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23 8月8日 デイリー・テレグラフ紙 切り抜き
八月八日 デイリー・テレグラフ紙 切り抜き
犯行は社会主義者の仕業か?
ブリンクストン郡のガードナー伯爵夫妻殺害事件であるが、当局から最重要容疑者としてウェイン・ベケット氏の名前が公表された。
ウェイン氏は同じくブリンクストン郡に居を構えるベケット男爵の子息ではあるが有ろうことか社会主義者の口車に乗せられ革命運動と称した幾つかの騒乱に関りが有るとして当局が以前より行方を追っていた人物である。
ウェイン氏は以前より当局が家族の元へと姿を見せるのではないか、としてベケット男爵家の監視を続けていた所、事件の起きた八月三日に同氏の姿を目撃した、という情報が寄せられていたという。
また、当事件が起きる前、七月三十一日にはガードナー伯爵邸にて夜に外部から何者かが侵入するという事件が起こっていたが、この事件についてもウェイン氏が係わっていた可能性が高いとみている。




