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第六章 新発見と技術の応用

こんばんは。

今回のは新たに帝国軍との戦いに勝利した日本が遺跡を探索して、新たなエネルギーや技術を発見する感じです。

遺跡の調査は、自衛隊と科学者チームによって昼夜を問わず進められた。

調査の結果、この遺跡は「マナエネルギー」と呼ばれる未知のエネルギーを蓄積・運用する施設であることが判明した。

さらに、内部から発見された金属片や機械の残骸は、驚くべき特性を持っていた。


「信じられない。この金属、地球のどの合金よりも軽く、しかも強靭だ」

調査を主導していた工学博士の片山が、興奮を隠せない様子でレポートを提出する。

その金属は「オリカルクム」と呼ばれ、マナエネルギーを効率よく通す特性を持っていることも判明した。


「これが防衛装備やエネルギー技術に応用できれば、我々の戦力は飛躍的に向上するはずだ」

防衛省の技術開発部門は、この発見にすぐさま着手した。

そしてわずか数週間で、オリカルクムを使った軽量防弾装備や、マナエネルギーを動力とした試作兵器が開発された。


同時に、遺跡で発見されたマナエネルギーの利用方法も進化を遂げていた。

地球の発電技術と組み合わせることで、従来の燃料を必要としない発電システムが試験的に稼働を始めた。

この技術は特に日本国内でのエネルギー危機を一気に改善する可能性を秘めていた。


「異世界の技術と地球の科学が融合すれば、これまでの常識を覆す新しい時代が来るかもしれない」

経済産業省の技術者たちはそう語ったが、同時にこれらの技術が戦争のために使われる危険性を強く認識していた。


一方で、この世界の各国もこの遺跡の存在に気づき始めていた。

ドランザ帝国が撤退した後、その敗北の情報はすぐさま周辺諸国に伝わり、遺跡を巡る新たな争いが始まろうとしていた。


特に目立ったのは、ドランザ帝国の宿敵である「アークザル王国」と「ガラン神聖連邦」の動きだった。


アークザル王国は、これらの遺跡に点在する古代の技術を復活させることに熱心な国家であり、遺跡の奪取を目論んで独自に軍を動かしていた。

一方、ガラン神聖連邦は、この古代遺跡を含む遺跡などの歴史的な価値がある建造物を神聖視する教義を持ち、地球側がそれを「冒涜している」と非難する声明を発表していた。


「奴らの争いに巻き込まれるのは時間の問題だな」

日本政府の高官は苦い顔をしながらそう呟いた。


そんな中、エルファリア王国から日本政府に再び要請が届いた。

エルファリア王国は周辺の軍事国家からの圧力が増しており、独自に防衛力を強化する必要があった。

しかし、彼らにはそれを実現する技術も資源もなく、日本に協力を求めてきたのだ。


「エルファリアを見捨てれば、我々の唯一の友好国を失うことになる。だが、過剰に肩入れすれば、他の異世界国家を敵に回すリスクもある」


日本政府内で意見が割れる中、防衛大臣は断固たる態度でこう言い放った。

「我々はエルファリアを守る。同盟を結んだ以上、彼らを見殺しにはしない。それが、この異世界で我々が信頼を築く第一歩となるだろう」


エルファリアへの支援計画はただちに進行し、オリカルクム製の軽量防具や、マナエネルギーを利用した試作兵器が提供された。

これにより、エルファリア王国の兵士たちは、異世界の他国と比べて格段に強力な防衛力を持つこととなった。


その一方で、ドランザ帝国は敗北から立ち直りつつあった。

彼らは、ガラン神聖連邦とアークザル王国に接触し、地球側――特に日本を中心とする連合を排除するための同盟を画策していた。


「連中が力を増す前に潰す。それが我々に残された唯一の道だ」

ドランザ帝国軍の指導者はそう語り、次の侵略計画を練り始めた。




さらに日本は、防衛システムの整備だけでなく、エルファリア国内のインフラを一層強化し、軍事的にも経済的にも支援を拡大していった。

そしてこの動きに、異世界の各国は警戒感を一層強めた。





どうでしたでしょうか。

よろしければいいねとブックマークをよろしくお願いします。それではまた次回会いましょう。

Good bye.

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