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頭の中に百本の漫才があるんだが、書かないと世界が壊れるらしい  作者: 山本禮太郎
第1章 このままで、換え難い日常

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3/5

第3話 別人のネタ帳

※本作は会話中心・漫才形式で進行します。

※合わないと感じたら、そっとブラウザバックしてください。

――翌朝。

「ピューマ、パンダ君来たから、朝ごはんにしよ」


玄関から、ばあちゃんの声。

続けて、ズシズシとパンダの足音がした。


パンダの本名は、山本(やまもと)禮太郎(れいたろう)

身長百九十センチの巨漢だ。


……いや、正確に言うと、デカいデブだ。


背中を丸めてスクーターに乗る姿が「かわいい」と、

ばあちゃんが、そう呼び始めた。


俺と同じ大学、同じ経済学部で、十九歳。

同じコンビニで、夜勤のバイトをしている。


バイト明けには、アパートに帰らず、

ここで朝飯を食って、そのまま、いったん寝る。

それが、いつもの流れだ。


「おっ、ピューマ、おはよう」

パンダは、ばあちゃんと飯を食っていた。


「今日は、配送トラックが六時間も遅れてさ」

「それでね、今日子さん」

昨日の夜勤の話を、パンダが続ける。

クロが「にゃあ」と、適当に相槌。


「じゃあね、パンダ君。あたし仕事行くわ」

ばあちゃんが、出掛ける。


「俺も寝るわ」とパンダは居間で横になった。


俺は、

頭に残っている頭痛の種、

湧き出すアレを書き出すため、

自分の部屋に戻った。


________________________________________


――深夜のコンビニの話(3/100)――


ボケ:深夜のコンビニあるある

ツッコミ:あるある、いいね


ボケ:パジャマで豆腐を買いに来るおばちゃん

ツッコミ:昼間、買い忘れたのかな


ボケ:非番なのに遊びに来るアルバイト

ツッコミ:さみしがり屋さん


ボケ:「トイレ借ります」やたら声の大きいお水のお姉さん

ツッコミ:太客とのアフターで、テンション高め


ボケ:シラフになったら絶対後悔するサラリーマン

ツッコミ:何、やらかした


ボケ:泣いてるホスト

ツッコミ:ナンバーワンからパシリに転落


ボケ:すれ違う、豆腐おばちゃんとホスト

ツッコミ:ドラマが生まれる予感


ボケ:氷点下なのに、駐車場に水を撒くオーナー

ツッコミ:バイトに無断欠勤されました


ボケ:看板点灯でモールス信号のワシ

ツッコミ:警察くるやつ


ボケ:店内の電気を消灯するワシ

ツッコミ:客がびっくりするやつ


ボケ:バックヤードでグッナイなワシ

ツッコミ:仕事しろ!ていうか後半お前の話ばっかり


ボケ:BGMは中島みゆきの「世情」

ツッコミ:いい加減にしろ!


________________________________________


書き終えて、スッキリしたところで、読み返す。


今朝のパンダの話は

深夜のコンビニでの話だが


書き出した漫才のネタは、

まったく別の誰かの話みたいだった。


「……別人の話、だな」


クロが、いつもの調子で応えた。

「そういう方が、面白いじゃない」


……クロの返事は、いつも適当と思った、その時。

「そういうわけでもない」

頭の中で、知らない声が響いた……


しばらくしてパンダが起きた。

「じゃあ明日、大学で」

スクーターで帰る。


見送ってから、空を見上げた。


今日は晴れているけど、

明日の天気予報は、雨

だった気がする。




※本作に登場する漫才ネタのみを加筆・修正し、note+にまとめています。

 『ピューマのネタ帳』

 (※URLはコピペでどうぞ)

 https://note.com/mute_wasp6016


 ご興味のある方は、のぞいていただけると嬉しいです。

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