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雑文エッセイ「『正しい』童話の書き方」

うん、実に煽りまくりなタイトルだね。もう、このタイトルを見ただけで何言ってるんだっ!って感情が湧きあがってきたでしょ?

そう、今の世の中『正しい』という言葉は『胡散臭い』と同義語なのだ。しかもそれが『書き方指南』で使われているんだからここの読者は反発心からこのエッセイを読まずにはいられまい。


くくくっ、なろうチアーズプログラムに参加していたら1万円は固いPVを得られただろうね。

とはいえ、今回は別に煽る為にタイトルをこうした訳ではなく、マジで小説にも『TPO』はあるんだよという事を言いたくて書きました。


因みに『TPO』って、『トップ プライス オコメ』の略です。

嘘です、『Time Place Occasion』という単語の頭文字だそうです。そして各単語の意味は『時間 場所 場面』だそうです。


むーっ、タイムは判ったけど、場所と場面っていう単語が『プレイス』と『オケージョン』って言うのは知らなかったなぁ。

場所って『フィールド』とかではないんだ。でも『ロケーション』という言葉は聞いた事があるから『オケーション』はその親戚みたいなものなのかね?


で、このみっつの単語が意味するところは、その場にふさわしい服装、言葉遣い、態度を使いなさいというものらしいです。

つまり、童話を書くなら内容もそれに沿ったものにしろよと言う事だ。


で、ならば童話ってなんなんだよ、というと幼子向けの冒険譚である。または女の子限定ならばシンデレラストーリーだ。

これってまんまハイファンと異世界恋愛系の雛形と重なるよね。なのでたまに勘違いする子がいるんだけど、童話は想定している読者層が違うのよ。


なので『男女間のざまぁ』や『ウハウハなハーレム要素』は必要ありません。チートはあっても構わないけど、それを得た理由は真っ当なものでなくてはならない。

まぁ、簡単に言うと『ディスニーアニメ』をパクれってことだね。


因みに年齢層を幼子よりも少し上に想定したものは『児童小説』と呼ばれています。

これは範囲が広くて『ロビンソン・クルーソー』なんかも含まれます。もっとも原本はあくまで大人向けの冒険小説だったらしいのだけど、それを『子供向け』に書き直したものは『児童小説』に分類されます。


そう、小説って結構読者層別に修正されるのよ。なので日本の昔話なんかも原本では結構酷い結末だったりしたものが子供用に修正されて普及していたりします。

はい、西洋の『赤ずきん』とかも原書の内容は今の感覚からすると結構グロいらしいんだよね。


で、次に童話は読書対象が幼子なので、彼ら彼女らに何を伝えたいのかを考えなければならない。

まぁ、単に『幸せに暮らしました』というお話でもいいけど、折角書くのならば何かを伝えたいじゃない。


例えば、長靴を履いた猫は幸運を運んでくるから『ソックスねこ』を見つけたら大事にしなさいとか、下手に罠にかかった熊を可哀想と思って助けたりすると、後で嫁にしろと家に上がりこんでくるとか、親指くらいちっちゃく生まれると色々災難が降りかかってくるけど、優しい心で困っている生き物を助けると、大抵それらの生き物は王子様と関係があるからアポイントがとれるぜっ!とか色々あるのよ。


つまり、まずは主人公をちょっと不遇な境遇にしておいて、それでもその境遇に屈しない主人公に最後はご褒美が舞い込むという筋書きが童話の定番です。

まぁ、その過程でちょっとご都合主義が入っても突飛過ぎなければ許容されるはずだ。なんせ最終的な目的は主人公が『幸せ』になる事だからね。


なので反発心が芽生えてくる思春期の子たちには童話の創作って難しいのよ。なんせどうしても主人公を自分と重ね合わせてしまいがちだからさ。

なので『ざまぁ』しまくりな物語を書いてしまいがちなのよ。つまり、いつの間にか幼子向けではなく、自分を満足させる為のお話になりがちなのね。


うん、なんか『がちがち』ばかり続いたな。因みに『カチカチ山』の原書では、タヌキに対する報復内容はかなりグロいらしいです。

まっ、あくまで昔はそれくらいは普通だったって事なんでしょう。


と、ここまで書いてきてあれなんだけど、ここには童話を読ませたい対象読者はまずいません。なので、PVとptを狙いたいのならば『大人向け』の童話にしなければならない。

でもそれって結局ハイファンと異世界恋愛ジャンルと競合してしまうんだよね。そしてそれくらいやらないと、ここでは読まれないのよ。そこら辺が悩ましいところである。


だけど、出版不況と言われて久しいけど、童話の売り上げは商業系ではそれ程落ち込んでいないらしいです。

なので『本格的な』童話を目指すならばまずは今売れている商業童話作品を読んで傾向を知っておくべきでしょう。


因みにわざわざお金を出して本を買うのはちょっち・・、という方は、商業出版のコンテストに応募している作品ならばネット上でも読めるモノもあるので参考にしてみては如何でしようか。

例えば、『魔女の宅急便』の作者である角野栄子さんが審査委員長を務められている『第2回角野栄子もっとあたらしい童話大賞』は最近結果が発表されています。


そして奨励賞に選ばれた作品の内の1作品は『TALES』というサイトで読めるらしいです。

因みに殆ど平仮名で書かれていましたが、それでも使われていた漢字は小学1年生でならう漢字が殆どで、一部が2年生で習う漢字でした。


まっ、『夢』という漢字は5年生で習うらしいのでイレギュラーでしたけど、それでも書くのは難しいかも知れないけど7、8歳でも読めるんじゃないかな。

しかし、商業童話ってここまで気を使うものなのかね?因みに、惜しくも選に漏れた作品も幾つかはこのサイトで読めるようです。


後は『第2回角野栄子もっとあたらしい童話大賞』のネットページには角野栄子さんの創作10か条というものも載っていますので参考にしては如何でしょうか。

まぁ、言っている事はどれも確かにっ!と思えるものばかりですけど、いざ実践出来るかというと大変かも知れませんけどね・・。


因みにこのコンテストは2026年も開催されるらしいので募集期間が2025年と同じ時期ならば4月頃に告知されるはず。

なので2025年の募集要項を参考に今から書き始めては如何でしょうか?大賞作品には賞金も出るらしいですよっ!


-お後がよろしいようで。-

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