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 第三話 ぴちょりとナナル

 前回の話の続きから。おたまじゃくしの話です。カイトの軟弱さが出ています。読んでね。

 「で、この不始末。どうするんですか?」


 「え、ああ、ごめんなさい!!」


 「ブー~。良いじゃん。誰にも迷惑かけて無いから!!」


 「あんな大きなおたまじゃくし!!約500匹も川に流して!!平気なわけないでしょ!!」


 「ああ、俺はもう子供いるのか…………。」


 「カイトぅ。そんなに落ち込まなくて良いよ。ぴちょりも頑張るから!!」


 ここは小学校の体育館裏。ぴちょり姫とカイトと幼馴染みのナナルが話し合ってます。


 「ぴちょりちゃんは黙ってて。カイト!!何かあったら責任はとって貰うからね。」


 「はい。」


 うなだれるカイト。脇でいちゃつくぴちょり姫。ナナルは美少女巫女退魔士のパトロールがあるとやらで帰って行きます。一番しっかりしてます。コスの趣味は誰のものかは知りませんが。


 カイトのおうちに帰ったのです。もう夕方、妹ちゃんがいます。カイトは疲れ顔。ぴちょり姫はニッコニコ。既成事実が出来たからでしょうか?浮かれてます。


 「はぁ、俺は何やってんだろ。」


 「しっかりパパやってまちゅよね!!」


 カイトの部屋。カイトは学習机にうなだれ。ぴちょり姫はカーペットで一匹だけ残した体長五十センチのおたまじゃくしをエサあげてあやしているようです。カイトはそのおたまじゃくしどうにかしろよと心の中で呟きますが声に出すと凄い修羅場になりそうなので辞めます。ああ、これからどうすれば良いのか?川に流したおたまじゃくし。元気なんだろうか?元気だったとしても何か迷惑かけて無いか。生態系。壊してるよね?あんなに大きな。おたまじゃくし、何だものね。ああ、良い答え出てこない。ナナルには怒られるし。ホント、ついてない。そうやってカイトは思いながら。一つの答えを導きだします。


 「カイトぅ。どうしたの?」


 「寝る。寝て忘れる。何かあったらその時対処する。それしか今の自分には出来ない。お休み…………。」


 「そうかあ。お休み。カイトぅ。」


 「キスは良いからな。今日は。」


 「はあ~~い!!」


 夏休みの夜早々に寝てしまうカイト。部屋を暗くし部屋を出るぴちょり姫。その後、夏の夜。カイトの家の近くの川にぴちょり姫の姿があったのです。


 「はあ~~い!!518匹目と519匹目!!ふぅ。今年は沢山生んだなあ。」


 ぴちょり姫は大きなおたまじゃくしをバケツに入れて川に流しています。もう夏の風物詩でしょうか?大きなおたまじゃくしが川を上っていきます。たくましく生きてね!!ぴちょり姫は一人で川を見つめます。ホントはカイトと流したかったな。男女の思いのすれ違い。それも夏の風物詩です。


                  つづく。かも。  

 なんとか全話で一万文字達成したいです。皆様のお力!!お貸しください。それではまたよろしくお願いします!!

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