エブリデイ・レッドマーダー
雨が降りしきる中、夜の街を歩く男がいる。彼の名はフェーブル、超人である。彼の能力は超人的身体能力という超人ならだれでも持っている能力のみである。比較的にこれだけしか持ってない者も少なくはない。
彼は己が所属する「メディチ・マフィア」という組織の構成員を数人殺した謎の男の調査任務に、相棒のバトリオと共に志願した。今バトリオは別の場所にいて、今こちらに向かってきている。フェーブルは、そのある男を見つけ、尾行しているところだ。
「(アイツ…ドコに行くつもりだ?)」
男はトヨタ・ストリートに出た。人混みがやや多い。「圧倒的安い」「メイドバーガー」「あなたのコンビニマフィアーマート」「風邪の予防にはヴァイオテックのを」などのネオンの看板が、行き交う人々を照らす。
男は赤黒い戦闘服の上から一瞬で黒いロングコートを羽織り、キャップを被る。見事な技だ。フェーブルも紺色の戦闘服姿だ。こんな格好でストリートを歩くのはさすがに目立ち、不審者だと思われるだろう。フェーブルは路地裏に入った。途端、浮浪者を見つけた。
「丁度イイ!」
「ウェエエエエ…」
フェーブルはこの男を殺し、着ていたコートを剥ぎ取る!だがこれもこの街では日常茶飯事なのだ。誰かがフェーブルのこの行為を目撃したとしても誰も通報なんかしないだろう。その時、フェーブルは異様な殺気を感じ取った!
「ハッ!?あっちから来やがったのか!?」
フェーブルは剥ぎ取ったコートをすぐさま捨て、構える。フェーブルの前に赤黒いオーラをまとった人影が降りてきた。尾行していた男だ。
「分かっていたぞ」
「アアアアアアア!コロスウウウウ!!」
フェーブルは男にに飛びかかる!だがそこにはいない!
「ドコダアアアアア!?」
フェーブルはパニックになっていた。その戦い方は非常にヒドイ!フェーブルは発狂し、男に鉄拳をくらわそうとするがすべて避けられる!
「アアアアア!?」
男がフェーブルの真後ろに!フェーブルは反応しようとした!だが常に彼の腹からその男の腕が突き出ていた。
「ア、ア…」
「終わりだ」
男が無慈悲に言う。フェーブルは動かなくなった。フェーブルは路地裏で放置され、爆発四散した。男は何処かへ消えていった。
・・・
「フェーブルがやられたか…」
ビルの上で何かの端末を見ている男がいる。
「この付近…か」
その男は近くにある、ターゲットがいると思われる場所に向かう。そこに着いた時、一人の男が立っていた。彼と同じような恐ろしい雰囲気を漂わせている。
暗闇に堕ちた街の路地裏で、二人の男、アカイロ・ヒトシとバトリオは向かい合う。それは他人が見たら即座に逃げるような雰囲気である。
「貴様…よくもフェーブルを殺してくれたな」
「お前らが悪いんだ」
この二人の男は勿論、ただの常人ではない。バトリオは超人的身体能力を得た超人である。黒い戦闘服に、顔には組織のエンブレムが描かれた鋼鉄製の白いフルフェイスマスクを着けていた。
そしてもう一方の男、アカイロ・ヒトシの背丈は180cmぐらい。レッドスティール製のフルフェイスマスクを着けていて、覗き穴から見える目は鋭い。殺し屋の様な雰囲気を漂わせており、服装は赤黒い戦闘服、腕には赤黒いブレーサー、足には赤黒いレガースが着けてある。
「まずはお互い名乗ろうか。私はバトリオ」
「レッドマーダーだ」
レッドマーダー。これはアカイロ・ヒトシの超人としての名である。
「ほう、貴様があのレッドマーダーと?」
「その通り。じゃあ、殺しの時間だ!」
「そうか!」
バトリオが勢いよく地面を蹴り、迫る!だがレッドマーダーは動かない!バトリオが数十cmの距離に迫った時、レッドマーダーはやっと動いた。バトリオの右ストレート!だがレッドマーダーはそれを軽く受け流し、カウンターパンチを食らわせる!バトリオは数m吹っ飛ぶ!
