プロローグ
「——姫様は最強ですよ。だから、大丈夫です」
側近が言った言葉に私は首を傾げる。
「いいえ、私など全く力の及ばぬ限りです」
「姫様が強くないと言うのならば、一体誰が強いのですか」
目を輝かせて言った側近には、先程の曇りはなかった。
「……そうです、姫様は最強。姫様に勝るものはありませんから!」
「ふふっ、ありがとう。……けれど、一ついいかしら。私よりも強い人はたくさんいる。私など、剣士の端くれだわ。それに、私には役目がある。……私一人の行動で国が揺らぐことになるんだもの」
「——そのように言わないでください。護衛も不必要の貴方様を侮辱するものなどおりません。もしいたとしても私がその命を絶つでしょう」
どうやら側近には、絶対の信頼が私にあるらしかった。
「……ありがとう。貴方は最高の側近だわ。……私も、頑張らなくちゃね」
扉を開けるとそこはもう別の世界。
私は一つの仮面を被って、今日を生きる。
——この世界が『平等』になることを願って。
この考えは、侮辱されるに相応しい。
こんにちは、星乃いーふです。
まず、謝らなくてはいけないことが一つ。
ただいま連載中の3つの作品がありながら、この作品を書くことになりました(;︵;)
ただでさえ更新遅いのにすみません。
どうか、温かい目で見守ってくださいませ。
作者、頑張ります!