もあーな 〜空と海が出会うところは全然遠くないかもね〜
掲載日:2026/07/25
海、というものは、いつの間にやら海であり
空、というものは、なんの気なしにあるわけで
それならば、海は街を流れているし
街を歩く私は、空の中にいるといってもよい
ところで
ホームでうっかり踏んづけた蝉
熱々のアスファルトに縮こまる蜂
なぜか私の部屋の前 ひっくり返った兜虫
彼らに対する私の嫌悪も
いつかは、廻り廻って自己嫌悪
それなら私が、家蜘蛛にだけ向ける寂しい愛を
街の万象に向けて見れば
それら偽善も、廻り廻って心の平穏
(ここで一呼吸)
以上のようなことで
雨の中、私が歩くとき
その様子を想像してみるに
傘を差した兜虫
空とも海ともつかない空間
透き通り、青い光の差すところを
泳いでいる、または流されている
と、描いてみせてもよいだろう




