↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Waht's up  作者: Essence
PR
1/1

プロローグ

--ドガッ--ドスッ!!


「こんのガキ!今度からは喧嘩する相手をよく見とけ!!」


いきり立った男達は捨て台詞を吐き出し街中へ消えて行った。

雪がシンシンと降る田舎街。口を切ったらしく血が口角から流れ出る。


「痛てぇ」


浅く雪が積もったアスファルトの上で仰向けになりながら服の袖で血を拭う。


(あのヤロー遠慮なしに殴りやがって)


誰でもよかった。このモヤモヤした気持ちを消せるなら誰でも。

だが、殴っても殴られてもこの気持ちはすっきりしなかった。

口の中が血の匂いで満たされていく。血を吐き出すと真っ白な雪が赤色に染められていく。


「大丈夫…ですか?」


不意に声をかけられる。視線を声の主に向けると女が立っていた。


「そんな所で寝てると風邪を引きますよ?」


長い栗色の髪にまだあどけない顔立ち。

歳は同じぐらいだろうか。


「あんたには関係ないだろ」

「でも…」


よろよろと立ち上がる俺に彼女は優しく手を差し伸べてくれたが、その優しさがヤケに疎ましく思えた。


「やめてくれ!!」

「---じゃあ、そうします」

「…」


去っていく彼女を後ろ背にして止むことのない雪の街を後にした。


「うぜぇんだよ…何もかも…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。