「グワーッ!」
だがバトリオもこれでやられるような者では無い。体勢を直ぐに立て直し、構えをとる。これに応じてレッドマーダーはサツバツ・ケンの構えをとった。
「貴様…やるな」
「お前が弱いだけだな」
ここで短気のサンシタ超人はこの言葉に引っ掛かり、カウンターを受けて死ぬのがオチなのだが、バトリオはその作戦には乗らない。両者は睨み合いながらじりじりと駆け引きを行う。バトリオが動いた!大きく跳躍し、レッドマーダーにストンピングを仕掛ける!
「イヤアアアアッ!」
このシャウトからしてこの攻撃でトドメを刺すつもりだ!速すぎるのでは!?レッドマーダーはこの攻撃に両腕をクロスし、赤黒く禍々しいオーラを纏わせ対抗!これがレッドマーダーの能力なのか!?
ストンピング!だがレッドマーダーは何のダメージも受けていない!バトリオはレッドマーダーを踏み台にし、大きく跳躍!だが隙が生まれた!
「終わりだ!」
レッドマーダーはいかなる原理か手の中で投げナイフを5本作りだし、素早く投擲した!
「グワアアアアッ!」
バトリオは体勢を崩し、地面に叩きつけられた。
「さあ、洗いざらい話してもらおうぞ」
「…き、貴様に言う事など…無い…」
「じゃあ死ね」
レッドマーダーはバトリオに投げナイフをを大量に浴びせた。バトリオは針山のようになっていた。なんたる無慈悲!レッドマーダーが路地裏から去ろうした時、通信機が静かに点滅し始めた。レッドマーダーは通信機を起動した。
「何の用だ?」
『えーっと、なんかね。事務所に可愛い学生さんが来たんだけどどうすればいいか?」
「そいつは超人なのか?」
『んー。まあそんな感じのオーラ漂わせてるね』
「分かった。今すぐ向かう。変な事しないようにな」
『わ、私はレズでもないしレズでもないんだぞ!』
「ああ、分かっている。じゃあな」
『あ、ああ!まままたあとで!」
レッドマーダーはポケットに入っている小型のケースを取り出し、その中に入っていた「ソーダダネ」という薬の様な白い固体の菓子を一粒取り出すと、それを口の中に放り、奥歯で噛み砕いた。
「今すぐと言ったが、寄り道していくか」
レッドマーダーは死んだバトリオの事を放って路地裏を後にし向かった先は、事務所に帰る途中にあるゴーストストリートのネオ墓地施設だ。墓地はスペースを取る、ということで施設の中で遺体を管理するようになったのだ。
レッドマーダーはネオ墓地施設の中に入り、目的の地下3階に向かった。
そしてヒトシが辿りついたのは黒い長方形の立方体の石にアカイロエリカ、アカイロタダシの文字が青く光っている、自分の今は亡き妻子の墓だった。
「なんも持って来てないけど、来たぞ」
レッドマーダー…ヒトシが語りかける。勿論、返事は無い。
しばらくヒトシはそこに居ようとしたが、事務所に急がなくてはならない。立ち上がり、「また来るからな」と言い、ヒトシはその場を後にした。
やあ皆!マスター・アンサーだ!さて、サイキック・シティーズがリニューアルされた訳だが…え?リニューアル?前もあったの?ってか?そう!サイキック・シティーズは前もあったんだ!だけど作者の頭の中が爆発しちまっておかしくなったんだ!だから設定も一変したんだぜ!じゃあ皆!感想とか評価をお願いするぜ!でもまだプロローグだからね!辛いね!でもこれからも頑張っていくらしいので皆よろしく!