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僕は『超能力者』
自分にも、何か特別なモノがあればいいのに。と思ったことはないだろうか?
しかし、――それが『特殊能力』だったらどうだろう?
『特殊能力』と言っても、スプーン曲げから始まり、瞬間移動、未来予知に至るまで様々あるだろう。
ここで言うのは、要は超能力者だ。
超能力者と言われれば、大半の人が信じないし、馬鹿にする。
しかし。
考えても見れば、馬鹿にされたのはつい最近でのことではないだろうか?
――遡れば奇怪な力を使う「魔法使い」がいてそれを畏怖しヨーロッパでは『魔女狩り』があったり、もっと遡れば呪術なんてものを扱う「陰陽師」という輩もいたそうだ。
だから。
魔法使いや陰陽師の祖先や生き残こりがいたとしても、信じて欲しい。
いや、信じる事から始まる真実もあるのだから。
そう、――僕は『超能力者』だ。