早々。エリートじゃなくなる時間
3話くらいから話が加速します。
時刻は午前中8時。
エリートぼっちは早くも授業開始の鐘を砂漠(教室)でさがすオアシスに思えてきた。
リア充達の朝の晩餐会がスタートしかけている。
「昨日のテレビみたっ?○○マジヤバくねっ?」
「ウケたわ〜。あ〜れ、さいこっ」
ぼっちの敵として、テンプレ化しつつある、こっちから見ると知能値数低すぎて第三者に不快感を与えるスペシャリスト。
だが、俺にとっては侮れない天敵である。
例えるなら、俺はカエルであっちは蛇に近い。随分簡易説明に聞こえるかもしれないが、どう見てもそうだ。
俺みたいなカースト底辺をコキ使いたがって腹を空かしている。コキ使われるのは靴を舐める訳じゃあるまいし構わないが、京平のエリートぼっち判断基準に抵触する。
まあとにかく、関わったり奴らの空気に触れてしまってはアウトだ。
それだけはしたくない。
「ねぇ、君。ちょっと付き合いなさいよ」
周りを小刻みにキョロキョロするが周囲3メートルほど京平と声の主以外誰もいない。
「あなたよ、えっと、名前なんだっけ?笑」
京平は音だけを聴き内容をすべてフィルタリングし史上最強ウィルスバスターで一掃する。
声のする方に顔を向けると、そこには先ほどの知能値数やばい奴らと同じような風貌をした女子。
茶髪に日本人たるべき黒髪をあられもなく染め上げ肩のラインほどにまで伸びた髪の毛先はわざとくせを付けたのだろう。
人為感がめちゃくちゃ漂う中あまつさえ化粧すらしている。
3コンボリア充とかまじ爆ぜろ。
エリートぼっちはまさかのスリーアウトチェンジだ。
あれーおかしいなー?今朝からの俺のミスディレク○ョンは効かなかったのかな?
作者は残酷な描写があるコメディーを展開しよう、
そんなことはしません。きっと。
これからは、京平くんのエリートな感じを出していきたいです。
ここまで画面をスクロールしていただき、ありがとうございます。
では、次回話で!