、『客を選ぶ』とさえ言われる売れっ子デザイナーである彼女に、たったの二週間しかないタイミングで依頼をねじ込むことは、友のように親しいルナ・マーレの口添えがなければ、ありえないことだっただろう。侯爵夫人でも、おいそれと依頼を受けてはもらえないのだ。
それ故に、社交に精を出すファッショナブルな女性たちの間では、エマ・プリュイの話題は欠かさざるべき存在なのだった。
にこりと目を細め、アウローラはくるり、フェリクスの腕の中で踊るように回ってみせる。黒いサテンの裾がふわりと縁を描くように広がると、縫い止められた黒真珠や黒蝶貝が、幻想的にきらめいて、バラの園に遊ぶ小鳥の図案を引き立たせた。それに合わせて耳飾りと、髪飾りの雫が揺れる。
最後に胸元の薔薇がふわんと揺れれば、ほんの僅かに柔らかな魔力が光る。キルステン侯爵夫人の目が軽くみはられた。まあ、とどこかで誰かがつぶやいて感嘆のため息を漏らしたのを、アウローラの小さな耳朶が捉える。
「プリュイ女史らしい斬新さでしょう? 今の流行は、段々に色が変わるように染めて、そこに同じ色の刺繍を全面に施すことで、光があたった時に艶めかしく光るようにしているのだ、とラエトゥス公夫人はおっしゃっていました。でも、この数ヶ月で誰もがそれをまとうようになってしまった、とも。ですから今度は、染めではなく刺繍で、段々に色が変わっていくように見せてみたのです」
「まああ……」
ギラリ、と夫人の目が輝くのを見て、アウローラは内心でにんまりした。
色味は確かに、今のタブーであるかもしれない。けれど、この春からの流れである『最新流行』がこの数ヶ月で随分と広まって、すでに若干ありきたりであることも事実だった。そんなドレスの波の中で、アウローラのドレスが斬新かつ美しく、誰よりも目立つことは、入場時に令嬢たちの目線が証明している。
己が派閥のファッションの牽引役であることを自負するキルステン侯爵夫人が、気にしないわけがない。そして、彼女がこのドレスを認めるならば、それは今日の夜会、ひいては今年の社交界において、このドレスが受け入れられるということと、ほぼ同義といえた。
「この刺繍は、メゾン・バラデュールのスタッフと、ファブリカ商会の刺繍職人チームの作品だそうです。裾に行くほど密度濃く、糸と近い色の貝や石を散らしているのですけれど、初めて見た時にはあまりの素晴らしさに呼吸が止まったほどでした」
「そう……ね、少々前衛的に過ぎるようにも思いますけれど、その刺繍が美しいことは認めましょう」
(やった!)
その言葉に、周囲の令嬢たちがハッと息を飲んだので、アウローラは逆に、ふっと息を吐いた。
キルステン侯爵夫人の審美眼はまがい物ではない。斬新な色合いのドレスに、古王家派のファッションリーダーであるルナ・マーレが監修に付いていることが知られ、更に彼女のお墨付きも得られたのだ。このドレスの試みはあっという間に、次の流行になるだろう。
恐ろしい女性に目をつけられたと思ったが、彼女が最初に話しかけたことは、アウローラにとっては非常に幸運だった。少なくても今日の夜会の間、アウローラのドレスを揶揄する女性はもう現れないはずだ。
「確かに、似たドレスが増えてきたわねという印象はありました。春の流行りはひとシーズンの間保たないのも世の常ですからね」
「ラエトゥス公夫人も、白地に色刺繍のドレスを作るように、とプリュイ女史に依頼していましたわ。今度の夜会では、義姉と義妹、お揃いのようにできたら素敵ね、と」
「……そう、ラエトゥス公夫人が」
ルナ・マーレに先手を打たれた形になったことがよほど悔しいのだろう、ギリリ、と歯ぎしりの音が聞こえそうなほど、彼女の表情は扇の陰で激しく歪んでいたが、その目はギラギラとアウローラのドレスへ向けられていた。少しでも多くの情報を記憶し、次の夜会ではそれを上回るドレスを仕立ててやろう、と考えているのだろう。
「とはいっても、やはり黒はやり過ぎなのではなくて? この季節です、青や緑でも良かったはず」
「そうかもしれません。……黒にしたのは、冒険ですわ」
つん、とアウローラは指先で、胸元のバラを揺らす。縫い止められた貝がシャラリと鳴って、それと同時にバラの香りのようにふんわりと、心を落ち着かせるような魔力が広がった。黙って二人のやり取りを見つめていたフェリクスが目を細めるが、アウローラは気づかない。
「白から黒へ、なんて新しすぎるのじゃないかしらとドキドキしていたのですけれど、その、フェリクス様の隣に、普通の色のドレスで立てば、どうにも陰が薄くなってしまうのじゃないかと思いましたのよ」
ドレスへの糾弾を無事にかわしたことで少々気が緩んだのか、ぽろりと最後に本音が漏れた。夫人は目を瞬かせ、それから憐れむようなものへと変える。
喋らなくても会場の視線を釘付けにする男の隣に立って、遜色のない美女と言うのは社交界広しといえどもそうそういない。もっとも美しいと讃えられる夫人は彼の姉であるし、美姫と呼ばれる姫君たちも、フェリクスと並ぶのは躊躇するだろう。憧れている乙女たちの多くも、いざ隣に立てるとなれば、舞い上がってから尻込みするに違いないのだ。
アウローラの見目は決して悪くはない。だが、美しく装った状態であっても、絶世の美女とはお世辞にも言えないのだった。優しいクリーム色をした金の巻き毛はさして珍しいものではないし、ちょっとばかり吊り目がちな緑の瞳はありふれているばかりか、『魔女』には最も多い色だとさえ言われている。伯爵令嬢の肌が白いのは当然だが特別白いわけでもなく、ウェルバム王国の北部地域では、よくある色だ。顔立ちは可愛らしいが飛び抜けてはおらず、物語の姫君のようなほっそりとした腰をしているわけでもないし、可憐な声を持っていもない。
可もなく不可もなし、としか言いようのない、アウローラのような取り立てて特別なところのない見た目の娘が彼に並び立つならば、『普通』ではダメなのだと、夫人にも合点がいったようだった。
「自分の容色が平凡である自覚はありますから、」
「そんなことはない」
(うえっ?!)
苦笑交じりに言葉を続けようとしたアウローラの腰が、ぐっと深くさらわれる。『まっ!』とキルステン侯爵夫人が、若い娘のような喜色の混じった声を上げた。
腹を圧迫されて呼吸が詰まり、何事かと目を見開いたアウローラの身体は、くるんと向きを変えさせられる。すると真正面に銀色の美貌が映り込み、ぎょっとして息を止めた。
「フェリクス様?! あの、ちょっと苦し」
「貴女は凡庸などでは決してない」
「え」
突然どうしたのだ、とアウローラはきょとんと瞬いた。フェリクスに比べてアウローラがごくごく普通の娘でしかないことなど、万人の目に明らかだというのに。
(なになになんなの? ここに来て寝不足の影響? やっぱり素面じゃないってこと!?)
不思議そうな表情を隠そうともしないアウローラをひたと見つめ、切れ長の青紫の目が細まった。同時に、形の良い薄い唇が滑る。
「どんな令嬢よりも、私には貴女の方が愛らしく見える」
上手いこと切れ目がなくて変なとこで切ってしまいました……。




