はっきり分かるのは
死んでしまうことが怖いから
恐れを取り除くページをめくる
無から始まり無に終わる
誰だって最後は同じ場所
眠るように穏やかだと
今を生きてる人が言う
どうせ結果が同じなら
その過程に意味を問う
誰かのために生きたとしても
その誰かも死んでしまうんだから
未来のために生きたとしても
最期には無駄な苦労が余るから
世のため国のために生きたとしても
その結果は確認できないから
自他楽に自分のために生きたとしても
死ねない癖に死にたくなるから
無に帰すだけ全て散るだけ
どうせ後何十億年かで太陽に飲まれる
働くとこは生きることと言っていた
生きるために働くものじゃないのか
生きるために生きるとか意味不明
人生は死ぬまでの暇つぶし
それなら一生遊んでいるよ
どんな人生論も死生観も納得出来ない
死が怖いからただ生きるだけ
意味もなく生きるだけ
それだけだと物足りないのに
意味を見い出すことが出来ない
どっち付かずで人生を消費していく
何となく消費していく
このまま死ぬのが無になるのが恐ろしい
はっきり分かるのは恐怖だけ