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お嫁さん


 今日はお家にゆんちゃんが遊びに来ています。


「はぁ~♪みんちゃんのお料理は美味しいわ~♪」


 ゆんちゃん、みんちゃんが作ったご飯を食べれて幸せそうです。


「ゆんちゃん!沢山食べてってね!」


 みんちゃん、そう言って次の料理を持ってきました。


 出てきた料理は、キノコと鶏肉の炒め物です。


「わ~♪これも美味しいわ~♪」


 ゆんちゃん、みんちゃんの料理に舌鼓しています。


「みんちゃんの料理は本当に美味しいですからね。沢山食べていってください」


 たっくんも、料理を食べながら笑顔でそう言います。


「良いわね~。みんちゃんみたいな人がお嫁さんでたっくんは幸せ者ね♪」


 ゆんちゃん、嬉しそうにそう言葉を綴ります。


「はい。本当に幸せですよ」


 たっくん、満面の笑みでそう答えます。


 幸せそうで何よりですね♪


「こんな美味しい料理を毎回食べれるなんて良いわね~♪」


 ゆんちゃん、みんちゃんの手料理が美味しすぎて箸が止まりません。



 ――――ピタッ……。



 急にゆんちゃんの箸が止まって、真剣な顔になります。


「みんちゃん……」


 ゆんちゃん、真顔になってみんちゃんに顔を向けます。


「私のお嫁さんにならない?♪」


 え?!ゆんちゃん、みんちゃんにプロポーズ?!


「うん♪いいよ~♪」


 え?!みんちゃん、そう答えるの?!


「え?え?あの……みんちゃんは僕の……」


 たっくん、冷や汗を流して戸惑いながらそう言葉を発します。


「みんちゃん、今度は私にこの具沢山のお味噌汁を作ってもらっていいかしら?♪」

「うん♪いいよ~♪」

「じゃあ、早速明日にでも家に住んでくれる?」

「は~い♪」


 え?え?え?みんちゃん、たっくんはどうするの??


「だ……駄目です……」


 たっくんが急に小さくて低い声を出します。


「みんちゃんは……みんちゃんは……僕のです!!!」


 たっくん、渾身の想いを込めて声を発します。


「あら~♪だって、みんちゃんってこんなに可愛いしお料理も得意なんだもの♪お嫁さんとしては最高よね♪」


 ゆんちゃん、顔を綻ばせながら大胆発言です。


「じゃあ、明日からゆんちゃんの所に行くね♪」


 みんちゃんもなんだかノリノリです。


 たっくん、どうする?!


「うっ……うっ……うぅぅぅぅぅ……」


 たっくん、あまりにショックすぎて泣き出しちゃった!!


「え?!たっくん?!大丈夫?!」


 みんちゃん、たっくんが泣きだしてしまったので慌ててたっくんを抱き締めます。


「ごめんね!ごめんね!本当にはいかないからね!ずっと、一緒にいるからね~!!」


 みんちゃん、たっくんを抱き締めながら必死で弁解します。


「……ホントに?」


 たっくん、涙目でそう訴えます。


「ホント!ホントだよ!!」


 みんちゃん、必死です。


「あらあら♪たっくんは本当にみんちゃんが大好きなのね~♪合格♪」


「へ?」


 ゆんちゃんの言葉に、たっくんが何のことだか分からなくて変な声が出ちゃいます。


「ごめんなさいね♪みんちゃんの事どれくらい好きか試しちゃった♪」


 ゆんちゃん、両手を合わせて「ごめんね」のポーズで申し訳なさそうに声を出します。


「じゃ……じゃあ……」


 たっくん、恐る恐る声を出します。


「みんちゃんのこと、よろしくね♪」


 ゆんちゃん、笑顔でそう言います。


「みんちゃんは凄くいい子なのになかなかいい人に巡り合わなかったからね。でも、たっくんなら安心だわ。大事にしてあげてね♪」


「ゆんちゃん……」


 みんちゃん、ゆんちゃんの言葉に目を潤ませます。


「さて♪私はそろそろお暇するわね♪みんちゃん、ご馳走様でした♪」


 ゆんちゃんはそう言って帰っていきました。


「たっくん、ごめんね。いじり過ぎちゃったね」


 みんちゃん、たっくんを抱き締めながらそう声を出します。


「たっくん。私はたっくんのこと大好きなのです!だから、ずっと、ず~っと、よろしくね!!」


「みんちゃん……」


 みんちゃんの言葉にたっくん、目がウルウルしちゃいます。


「大好きだよ♪」



 ――――チュッ♪



 あらあら♪みんちゃん、たっくんのほっぺにキスしちゃいました♪



 その後はいつも通りのラブラブな時間を過ごしたのでありましたとさ♪




 ちゃんちゃん♪





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― 新着の感想 ―
途中まで、みんちゃん、大丈夫かな…と思いましたが、そういうことだったのですね。 たっくんのみんちゃんへの愛が再確認できて、良かったですね。楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
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