頑張るもん!!
みんちゃんはあるものが苦手です。
とてもものすご~く苦手です。
そのものがちっちゃくてもパニックを起こしそうなくらい苦手です。
ある日の事です。
みんちゃんはいつものように換気のために窓を開けながら、お家の掃除をしていました。
「……よし!お掃除完了です!」
みんちゃん、お掃除が終わり、お家がピカピカになって満足気ですね♪
その時です。
お部屋にあるものが侵入してきましたが、みんちゃんはその事に気付かないままお家のドアや窓を閉めました。
***
「……ただいま~」
たっくん、お仕事が終わって帰ってきました。
「おかえり!たっくん!夕飯できてるから食べようね♪」
こうして、いつものように夕飯の時間を二人で楽しみながら過ごしていました。
夕飯が終わり、みんちゃんはいつものようにお風呂に入りました。
「はぁ~……。湯船は最高なのです~……」
みんちゃん、たっぷりのお湯に体を浸して幸せそうです。
そして、お風呂から出て来て脱衣所で服を身に付けようとした時です。
――――ガサッ……。
「……え?」
何やら怪しげな音がして、みんちゃんが音のした方に顔を向けます。
するとそこにいたのは……。
「い……い……嫌ぁァァァァァァ!!!」
なんととても大きなムカデさんがそこに這いつくばっていたのでありました。
「イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!イヤァァァァァァ!!!」
大変!みんちゃん、でっかいムカデさんに大パニックです!!!
みんちゃん!落ち着いてー!!(作者必死!!)
「どうしたの?!みんちゃん!!」
そこへ、叫び声を聞いたたっくんが脱衣所にやってきました。
「虫~~~!!!虫~~~!!!ヤァァァァ~!!なんで~!!!」
みんちゃん、大大パニックを起こして叫び狂っちゃっています!!(大変です!)
そして、でっかなムカデさんはそのまま廊下の方に出て行きました。
「や……やっつけるまでここから出ちゃだめだよ!!」
たっくん、そう言って脱衣所のドアを閉めて、ムカデさんを退治しに行きました。
――――チックタック……チックタック……。
「……みんちゃ~ん!虫はもうやっつけたから大丈夫だよ~」
ムカデさんとの格闘を終えて、たっくんがみんちゃんのいる脱衣所にやってきました。
「ほ……ホント……?」
あらあら。みんちゃん、よっぽど怖かったのですね。涙目になっちゃっています。
「はいはい。怖かったね~。もう大丈夫だよ~」
たっくんがそう言って、みんちゃんの頭を優しく撫でてあげます。
「とりあえず、下着だけだと風邪引いちゃうから、服も着ようね~」
そして、みんちゃんは寝間着を着て、たっくんに手を引かれながら脱衣所を出てリビングの方に行きました。
「……たっくんは強いね」
みんちゃん、未だに恐怖感が取れないのかソファでたっくんに膝枕をしてもらいながら頭を撫でてもらっています。
「大好きなみんちゃんを守るためだからね」
「ありがとう……。やっつけてくれて……」
「いいよ~。ほら、もうみんちゃんの嫌いな虫はやっつけたから笑って笑って♪」
「……うん!」
たっくんの言葉にみんちゃん笑顔を見せます。
ちょっと元気になってよかったです♪(作者安心)
その後は週末という事もあり、恒例の宅飲みを二人で楽しみました。
ですが、たっくんの心境は……。
(わ~ん!!あんなでっかなムカデ、すごく怖かったよ~!!僕も叫びそうになったよ~!!でも、みんちゃんには男らしいところも見せたかったし……。もう二度と出てくるな~!!!)
と、たっくんも内心はでっかいムカデさんに脅えながら退治したのでありました。
ここだけの話ですが、実はたっくんも虫は大の苦手なんです。でも、みんちゃんはその事を知りませんので、たっくんの男らしさを守るためにもみんちゃんには内緒にしていてくださいね♪
ちゃんちゃん♪
ここまでお読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m
一旦ここでこちらの作品はストップさせて頂きます。
元々、コメディ有りのミステリーがメインでして、今は中学生パトロールの続編を執筆しております。今のところ、序章と第一章が書き終わり、第二章を執筆しております。もし、中学生パトロールの話をまだ読んでいない方は是非読んでみてくださいm(_ _)m
後、こちらの作品が面白いと感じましたら、評価☆の方もよろしくお願い致しますm(_ _)m
これからも、華ノ月をよろしくお願い致しますm(_ _)m




