そんなこともあったね
私の生い立ちについてです
私たちが子供のころは基本的に誰しも負けず嫌いであっただろう。例外に漏れず私も超が付くほどの負けず嫌いであった。人に勝つためには平気で嘘を吐くくらいには。勝負ごとに限らず、テストの点数でも意地を張り必死に勉強していた。所詮、小学生のテストだが学年一位、二位を争うぐらいには頭がよかったような気もする。
そんな私は中学に上がってゲームにはまり、高校ではサッカー部で毎日部活に打ち込んだ。その結果…
勉学を怠り普通に浪人した。今思い返すと、そりゃ落ちるわ。というようなレベルであった。
浪人真っ最中の10月、有名私大に通う友人二人が我が家を訪ねてきた。二人は焼肉を食べてきてカロリー消費のために散歩しつつ我が家に尋ねてきたそうな。うらやましい。
そこでの会話は(ここでは私をA、友人をB, Cと仮定しよう)
A「俺ここ目指そうと思うんだよね」
B「そこ去年受けて普通に落ちたわ」
C「俺文系だからわからんわ」
などというありがちな会話だ。時は飛ぶが、まぁ私は普通に第一志望に落ちたが、なんとか第二志望の補欠に引っかかって大学生になれた。
前置きが長くなってしまったが、これは私を中心にありがちで平和にどこか懐かしさを感じさせながら展開していく物語である。