表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

徒然なるエッセイ 一覧

人間は0と100の間に50があるって言いたい グレーゾーンな私達

 オラ、アミーゴ!

 三屋城衣智子です。


 今日も闘っています。

 何とって?


 無理解と闘っています。

 無理解がしょうがないと思えるように、「しょうがなくねぇ!」っていう自分の無理解な気持ちとも闘っています。


 意味わかりませんよね、うん、今も実は書くか少し迷っています。

 どう、「そうじゃないんだ、ただ苦悩しながら、前へ進みたいんだ!」という主張が、出来るのか、考えています。



 ※※※



 まずあった出来事を一、二個ほど指標として書き出してみます。



 A、旧知のなんでも言い合える、断ることも普通にしあう仲、Bとは仲良し。

 B、旧知の仲。Aとも旧知でよく当日いきなりだろうと迎えに来てとせがみ、甘えられる関係。

 

 私とAと家人とで買い物に行きました。

 帰り際、Aが


「アレが買えなかったわ、けどもうBを迎えにいく時間ね」


 と言いました。

 その日もAはBに迎えを頼まれていたようです。

 私はたまには、と思い


「ならこの後に通りがかる場所へ少し寄り道したら? 連絡入れて大丈夫ならだけど、たまにはそれくらいの我儘いいでしょ、私も買い物ちょっと興味ある」


 と言いました。


「Bに迷惑なんじゃない?」と家人。

「Bも大概好きにしてるから、たまにはいいじゃない」とは私。


 根回しとしてきちんとBに連絡を入れてみるよう私はAに促します。

 勿論、「すぐ来てよ!」と言われたら、私は買い物は挟まず帰る心積りです。

 Bに連絡を入れながら、私とAは大体の方向性を決めて帰路につきます。

 この時点で、家人は少しムッとしている様子。


 BからAへ連絡が来て、


「いいよ! 商業施設ぶらぶらして待ってる」


 との返事だったので、買い物を予定に追加することになりました。

 家人、買い物の場所で、静かに黙って怒っています。


 結果的に私は買い、Aは特段興味を惹かれるものがなく買わずに、帰宅。

 道中、家人、怒っています。

 ぶつくさも、言ってきました。


 ちなみに家人は一言挟んだ後は、私達と会話は、していません。

 ずっと黙っていました。


 さて、この件。

 どこで何をすればこんなすれ違いは起きていないでしょうか?



 長くなってすみません。

 今度は短めで。



 ある時、布団カバーを家人が剥がしてくれました。

 私は食器を洗いながら、手が空いていた家人に、


「えーっと、布団の、アレ、アレ、『がわ』! っと、違った、チャック閉まってるか確認お願いできる? えっと、」


 そのまま洗濯したら内側に汚れが溜まってしまうので、単なる確認のつもりでした。

 しかしこの時点で家人怒っています。


「正確に言えないなら言わないでくれる?!」

「伝わるだろって押し付け人として間違ってる!」


 いえ、単語が間違ってるのわかってるけど、出なかったし、「押し付けようとしてる」の考えにびっくりだし、そんなこと考えもせず言い直そうとしていたのです。


「君が考えを改めないと困るだろう!!」


 こちらの気持ちと状況を伝えても、話すたびこの言葉に戻っていきました。

 押し付けようと思ってなどいないという事が、伝わりません。


 さて、この件、私が完全に「悪質」なのでしょうか。



 ※※※

 


 ちなみにタイトルにもある通り、私は意思疎通に困って心療内科で検査をお願いしました(お医者様は喧嘩の末の検査のお願いを、呆れた後、「やったろうじゃん!」と何故かノリノリ)。

 家人は仕事場で色々あって検査済みで、お医者様に「ADHD方向で診断も出来るよ」と言われましたが診断を下してもらいませんでした。

 いわゆるグレーゾンというと、思います。


 因みにASDの方の検査の方も受けましたが、お互いに

 私「多分だけど、話し合えないのはあなたにアスペルガーの傾向があるんじゃ? と思ってる」

 家人「君がアスペルガーでしょ、共感力ないし」

 と、思っていたようだったからという割とくだらない理由、です。


 結局、ASDの検査については問診程度しかせず問題なし。(そもそも専門外だったよう)

 私の方のADHDの検査についても、私は問題なし、とのことでした。

 けれども伝わらない日々が続きます。

 私は障害は併存する事を知り、「社会的(語用論的)コミュニケーション症」の可能性に行き着きます。

 ユーモアや例え話の意味が通じず、曖昧な言葉などの理解が難しい事に思い当たる節があったからです。


 私がこだわっているように見えますでしょうか?

 けれど、理由がわからなければ、対処のしようがないんです……心の持って行き場も。

 私はコミュニケーションを取る前にキレている相手でも、きちんとやり取りができるようになりたかったのです。



 ※※※



 やり取り困難なのがなんらかの理由で限定的なのか、それとも全く機能として備わってなくて出来ないのか、知れるなら何にしても自分でも他人でも、常々知りたいと思っていました。

 私自身の感想としては、やはり自分のことを客観性を持って数値で知れたのは好機でした。


 苦手が分かれば、工夫ができます。

 機能として備わってなければ、人に感謝を忘れずお願いする事ができます。


 話としては、とてもシンプルです。


 やって出来た 100

 やろうとすらしない 0

 難しいが工夫ができるかも 50

 やってみたけどできなかった 50

 やりたかったけど機能として備わってなかったから、お願いして手伝ってもらう 50


 経験値の成果としてあえて数字をつけてみるならば、私の中ではこんな感じなんです。



 この「諦めたり、工夫ができたりするようになるでしょう?」という私の考えは、家人にはピンとこないようでした。

 やる100やらない0、相手100自分0、相手0自分100、といったどちらかという考え。

 けど、ピンと来ないものは「しょうがない」ので。

 なら、わかるのはどういったことだろう、と相手を分析するに努めています。



 ※※※



 この事象、誰かを「悪者」と言えば済むかといえば、実は済みません。

 生活して、生きていかなくてはいけないからです。


 せめて、お互いに良くわからないなりの一緒にやっていく気概、ほしくはありませんか?

 こちらのこと理解しなくていいですよ。

 ただ、「私がおかしいだろ完全に!!」って、押し付けられたまま、配慮、しなくてはいけないことに、私は声を大にして異議を唱えたい。


 『お互い様』がある、と知ってもらいたい。

 知れば、そこにリスペクトは醸造されます、そう信じます。

 互助がしたいのですから。




 「配慮してよ」

 「配慮してもらえませんか」


 同じ内容でも、込めた思いの分語尾が違う。

 私はそう感じる人です。


 どっちも同じ、配慮しての何が問題?

 家人はそう感じる人です。


 どちらも内包しながら、お互いにとっての丁度いいバランスが取れたらいいと、私は考えています。


 ただきっぱり伝えても、興味がないことはどれだけ必要でもスルー実装、そこをどう興味持ってもらえるかが目下悩みどころ。

 後、こちらが時に「邪悪なる悪の組織の裏ボス」のように思われちゃうのも、悩みです。

 いや私ただののんべんだらりな某熊キャラと一緒……、とどうやったらわかってもらえますかね?


 伝えるには、少し長すぎたでしょうか?

 こればかりは、筆力がつかなければ難しいだろうなと、次の課題にしたいと思います。


 ではまた、何かの物語でお会いできたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  本心を伝える事って難しいですよね。  素直になりすぎて言葉がストレートになりすぎると『キツイ』と感じますし、遠回りな表現過ぎても『伝わらない』事があるから。  それでも人同士が繋がるた…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