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エリートぼっち  作者: いちの月
はじまるよ
14/31

脅迫の時間

京平はすっかり忘れていた。

 振替休日の事を。帰ってから思い出しすぐさまネトゲにダイブしリア充に浸かった2日間を綺麗さっぱりなくすべく振替休日の2日間を消費する予定だ。

 久々のネトゲ堪能ライフは京平の疲れを底から癒やした。

 しかし林間学校は想像を絶するものだったな。ガチ百合告白されるわリア充の集団に塗れるわ。


ブーブーブー


 もう誰だか分かるので要件は聞かずにお引き取り願う。


チャランポランッ〜(電話


『あぁ、っだから、なんだってんだよっ!』

『うるさいわね、朝から』

『朝からかけるお前も悪い、でなんだ?エロゲトークなら切るぞ』

『今は違うし。そのほら今って5月中旬じゃない?カツオが旬の時期といえばさ』

『わかんねぇよ。捻り方が空中五回捻りでオリンピックぶっちぎれそうなくらいに捻ってるからわからん』

『でさ、何だと思う?』

無視(スルー)かよ。

『知らん』

『テストよ、テストから私を助けてダーリン』


プープー、切った。流れが読めるので切った。


チャランポランッ〜(電話


『関口。お前は授業中何やってる』

『何って、ほら、日頃の疲れを癒やす?とか?』

 とか?じゃねぇ。お前はずっと寝てるだろ。

『自業自得だ、教科書と二人三脚してテストでコケろ。てか他のやつに教授してもらえ』

『へぇ、そう。そう言っちゃう?』

オイ。ナンカキモチワルイ。コイツ。

『なんだよ』

『瑠美に【私とあいつね付き合ってるの!】ってメールするね』

『いつ勉強教えればいい』

『明日、あんたの家行くわ』

『どこで住所仕入れた』

『別について行ったりとかじゃなくてね、聞いたのよ、そうね!』

 そうね!じゃない。そして墓穴掘るな、加えて犯罪だよ?君がやってるの。

 これ俺がやったら余裕で捕まるからね? 

『じゃ明日1日お邪魔するわ』

『おう、施錠して待ってる』

『瑠美ー!』

『あぁ!楽しみだなっ、明日』


 なんだこれ。二人はカイ○ーガとカミナリですか?俺にこうかばつぐん過ぎる。


プープー、


 林間学校の日。なぜか関口に大野塚の百合疑惑がバレていた。

 お化け役をやった奴の噂を聞くには

『渚ぁああ〜。絶対にあいつには渡さないからねぇ〜』

 と言う声を聞いたらしい。

※京平が寝たと勘違いした同室の鶴見と鶴見フレンズが部屋で話していただけです。


 案の定これだ。


 明日は塩撒いておこう。


ここまで画面をスクロールして下さって、ありがとうございます。


 京平くんにはそろそろ邪魔の入らないネトゲライフを堪能させたいとは思っています。


では!また!

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